JPH0455625B2 - - Google Patents

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JPH0455625B2
JPH0455625B2 JP60236549A JP23654985A JPH0455625B2 JP H0455625 B2 JPH0455625 B2 JP H0455625B2 JP 60236549 A JP60236549 A JP 60236549A JP 23654985 A JP23654985 A JP 23654985A JP H0455625 B2 JPH0455625 B2 JP H0455625B2
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JP
Japan
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ammonium polyphosphate
water
resin
weight
melamine
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JP60236549A
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JPS61103962A (ja
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Piipaa Uerunaa
Shutendeke Horusuto
Erusunaa Georuku
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Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
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Publication date
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Publication of JPS61103962A publication Critical patent/JPS61103962A/ja
Publication of JPH0455625B2 publication Critical patent/JPH0455625B2/ja
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  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
  • Fireproofing Substances (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、粉末状のポリ燐酸アンモニウムを熱
硬化性の、硬化した状態で水に不溶性の合成樹脂
を用いてマイクロカプセル化することによつて、
ポリ燐酸アンモニウムを基礎とする加水分解安定
な細分状耐燃剤を製造する方法に関する。 従来の技術 西ドイツ特許出願公開公報第2949537号明細書
から、可燃性物質の可燃性を阻止するための、一
般式: H(n−m)+2(NH4)mPnO3o+1 〔式中nは平均値約20〜800を有する整数を表
わし、m対nの比は約1である〕の流動性の、粉
末状ポリ燐酸アンモニウムを基礎とする粒状薬品
が公知であるが、該薬品は、 (a) ポリ燐酸アンモニウム約75〜99重量%及び (b) 個々のポリ燐酸アンモニウム粒子を被覆して
いる、メラミン及びホルムアルデヒドから成る
硬化された、水に不溶性の重縮合生成物約1〜
25重量%から成ることによりなる。 その際、メラミン/ホルムアルデヒド樹脂をポ
リ燐酸アンモニウム粒子上に施すことは、例え
