JPH0453846B2 - - Google Patents

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JPH0453846B2
JPH0453846B2 JP57204428A JP20442882A JPH0453846B2 JP H0453846 B2 JPH0453846 B2 JP H0453846B2 JP 57204428 A JP57204428 A JP 57204428A JP 20442882 A JP20442882 A JP 20442882A JP H0453846 B2 JPH0453846 B2 JP H0453846B2
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JP
Japan
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imidazolidinylidene
dichloro
imidazoline
composition
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JP57204428A
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JPS58116417A (ja
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Maarei Yooku Juniaa Birii
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Alcon Vision LLC
Original Assignee
Alcon Laboratories Inc
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Publication date
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Publication of JPH0453846B2 publication Critical patent/JPH0453846B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D233/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings
    • C07D233/04Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member
    • C07D233/28Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D233/44Nitrogen atoms not forming part of a nitro radical
    • C07D233/50Nitrogen atoms not forming part of a nitro radical with carbocyclic radicals directly attached to said nitrogen atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/41Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with two or more ring hetero atoms, at least one of which being nitrogen, e.g. tetrazole
    • A61K31/4151,2-Diazoles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P27/00Drugs for disorders of the senses
    • A61P27/02Ophthalmic agents

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、緑内症および眼圧症をα−アドレ
ナリン剤で処理することに関する。さらに詳しく
は、本発明は、2−(三置換アニリノ)−1,3−
ジアザシクロペンテン−(2)化合物としても知られ
ている。特定の2−(三置換フエニルイミノ)−イ
ミダゾリン化合物の有効量を眼に局所的に投与す
ることにより眼内圧(以後“IOP”)を低下する
方法に関する。 緑内症および眼圧症において、影響を受けた
眼内の高い圧力は視神経、頭部および網膜に栄養
を与える血管を抑圧する。これらの血管は異常な
眼圧のもとでつぶれるとき、網膜の特定区域の萎
縮が生じ、これは究極的に視力の低下および失明
に関係する。2−(2′,6′−ジクロロアニリノ)−
1,3−ジアザシクロペンテン−(2)としてかつケ
ミカル・アブストラクツの命名のもとおよび牽引
において2,6−ジクロロ−N−(2−イミダゾ
ニジニリデン)−ベンズアミンとしても知られて
いる、ある種のα−アドレナリン作用物質、たと
えば、クロニジン、はIOPを低下できることは知
られている。しかしながら、これらの化合物は中
枢神経系に影響を及ぼし、全身の血圧を低下し、
うとうと状態および他の望ましくない副作用を起
こす。 予期せざることには、本発明の化合物は、全身
の血圧を低下させないでIOPを低下する選択的か
つ局所的眼の薬理学的作用を示すことを発見し
た。本発明の化合物は、眼に局所的に適用する
と、IOPを低下するために、脳の血液関門を横切
る必要がない。これらの化合物は、中枢神経系に
有意に影響を及ぼさないでIOPを選択的に低下す
る投与レベルにおいて、局所的もしくは末梢のα
−アドレナリン作用によりIOPを低下する。 本発明の化合物のIOP低下作用は予期されな
い。何故なら、クロニジンは当業界では主に脳を
介して作用するとみなされているからである。本
発明の化合物は、IOPを低下させるのに必要な濃
度において居所適用された場合、驚いたことに、
中枢神経系又は脳への有意な吸収が起こらないと
いうことが見いだされたことである。したがつ
て、予期せざることには、本発明の化合物は、全
身の血圧を有意に低下させずかつうとうと状態の
ような他の中枢神経系の副作用を起こさないで、
局所的に効力のあるIOP低下作用を示すことがわ
かつた。 次の化合物またはその製薬学的許容されうる酸
の塩は、全身の血圧を有意に低下しない投与レベ
ルにおいてIOPを選択的に低下することが発見さ
