JPH0454172A - 新規な環状アミン化合物及びグルタミン酸レセプター遮断剤 - Google Patents

新規な環状アミン化合物及びグルタミン酸レセプター遮断剤

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JPH0454172A
JPH0454172A JP16443090A JP16443090A JPH0454172A JP H0454172 A JPH0454172 A JP H0454172A JP 16443090 A JP16443090 A JP 16443090A JP 16443090 A JP16443090 A JP 16443090A JP H0454172 A JPH0454172 A JP H0454172A
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JP
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compound
formula
acid
cyclic amine
general formula
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JP16443090A
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Setsu Toki
土岐 節
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な環状アミン化合物及びグルタミン酸レセ
プター遮断剤に関し、より詳細にはグルタミン酸レセプ
ターを遮断する特性を有し、神経伝達の抑制及び脳障害
などの治療用医薬として有用な新規な環状アミン化合物
、及びこの環状アミン化合物を有効成分とするグルタミ
ン酸レセプター遮断剤に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕グルタ
ミン酸は、哺乳類の脳、を髄などの中枢神経系及び甲殻
類、昆虫類などの神経筋接合部においてそのレセプター
を介して興奮性伝達物質として機能していると考えられ
ている。
方、グルタミン酸が過剰に存在すると神経細胞が死滅し
てしまうことも知られている。この現象は海馬において
心臓停止、脳虚血時に見られるが、神経細胞は再生され
ることはないため、その死滅が海馬の機能に及ぼす影響
は重大である。従ってグルタミン酸に起因する脳神経疾
患に対してグルタミン酸レセプターを一時的に遮断する
ことは治療上有益である。このグルタミン酸レセプター
遮断作用を持つ化合物として、クモ毒、N5TX、 J
STXが知られている(Y、Aramakiet al
、、 Proc、 Acad、 Jpn、、 Set、
B、 62.359(1986)参照)。
一方、本発明者らは、ジョロウグモ毒が神経伝達遮断活
性を有し、著しいグルタミン酸レセプター遮断活性を示
すことを見いだし、その活性化合物の単離及び構造解析
を行い、複数種の塩基性アミド化合物について旋案じた
(特開平1−294734号公報)。しかしながらこれ
らの化合物を用いるには多量のクモ毒を採取する必要が
あるだけでなく、簡便かつ効率的に合成することが困難
である。
本発明の目的は構造が簡単で容易に合成できるとともに
クモ毒と同様な神経伝達遮断活性を有する新規化合物及
びグルタミン酸レセプター遮断剤を提供することにある
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等はクモ毒成分の構造について鋭意検討した結
果、簡単な構造でクモ毒と同様なグルタミン酸レセプタ
ー遮断作用を有する化合物を見いだし、本発明に至った
即ち本発明は、下記一般式(1)又は(2)NH−+(
CH,) 、 −NHIゎ (CHz) /    (CHz) p       
・・・(1)RN  ((J12)Q  NH CONHf(CHz) −NHI 、1CONH−(C
L)、−NH (式中Rは疎水性アシル基を、/ +IL pl Qは
2から4の整数、l′はO又は1.nはOから2の整数
を示す。) で表される環状アミン化合物又はその塩、及び上記一般
式(1)又は(2)で表される環状アミン化合物又はそ
の塩から選ばれる少なくとも一種以上を有効成分とする
グルタミン酸レセプター遮断剤に係わるものである。
本発明の上記一般式(1)又は(2)で表される化合物
は環状アミンに疎水性アシル基が結合した構造を有して
