JPH0454432B2 - - Google Patents

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JPH0454432B2
JPH0454432B2 JP23365382A JP23365382A JPH0454432B2 JP H0454432 B2 JPH0454432 B2 JP H0454432B2 JP 23365382 A JP23365382 A JP 23365382A JP 23365382 A JP23365382 A JP 23365382A JP H0454432 B2 JPH0454432 B2 JP H0454432B2
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JP
Japan
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cathode
potential
line
horizontal
switching element
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JP23365382A
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JPS59123144A (ja
Inventor
Minoru Ueda
Toshifumi Yoshida
Sadahiro Takuhara
Mitsuya Masuda
Shizuo Inohara
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP23365382A priority Critical patent/JPS59123144A/ja
Publication of JPS59123144A publication Critical patent/JPS59123144A/ja
Publication of JPH0454432B2 publication Critical patent/JPH0454432B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/66Transforming electric information into light information
    • H04N5/68Circuit details for cathode-ray display tubes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、テレビジヨン画像を表示するための
平面形の画像表示装置に関する。
従来例の構成とその問題点 従来、カラーテレビジヨン画像表示用の表示素
子としては、ブラウン管が主として用いられてい
るが、従来のブラウン管では画面の大きさに比し
て奥行きが非常に長く、薄形のテレビジヨン受像
機を作成することは不可能であつた。また、平板
状の表示素子として最近EL素示素子、プラズマ
表示装置、液晶表示素子等が開発されているが、
いずれも輝度、コントラスト、カラー表示の色再
現性等の性能の面で不充分であり、実用化される
には至つていない。
そこで、電子ビームを用いてカラーテレビジヨ
ン画像を平板状の表示装置により表示することの
できる装置を達成することを目的とし、スクリー
ン上の画面を垂直方向に複数の区分に分割してそ
れぞれの区分毎に電子ビームを発生させ、各区分
毎にそれぞれの電子ビームを垂直方向に偏向して
複数のラインを表示し、さらに、水平方向に複数
の区分に分割して各区分毎にR・G・B等の螢光
体を順次発光させるようにし、そのR・G・B等
の螢光体への電子ビームの照射量をカラー映像信
号によつて制御するようにして、全体としてテレ
ビジヨン画像を表示するものが考案された。まず
ここで用いられる画像表示素子の基本的な一構成
例を第1図に示して説明する。
この表示素子は、後方から前方に向つて順に、
背面電極1、線状熱電子源としての線陰極2、垂
直集束電極3,3′、垂直偏向電極4、電子ビー
ム流制御電極5、水平集束電極6、水平偏向電極
7、電子ビーム加速電極8およびスクリーン板9
が配置されて構成されており、これらが偏平なガ
ラスバルブ(図示せず)の真空になされた内部に
収納されている。電子源としての線陰極2は水平
