JPH0456256A - 回路装置及びその製造方法 - Google Patents

回路装置及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0456256A
JPH0456256A JP16566990A JP16566990A JPH0456256A JP H0456256 A JPH0456256 A JP H0456256A JP 16566990 A JP16566990 A JP 16566990A JP 16566990 A JP16566990 A JP 16566990A JP H0456256 A JPH0456256 A JP H0456256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
metal
bonding
weight
metal member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16566990A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Sunahara
一夫 砂原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP16566990A priority Critical patent/JPH0456256A/ja
Publication of JPH0456256A publication Critical patent/JPH0456256A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、回路装置及びその製造方法に関するものであ
る。
[従来の技術〕 従来、回路装置に半導体集積回路素子を組み込むための
気密容器として、セラミックス基板とキャビティ一部を
形成するための開口部を有するセラミックス基板もしく
は金属板との間に金属製リード端子、たとえば銅−ジル
コニア合金であるOMG合金(商標)、銅−タングステ
ン複合体である5MCl (商標)を挟持して、低融点
ガラスにより接合してなるセラミックスパッケージやセ
ラミックス基板とセラミックスの上蓋とを低融点ガラス
にて接合し、気密封止してなるセラミックスパッケージ
が知られている。
これら、低融点ガラスによる接合は、金属製リード端子
などの金属部材の酸化を防止するため、窒素ガス、窒素
−水素混合ガス、アルゴンガスなどの非酸化性雰囲気中
400〜1000℃の温度に加熱して行なわれる。
しかしながら、このような非酸化性雰囲気中で上記接合
が行なわれるため低融点ガラス層中に含まれる有機性バ
インダの脱バインダーが完全に行なわれず、脱バインダ
ーによって生じるガスが溶融したガラス層内に気泡とし
て点在する様になる。
このような気泡はときには相互につながり、接合部の内
部と外部とを連通ずる空隙(気泡)を形成することにな
り、気密性を低下させるという欠点がある。
この様な、ガラス層内の空隙を発生させないように、あ
らかじめ上記接合部を離して加熱することにより、ガラ
ス内に含まれるガスの脱泡を図り、その後気密封止を行
なうことにより、気密性の低下を防止するという報告(
特公昭52−41184号公報)もある。
しかしながら、ガラスは、接合時に高温になっており、
更に非酸化性雰囲気にさらされるため、還元される場合
もあり、絶縁性が低下したり、機械的強度が低下すると
いう欠点がある。
さらには、ガラス中の脱パイを完全に行ない、ガラスの
還元による劣化を防止するため、酸化雰囲気中、たとえ
ば、空気中でガラス接合を行なった場合、金属製端子表
面は、酸化されて使用不可能となってしまう。特に熱伝
導率や電気伝導度が高いという利点を有するOMG合金
やSMCH複合体などは、表面にCuを主成分とする複
合酸化物からなる酸化腐食層を生成し、後処理、たとえ
ば、酸−アルカリ洗浄によっても回復不可能になってし
まうという欠点を有する。
[発明の解決しようとする課題] 本発明の目的は、従来技術が有していた前述の欠点を解
消しようとするものであり、従来知られていなかったC
uを含有した酸化性を有する金属の表面に高温酸化性雰
囲気中において酸化腐食を防止する組成物を形成した耐
酸化金属部材とセラミックス基板が接合された構造を有
することを特徴とする回路装置及びその製造方法を新規
