JPH0454879A - 磁歪モータ - Google Patents

磁歪モータ

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Publication number
JPH0454879A
JPH0454879A JP2161423A JP16142390A JPH0454879A JP H0454879 A JPH0454879 A JP H0454879A JP 2161423 A JP2161423 A JP 2161423A JP 16142390 A JP16142390 A JP 16142390A JP H0454879 A JPH0454879 A JP H0454879A
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JP
Japan
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rotating shaft
rod
movable member
magnetostrictive material
shaped
Prior art date
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Pending
Application number
JP2161423A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyasu Takura
田倉 敏靖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0454879A publication Critical patent/JPH0454879A/ja
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、例えばプリンタやファクシミリ等に使用され
るプラテンを回転駆動したり、用紙送り機構の駆動源に
適した磁歪モータに関する。
[従来の技術] 従来、非晶質磁歪モータが知られている。これは特開昭
55−46883号公報に見られるようにステータ又は
ロータの一方、例えばステータを非晶質磁歪材とこれに
巻き付けた励磁用巻線、バイアス用巻線からなる振動子
によって構成し、このステータの先端をバネ等の荷重手
段を使用してロータの表面に押付けるようにしている。
そして励磁用巻線に交流電流を通電すると非晶質磁歪材
の長さ方向に磁歪現象が発生し、その結果ステータが長
さ方向に伸縮運動を行い、これによりステータの先端が
ロータの外周に沿って往復運動を行う。またステータに
は荷重手段によりロータに対して押付は作用が働いてい
るので、ステータがらロータには突き進めるような力が
作用しその結果ロータが回転するようになっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしこのようにステータの伸縮動作によりロータに突
き進めるようなカを作用させてロータを回転するように
したのでは、ステータが伸びてロータを押した後ステー
タが収縮するときにロータ表面にそのロータの回転方向
に対してそれを戻すような力、すなわち摩擦力が作用す
ることになり、ロータの回転がスムーズにできなくなる
問題があった。
また駆動周波数と印加電圧によって回転周波数が一義的
に決まるためモータとして回転速度を幅広く変化させる
ことができず、モータの利用範囲が限定されてしまう問
題があった。
さらにロータに対してステータを当接させるように配置
し、かつステータに対してバネ等の荷重手段を付設して
いるので、全体として装置が大形化し、小形偏平に構成
することはできなかった。
そこで本発明は、回転がスムーズにできるとともに回転
周波数を幅広く変化させることができ、また低周波駆動
時において微小高精度のステップ送りが実現でき、しか
も偏平小形化することが容易にできる磁歪モータを提供
しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 請求項(1)対応の発明は、出力回転軸の周面に接触し
かつその回転軸の接線方向に移動可能に設けられた可動
部材と、この可動部材を回転軸に押圧する押圧手段と、
棒状磁歪材にコイルを巻装して駆動源を構成し、コイル
への通電、非通電による棒状磁歪材の軸方向の膨脹、収
縮により可動部材を回転軸の接線方向に駆動′制御する
駆動手段と、押圧手段による可動部材の回転軸への押圧
状態を解除する抑圧解除手段とからなり、棒状磁歪材の
膨張時押圧解除手段を動作させ、又は棒状磁歪材の収縮
時押圧解除手段を動作させることにより出六回転軸を回
転動作するものである。
請求項(2)対応の発明は、棒状磁歪材にコイルを巻装
