JPH0459743B2 - - Google Patents

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JPH0459743B2
JPH0459743B2 JP23365282A JP23365282A JPH0459743B2 JP H0459743 B2 JPH0459743 B2 JP H0459743B2 JP 23365282 A JP23365282 A JP 23365282A JP 23365282 A JP23365282 A JP 23365282A JP H0459743 B2 JPH0459743 B2 JP H0459743B2
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JP
Japan
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electron beam
line
horizontal
vertical
electrode
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Application number
JP23365282A
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English (en)
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JPS59123143A (ja
Inventor
Toshifumi Yoshida
Minoru Ueda
Sadahiro Takuhara
Toyohiro Iwao
Mitsuya Masuda
Hirosuke Yamamoto
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP23365282A priority Critical patent/JPS59123143A/ja
Publication of JPS59123143A publication Critical patent/JPS59123143A/ja
Publication of JPH0459743B2 publication Critical patent/JPH0459743B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/66Transforming electric information into light information
    • H04N5/68Circuit details for cathode-ray display tubes

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複数の線陰極を電子ビーム発生源と
して用いた平板状の画像表示装置に関するもので
ある。
従来例の構成とその問題点 従来、カラーテレビジヨン画像表示用の表示素
子としては、ブラウン管が主として用いられてい
るが、従来のブラウン管では画面の大きさに比し
て奥行きが非常に長く、薄形のテレビジヨン受像
機を作成することは不可能であつた。また、平板
状の表示素子として最近EL表示素子、プラズマ
表示装置、液晶表示素子等が開発されているが、
いずれも輝度,コントラスト,カラー表示の色再
現性等の性能の面で不充分であり、実用化される
には至つていない。
そこで、電子ビームを用いてカラーテレビジヨ
ン画像を平板状の表示装置により表示することの
できる装置を達成することを目的とし、スクリー
ン上の画面を垂直方向に複数の区分に分割してそ
れぞれの区分毎に電子ビームを発生させ、各区分
毎にそれぞれの電子ビームを垂直方向に偏向して
複数のラインを表示し、さらに、水平方向に複数
の区分に分割して各区分毎にR・G・B等の螢光
体を順次発光させるようにし、そのR・G・B等
の螢光体への電子ビームの照射量をカラー映像信
号によつて制御するようにして、全体としてテレ
ビジヨン画像を表示するものが考案された。
まず、ここで用いられる画像表示装置の基本的
な一構成例を第1図に示して説明する。
この表示素子は、後方から前方に向つて順に、
背面電極1、電子ビーム源としての線陰極2、垂