れた。 式 式中R1、R2、R3およびR4は次のまたはの
いずれかに従つて定義され、 R1=R2=メチル、エチル、トリフルオロメ
チル、クロロまたはブロモ、 R1≠R2かつ各々は、メチル、エチル、トリ
フルオロメチル、フルオロ、クロロまたはブロ
モ、 R3およびR4の一方はHであり、そして他方
は次の(a)または(b)から選ばれ、 (a)
【式】
【式】
【式】
【式】 R5=R6=Hまたは低級アルキル、 R5≠R6かつ各々は=Hまたは低級アルキ
ル、 R7=H、低級アルキル、2−ヒドロキシ
エチル、2−ヒドロキシプロピルまたは3−
ヒドロキシプロピル、 R5およびR6またはR5およびR7中の炭素原
子の数の合計は4以下である、または (b) −CH2OH、−CN、−OH、
【式】
【式】 【式】
【式】 R8=低級アルキル、 R1=メチル、エチル、トリフルオロメチル、
クロロまたはブロモ、 R2=H、 R3
【式】
【式】 から選ばれ、 R4=メチル、クロロまたはブロモ、 R9=Hまたは低級アルキル、 R10=H、低級アルキル、2−ヒドロキシメ
チル、2−ヒドロキシプロピルまたは3−ヒド
ロキシプロピル、 R9およびR10中の炭素原子の合計は4以下で
ある、 を有する2−(三置換フエニルイミノ)−イミダゾ
リン、またはその製薬学的に許容されうる塩。 アルキル置換基は、直鎖または分枝鎖であるこ
とができる。一般に、メチル及びエチル誘導体を
製造する。メチル基及びエチル基より大きなアル
キル基に比して、これらの誘導体は中枢神経系に
容易には入らないからである。 遊離塩基の形あるいは塩酸塩または二塩酸塩の
ような塩の形の化合物は、0.10〜2.0重量%の範
囲の本発明の化合物の濃度を有する水性点眼剤と
して配合される。この点眼剤の量は、本発明の化
合物の濃度に依存して変化するであろう。緩衝
剤、殺菌剤および防腐剤を、この分野で知られて
いるように、加えることができる。 本発明の化合物の製造法を、次の実施例により
説明する。 実施例 N−〔3,5−ジクロロ−4−(2−イミダゾリ
ジニリデンアミノ)−フエニル〕−ホルムアミド
遊離塩基 構造式 のN−〔3,5−ジクロロ−4−(2−イミダゾリ
ジニリデンアミノ)−フエニル〕−ホルムアミド
を、次の手順により製造した。 ギ酸(35ml、98%)と無水酢酸(15ml)を50℃
において30分間かきまぜかつ加熱し、次いで10℃
に冷却する。次いで2,6−ジクロロ−N1−(2
−イミダゾリジニリデンアミノ)−1,4−ベン
ゼンジアミン二塩酸塩(12g)を少しずつ加え
る。次いでこの混合物を50℃に5時間加熱し、次
いで周囲温度で6時間かきまぜる。エーテル(50
ml)をこのかきまぜた混合物に加え、無色の固体
を過により集め、エーテル(100ml)で洗浄す
ると、乾燥後12.2gの生成物、融点241〜242℃
(分解)、C10H10Cl2N4Oについて質量スペクトル
分析m/e+272、が得られる。遊離塩基はこの生
成物を1N水酸化ナトリウムで処理し、酢酸エチ
ルですばやく抽出することにより製造される。乾
燥した酢酸エチル抽出液を無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、蒸発すると、白色粉末(10.1g)が得ら
れる。 実施例 2,6−ジエチル−N−(2−イミダゾニジニ
リデン)−ベンズアミン遊離塩基 構造式 の2,6−ジエチル−N−(2−イミダゾリジニ
リデン)−ベンズアミン遊離基を、次の手順によ
り製造する。 1 1−アセチル−2−イミダゾリンは、次のよ
うにして2−イミダゾリンから製造できる。 2−イミダゾリン(60g、0.7モル)を無水
酢酸(500ml)中に懸濁させ、この混合物を30
分間還流加熱し、次いで減圧加熱して体積を減
少させて湿つた固体を得る。エタノール(250
ml)を加え、無色の固体を過により集める。
この固体を空気乾燥すると、粗製の1−アセチ
ル−2−イミダゾリン(60.5g)、融点176〜
180℃(J.Chem.Soc.176(1964)中に報告され
ている融点は176〜177℃である)が得られる。 2 2,6−ジエチル−N−(2−イミダゾリジ
ニリデン)−ベンズアミンは、1−アセチル−
2−イミダゾリンから次のようにして製造でき
る。 オキシ塩化リン(140ml)中の1−アセチル
−2−イミダゾリン(12.6g、0.11モル)を45
℃においてかきまぜかつ加熱し、次いで50℃を
維持する速度で2,5−ジエチルベンズアミン
(16.5ml、0.10モル)を加える。24時間後、オ
キシ塩化リンを減圧加熱して蒸発させる。生ず
るこはく色のシロツプを次いで氷(700c)上へ
注ぐ。PHを水酸化ナトリウムで12に調整し、水
性混合物を塩化メチレン(3×75ml)で抽出す
る。次いで合わせた抽出液を水酸化ナトリウム
溶液(50ml)と水(2×50ml)で洗浄し、硫酸
ナトリウムで乾燥する。塩化メチレンを蒸発す
ると固体が得られ、これを石油エーテル(30〜
60℃の沸点範囲、250ml)で粉砕し、過によ
り集める(11.6g、融点134〜137℃)。シクロ
ヘキサンから再結晶すると、2,6−ジエチル
−N−(2−イミダゾリジニリデン)−ベンズア
ミン(7.0g、融点138〜139℃)が得られる。
生成物の元素分析:C15H21N3Oについての計
算値C69.46%、H8.16%、N16.20%;実測値
C69.39%、H8.25%、N16.27%。 3 合成の最終工程として、2,6−ジエチル−
N−(2−イミダゾリジニリデン)−ベンズアミ
ンは、次のようにして2,6−ジエチル−N−
〔1−アセチル−(2−イミダゾリジニリデン)〕
−ベンズアミンから製造される。 2,6−ジエチル−N−〔1−アセチル−(2
−イミダゾリジニレン)〕−ベンズアミン(4.0
g、15.4ミリモル)を水(125ml)中に懸濁し、
次いで還流加熱する。3.5時間後、生ずる透明
無色の溶液を冷却し、氷を加え、そしてPHを水
酸化ナトリウムで13に調整する。白色沈殿が形
成し、これを過により集め、水(80ml)で洗
浄し、乾燥すると、2,6−ジエチル−N−
(2−イミダゾリジニリデン)−ベンズアミン遊
離塩基、白色粉末(3.1g)、融点155〜157℃、
C13H19N3についての質量スペクトルm/
e+217、が得られる。 実施例 2,6−ジエチル−N1−(2−イミダゾリジニ
リデン)−1,4−ベンゼンジアミン二塩酸塩 構造式 の2,6−ジエチル−N1−(2−イミダゾリジニ
リデン)−1,4−ベンゼンジアミン二塩酸塩は、
次の手順により製造できる。 1 2,6−ジエチル−4−ニトロ−N−(2−
イミダゾリジニリデン)−ベンズアミンは、次