ば、先ずポリ燐酸アンモニウムをメタノール中に
懸濁させ、懸濁液をメタノールが弱く還流するま
で加熱しかつ引続き懸濁液中にメラミン/ホルム
アルデヒド樹脂のメタノール性/水性溶液を滴加
して実施する。例えば0.5〜2時間の後反応時間
が経過した後に、懸濁液を濾過しかつ濾滓を窒素
流中で100℃で150〜180分間乾燥する。この乾燥
の間に同時にポリ燐酸アンモニウム粒子上に施し
た樹脂被覆の硬化を行なう。 更に、西ドイツ特許公開公報第3316880号明細
書には、粉末状のポリ燐酸アンモニウムをマイク
ロカプセル化する方法が提案されているが、該方
法は、ポリ燐酸アンモニウム、稀釈剤としての1
〜4C原子を有する脂肪族アルコール並びにメラ
ミン/ホルムアルデヒド樹脂を、場合により溶剤
に溶かして、任意の順序で圧力容器に前以つて装
入しかつ室温で緊密に混合し、混合物を約80℃〜
約180℃の温度に加熱しかつ樹脂成分を硬化する
ために該温度でかつ稀釈剤の蒸気圧に相応する圧
力で15〜240分間放置し、混合物を室温に冷却し、
稀釈剤を分離しかつ得た生成物を乾燥することに
よりなる。 ポリ燐酸アンモニウム粒子を硬化された水に不
溶性の合成樹脂でマイクロカプセル化することに
よつて、溶解度の著しい低下及びポリ燐酸アンモ
ニウムの増大した加水分解安定性が達成される。
このことは、該薬剤を耐燃剤として使用する際に
有利に働く。それというのも、天候の影響又は洗
浄過程によつて水溶性成分が、マイクロカプセル
化されてない場合には洗い去る可能性がありかつ
それによつて耐燃効果が部分的に失われてしまう
からである。 ポリ燐酸アンモニウムをメラミン/ホルムアル
デヒド樹脂でマイクロカプセル化する従来の方法
は、反応器の内壁にポリ燐酸アンモニウム及び硬
化した樹脂が焼け付き、それによつて熱通過の悪
化が生じるという欠点を伴う。 更に前記方法では、集塊形成により、最初に使
用したポリ燐酸アンモニウムに対して平均粒子直
径の増大が起きる。該集塊形成及び特に反応器壁
から離された焼け付けは細分状のポリ燐酸アンモ
ニウムを耐燃剤として使用する場合に、粉砕工程
を必要とする。粉砕工程によつて破砕表面が生
じ、該表面でポリ燐酸アンモニウムは加水分解攻
撃にさらされ、かつ分解して可溶性の短鎖のポリ
燐酸アンモニウムになる。 更に、西ドイツ特許出願公開公報第3316880号
明細書によりメラミン/ホルムアルデヒド樹脂を
用いてマイクロカプセル化することによつて製造
された耐燃剤は、著しい含有量の遊離ホルムアル
デヒドを有することが判明した。 発明が解決しようとする問題点 従つて、1.マイクロカプセル化工程が使用した
ポリ燐酸アンモニウムの粒子の粗大化を事実上惹
起せず、2.マイクロカプセル化されたポリ燐酸ア
ンモニウムの加水分解安定性が比較的高い温度で
も非常に良好であり、3.マイクロカプセル化され
たポリ燐酸アンモニウムの遊離ホルムアルデヒド
の含有量が非常に僅かであり、並びに4.反応器壁
及び撹拌装置に焼け付けが生じない。ポリ燐酸ア
ンモニウムのマイクロカプセル化法を開発する課
題が設定された。 問題点を解決するための手段 ところで、意外にも、マイクロカプセル化する
際に少なくとも40重量%の水含量を有する水/懸
濁化剤混合物を使用する場合に、長鎖状のポリ燐
酸アンモニウムが加水分解されないことが判明し
た。 更にその際、集塊形成及びそれによつてポリ燐
酸アンモニウムの粒子の増大も起こらずかつ反応
壁又は撹拌機翼の焼け付けも生じない。最後に遊
離ホルムアルデヒドの含有量を著しく低下させる
ことができた。 本発明の目的は、ポリ燐酸アンモニウムを有機
懸濁化剤の存在下で撹拌下に熱硬化性でかつ硬化
した状態で水に溶溶性の合成樹脂で処理し、並び
に処理したポリ燐酸アンモニウムを分離しかつ乾
燥することによつて、一般式: H(n−m)+2(NH4)mPnO3o+1 〔式中nは平均値約20〜800を有する整数を表
