JPH0454903Y2 - - Google Patents

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JPH0454903Y2
JPH0454903Y2 JP1987122207U JP12220787U JPH0454903Y2 JP H0454903 Y2 JPH0454903 Y2 JP H0454903Y2 JP 1987122207 U JP1987122207 U JP 1987122207U JP 12220787 U JP12220787 U JP 12220787U JP H0454903 Y2 JPH0454903 Y2 JP H0454903Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、段ボール板等のブランクから組み立
てられるトレイ形の包装用箱に関し、特に、一枚
の板材を用いて六面体の底面、側面及び端面を構
成する底パネル、側パネル及び端パネルを有する
と共に、底パネルの中央部を折り重ねて仕切パネ
ルを形成した包装用箱に関する。
[従来の技術] 従来におけるこの種の包装用箱の構造は、例え
ば実開昭60−182315号公報等に示されている。こ
の種の箱は、第5図に示すように、ブランクにお
いて、まず六面体の底面を構成する底パネル11
から六面体の側面と端面を構成する側パネル12
と端パネル13を内側へ折り曲げ、かつ端パネル
13から延長した差込みフラツプ14の先端を側
パネル12に開設したスリツト15に差し込むこ
とにより箱として組み立てられる。そして、さら
に、側パネル12と端パネル13との接合強度を
高めるため、側面あるいは端面を構成する内パネ
ル16,20を設け、この内パネルを延長して設
けた接合フラツプ23により隣接する側面と端面
を互いに固定している。
上記の包装用箱では、底パネル11の中央部を
折り重ねて仕切パネル19を構成し、さらにこの
仕切パネル19の中央部の上半分の高さにスリツ
ト28を設けている。一方、仕切パネル19と同
じ高さの一対の仕切プレート30を備え、この仕
切プレート30の一端寄りの下半分の高さにスリ
ツト31′を設けている。そして、この仕切プレ
ート30のスリツト31′の部分を上記仕切パネ
ル19のスリツト28の部分に上から差し込み、
仕切パネル19と仕切プレート30とを平面+字
形に固定し、箱を都合4つに区画している。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上述の従来の包装用箱では、側
面と端面との接合は確実にされてはいるものの、
仕切パネル19の部分が弱いという欠点があつ
た。すなわち、包装箱の中に物を入れて、端パネ
ル13,13側を保持して包装箱を両側から持ち
上げるとき、箱の中央で折り曲げられた上記仕切
パネル19が下から開いてしまつて、包装箱が中
央から二つに折れ曲がつてしまうことがある。こ
のとき、仕切プレート30は、仕切パネル19が
開いてしまうことを防止する役割を有している。
ところが、この仕切プレート30は、その下側に
設けたスリツト31′の部分を仕切パネル19の
上側に設けたスリツト28の部分に挿入している
だけで、抜け易いため、仕切パネル19が開いて
しまうと、仕切プレート30もスリツト28から
簡単に抜けてしまう。このため、仕切パネル19
が下から開くことを確実に防止することができな
かつた。
本考案は、上述の様な従来技術における問題点
を解決すべくなされたものであり、包装箱の中に
物を入れて、端面側を両側をから保持して持ち上
げても仕切パネルが簡単に開いてしまつて、箱が
中央から折れ曲がるようなことがないトレイ形の
包装用箱を提供することを目的とする。
[問題を解決するための手段] すなわち、本考案では、前記の目的を達成する
ため、六面体の底面を構成する底パネル11の略
中央部を折り重ねて仕切パネル19を形成し、該
底パネル11から同六面体の側面と端面をそれぞ
れ構成する側パネル12と端パネル13を立ち上
がらせると共に、側パネル12から折線を介して
延設された内フラツプ14を上記折線から底パネ
ル11側に折り曲げて側フラツプ12の内側に添
えると共に、同内フラツプ14を底パネル11に
固定し、隣接する側パネル12と端パネル13と
をフラツプ17,17′で互いに連結してなるも
のにおいて、仕切パネル19の両端から折線を介
して延びた補助フラツプ24を、上記折線で箱の
側面方向に向けて曲げ、上下を互いに直角に折り
曲げた挟持用プレート30の下部に設けたスリツ
ト31を、仕切パネル19の基部に差し込むと共
に、挟持用プレート30の上部を前記補助フラツ
プ24の外側に当て、これら補助フラツプ24と
挟持用プレート30の上部とを上記側パネル12
と内フラツプ14との間に挟持してなることを特
徴とするトレイ形包装用箱を提供する。
[作用] 上記本考案によるトレイ形包装用箱において
は、仕切パネル19の基部に挟持用プレート30
の下部に設けたスリツト31を差し込んでいるた
め、仕切パネル19の基部、つまり、仕切パネル
19の底パネル11から立ち上がつた部分は、挟
持用プレート30の下部で挟持される。さらに、
この挟持用プレート30の上部は、仕切パネル1