のようにして2,6−ジエチル−N−(2−イ
ミダゾリジニリデン)−ベンズアミン(実施例
から)から製造できる。 2,6−ジエチル−N−(2−イミダゾリジ
ニリデン)−ベンズアミン(4.35g、20ミリモ
ル)を、5℃の水中の発煙硝酸(4.5ml)の溶
液に加える。次いで亜硫酸ナトリウム(310mg、
4.5ミリモル)を後者の混合物に加え、反応混
合物を還流加熱する。2時間後、反応混合物を
室温に冷却し、水(4ml)中の追加の亜硝酸ナ
トリウム(310mg)を加える。還流下にさらに
4時間後、混合物を室温で一夜かきまぜる。反
応混合物を氷上に注ぎ、PHを13に調整し、黄色
沈殿を過により進め、空気乾燥する(4.5
g)、カラムクロマトグラフイー(シリカゲ
ル;酢酸エチル、アセトン、トリエチルアミン
(98:1.5:0.5))により、2,6−ジエチル−
4−ニトロ−N−(2−イミダゾリジニリデン)
−ベンズアミンが得られ、これを乾燥後石油エ
ーテルで粉砕し、過し、空気乾燥する(0.95
g)、C13H18N4O2についての質料スペクトル分
析m/e+262。 2 合成の最終工程として、2,6−ジエチル−
N1−(2−イミダゾリジニリデン)−1,4−
ベンゼンジアミン二塩酸塩は、次のようにして
2,6−ジエチル−4−ニトロ−N−(2−イ
ミダゾリジニリデン)−ベンズアミンから製造
できる。 2,6−ジエチル−4−ニトロ−N−(2−
イミダゾリジニリデン)−ベンズアミン(750
ml)をエタノール(80ml)中に溶かす。次いで
エタノールで洗浄したラネーニツケル(70mg)
を加え、そして黄色ガス(45psi)で一夜処理
して無色の溶液を得る。無色の液を蒸発する
と油が得られ、これは静止すると針状結晶し、
針状結晶はC13H20N4についてm/e+232の質量
スペクトル分析を有する。次いでこの固体はメ
タノール(50ml)に溶かし、5℃に冷却し、塩
化水素ガスを泡立てて通ずる。45分後、この溶
液を蒸発して油が得られ、これはエチルエーテ
ルで処理すると2,6−ジエチル−N−(2−
イミダゾリジニリデン)−1,4−ベンゼンジ
アミン二塩酸塩を生じ、これは融点250℃(分
解)の無色粉末(0.72g)である。この二塩酸
塩についての分析は、次のとおりである:
C13H22Cl2N4についての計算値:C51.15%、
H7.26%、N18.35%;実測値C50.83%、H7.25
%3、M18.09%。 実施例 N−〔3,5−ジエチル−4−(2−イミダゾリ
ジニリデンアミノ)−フエニル〕−アセトアミド
塩酸塩 構造式 のN−〔3,5−ジエチル−4−(2−イミダゾリ
ジニリデンアミノ)−フエニル〕−アセトアミド塩
酸塩は、次の手順により製造できる。 実施例の2,6−ジエチル−N1−(2−イミ
ダゾリジニリデン)−1,4−ベンゼンジアミン
二塩酸塩(1,9g、6.2ミリモル)を酢酸(15
ml)中に懸濁し、室温で20分間かきまぜる。酢酸
(4ml)中の塩化アセチル(135ml、18.6ミリモ
ル)の溶液を、後者の懸濁液に周囲温度において
15分間にわたり滴下する。添加が完結した後、温
度を50℃に5時間かきまぜながら上げ、次いで冷
却する。 冷却すると、反応混合物を氷上へ注ぎ、PHを13
に上げる。生ずる固体を酢酸エチル(100ml)中
に抽出し、蒸発させる。得られる残留物をアセト
ニトリルで粉砕し、過し、乾燥する(1.23g)。
生ずる固体をクロロホルム中の溶かし、木炭で処
理し、セリツトで過する。クロロホルムを減圧
加熱蒸発させると、固体が得られる。次いでこの
固体をメタノール中に溶かし、15℃において塩化
水素で処理し、45分後エーテルで沈殿させる。メ
タノールとエーテルとの混合物から再結晶して、
約1.1gのN−〔3,5−ジエチル−4−(2−イ
ミダゾリジニリデンアミノ)−フエニル〕−アセト
アミド塩酸塩、融点267℃、C15H22N4Oについて
の質量スペクトル分析m/e+274、の試料を得る。 実施例 3,5−ジクロロ−4−(2−イミダゾリジニ
リデンアミノ)−ベンゼンカルボキシアミド 構造式 の3,5−ジクロロ−4−(2−イミダゾリジニ
リデンアミノ)−ベンゼンカルボキシアミドは、
次の手順の手順により製造できる。 機械的撹拌機、還流冷却器および温度計を備え
る三首の500ml容の丸底フラスコに、30mlの無水
エタノール中の4−シアノ−2,6−ジクロロベ
ンズアミン(4g、0.016モル)を供給し、過酸
化水素(80mlの水中の30%溶液の9ml)と水酸化
カリウム(30%溶液の4.52g)を加える。この反
応混合物を30分間にわたつて45℃の温度に加熱
し、この温度にさらに2時間維持する。この時間
において、溶液を0℃に氷浴で冷却し、過して
白味結晶質物質を得る。引き続いて液の体積を
減少すると、さらに1.1gの同じ物質が溶液から
析出する。粗収量2.9gすなわち理論値の68%。
水/エタノール溶媒から再結晶すると、淡黄色の
粉が得られる。融点243〜245℃、1700〜1640cm-1
領域におけるIRの二重吸収。 この塩についての元素分析:C10H10N4Cl2につ
いての計算値:C43.98%、H3.69%、N20.51%、
Cl25.96%;実測値:C43.82%、H3.79%、N20.39
%、Cl26.08%。 別法として、この実施例および他のN−および
N,N−二置換カルボキシアミドは、1980年8月
28日付けのドイツ公開明細書2905883号に従つて
製造できる。 実施例 2,6−ジエチル−N1−(2−イミダゾリジニ
リデン)−1,3−ベンゼンジアミン二塩酸塩 構造式 の2,6−ジエチル−N1−(2−イミダゾリジニ
リデン)−1,3−ベンゼンジアミン二塩酸塩は、
次の手順により製造できる。 1 2,6−ジエチル−3−ニトロ−N−(2−
イミダゾリジニリデン)−ベンゼンアミンは、
次のようにして2,6−ジエチル−N−(2−
イミダゾリジニリデン)−ベンズアミンから製
造できる。 硫酸(20ml)を5℃に冷却し、2,6−ジエ
チル−N−(2−イミダゾリジニリデン)−ベン
ズアミン(2.17g、10ミリモル)を急速にかき
まぜながら加える。固体が溶けて暗色溶液が形
成した後、濃硫酸(0.75ml、12ミリモル)と硫
酸(1.0ml)との混合物を0〜5℃においてゆ
つくり加える。添加が完了したとき、反応混合
物を0〜5℃において1時間かきまぜ、次いで
氷(150ml)上に注ぎ、過する。液を水酸
化ナトリウムで塩基性(PH13)とし、次いで酢
酸エチル(3×100ml)で抽出する。クロマト
グラフイー(シリカゲル;酢酸エチル、アセト
ン、トリエチルアミン(92:2.5:0.5))は試
料(1.5g)を与える。融点131〜133℃、