いる。疎水性アシル基としては疎水性を示すものであれ
ば特に限定はされず、例えばブチリル基、ペンタノイル
基、ヘキサノイル基などのアルキルカルボニル基や置換
基を有していてもよいアルキルカルボニル基;シクロヘ
キシルカルボニル基などのシクロアルキルカルボニル基
;フェニルカルボニル基、ナフチルカルボニル基などの
アリールカルボニル基;インドリルカルボニル基などの
複素環基や置換基を存していてもよい複素環基であって
もよい。
一般式(1)で表される化合物は例えば下記一般式(3
)で表される環状アミンと、下記一般式(4)で表され
るカルボン酸との縮合反応により製造することができる
NO−+(C)lz)−NHIfl (C)12)/    (CL)pl R−ORN)l
 −(CH2) 、 −NH(4)(式中、L I r
 II、fl+ pl Qは前記と同じ意味を示す。) また一般式(2)で表される化合物は、例えば−般式(
5)で表されるエステル化合物と一般式(4)で表され
るカルボン酸を縮合させ一般式(6)で表されるエステ
ル化合物を得、さらにこれを一般式(7)で表されるポ
リアミンと縮合させることにより製造することができる
C0OR″ (CHz)/ 11□N−CH+  R−OH□−→ RCOOR’ 
   (4) COOR’ (CHz)/’ C0OR” (CHz)/’ H−CI 0OR (式中、R+ 7.”+ n+ p+ Qは前記と同じ
意味を示し、R゛はメチル基またはエチル基を示す。)
一般式(4)で表されるカルボン酸の縮合反応には、通
常のアミド結合生成法を利用できる。即ちカルボン酸を
酸クロリドとする方法、活性エステルとする方法、混合
酸無水物とする方法、ジシクロヘキシルカルボジイミド
などの縮合剤を用いる方法など、種々の方法が採用でき
る。
一般式(3)で示される環状アミンと一般式(4)で表
されるカルボン酸の割合は反応効率を損なわない範囲で
適宜設定することができるが、環状アミンに2分子以上
のアシル基が結合するのを抑制するため、環状アミンと
カルボン酸のモル比を環状アミン/カルボン酸〉1とす
ることが望ましい。また一般式(5)で表されるエステ
ル化合物と一般式(4)で表されるカルボン酸を反応さ
せる際は、それらのモル比を1=1とする事が望ましい
これらの反応は通常有m溶媒の存在下で行われる。上記
有機溶媒としては反応に悪影響を及ぼさない種々の溶媒
、例えばヘキサン、オクタンなどの脂肪族炭化水素類、
シクロヘキサンなどの脂環族炭化水素、ベンゼン、トル
エン、キシレンなどの芳香族炭化水素、アセトン、メチ
ルエチルケトンなどのケトン類、酢酸メチル、酢酸エチ
ルなどのエステル類、ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサンなどのエーテル類、N、N’−ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチ
ルリン酸トリアミドなどの非プロトン非極性溶媒などや
、これらの混合溶媒が例示される。上記反応は通常撹拌
条件下、温度−25°Cから75°C程度または還流下
で行われ、該反応は38時間から48時間程度で終了す
る。
−C式(6)で表されるエステル化合物と一般式(7)
で表されるポリアミンとの反応は、有機溶媒中、還流す
ることにより行われる。エステル化合物とポリアミンの
モル比は1:1がIましく、還流時間は50時間から1
5050時間程終了するが、使用する有機溶媒としては
メタノール、エタノール、プロパツール、ブタノールな
どのアルコール類が望ましい。
一般式(1)又は(2)で表される化合物は、通常の薬
理学的に許容し得る酸、例えば塩酸、硝酸、硫酸、臭化
水素類などの無機酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、トリク
ロロ酢酸、シュウ酸、マレイン酸、コハク酸、安息香酸
などの有機酸との塩を形成しても良い。
目的化合物である、一般式(1)又は(2)で表される
化合物は、例えば再結晶法、カラムクロマトグラフィー
、溶媒抽出法などの慣用の分離精製手段により、反応混
合液から容易に単離精製することができる。精製物の純
度は高速液体クロマトグラフィー、薄層クロマトグラフ
ィー、電気泳動法などにより検定でき、構造はNMR,
MSスペクトルにより確認することができる。
一般式(1)又は(2)で表される化合物又はそれらの
塩の生理活性はイセエビなどの甲殻類や昆虫などの節足
動物の神経筋標本に対して興奮性後シナプス電位、EP