に提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前述の課題を解決すべくなされたものであり
、銅(Cu)を含有した酸化性を有する金属の表面に 銀          30〜99重量%金     
     0.5〜70重量%パラジウム     0
〜60重量% 白金         1〜35重量%からなる組成物
を形成した耐酸化金属部材とセラミックス基板が接合さ
れている構造を有することを特徴とする回路装置を提供
するものである。
以下図面に従って本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の実施例にかかる回路装置の基本的構成
を示す断面図であり、第2図は第1図に示す本発明の回
路装置の組立工程を示す断面図である。
第1図、第2図において、1はリードフレーム、2は絶
縁基板、3は接合用の基体、3゛は基体3の開口部、4
,4°は金属層、5は接合用のガラスペースト、6はガ
ラスペースト5を焼成してなるガラス層、7はICのベ
アーチップ、8はワイヤーボンディング用のワイヤー9
はセラミックス又はCu含有金属製等の上蓋。
lOは接合用の半田である。
リードフレーム1はCuを含有した酸化性を有する金属
(Cu含有金属)の表面に耐酸化性を付与する組成物を
形成した耐酸化性金属部材よりなる。このCu含有金属
とは、−船釣に、熱伝導率、電気伝導度が高く酸化性を
有するOMC合金、SMCH1銅(Cu)−Ni合金等
をさすが、銅を含有し、800℃以上の融点を有する金
属ならばこれに限定されない。これら合金は、熱伝導率
、電気伝導度が高いため半導体パッケージのり−ドビン
やシールリング、放熱板等の金属部材として用いられて
いる。
このCu含有金属に耐酸化性を付与する組成物として次
の組成物が適当である。%は、特に記載しない限り重量
%を意味する。
銀(Ag)      30〜99% 金(Au)     0.5〜70% パラジウム(Pd)     O〜60%白金(Pt)
        1〜35%該組成物のAgは耐酸化性
に強(関係する。
Agは、耐酸化性を付与する必須の成分であり、99%
と非常に含有率が高くても耐酸化性を付与できる。Ag
が30%未満の場合400℃以上の温度領域においてC
u含有金属(以下母材ということもある)から母材中の
Cuが本発明にかかる合金表面に拡散し、Cuの酸化層
が生成するため適当でない。
望ましい範囲は、30〜95%であり、さらに望ましく
は、40〜90%である。特に望ましくは、50〜80
%である。
Au 、Pd 、Ptは、Agの母材との接合に安定性
を付与する成分であり、Ag膜の母材との接着力を強化
すると共に、Agの高温時における蒸発を防止する役割
をはたす。
Auは、必須成分であり70%を越えると母材中のCu
が表面に拡散しやすくなり、耐酸化性が低下するので適
当でない。Auが0.5%より少ないとCu含有金属と
の接着が悪くなる。
望ましい範囲は、5〜70%である。さらに望ましくは
、10〜60%であり、特に望ましい範囲は、20〜5
0%である。
Pdは、必須成分ではないが、AgのCu含有金属との
接着性を向上させる効果を有すると共にAgの高温時の
蒸発を防止する効果がある。60%を越えると、母材中
のCuが表面に拡散しやすくなり、耐酸化性が低下する
ので適当でない。
望ましい範囲は、0.5〜40%である。さらに望まし
くは、1〜20%であり、特に望ましくは、2〜lO%
である。
ptは、必須成分であり、AgのCu含有金属との接着
性を向上させる効果を有すると共にAgの高温時の蒸発
を防止する効果がある。35%を越えるとPtAg5な
どの金属間化合物を生成し、母材との接着力が低下する
ので適当でない。
望ましい範囲は、1%〜20%である。さらに望ましく
は、1〜10%であり、特に望ましい範囲は、2〜6%
である。
さらには、本発明にかかる組成物は、母材表面上に本発
明にかかる組成物の範囲にはいり、異なる組成の組成物
を順次形成していくように、複数層、積層して形成する
ことも出来る。
さらに、これら、本発明にかかる組成物の母材表面への
形成方法は、特には限定されないが、メツキや、デツプ
などの一般的なコーティング方法によって形成すること
が出来る。
さらには、これら本発明にかかる組成物の形成厚みは特
に限定されないが、通常、0.5〜5μ程度形成すれば
母材の耐熱温度である約1000℃まで酸化性雰囲気下
において、耐酸化特性を保持することが出来る。
本発明の耐酸化金属部材の表面に、外観上の美観や、作
