JPH0455574A - 高層住宅用専用駐車装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、高層住宅の各住宅に付設された高層住宅用
駐車装置に関する。更に詳しくは、高層住宅において、
各戸別に駐車場を設置した高層住宅用駐車装置に関する
。

［背景技術］ 近年問題になっている駐車施設の不足は、大都市では深
刻なものがある。また、違法駐車による交通渋滞、事故
の招来は、深刻さを増し、法改正も進められている。こ
のため、可能な限り車の所有者の敷地内での専用駐車場
の確保が求められている。しかし、土地が狭い都市にあ
っては、−住戸に対して−か所の駐車場を確保すること
は至難のことである。

一方、市街地内の土地スペースを有効に利用して建物の
地階に、または地上に２段または３段の多数列式立体駐
車装置が使用されている。しかし、１世帯に１台以上車
が所有される今日にあっては、絶対数が足りない。とり
わけ、高層住宅地域での駐車場の確保は困難である。少
なくとも１世帯に１台の駐車スペースを確保することは
、社会的要請でもある。

［発明が解決しようとする課題］ この発明は、前記のような背景で発明されたものであり
、以下の目的を達成する。

この発明の目的は、高層住宅において、各住宅に専用の
駐車装置を提供することにある。

この発明の更に他の目的は、駐車場以外の多機能なスペ
ースとして使用できる高層住宅用立体駐車装置を提供す
ることにある。

［前記課題を解決するための手段］ 前記課題を解決するために次のような手段を採る。

複数個の住宅を有する高層住宅に付属された駐車装置で
あって、前記各住宅の外部に面して付設された駐車場と
、少なくとも二つの前記駐車場に面しかつ前記高層住宅
に沿って設けられた移送空間と、この移送空間内で自動
車を上下動させるための車用パレットと、この車用パレ
ットを上下に案内するための案内柱と、前記移動空間の
最上部に設置され前記パレットを上下駆動するための巻
上駆動装置と、この巻上駆動装置により前記パレットを
上下動させるための牽引手段とからなる高層住宅用駐車
装置である。

前記駐車場は、前記各住宅に近接して付設された開放廊
下に接して設けるとより効果的である。

［作　用］ パレット上に運転者が搭乗した状態で自動車を搭載し、
このパレットを高層住宅に沿って設けられた移送空間内
を上昇させる。指定された階数にパレットが移動すると
、自動車を運転して各住宅の隣に設けた駐車場に移動さ
せて駐車させる。

［実施例コ 以下、この発明の実施例を図面に従って説明する。第１
図はこの発明の高層住宅用専用駐車装置の実施例を示す
透視図、第２図は第１図の上方から見た透視図、第３図
はある階で切断した平面図である。高層住宅１は、通常
の知られている鉄筋コンクリート住宅、鉄骨プレハブ住
宅などで作られている住宅である。高層住宅の側面（本
例では北側）には、解放廊下３を介して専用駐車装置２
が隣接して設置されている。開放廊下３の前面の同一床
面には、各住宅別に駐車場４ａ、４ｂが設置されている
。

駐車場４ａ、４ｂは床面５を有しこの床面５は、縦方向
の柱６により地盤から支えられている。床面５は、通常
の防水加工されている床であり雨水を透過させない。ま
た、床面４は、自動車Ａが格納されても機械的に変形し
ない強度で作られている。駐車場４ａの外周３方向は、
柵７．８および移動棚９ａで囲まれている。柵７．８は
、柱６および床面５に固定されているので移動すること
はない。

しかし、柵９ａは、自動車Ａが出入りするときには、柱
５ａ、５ａに沿って上方に移動する。各階の駐車場４ａ
と駐車場４ｂとの間には、自動車を移送するための移送
空間１０が形成されている。

移送空間１０は、地表面から最上階まで貫通した空間で
ある。移送空間１０内には、パレット１１が上下動自在
に設けられている。パレット１１の四隅は、柱６ａ、６
ａ、６ｂ、６ｂにより支えられ案内されている。更に、
パレット１１の側面中央部には、パレット昇降装置１２
が設けられている。

パレット昇降装置１２は、チェーン、ロープなど公知の
昇降駆動手段である。移送空間１ｏの最上階には、巻上
駆動装置が設置された機械室１５が配置されている。機
械室１５には、パレット昇降装置１２のチェーン、ロー
プを上下方向に駆動するためのモータ、制御装置などが
設置されている。これらのモータ、制御装置は、エレベ
ータ、パレット昇降装置などの技術分野で周知であり詳
細な説明は省略する。