した駆動源を設け、コイルへの通電による棒状磁歪材の
軸方向の膨脹により可動部材の回転軸への押圧状態を解
除する押圧解除手段を使用したものである。
請求項(3)対応の発明は、押圧解除手段における棒状
磁歪材の軸方向の先端位置調整を行う調整手段を設けた
ものである。
請求項(4)対応の発明は、電磁石に永久磁石を対向配
置した駆動源を設け、電磁石と永久磁石とに作用する反
発力により可動部材の回転軸への押圧状態を解除する押
圧解除手段を使用したものである。
請求項(5)対応の発明は、弾性部材を使用した押圧手
段を使用したものである。
請求項(6)対応の発明は、可動部材を1対、出力回転
軸の周面の対向する部位に接触して設けたものである。
請求項(7)対応の発明は、可動部材を磁性材で構成す
るとともにその可動部材と駆動手段の駆動源を構成する
棒状磁歪材を一体的に結合して磁気回路を形成したもの
である。
請求項(8)対応の発明は、その磁気回路中の一部に永
久磁石を設けたものである。
請求項(9)対応の発明は、出力回転軸の周面にそれぞ
れ接触するとともにその回転軸の接線方向に移動可能に
設けられ、かつ回転軸を包囲するように対向配置された
磁性材からなる1対の可動部材と、この各可動部材を挾
持しその各可動部材を回転軸にそれぞれ圧接させる圧接
手段と、各可動部材にそれぞれ一体的に結合された棒状
磁歪材に第1コイルを巻装して駆動源を構成し、第1コ
イルへの通電、非通電による棒状磁歪材の軸方向の膨脹
、収縮により各可動部材を回転軸の接線方向にそれぞれ
駆動制御する1対の駆動手段と、各可動部材の対向空間
内に棒状磁歪材に第2コイルを巻装した駆動源を設け、
第2コイルへの通電による棒状磁歪材の軸方向の膨脹に
より各可動部材の回転軸への圧接状態を解除する圧接解
除手段とからなり、棒状磁歪材の膨張時圧接解除手段を
動作させ、又は棒状磁歪材の収縮時圧接解除手段を動作
させることにより出力回転軸を回転動作するものである
[作用] このような構成の本発明においては、押圧手段にて出力
回転軸に可動部材が押圧されている状態で駆動手段のコ
イルに通電を行うと棒状磁歪材が軸方向に膨脹する。こ
れにより可動部材が回転軸の接線方向の一方向に駆動さ
れる。このとき可動部材は回転軸に押圧されているので
可動部材と回転軸とに摩擦力が作用し回転軸は一方向側
に微小距離回転される。
続いて押圧解除手段を動作すると可動部材の回転軸への
押圧状態が解除される。さらに駆動手段のコイルを非通
電状態にすると棒状磁歪材が軸方向に収縮する。これに
より可動部材は回転軸と接触しない状態で接線方向の他
方向に駆動される。
従って回転軸は同等作用を受けず回転することはない。
そして最後に押圧解除手段を非動作状態にし最初の状態
に戻る。こうして1ステップ動作が終了し、以降このス
テップが繰り返されることにより出力回転軸は接線方向
の一方向にステップ回転することになる。
また逆に駆動手段のコイルに通電が行われ棒状磁歪材が
軸方向に膨脹するときに押圧解除手段を動作させておき
、その後押圧解除手段を非動作状態にして駆動手段のコ
イルを非通電状態にして棒状磁歪材を軸方向に収縮させ
ると、可動部材は回転軸に押圧された状態で接線方向の
他方向に駆動される。従って出力回転軸は接線方向の他
方向にステップ回転することになる。すなわち上記とは
逆方向に回転する。
[実施例コ 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図に斜視図、第2図にそのA−A断面図を示すよう
に、L字形の上フレーム1と同じくL字形の下フレーム
2を組合わせて偏平四角形状の筐体3を形成している。
前記筐体3内両側にはそれぞれ第1、第2の駆動手段4
,5が収納され、また中央部には例えばプラテン6の回
転軸が出力回転軸7として収納されている。
前記駆動手段4.5は、それぞれ棒状磁歪材8゜9を設
け、その一端を前記上フレーム1、下フレーム2で形成
される側壁に埋設して固定し、その他端を押圧部材を構
成するL字形の板バネ10゜11の一辺側を貫通して前
記筐体3内に移動自在に収納された可動ヨーク12.1
3に埋設して固定されている。前記各板バネ10.11
は水平方向には剛性が大で垂直方向には振動するバネと
なっている。
前記各棒状磁歪材8,9はLaからLuまでの希土類金
属(ランタナイド金属)やTbFe2゜Tb (NiF
e2)、Tb (CoFe2)等室温においても数百エ
ルステッド程度の低磁界で0.1%を越える超磁歪特性
が得られるラーベス型金属間化合物で構成されている。
そしてこの各棒状磁歪材8.9には第1、第2のA相コ
イル14.15が巻装されている。
前記各板バネ10.11の一辺側はそれぞれ前記各可動
ヨーク12.13に接着固定され、その各板バネ10.