方向に線状に分布する電子流を発生するように水
平方向に張架されており、かかる線陰極2が適宜
間隔を介して垂直方向に複数本(ここでは2イ〜
2ニの4本のみ示している)設けられている。こ
の実施例では15本設けられているものとする。2
イ〜2ヨとする。これらの線陰極2はたとえば10
〜20μφのタングステン線の表面に酸化物陰極材
料が塗着されて構成されている。そして、後述す
るように、上方の線陰極2イから順に一定時間づ
つ電子ビームを放出するように制御される。背面
電極1は、後述の垂直集束電極3との間で電位勾
配を作り出し、前述の一定時間電子流を放出すべ
く制御される線陰極2以外の他の線陰極2からの
電子流の発生を抑止し、かつ、発生された電子流
を前方向だけに向けて押し出す作用をする。この
背面電極1はガラスバルブの後壁の内面に付着さ
れた導電材料の塗膜によつて形成されていてもよ
い。また、これら背面電極1と線陰極2とのかわ
りに、面状の電子流放出陰極を用いてもよい。
垂直集束電極3は線陰極2イ〜2ヨのそれぞれ
と対向する水平方向に長いスリツト10を有する
導電板11であり、線陰極2から放出された電子
流をそのスリツト10を通して取り出し、かつ、
垂直方向に集束させる。スリツト10は途中に適
宜の間隔で桟が設けられていてもよく、あるい
は、水平方向に小さい間隔(ほとんど接する程度
の間隔)で多数個並べて設けられた貫通孔の列で
実質的にスリツトとして構成されていてもよい。
垂直集束電極3′も同様のものである。
垂直偏向電極4は上記スリツト10のそれぞれ
の中間の位置に水平方向にして複数個配置されて
おり、それぞれ、絶縁基板12の上面と下面とに
導電体13,13′が設けられたもので構成され
ている。そして、相対向する導電体13,13′
の間に垂直偏向電圧が印加され、電子流を垂直方
向に偏向する。この構成例では、一対の導電体1
3,13′によつて1本の線陰極2からの電子流
を垂直方向に16ライン分の位置に偏向する。そし
て、16個の垂直偏向電極4によつて15本の線陰極
2のそれぞれに対応する15対の導電体対が構成さ
れ、結局、スクリーン9上に240本の水平ライン
を描くように電子流を偏向する。
次に、制御電極5はそれぞれが垂直方向に長い
スリツト14を有する導電板15で構成されてお
り、所定間隔を介して水平方向に複数個並設され
ている。この構成例では320本の制御電極用導電
板15a〜15nが設けられている(図では10本
のみ示している)。この制御電極5は、それぞれ
が電子流を水平方向に1絵素分ずつに区分して取
り出し、かつ、その通過量をそれぞれの絵素を表
示するための映像信号に従つて制御する。
従つて、制御電極5を320本設ければ水平1ラ
イン分当り320絵素を表示することができる。ま
た、映像をカラーで表示するために、各絵素は
R,G,Bの3色の螢光体で表示することとし、
各制御電極5にはそのR,G,Bの各映像信号が
順次加えられる。また、320本の制御電極5に1
ライン分の320組の映像信号が同時に加えられ、
1ライン分の映像が一時に表示される。
水平集束電極6は制御電極5のスリツト14と
相対向する垂直方向に長い複数本(320本)のス
リツト16を有する導電板17で構成され、水平
方向に区分されたそれぞれの絵素毎の電子流をそ
れぞれ水平方向に集束して細い電子流にする。
水平偏向電極7は上記スリツト16のそれぞれ
の中間の位置に垂直方向にして複数本配置された
導電板18で構成されており、それぞれの間に水
平偏向用電圧が印加されて、各絵素毎の電子流を
それぞれ水平方向に偏向し、スクリーン9上で
R,G,Bの各螢光体を順次照射して発光させる
ようにする。その偏向範囲は、この実施例では各
電子流毎に1絵素分の幅である。
加速電極8は垂直偏向電極4と同様の位置に水
平方向にして設けられた複数個の導電板19で構
成されており、電子流を充分なエネルギーでスク
リーン9に衝突させるよう加速する。
スクリーン9は電子流の照射によつて発光され
る螢光体20がガラス板21の裏面に塗布され、
また、メタルバツク層(図示せず)が付加されて
構成されている。螢光体20は制御電極5の1つ
のスリツト14に対して、すなわち、水平方向に
区分された各1本の電子流に対して、R,G,B
の3色の螢光体が1対づつ設けられており、垂直
方向にストライブ状に塗布されている。第1図中
でスクリーン9に記入した破線は複数本の線陰極