C13H18N4O2についての質量スペクトル分析
m/e+262。 2 2,6−ジエチル−N1−(2−イミダゾリジ
ニリデン)−1,3−ベンゼンジアミン二塩酸
塩は、次のようにして2,6−ジエチル−3−
ニトロ−N−(2−イミダゾリジニリデン)−ベ
ンズアミンから製造できる。 2,6−ジエチル−3−ニトロ−N−(2−
イミダゾリジニリデン)−ベンズアミン(1g、
3.8ミリモル)をエタノール(80ml)中に溶か
し、エタノール(10ml)中のラネーニツケル
(1g)を加える。後者の溶液を次いで水素
(45psi)で15時間加熱する。得られるほとんど
無色の溶液を過し、蒸発すると、泡が得ら
れ、これをメタノール(50ml)中に溶かし、木
炭で処理し、過する。液を5℃に冷却し、
塩化水素ガスをこの溶液に30分間通ずる。この
濃厚溶液を酢酸エチルで処理し、生ずる固体を
過により集める。この塩の元素分析は、次の
とおりである: C13H20N42HClについての 計算値:C51.15%、H7.26%、N18.35%; 実測値:C51.06%、H7.36%、N18.34%。 実施例 2,6−ジクロロ−N1−(2−イミダゾリジニ
リデン)−1,3−ベンゼンジアミン塩酸塩 構造式 の2,6−ジクロロ−N1−(2−イミダゾリジニ
リデン)−1,3−ベンゼンジアミン二塩酸塩は、
次の手順により製造できる。 1 2,6−ジクロロ−3−ニトロ−N−(2−
イミダゾリジニリデン)−ベンズアミンは次の
ようにして製造できる。 2,6−ジクロロ−N−(2−イミダゾリジ
ニリデン)−ベンズアミンすなわちクロニジン
は、R.Rouot、et al.、J.Med.Chem.、19、
1049−54(1976)の手順に従つて製造される。
クロニジン(11.45g、50ミリモル)を冷硫酸
(30ml)中にかきまぜながら懸濁させる。次い
で70%の硝酸(50ml、55ミリモル)および濃硫
酸(50ml)の溶液を30分かけてかきまぜながら
滴下する。この反応混合物を5〜10℃において
さらに2時間かきまぜ、次いでかきまぜながら
氷上へ注ぐと、黄色溶液が形成する。次いで水
酸化ナトリウムのペレツト(28g)をこの黄色
溶液に加える。次いで5%の水酸化ナトリウム
溶液をこの溶液に、PHがほぼろとなるまで、加
える。次いでこのPH調整した溶液を酢酸エチル
(5×500ml)で抽出する。次いで合わせた酢酸
エチルの抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、次いでセリツト過する。液を減圧加熱
により蒸発させると固体の黄色の泡が得られ、
これをヘキサンで粉砕し、過により集めて生
成物(10.2g)、融点154〜156.5℃、が得られ
る。C9H8Cl2N4O2についての高分解能の質量
スペクトル分析:計算値274.0024、実測値
274.0020、誤差0.4mmu/1.5ppm。 2 2,6−ジクロロ−N1−(2−イミダゾリジ
ニリデン)−1,3−ベンゼンジアミン塩酸塩
は、2,6−ジクロロ−3−ニトロ−N−(2
−イミダゾリジニリデン)−ベンズアミンから
次のようにして製造できる。 2,6−ジクロロ−3−ニトロ−N−(2−
イミダゾリジニリデン)−ベンズアミン(5g、
18ミリモル)、鉄粉末(3.1g、56ミリモル)お
よびエタノール(50ml)の機械的にかきまぜた
懸濁液に、60%のエタノール(25ml)中の濃塩
酸(4.6ml)の溶液を還流下に滴下する。添加
後、反応混合物をかきまぜながら1時間還流す
る。次いで水酸化カリウム(3N、17.6ml)を
かきまぜながら加える。後者の添加後、この混
合物を熱時セリツトのパツドを通して過す
る。次いで液を加熱および減圧のもとに蒸発
する。残留物を熱メタノール中に溶かし、活性
炭で処理し、セリツトのパツドを再過する。
再び溶媒を蒸発すると、灰色の固体(4.1g)、
融点263〜266℃(分解)が残る。C9H10Cl2N4
についての高い解像力の質量スペクトル分析:
計算値244.0282実測値244.0291、誤差
0.9mmu/3.7ppm。 1979年8月23日付けのStaehle et alのドイツ
公開明細書2806811号は、次の化合物を例示して
いる。 式中: 1 R=R3=Cl or Br、R2=NH2′R1=H 2 R=R3=Cl or Br、R2=H、R1=NH2 3 R=R3=Me、R2=H、R1=NH2 4 R=R3=Me、R2=H,R1=NH2 5 R=Cl or Br、R3=Me、R2、R1=H 6 R=Cl or Br、R3=H、R2=NH2、R1=H 7 R=Cl or Br、R3=H、R2=H、R1=NH2 8 R=H、R3=Cl or Br、R2=H、R1=NH2 9 R=R3=Cl or Br、R2CH2OH、R1=H 10 R=R3=Cl or Br、R2=H、R1=CH2OH 11 R=H、R3=Cl or Br、R2=CH3、R1
NH2 12 R=Cl or Br、R3=F、R2NH2、R1=H 13 R=Cl or Br、R3−Cl or Br、R2−NH2
R1=F 14 R=Cl or Br、R3=F、R2=H、R1=NH2 15 R=F、R3=Cl or Br、R2=H、R1=NH2 さらに、ドイツ公開明細書2806811号中に論じ
られている上の構造の化合物において、このよう
な化合物のベンゼン環上のアミンはアルキルの同
族体またはアミドを含む次の構成成分を有するこ
とができる: H NCH3 、H NCH2CH3
【式】
【式】
【式】および
【式】 Bulletin de la Societe Chimique de
France、79(9−10)pt2:502−528(1979)中の
Roust et alの“Synthese et reactivite de la
P−aminochlonidine”と題する論文中に、次の
化合物が開示されている: 米国特許第4094964号(Jarrott et al)は、次
の化合物を開示している: 1979年8月30日付けのStaehle et alのドイツ
公開明細書2805775号は、次の化合物を例示して
いる: ここでR=R1=Br R=Cl、R1=Br R=Cl、R1=Me または低級アルキル、好ま
しくはメチルまたはエチル。 実施例 2,6−ジクロロ−N1−(2−イミダゾリジニ
リデン(−1,4−ベンゼンジアミン二塩酸塩 構造式 の2,6−ジクロロ−N1−(2−イミダゾリジニ
リデン)−1,4−ベンゼンジアミン二塩酸塩は、
次の手順により製造できる。 1 2,6−ジクロロ−1,4−ベンゼンジアミ
ンは、次のように製造される。 ガラスライニングした圧力容器内のエタノー