わし、m対nの比は約1である〕の流動性の、粉
末状のポリ燐酸アンモニウムを基礎とする加水分
解安定な、細分状耐熱剤の製法であるが、該方法
は、室温でポリ燐酸アンモニウム、水/懸濁化剤
混合物中で含水量が少なくとも40重量%である水
及び有機懸濁化剤、並びにメラミン/ホルムアル
デヒド樹脂及び場合により硬化剤から懸濁液を製
造し、該混合物を圧力容器中で撹拌下に50〜180
℃で常圧又は超過圧下に加熱しかつ樹脂成分を硬
化するために懸濁液を該温度で15〜240分間放置
することを特徴とする。 被覆剤としては有利には、硬化されてない状態
で粉末であり、該50重量%水溶液が動的粘度20〜
50mPa.s、PH値(20℃で)8.8〜10.0及び密度(20
℃で)1.21〜1.23g/mlを有するメラミン/ホル
ムアルデヒド樹脂を使用することができる。 適当な有機懸濁化剤としてはC−原子1〜4を
有する脂肪族アルコール又はC−原子3〜6を有
するケトンを使用することができる。 本発明のその他の特徴は、懸濁液を製造するた
めに、水:有機懸濁化剤の重量比100:1〜150、
特には100:10〜100を厳守することである。更
に、懸濁液中でポリ燐酸アンモニウム:水/懸濁
化剤混合物:樹脂成分:硬化剤の重量比1:0.5
〜5:0.05〜0.5:0.0025〜0.1、特に1:1〜
3:0.05〜0.15:0.01を厳守する場合に、特に良
好なポリ燐酸アンモニウムのマイクロカプセル化
が得られる。反応時間が0.5〜3時間である場合
に特に有利であると判明した。 適当な長鎖のポリ燐酸アンモニウムは平均度
0.01〜0.05mmを有するポリ燐酸アンモニウムであ
る。耐熱剤としては、平均粒度0.01〜0.1mm、有
利には0.03〜0.06mmを有するマイクロカプセル化
されたポリ燐酸アンモニウムが特に有利である。
有利には耐燃剤中のメラミン/ホルムアルデヒド
樹脂の含量は2〜15重量%、特に約10重量%であ
る。 本発明のその他の思想によれば、メラミン/ホ
ルムアルデヒド樹脂及び場合により硬化剤を用い
る処理によるポリ燐酸アンモニウムの被覆又はマ
イクロカプセル化は、多工程、例えば連続する2
〜3工程で行なうこともでき、その際反応混合物
を個々の工程の間に更にメラミン/ホルムアルデ
ヒド及び場合により硬化剤を添加する前に例えば
反応温度80℃から60℃又はそれ以下に冷却する。 本発明により製造した細分状のマイクロカプセ
ル化されたポリ燐酸アンモニウムは、ポリウレタ
ン及びポリウレタン泡の防炎性調整用に特に好適
であり、その際ポリウレタン泡中の薬剤の含有量
はポリウレタンのポリオール成分の量に対して約
5〜25重量%である。 実施例 本発明による方法を次の実施例につき詳説す
る。実施例で詳説した実験を実施するために市販
のポリ燐酸アンモニウム並びに種々の、場合によ
り市場で常用のメラミン/ホルムアルデヒド樹脂
及び硬化剤を使用した。詳しくは次の製品がこれ
に該当する。: 1 エキソリツト(Exolit)422、フランクフ
ルト/マイン(Frankfurt/Main)在ヘキス
ト株式会社(Hoechst Aktiengesell schaft)。 これは微細な水に難溶性のポリ燐酸アンモニウ
ム(NH4PO3)nであり、その際縮合度nは〜
700である。 2 カウラミン−含浸樹脂(Kauramin−
Tra″nkharz)700粉末(Pulver)、ルードビツ
ヒスハーフエン/ライン(Ludwigshafen/
Rhein)在BASF株式会社(BASF
AktiengesellSchaft)。 これは、白色粉末でありかつ該50重量%水溶液
が動的粘度20〜50mPa・s、PH値8.8〜9.0及び密
度(20℃で)1.22g/mlを有するメラミン/ホル
ムアルデヒド縮合樹脂である。 3 マドリツド(Madurit)MW909、フランク