2のそれぞれに対応して表示される垂直方向での
区分を示し、2点鎖線は複数本の制御電極5のそ
れぞれに対応して表示される水平方向での区分を
示す。これら両者で仕切られた1つの区画には、
第2図に拡大して示すように、水平方向では1絵
素分のR,G,Bの螢光体20があり、垂直方向
では16ライン分の幅を有している。1つの区画
の大きさは、たとえば、水平方向が1mm、垂直方
向が16mmである。
なお、第1図においては、わかり易くするため
に水平方向の長さが垂直方向に対して非常に大き
く引き伸ばして描かれている点に注意されたい。
また、この実施例では1体の制御電極5すなわ
ち1本の電子流に対してR,G,Bの螢光体20
が1絵素分の1対のみ設けられているが、2絵素
以上分の2対以上設けられていてももちろんよく
その場合には制御電極5には2つ以上の絵素のた
めのR,G,B映像信号が順次加えられ、それと
同期して水平偏向がなされる。
次に、この表示素子にテレビジヨン映像を表示
するための駆動回路の基本構成を第3図に示して
説明する。最初に、電子流をスクリーン9に照射
して螢光体を発光させ、ラスターを発生させるた
めの駆動部分について説明する。
電源回路22は表示素子の各電極に所定のバイ
アス電圧(動作電圧)を印加するための回路で、
背面電極1には−V1、垂直集束電極3,3′には
V3,V3 1、水平集束電極6にはV6、加速電極8に
はV8、スクリーン9にはV9の直流電圧を印加す
る。
次に、入力端子23にはテレビジヨン信号の複
合映像信号が加えられ、同期分離回路24で垂直
同期信号Vと水平同期信号Hとが分離抽出され
る。垂直駆動パルス発生回路25は垂直帰線パル
スによつてリセツトされて水平パルスをカウント
するカウンタ等によつて構成され、垂直周期のう
ちの垂直帰線期間を除いた有効垂直走査期間(こ
こでは240H分の期間とする)に順次16H期間ず
つの長さの15個の駆動パルス〔イ,ロ……ヨ〕を
発生する。この駆動パルス〔イ,ロ……ヨ〕は線
陰極駆動回路26に加えられ、ここで反転され
て、各パルス期間のみ低電位になされそれ以外の
期間には約20ボルトの高電位になされた線陰極駆
動パルス〔イ1,ロ1……ヨ1〕に変換され、各線
陰極2イ,2ロ,……2ヨに加えられる。各線陰
極2イ,……2ヨはその駆動パルス〔イ1〜ヨ1
の高電位の間に電流が流されており、駆動パルス
〔イ1〜ヨ1〕の低電位期間にも電子を放出しうる
ように加熱状態が保持される。これにより、15本
の線陰極2イ〜2ヨからはそれぞれに低電位の駆
動パルス〔イ1〜ヨ1〕が加えられた16H期間にの
み電子が放出される。高電位が加えられている期
間には、背面電極1と垂直集束電極3とに加えら
れているバイアス電圧によつて定められた線陰極
2の位置における電位よりも線陰極2イ〜2ヨに
加えられている高電位の方がプラスになるため
に、線陰極2イ〜2ヨからは電子が放出されな
い。かくして、線陰極2においては、有効垂直走
査期間の間に、上方の線陰極2イから下方の線陰
極2ヨに向つて順に16H期間づつ電子が放出され
る。放出された電子は背面電極1により前方の方
へ押し出され、垂直集束電極3のうち対向するス
リツト10を通廻し、垂直方向に集束されて、平
板状の電子流となる。
次に、垂直偏向駆動回路27は垂直駆動パルス
〔イ〜ヨ〕のそれぞれによつてリセツトされ水平
同期信号をカウントするカウンタと、そのカウン
ト出力をD/A変換する変換回路と等によつて構
成されており、各垂直駆動パルス〔イ〜ヨ〕の
16H期間の間に1Hずつ16段階に変化する一対の
垂直偏向信号V,V1を発生する。垂直偏向信号
VとV1とはともに中心電圧がV4のもので、Vは
順次増加し、V1は順次減少してゆくように、互
いに逆方向に変化するようになされている。これ
ら垂直偏向信号VとV1はそれぞれ垂直偏向電極
4の電極13と13′に加えられ、その結果、そ
れぞれの線陰極2イ〜2ヨから発生された電子流
は垂直方向に16段階に偏向され、先に述べたよう
にスクリーン9上では1つの電子流で16ライン分
のラスターを上から順に順次1ライン分ずつ描く
ように偏向される。
以上の結果、15の線陰極2イ〜2ヨの上方のも
のから順に16H期間ずつ電子流が放出され、かつ
各電子流は垂直方向の15の区分内で上方から下方
に順次1ライン分ずつ偏向されることによつて、
スクリーン9上では上端の第1ライン目から下端
の第240ライン目まで順次1ライン分ずつ電子流