直集束電極3,3′、垂直偏向電極4、電子ビー
ム流制御電極5、水平集束電極、水平偏向電極
7、電子ビーム加速電極8およびスクリーン板9
が配置されて構成されており、これらが扁平なガ
ラスバルブ(図示せず)の真空になされた内部に
収納されている。電子ビーム源としての線陰極2
は水平方向に線状に分布する電子ビームを発生す
るように水平方向に張架されており、かかる線陰
極2が適宜間隔を介して垂直方向に複数本(ここ
では2イ〜2ニの4本のみ示している)設けられ
ている。この実施例では15本設けられているもの
とする。それらを2イ〜2ヨとする。これらの線
陰極2はたとえば10〜20μφのタングステン線の
表面に熱電子放出用の酸化物陰極材料が塗着され
て構成されている。そして、これらの線陰極2イ
〜2ヨは電流が流されることにより、熱電子ビー
ムを発生しうるように加熱されており、後述する
ように、上方の線陰極2イから順に一定時間づつ
電子ビームを放出するように制御される。背面電
極1は、後述の垂直集束電極3との間で電位勾配
を作り出し、前述の一定時間電子ビームを放出す
べく制御される線陰極2以外の他の線陰極2から
の電子ビームの発生を抑制し、かつ、発生された
電子ビームを前方向だけに向けて押し出す作用を
する。この背面電極1はガラスバルブの後壁の内
面に付着された導電材料の塗膜によつて形成され
ていてもよい。
垂直集束電極3は線陰極2イ〜2ヨのそれぞれ
と対向する水平方向に長いスリツト10を有する
導電板11であり、線陰極2から放出された電子
ビームをそのスリツト10を通して取り出し、か
つ、垂直方向に焦束させる。スリツト10では水
平方向1ライン分(320絵素分)の電子ビームを
同時に取り出す。図では、そのうちの水平方向の
1区分のもののみを示している。スリツト10は
途中に適宜の間隔で桟が設けられていてもよく、
あるいは、水平方向に小さい間隔(ほとんど接す
る程度の間隔)で多数個並べて設けられた貫通孔
の列で実質的にスリツトして構成されていてもよ
い。垂直集束電極3′も同様のものである。
垂直偏向電極4は上記スリツト10のそれぞれ
の中間の位置に水平方向にして複数個配置されて
おり、それぞれ、絶縁基板12の上面と下面とに
導電体13,13′が設けられたもので構成され
ている。そして、相対向する導電体13,13′
の間に垂直偏向用電圧が印加され、電子ビームを
垂直方向に偏向する。この構成例では、一対の導
電体13,13′によつて1本の線陰極2からの
電子ビームを垂直方向に16ライン分の位置に偏向
する。そして、16個の垂直偏向電極4によつて15
本の線陰極2のそれぞれに対応する15対の導電体
対が構成され、結局、スクリーン9上に240本の
水平ライン描くように電子ビームを偏向する。
次に、制御電極5はそれぞれが垂直方向に長い
スリツト14を有する導電板15で構成されてお
り、所定間隔を介して水平方向に複数個並設され
ている。この構成例では320本の制御電極用導電
板15a〜15nが設けられている(図では10本
のみ示している)。この制御電極5は、それぞれ
が電子ビームを水平方向に1絵素分ずつに区分し
て取り出し、かつ、その通過量をそれぞれの絵素
を表示するための映像信号に従つて制御する。従
つて、制御電極5,用導電板15a〜15nを
320本設けば水平1ライン分当り320絵素を表示す
ることができる。また、映像をカラーで表示する
ために、各絵素はR,G,Bの3色の螢光体で表
示することとし、各制御電極5にはそのR,G,
Bの各映像信号が順次加えられる。また320本の
制御電極5には1ライン分の320組の映像信号が
同時に加えられ、1ライン分の映像が一時に表示
される。
水平集束電極6は制御電極5のスリツト14と
相対向する垂直方向に長い複数本(320本)のス
リツト16を有する導電板17で構成され、水平
方向に区分されたそれぞれの絵素毎の電子ビーム
をそれぞれ水平方向に集束して細い電子ビームに
する。
水平偏向電極7は上記スリツト16のそれぞれ
の中間の位置に垂直方向にして複数本配置された
導電板18で構成されており、それぞれの間に水
平偏向用電圧が印加されて、各絵素毎の電子ビー
ムをそれぞれ水平方向に偏向し、スクリーン9上
でR,G,Bの各螢光体を順次照射して発光させ
るようにする。その偏向範囲は、この実施例では