業性を考慮して、Au等のメツキを行なっても、本発明
にかかる作用、効果がそこなわれるものではない。
絶縁基板2はペアーチップ7の熱放散を助けるため、熱
伝導性に優れた窒素化アルミニウム(AIN )等のセ
ラミックスが通常使用される。
基体3は上蓋9を本発明の回収装置に装着するだめのも
のであり、材質は、アルミナ、 AIN等のセラミック
ス、OMG合金、 SMCH等の金属が使用され、セラ
ミックスの中では熱伝導性のよいAINが望ましい。尚
、基体3の材質に上記の金属を使用する場合は、上記本
発明にかかる上記組成物を該基体の表面に形成すること
が好ましい。
金属層4は金(Au)、銀(Ag)、Ni又は少な(と
もこの内1つを含んだ合金が使用できるが、ベアーチッ
プとセラミックス基板2の両者と接合性に優れたAuが
望ましく、また接合性に優れた物質ならこれに限定され
ない。接合用のガラスペースト5は低融点等の各種接合
用ガラスが通常使用される。また接合用ガラスの替りに
ガラスを含有したガラスセラミックスで接合性に優れて
いるものも使用できる。
基体3の材質にセラミックスを使用し、かつ上蓋9に金
属製を使用する場合は、金属層4゛を基体3上に形成後
、更にその上に半田10を使用して上蓋9を接合するこ
とが好ましい。金属層4′はセラミックスとの接合性に
優れたAu。
Ag、 Ni又は少なくともこの内1つを含んだ合金が
通常使用され、半田10はPb−3n半田、Au−3i
半田等が通常使用されるが、気密性に優れたAu−3n
半田が望ましい。尚基体3にコバール。
41アロイ等の金属を使用する場合は金属層4“は不要
である。
次に第3図は第1図とは別タイプの本発明の実施例にか
かる回収装置の基本的構成を示す断面図であり、第4図
は第3図に示す本発明の回収装置の組立工程を示す断面
図である。第3゜第4図において、21はリードフレー
ム、22は絶縁基板、23はAu等の金属層、24は接
合用のガラス層、25はICのベアーチップ、26はワ
イヤーボンディング用ワイヤー、27はセラミックス又
はCu含有金属製等の上蓋である。
面、本発明の回路装置は、第1図、第3図に示す構造に
限定されない。
[作用] 本発明における耐酸化金属部材とセラミックス基板が接
合された構造を有する回路装置は、酸化性雰囲気中で加
熱しても金属部分が酸化されることが無いため、該耐酸
化金属部材とセラミックス基板をガラス層を介して空気
中等の酸化性雰囲気中で加熱接合することが可能となる
。そのため、ガラス層内の有機物バインダーの脱パイが
容易になり、ガラス層中に気泡が発生することが無(、
気密性が低下することが無いという作用があると共に、
酸化性雰囲気での加熱接合であるためガラスは還元され
ることは無い。すなわちガラスの還元に伴なう絶縁抵抗
の低下や機械的強度の低下が発生しないという作用が生
ずるものと考えられる。
[実施例] (実施例1) 厚さ0.1 mm 、外形27.5X 27.5 mm
の0M6合金製リードフレーム(32ビン、 25 m
ilピッチ)と、基体として使用する厚さ0.5 、+
++m、外形9X9 mmのOMC合金製シールリング
(開口部8×8mm)の表面に電解メツキにより Ag
 58%、 Au42%からなる組成物を1.5μmの
厚みで形成した。
なお、電解メツキ条件は、メツキ液としてAu 、Ag
のシアン化物溶液の混合物を用い、電流密度0.3A/
dm”で、Ti/Pt合金を陽極としてOMG合金を陰
極として用いて行なった。
これとは別に、市販AIN基板 (9X9X1cm) 
 (旭硝子■製AGN=、2 、熱伝導率200 W/
mK 、熱膨張係数45X 10−’℃−1)にAuペ
ーストを印刷により形成し、900℃1時間空気中で焼
成し、金属層をAIN基板上に形成した。
次に、市販低融点ガラスフリッ斗(A1.0.−5iO
x−BzOs系)80%に印刷性を付与するためにエチ
ルセルロース樹脂、α−テレピネオール溶媒からなる有
機ビヒクル20%を添加し、アルミナ磁製乳鉢中で1時
間混合した後、三本ロールにて分散し、接合用のガラス
ペーストを作製した。
次に第2図に示す如(、上記金属層を形成したAIN基
板上に、スクリーン印刷法を用いて、該接合用のガラス
ペーストを形成した。上記基体の下面にもスクリーン印
刷法により、該接合用のガラスペーストを形成した。こ
の接合用のガラスペースト層を形成したAIN基板と基
体の間に上記リードフレームをはさみ込み、空気中85
0℃2時間加熱するととにより基体とAIN基板との間