11の他辺側は前記出力回転軸7の周面上方まで延出し
ている。
前記各板バネ10.11の他辺側と前記出力回転軸7の
周面との間には可動部材16.17がそれぞれ設けられ
、この各可動部材16.17は前記各板バネ10.11
の他辺側に対しては接着固定され、また前記出力回転軸
7の周面に対しては摺動自在となっている。
前記各可動部材16.17は前記板バネ10゜11によ
って前記出力回転軸7の周面に、その周面との間で所定
の摩擦力が得られるように押圧されている。
前記筐体3内の前記出力回転軸7と各可動ヨーク12.
13との間には押圧解除手段18.19がそれぞれ収納
されている。前記各押圧解除手段18.19は棒状磁歪
材20.21を設け、この各棒状磁歪材20.21に第
1、第2のB相コイル22.23が巻装されている。
前記各棒状磁歪材20.21の先端はそれぞれ前記各可
動部材16.17を抑圧できる位置に位置決めされ、後
端には調節手段を構成する調整ネジ24.25が当接し
ている。
そして第3図に示すように+VCC端子と接地間に前記
各A相コイル14.15を並列に介してNPN形の第1
のスイッチングトランジスタ26を接続するとともに前
記各B相コイル22.23を並列に介してNPN形の第
2のスイッチングトランジスタ27を接続している。
このような構成の本実施例においては先ず第2のスイッ
チングトランジスタ27をオンさせてB相コイル22.
23を励磁させる。これにより各棒状磁歪材20.21
が膨脹する。この状態で調整ネジ24を調整し可動部材
16が出力回転軸7の周面から離れるようにする。また
調整ネジ25を調整し可動部材17が出力回転軸7の周
面から離れるようにする。
こうして調整が終了すると第2のスイッチングトランジ
スタ27をオフにする。これによりB相コイル22.2
3は非励磁状態となり各棒状磁歪材20.21は収縮し
各可動部材16.17がそれぞれ板バネ10.11に押
圧されて出力回転軸7の周面に圧接するようになる。
このような調整が行われた後に第1、第2のスイッチン
グトランジスタ26.27に例えば第4図の(a)に示
すタイミングで駆動信号S、、S2を供給すると、先ず
駆動信号S1の立上りにより第1のスイッチングトラン
ジスタ26がオンされる。これによりA相コイル14.
15が励磁され磁界が発生する。こうして先ず駆動手段
4.5の各棒状磁歪材8.9が第5図に点線の矢印で示
すように水平方向に膨脹する。各棒状磁歪材8.9はそ
の一端が上フレーム1、下フレーム2により固定されて
いるので他端側か膨脹し、これにより可動ヨーク12.
13がそれぞれ出力回転軸7側に例えば数十〜数ミクロ
ン程度変位する。
今冬可動部材16.17が板バネ10.11によって出
力回転軸7の周面に圧力Wて押圧され、かつ各可動部材
16.17と出力回転軸7の周面との摩擦係数がμであ
るとすると、各可動部材16.17と出力回転軸7の周
面との接触部には図中実線の矢印で示すように時計回り
の接線方向にF−μWの摩擦力が作用する。
こうして出力回転軸7は各可動部材16.17によって
時計方向の回転力を受けて回転する。
続いて駆動信号S2が立上ると第2のスイッチングトラ
ンジスタ27がオンされる。これによりB相コイル22
.23が励磁され磁界が発生する。
こうして押圧解除手段18.19の各棒状磁歪材20.