各電子ビーム毎に1絵素分の幅である。
加速電極8は垂直偏向電極4と同様の位置に水
平方向にして設けられた複数個の導電板19で構
成されており、電子ビームを充分なエネルギーで
スクリーン9に衝突させるように加速する。
スクリーン9は電子ビームの照射につて発光さ
れる螢光体20がガラス板21の裏面に塗布さ
れ、また、メタルバツク層(図示せず)が付加さ
れて構成されている。螢光体20は制御電極5の
1つのスリツト14に対して、すなわち、水平方
向に区分された各1本の電子ビームに対して、
R,G,Bの3色の螢光体が1対づつ設けられて
おり、垂直方向にストライプ状に塗布されてい
る。第1図中でスクリーン9に記入した破線は複
数本の線陰極2のそれぞれに対応して表示される
垂直方向での区分を示し、2点鎖線は複数本の制
御電極5のそれぞれに対応して表示される水平方
向での区分を示す。これら両者で仕切られた1つ
の区画には、第2図に拡大して示すように、水平
方向では1絵素分のR,G,Bの螢光体20があ
り、垂直方向では16ライン分の幅を有している。
1つの区画の大きさは、たとえば、水平方向が1
mm、垂直方向が16mmである。
なお、第1図においては、わかり易くするため
に水平方向の長さが垂直方向に対して非常に大き
く引き伸ばして描かれている点に注意されたい。
また、この実施例では1本の制御電極5すなわ
ち1本の電子ビームに対してR,G,Bの螢光体
20が1絵素分の1対のみ設けられているが、2
絵素以上分の2対以上設けられていてももちろん
よく、その場合には制御電極5には2つ以上の絵
素のためのR,G,B映像信号が順次加えられ、
それと同期して水平偏向がなされる。
次に、この表示素子にテレビジヨン映像を表示
するための駆動回路の基本構成を第3図に示して
説明する。最初に、電子ビームをスクリーン9に
照射して螢光体を発光させ、ラスターを発生させ
るための駆動部分について説明する。
電源回路22は表示素子の各電極に所定のバイ
アス電圧(動作電圧)を印加するための回路で、
背面電極1には−V1、垂直集束電極3,3′には
V3,V3′、水平集束電極6にはV6、加速電極8に
はV8スクリーン9にはV9の直流電圧を印加する。
次に、入力端子23にはテレビジヨン信号の複
合映像信号が加えられ、同期分離回路24で垂直
同期信号Vと水平同期信号Hとが分離描出され
る。垂直駆動パルス発生回路25は垂直帰線パル
スによつてリセツトされて水平パルスをカウント
するカウンタ等によつて構成され、垂直周期のう
ちの垂直帰線期間を除いた有効垂直走査期間(こ
こでは240H分の期間とする)に順次16H期間ず
つの長さの15個の駆動パルス〔イ,ロ……ヨ〕を
発生する。この駆動パルス〔イ,ロ……ヨ〕は線
陰極駆動回路26に加えられ、ここで反転され
て、各パルス期間のみ低電位になされそれ以外の
期間には約20ボルトの高電位になされた線陰極駆
動パルス〔イ′,ロ′……ヨ′〕に変換され、各線
陰極2イ,2ロ,……2ヨに加えられる。各線陰
極2イ,……2ヨはその駆動パルス〔イ′〜ヨ′〕
の高電位の間に電流が流されており、駆動パルス
〔イ′〜ヨ′〕の低電位期間にも電子を放出しうる
ように加熱状態が保持される。これにより、15本
の線陰極2イ〜2ヨからはそれぞれに低電位の駆
動パルス〔イ′〜ヨ′〕が加えられた16H期間にの
み電子が放出される。高電位が加えられている期
間には、背面電極1と垂直集束電極3とに加えら
れているバイアス電圧によつて定められた線陰極
2の位置における電位よりも線陰極2イ〜2ヨに
加えられている高電位の方がプラスになるため
に、線陰極2イ〜2ヨからは電子が放出されな
い。かくして、線陰極2においては、有効垂直走
査期間の間に、上方の線陰極2イから下方の線陰
極2ヨに向つて順に16H期間づつ電子が放出され
る。放出された電子は背面電極1により前方の方
へ押し出され、垂直集束電極3のうち対向するス
リツト10を通過し、垂直方向に集束されて、平
板状の電子ビームとなる。
次に、垂直偏向駆動回路27は垂直駆動パルス
〔イ−ヨ〕のそれぞれによつてリセトされ水平同
期信号をカウントするカウンタと、そのカウント
出力をD/A変換する変換回路と等によつて構成
されており、各垂直駆動パルス〔イ〜ヨ〕の16H
期間の間に1Hずつ16段階に変化する一対の垂直
