JPH045538B2 - - Google Patents
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- JPH045538B2 JPH045538B2 JP61174029A JP17402986A JPH045538B2 JP H045538 B2 JPH045538 B2 JP H045538B2 JP 61174029 A JP61174029 A JP 61174029A JP 17402986 A JP17402986 A JP 17402986A JP H045538 B2 JPH045538 B2 JP H045538B2
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- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 4
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- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims 1
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Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は高周波加熱法を利用した自動車用装飾
モール、その中でも特に大型装飾モールの製造方
法に関する。
モール、その中でも特に大型装飾モールの製造方
法に関する。
従来の技術
従来、上記装飾モールの製造方法として特開昭
58−12729号公報には発泡性樹脂で成るモール体
の外表面をシリコンモールド内で高周波加熱して
無発泡のスキン層を形成する方法が開示されてい
る。更に特公昭58−3841号公報には、予じめ押出
機によつて押出成形された樹脂を前記シリコンモ
ールドの形状と同一の形状に打抜いて高周波加熱
する方法が開示されている。
58−12729号公報には発泡性樹脂で成るモール体
の外表面をシリコンモールド内で高周波加熱して
無発泡のスキン層を形成する方法が開示されてい
る。更に特公昭58−3841号公報には、予じめ押出
機によつて押出成形された樹脂を前記シリコンモ
ールドの形状と同一の形状に打抜いて高周波加熱
する方法が開示されている。
発明が解決しようとする問題点
しかしながらこのような従来の装飾モールの製
造方法、特に押出機によつて押出成形された樹脂
を用いて巾広で且つ大型な装飾モールを製作する
場合には、得られた製品の表面部に発泡エアに起
因するボイドが形成され易いという問題点を有し
ている。即ち第4図に示した如く下型2上に成形
樹脂1を載置して図外の上型を組みつけて高周波
加熱処理すると、上記成形樹脂1の略中央部分に
コアボイド3,3が発生しやすくなり、上記に対
処して第5図、第6図に示した如く成形樹脂1を
2分割、或いは3分割しても、各成形樹脂1の長
手方向の寸法l1又はl2が所定の寸法以上であつた
場合には、矢張各成形樹脂片に前記と同様なエア
ボイド3,3が発生してしまうものである。
造方法、特に押出機によつて押出成形された樹脂
を用いて巾広で且つ大型な装飾モールを製作する
場合には、得られた製品の表面部に発泡エアに起
因するボイドが形成され易いという問題点を有し
ている。即ち第4図に示した如く下型2上に成形
樹脂1を載置して図外の上型を組みつけて高周波
加熱処理すると、上記成形樹脂1の略中央部分に
コアボイド3,3が発生しやすくなり、上記に対
処して第5図、第6図に示した如く成形樹脂1を
2分割、或いは3分割しても、各成形樹脂1の長
手方向の寸法l1又はl2が所定の寸法以上であつた
場合には、矢張各成形樹脂片に前記と同様なエア
ボイド3,3が発生してしまうものである。
そこで本発明のこのような従来の自動車用装飾
モール、特に巾広で且つ大型な装飾モールの製法
上より発生する問題点を解消して、得られた装飾
モールの表面部分にエアボイドが発生することを
防止し得る製造方法を提供するものである。
モール、特に巾広で且つ大型な装飾モールの製法
上より発生する問題点を解消して、得られた装飾
モールの表面部分にエアボイドが発生することを
防止し得る製造方法を提供するものである。
問題点を解消するための手段
押出機によつて押出成形された発泡性樹脂を主
体とする大型シートに、エア抜き用のスリツト状
切欠部を所定寸法以下の間隙を保持して形成した
後、耐熱性を有し且つ非導電体で成る下型及び熱
伝導性の大きい金属で成る上型内に充填して、該
上下金型内で前記シートに高周波加熱処理を施し
て溶融成形する方法を提供する。
体とする大型シートに、エア抜き用のスリツト状
切欠部を所定寸法以下の間隙を保持して形成した
後、耐熱性を有し且つ非導電体で成る下型及び熱
伝導性の大きい金属で成る上型内に充填して、該
上下金型内で前記シートに高周波加熱処理を施し
て溶融成形する方法を提供する。
作 用
高周波加熱処理を行うに際して、前記大型シー
トに所定寸法以下の間隔を保持して形成されたス
リツト状切欠部から発泡エアが抜けるので、得ら
れた製品の表面部にエアボイドが形成されること
が防止される。
トに所定寸法以下の間隔を保持して形成されたス
リツト状切欠部から発泡エアが抜けるので、得ら
れた製品の表面部にエアボイドが形成されること
が防止される。
実施例
以下図面を参照して本発明に係る大型装飾モー
ルの製造方法の一実施例を説明する。第1図は本
発明を実施する際に用いる高周波成形装置4の概
要図であつて、下型2及びこの下型2に組み付け
られる上型5と、下型2の下面に設けられた電極
板6及び上型5の上面に設けられた電極板7と、
両電極板6,7に高周波電流を印加する電源8と