が垂直偏向され、合計240ラインのラスターが描
かれる。
このように垂直偏向された電子流は制御電極5
と水平集束電極6とによつて水平方向に320の区
分に分割されて取り出される。第1図ではそのう
ちの1区分のものを示している。この電子流は各
区分毎に、制御電極5によつて通過量が制御さ
れ、水平集束電極6によつて水平方向に集束され
て1本の細い電子流となり、次に述べる水平偏向
手段によつて水平方向に3段階に偏向されてスク
リーン9上のR,G,Bの各螢光体20に順次照
射する。
すなわち、水平駆動パルス発生回路28は3個
縦続接続された単安定マルチバイブレータ等で構
成されていて、水平同期信号によつてトリガされ
て、1水平期間のうちパルス幅の等しい3つの水
平駆動パルスr,g,bを発生する。ここでは、
一例として、それぞれのパルス幅を約17μsecとし
て、有効水平走査期間である50μsecの間に3つの
パルスr,g,bが発生されるようにしている。
それらの水平駆動パルスr,g,bは水平偏向駆
動回路29に加えられる。この水平偏向駆動回路
29は水平駆動パルスr,g,bによつてスイツ
チングされて3段階に変化する一対の水平偏向信
号hとh1を発生する。水平偏向信号h,h1はとも
に中心電圧がV7のもので、hは順次増加しh1
順次減少してゆくように、互いに逆方向に変化す
る。これら水平偏向信号h,h1はそれぞれ水平偏
向電極7の電極18と181とに加えられる。そ
の結果、水平方向に区分された各電子流は各水平
期間の間にスクリーン9のR,G,Bの螢光体に
順次17μsecづつ照射されるように水平偏向され
る。ただし、第1図の表示素子では、水平偏向電
極7においては1つの導電体18又は181が隣
接する2つの区分の電子流の偏向のために用いら
れていてそれら隣接する電子流に対して互いに逆
方向への偏向作用を生じるようになされているた
め、320区分の電子流は、奇数番目の区分のもの
がR→G→Bの順に偏向されるとすれば偶数番目
の区分のものは逆にB→G→Rの順に偏向される
というように、1区分おきに逆方向に偏向され
る。
かくして、各ラインのラスターにおいては水平
方向の320個の各区分毎に電子流がR,G,Bの
各螢光体20に順次照射される。
そこで、各ラインの各水平区分毎に電子流を
R,G,Bの映像信号によつて変調することによ
り、スクリーン9上にカラーテレビジヨン画像を
表示することができる。
次に、その電子流の変調制御部分について説明
する。
まず、テレビジヨン信号入力端子23に加えら
れた複合映像信号は色復調回路30に加えられ、
ここで、R−YとB−Yの色差信号が復調され、
G−Yの色差信号がマトリクス合成され、さら
に、それらが輝度信号Yと合成されて、R,G,
Bの各原色信号(以下、R,G,B映像信号とい
う)が出力される。それらのR,G,B各映像信
号は320組のサンプルホールド回路組31a〜3
1nに加えられる。各サンプルホールド回路組3
1a〜31nはそれぞれR用,G用,B用の3個
のサンプルホールド回路を有している。それらの
サンプルホールド回路組31a〜31nのサンプ
ルホールド出力は各々保持用のメモリ組32a〜
32nに加えられる。
一方、サンプリング用基準クロツク発振器33
はPLL(フエーズロツクドループ)回路等により
構成されており、この実施例では約6.4kHzの基準
クロツクを発生する。その基準クロツクは水平同
期信号Hに対して常に一定の位相を有するように
制御されている。この基準クロツクはサンプリン
グパルス発生回路34に加えられ、ここでシフト
レジスタによりクロツク1周期ずつ遅延される、
等の結果、水平周期(63.5μsec)のうちの有効水
平走査期間(約50μsec)の間に320個のサンプリ
ングパルスa〜nが順次発生され、その後に1個
の転送パルスが発生される。このサンプリングパ
ルスa〜nは表示すべき映像の1ラインを水平方
向に320の絵素に分割したときのそれぞれの絵素
に対応し、その位置は水平同期信号Hに対して常
に一定になるように制御される。
この320個のサンプリングパルスa〜nがそれ
ぞれ上記の320組のサンプルホールド回路組31
a〜31nに加えられ、これによつて各サンプル
ホールド回路組31a〜32nには1ラインを
320個の絵素に区分したときのそれぞれの絵素の
R,G,Bの各映像信号が個別にサンプリングさ
れ、ホールドされる。そのサンプルホールドされ