9の両端から箱の側面方向に向けて曲げられた補
助フラツプ24の外側に添えられ、この補助フラ
ツプ24と共に側パネル12と内フラツプ14と
の間に挟持されている。このため、仕切パネル1
9は、その両端の補助フラツプ24を介して箱の
二重側面を形成する側パネル12と内パネル14
とに固定されると共に、仕切パネル19の基部を
挟持する上記の挟持用プレート30もこれら側パ
ネル12と内パネル14とに固定される。このた
め、組み立てた包装用箱に物を入れて、その端面
側を両側から保持して持ち上げても、仕切パネル
19が下側から開いてしまうことがない。
[実施例] 以下、本考案を適用したトレイ形包装用箱につ
いて、図を用いて詳細に説明する。
第1図は、本考案の第1の実施例を示してお
り、第2図は第1図の包装用箱を組み立てるため
のブランクを示している。
まず、第2図の包装用箱のブランクは、一枚の
例えば段ボール等の板紙を図の実線に沿つて打ち
抜くとともに、鎖線で示す所定の個所に折線を付
けることによつて作られている。このブランクで
は、底パネル11,11が2組設けられ、これら
底パネル11,11は折線を介して連続した仕切
パネル19,19で互いに連結されている。他
方、底パネル11,11の他の三辺からは、それ
ぞれ折線を介して六面体の側面と端面とを構成す
る側パネル12,12と端パネル13,13が延
設されている。
側パネル12,12には、第2図中に並列に隣
接して形成された二本の折線を介して内フラツプ
14,14……が延設され、さらにこの内フラツ
プ14,14……から図中左右側へ折線を介して
接合フラツプ15,15……が延設され、その先
端部には切欠16,16……が設けられている。
これら切欠16,16……は、箱の組み立ての
際、図中上下一組として結合される。また、上記
側パネル12,12の左右両側には差込みフラツ
プ17,17……が延設されている。この差込み
フラツプ17,17……の先端は、差し込み易い
ようにやや丸みを帯びた形状となつている。ま
た、上記内フラツプ14,14……の図中上下の
辺からは、それぞれ突起18,18……及びスリ
ツト20,20……が形成されている。
他方、端パネル13,13からは、第2図中左
右に、やはり二本の折線を介して内フラツプ2
1,21が延設されており、この内フラツプ2
1,21の上下両辺には突起22,22……が設
けられており、この突起部22,22……は組立
の際上記側パネル内フラツプのスリツト20,2
0……に差し込まれる。また、この端パネル1
3,13の上記差込みフラツプ17,17……に
対応する個所には横方向にスリツト23,23…
…が開設されている。
次に、底パネル11,11の中央に設けられた
仕切パネル19,19の中央には、第2図にも示
す様に、横方向に仕切スリツト23が切設されて
いる。また、第2図において上下側となる同仕切
パネル19,19の両端から、それぞれ折線を介
して補助フラツプ24,24……が延設され、さ
らにこれら補助フラツプ24,24……と上記側
パネルの内フラツプ14,14……によつて取り
囲まれた部分から挟持用プレート30,30が分
離されるようになつている。この挟持用プレート
30,30は、その上下部分の間に折線が設けら
れ、下部には縦にスリツト31が切設され、この
両側に略台形状の挟持片33,33を有してい
る。また、前記折線に沿つて、スリツト31の両
側に一対のスリツト32,32……が切設されて
いる。
このブランクを箱として組み立てる場合は、ま
ず挟持用プレート30,30を切り離した後、仕
切パネル19,19の境界にある折線を外側(組
み立てられる箱を基準とする、以下同じ)へ折り
曲げ、次いで全ての折線を内側へ折り曲げる。そ
して、内フラツプ14,14,21,21を内側
へ折り曲げるとともに、接合フラツプ15,15
……を第1図に矢印に示す方向に折り曲げるとと
もにその切欠16,16……により互いに係止固
定する。さらに、差込みフラツプ17,17……
の先端をスリツト23,23……に差し込む。
以上説明したブランクの組立工程において、第
1図に示す様に、仕切パネル19,19を折り重
ねた後、その両端の補助パネル24,24……
は、折線を介して互いに反対方向に折り曲げるこ
とにより、箱の側面方向に向ける。また、上記の
挟持用プレート30の上下を折線に沿つて直角に
折り曲げ、その下部の挟持片33,33を補助フ
ラツプ24,24と底パネル11との間に挿入
し、その間のスリツト31を底パネル19の両端
部の基部、つまり、底パネル11から立ち上がつ
た部分に挿入する。そして、この挟持用プレート
30の上部は、前記補助フラツプ24,24の外
側に添え、これら補助フラツプ24,24と挟持
用プレート30の上部とを前述のようにして折り
曲げられた側パネル12と内フラツプ14との間
に挟持する。
また、この実施例では、端面側の内フラツプ2
1,21の端部に設けられた突起22,22……
を、側面側の内フラツプ14,14の端部に設け
られたスリツト20,20……に差し込んでい
る。さらに、側面側の内フラツプ14,14……
の他方の端部寄りに設けた突起18,18……
を、上記挟持用プレート30,30の折線上に設
けたスリツト32,32……に差し込んでいる。
次ぎに、第3図及び第4図に示した第2の実施