を主体に構成されている。前記下型2は耐熱性を
有し、且つ非導電体で成る素材、例えばシリコン
モールド等が用いられ、該下型2上には予じめ設
定した所定の形状を有する凹部9が形成されてい
る。又前記上型5は熱伝導性の大きい金属、例え
ばアルミニウム等で構成されている。
ルの製造方法の一実施例を説明する。第1図は本
発明を実施する際に用いる高周波成形装置4の概
要図であつて、下型2及びこの下型2に組み付け
られる上型5と、下型2の下面に設けられた電極
板6及び上型5の上面に設けられた電極板7と、
両電極板6,7に高周波電流を印加する電源8と
を主体に構成されている。前記下型2は耐熱性を
有し、且つ非導電体で成る素材、例えばシリコン
モールド等が用いられ、該下型2上には予じめ設
定した所定の形状を有する凹部9が形成されてい
る。又前記上型5は熱伝導性の大きい金属、例え
ばアルミニウム等で構成されている。
一方、第2図は、上記下型2に形成された凹部
9内に充填する大型シート10の形状例を示して
いる。該大型シート10は塩化ビニール、エチレ
ンビニルアセテート等で成る合成樹脂にアゾジカ
ルボンアミド等の発泡材を混合したものを予じめ
押出機によつて押出成形し、且つシート状にカツ
トしたものであつて、この大型シート10には複
数個のスリツト状切欠部11,11…が形成され
ている。上記スリツト状切欠部11,11…間の
寸法l3は、予じめ設計上定められた所定寸法以下
であるようにしてあり、本実施例の場合にはl3が
300mm以下であるようにしている。尚スリツト状
切欠部11の間隙長さρは約5mmとする。
9内に充填する大型シート10の形状例を示して
いる。該大型シート10は塩化ビニール、エチレ
ンビニルアセテート等で成る合成樹脂にアゾジカ
ルボンアミド等の発泡材を混合したものを予じめ
押出機によつて押出成形し、且つシート状にカツ
トしたものであつて、この大型シート10には複
数個のスリツト状切欠部11,11…が形成され
ている。上記スリツト状切欠部11,11…間の
寸法l3は、予じめ設計上定められた所定寸法以下
であるようにしてあり、本実施例の場合にはl3が
300mm以下であるようにしている。尚スリツト状
切欠部11の間隙長さρは約5mmとする。
上記した如くスリツト状切欠部11,11…を
形成した大型シート10を下型2上の凹部9内に
充填して、上型5を組み付け、電極板6,7をセ
ツテイングしたならば、電源8を起動して両電極
板6,7に高周波数電流を所定時間印加する。す
ると下型2と上型5間に充填された大型シート1
0が約100〜200℃で発泡し、この発泡エアが前記
スリツト状切欠部11,11…から上方へ抜け、
且つ上型5と下型2との間に形成された微小なク
リアランスを介して上方へ放散する。更に大型シ
ート10が溶融されて下型2に接する面にスキン
層が形成され、更に冷却固化されて装飾モールが
完成するが、得られた装飾モールには前記スリツ
ト切欠部11は消失している。即ちスリツト状切
欠部11は高周波加熱処理の初期段階に発生する
エアを効率良く逃がすために有効に作用し、該エ
アを逃がした後は合成樹脂の溶融に伴つて消失す
る。従つ得られた装飾モールの表面上に発泡エア
に起因するボイドが発生せず、クリーンな表面状
態となつている。
形成した大型シート10を下型2上の凹部9内に
充填して、上型5を組み付け、電極板6,7をセ
ツテイングしたならば、電源8を起動して両電極
板6,7に高周波数電流を所定時間印加する。す
ると下型2と上型5間に充填された大型シート1
0が約100〜200℃で発泡し、この発泡エアが前記
スリツト状切欠部11,11…から上方へ抜け、
且つ上型5と下型2との間に形成された微小なク
リアランスを介して上方へ放散する。更に大型シ
ート10が溶融されて下型2に接する面にスキン
層が形成され、更に冷却固化されて装飾モールが
完成するが、得られた装飾モールには前記スリツ
ト切欠部11は消失している。即ちスリツト状切
欠部11は高周波加熱処理の初期段階に発生する
エアを効率良く逃がすために有効に作用し、該エ
アを逃がした後は合成樹脂の溶融に伴つて消失す
る。従つ得られた装飾モールの表面上に発泡エア
に起因するボイドが発生せず、クリーンな表面状
態となつている。
第3図は本発明の他の実施例を説明するもので
あつて、第2図に示した実施例と同様にして下型
2上に形成された凹部9内に充填する大型シート
10をシート10a,10b,10e,10dと
に分割し、各シート間に夫々隙間ρを設定してあ
る。各シート10a,10b,10c,10dの
寸法l4は第2図に示した寸法l3と略同一であつて、
本例でもl4が300mm以下であるようにしている。
又隙間ρは約5mmとする。本実施例の場合にも、
各隙間ρが前記スリツト状切欠部11と同様に発
泡エアの抜ける通路として働き、従つて得られる
作用効果も前記の実施例と同一である。
あつて、第2図に示した実施例と同様にして下型
2上に形成された凹部9内に充填する大型シート
10をシート10a,10b,10e,10dと
に分割し、各シート間に夫々隙間ρを設定してあ
る。各シート10a,10b,10c,10dの
寸法l4は第2図に示した寸法l3と略同一であつて、
本例でもl4が300mm以下であるようにしている。
又隙間ρは約5mmとする。本実施例の場合にも、
各隙間ρが前記スリツト状切欠部11と同様に発
泡エアの抜ける通路として働き、従つて得られる
作用効果も前記の実施例と同一である。
発明の効果
以上説明した如く、本発明によれば押出機によ
つて押出成形された発泡性樹脂を主体とする大型
シートに、エア抜き用のスリツト状切欠部を所定
寸法以下の間隔を保持して形成した後、耐熱性を
有し且つ非導電体で成る下型及び熱伝導性の大き
