JPH0456282B2 - - Google Patents

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JPH0456282B2
JPH0456282B2 JP4081283A JP4081283A JPH0456282B2 JP H0456282 B2 JPH0456282 B2 JP H0456282B2 JP 4081283 A JP4081283 A JP 4081283A JP 4081283 A JP4081283 A JP 4081283A JP H0456282 B2 JPH0456282 B2 JP H0456282B2
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JP
Japan
Prior art keywords
diffraction grating
resin layer
patterned
mold
grating body
Prior art date
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Application number
JP4081283A
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English (en)
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JPS59166823A (ja
Inventor
Tetsuji Yamazaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP4081283A priority Critical patent/JPS59166823A/ja
Publication of JPS59166823A publication Critical patent/JPS59166823A/ja
Publication of JPH0456282B2 publication Critical patent/JPH0456282B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/18Diffraction gratings
    • G02B5/1842Gratings for image generation

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパターン状回折格子部を有する回折格
子体の複製方法に関する。
回折格子体は光を照射することにより、透過光
若しくは反射光が回折現象を起こすことを利用し
て光学部品として広く使用されているが、白色光
を照射した際に虹色の色彩が生じることを利用し
て、近年装飾品としても利用価値が高まりつつあ
る。回折格子体を製造するには種々の方法があ
り、表面に微細な凹凸形状を設けて形成される回
折格子体の場合、例えば金属板や合成樹脂板、ガ
ラス板等の表面に0.5〜5μ程度の間隔に微細な凹
凸条をダイアモンドカツター等により切削する機
械的方法、フオトレジスト等の感光材料層表面に
レーザー光線等により干渉縞を露光し、現像して
微細な凹凸形状を設ける光学的方法等が挙げられ
る。
しかしながら従来の方法はいずれも回折格子体
を量産するには堪だ非能率的であり、かつ製造装
置のランニングコストの面でも有利とは言えず、
回折格子体の製造コストが高くつくという欠点を
有していた。これからの欠点を解決するために
は、上記方法によつて製造した回折格子体を複製
用型として用いて量産を行なう方法が考えられる
が、回折格子体の装飾的価値をより向上させるた
めに、パターン状回折格子部を有する回折格子体
(表面の一部に所望のパターンに形成した回折格
子部を設けた回折格子体)を製造する場合、各々
のパターンごとの複製用型を上記機械的方法、光
学的方法によつてその都度製造しなければなら
ず、製造能率、製造コスト等を向上する上で十分
な解決方法と言えるものではない。
上記の点に鑑み本発明者は、従来技術の欠点を
解決すべく鋭意研究した結果、パターン状回折格
子部を有する回折格子体を容易かつ低コストで複
製する方法を見い出し、本発明を完成するに至つ
た。
即ち、本発明パターン状回折格子部を有する回
折格子体の複製方法は、表面に微細な凹凸部を設
けて形成される回折格子体の上記凹凸部を設けた
表面に所望のパターンに樹脂層を設け、該樹脂層
によつて樹脂層形成部の凹凸部を被覆して樹脂層
非形成部にパターン状回折格子部を形成した後、
上記パターン状回折格子部を形成してなる回折格
子体を複製用型として用い、該複製用型のパター
ン状回折格子部の微細な凹凸部に対応する凹凸を
他の材料の表面に付与して、表面に回折格子部を
パターン状に形成した複製品を得ることを特徴と
するものである。
また、本発明複製用型は、表面にパターン状回
格子部を有する回折格子体の複製に用いられる複
製用型であつて、表面に回折格子の微細な凹凸が