ル(800ml)中の2,6−ジクロロ−4−ニト
ロアニリン(100g、9.48モル、Sldrich
Chemical Co.)に湿つたラネー・ニツケル
(50g、エタノールで洗浄したもの)に加え、
それに水素(50psi)を6時間供給し、その間
反応混合物を機械的にかきまぜる。反応混合物
と水素ガスを排気した後、反応混合物をセリツ
トのパツドを通して過し、蒸発させて小さい
体積にし、1の水中に注ぐ。生ずる固体はフ
イルター上に集め、空気乾燥して、112gの2,
6−ジクロロ−1,4−ベンゼンジアミン、融
点118〜120℃(文献の融点124〜125℃)。 2 N−(4−アミノ−3,5−ジクロロフエニ
ル)−トリクロロアセトアミドは、次のように
して2,6−ジクロロ−1,4−ベゼンジアミ
ンから製造できる。 2,6−ジクロロ−1,4−ベンゼンジアミ
ン(225g、1.27モルをトリエチルアミン(245
ml、1.7モル)を含有する塩化メチレン(1.3
)中に懸濁させた。この混合物を5℃に冷却
した後、トリクロロアセチルクロライド(169
ml、1.5モル、Aldrich Chemical Co.)をかき
まぜながら5℃を維持する速度で滴々加える。
添加が完了したとき、撹拌した反応混合物を室
温に到達させた。24時間後、この混合物を過
し、集めた固体を塩化メチレン(700mlで洗浄
する。液を小さい体積に蒸発させる。固体を
集め、塩化メチレン(250ml)で洗浄して、465
gのN−(4−アミノ−3,5−ジクロロフエ
ニル)−トリクロロアセトアミが得られる。こ
の生成物は、C8H5Cl5N2Oについてm/e+320
の質量スペクトル分析値を示す。 3 N−(3,5−ジクロロ−4−ホルムアミド
フエニル)−トリクロロアセトアミドは、次の
ようにしてN−(4−アミノ−3,5−ジクロ
ロフエニル)−トリクロロアセトアミドから製
造できる。 無水酢酸(600ml、6.4モル)と90%ギ酸
(275ml、5.4モル)を45分間還流加熱し、次い
で5℃に冷却する。N−(4−アミノ−3,5
−ジクロロフエニル)−トリクロロアセトアミ
ド(464g、1.44モル)を混合した無水物溶液
に加え、室温で20時間機械的にかきまぜる。こ
の反応混合物を水(2)上へ注ぐ。かきまぜ
たスラリーが室温に到達したとき、それを吸引
過により集め、水(1.5)で洗浄し、一定
重量に乾燥すると、348.7gのN−(3,5−ジ
クロロ−4−ホルムアミドフエニル)−トリク
ロロアセトアミド、C9H5Cl5N2O2についての
質量スペクトル分析m/e+348、が得られる。 4 N−(3,5−ジノロロ−4−ジクロロメタ
ンイミノフエニル)−トリクロロアセトアミド
は、次のようにしてN−(3,5−ジクロロ−
4−ホルムアミドフエニル)−トリクロロアセ
トアミドから製造できる。 塩化チオニル(415ml、3.5モル)中のN−
(4−アミノ−3,5−ジクロロ−4−ホルム
アミドフエニル)−トリクロロアセトアミド
(200g、0.57モル)に、塩化スルフリル(92
ml、1.0モル)を7時間にわたり還流下に滴下
する。反応混合物をさらに30分間加熱し、次い
で室温で一夜かきまぜる。次いで反応混合物を
真空蒸留により体積を減少する。冷却した固体
を酢酸エチル(200ml)中に溶かし、活性炭
(4g)で処理し、セリツトの床で過し、次
いで酢酸エチルで洗浄する。液を加熱および
減圧のもとに蒸発乾固する。固体のN−(3,
5−ジクロロ−4−ジクロロメタンイミノフエ
ニル)−トリクロロアセトアミドをヘキサン
(600ml)で粉砕し、過し、乾燥する(164.8
g、0.41モル)。結晶生成物の第2収量を母液
(29.72g)から集めることができる。生成物は
C9H3Cl7N2Oについて質量スペクトル分析m/
e+400を示す。 5 N−〔3,5−ジクロロ−4−(2−イミダゾ
リジニリデンアミノ)フエニル〕−トリクロロ
アセトアミド塩酸塩は、次のようにしてN−
(3,5−ジクロロ−4−ジクロロメタンイミ
ノフエニル)−トリクロロアセトアミドから製
造できる。 機械的にかきまぜた酢酸エチル(500ml)中
のトリエチルアミン(300ml)に、酢酸エチル
(225ml)中のN−(3,5−ジクロロ−4−ジ
クロロメタンイミノフエニル)−トリクロロア
セトアミド(163g、0.4モル)および酢酸エチ
ル(350ml)中のエチレンジアミン(40ml、
0.74モル)を同時に滴々加えた。前者の添加は
5時間で達成され、後者は7時間で達成され
る。添加の間の温度は29〜33℃である。生ずる
懸濁液を周囲温度でさらに15時間かきまぜる。
この懸濁液を過し、酢酸エチル(200ml)で
洗浄し、合わせた液を加熱および減圧のもと
に蒸発する。次いでトルエン(200ml)を加え、
生成物を蒸発乾固する。固体が形成し、これを
酢酸エチル(800ml)中に溶かし、次いでこれ
を0℃に冷却する。塩化水素ガスを泡立てて溶
液中に10℃より低い温度において通入する。白
色固体が沈殿し、これを過により集め、酢酸
エチル(200ml)で洗浄し、乾燥すると、N−
〔3,5−ジクロロ−4−(2−イミダゾリジニ
リデンアミノ)−フエニル〕−トリクロロアセト
アミド塩酸塩(180g)、C11H9N4Cl5Oについ
ての質量スペクトル分析m/e+388が得られる。 6 合成の最終工程として、2,6−ジクロロ−
N1−(イミダゾリジニリデンアミノ)−1,4
−ベンゼンアミン二塩酸塩は、次のようにして
N−〔3,5−ジクロロ−4−(2−イミダゾリ
ジニリデンアミノ)−フエニル〕−トリクロロア
セトアミド塩酸塩から製造できる。 メタノール(750ml)中のN−〔3,5−ジク
ロロ−4−(2−イミダゾリジニリデンアミノ)
−フエニル〕−トリクロロアセトアミド塩酸塩
(262.5g)の溶液に、無水アンモニアで飽和さ
せたメタノール(750ml)を加える。この溶液
を室温で4日間無水条件下にかきまぜる。次い
でこの溶液を蒸発乾固し、結晶生成物をエチル
エーテル(4×400ml)で粉砕する。結晶を集
め、乾燥して137.5gの生成物を得る。次いで
この結晶をメタノール(1.8)中に溶かし、
この溶液を10℃に冷却し、次いで塩化水素ガス
をかきまぜた溶液に、温度が15℃以下に保持さ
れる速度で通入する。1時間後、固体を集め、
冷メタノールで洗浄する。メタノール/エーテ
ルから再沈殿させ、そして乾燥すると、二塩酸
塩が無色ないし白色粉末(124.6g)として得
られる。元素分析:C9H12Cl14N4についての計
算値:C33.94%、H3.80%、N17.62%;実測
値:C33.79%、H4.00%、N17.44%。 実施例 3,5−ジクロロ−4−(2−イミダゾリジニ