例について説明する。これらの図において、前述
の第1の実施例を示す第1図と第2図と同一の部
材は同一の参照番号を付している。この実施例で
は、第4図から明らかな様に、側パネル14,1
4……と端パネル13,13とを固定するため、
差込みフラツプに代えて爪状フラツプ50,50
……を端パネル13の両端に延設しており、側パ
ネル12,12……の両端には、端パネル13,
13と端フラツプ21,21との間に差し込まれ
る接合フラツプ17′,17′……が延設されてい
る。また、底パネル11,11の略中央部に略T
字状の仕切プレート51,51が打ち抜かれ、こ
れを差し込むため、仕切パネル19,19のスリ
ツト23と共に、端面内フラツプ21,21にも
スリツト52,52が開設されている。さらに、
側パネル12,12……と内フラツプ14,14
……との二本の折線の間には、上記爪状フラツプ
の先端を差し込むためのスリツト53,53……
が、そして側面内フラツプの突起18,18……
を差し込むためのスリツト54,54……が開設
されている。
このブランクを箱として組み立てる場合は、第
1の実施例の場合と概ね同様であるが、第4図に
も示す様に、爪状フラツプ50,50……の先端
部を隣接する側パネル上のスリツト52,52…
…に差し込んで側パネル12と端パネル13を固
定する。また、挟持用プレート30,30は、第
1図の挟持用プレートと同様、そのスリツト3
1,31を仕切パネル19,19の基部に差し込
み、同仕切パネル19,19を両側から挟み込ん
で固定する。また、最後に底パネル11,11の
仕切プレート51,51をその折線から立ち上
げ、これをスリツト23,52,52に差し込ん
で箱の組み立てを完成する。
この第2の実施例では、仕切プレート51,5
1が底プレート11,11から打ち抜かれてお
り、別体の仕切プレートを用意することなく、一
枚のブランクから箱を組み立てられ、ブランクの
利用効率が増大する。
さらに、第6図と第7図で示した第三の実施例
では、仕切プレート51,51をブランクの中央
部に於て、箱の本体からから独立して裁断し、そ
れを仕切りパネル19に差し込んで固定してい
る。また、挟持用プレート30をブランクの端の
部分から取り出している。
このように、裁断法を工夫することによつて、
ブランクを無駄なく利用することが出来る。
[考案の効果] 以上の説明からも明らかなように、本考案によ
れば、包装箱に物を入れて、その端パネル側を抱
えて包装用箱を両側から持ち上げたとき、上記仕
切プレートが下から開いて箱が中央から折れ曲が
ることがなく、従つて安定して保持できる包装用
箱を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例である包装用箱
の組み立て状態を示す斜視図、第2図は第1図の
包装用箱の展開図、第3図は第2の実施例である
包装用箱の展開図、第4図は第3図の包装用箱の
組立て状態を示す斜視図、そして第5図は従来技
術になる包装用箱を示す箱の斜視図、第6図は本
考案の第3の実施例である包装用箱の組み立て状
態を示す斜視図、第7図は第6図の包装用箱の展
開図である。 11……底パネル、12……側パネル、13…
…端パネル、14,21……内フラツプ、17…
…差込みフラツプ、19……仕切パネル、30…
…挟持用プレート、50……爪状プラツプ、51
……仕切プレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 六面体の底面を構成する底パネルの略中央部を
    折り重ねて仕切パネルを形成し、該底パネルから
    同六面体の側面と端面をそれぞれ構成する側パネ
    ルと端パネルを立ち上がらせると共に、側パネル
    から折線を介して延設された内フラツプを上記折
    線から底パネル側に折り曲げて側フラツプの内側
    に添えると共に、同内フラツプを底パネルに固定
    し、隣接する側パネルと端パネルとをフラツプで
    互いに連結してなるものにおいて、仕切パネルの
    両端から折線を介して延びた補助フラツプを、上
    記折線で箱の側面方向に向けて曲げ、上下を互い
    に直角に折り曲げた挟持用プレートの下部に設け
    たスリツトを仕切パネルの基部に差し込むと共
    に、挟持用プレートの上部を前記補助フラツプの
    外側に当て、これら補助フラツプと挟持用プレー
    トの上部とを上記側パネルと内フラツプとの間に
    挟持してなることを特徴とするトレイ形包装用
    箱。
JP1987122207U 1987-08-10 1987-08-10 Expired JPH0454903Y2 (ja)

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JP1987122207U JPH0454903Y2 (ja) 1987-08-10 1987-08-10

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JPS5541339B2 (ja) * 1974-08-29 1980-10-23

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