SPを発生させ神経繊維に投与した化合物のEPSPに
与える影響を調べることにより検定することができる。
本発明の一般式(1)又は(2)で表される化合物又は
それらの塩(以下、本発明の化合物と略記する)は上記
の検定法により著しいEPSP抑制効果、即ちグルタミ
ン酸レセプター遮断作用を示す。
従って本発明の化合物は神経疾患の治療に際してグルタ
ミン酸レセプターを一時的に遮断するグルタミン酸レセ
プター遮断剤として有用である。また本発明の化合物と
亜鉛イオンを共存させることにより、より強いグルタミ
ン酸レセプター遮断作用が認められた。従って本発明の
化合物と亜鉛イオンの混合物もまたグルタミン酸レセプ
ター遮断剤として有用である。
本発明のグルタミン酸レセプター遮断剤は一般式(1)
又は(2)で表される化合物またはそれらの塩から選ば
れた少なくとも1種以上を有効成分として含有している
。本発明の遮断剤の形態は治療目的に応じて選択できる
が、通常液削、乳剤や懸濁剤を含む注射剤の形態で使用
される。
この場合、液剤、乳剤及び懸濁剤は殺菌され、かつ血液
と等張であることが望ましく、食塩、ブドウ糖、グリセ
リンを用いて等張液を調整してもよい。液剤、乳剤や懸
濁剤の調整に際して使用される希釈剤としては例えば水
、エタノール、プロピレングリコール、ポリエチレング
リコール、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポリ
オキン化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステルなどが挙げられる。また通
常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛化剤などを含有させても
よい。上記注射剤は注射用蒸留水で所望の濃度に調整さ
れ、滅菌することにより調整される。
上記グルタミン酸レセプター遮断剤中に含有される一般
式(1)又は(2)で表される化合物又はそれらの塩の
量は特に制限されず広い範囲で選択されるが、通常1〜
70重量%、好ましくは5〜50重量%である。本発明
の化合物を含有するグルタミン酸レセプター遮断剤の投
与量は用法、患者の年齢、性別などの条件や疾患の程度
により適宜選択できるが、通常体重1kgに対して0.
1〜50■程度である。従って上記形態の製剤は投与単
位中の有効成分として一般式(1)又は(2)で表され
る化合物又はそれらの塩をlO〜1000mg程度含有
するのが望ましい。
亜鉛は薬理学的に許容される酸、例えば塩酸、硝酸、硫
酸、臭化水素酸等の無機酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、
トリクロロ酢酸、シュウ酸、マレイン酸、コハク酸、安
息香酸等の有機酸の塩として、一般式(1)又は(2)
で表される化合物又はそれらの塩1モルに対し0.3〜
2モル量加えるのが望ましい。
なお注射剤は通常単独でまたはブドウ糖やアミノ酸輸液
と混合して静脈内投与され、さらに必要に応じて単独で
筋肉内、皮内、皮下または腹腔内投与される。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明により、構造が簡単で合成が容易
であり、クモ毒と同様なグルタミン酸レセプター遮断特
性を有する新規環状アミン化合物を提供することができ
た。
〔実施例〕
以下、実施例により、本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例I ■−ナフタレン酢酸1gを乾燥ベンゼン50ffi7に
溶解し、塩化チオニル3.6gを加えて2時間還流下で
撹拌し、1−ナフチル酢酸クロライドを得た。I−ナフ
チル酢酸クロライド1,1gを乾燥クロロホルム20カ
に溶解しアミノマロン酸ジエチル塩酸塩1.1g及びト
リエチルアミン1.1gを加え、室温で2時間撹拌した
。反応物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに(共
し、クロロホルムで溶出する成分を濃縮乾固して1−ナ
フチルアセチルアミノマロン酸ジエチル1.5gを得た
。1−ナフチルアセチルアミノマロン酸ジエチル0.5
 gとN、N”−ビス(2−アミノエチル)−1,3−
プロパンジアミン0.29gを50m/の乾燥エタノー
ル中混合し、還流下80時間撹拌した。反応液を濃縮乾
固したのちシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供し