偏向信号v,v′を発生する。垂直偏向信号vと
v′とはともに中心電圧がV4のもので、vは順次
増加し、v′は順次減少してゆくように、互いに逆
方向に変化するようになされている。これら垂直
偏向信号vとv′はそれぞれ垂直偏向電極4の電極
13と13′に加えられ、その結果、それぞれの
線陰極2イ〜2ヨから発生された電子ビームは垂
直方向に16段階に偏向され、先に述べたようにス
クリーン9上では1つの電子ビームで16ライン分
のラスターを上から順に順次1ライン分ずつ描く
ように偏向される。
以上の結果、15の線陰極2イ〜2ヨの上方の
ものから順に16H期間ずつ電子ビームが放出さ
れ、かつ各電子ビームは垂直方向の15の区分内で
上方から下方に順次1ライン分ずつ偏向されるこ
とによつて、スクリーン9上では上端の第1ライ
ン目から下端の第240ライン目まで順次1ライン
分ずつ電子ビームが垂直偏向され、合計240ライ
ンのラスターが描かれる。
このように垂直偏向された電子ビームは制御電
極5と水平集束電極6とによつて水平方向に320
の区分に分割されて取り出される。第1図ではそ
のうちの1区分のものを示している。この電子ビ
ームは各区分毎に、制御電極5によつて通過量が
制御され、水平集束電極6によつて水平方向の集
束されて1本の細い電子ビームとなり、次に述べ
る水平偏向手段によつて水平方向に3段階に偏向
されてスクリーン9上のR,G,Bの各螢光体2
0に順次照射する。
すなわち、水平駆動パルス発生回路28は3個
縦続接続された単安定マルチバイブレータ等で構
成されていて、水平同期信号によつてトリガされ
て、1水平期間のうちにパルス幅の等しい3つの
水平駆動パルスr,g,bを発生する。ここで
は、一例として、それぞれのパルス幅を約17μsec
として、有効水平走査期間である50μsecの間に3
つのパルスr,g,bが発生されるようにしてい
る。それらの水平駆動パルスr,g,bは水平偏
向駆動回路29に加えられる。この水平偏向駆動
回路29は水平駆動パルスr,g,bによつてス
イツチングされて3段階に変化する一対の水平偏
向信号hとh′を発生する。水平偏向信号h,h′は
ともに中心電圧がV7のもので、hは順次増加し、
h′は順次減少してゆくように、互いに逆方向に変
化する。これら水平偏向信号h,h′はそれぞれ水
平偏向電極7の電極18と18′とに加えられる。
その結果、水平方向に区分された各電子ビームは
各水平期間の間にスクリーン9のR,G,Bの螢
光体に順次17μsecづつ照射されるように水平偏向
される。ただし、第1図の表示素子では、水平偏
向電極7においては1つの導電体18又は18′
が隣接する2つの区分の電子ビームの偏向のため
に用いられていてそれら隣接する電子ビームに対
して互いに逆方向への偏向作用を生じるようにな
されているため、320区分の電子ビームは、寄数
番目の区分のものがR→G→Bの順に偏向される
とすれば偶数番目の区分のものは逆にB→G→R
の順に偏向されるというように、1区分おきに逆
方向に偏向される。
かくして、各ラインのラスターにおいては水平
方向の320個の各区分毎に電子ビームがR,G,
Bの各螢光体20に順次照射される。
そこで、各ラインの各水平区分毎に電子ビーム
をR,G,Bの映像信号によつて変調することに
より、スクリーン9上にカラーテレビジヨン画像
を表示することができる。
次に、その電子ビームの変調制御部分について
説明する。
まず、テレビジヨン信号入力端子23に加えら
れた複数映像信号歴は色復調回路30に加えら
れ、ここで、R−YとB−Yの色差信号が復調さ
れ、G−Yの色差信号がマトリクス合成され、さ
らに、それらが輝度信号Yと合成されて、R,
G,Bの各原色信号(以下、R,G,B映像信号
という)が出力される。それらのR,G,B各映
像信号は320組のサンプルホールド回路組31a
〜31nに加えられる。各サンプルホールド回路
組31a〜31nはそれぞれR用,G用,B用の
3個のサンプルホールド回路を有している。それ
らのサンプルホールド回路組31a〜31nのサ
ンプルホールド出力は各々保持用のメモリ組32
a〜32nに加えられる。
一方、サンプリング用基準クロツク発振器33
はPLL(フエーズロツクドループ)回路等により
構成されており、この実施例では約6.4MHzの基
準クロツクを発生する。この基準クロツクは水平
