JPH0454484Y2 - - Google Patents

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JPH0454484Y2
JPH0454484Y2 JP18937186U JP18937186U JPH0454484Y2 JP H0454484 Y2 JPH0454484 Y2 JP H0454484Y2 JP 18937186 U JP18937186 U JP 18937186U JP 18937186 U JP18937186 U JP 18937186U JP H0454484 Y2 JPH0454484 Y2 JP H0454484Y2
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JP
Japan
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governor
ball
gear
sleeve
vehicle
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JP18937186U
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JPS63175209U (ja
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、トラクタ等の車輌に搭載されるエン
ジンのメカニカルガバナのウエイト装置に関す
る。
〈従来の技術〉 従来では、例えば第4図に示すように、燃料噴
射ポンプ2を駆動するカム軸3に連結されるギア
5の一側面に斜めの穿孔10を形成してこれにガ
バナボール11を係入保持し、カム軸3の回転に
よつて遠心移動するガバナボール11を傾斜穿孔
10によつて軸心方向にも案内し、ギアボス5a
に外嵌したガバナスリーブ15をガバナボール1
1によつて軸心方向に押圧し、ガバナスリーブ1
5に作用するスラスト力をガバナフオースとして
ガバナレバー18に伝えるようにしていた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記構造においてはガバナボール11が軸心方
向に移動可能となつているために、カム軸3が車
体前後向きに沿つて、特にギア5が車体前方に向
かうようにエンジンが搭載されると、車体が急発
進したときに静止慣性によつてガバナボール11
が相対的にガバナスリーブ15を押圧したり、急
な登坂走行時にガバナボール11が重力によつて
ガバナスリーブ15を押圧して、不当にガバナフ
オースを増加させて出力低下やエンジンストツプ
を招くことがあつた。
本考案は、エンジン回転数の変動以外に要因で
ガバナフオースが不当に増加されることのないメ
カニカルガバナのウエイト装置を提供することを
目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、本考案においては
ギア5にガバナボール11を係入保持する凹部1
0を形成するとともに、ギアボスに前記ガバナボ
ール11の遠心移動によつて軸心方向に押圧移動
されるガバナスリーブ15を外嵌してある車輌搭
載エンジンのメカニカルガバナのウエイト装置に
おいて、 前記ギアボスにガバナボール11のスラスト移
動を阻止するガイド部材14を外嵌固着し、前記
ガバナスリーブ15に備えた受圧用のフランジ1
6の周部に、前記ガイド部材14を越えてボール
係入用の凹部10に入り込むテーパー部16aを
連設した構成とした。
〈作用〉 上記構成によれば、ガバナボールは半径方向へ
のみ移動可能に保持されるために、ガバナボール
が静止慣性や重力によつて軸心方向に移動されよ
うとしても、ガイド部材で支えられてガバナスリ
ーブに作用することはなく、エンジンの回転速度
に応じたガバナフオースだけが取出される。
〈実施例〉 第1図に本考案に係るメカニカルガバナのウエ
イト装置を備えたエンジンにおける燃料噴射ポン
プ駆動部の側面が示されている。
図外クランクケースの側部に連設したポンプ収
容ケース部1には燃料噴射ポンプ2が収容される
とともに、その下部にポンプ駆動用のカム軸3が
支承され、カム軸3の前端部が、クランクケース
の前面とポンプ収容ケース部1の前部に亘つて取
付けられたギアケース4内に突入され、このギア
ケース4内でカム軸3にキー連結したギヤ5が図
外クランクギアに咬合連動されている。
ギアケース4には燃料噴射ポンプ2のコントロ
ールラツク6を制御するガバナ7が内装されると
ともに、コントロールラツク6に燃料増加側Rへ
の力を与えるガバナスプリング8がギアケース4
上部の調速レバー9によつて調節操作可能に構成
されている。
又、カム軸3のギアケース内部分には、コント
ロールラツク6を燃料減少側Lに移行させるため
のガバナフオースを取出す装置が備えられてお
り、以下その構造について説明する。
カム軸3に連結されたギア5の内側面には、複