た320組のR,G,B映像信号は1ライン分のサ
ンプルホールド終了後に320組のメモリ32a〜
32nに転送パルスtによつて一斉に転送され、
ここで次の1水平走査期間の間保持される。
メモリ32a〜32nに保持された1ライン分
のR,G,B映像信号はそれぞれ320個のスイツ
チング回路35a〜35nに加えられる。スイツ
チング回路35a〜35nはそれぞれがR,G,
Bの個別入力端子とそれらを順次切換えて出力す
る共通出力端子とを有するもので、各スイツチン
グ回路35a〜35nの出力は電子流を変調する
ための制御信号として表示素子の制御電極5の
320本の導電板15a〜15nにそれぞれ個別に
加えられる。各スイツチング回路35a〜35n
はスイツチングパルス発生回路36から加えられ
るスイツチングパルスによつて同時に切換制御さ
れる。スイツチングパルス発生回路36は先述の
水平駆動パルス発生回路28からのパルスr,
g,bによつて制御されており、各水平期間の有
効水平走査期間約50μsecを3分割して約17μsecず
つスイツチング回路35a〜35nを切換え、
R,G,Bの各映像信号を時分割して交互に順次
出力し、制御電極15a〜15nに供給するよう
に切換信号r,g,bを発生する。ただし、スイ
ツチング回路35a〜35nにおいて、奇数番目
のスイツチング回路35a,35c……はR→G
→Bの順序で切換えられ、偶数番目のスイツチン
グ回路35b,35d……35nは逆にB→G→
Rの順序で切換えられるようになされている。
ここで注意すべきことは、スイツチング回路3
5a〜35nにおけるR,G,Bの映像信号の供
給切換えと、水平偏向駆動回路29による電子流
のR,G,Bの螢光体への照射切換え水平偏向と
が、タイミングにおいても順序においても完全に
一致するように同期制御されていることである。
これにより、電子流がR螢光体に照射されている
ときにはその電子流の照射量がR映像信号によつ
て制御され、G,Bについても同様に制御され
て、各絵素のR,G,B各螢光体の発光がその絵
素のR,G,B映像信号によつてそれぞれ制御さ
れることになり、各絵素が入力の映像信号に従つ
て発光表示されるのである。かかる制御が1ライ
ン分の320個の絵素について同時に行われて1ラ
インの映像が表示され、さらに240分のラインに
ついて上方のラインから順次行われて、スクリー
ン9上に1つの映像が表示されることになる。
そして、以上の如き諸動作が入力テレビジヨン
信号の1フイールド毎にくり返され、その結果、
通常のテレビジヨン受像機と同様にスクリーン9
上に動画のテレビジヨン映像が映出される。
以上のようにして、この表示装置においてはテ
レビジヨン映像が映出される。
なお、以上の説明における水平方向および垂直
方向なる用話は、映像を映出する際にライン単位
の表示がなされる方向が水平方向であつて、その
ラインが積み重ねられてゆく方向が垂直方向であ
るという意味で用いられており、現実の画面にお
ける上下方向および左右方向と直接関係するもの
ではない。
第1図に示す背面電極1と線陰極2および電子
ビーム引出し電極としても機能する垂直集束電極
3の間の電位関係とエミツシヨン条件について第
4図、第5図を用いてさらに詳述する。第4図は
線陰極駆動パルスイ1〜ヨ1を、第5図はその線陰
極駆動パルスの拡大図である。第5図において、
時間T2のとき、線陰極2は+VK1、たとえば、+
20Vに固定され、背面電極1の電位VBKが−50V、
垂直集束電極3の電位VG1がOVであるため、線
陰極2には+VK1による電流が流れて加熱され、
生みだされたエレクトロン群は方向性を持たない
まま線陰極2の周辺に蓄積され、電子ビームは放
出されない。次に時間T1のとき、すなわち16H
期間の間、線陰極2は−VK2に固定され、 VBK<−VK2<VG1 となつて、期間T2の間に蓄積されたエレクトロ
ン群は垂直集束電極3の方向に放出する。このと
き垂直集束電極3のスリツト10に流れ込む電子
ビーム量がスクリーン9の輝度に比例する量であ
る。この電子ビーム量はまた時間T2の間の加熱
量に比例する。一方、第4図に示すように、線陰
極2を15本とすると、線陰極2イ,2ロ,2ハ…
…2ヨという順に線陰極駆動パルスイ1,ロ1……
1を順次線陰極2に印加することにより、順次
電子ビームを発生せしめて画面ラスタを形成する
ことができる。
この第5図に示す線陰極駆動パルスの従来の発