フルト/マイン在ヘキスト株式会社。 白色粉末である可塑化されてないメラミン/ホ
ルムアルデヒド樹脂である。該50重量%水溶液は
動的粒度約30mPa・s、PH値9.0〜10.0及び密度
(20℃で)1.21〜1.225g/mlを有する。 4 硬化剤527液状、ルードヴイヒスハーフエ
ン/ライン在BASF株式会社。 粘度(20℃で)約17mPa・s、PH値4.5〜6.0及
び密度(20℃で)約1.2g/mlを有する透明な帯
黄色の液体である。 5 マドリツト硬化剤VMH3843、フランクフ
ルト/マイン在ヘキスト株式会社。 PH値6.2〜7.0及び密度(20℃で)1.16〜1.17
g/mlを有する無色透明な低粘性の液体である。 例 1 撹拌機、温度−及び圧力測定装置を有する加熱
可能なホウロウ引きした圧力反応器(容量:16
)に水5.6及びメタノール3を前以つて装
入した;撹拌下に室温で エキソリツト422 5.2
Kg及び カウラミン−含浸樹脂700粉末500gの混
合物を添加した。懸濁液を120℃に加熱し、その
際4バールの圧力に調整した。20分間の反応時間
の後に、懸濁液を冷却しかつ濾過した。濾滓をメ
タノール1で洗いかつ100℃で窒素流中で乾燥
した。 メラミン/ホルムアルデヒド樹脂分8.4重量%
を有する被覆したポリ燐酸アンモニウム5.5Kgが
得られた。濾液は固体2.1重量%及び水72重量%
を含有していた。 水溶性成分を定量するために、製造した生成物
10gを水100mlに懸濁しかつ懸濁液を20分間25℃
又は60℃で撹拌した。引続き、生成物の水に溶解
しなかつた成分を40分間以内に遠心分離によつて
沈澱させた。上部の透明な溶液から前以つて秤量
したアルミニウムシヤーレ中に5.0mlをヒペツト
で入れかつ乾燥函中で蒸発濃縮した。蒸発残渣量
から水溶性成分を算出した。水溶性成分の値及び
その他の生成物データーを第1表及び第2表に記
載した。 その他の生成物データーを測定するために次の
方法を使用した: PH値 PH値の測定を実験室−PH−メーター〔ベルリン
(Berlin)在在ニツク社(Fa,Knick)製タイ
プ・デジタル−PH−メーター(TYPDigital−PH
−Meter 646)を用いて1重量%の水性懸濁液中
で行なつた。 酸価 酸価を測定するために、生成物10gを水150ml
中に懸濁させ、一定のPH値に調整するまで撹拌し
かつ0.1NKOHで実験室−PH−メーター(前記参
照)を使用してPH=7.0になるまで滴定した。 篩分析 篩分析は、生成物10gを秤取して実験室−空気
放射篩(Labor−Luftstrahlsieb)〔アウグスブル
ク(Augsburg)在アルピン社(Fa.Alpine)、タ
イプ(Typ)A200−LS、篩直径200mm〕を用い
て行なつた。 例 2 還流冷却器、撹拌機及び温度計を有する1の
三頚フラスコ中で、 エキソリツト422 195g及
び カウラミン−含浸樹脂−700粉末18.8gを水
240ml及びメタノール75mlから成る混合物中に懸
濁しかつ撹拌下にメタノールが還流するまで加熱
した。83℃で1時間の反応時間後に、懸濁液を冷
却しかつ濾過し、濾滓をメタノールで洗いかつ
100℃で窒素流中で乾燥した。 メラミン/ホルムアルデヒド分8.3重量%を有
する被覆したポリ燐酸アンモニウム205gが得ら
れた;濾液は固体1.9重量%及び水82重量%を含
有していた。水溶性成分の測定値及びその他の生
成物データーを第1表及び第2表に記載した。 例 3 例2と同様にして実施したが、その際懸濁液化
剤として水180ml及びアセトン150mlの混合物を使
用した。67℃で1時間の反応時間後に、懸濁液を
冷却しかつ濾過した;濾滓をアセトンで洗いかつ
100℃で窒素流中で乾燥した。 樹脂分8.5重量%を有する被覆したポリ燐酸ア
ンモニウム200gを得た;濾液は固体1.6重量%及
び水65重量%を含有した。水溶性成分の測定値及