に上記リードフレームを挟持してガラス接合を行なった
。これにAuワイヤーによるワイヤーボンディングを容
易にするためリードフレーム表面にAuメツキ層を1μ
m形成し、回路装置用パッケージを作製した。
次に第1図に示す如く、金属層の上にベアーチップを4
30℃でグイボンドし、Auワイヤーでワイヤーボンデ
ィングを行なった。そして、コバール製上蓋をAu−5
n半田を用いて320℃10分間加熱することによりシ
ールし、半導体の回路装置100個を得た。
この回路装置のリード端子間の絶縁抵抗値。
リード端子の接合強度を評価すると共に、気密性を評価
するために、Heリークテストを行なった。その結果、
上記回路装置100個のすべてが絶縁抵抗値3X 10
”Ω、リード端子の接合強度10kg/ mm”以上、
 Heリーク速度IX 10−” 5tdcc/sec
以下と優れた電気的・機械的特性を示すと共に、優れた
気密性を示し、性能的に満足するものであった。
(実施例2) 第1図に示した如く、厚さ0.1 mm 、外形52X
52a+mのOMG合金製リードフレーム(180ビン
、 20 ailピッチ)の表面に実施例1と同様にA
g 58%、 Au 42%からなる組成物を1.5μ
mの厚みで形成した。
これとは別に、市販AIN基板(旭硝子■製AGN−2
.熱伝導率200 */ mK 、熱膨張係数45X 
10”’℃−1)の基板(寸法: 34X 34X 1
 mm)と開口部(14X 14 mm )を有する基
体(寸法:34X 34X l 01111)を準備し
、該AIN基板上に実施例1と同様にAuの金属層を形
成した。同様の方法で第2図に示す如(基体上にもAu
の金属層を形成した。
次に実施例1で用いたと同じ接合用のガラスペーストを
AIN基体とAIN基板上に実施例1と同様に形成した
この接合用のガラスペーストを形成したAIN基板とA
IN基体との間にリードフレームを挟持して、空気中8
50℃2時間加熱することによりガラス接合を行なった
これにAuワイヤーボンディングを容易にするため、リ
ードフレーム表面にAuメツキ層を1μm形成し、回路
装置用のパッケージを作製した。
次に第1図に示す如く、Auの金属層の上にベアーチッ
プ17を430℃でグイボンドし、Auワイヤーでワイ
ヤーボンディングを行なった。そしてコバール製上蓋を
Au −Sn半田を用いて320℃10分間加熱するこ
とによりシールし、半導体の回路装置を100個得た。
この半導体の回路装置100個について、リード端子間
の絶縁抵抗値、リード端子の接合強度を評価すると共に
気密性を評価するために、Heリークテストを行なった
その結果、この回路装置100個すべてが絶縁抵抗値3
X10′4Ω、リード端子の接合強度10kg/rnm
”以上、 Heリーク速度LX 10−”std cc
/sec以下と優れた電気的・機械的特性を示すと共に
、優れた気密性を示し、性能的に満足するものであった
(実施例3) 第4図に示した如く、厚さ0.1mm外形35×35 
amのOMG合金製リードフレーム(48ビン。
25 milピッチ)と5MCl (銅−タングステン
複合体)製の基板22の表面に実施例1と同様にAg6
2%、 Au 3g%からなる組成物を1.5μmの厚
みで形成した。
次に、実施例1で用いたと同じ接合用のガラスペースト
を該AIN基板上に形成し、上記リードフレームを上に
のせ、850℃2時間空気中で加熱することにより、該
リードフレームと5MCl基板を接合した。これにAu
のワイヤーボンディング及びグイボンディングを容易に
するため、該リードフレーム表面及びSMCH基板表面
にAuメツキ層を1μm形成し、回路装置用のパッケー
ジを作製した。
次に第3図に示す如(、Auの金属層上にベアーチップ
を430℃でグイボンドし、Auのワイヤーでワイヤー
ボンディングを行なった。そして、AIN製の上蓋を接
合用のガラスとしてシール用ガラス(岩城硝子■製T−
191BF(商品名))を用いて415℃lO分間加熱
することによりシールし、半導体の回路装置を 100
個得た。
この半導体の回路装置100個のリード端子間の絶縁抵
抗値、リード端子の接合強度を評価すると共に気密性を
評価するためHeリークテストを行なった。
その結果、100個すべてが絶縁抵抗値3×10”Ω、
リード端子の接合強度10 kg/ mm”Heリーク
速度LX 10−” 5tclcc / see以下と
優れた電気的・機械的特性を示すと共に優れた気密性を