リデンアミノ)−安息香酸エチルエステル 構造式 の3,5−ジクロロ−4−(2−イミダゾリジニ
リデンアミノ)−安息香酸エチルエステルは、次
の手順により製造できる。 1 4−アミノ−3,5−ジクロロ安息香酸エチ
ルエステルの製造 4−アミノ安息香酸エチルエステル(20.7
g、0.125モル、Aldrich Chem.Co.)を430ml
の6N9HClおよび30%のH2O2(25.3ml、0.25モ
ル)と反応させて、27.1gの赤味かつ色結晶質
固体、融点46〜49.5℃を生成する。 2 3,5−ジクロロ−4−(2−イミダゾリジ
ニリデンアミノ)安息香酸エチルエステルは、
次のようにして4−アミノ−3,5−ジクロロ
安息香酸エチルエステルから製造できる。 Rouot,et al.,in J,Med.Chem.,19,
1049(1976)の手順に従い、4−アミノ−3,
5−ジクロロ安息香酸エチルエステル(70.2
g、0.30モル)を無水酢酸(61.3g、0.60モル)
とギ酸(34.5g、0.75モル)とからの生成物と
反応させて、所望の3.5−ジクロロ−4−ホル
ムアミド安息香酸エチルエステル(62.0g、
0.237モル)を79%の粗収率、融点168〜170℃、
で得る。この粗生成物(16.35g、0.062モル)
を塩化チオニル(55.4g、0.47モル)と塩化ス
ルフリル(3.4g、0.062モル)との混合物と反
応させて、所望の3,5−ジクロロ−4−ジク
ロロメタンイミノ安息香酸エチルエステル
(14.65g、46ミリモル)が得られ、これは標準
の仕上げ後105℃/250mmHgにおいて留出する。
この物質は静置すると固化することがあること
注意すべきである。最後に、この蒸留したジク
ロロメタミン(4.35g、0.0138モル)エチレン
ジアミン(1.66g、0.0276モル)およびほぼ25
mlの酢酸エチル中の10mlのトリエチルアミンと
10時間反応させる。直ちの白色沈殿が認められ
るが、撹拌を一夜続けて反応を完結させる。次
いでこの反応混合物を真空過して5.35gの白
色粉末を得る(これは100%より高い収率であ
るが、多分所望の化合物に加えて、トリエチル
アミン塩酸塩ならびに所望の化合物の塩酸塩が
この段階において存在するという事実によるも
のと思われる)。無水エタノールから白色粉末
を再結晶すると、白色の結晶質固体(2.3g、
0.0076モル)が55%の収率、融点238〜240℃、
で得られた。この化合物は、3380(鋭い)、3150
(広い)、1710(鋭い)、1660(鋭いおよび最も強
い)、1580(鋭い)、1275(鋭い)、1105(鋭い)cm
-1に期待したIR吸収を示す。 元素分析:C12H13N3についての 計算値Cl2O2 :C47.70%、H4.34%、N13.91%、
Cl23.47%; 実測値:C47.66%;H4.41%;N13.88%;
Cl23.82%。 実施例 3,5−ジクロロ−4−2−イミダゾリジニデ
ンアミノ)−ベンゼンメタノール 構造式 のこの化合物は、次のようにして製造できる。 この化合物は実施例の対応するエステルの直
接還元により合成され、あるいはこの化合物はま
たStaehle,Koeppe,Knmmer,Holfkeおよび
Pichler,Boehringer C.H.Sohnのドイツ公開明
細書2806811号1979年8月23日発行に従つて製造
できる。こうして、窒素入口、磁気撹拌機、滴下
漏斗、還流冷却器、および温度計を備える三首の
250ml容の丸底フラスコ内の70mlの乾燥ベンゼン
中に、3,5−ジクロロ−4−(2−イミダゾリ
ジニリデンアミノ)−安息香酸エチルエステル
(3.03g、0.01モル)を溶解する。トルエン中の
水素化ジイソブチルアルミニウムの24%溶液の12
mlを30分かけて加え、この混合物をさらに2時間
加熱し、その間温度を45℃に維持する。標準の仕
上げを行うと、1.6g(61%)の黄色味結晶質物
質、融点195〜200℃、が得られる。無水アルコー
ルから引き続いて再結晶化すると、ほとんど白色
の結晶物質,融点212〜214℃、が得られる。この
化合物のIRスペクトルは、所望化合物のそれと
一致した。 元素分析:C10H11N3Cl2Oについて 計算値:C46.17%、H4.26%、N16.15%、
Cl27.26%; 実測値:C46.11%、H4.27%、N16.13%、
Cl27.48%。 実施例 XI 3,5−ジクロロ−4−(2−イミダゾリジニ
リデンアミノ)−安息香酸 構造式 のこの化合物は、次の手順により製造できる。 この化合物は、実施例の対応するエステルを
酸加水分解することにより合成される。こうし
て、6NaHClの10ml中の3,5−ジクロロ−4−
(2−イミダゾリジニリデンアミノ)−安息香酸エ
チルエステル(4.5g、0.015モル)の溶液を、還
流冷却器と磁気撹拌器を備える250ml容の三首丸
底フラスコ内の70℃の温度の150mlの10%HClに
加える。生ずる溶液を1.5時間加熱し、冷却して
沈殿を生じさせ、減圧過して4.0g(86g)の
粗製白色粉末が得られ、これは320℃以下では溶
融しなかつた。この物質を無水エタノールから再
結晶化させると、白色粉末が得られ、これは320
℃以下では溶融せず、表題化合物に一致するIR
スペクトルを有した。 分析:C10H10N3Cl3O2についての計算値 :C、38.67%;H、3.25%;
N、13.53%;Cl、34.25% 実測値:C、38.78%;H、3.30%;
N、13.42%;Cl、34.10% 実施例 XII 4−シアノ−2,6−ジクロロ−N−(2−イ
ミダゾリジニリデン)−ベンズアミン塩酸塩 構造式 のこの化合物は、次の手順により製造できる。 1 4−シアノ−2,6−ジクロロベンズアミン
の製造 4−シアノベンズアミン(10g、0.085モル、
Aldrich Chem.Co.を292mlの6NのHClおよび
30%のH2O2(17.2ml、0.17モル)と反応させて、
融点113−115℃の白色結晶質化合物を形成す
る。この化合物の収量は、12.3gである。 2 4−シアノ−2,6−ジクロロ−N−(2−
イミダゾリジニリデン)−ベンズアミンは、次
のようにして4−シアノ−2,6−ジクロロベ
ンズアミンから製造できる。 4−シアノ−2,6−ジクロロベンズアミン
(8.00g、0.043モル)を対応するN−(4−シ
アノ−2,6−ジクロロフエニル)−ホルムア
ミド(7.05g、0.033モル)に、77%の収率で
白色粉末、融点198−200℃、の形で転化され
る。このホルムアミド(4.3g、0.020モル)を