21が垂直方向に膨脹する。各棒状磁歪材20.21は
その後端側か調整ネジ24.25により固定されている
ので先端側が膨脹し、これにより可動部材16.17を
板バネ10.11による押圧力に抗して押し上げ出力回
転軸7の周面から離す。
続いて駆動信号S、が立上がると第1のスイッチングト
ランジスタ26がオフされる。これによりA相コイル1
4.15が非励磁状態となる。
こうして駆動手段4,5の各棒状磁歪材8,9が水平方
向に収縮する。従って可動ヨーク12゜13が元の状態
に戻る。
このとき各可動部材16.17と出力回転軸7の周面と
は非接触状態となっているので各可動部材16.17は
出力回転軸7に対して同等回転力を与えること無く元の
状態に戻る。
続いて駆動信号S2が立下がると第2のスイッチングト
ランジスタ27がオフされる。これによりB相コイル2
2.23が非励磁状態となる。
こうして押圧解除手段18.19の各棒状磁歪材20.
21が垂直方向に収縮し、これにより各可動部材16.
17が板バネ力により出力回転軸7の周面に押圧される
ようになる。
こうして最初の状態に戻り1ステツプの動作が終了する
このスイップ動作を繰返すことにより出力回転軸7は時
計方向に微小ステップ回転することになる。
また上記とは逆の制御、すなわち第4図の(b)に示す
ように先ず駆動信号S2が立上り、続いて駆動信号S1
が立上り、続いて駆動信号S2が立下り、最後に駆動信
号S1が立下る制御を行えば、各押圧解除手段18.1
9で各可動部材16゜17の出力回転軸7に対する押圧
状態が解除されている状態で各棒状磁歪材8,9の膨脹
が行われるので各可動部材16.17は出力回転軸7に
対して同等回転力を与えること無く可動する。また各押
圧解除手段18.19による解除動作が停止され各可動
部材16.17が出力回転軸7に対して押圧している状
態で各棒状磁歪材8,9の収縮が行われるので各可動部
材16.17は元の位置に戻りつつ出力回転軸7に対し
て反時計方向の回転力を与えることになる。
こうして出力回転軸7は反時計方向、すなわち上記とは
逆回転するようになる。
このように各可動部材16.17により出力回転軸7に
対して確実に回転力を与えることができるので、出力回
転軸7の回転動作がスムーズにできるようになる。従っ
てプラテン6の回転制御が正確にてきる。
また各スイッチングトランジスタ26.27をオン、オ
フ動作する駆動信号S、、S2の周波数を変化すれば各
可動部材16.17によって出力回転軸7に与えられる
回転力の周期が変化するので、出力回転軸7の回転周波
数を幅広く変化させることができる。
また各可動部材16.17が1往復動作する1ステツプ
においての出力回転軸7の回転角度は極小さい。従って
出力回転軸7を低周波駆動すればプラテン6の微小高精
度送りが確実にできる。
さらにモータ全体の厚みを出力回転軸7の径と各可動部
材16.17及び各フレーム1,2の厚みを加算した程
度にできるので、全体として偏平小形化することが簡単
にできる。
次に本発明の他の実施例を図面を参照して説明する。な
お、前記実施例と同一の部分には同一の符号を付して詳
細な説明は省略する。
先ず第6図に示すものは、可動ヨークと可動部材をヨー
ク材で一体化した断面り字形状の可動部材31.32を
使用するとともに押圧手段として弾性ゴム部材33.3
4をフレーム1と可動部材31及びフレーム2と可動部
材32との間に介挿している。さらにフレーム1と可動
部材31及びフレーム2と可動部材32との間に弾性を
有する接着剤を介して永久磁石35.36を固定してい
る。
本実施例においてもA相コイル14.15が励磁される
と棒状磁歪材8,9が膨脹して可動部材31.32が可
動するとともにA相コイル14゜15の励磁が停止され
ると棒状磁歪材8.9が縮小して可動部材31.32が
元の位置に戻り、またB相コイル22.23が励磁され
ると棒状磁歪材20.21が膨脹して可動部材31.3