示し、性能的に満足するものであった。
(実施例4) 実施例1,2.”3と同じ構造の回路装置をリードフレ
ームの表面に形成する組成物を、表−1に示す組成とし
、他の条件は全く変えずにそれぞれ100x28個、計
3X 2g00個作製した。
これらの回路装置すべてを、それぞれ実施例1〜3と全
く同様の試験をしたところ、実施例1〜3と全(同様の
結果になり、性能的に満足するものであった。
更に、実施例1と同じ構造のもの2800個についてリ
ードフレームの耐酸化特性を評価するため、空気中90
0℃で100時間(hr)、 1000hr 。
10、000hr加熱し、表面の導通性1組成物の層の
接着性1表面の酸化物スケール発生有無について調査を
行ない結果を[表−1]に同時にまとめた。
[特性評価法] 1)、酸化物スケールの発生の有無 10倍の光学顕微鏡による目視検査 2)、導通特性 Y、H,P製デジタルマルチメーターにより導通の有無
を評価した。
3)、接着性 90°方向曲げ試験3回実施後、10倍の光学顕微鏡に
より、クラック、剥離の有無について評価した。(Mi
l、STD、883CMethod 2004 )(比
較例1) 実施例1〜3と全く同じ構造であって、リードフレーム
の表面に本発明にかかる組成物を形成しないものを使用
して、接合用のガラスペーストを焼成することによって
AIN基板にリードフレームを接合した。焼成は850
℃2時間、窒素中で行なった。その他の条件は実施例1
〜3と全く同様として半導体の回路装置をそれぞれ10
0個、計300個作製した。
この3種の半導体の回路装置計300個についてリード
端子間の絶縁抵抗値、リード端子の接合強度を評襦する
と共に気密性を評価するためにHeリークテストを行な
った。
その結果、絶縁抵抗値IX 10’Ω程度、リード端子
の接合強度2.8 kg/ mm”程度と空気中加熱品
に比較して非常に低(不満足なものであった。
さらに気密性を示すHeリーク速度は2×10−5td
−cc/ sec程度と低(、気密性が不充分であるこ
とが明らかとなった。
この半導体の回路装置の断面を観察したところ、接合ガ
ラス部に、多数の気泡が存在すると共に、一部の気泡は
連通した気泡を形成していた。そのため、気密性やリー
ド端子の接合強度が低下したものと考えられる。
さらには、ガラスが一部還元されたため、絶縁抵抗値1
機械的強度が低下したものと考えられる。
[表−1] [表−1]の続き [表−1]の続き [表−1]の続き [表−1〕の続き [発明の効果コ 本発明の回路装置はOMC合金等のCu含有金属の表面
に耐酸化性を有する本発明にかかる組成物を形成してい
るため、ガラス層を介してのセラミックス基板との接合
を酸化性雰囲気、たとえば、生産性のよい空気中高温で
行なっても、金属部材が酸化腐食されることはなく、導
通を失うことがないという効果を有している。
また、接合するための加熱が酸化性雰囲気中であるため
ガラス層が還元されて電気的・機械的特性が低下するこ
とが無いため、高い電気的・機械的特性を示すという効
果を有する。
更にガラス中の有機ビヒクルの脱泡が容易に行なわれる
ため、気泡を原因とする気密性の低下が起きることは無
く、高い気密性を示すという効果を有する。
この様に本発明は、従来に無い生産性がよ(、優れた電
気的・機械的特性を有し、かつ優れた気密性を有する、
回路装置を提供出来るという効果を有しており、その工
業的価値は多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例にかかる回収装置の基本的構成
を示す断面図、 第2図は第1図に示す回路装置の組立工程を示す断面図
、 第3図は第1図とは別タイプの本発明の実施例にかかる
回収装置の基本的構成を示す断面図、 第4図は第3図に示す回収装置の組立工程を示す断面図
。 l:リードフレーム 2:絶縁基板 3:接合用の基体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)銅を含有した酸化性を有する金属の表面に銀30
    〜99重量% 金0.5〜70重量% パラジウム0〜60重量% 白金1〜35重量% からなる組成物を形成した耐酸化金属部材とセラミック
    ス基板がガラス又はガラスセラ ミックスの層を介して接合されている構造を有すること
    を特徴とする回路装置。
  2. (2)第1項記載の耐酸化金属部材とセラミックス基板
    を酸化性雰囲気中で、ガラスセラミックス又はガラスを