同期信号Hに対して常に一定の位相を有するよう
に制御されている。この基準クロツクはサンプリ
ングパルス発生回路34に加えられ、ここでシフ
トレジスタによりクロツク1周期ずつ遅延される
等の結果、水平周期(63.5μsec)のうちの有効水
平走査期間(約50μsec)の間に320個のサンプリ
ングパルスa〜nが順次発生され、その後に1個
の転送パルスが発生される。このサンプリングパ
ルスa〜nは表示すべき映像の1ラインを水平方
向に320の絵素に分割したときのそれぞれの絵素
に対応し、その位置は水平同期信号Hに対して常
に一定になるように制御される。
この320個のサンプリングパルスa〜nがそれ
ぞれ上記の320個のサンプルホールド回路組31
a〜31nに加えられ、これによつて各サンプル
ホールド回路組31a〜31nには1ラインを
320個の絵素に区分したときのそれぞれの絵素の
R,G,Bの各映像信号が個別にサンプリングさ
れ、ホールドされる。そのサンプルホールドされ
た320組のR,G,B映像信号は1ライン分のサ
ンプルホールド終了後に320組のメモリ32a〜
32nに転送パルスtによつて一斉に転送され、
ここで次の1水平走査期間の間保持される。
メモリ32a〜32nに保持された1ライン分
のR,G,B映像信号はそれぞれ320個のスイツ
チング回路35a〜35nに加えられる。スイツ
チング回路35a〜35nはそれぞれがR,G,
Bの個別入力端子とそれらを順次切換えて出力す
る共通出力端子とを有するもので、各スイツチン
グ回路35a〜35nの出力は電子ビームを変調
するための制御信号として表示素子の制御電極5
の320本の導電板15a〜15nにそれぞれ個別
に加えられる。各スイツチング回路35a〜35
nはスイツチングパルス発生回路36から加えら
れるスイツチングパルスによつて同時に切換制御
される。スイツチングパルス発生回路36は先述
の水平駆動パルス発生回路28からのパルスr,
g,bによつて制御されており、各水平期間の有
効水平走査期間約50μsecを3分割して約17μsecず
つスイツチング回路35a〜35nを切換え、
R,G,Bの各映像信号を時分割して交互に順次
出力し、制御電極15a〜15nに供給するよう
に切換信号r,g,bを発生する。ただし、スイ
ツチング回路35a〜35nにおいて、奇数番目
のスイツチング回路35a,35c……はR→G
→Bの順序で切換えられ、偶数番目のスイツチン
グ回路35b,35d……35nは逆にB→G→
Rの順序で切換えられるようになされている。
ここで注意すべきことは、スイツチング回路3
5a〜35nにおけるR,G,Bの映像信号の供
給切換えと、水平偏向駆動回路29による電子ビ
ームのR,G,Bの螢光体への照射切換え水平偏
向とが、タイミングにおいても順序においても完
全に一致するように同期制御されていることであ
る。これにより、電子ビームがR螢光体に照射さ
れているときにはその電子ビームの照射量がR映
像信号によつて制御され、G,Bについても同様
に制御されて、各絵素のR,G,B各螢光体の発
光がその絵素のR,G,B映像信号によつてそれ
ぞれ制御されることになり、各絵素が入力の映像
信号に従つて発光表示されるのである。かかる制
御が1ライン分の320個の絵素について同時に行
われて1ラインの映像が表示され、さらに240分
のラインについて上方のラインから順次行われ
て、スクリーン9上に1つの映像が表示されるこ
とになる。
そして、以上の如き諸動作が入力テレビジヨン
信号の1フイールド毎にくり返され、その結果、
通常のテレビジヨン受像機と同様にスクリーン9
上に動画のテレビジヨン映像が映出される。
以上のようにして、この表示装置においてはテ
レビジヨン映像が映出される。
なお、以上の説明における水平方向および垂直
方向なる用語は、映像を映出する際にライン単位
の表示がなされる方向が水平方向であつて、その
ラインが積み重ねられてゆく方向が垂直方向であ
るという意味で用いられており、現実の画面にお
ける上下方向および左右方向と直接関係するもの
ではない。
以上述べたような平板状の画像表示装置が提案
されているが、この装置では線陰極2イ〜2ヨを
用いているため、線陰極2イ〜2ヨが外部振動や
線陰極駆動パルスの影響などにより振動すること
がある。ところが線陰極2イ〜2ヨが振動する
