JPH0455742B2 - - Google Patents

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JPH0455742B2
JPH0455742B2 JP21085687A JP21085687A JPH0455742B2 JP H0455742 B2 JPH0455742 B2 JP H0455742B2 JP 21085687 A JP21085687 A JP 21085687A JP 21085687 A JP21085687 A JP 21085687A JP H0455742 B2 JPH0455742 B2 JP H0455742B2
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JP
Japan
Prior art keywords
paint
pattern
groove
film
welded
Prior art date
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Expired
Application number
JP21085687A
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English (en)
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JPS6456158A (en
Inventor
Takashi Ikegami
Hiroshi Yanai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimon KK
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Shimon KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、扇形膜状パターンの塗料膜と、糸状
パターンの塗料条を同時にスプレーできる塗装用
エアレススプレーノズル、およびその塗装ノズル
を使用して、ビール缶や食缶等に用いられる溶接
缶胴の溶接部を塗料により補修する方法に関す
る。
(従来の技術) ビール缶等の缶詰類等に用いられる、溶接缶胴
の溶接部を塗料により補修する場合に、エアレス
スプレーノズルを用い、塗料が扇形膜状(面状)
パターンの部分を溶接部およびその近傍部にスプ
レーする方法が、特開昭58−45773号公報に提案
されている。
しかしながら本発明者等の知見によれば、所定
幅の溶接部およびその近傍部をスプレーするに
は、上記扇形膜状パターンを広角にする必要があ
るが、その場合扇形パターンの両側縁に塗料が偏
存して、扇形パターンの中央近傍に対応する溶接
段差部近傍には、比較的薄い塗料膜しか形成され
ない。そのため段差部の上部コーナ近傍に形成さ
れる塗膜はごく薄くなつて、該部の耐食性が乏し
くなり、溶接部の塗料による満足な補修効果が得
られないという問題があつた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、溶接段差部を比較的厚く塗装するこ
とが可能で、しかも広角の扇形膜状パターンの塗
料膜を形成することが可能なエアレススプレーノ
ズルを提供することを目的とする。
さらに本発明は、上記エアレススプレーノズル
を使用して、溶接段差部を比較的厚く塗装し、満
足な耐食性を有する溶接部を得ることが可能な、
溶接部の補修方法を提供することを他の目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明の塗装用エアレススプレーノズルは、線
状の前面外部溝、該外部溝の延びる方向に沿う断
面がV字状の内部溝、および該外部溝と該内部溝
の間に形成された、扇形膜状パターンの塗料膜の
スプレー孔を備え、かつ該外部溝の中央寄り側方
前面に該スプレー孔に近接して開口部を有し、該
内部溝に連通する、糸状パターンの塗料条の噴出
孔を備えることを特徴とする。
本発明の溶接缶胴の溶接部の補修方法は、線状
の前面外部溝、該外部溝の延びる方向に沿う断面
がV字状の内部溝、および該外部溝と該内部溝の
間に形成された、扇形膜状パターンの塗料膜のス
プレー孔を備え、かつ該外部溝の中央寄り側方前
面に該スプレー孔に近接して開口部を有し、該内
部孔に連通する、糸状パターンの塗料条の噴出孔
を備える塗装用エアレススプレーノズルを、軸方
向に進行中の溶接缶胴の溶接部に対向させて、該
膜状パターンの塗料膜を該溶接部に、該進行の方
向に対し直角又は斜方向にスプレーし、同時に該
糸状パターンの塗料条を、該膜状パターンの塗料
膜の下流側において近接して、溶接段差部にスプ