2を弾性ゴム部材33.34による押圧力に抗して押し
上げて可動部材31.32を出力回転軸7の周面から離
すとともにB相コイル22.23の励磁が停止されると
棒状磁歪材20.21が縮小して可動部材31.32を
元の出力回転軸7の周面に圧接した状態に戻すので、前
記実施例と同様の効果が得られる。
また可動ヨークと可動部材をヨーク材で一体化している
ので、構成が簡単となり製造が容易となる。
さらに棒状磁歪材8,9、可動部材31,32、フレー
ム1,2で形成される磁気回路中に永久磁石35.36
を介挿しているので、棒状磁歪材8゜9に予めバイアス
磁束を与えることができ、可動部材31.32を動作さ
せるときの効率を高め応答性を向上させることができる
第7図に示すものは、可動ヨークと可動部材をヨーク材
で一体化した断面コ字形状の可動部材41.42を使用
し、その各可動部材41.42の両側にその各可動部材
41.42を挾持して出力回転軸7の周面に圧接させる
バネ部材43゜44を圧接手段として取り付けている。
また棒状磁歪材20.21にB相コイル22゜23を巻
装した押圧解除手段18.19を前記可動部材41.4
2で囲まれる空間内に設けている。
本実施例においては棒状磁歪材20.21の長さ方向の
寸法を出力回転軸7の径と同一寸法の公差下限値に仕上
げる必要がある。このように棒状磁歪材20.21の長
さ方向の寸法精度を設定すれば調整ネジ等による棒状磁
歪材20.21の調整を不要にできる。
そしてA相コイル14.15が励磁されると棒状磁歪材
8,9が膨脹して可動部材41.42が可動するととも
にA相コイル14.15の励磁が停止されると棒状磁歪
材8,9が縮小して可動部材41.42が元の位置に戻
り、またB相コイル22.23が励磁されると棒状磁歪
材20.21が膨脹して可動部材41.42をバネ部材
43゜44による圧接力に抗して押し広げて可動部材4
1.42を出力回転軸7の周面から離すとともにB相コ
イル22.23の励磁が停止されると棒状磁歪材20.
21が縮小して可動部材41゜42を元の出力回転軸7
の周面に圧接した状態に戻すので、前記実施例と同様の
効果が得られる。
なお、前記各実施例では抑圧解除手段として棒状磁歪材
20.21にB相コイル22.23を巻装したものを使
用したが必ずしもこれに限定されるものではなく、例え
ば第8図に示すように磁性体ヨーク51.52にB相コ
イル22.23を巻装した電磁石と可動部材16.17
に固定した永久磁石53.54を対向配置したものを抑
圧解除手段として使用してもよく、この場合はB相コイ
ル22.23が励磁されたとき電磁石と永久磁石53.
54とに大きな反発力が作用して可動部材16.17を
板バネ10.11の押圧力に抗して押し上げ出力回転軸
7の周面から離すことになる。
なお、前記実施例ではプラテンの軸を出力回転軸とした
が必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば用紙
搬送機構のローラ軸であってもよく、各種の用途が考え
られるものである。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、回転がスムーズに
できるとともに回転周波数を幅広く変化させることがで
き、また低周波駆動時において微小高精度のステップ送
りが実現でき、しかも偏平小形化することが容易にてき
る磁歪モータを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は外観を示す斜視図、第2図は第1図のA−A断面
図、第3図はコイルの駆動回路図、第4図は第3図にお
ける駆動信号のタイミング波形図、第5図は出力回転軸
を回転させる動作原理を説明するための図、第6図乃至
第8図は本発明の他の実施例を示す断面図である。 4.5・・・駆動手段、7・・・出力回転軸、8.9・
・・棒状磁歪材、14.15・・・A相コイル、10.