全面に設けられた回折格子体と、該回折格子体の
表面を部分的に被覆する樹脂層とからなり、表面
に回折格子部がパターン状に形成されている構成
を有する。
以下本発明の一実施例を図面に基き説明する。
第1図は、表面一面に微細の凹凸部1を設けて形
成される回折格子体2(第2図)を製造する方法
の一例を示し、第1図において3はガラス基板4
等の表面にフオトレジスト層5を設けてなる感光
性基材、6はレーザー光源、7は、ビームスプリ
ツター(ビーム分配用ハーフミラー)、8は反射
ミラー、9a,9bはビームエキスパンダー(レ
ンズ)である。レーザー光源6からのレーザー光
10の一部は、ビームスプリツター7で反射さ
れ、ビームエキスパンダー9aを経てフオトレジ
スト層5面に照射される。ビームスプリツター7
を透過したレーザー光10aは、反射ミラー8に
よつて反射され、ビームエキスパンダー9bを経
てフオトレジスト層5面に照射される。上記ビー
ムスプリツター7で反射されたレーザー光10b
とビームスプリツター7を透過したレーザー光1
0aとはフオトレジスト層5面において位相差を
生じ、干渉縞がフオトレジスト層5面に露光さ
れ、感光性基材3(フオトレジスト層5)を現像
すると、第2図に示す表面一面に微細な凹凸部1
を形成してなる回折格子体2が得られる。
本発明において、表面に微細な凹凸部を形成し
てなる回折格子体を得る方法は、上記した感光性
基材3のフオトレジスト層5面に干渉縞を露光さ
せる光学的方法に限られず、合成樹脂板、金属
板、ガラス板等の表面にダイヤモンドカツター等
により、微細な凹凸部を切削加工して設ける機械
的方法等、従来公知の如何なる方法によつてもよ
い。
上記のようにして得られた回折格子体2の凹凸
部1の形成された表面には第3図、第4図に示す
ように所望のパターンに樹脂層11を設ける。こ
の際、上記光学的方法等によつて凹凸部1を形成
した回折格子体2を直接用いても良いが、量産性
向上、製造コスト低滅のためには、上記回折格子
体2を複製用型として用い電鋳、熱可塑性樹脂へ
の熱プレス成型、熱、光、化学反応、あるいは溶
媒の乾燥等により硬化する樹脂液を溶いた型取り
等の方法により、上記回折格子体2の複製品また
は該複製品を更に複製して得た複製品を大量生産
し、該複製品に所望のパターンの樹脂層11を設
けることが好ましい。樹脂層11は、使用する回
折格子体の材料との接着製、強度等を考え適当な
樹脂を用い、一般の印刷方法や手書き、転写等に
よつて所望のパターンに設けるこのができる。該
樹脂層11によつて樹脂層形成部の凹凸部1aが
被覆され、樹脂層非形成部1b(第3図、第4図
においてDNPの文字の部分)にパターン状回折
格子部12を形成してなる回折格子体13(本発
明の複製用型)が得られる。
次いで上記パターン状回折格子部12を形成し
てなる回折格子体13を複製用型14として用い
複製を行なう。複製を行なう方法は例えば、第5
図に示すように前記複製用型14の樹脂層11が
設けられた表面に紫外線硬化型樹脂層15を塗布
して設け更にこの上にペースフイルム16を密着
させた後、紫外線照射を行なつて紫外線硬化型樹
脂層15を硬化せしめ、しかる後、複製用型14
よりペースフイルム16と紫外線硬化型樹脂層1
5とを剥離することにより複製用型14の回折格
子部の凹凸部に対応した凹凸が紫外線硬化型樹脂
層15の表面に形成され、第6図に示す如きパタ
ーン状回折格子体部12′を有する回折格子体複
製品17が得られる。また特に図示しないが、上
記複製用型14に必要に応じて金属メツキを施し
た後、この金属メツキ層を剥離して得た金属原板
を複製用型とし熱可塑性樹脂への熱プレス成型す
る等の方法によつても上記回折格子体複製品17
を得ることができる。
本発明においては、前記樹脂層11を設けてパ
ターン状回折格子部12を形成した回折格子体1
3を、複製用型14として用いるのみならず該複
製用型14から複製された回折格子体複製品17
を第2複製用型として用いて複製を行なつてもよ
い。また、複製用型14の樹脂層11を剥離し、
再び他のパターンの樹脂層を設けて用いることに
より再使用が可能である。このようにして使用す
ることにより、生産性をより向上でき、更に製造
コストの低滅化が図れる。
以上説明したような本発明な複性方法はパター
ン状回折格子部を有する回折格子体を製造するに
当り、異なるパターンごとに光学的方法、機械的
方法等により、パターン状回折格子部を形成する
等の煩雑な作業を必要とせず、表面に微細な凹凸
部を設けて形成される回折格子体の凹凸部を設け
た表面に、印刷等の簡単な作業によつて所望のパ
ターンに樹脂層を設けるだけでパターン状回折格
子部を形成することができ該パターン状回折格子
部を形成してなる回折格子体を複性用型として複
性を行うものであるから、意匠的効果に優れたパ
ターン状回折格子部を有する回折格子体を大量に
効率良くしかも安価に複製することができる効果
を有する。しかして本発明は宣伝広告、装飾、芸
術等へ応用可能な媒体として利用価値の高いパタ
ーン状回折格子部を有する回折格子体な複製方法