塩化チオニル(35.7g、0.30モル)および塩化
スルフリル(4.10g、0.03モル)で処理する
と、N−(4−シアノ−2,6−ジクロロフエ
ニル)−ジクロロメタンイミン(3.9g、0.0145
モル)が生成し、これは110℃/250mmHgにお
いて73%の収率で蒸留することにより得られ
る。この生成物は、溶媒と反応成分を反応混合
物から完全に除去した後容易に固化し、これを
ヘキサンで洗浄する。このジクロロメタンイミ
ン(3.0g、0.011モル)をエチレンジアミンと
反応させると、表題化合物(2.3g、0.0089モ
ル)が黄色粉末として、81%の粗収率、融点
245〜250℃、得られる。引き続いて無水エタノ
ールから再結晶化すると、融点255〜258℃のふ
わふわしたクリーム色の針状結晶が得られる。
この化合物のIRスペクトルは、2200および
1650cm-1に主吸収を示す表題化合物と一致し
た。 元素分析:C10H8N4Cl2についての 計算値:C47.08%、H3.16%、N21.96%、
Cl27.79%:実測値:C46.93%、H3.23%、
N21.71%、 Cl27.88%。 実施例 6−クロロ−N1−(2−イミダゾリジニリデ
ン)4−メチル−1,3−ベンゼンジアミン二
塩酸塩 構造式 の6−クロロ−N1−(2−イミダゾリジニリデ
ン)−4−メチル−1,3−ベンゼンジアミン二
塩酸塩は、次の手順により製造できる。 1 N−(2−クロロ−4−メチルフエニル)−ホ
ルムアルデヒドの製造は、次のとおりである。 無水酢酸(50ml、0.53モル)および97〜100
%のギ酸(21.5ml、0.45モル)を50℃で15〜20
分間かきまぜながら反応させ、次いでこの溶液
を0℃に冷却する。次いで2−クロロ−4−メ
チルベンズアミン(35.5g、30.7ml、0.25モル、
Aldrich Chem.Co.)をかきまぜながら15分か
けて滴々加える。次いでかきまぜた溶液を50℃
に7時間かきまぜる。この溶液を減圧加熱して
蒸発乾固し、残留物をトルエン(150ml)から
再結晶化して無色の結晶が得られる。 2 N−(2−クロロ−4−メチルフエニル)−ジ
クロロメタンイミンを、次のようにしてN−
(2−クロロ−4−メチルフエニル−ホルムア
ミドから製造できる。 塩化チオニル(78.5g、48ml)0.66ミリモ
ル)中のN−(2−クロロ−4−メチルフエニ
ル)−ホルムアミド(15g、88ミリモル)に、
塩化スルフリル(11.9g、7.1ml、88ミリモル)
を滴下する。かきまぜた溶液を9時間、ドライ
アイスの冷却器を取付けて、加熱する。次いで
反応溶液を減圧加熱により濃縮する。蒸留(55
−65℃、100mmHg)すると、生成物(16.0g)
が得られる。 3 6−クロロ−N−(2−イミダゾリジニリデ
ン)−4−メチルベンズアミンは、N−(2−ク
ロロ−4−メチルフエニル)−ジクロロ−メタ
ンイミンから次のようにして製造できる。 機械的にかきまぜた酢酸エチル(40ml)中の
トリエチルアミン(55ml)に、酢酸エチル(20
ml)中のN−(2−クロロ−4−メチルフエニ
ル)−ジクロロメタンイミン(16g、72ミリモ
ル)および酢酸エチル(20ml)中のエチレンジ
アミン(8.6g、9.6ml、144ミリモル)を同時
に50分かけて滴下する。この反応混合物を周囲
温度においてさらに20時間かきまぜる。この混
合物を過し、液を減圧加熱により蒸発させ
る。残留物を酢酸エチル粉砕し、過により集
め、空気乾燥する(4.2g)。シリカゲルの層ク
ロマトグラフイー(クロロホルム、メタノー
ル、濃水酸化アンモニウム:8.5、1.5、2滴)
はRf=0.5に生成物を示した。この生成物は
C10ClH12N3についてm/e+209の質量スペクト
ル分析値を示す。 4 6−クロロ−N−(2−イミダゾリジニリデ
ン)−4−メチル−2−ニトロ−ベンズアミン
は、次のようにして6−クロロ−N−2−イミ
ダゾリジニリデン−4メチル−ベンズアミンか
ら製造できる。 5℃の濃硫酸(5ml)中の6−クロロ−N−
(2−イミダゾリジリリデン)−4−メチル−ベ
ンズアミン(1.0g、4.8ミリモル)に、濃硫酸
(0.26ml)および70%の硝酸(0.33ml)の溶液
をかきまぜながら15分間にわたり滴下する。30
分後、暗色反応混合物を氷上へ注ぎ、水酸化ア
ンモニウムでPH10に塩基化し、酢酸エチル(4
×50ml)で抽出する。合わせた抽出液を無水硫
酸ナトリウムで乾燥する。減圧加熱により蒸発
すると、黄色粉末の(1.1g)が得られる。ト
ルエンから再結晶化すると、黄色固化(0.4g)
が生じ、これはシリカゲルの薄層クロマトグラ
フイー上に単一のスポツトを与える(クロロホ
ルム、メタノール、濃水酸化アンモニウム:
9,1,2滴)Rf=0.73。生成物は
C10H11ClN4O2についてm/e+254の質量スペト
ルの分析値を示す。 5 6−クロロ−N1−(2−イミダゾリジニリデ
ン)−4−メチル−1,3−ベンゼンアミン二
塩酸塩は、次のようにして6−クロロ−N−
(2−イミダゾリジニリデン)−4−メチル−3
−ニトロ−ベンズアミンから製造できる。 6−クロロ−N−(2−イミダゾリジニリデ
ン)−4−メチル−3−ニトロ−ベンズアミン
(0.5g、2ミリモル)鉄粉末(0.65g、6ミリ
モル)および50%のエタノール(10ml)の機械
的にかきまぜた懸濁液に、塩酸(1.0ml)を滴
下する。次いで反応混合物を1時間還流し、次
いで水酸化ナトリウムを加える。反応混合物を
過し、固体をエタノールで洗浄する。液を
蒸発乾固し、メタノール中に溶かし、過す
る。液を再び蒸発し、メタノール(30ml)中
に再溶解し、塩化水素ガスをこの溶液中に泡立
てて通入する。蒸発後、固体をエーテル(3×
30ml)で粉砕し、メタノール(0.25g)から再
結晶化後、生成物(0.25g)、融点243〜248℃、
が得られる。この生成物は、C10H3ClN4につい
てm/e+の質量スペクトル分析値を示す。 元素分析:C12H15Cl2N4、1/2H2O: 計算値:C39.17%、H5.26%、N18.27%;実
測値: C38.79%、H5.09%、N17.95%。 実施例 2,6−ジクロロ−N1−(2−イミダゾリジニ
リデン)−N4,N4−ジメチル−1,4−ベン
ゼンジアミン二塩酸塩 構造式 の2,6−ジクロロ−N1−(2−イミダゾリジニ
リデン)−N4,N4−ジメチル−1,4−ベンゼ
ンジアミン二酸塩酸は、次の手順により製造でき
る。 2,6−ジクロロ−N1−(2−イミダゾリジニ
リデン)−N4,N4−ジメチル−1,4−ベンゼ
ンジアミン二塩酸塩は、R.RouotおよびG.
