JPH0455679A

JPH0455679A - 冷蔵庫

Info

Publication number: JPH0455679A
Application number: JP16763690A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Tajima; 博志田島; Yoshihide Sato; 佐藤　義英
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1990-06-26
Filing date: 1990-06-26
Publication date: 1992-02-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、庫内に回転自在の棚を配置した冷蔵庫に関す
る。

（ロ）従来の技術従来比の種冷蔵庫は、本願に先行する実開昭５７−２１
９９１号公報に示される如く、冷蔵庫の庫内に矩形状の
網棚を設け、この網棚に円板状の回転棚を回転自在に取
り付け、回転棚上の奥方に載置した物品の取り出しを容
易にしている。

（ハ）発明が解決しようとする課題上記公報の構成によれば、回転棚以外の網棚の四隅にも
載置面が構成されるが、実際はその隅部に物品を載置す
ることは難しい。何故ならば、物品が回転棚に跨って載
置された場合は棚の回転によってこの物品酸るいはそれ
に衝突した他の物品が転倒する等の事故が生じ易いから
である。その為、実際には庫内有効容積は狭められる結
果となる。

これに対して、米国特許明細書第２，６３８゜４００号
のように冷蔵庫の断熱箱体を円筒形状とすれば、係る無
効容積の発生はなくなるが、今度は冷蔵庫の据え付は面
積に無効部分が多く発生してしまう問題があった。

本発明は、係る課題を解決することを目的とする。

（ニ）課題を解決するための手段本発明は、前方に開放する矩形状の断熱箱体内部に回転
自在の棚を配置した冷蔵庫において、この棚は断熱箱体
両側開口縁よりも前方に突出する寸法とし、断熱箱体の
開口を前方に突出する湾曲形状の扉にて開閉自在に閉塞
したものである。

また、前方に開放する矩形状の断熱箱体内部に回転自在
の棚を配置すると共に、断熱箱体の開口は前方に突出す
る湾曲形状の扉にて開閉自在に閉塞した冷蔵庫において
、断熱箱体の開口を仕切る部材を取り付け、且つ、この
部材の前面を前方に突出した湾曲形状としたものである
。

更に、上記において部材前面の両側を平面とし中央部分
は所定の曲率で湾曲させ、扉内面には部材前面に当接す
るガスケツトを設け、前記部材の屈曲部に対応する扉を
部材に近接させたものである。

（ホ）作用本発明によれば、円板状棚の回転によって棚奥方に載置
した物品を手前側に移動させることができ、物品の納呂
が容易になると共に、棚の面積も拡大でき、断熱箱体の
前部両側では、より棚が断熱箱体に近接するから庫内無
効容積の削減もできる。

また、断熱箱体の開口を仕切る部材前面も湾曲させれば
扉の上下縁を厚くする必要はなく、従って重量が軽くな
る。

更に、前記部材の屈曲部を扉に近接させれば、ガスケッ
トの密着性も悪化しない。

（へ）実施例次に図面によって本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明を適用せる冷蔵庫１の斜視図、第２図は
冷蔵庫１の縦断面図、第３図は冷凍室２の正面図、第４
図は冷凍室２部分の冷蔵庫ｌの縦断面図、第５図は同平
断面図、第６図は仕切前部材１１部分の冷蔵庫１の平断
面図、第７図は第６図の要部拡大図をそれぞれ示してい
る。

４は鋼板製の外箱５と合成樹脂製の内箱６との間隔にポ
リウレタン等の発泡性断熱材７を現場発泡方式にて充填
することにより、前方に開口して構成された矩形状の断
熱箱体である。この断熱箱体４の内箱６には発泡スチロ
ール等の成形断熱材８を内蔵した仕切壁９が前方より挿
入して取り付けられ、それによって断熱箱体４の庫内は
上下に区画されて上方の冷凍室２と下方の冷蔵室１０が
構成されている。