レーすることを特徴とする。
(作用) 本発明のエアレススプレーノズルは、細長い線
状の前面外部溝、該外部溝の延びる方向に沿う断
面がV字状の内部溝、および該外部溝と該内部溝
との間に形成された、扇形膜状パターンの塗料膜
のスプレー孔を備えている。
断面V字状の内部溝内で圧縮された比較的粘度
の高い塗料は、前記V字状の内部溝に沿つて比較
的速い速度で流れ、内壁から離れるときに互に衝
突し合つて、広角の扇形膜状パターンの塗料膜が
形成される。
上記外部溝の中央寄り側方前面にスプレー孔に
近接して開口部を有し、内部溝に連通する、糸状
パターンの塗料条の噴出孔を備えている。
従つてこの噴出孔からの糸状パターンの塗料条
を溶接段差部にスプレーすることにより、扇形膜
状パターン塗料膜の中央寄りの部分の膜厚が薄い
のを補つて、溶接段差部を比較的厚く塗装するこ
とができる。
本発明の溶接部の補修方法は、前記スプレーノ
ズルを、軸方向に進行中の溶接缶胴の溶接部に対
向させて、該膜状パターンの塗料膜を該溶接部
に、該進行の方向に対し直角又は斜方向にスプレ
ーし、同時に該糸状パターンの塗料条を、該膜状
パターン塗料膜の下流側において近接して、溶接
段差部にスプレーする。
すなわち膜状パターンの塗料膜を、軸方向に進
行中の溶接缶胴の溶接部に、進行の方向に対し直
角方向又は斜方向にスプレーするので、溶接部は
全幅にわたり塗装補修される。さらに糸状パター
ンの塗料条を溶接段差部にスプレーするので、段
差部の上部コーナ近傍にも十分な厚さの塗料層を
形成することができる。なお糸状パターンの塗料
条を膜状パターンの塗料膜の下流側において近接
してスプレーするので、溶接直後の比較的温度の
高い溶接部が後者の塗料膜によつて冷却された
後、糸状パターンの塗料条が塗布される。従つて
糸条パターンの塗料条による比較的厚い塗料層に
気泡が生じて(溶接部の温度が高いと塗料中の溶
剤が蒸発して気泡が生じ易い)、補修後の溶接部
の耐食性が低下するおそれがない。
(実施例) 第1図、第2図、第3図、第4図において、1
は超硬合金製のエアレススプレーノズルであり、
円形状の前面2には、断面台形状の直径方向に延
びる、細長い直線状の外部溝3が形成されてい
る。ノズル1の内部には凹穴4が形成されてお
り、凹穴4は、後面に開口する円筒状部5、およ
び円筒状部5に連接し、外部溝3の延びる方向に
沿う断面がV字状の内部溝6よりなつている。内
部溝6は、円筒状部5の前面2側への延長部を、
上平面7および下平面8によりV字状に切断閉塞
することにより形成される。
外部溝3と内部溝6の間には、円筒状部5と同
軸に、サドル状のオリフイス型(第1図参照)ス
プレー孔9が形成されている。スプレー孔9の開
口面積は、好ましくは0.02〜0.05mm2である。スプ
レー孔9より、塗料をエアレススプレーすること
によつて、扇形膜状パターンの塗料膜10が形成
される。
11は糸状パターンの塗料条12を形成するた
めの噴出孔であつて、外部溝3の側方の前面2
に、円形の開口部11aを有し、内部溝6の軸方
向に延びて内部溝6に連通している。なおスプレ
ー孔9の軸心と噴出孔11の軸心を結ぶ平面は、
外部溝3の延びる直径方向と直交している。開口
部11aの面積は、好ましくは0.01〜0.03mm2であ
る。なおスプレー孔9と噴出孔11の中心間距離
は通常約0.5〜2.0mmである。
以上の構造のノズル1のスプレー孔9より、粘
度(#4フオードカツプ)20〜50秒の塗料を5〜
12Kg/cm2の圧力でエアレススプレーした場合、通
常は、扇形角θが約70〜100度、最大幅Wが約7
〜10mm、スプレー可能距離dが約4〜10mmの扇形
膜状パターンの塗料膜10が得られる。
次にノズル1による溶接部の補修方法について
説明する。
第6図、第7図において、15は、錫めつき銅
板やテインフリースチール等の表面処理鋼板の方
形ブランクを丸めて形成された、缶胴プリフオー
ムの重ね合せ部を電気抵抗マツシユシーム溶接し
て、溶接部16を形成してなる溶接缶胴である。
17はブランクの段階ですでに被覆されている内
面塗膜であり、溶接部16およびその近傍部の内
面は、補修前は金属露出部18となつている。
19は溶接段差部であり、19aは上部コーナ
である。上部コーナ19aおよび段差部19の上
方部は塗布された塗料が流下し易いため、通常の
塗装方式では、他の部分よりも被覆厚さが薄くな
つて耐食性が劣し易い。
溶接缶胴15は、軸心方向である矢印A方向
に、所定速度で移送されて進行する。エアレスス
プレーガン(図示されない)に取付けられたノズ
ル1を、膜状パターンの塗料膜10が金属露出部
18の全体をカバーするように、かつ糸状パター
ンの塗料条12が塗料膜10の下流側にあつて、
好ましくは上部コーナー19aを直接スプレーす