生回路の一例を第6図に示す。第6図は1つの回
路のみを示しており、実際はこの回路が線陰極2
の数に応じて15個設けられ、第1図の線陰極駆動
回路26を構成する。第6図において入力端子A
に線陰極駆動パルス、たとえば、第4図の線陰極
駆動パルスイ1を極性反転したところの正パルス
イが加えられる。トランジスタ40,41の各ベ
ースには、その正パルスがトランジスタ42でレ
ベルシフトされた状態で印加される。トランジス
タ40は上記正パルスにより導通してエミツタフ
オロア回路を構成するトランジスタ43,44の
ベースを負の電源−B2に接続し、トランジスタ
43,44をカツトオフする。一方、ベースに正
パルスが加えられたトランジスタ41はコレクタ
が負の電極−B2に接続され、そのコレクタ出力
パルスのパルス底値は−VK2になる。したがつて
線陰極2はこのパルス期間(16H期間)、電子ビ
ームを放出する。一方、上記正パルスが印加され
ていない期間はトランジスタ40,41はともに
カツトオフし、可変抵抗器45で決まる電位がト
ランジスタ43,44を経てトランジスタ41の
負荷抵抗46の電源として印加される。この印加
レベルが第5図に示す+VK1のレベルであり、線
陰極2に電流が流れて加熱する。このようにして
第5図のパルス波形は形成される。この場合、線
陰極2間の製造ばらつきを考慮して第5図の+
VK1は可変にする必要があり、第6図ではその調
整を可変抵抗器45で行つているが、+B1の電圧
と電位VK1の電位差そのものはトランジスタ4
3,44による電力損失そのものになつてしま
う。したがつて本回路がIC構成をとる場合非常
に不都合となる。
発明の目的 本発明は上記問題点に鑑み、電力消費を極めて
軽減して輝度調整が行える画像表示装置を提供す
ることを目的とする。
発明の構成 本発明は、螢光体を塗布したスクリーンの面を
垂直方向に区分したきの各区分毎に、それぞれ電
子ビーム発生用の水平方向に長い陰極を設け、そ
れぞれの陰極を駆動するために、交互に差動的に
スイツチングする一対のスイツチング素子を設
け、そのスイツチング素子対のそれぞれの素子の
一端を上記陰極に接続し、一方のスイツチング素
子は他端を陰極に加熱用電流を流すための第1の
電源に接続し、他方のスイツチング素子は他端を
陰極の電流をカツトオフさせかつ陰極の電位を電
子ビームを放出しうる電位にするための第2の電
源に接続し、上記一方のスイツチング素子を導通
させ他方のスイツチング素子を遮断させて画像を
表示しない期間の一部において上記陰極の加熱用
電流をカツトオフし上記陰極の電位を第1の電源
と第2の電源の間で電子ビームを放出しない電位
に制御するものである。
実施例の説明 以下その一実施例について第7図、第8図を用
いて説明する。なお第7図において第6図と同一
機能を果す素子には同一番号を付して説明する。
第7図において入力端子Bは線陰極駆動パルスイ
が立下がつた直後に始まるコントロールパルスが
印加される端子であり、この入力端子Bにトラン
ジスタ48,49の各ベースを接続している。そ
して、トランジスタ48はコレクタをトランジス
タ43のベースにさらに抵抗を介して正の電源+
B1のラインにおのおの接続し、エミツタを接地
しており、またトランジスタ49はコレクタをト
ランジスタ41のコレクタに接続し、エミツタを
接地している。そして第6図の可変抵抗器45は
除去している。
上記構成において、第8図Cのコントロールパ
ルスが入力端子Bに印加されるとトランジスタ4
8,49がともに導通し、トランジスタ43,4
4がカツトオフとなり、トランジスタ41のコレ
クタが接地点に接続されるため、トランジスタ4
1のコレクタには第8図aのように高電位のパル
ス期間において前記コントロールパルスのパルス
巾の期間の電位が零レベルの駆動パルスが得られ
る。そして、このときの高電位のレベルVK1はほ
ぼ正の電源電位+B1に近い値で、第6図にくら
べてトランジスタ43,44による電力消費は大
きく低減する。また、各線陰極2からの電子ビー
ムを一様に分布させるための輝度調整は第5図、
第8図の高電位のパルス期間の面積(ハツチング
部分)を変化させることに一致するため、入力端
子Bに加えるコントロールパルスのパルス巾を可
変することにより輝度調整が可能となる。このパ
ルス巾可変のコントロールパルスは、垂直駆動パ
ルスを利用し、例えば単安定マルチバイブレータ
回路を用いることにより容易に得られるものであ