11・・・板バネ(押圧手段)、16.17・・・可動
部材、 18.19・・・押圧解除手段、 20.21・・・棒状磁歪材、 22.23・・・B相コイル、 24.25・・・調整ネジ(調整手段)。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 (a) (b)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)出力回転軸の周面に接触しかつその回転軸の接線
    方向に移動可能に設けられた可動部材と、この可動部材
    を前記回転軸に押圧する押圧手段と、棒状磁歪材にコイ
    ルを巻装して駆動源を構成し、前記コイルへの通電、非
    通電による前記棒状磁歪材の軸方向の膨脹、収縮により
    前記可動部材を前記回転軸の接線方向に駆動制御する駆
    動手段と、前記押圧手段による前記可動部材の前記回転
    軸への押圧状態を解除する押圧解除手段とからなり、前
    記棒状磁歪材の膨脹時前記押圧解除手段を動作させ、又
    は前記棒状磁歪材の収縮時前記押圧解除手段を動作させ
    ることにより前記出力回転軸を回転動作することを特徴
    とする磁歪モータ。
  2. (2)押圧解除手段は、棒状磁歪材にコイルを巻装した
    駆動源を設け、前記コイルへの通電による前記棒状磁歪
    材の軸方向の膨脹により可動部材の回転軸への押圧状態
    を解除することを特徴とする請求項(1)記載の磁歪モ
    ータ。
  3. (3)請求項(2)記載の磁歪モータにおいて、押圧解
    除手段における棒状磁歪材の軸方向の先端位置調整を行
    う調整手段を設けたことを特徴とする磁歪モータ。
  4. (4)押圧解除手段は、電磁石に永久磁石を対向配置し
    た駆動源を設け、前記電磁石と永久磁石とに作用する反
    発力により可動部材の回転軸への押圧状態を解除するこ
    とを特徴とする請求項(1)記載の磁歪モータ。
  5. (5)押圧手段は、弾性部材を使用したことを特徴とす
    る請求項(1),(2),(3)又は(4)記載の磁歪
    モータ。
  6. (6)可動部材を1対、出力回転軸の周面の対向する部
    位に接触して設けたことを特徴とする請求項(1),(
    2),(3),(4)又は(5)記載の磁歪モータ。
  7. (7)可動部材を磁性材で構成するとともにその可動部
    材と駆動手段の駆動源を構成する棒状磁歪材を一体的に
    結合して磁気回路を形成したことを特徴とする請求項(
    1),(2),(3),(4),(5)又は(6)記載
    の磁歪モータ。
  8. (8)磁気回路中の一部に永久磁石を設けたことを特徴
    とする請求項(7)記載の磁歪モータ。
  9. (9)出力回転軸の周面にそれぞれ接触するとともにそ
    の回転軸の接線方向に移動可能に設けられ、かつ前記回
    転軸を包囲するように対向配置された磁性材からなる1
    対の可動部材と、この各可動部材を挾持しその各可動部
    材を前記回転軸にそれぞれ圧接させる圧接手段と、前記
    各可動部材にそれぞれ一体的に結合された棒状磁歪材に
    第1コイルを巻装して駆動源を構成し、前記第1コイル
    への通電、非通電による前記棒状磁歪材の軸方向の膨脹
    、収縮により前記各可動部材を前記回転軸の接線方向に
    それぞれ駆動制御する1対の駆動手段と、前記各可動部
    材の対向空間内に棒状磁歪材に第2コイルを巻装した駆
    動源を設け、前記第2コイルへの通電による前記棒状磁
    歪材の軸方向の膨脹により前記各可動部材の回転軸への
    圧接状態を解除する圧接解除手段とからなり、前記棒状
    磁歪材の膨脹時前記圧接解除手段を動作させ、又は前記
    棒状磁歪材の収縮時前記圧接解除手段を動作させること
    により前記出力回転軸を回転動作することを特徴とする
    磁歪モータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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