数個の凹部10が放射状に形成され、ここにガバ
ナボール11が夫々係入されている。又、ギア5
内側面の外周側箇所には各凹部10に亘る一連の
環状溝12が形成されるとともに、係入したガバ
ナボール11と同高さになるように各凹部10の
間に突部13が残されている。そして、ギア5の
ボス5aには、前記突部13群に位置決め接当さ
れるリングプレート状のガイド部材14が圧入外
嵌固定され、もつて、ガバナボール11が凹部1
0内で半径方向にのみ移動可能に案内保持されて
いる。
又、前記ギアボス5aにはガバナスリーブ15
が軸心方向にスライド自在に外嵌されるととも
に、このスリーブ15に設けた受圧用フランジ1
6の周部がギア5側に斜めに延出されてテーパー
部16aが形成され、このテーパー部16aがガ
イド部材14を越えてギア5の環状溝12に入り
込んでガバナボール11に接当作用するよう構成
されている。
従つて、カム軸3の回転に伴つてガバナボール
11が半径方向外方に遠心移行することによつて
テーパー部16aがガバナボール11によつて軸
心方向に押圧され、ガバナスリーブ15にガバナ
フオースが与えられる。そして、ガバナスリーブ
15に与えられたガバナフオースは、ピン17を
介してガバナレバー18に伝えられたのち、コン
トロールラツク6に作用する。
尚、トラクタにおいてはクランク軸が車体前後
に向かうようにエンジンが搭載され、これに伴つ
てカム軸3が車体前後方向に向かうことになり、
車体の急発進が登坂時にガバナボール11が静止
慣性力や重力によつてガバナスリーブ15側に移
行しようとすることがあるが、ガイド部材14が
これを阻止する。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、ガバナ
ボールがギアの回転以外の要因によるガバナフオ
ースを受けることがなく、エンジンを車体に前後
に向けて搭載した車輌の急発進や登坂によつて
も、ガバナフオースが不当に増加して出力不足を
招いたりエンジンストツプに至ることを未然に防
止することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るメカニカルガバナのウエ
イト装置を備えたエンジンの要部を示す側面図、
第2図はカムギアの側面図、第3図は第2図にお
けるA−A断面図、第4図は従来装置の要部側面
図である。 5……ギア、10……凹部、11……ガバナボ
ール、14……ガイド部材、15……ガバナスリ
ーブ、16……フランジ、16a……テーパー
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ギア5にガバナボール11を係入保持する凹部
    10を形成するとともに、ギアボスに前記ガバナ
    ボール11の遠心移動によつて軸心方向に押圧移
    動されるガバナスリーブ15を外嵌してある車輌
    搭載エンジンのメカニカルガバナのウエイト装置
    において、 前記ギアボスにガバナボール11のスラスト移
    動を阻止するガイド部材14を外嵌固着し、前記
    ガバナスリーブ15に備えた受圧用のフランジ1
    6の周部に、前記ガイド部材14を越えてボール
    係入用の凹部10に入り込むテーパー部16aを
    連設してなる車輌搭載エンジンのメカニカルガバ
    ナのウエイト装置。
JP18937186U 1986-12-08 1986-12-08 Expired JPH0454484Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18937186U JPH0454484Y2 (ja) 1986-12-08 1986-12-08

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JP18937186U JPH0454484Y2 (ja) 1986-12-08 1986-12-08

Publications (2)

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JPS63175209U JPS63175209U (ja) 1988-11-14
JPH0454484Y2 true JPH0454484Y2 (ja) 1992-12-21

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ID=31141609

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JP18937186U Expired JPH0454484Y2 (ja) 1986-12-08 1986-12-08

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JPS63175209U (ja) 1988-11-14

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