びその他の生成物データーを第1表及び第2表に
記載した。 例 4 例2と同様にして実施したが、その際懸濁化剤
として水200ml及びイソプロパノール100mlの混合
物を使用した。85℃で1時間の反応時間後に懸濁
液を冷却しかつ濾過した;濾滓をイソプロパノー
ルで洗いかつ100℃で窒素流中で乾燥した。 8.6重量%の樹脂分を有する被覆したポリ燐酸
アンモニウム208gを得た;濾液は固体1.1重量%
及び水74重量%を含有していた。水溶性成分の測
定値及びその他の生成物データーを第1表及び第
2表に記載する。 例 5 加熱可能なホウロウ引きした圧力反応器(容
量:16)中に、水2.22Kg、メタノール0.44Kg
(=550ml)、 エキソリツト4222.0Kg及び カウ
ラミン−含浸樹脂−700−粉末0.20Kgを注入した。
撹拌下に懸濁液を100℃に加熱しかつ1時間該温
度に保つた。室温に冷却した後、懸濁液を濾過し
た;濾滓をメタノールで洗いかつ引続き100℃で
窒素流中で乾燥した。 樹脂分9.3重量%を有する被覆したポリ燐酸ア
ンモニウム2086gが得られた。水溶性成分の測定
値及びその他の生成物データーを第3表及び第4
表に記載する。 例 6 例5と同様にして実施したが、その際懸濁化剤
として水3.20Kg及びメタノール0.64Kg(=800ml)
の混合物を使用した。 樹脂分9.4重量%を有する被覆したポリ燐酸ア
ンモニウム2060gが得られた。水溶性成分の測定
値及びその他の生成物データーを第3表及び第4
表に記載する。 例 7 例6と同様にして実施したが、その際、反応温
度80℃を厳守した。 樹脂分9.2重量%を有する被覆したポリ燐酸ア
ンモニウム2055gが得られた。水溶性成分の測定
値及びその他の生成物データーを第3表及び第4
表に記載する。 例 8 例6と同様に操作したが、その際反応温度60℃
を厳守した。 樹脂分9.3重量%を有する被覆したポリ燐酸ア
ンモニウム2070gが得られた。水溶性成分の測定
値及びその他の生成物データーを第3表及び第4
表に記載する。 例 9 例7と同様にして操作した。その際樹脂分9.3
重量%を有する被覆したポリ燐酸アンモニウム
2080gが得られた。その際測定した水溶性成分の
値、その他の生成物データー及び「遊離ホルムア
ルデヒド」の含有量を第5,6及び7表に記載す
る。 例 10 例7と同様にして操作したが、その際付加的に
硬化剤527液状(ルードヴイヒスハーフエン/ラ
イン在 BASF株式会社)20gを使用した。 その際樹脂分9.5重量%を有する被覆したポリ
燐酸アンモニウム2075gが得られた。水溶性成分
の測定値、その他の生成物データー及び「遊離ホ
ルムアルデヒド」の含有量を第5,6及び7表に
記載する。 例 11 例7と同様にして操作したが、その際 マドリ
ツトMW909(フランクフルト/マイン在ヘキスト
株式会社)0.20Kgを使用した。 その際樹脂分9.4重量%を有する被覆したポリ
燐酸アンモニウム2085gが得られた。水溶性成分
の測定値、その他の生成物データー及び「遊離ホ
ルムアルデヒド」の含有量を第5,6及び7表に
記載する。 例 12 例7と同様にして操作したが、その際 マドリ
ツトMW909 0.20Kg及び マドリツト−硬化剤
VMH 3843 20g(フランクフルト/マイン在ヘ
キスト株式会社)を使用した。 その際樹脂分9.5重量%を有する被覆したポリ
燐酸アンモニウム2095gが得られた。水溶性成分
の測定値、その他の生成物データー及び「遊離ホ
ルムアルデヒド」の含有量を第5,6及び7表に
記載する。 例 13 例7と同様にして操作したが、その際 マドリ
ツトMW909 160g及び マドリツト−硬化剤
VMH3843 8gを使用した。 その際樹脂分7.4重量%を有する被覆したポリ
燐酸アンモニウム2100gが得られた。水溶性成分