い金属で成る上型内に充填して該上下金型内で前
記シートに高周波加熱処理を施して溶融成形した
ので、以下に記す作用効果を有している。即ち前
記大型シートを溶融成形する際に発生する発泡エ
アは、前記スリツト状切欠部を通して外方に放散
されるので、得られた装飾モールの表面部にエア
に起因するボイドが生じない。従つて装飾モール
の外観がが良好となり、製品価値を高め効果が大
となり、特に自動車用の大型モール部品を作成す
る際に用いて有効である。
つて押出成形された発泡性樹脂を主体とする大型
シートに、エア抜き用のスリツト状切欠部を所定
寸法以下の間隔を保持して形成した後、耐熱性を
有し且つ非導電体で成る下型及び熱伝導性の大き
い金属で成る上型内に充填して該上下金型内で前
記シートに高周波加熱処理を施して溶融成形した
ので、以下に記す作用効果を有している。即ち前
記大型シートを溶融成形する際に発生する発泡エ
アは、前記スリツト状切欠部を通して外方に放散
されるので、得られた装飾モールの表面部にエア
に起因するボイドが生じない。従つて装飾モール
の外観がが良好となり、製品価値を高め効果が大
となり、特に自動車用の大型モール部品を作成す
る際に用いて有効である。
第1図は本発明を実施する際に用いる高周波成
形装置の概要図、第2図は本発明で用いる大型シ
ートの形状例を示す平面図、第3図は同様な他の
実施例を示す平面図、第4図、第5図、第6図は
従来のシート形状例を示す平面図である。 2……下型、4……高周波成形装置、5……上
型、6,7……電極板、8……電源、9……凹
部、10……大型シート、11……スリツト状切
欠部。
形装置の概要図、第2図は本発明で用いる大型シ
ートの形状例を示す平面図、第3図は同様な他の
実施例を示す平面図、第4図、第5図、第6図は
従来のシート形状例を示す平面図である。 2……下型、4……高周波成形装置、5……上
型、6,7……電極板、8……電源、9……凹
部、10……大型シート、11……スリツト状切
欠部。
Claims (1)
- 1 押出機によつて押出成形された発泡性樹脂を
主体とする大型シートに、エア抜き用のスリツト
状切欠部を所定寸法以下の間隔を保持して形成し
た後、耐熱性を有し且つ非導電体で成る下型及び
熱伝導性の大きい金属で成る上型内に充填して、
該上下金型内で前記シートに高周波加熱処理を施
して溶融成形したことを特徴とする大型装飾モー
ルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61174029A JPS6330239A (ja) | 1986-07-24 | 1986-07-24 | 大型装飾モ−ルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61174029A JPS6330239A (ja) | 1986-07-24 | 1986-07-24 | 大型装飾モ−ルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6330239A JPS6330239A (ja) | 1988-02-08 |
JPH045538B2 true JPH045538B2 (ja) | 1992-01-31 |
Family
ID=15971387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61174029A Granted JPS6330239A (ja) | 1986-07-24 | 1986-07-24 | 大型装飾モ−ルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6330239A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5611216A (en) * | 1979-07-11 | 1981-02-04 | Achilles Corp | High frequency molding method for thermosetting synthetic resin double-layer sheet |
JPS58126123A (ja) * | 1982-01-22 | 1983-07-27 | Inoue Mtp Co Ltd | 発泡成形品の製造方法 |
JPS61169230A (ja) * | 1985-01-22 | 1986-07-30 | Inoue Mtp Co Ltd | プラスチツクスモ−ルデイングの製造方法 |
-
1986
- 1986-07-24 JP JP61174029A patent/JPS6330239A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5611216A (en) * | 1979-07-11 | 1981-02-04 | Achilles Corp | High frequency molding method for thermosetting synthetic resin double-layer sheet |
JPS58126123A (ja) * | 1982-01-22 | 1983-07-27 | Inoue Mtp Co Ltd | 発泡成形品の製造方法 |
JPS61169230A (ja) * | 1985-01-22 | 1986-07-30 | Inoue Mtp Co Ltd | プラスチツクスモ−ルデイングの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6330239A (ja) | 1988-02-08 |
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