と、第4図に示すように背面電極1、線陰極2、
垂直集束電極3で形成される電界の中を線陰極2
が動くことになり、線陰極2の周囲の電界が変化
する結果、スリツト10を通つて引出される電子
ビームの量が変化してしまい、スクリーン9の螢
光体に到達する電子ビームの量が変化して輝度が
変化してしまうという不都合が生じる。第4図a
は電子ビームが最も良くスリツト10を通りやす
い電界であり、bは線陰極2の位置の変化で垂直
束電極3の流入する電子ビームが増した場合の電
界を示している。
かくして線陰極2イ〜2ヨが振動し、線陰極2
イ〜2ヨが順次駆動されると、たとえば線陰極2
イが第5図xイに示すように変化するとこれによ
る発光強度が第5図yイのように変化し、螢光体
の残光性はあるが、線陰極駆動パルスと線陰極の
振動とのビート成分が螢光体の輝度の変化として
スクリーン上に表われるという不都合を生じる。
発明の目的 本発明は、上記のような従来の欠点を解消し、
線陰極が振動した場合でも発光強度の安定した優
れた画像を映出することのできる画像表示装置を
提供することを目的とする。
発明の構成 本発明においては、垂直集束電極に流入する電
子ビームの量を抵抗によつて電圧に変換する等し
て検出し、振動成分を検出した振動検出信号を背
面電極にフイードバツクすることにより、背面電
極,線陰極,垂直集束電極によつて形成される電
界中を線陰極が振動することによつて起きる線陰
極周囲の電界の変化を背面電極の電位を変えるこ
とにより等価的に打ち消し、スクリーンに到達す
る電子ビーム量を安定化して、線陰極が振動して
も輝度むらのない画像を表示する。
実施例の説明 以下、本発明の一実施例の画像表示装置の構成
を第6図に示し、第7図の波形図とともに説明す
る。
各線陰極2イ〜2ヨから放出される電子ビーム
量はバラツキを持ち、時間的に順次駆動される線
陰極2イ〜2ヨから垂直集束電極3に流れ込む電
子ビーム電流は第7図の43aに示すように変動
する。そして、線陰極2イ〜2ヨのいずれか、た
とえば2ホと2リが振動すると、第4図に示して
説明したように垂直集束電極3に流れ込む電子ビ
ーム量が変化して、第7図43bに示すようにそ
の振動成分が重畳される。そこで、この変動成分
を第7図49bに示すように検出し、背面電極1
にフイードバツクすることにより変動を打ち消し
て安定化する。
まず、垂直集束電極3に流れ込んだ電子ビーム
電流の変化は抵抗37により電圧に変換し、出力
線43に取り出す。出力線43は容量38を介し
た結合により第8図中のエミツタホロアトランジ
スタ80に供給され抵抗81により取出される
が、抵抗76,78,79とダイオード77によ
り適当な電圧にクランプされる。エミツタホロワ
トランジスタ80の出力はトランジスタ54,7
0に供給される。直流成分検出回路39はトラン
ジスタ54,56,51,53,58と抵抗5
5,57,50,52,59によりカレントミラ
ー回路を負荷とした差動増幅器で構成されてお
り、この差動増幅器はトランジスタ58に垂直駆
動パルス〔イ−ヨ〕が入力線45から入力される
期間だけ動作する。
ここで、トランジスタ54のベースがトランジ
スタ56のベースより電位が高い場合には、トラ
ンジスタ54のコレクタにはトランジスタ56の
コレクタ電流以上の電流が流れ、トランジスタ5
1,53にはトランジスタ54と同じだけのコレ
クタ電流が流れる。トランジスタ53のコレクタ
電流はトランジスタ56のコレクタ電流より多い
ため、容量60には電荷が充電され、その結果、
トランジスタ61のベース電圧が上がる。トラン
ジスタ61と抵抗62,63はエミツタホロワ回
路を構成し、容量60の電圧を分割してトランジ
スタ56のベースに供給する。従つて、トランジ
スタ61のベース電圧が上がればトランジスタ5
6のベース電圧も上げるように動作する。
逆に、トランジスタ54のベース電圧がトラン
ジスタ56のベース電圧よりも低い時には、同様
の動作により、トランジスタ56のベース電圧を
下げるように働く。
この結果、トランジスタ56のベース電圧がト
ランジスタ54のベースが垂直駆動パルス〔イ〜
ヨ〕のパルス期間に変化する平均値の電圧になる
ように、容量60に電圧が記憶される。すなわ
ち、線陰極2イ〜2ヨが振動しているときでも、
たとえば、第7図中の43bのホ,リの場合にお