    使用し焼成して接合することを特徴とする回路装置の製
    造方法。
JP16566990A 1990-06-26 1990-06-26 回路装置及びその製造方法 Pending JPH0456256A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16566990A JPH0456256A (ja) 1990-06-26 1990-06-26 回路装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16566990A JPH0456256A (ja) 1990-06-26 1990-06-26 回路装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0456256A true JPH0456256A (ja) 1992-02-24

Family

ID=15816774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16566990A Pending JPH0456256A (ja) 1990-06-26 1990-06-26 回路装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0456256A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009272142A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Yamatake Corp ハーメチックシール部品の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009272142A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Yamatake Corp ハーメチックシール部品の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4872047A (en) Semiconductor die attach system
US7170186B2 (en) Laminated radiation member, power semiconductor apparatus, and method for producing the same
KR910007016B1 (ko) 반도체 장치용 부품간의 접속 구조물
US5998043A (en) Member for semiconductor device using an aluminum nitride substrate material, and method of manufacturing the same
JPS6230159B2 (ja)
US4978052A (en) Semiconductor die attach system
US4737416A (en) Formation of copper electrode on aluminum nitride
JP3887645B2 (ja) セラミックス回路基板の製造方法
JPS6243343B2 (ja)
JPH0288471A (ja) セラミック接合体
JPH01257356A (ja) 半導体用リードフレーム
JPH0456256A (ja) 回路装置及びその製造方法
JPH06184789A (ja) 耐酸化性金属部材、メッキ液、及び回路装置
JP3814924B2 (ja) 半導体装置用基板
JP2794873B2 (ja) 回路装置
JPS5933851A (ja) 気密封止半導体容器
US4765528A (en) Plating process for an electronic part
JPH07105464B2 (ja) 半導体素子搭載用半導体装置
JP2000086368A (ja) 窒化物セラミックス基板
JPS62182182A (ja) 金属化面を有する窒化アルミニウム焼結体
JPH0794624A (ja) 回路基板
JPS61247672A (ja) 金属粒子を基板に接着する方法
JP2000349098A (ja) セラミック基板と半導体素子の接合体及びその製造方法
JPH0786444A (ja) 半導体用複合放熱基板の製造方法
JPS6383291A (ja) 金の導電層を有する電子部品