る。
この構成により、第6図、第7図において+
B1の電圧を+30V,+VK1の電圧を+20V,−VK2
を−20V、線陰極2に流れる電流IKを40mとす
ると、第6図における電力消費PCは、 PC40mA−×(30−20)V400mW となるのに対して、第7図の構成では PC40mA−×(VCEsat0.2)V8mW となり、トランジスタでの電力消費を大巾に低減
させることができる。
なお上記実施例においてはトランジスタ43の
ベース、トランジスタ41のコレクタをアースレ
ベル(零V)に落すようにしているが、線陰極2
の加熱用電流をカツトオフし線陰極2の電位を電
子ビームを放出しない電位に設定できれば、この
実施例の電位に限定されることはない。また、第
6図、第7図において線陰極2と接地との間に+
B1電源に対して順方向に挿入されたダイオード
50は、線陰極駆動パルスが高電位のパルス期間
に導通して線陰極に加熱用電流を流し、低電位の
パルス期間は遮断状態となる。
発明の効果 以上のように本発明によると線陰極駆動回路に
おける電力消費を低減し、かつ一様なな分布で陰
極より電子ビームを発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の画像表示装置に用いられる一
例の画像表示素子の基本構成を示す分解斜視図、
第2図はそのスクリーンの拡大図、第3図は同装
置の駆動回路の基本構成を示すブロツク図、第4
図、第5図は垂直駆動パルスを示す波形図、第6
図は本発明に先だつて考えられた陰極駆動回路の
回路図、第7図は本発明の一実施例における画像
表示装置に用いる陰極駆動回路の回路図、第8図
は第7図の動作説明のための波形図である。 1……背面電極、2……電子ビーム源としての
陰極、3,3′……垂直集束電極、4……垂直偏
向電極、5……電子ビーム流制御電極、6……水
平集束電極、7……水平偏向電極、8……電子ビ
ーム加速電極、9……スクリーン、25……垂直
駆動パルス発生回路、26……陰極駆動回路、4
0,41,42,43,44,48,49……ト
ランジスタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 螢光体を塗布したスクリーンと、上記スクリ
    ーンを垂直方向に複数に区分したときの各区分毎
    にそれぞれ電子ビームを発生させるように水平方
    向に配した陰極と、上記複数の陰極を駆動するた
    めに、各陰極毎に設けられ交互に差動的にスイツ
    チングする一対のスイツチング素子と、上記陰極
    に加熱用の電流を流すための第1の電源と、上記
    陰極の加熱用電流をカツトオフさせかつ上記陰極
    の電位を電子ビームを放出しうる電位にするため
    の第2の電源と、上記スイツチング素子対のそれ
    ぞれのスイツチング素子の一端を上記陰極に接続
    し、上記スイツチング素子対のうちの一方のスイ
    ツチング素子の他端を上記第1の電源に接続し、
    他方のスイツチング素子の他端を第2の電源に接
    続する手段と、上記複数の垂直区分のそれぞれに
    画像を表示すべき期間に、その垂直区分を対応す
    る陰極用のスイツチング素子対に上記一方のスイ
    ツチング素子を遮断させ他方のスイツチング素子
    を導通させるようなスイツチング信号を印加する
    制御回路と、上記一方のスイツチング素子を導通
    させ他方のスイツチング素子を遮断させる期間の
    一部において上記陰極の加熱用電流をカツトオフ
    し上記陰極の電位を第1の電源と第2の電源の間
    で電子ビームを放出しない電位に設定する制御手
    段を備えた画像表示装置。 2 制御手段により設定される電子ビームを放出
    しない電位のパルス期間を任意に変更しうるよう
    にした特許請求の範囲第1項記載の画像表示装
    置。
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JPH01173552A (ja) * 1987-12-25 1989-07-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 平面型画像表示装置の線陰極駆動方法

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