の測定値を第8表に記載する。 例 14 例7と同様にして操作したが、その際 マドリ
ツトMW909 280g及び マドリツト−硬化剤
VMH3843 14gを使用した。 その際樹脂分11.8重量%を有する被覆したポリ
燐酸アンモニウム2140gが得られた。水溶性成分
の測定値を第8表に記載する。 例 15 例12と同様にして操作したが、その際次の変化
を実施した:先ず、懸濁化剤(水/メタノール)
及びポリ燐酸アンモニウムに マドリツト
MW909 100g及びマドリツト−硬化剤
VMH3843 10gのみを添加した。80℃で1時間
の反応時間後に反応器内容を60℃に冷却した;次
いで無圧の反応器中にもう一度 マドリツト
MW909 100g及び マドリツト−硬化剤
VMH3843 10gを注入した。引続き圧力反応器
を再び80℃に加熱しかつ80℃で1時間保つた。 樹脂分9.5重量%を有する被覆したポリ燐酸ア
ンモニウム2090gが得られた。水溶性成分の測定
値を第8表に記載する。 例 16 例15と同様にして操作したが、その際2回目の
樹脂添加(80℃で1時間の反応時間後の)の際に
マドリツト−硬化剤VMH3843の添加を省略し
た。 樹脂分9.4重量%を有する被覆したポリ燐酸ア
ンモニウム2085gが得られた。水溶性成分の測定
値を第8表に記載する。 例 17 例16と同様にして操作したが、その際樹脂量を
3工程で添加した。第2番目及び第3番目の樹脂
量を添加する際に(80℃で各々1時間の反応前間
後に)、 マドリツト−硬化剤VMH3843の添加
を省略した。 樹脂分9.6重量%を有する被覆したポリ燐酸ア
ンモニウム2090gが得られた。水溶性成分の測定
値を第8表に記載する。
【表】
【表】
○R
1) 比較用に該実験に使用した被覆して
ない商品( エキソリツト422、
フランクフルト/マイン在ヘキスト株
式会社)の値を記載した。
【表】
○R
1) 比較用に該実験に使用した被覆してな
い商品( エキソリツト422、フラ
ンクフルト/マイン在ヘキスト株式会社
)の値を記載した。
【表】
【表】
【表】
○R
2) 比較用に該実験で使用した被覆していな
い商品( エキソリツト422、フラン
クフルト/マイン在ヘキスト株式会社)の
値を記載した。
【表】
【表】
【表】 第8表について: (1) 樹脂−及び硬化剤量の添加は1工程で行なつ
た。 (2) 樹脂−及び硬化剤量の添加を2工程で行なつ
た。最初の半分は常法により使用した。第2番
目の半分は80℃で1時間の反応時間後に添加し
た。 (3) 樹脂−及び硬化剤量の添加を2工程で行なつ
た。最初の半分は常法により使用した。第2番
目の樹脂量の半分は硬化剤の添加なしに、80℃
で1時間の反応時間後に添加した。 (4) 樹脂−及び硬化剤量の添加を3工程で行なつ
た。最初の1/3の樹脂+硬化剤を常法により使 用した。2番目の1/3の樹脂量は硬化剤の添加 なしに、80℃で1時間の反応時間後に、3番目
の1/3の樹脂量は(再び硬化剤添加なしに)、80 ℃でさらに1時間の反応時間後に、添加した。 (5) 比較用に該実験に使用した被覆してない商品
( エキソリツト422、フランクフルト/マイン
在ヘキスト株式会社)の値を記憶した。 第1,3,5及び8表の値から、本発明によ
る方法により、ポリ燐酸アンモニウム中の水溶
性成分の含有量を著しく低下することができる
ことが明らかである(25℃で約99%まで、60℃
で同じく約99%まで)。 更に第2,4及び6表の記載から、マイクロカ
プセル化法により酸価及びPH値は十分に不変のま
までありかつ粒子の平均値はごく僅かに変化する
にすぎない(約12μmから約16μm)ことが明らか
である。これに対して流動性は(正確な配量可能
性を考慮して)著しく改善される。 第7表の記載から、「遊離ホルムアルデヒド」
の含有量を従来の技術(西ドイツ特許公開公報第
3316880号明細書)に比して90%より多く程減少