冷蔵室１０の下部は、断熱箱体４の開口縁に取り付けら
れた仕切前部材１１及びその後方の仕切板１２と、同様
に取り付けられた仕切前部材１３及び仕切板１４とによ
って更に二室に仕切られており、そこに上方開口の容器
１５及び１６がそれぞれ配置され、内部をそれぞれ氷温
室１７及び野菜室１８としている。冷凍室２、冷蔵室１
０の前方開口は、−例を断熱箱体４に回動自在に枢支さ
れた扉２０．２１によって開閉自在に閉塞され、氷温室
１７及び野菜室１８の前方は、各容器１５及び１６と共
に引き出し自在の扉２２．２３によって閉塞される。

冷凍室２及び冷蔵室１０内には透明合成樹脂にて成形さ
れた円板状の棚２４・・・及び２５・・・が複数段回転
自在に設けられる。更に、仕切壁９及び仕切板１２の上
面にも円板状の棚２６及び２７がそれぞれ回転自在に設
けられている。

次に第４図及び第５図で冷凍室２付近の構造について説
明する。冷凍室２の後部は棚２４の円弧に沿った半円弧
状の背面板２８によって区画されており、冷凍室２の棚
２４は内箱６及び背面板２８の前面に着脱自在に支持さ
れた透明合成樹脂製の保持板２９・・・上に取り付けら
れており、回転軸３０及び外側のローラ３１によって回
転自在とされている。これにより、奥方に載置した物品
も棚２４を回転させることによって手前に移動させ、容
易に取り出すことができる。また、棚２６は仕切壁９上
のローラ３９によって回転自在に保持されている。

この時、棚２４の前端は断熱箱体４の開口縁、即ち、外
箱５の開口縁よりも前方に突出する寸法とされており、
また、仕切壁９の前端もそれに合わせて前方に突出する
湾曲形状となっている。また、この突出を回避するよう
に扉２０もその内面が前方に突出するよう、断面湾曲形
状に構成されている。

これによって棚２４の面積の拡大が図られると共に、断
熱箱体４の四隅部の無効容積もできるだけ縮小できる。

背面板２８の後方には成形断熱材３２と隔板３３とによ
って冷却室３が構成され、この冷却室３内に冷凍サイク
ルに含まれる冷却器３４が収納設置される。この冷却器
３４の下方にはこの除霜水を受ける露受皿３５が設けら
れる。この露受皿３５の上面は向かって右端の排水口３
６に向けて傾斜している。

冷却器３４の冷気吐出側の冷却室３隅角部にはプロペラ
ファンから成る送風機３７が、取付板３８によって隔板
３３のファンリング３３Ａに対応し、斜め前方に向いて
取り付けられている。

ここで、背面板２８が半円弧状であることにより、冷却
室３の両側隅角部には無効空間が生じるが、この無効空
間を利用し、成形断熱材３２によって上下方向に延在す
る冷気供給ダクト４０と冷気帰還ダクト４１が構成され
る。この冷気供給ダクト４０は送風機３７部分と連通し
、且つ、棚２４で仕切られる各空間の左隅角部に対応し
て背面板２８にそれぞれ形成した冷気吐出口４２・・・
にて冷凍室２内に開放している。また、冷気帰還ダクト
４１は同様に各空間に対応して背面板２８の右隅角部に
それぞれ形成した冷気吸込口４３・・・にて冷凍室２内
に開放し、且つ、冷却器３４の冷気吸込側に連通してい
る。

次に、冷蔵室１０の左隅角部には分配ダクト４８が形成
されている。この分配ダクト４８は上端が冷気供給ダク
ト４０に連通しており、冷蔵室１０側に形成した冷気吹
出口４５から各［２５上の空間に送風機３７からの冷気
が供給され、又、冷蔵室１０内を冷却した冷気は、仕切
壁９の成形断熱材８内に形成した冷気帰還通路４６を通
り、冷却器３４の冷気吸込側に帰還する。また、氷温室
１７及び野菜室１８には分配ダクト４８の下端から吹き
轟される冷気が供給される。

ここで、扉２１．２２．２３も扉２０同様にその内面が
前方に突出するよう、断面湾曲形状に構成されている。

また、各部２０〜２３の内面周囲には軟質樹脂製のガス
ケット（第６図で扉２２のガスケットは５０とする。）
が取り付けられている。

一方、仕切壁９、仕切前部材１１及び１３の前面は両側
を平面とし、中央側の部分が所定の曲率で前方に突出し
た湾曲形状とされており、これによって扉２０〜２３の
上下端の厚みを厚くしなくてもガスケットを仕切壁９、
仕切前部材１１及び１３の前面に密着できるようになさ
れている。