るように、溶接装置(図示されない)に接近し
て、溶接缶胴15内にセツトする。塗料膜10は
進行方向(矢印A方向)に対し、直角方向になつ
ていても、斜方向に傾いていてもよい。傾いてい
る場合は、進行方向とのなす角度θが約70〜90度
であることが好ましい。
以上のようにセツトした状態で、エポキシ樹脂
系等の高粘度塗料のエアレススプレーを行なう
と、第7図に示すように、塗料条12の塗料は段
差部19の両側近傍に流れ、段差部19近傍およ
び金属露出部18の両側縁附近が盛り上つた塗料
層20が形成される。塗料層20はその後直ち
に、溶接部16の外面側からの熱風を吹付ける等
の手段によつて乾燥されて補修塗膜(図示されな
い)となるが、塗料の粘度が比較的高いので、上
記塗料層20の厚さパターンは、補修塗膜におい
てもほぼ保持される。
本発明は以上の実施例に限られるものでなく、
例えば糸状パターンの塗料の噴出孔11の断面形
状は、楕円状もしくは隅丸長方形状等の適宜の形
状であつてもよい。さらに外部溝3の断面形状
も、V字状、U字状、方形等適宜の形状のもので
あつてもよい。
(発明の効果) 本発明のエアレススプレーノズルは、広角の扇
形膜状パターンの塗料膜と糸状パターンの塗料条
を同時にスプレーすることが可能であるという効
果を奏する。
本発明の溶接部の補修方法は、溶接部の金属露
出部を全幅にわたつて補修し、しかも溶接段差部
に、比較的厚い補修塗膜を発泡を生ずることなく
形成することができるので、補修後の溶接部の耐
食性が優れているという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例であるノズルの要部斜
視図、第2図は第1図のノズルの正面図、第3図
は第2図の−線に沿う縦断面図、第4図は第
2図の−線に沿う横断面図、第5図は第3図
の−線に沿う縦断面図、第6図は第1図のノ
ズルを用いて溶接部を塗装する状態を示す説明用
平面図、第7図は第6図の−線に沿う説明用
縦断面図である。 1…エアレススプレーノズル、2…前面、3…
外部溝、6…内部溝、9…スプレー孔、10…扇
状パターンの塗料膜、11…噴出孔、12…糸状
パターンの塗料条、15…溶接缶胴、16…溶接
部、19…段差部、20…塗料層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 線状の前面外部溝、該外部溝の延びる方向に
    沿う断面がV字状の内部溝、および該外部溝と該
    内部溝の間に形成された、扇形膜状パターンの塗
    料膜のスプレー孔を備え、かつ該外部溝の中央寄
    り側方前面に該スプレー孔に近接して開口部を有
    し、該内部溝に連通する、糸状パターンの塗料条
    の噴出孔を備えることを特徴とする塗装用エアレ
    ススプレーノズル。 2 線状の前面外部溝、該外部溝の延びる方向に
    沿う断面がV字状の内部溝、および該外部溝と該
    内部溝の間に形成された、扇形膜状パターンの塗
    料膜のスプレー孔を備え、かつ該外部溝の中央寄
    り側方前面に該スプレー孔に近接して開口部を有
    し、該内部溝に連通する、糸状パターンの塗料条
    の噴出孔を備える塗装用エアレススプレーノズル
    を、軸方向に進行中の溶接缶胴の溶接部に対向さ
    せて、該膜状パターンの塗料膜を該溶接部に、該
    進行の方向に対し直角又は斜方向にスプレーし、
    同時に該糸状パターンの塗料条を、該膜状パター
    ンの塗料膜の下流側において近接して、溶接段差
    部にスプレーすることを特徴とする溶接缶胴の溶
    接部の補修方法。
JP21085687A 1987-08-25 1987-08-25 Nozzle for coating and repairing method of welded part Granted JPS6456158A (en)

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US6028227A (en) * 1999-02-12 2000-02-22 Council Of Scientific & Industrial Research Single step process for the preparation of p-aminophenol
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JP6482100B2 (ja) * 2015-03-02 2019-03-13 株式会社三谷バルブ 内容物放出構造ならびにこの内容物放出構造を備えたエアゾール式製品およびポンプ式製品

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