、メタノール/アンモニア水−4/1(容積比)で溶出
させることにより、2,4−ジオキソ−3−(1−ナフ
チルアセチルアミノ) −1,5,8,12−テトラア
ザシクロテトラデカン210 [を得た。
本化合物はメタノール:アンモニア水−4=1 (容積
比)を溶離液としたシリカゲル薄層クロマトグラフィー
でRf=0.50に単一スポットを示した。図1−1に
CDCl :+中での’H−NMR測定結果を、また図
1−2にFD  Massスペクトル測定結果を示した
実施例2 実施例Iと同様にして合成した1−ナフチルアセチルア
ミノマロン酸ジエチル0.5gとジプロピレントリアミ
ン0.2gを50@lの乾燥エタノール中混合し、還流
下70時間撹拌した。反応溶液を濃縮乾固した後、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに供し、クロロホルム
/メタノール=4/1 (容積比)で溶出させることに
より、2.4−ジオキソ−3−(1−ナフチルアセチル
アミノ) −1,5,9−)リアザシクロドデカン12
9■を得た。
図2−1に本化合物のHPLC分析結果を示した。
分析条件:カラム; TSK−Gel ODS−807
M(φ4.6×250■)、溶離液;(^)20%CH
3CN10.1%TFA(B)60%C)1.cNlo
、 1%TF^ (A)→(B)  (40+m1n)
linear gradient 、流速; 0.7a
//sin 、検出:LIV210na+ 0図2−2
にCDCl3中での’H−NMR測定結果を、図2−3
にEl−Massスペクトル測定結果を示した。
実施例3 実施例1と同様にして合成した1−ナフチルアセチルア
ミノマロン酸ジエチル0.5gとスペルミン0.29g
を50s7の乾燥エタノール中で、還流下70時間撹拌
した。反応溶液を濃縮乾固した後、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに供し、メタノール/アンモニア水=
4/1 (容積比)で溶出させることにより2.4−ジ
オキソ3−(l−ナフチルアセチルアミノ) −1,5
,9゜14−テトラアザヘプタデカン276■を得た。
本化合物のHPLC分析結果(分析条件は実施例2と同
様)を図3−1に、図3−2に本化合物のcoct、中
での’H−NMR測定結果を、図3−3にFD −Ma
ssスペクトル測定結果を示した。
実施例4 実施例1と同様にして得たI−ナフチルアセチルクロラ
イド1.1 gとアスパラギン酸ジメチル塩酸塩1.1
 g、及びトリエチルアミン1.1gを乾燥クロロホル
ム2OtLl中混合し、室温で2時間撹拌した。反応液
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供し、クロロ
ホルムで溶出させることによりI−ナフチルアセチルア
スパラギン酸ジメチル1.4gを得た。1−ナフチルア
セチルアスパラギン酸ジメチル0.5 gとスペルミン
0.29 gを50+dの乾燥エタノール中混合し、還
流下75時間撹拌した。反応溶液を濃縮乾固した後シリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに供し、メタノール/
アンモニア水−4/1 (容積比)で溶出させることに
より、2,5−ジオキソ−3−(1−ナフチルアセチル
アミノ) −1,6,10゜15−テトラアザシクロオ
クタデカン119■を得た。
図4−1に本化合物のHPLC分析結果(分析条◆ 件は実施例2と同様)を、図4−2にCDCh中での’
H−NMR測定結果を、図4−3にFD −Massス
ペクトル測定結果を示した。
実施例5 実施例4と同様にして得た1−ナフチルアセチルアスパ
ラギン酸ジメチル0.5 gとジプロピレントリアミン
0.22gを乾燥エタノール中混合し、還流下80時間
撹拌した。反応溶液を濃縮乾固した後シリカゲルカラム
クロマトグラフィーに供し、メタノールで溶出させるこ
とにより2゜5〜ジオキソ−3−(1−ナフチルアセチ
ルアミノ) −C6,10−)リアザシクロトリデカン
70■を得た。
本化合物はメタノール:アンモニア水=50:1(容積
比)を展開液としたシリカゲル薄層クロマトグラフィー
により、Rf=0.26に単一スポットを与えた。図5
−1にCDC11中での’El−NMRスペクトル測定
結果を、図5−2にFD−Massスペクトル測定結果
を示した。
実施例6 実施例1と同様にして得た1−ナフチルアセチルクロラ
イド0.3gを51a1のクロロホルムに溶かし、0.
