JPH0454824A - 過電流防止回路と電源装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電源装置に関し、特に過電流防止回路およびそ
れを有する電源装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の電源装置に用いられる過電流防止回路に
おいては、予想される負荷電流値または負荷電流の規格
値に、許容過電流値を加えた電流値が、電流制限値とし
て電流設定用のツマミ等で予め設定されるようになって
いた。

〔発明か解決しようとする課題〕

上述した従来の電源装置の過電流防止回路は、電流制限
値が一定となっている。従って、電源装置が、負荷電流
がしたいに増されて行くように使用され、且つ過電流の
設定値は常に一定値に維持しておきたい等の、負荷電流
値を可変としたい場合には、負荷電流の変化に応じて電
流制限値をツマミ等で設定しなおす必要かあった。

〔課題を解決するための手段〕

本発明による過電流防止回路は、電源装置の負荷電流を
計測する電流測定回路と、前記計測された負荷電流値を
示す信号または前記負荷電流値を示す信号の変動速度が
一定値以下に制限された信号と前記電源装置の予め定め
られた許容過電流値を示す過電流制限信号とを加え前記
電源装置の負荷電流制限値である電流制限基準信号を生
成する加算回路と、前記負荷電流値を示す信号が前記電
流制限基準信号を越えるとき前記電源装置の負荷電流を
前記負荷電流制限値以下に制限する電流制限回路とを有
している。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例の回路構成図である。電流測
定回路１は、電源装置（図示せず）の出力端と負荷回路
（図示せず）との間に接続されている抵抗Ｒ１の両端が
ち電位差を検出し、その値から電源装置の負荷電流を測
定する。計測された負荷電流の値を示す信号である電流
測定回路１の出力１１は、例えば抵抗Ｒ２とキャパシタ
ｃ１とで構成されるローパスフィルタ２に入力され、信
号の変動速度が一定値以下に制限される。出力１１はコ
ンパレータ３の一方の入力端にも入力される。ローパス
フィルタ２の出力１２は、加算器４の一方の入力端にバ
ッファ用の抵抗Ｒ４を介して入力される。加算器４の他
方の入力端には、電源装置の許容過電流値を示す過電流
制限信号１３がバッファ用の抵抗Ｒ５を介して入力され
る。この過電流制限信号１３はｔ流発生回路（図示せず
〉から導入され、可変の抵抗Ｒ３の抵抗値を変化させる
ツマミ等の操作で所望の任意の値に設定される。加算器
４は、出力１２と過電流制限信号１３とを加算し、電流
制限基準信号１４を出力する。この電流制限基準信号１
４は、電流制限回路５を動作させる基準値（今後、負荷
電流制限値という）となる。従って、電流基準信号１４
の値は、電源装置の負荷電流値に相当する出力１１の変
化に対応し変更される。電流制限基準信号１４は、コン
パレータ３の他方の入力端に入力され、出力１１と比較
される。コンパレータ３は、出力１１が電流制限基準信
号１４より大きいとき、制御信号１５を電流制限回路５
に送出する。電流制限回路５は、制御信号１５により電
源装置の負荷電流を電流制限基準信号１４の示す負荷電
流制限値以下に制限する。

第２図（ａ）〜（ｃ）は、第１図に示す実施例の各部の
電流を示している。第２図（ａ＞は、電流測定器１によ
って測定された負荷電流の値を示す出力１１であり、電
流値が時間的にステップ状に変動していることを示して
いる。第２図（ｂ）は、ステップ状の出力１１の高周波
域が制限されて滑らかな信号変化を示すローパスフィル
タ２の出力１２と、それに過電流制限信号１３が加算さ
れた電流制限基準信号１４とを示している。電流制限基
準信号１４にて示される電源装置の負荷電流制限値は、
負荷電流値の変化に応じて変化している。第２図（ｃ）
は、前出の出力１１と電流制限基準信号１４を重ねた図
であり、時間ｔ１〜時間ｔ２の間で、負荷電流値を示す
出力１１が急激に電流制限基準信号１４より大きくなっ
ている。

コンパレータ３は、時間ｔ１〜時間ｔ２の間、電流制限
回路５に制御信号を送出する。その期間中、電流制限回
路５は電源装置の負荷電流を負荷電流制限値以下に制限
する動作を行う。

〔発明の効果〕 以上説明したように本発明は、負荷電流の測定値信号と
許容過電流信号を加算した電流制限基準信号により、電
源装置の負荷電流を計測された負荷電流と許容過電流値
の加算値以下に制限する。

従って、負荷電流がしだいに変化して行く使い方をする
電源装置に対しても、許容過電流値を最初に設定するだ
けで、自動的に負荷電流制限値が設定できる効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の回路構成図、第２図（ａ）
〜（ｃ）は実施例の動作説明図である。 １・・・電流測定回路、２・・・ローパスフィルタ、３
・・・コンパレータ、４・・・加算器、５・・・電流制
限回路、Ｃ１・・・キャパシタ、Ｒ１−Ｒ５・・・抵抗
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、電源装置の負荷電流を計測する電流測定回路と、前
   記計測された負荷電流値を示す信号または前記負荷電流
   値を示す信号の変動速度が一定値以下に制限された信号
   と前記電源装置の予め定められた許容過電流値を示す過
   電流制限信号とを加え前記電源装置の負荷電流制限値で
   ある電流制限基準信号を生成する加算回路と、前記負荷
   電流値を示す信号が前記電流制限基準信号を越えるとき
   前記電源装置の負荷電流を前記負荷電流制限値以下に制
   限する電流制限回路とを有する過電流防止回路。 ２、前記電流測定回路と、前記負荷電流値を示す信号の
   変動速度を一定値以下に制限するローパスフィルタと、
   前記ローパスフィルタの出力を一方の入力端に入力し前
   記過電流制限信号を他方の入力端に入力して加算し前記
   電流制限基準信号を生成する加算器と、前記負荷電流値
   を示す信号を一方の入力端に入力し前記電流制限基準信
   号を他方の入力端に入力し前記負荷電流値を示す信号が
   大きいとき制御信号を出力するコンパレータと、前記制
   御信号により前記電源装置の負荷電流を前記負荷電流制
   限値以下に制限する電流制限回路とを有する過電流防止
   回路。 ３、請求項１または２記載の過電流防止回路を有する電
   源装置。