させることができることが判明した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリ燐酸アンモニウムを、有機懸濁化剤の存
    在下で、かつ撹拌下に、熱硬化性で硬化された状
    態で水に不溶な合成樹脂で処理し、この処理され
    たポリ燐酸アンモニウムを分離かつ乾燥させるこ
    とにより 一般式 H(n−m)+2(NH4)mPnO3o+1 〔式中nは約20〜800の平均値を有する整数を
    表わし、m対nの比は約1である〕の流動性の、
    粉末状ポリ燐酸アンモニウムを基礎とする加水分
    解安定な細分状耐燃剤を製造する場合に、室温
    で、ポリ燐酸アンモニウム、水/懸濁化剤混合物
    中で含水量が少なくとも40重量%である水及び有
    機懸濁化剤、並びにメラミン/ホルムアルデヒド
    樹脂及び場合により硬化剤から、懸濁液を製造
    し、該混合物を撹拌下に標準圧又は加圧下で50〜
    180℃に加熱しかつ樹脂成分を硬化するために懸
    濁液を該温度で15〜240分間放置させることを特
    徴とする流動性の、粉末状ポリ燐酸アンモニウム
    を基礎とする加水分解安定な細分状耐燃剤の製
    法。 2 硬化してない状態のメラミン/ホルムアルデ
    ヒド樹脂が、50重量%の該水溶液が動的粘度20〜
    50mPa.s、PH値(20℃で)8.8〜10.0かつ密度(20
    ℃で)1.21〜1.23g/mlを有する粉末である、特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 3 有機懸濁化剤としてC原子1〜4を有する脂
    肪族アルコール又はC原子3〜6を有するケトン
    を使用する、特許請求の範囲第1項から第2項ま
    でのいずれか1項記載の方法。 4 懸濁液を製造するために、水:有機懸濁化剤
    の重量比100:1〜150を厳守する、特許請求の範
    囲第1項から第3項までのいずれか1項記載の方
    法。 5 懸濁液中で、ポリ燐酸アンモニウム:水/懸
    濁化剤混合物:樹脂成分:硬化剤の重量比1:
    0.5〜5:0.05〜0.5:0.0025〜0.1を厳守する、特
    許請求の範囲第1項から第4項までのいずれか1
    項記載の方法。 6 反応時間が0.5〜3時間である、特許請求の
    範囲第1項から第5項までのいずれか1項記載の
    方法。 7 平均粒度0.01〜0.05mmを有するポリ燐酸アン
    モニウムを使用する、特許請求の範囲第1項から
    第6項までのいずれか1項記載の方法。 8 耐熱剤としてのマイクロカプセルにされたポ
    リ燐酸アンモニウムが平均粒度0.01〜0.1mmを有
    する、特許請求の範囲第1項から第7項までのい
    ずれか1項記載の方法。 9 耐燃剤中のメラミン/ホルムアルデヒド樹脂
    の含量が2〜約15重量%である、特許請求の範囲
    第1項から第8項までのいずれか1項記載の方
    法。 10 メラミン/ホルムアルデヒド樹脂及び場合
    により硬化剤を用いる処理によるポリ燐酸アンモ
    ニウムの被覆を、多工程で行なう、特許請求の範
    囲第1項から第9項のいずれか1項記載の方法。 11 反応混合物を各々の工程の間に更にメラミ
    ン/ホルムアルデヒド樹脂及び場合により樹脂を
    添加する前に冷却する、特許請求の範囲第10項
    に記載の方法。
JP60236549A 1984-10-26 1985-10-24 ポリ燐酸アンモニウムを基礎とする、加水分解安定な細分状耐燃剤の製法 Granted JPS61103962A (ja)

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