としても最適なものである。
本発明複製用型は、表面の全面に回折格子の微
細な凹凸が設けられた回折格子体と該回折格子体
の表面に部分的に形成された樹脂層とから構成し
たことにより、回折格子部のパターンの異なる
種々の複製用型を製造する際、全面に回折格子が
設けられた回折格子体は共通に使用することが可
能であり、複製用型を安価に提供することができ
る。また、一度使用した複製用型であつても、表
面の樹脂層を剥離して、別のパターンに樹脂層を
形成することで、異なる複製用型として再利用す
ることができる。
次に具体的実施例を挙げて本発明を更に詳細に
説明する。
具体的実施例 厚さ2mmのガラス基板に厚さ2μmのフオトレ
ジスト層(ジプレイ社製AZ−1350J)を設けた感
光製基材に第1図に示す光学的方法により干渉縞
を露光し、現像して第2図に示すフオトレジスト
層表面に微細な凹凸部を形成してなる回折格子体
を得た。次いで上記回折格子体の、凹凸部が形成
された表面に銀を500〓の厚さに蒸着し、更にそ
の上にニツケルを0.5mmの厚さに電気メツキし、
このメツキ層を剥離して得た金属原板を回折格子
体の複製用型とした。次にこの複製用型を用いて
アクリル樹脂板の表面に熱プレス成型を行ない、
表面に微細な凹凸部を形成してなる回折格子体の
複製品を得た。上記アクリル樹脂よりなる回折確
固体複製品の凹凸部を形成してなる表面にスクリ
ーン印刷によりエポキシ系接着剤(コニシ(株)
製ボンドEセツト)からなる樹脂層を設け硬化
後、樹脂層非形成部にパターン状回折格子部を形
成してなる回折格子体複製用型(第3図、第4
図)を得た。次いで上記パターン状回折格子部を
形成してなる回折格子体複製用型の樹脂層を設け
た表面に紫外線硬化型樹脂(旭化成(株)制)を10μ
mの厚さに塗布し、更にこの上に厚さ100μmの
ポリエステル製のベースフイルムを密着させ(第
5図)、紫外線を照射して紫外線硬化型樹脂を硬
化させた後、上記複製用型より剥離し、第6図に
示す、パターン状回折格子部を有する回折格子体
を複製した。
上記操作を繰り返して行なうことによりパター
ン状回折格子部を有する回折格子体を容易に大量
複製することができた。また前記ニツケルメツキ
を施した回折格子体より大量に複製されるアクリ
ル樹脂よりなる回折格子体複製品に、スクリーン
印刷の版を変えて異なるパターンの樹脂層を設け
た複製用型を用いることにより、容易に種々のパ
ターン状回折格子部を有する回折格子体の複製を
行なうことができた。得られたパターン状回折格
子部を有する回折格子体複製品は美麗で意匠的効
果に優れ、例えばラベルやシール等として利用価
値の高いものであつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので第1図
は、光学的方法によつて感光性基材表面に微細な
凹凸部を形成する方法を示す略図、第2図は第1
図の方法により干渉縞を露光後現像を行なつて得
た回折格子体の縦断面図、第3図は第2図の回折
格子体の凹凸部を形成した表面に樹脂層を設けて
パターン状回折格子部を形成してなる複製用型の
平面図、第4図は第3図の−線縦断面図、第
5図は、第3図、第4図の複製用型を用いて複製
品を得る一工程を示す縦断面図、第6図は複製さ
れたパターン状回折格子部を有する回折格子体の
縦断面図である。 1……凹凸部、1a……樹脂層形成部の凹凸
部、1b……樹脂層非形成部の凹凸部、2……凹
凸部を形成してなる回折格子体、11……樹脂
層、12……パターン状回折格子部、13……パ
ターン状回折格子部を形成してなる回折格子体、
14……複製用型。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 表面に微細な凹凸部を設けて形成される回折
    格子対の上記凹凸部を設けた表面に所望のパター
    ンに樹脂層を設け、該樹脂層によつて樹脂層形成
    部の凹凸部を被覆して樹脂層非形成部にパターン
    状回折格子部を形成した後、上記パターン状回折
    格子部を形成してなる回折格子体を複製用型とし
    て用い、該複製用型のパターン状回折格子部の微
    細な凹凸部に対応する凹凸を他の材料の表面に付
    与して、表面に回折格子部をパターン状に形成し
    た複製品を得ることを特徴とするパターン状回折
    格子部を有する回折格子体の製造方法。 2 表面にパターン状回折格子部を有する回折格
    子体の複製に用いられる複製用型であつて、表面
    に回折格子の微細な凹凸が全面に設けられた回折
    格子体と、該回折格子体の表面を部分的に被覆す
    る樹脂層とからなり、表面に回折格子部がパター
    ン状に形成されていることを特徴とする複製用
    型。
JP4081283A 1983-03-14 1983-03-14 パターン状回折格子部を有する回折格子体の複製方法及び複製用型 Granted JPS59166823A (ja)

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