5gのL5,8.12−テトラアザシクロテトラデカン
を10I07のクロロホルムにン容かした溶液中に1時
間かけて滴下した。さらに2時間室温で撹拌を続けたの
ち、濃縮乾固し反応物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに供し、メタノール/アンモニア水−10/1(
容積比)で溶出してN−(1−ナフチルアセチル)1.
5.8.12−テトラアザシクロテトラデカン200■
を得た。
本化合物はメタノール:アンモニア水=5=1(容積比
)を展開液とした薄層クロマトグラフィーによりRf=
0.46に単一スポットを与えた。
図6に本化合物のFD−Massスペクトル測定結果を
示した。
実施例7 実施例1と同様にして合成した1−ナフチルアセチルク
ロライド0.3 gを5−のクロロホルムに溶かし、0
.5gの1.5.9− トリアザシクロドデカンを10
m1のクロロホルムに溶かした溶液中に1時間かけて滴
下した。さらに2時間室温で撹拌を続けた後、濃縮乾固
し反応物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供し
、メタノール/アンモニア水−10/l(容積比)を溶
出してN−(1−ナフチルアセチル) −1,5,9−
トリアザシクロドデカン140■を得た。
本化合物はメタノール:アンモニア水−5:l (容積
比)を展開液とした薄層クロマトグラフィーによりRf
=0.40に単一スポットを与えた。
図7に本化合物のFD −Massスペクトル測定結果
を示した。
実施例8 実施例1〜7で得られた化合物の神経伝達遮断活性、及
びこれら化合物と亜鉛イオンとの共存効果について、次
の方法により調べた。
イセエピ歩脚の伸長筋に記録電極を刺入し、支配神経を
単一繊維に分離し刺激することにより興奮性後シナプス
電位EPSPを発生させ、1〜5X10−’Mの濃度の
各種化合物を神経繊維に投与し、各成分がEPSPに与
える影響を調べた。
また亜鉛イオンの共存効果は各化合物溶液に当モルの酢
酸亜鉛を添加したものを神経繊維に投与することにより
調べた。
結果を表1に示す。
表  1 注)  −Znは亜鉛イオンが共存しない場合、+Zn
は亜鉛イオンが共存している場合を示す。
【図面の簡単な説明】
図1−1は実施例1の化合物の’H−NMRスペクトル
を示し、図1−2は実施例1の化合物のFDMassス
ペクトルを示す。 図2−1は実施例2の化合物の)IPLc分析スペクト
ルを示し、図2−2は実施例2の化合物の’H−NMR
スペクトルを示し、図2−3は実施例2の化合物のET
 −Massスペクトルを示す。 図3−1は実施例3の化合物のHPLC分析スペクトル
を示し、図3−2は実施例3の化合物の’H−NMRス
ペクトルを示し、図3−3は実施例3の化合物のFD 
−Massスペクトルを示す。 図4−1は実施例4の化合物の肝LCスペクトルを示し
、図4−2は実施例4の化合物の1HNMRスペクトル
を示し、図4−3は実施例4の化合物のFD −Mas
sスペクトルを示す。 図5−1は実施例5の化合物の’H−NMRスペクトル
を示し、図5−2は実施例5の化合物のFDMassス
ペクトルを示す。 図6は実施例6の化合物のFD −Massスペクトル
を示す。 図7は実施例7の化合物のFD −Massスペクトル
を示す。 図 図 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(1) (式中Rは疎水性アシル基を、l、m、p、qは2から
    4の整数、nは0から2の整数を示す。)で表される環
    状アミン化合物又はその塩。 2、一般式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(2) (式中Rは疎水性アシル基を、l’は0又は1、m、p
    、qは2から4の整数、nは0から2の整数を示す。) で表される環状アミン化合物又はその塩。 3、請求項1又は請求項2記載の環状アミン化合物又は
    その塩から選ばれる少なくとも一種以上を有効成分とす
    るグルタミン酸レセプター遮断剤。
JP16443090A 1990-06-22 1990-06-22 新規な環状アミン化合物及びグルタミン酸レセプター遮断剤 Pending JPH0454172A (ja)

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