また、第７図は仕切前部材１１とガスケット５０の密着
部分の拡大図である。図中破線で示すのはガスケット５
０の取り付は面であるが、仕切前部材１１の屈曲部１１
Ａと扉２２の内面との間隔Ｐ１は他の部分における間隔
Ｐ２よりも小さくなるように扉２２の突出部２２Ａを仕
切前部材１１の屈曲部１１Ａに近接させている。

ここで、扉２２と仕切前部材１１との間隔を各部で一定
とすると、扉２２の突出部２２Ａ部分のガスケット５０
は、そこよりも後退している両側部分に引っ張られて少
許潰れるため、ガスケット５０と屈曲部１１Ａとの間に
隙間が生じてしまうが、本発明の如く間隔Ｐ１をＰ２よ
り小さくしていればかかる不都合は生じず、ガスケット
５０はその全域において仕切前部材１１前面に良好に密
着し、シールできる。

尚、以上の構成は仕切壁９及び仕切前部材１３と各部２
０．２１．２２．２３との関係においても同様である。

また、実施例の如く扉全体を近接させなくとも良く、扉
を構成する前述のガスケットの取り付は面（例えば合成
樹脂の枠によて構成される）のみを近接させても良い。

（ト）発明の効果請求項１の発明によれば、円板状棚の回転によって棚奥
方に載置（−た物品を手前側に移動させることができ、
物品の納出が極めて容易になる。

更に、円板状棚の半径を拡大してその面積を拡大するこ
とができると共に、特に断熱箱体の前部両側では、より
棚が断熱箱体に近接することになるから庫内容積の有効
利用が図れる。

また、断熱箱体は矩形状であるから冷蔵庫の据え付は面
積にも無効部分が生じない効果がある。

請求項２の発明によれば、扉の上下縁を厚くする必要が
なく、その重量を軽くできる。従って、その取り付は強
度に問題が生じにくく、冷蔵庫の組立て上の制約を小さ
くできる。

請求項３の発明によれば、ガスケットを特殊な形状とし
なくとも、断熱箱体の開口を仕切る部材前面に扉のガス
ケットを良好に密着させることができ、庫内のシール性
能が向上し、冷却性能の低下及び露付きを防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用せる冷蔵庫の斜視図、第２図は冷
蔵庫の縦断面図、第３図は冷凍室の正面図、第４図は冷
凍室部分の冷蔵庫の縦断面図、第５図は同平断面図、第
６図は仕切前部材部分の冷蔵庫の平断面図、第７図は第
６図の要部拡大図である。１・・・冷蔵庫、２・・・冷凍室、４・・・断熱箱体、
９仕切壁、ＩＩＡ・・・屈曲部、１１．１３・・・仕切
前部材、２０．２１．２２．２３・・・扉、２２Ａ・・
突呂部、２４．２７・・・棚、５０・・・ガスケット。

Claims

【特許請求の範囲】１）前方に開放する矩形状の断熱箱体内部に回転自在の
棚を配置したものにおいて、前記棚は断熱箱体両側開口
縁よりも前方に突出する寸法と成すと共に、前記断熱箱
体の開口は前方に突出する湾曲形状の扉にて開閉自在に
閉塞したことを特徴とする冷蔵庫。２）前方に開放する矩形状の断熱箱体内部に回転自在の
棚を配置すると共に、前記断熱箱体の開口は前方に突出
する湾曲形状の扉にて開閉自在に閉塞したものにおいて
、前記断熱箱体の開口を仕切る部材を取り付け、且つ、
該部材の前面を前方に突出した湾曲形状としたことを特
徴とする冷蔵庫。３）部材前面は両側を平面とし中央側の部分が所定の曲
率で湾曲すると共に、扉内面には前記部材前面に当接す
るガスケットが設けられ、前記部材の屈曲部に対応する
扉は前記部材に近接していることを特徴とする請求項２
記載の冷蔵庫。