いても、その振動していない時の直流成分の電圧
が記憶され出力線46に出力される。
一方、振動成分検出回路40においても、トラ
ンジスタ66,70,65,69,72と抵抗6
7,71,64,68,73はカレントミラー回
路を負荷とした差動増幅器を構成しており、トラ
ンジスタ66のベースには振動がない場合の第7
図43aのようなイ,ロ,ハ,ニ……ヨに対応し
た電圧が容量60からトランジスタ61および抵
抗62を介して供給され、トランジスタ70のベ
ースには線陰極2イ〜2ヨの振動成分が重畳され
た第7図43bのようなイ,ロ,ハ,ニ……ヨの
電圧が供給される。この結果、線陰極2イ〜2ヨ
の振動がある場合にのみ、トランジスタ66のコ
レクタに第7図49bのような波形振動成分が取
り出される。
この振動成分を出力線47からフイードバツク
ドライブ回路41のトランジスタ74に加え、エ
ミツタ抵抗75から容量42を介して出力線4
8,49を介して背面電極1にフイードバツクす
ることにより、背面電極1、線陰極2、垂直集束
電極3によつて形成される電界を線陰極2が振動
していない場合と同量の電子ビームを放出するこ
とができるように制御する。このようにすること
により、線陰極2イ〜2ヨの振動と線陰極駆動パ
ルス〔イ〜ヨ〕とのビートによる輝度の変化を軽
減することができ、より安定した優れた画像を得
ることができる。なお、82は分離用の抵抗であ
る。
また、第7図においては、線陰極2イ用のフイ
ードバツク回路についてのみ具体的に示している
が、他の線陰極2ロ〜2ヨ用についても同様の回
路に構成している。
発明の効果 このように本発明によれば、垂直集束電極に流
入する電子ビームの量を検出し、その検出出力を
背面電極にフイードバツクすることにより線陰極
からの電子ビームの放出量を安定化するようにし
たので、線陰極が外力により振動したり、パルス
駆動されていることにより振動したりする場合に
おいても、その振動による電子ビームの放出量の
変動を防止することができ、画面上における輝度
むらを生じることのない良好な画質の画像表示装
置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に先立つて考案された画像表示
装置に用いられる一例の画像表示素子の基本構成
を示す分解斜視図、第2図はそのスクリーンの拡
大図、第3図は同装置の駆動回路の基本構成を示
すブロツク図、第4図は同装置の一部分の動作状
態を示す断面図、第6図は本発明の一実施例にお
ける画像表示装置のブロツク図、第8図は同装置
の具体的な回路図、第5図,第7図は同装置の動
作を説明する波形図である。 2……電子ビーム源としての線陰極、3,3′
……垂直集束電極、4……垂直偏向電極、5……
電子ビーム流制御電極、6……水平集束電極、7
……水平偏向電極、8……電子ビーム加速電極、
9……スクリーン、20……螢光体、37……抵
抗、38……容量、39……直流相分検出回路、
40……振動成分検出回路、41……フイードバ
ツクドライプ回路、42……容量。
【特許請求の範囲】
1 電子ビームが照射されることにより発光する
螢光体が塗布されたスクリーンと、上記スクリー
ン上の画面を垂直方向に複数に区分した各垂直区
分毎に電子ビームを発生する電子ビーム源として
の線陰極と、上記電子ビーム源で発生された電子
ビームを水平方向に複数に区分した各水平区分毎
に分離して上記スクリーンに照射する分離手段
と、上記電子ビームを上記スクリーンに至るまで
の間で、垂直方向及び水平方向に複数段階に偏向
する垂直偏向電極及び水平偏向電極と、基準パル
ス信号のパルス幅の後縁あるいは、前縁を固定と
し、この固定されたタイミングから映像信号の輝
度レベルが上るに従つてパルス幅が伸びるように
前記基準パルス信号を変調して出力するパルス幅
変調回路と、このパルス幅変調出力信号により前
記電子ビームの通過時間を制御するビーム電流制
御電極と、各絵素において電子ビームによる螢光
体面上での発光サイズを制御する集束電極を有
し、上記水平偏向電極は、各区分毎に電子ビーム
の通路をはさむように一対設置し、かつ上記一対
の水平偏向電極の多数組をn分割(n=2以上の
整数)し、分割された各水平電極群毎に独立して
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