一方、各駐車場５ａ、５ｂの移送空間１ｏに面した柵９
ａは、柱６ａ、６ａに案内されて上下方向に移動できる
。しがし、この移動棚９ａは、上下移動のための駆動装
置を持たないので、パレット１１の移動の力により駆動
される。すなわち、パレット１１の制御装置に指定階数
が指令されると、指定された駐車場４ａの直前にパレッ
ト１１から爪（図示せず）を出して移動棚９ａを下方か
ら係止させてパレット１１の移動と共に上方に移動させ
る。

したがって、通常は、移動棚９ａは閉じており安全であ
る。

使用法 自動車Ａの運転者は、１階の積載位置に矢印Ｂ方向から
近づく。なお、この方向は逆方向からでも良い。この位
置で、運転席または下車して昇降装置の操作盤（図示せ
ず）に真正な使用者を証明するカードを入れる。このカ
ードには、自己の家の階級、場所が磁気またはＩＣメモ
リに入力されている。このカードの挿入によりパレット
１１が上部にあれば下降してくる。最下段に位置してお
れば、そのまま運転して自動車Ａを移動させてパレット
１１上に自動車を搭載する。搭載が終了して車をロック
し、かつパレット１１上のロック装置が作動した後、パ
レット１１上の上昇指令のボタン（図示せず）を押すと
パレット１１は上昇装置により上昇させられる。

ただし、パレット１１上のロック装置が作動していない
ときは、上昇指令のボタンを押しても作動しない。指定
された階の下方に位置すると、パレット１１に備えた指
令された側の爪装置（図示せず）が突出し、指定された
駐車場４ａ側の移動棚９ａまたは駐車場４ｂ側の移動棚
９ｂの下部を爪で押し上げる。パレット１１は指定階級
にくると、センサ（図示せず）が検知し、昇降装置を停
止させ止める。

止まった状態は、移動棚９ａまたは移動棚９ｂが開いた
状態であるからそのまま自動車Ａを移動させて駐車場４
ａまたは４ｂに入れる。駐車場に自動車Ａが確実に入庫
したことが確認されると、運転車が駐車場内の操作スイ
ッチを押すと、パレット１１は柵９ａまたは９ｂを下げ
て元の位置または呼ばれた位置に移動する。

［他の実施例］ 前記した実施例は、平面に２棟しかない高層住宅である
。しかし、第４図にその平面図を示したように、平面４
棟の住宅など種々の形態の高層住宅に適用できることは
論するまでもない。また、前記パレット１１を昇降させ
るのは、前記実施例に限るものでなく、エレベータ、立
体駐車場などの公知の昇降装置であっても良い。また、
安全装置などは、公知のこれらのものに使用されている
ものを転用する。防犯装置を併設するとなお安全に使用
できる。例えば、ＩＣカードと暗証番号を併用して登録
者以外の人が使用しても昇降装置が動かないようにする
。

更に、前記実施例の柵９ａは、高さが低い柵であり移送
空間１０に面した上部は開放している。

しかし、パレット１１が移動するとき危険であるので、
この上部にカバーしてより安全になるようにしても良い
。

［発明の効果コ 以上詳記したように、この発明の高層住宅用立体駐車場
はスペース効率が良い。また、この駐車場は、駐車場以
外にも緑地、遊び場などは多目的な用途に使用できる。

高層住宅でも各住宅の前に駐車場が設置されているので
、ドアツードアが実現できるので雨の日などの天候不順
臼でも便利であり、車の盗難いたずらなどを防ぐことが
できる。

また、各駐車場の入り口すなわち柵は、使用時のみ開く
ので安全である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例の外観を示す透視図、第２図
は上方から見た透視図、第３図はある床面の平面図、第
４図は他の実施例を示す図である。 １・・・高層住宅、２・・・専用駐車装置、３・・・開
放廊下、４ａ、４ｂ・・・駐車場、５・・・床面、７，
８・・・柵、９ａ・・・移動棚 特許出願人　　大島建設株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数個の住宅を有する高層住宅に付属された駐車装
   置であって、前記各住宅の外部に面して付設された駐車
   場と、少なくとも二つの前記駐車場に面しかつ前記高層
   住宅に沿って設けられた移送空間と、この移送空間内で
   自動車を上下動させるための車用パレットと、この車用
   パレットを上下に案内するための案内柱と、前記移動空
   間の最上部に設置され前記パレットを上下駆動するため
   の巻上駆動装置と、この巻上駆動装置により前記パレッ
   トを上下動させるための牽引手段とからなる高層住宅用
   駐車装置。 ２、請求項１において、前記駐車場は前記各住宅に近接
   して付設された開放廊下に接して設けられたことを特徴
   とする高層住宅用駐車装置。