Leclerc、Bull.Sou.Chim.Fr.、1979(pt.2)、520−
28の一般手段に従い製造されるが、ただし遊離塩
を二塩酸塩に転化した。クロマトグラフイーで精
製した後2,6−ジクロロ−N1−(2−イミダゾ
リジニリデン)−N4,N4−ジメチル−1,4−
ベンゼンシアミンの塩基(0.5g)をメタノール
(40ml)中に溶かし、氷浴中で5〜10℃に冷却し、
塩化水素ガスをこの溶液に泡立てて通入した。こ
の溶液を木炭粉末(1g)で処理し、セリツトの
パツドを通して過し、蒸発乾固し、エーテルで
粉砕して白色粉末(1.7g)、融点275〜277℃(分
解)、を得た。NMR(CDCl3、TMS):2.85(アミ
ンメチル、6H、S)、3.50(エチレン;4H、S)、
6.67(芳香族、2H、S)。C11H14Cl2N4についての
質量スペトル分析m/e+272。 前記実施例に加えて、本発明における使用に考
えられる化合物は、次の遊離塩塩および製薬学的
に許容される塩を包含する: 2,6−ジブロモ−N1−(2−イミダゾリジニ
リデン)−1,4−ベンゼンジアミン、 2,6−ジブロモ−N1−(2−イミダゾリジニ
リデン)−1.3−ベンゼンジアミン、 N−〔3,5−ジブロモ−4−(2−イミダゾリ
ジニリデンアミノ)−フエニル〕アセトアミド、 N−〔2,4−ジブロモ−3−(2−イミダゾリ
ジニリデンアミノ)−フエニル〕−アセアミド、 3,5−ジブロモ−4−(2−イミダゾリジニ
リデンアミノ)−フエノールおよびそのフエノー
ルエステル、 2,6−ジトリフルオロメチル−N1−(2−イ
ミダゾリニリデン)−1,4−ベンゼンジアミン、 2,6−ジトリフルオロメチル−N1−(2−イ
ミダリジニリデン)−1,3−ベンゼンジアミン、 N−〔3,5−ジトリフルオロメチル−4−(2
−イミダゾリジニリデンアミノ)−フエニル〕−ア
セトアミド、 2,6−ジメチル−N1−(2−イミダゾリジニ
リデン)−1,4−ベンゼンジアミン、 2,6−ジメチル−N1−(2−イミダゾリジニ
リデン)−1.3−ベンゼンジアミン、 N−〔3,5−ジメチル−4−(2−イミダゾリ
ジニリデンアミノ)−フエニル〕−アセトアミド、 N−〔2,4−ジメチル−3−(2−イミダゾリ
ジニリデンアミノ)−フエニル〕−アセトアミド、 N−〔2,4−ジエチル−3−(2−イミダゾリ
ジニリデンアミノ)−フエニル〕−アセトアミド、 3,5−ジメチル−4−(2−イミダゾリジニ
リデンアミノ)−フエノールおよびそのフエノー
ルエステル、 3,5−ジエチル−4−(2−イミダゾリジニ
リデンアミノ)−フエノールおよびそのフエノー
ルエステル、 3,5−ジブロモ−4−(2−イミダゾロジニ
リデンアミノ)−フエノールおよびそのフエノー
ルエステル、 2,6−ジクロロ−N1−(2−イミダゾリジニ
リデン)−N4−メチル−1,4−ベンゼンニアミ
ン、 2,6−ジブロモ−N1−(2−イミダゾリジニ
リデン−N4−メチル−1,4−ベンゼンジアミ
ン、 2,6−ジメチル−N1−(2−イミダゾリジニ
リデン)−N4−メチル−1,4−ベンゼンジアミ
ン、 2,6−ジエチル−N1−(2−イミダゾリジニ
リデン)−N4−メチル−1,4−ベンゼンジアミ
ン、 2,6−ジブロモ−N4,N4−ジメチル−N1
(2−イミダゾリジニリデン)−1,4−ベンゼン
ジアミン、 2,6−ジメチル−N4,N4−ジメチル−N1
(2イミダゾリジニリデン)−1,4−ベンゼンジ
アミン、 2,6−ジエチル−N4,N4−ジメチル−N1
(2イミダゾリジニリデン)−1,4−ベンゼンジ
アミン、 N4,N4−ジメチル−N1−(2−イミダゾリジ
ニリデン)−2,6−ジトリフルオロメチル−1,
4−ベンゼンジアミン、 N−〔3,5−ジクロロ−4−(2−イミダゾリ
ジニリデンアミノ)−フエニル〕−N−メチル−ア
セトアミド、 N−〔3,5−ジブロモ−4−(2−イミダゾリ
ジニリデンアミノ)−フエニル〕−N−メチル−ア
セトアミド、 N−〔3,5−ジエチル−4−(2−イミダゾリ
ジニリデンアミノ)−フエニル〕−N−メチル−ア
セドアミド、 3,5−ジクロロ−4−(2−イミダゾリジニ
リデンアミノ)−ベンゼンメタノールおよびその
エステル、 3,5−ジブロモ−4−(2−イミダゾリジニ
リデンアミノ)−ベンゼンメタノールおよびその
エステル、 N−〔3−ブロモ−5−クロロ−4−(2−イミ
ダゾリジニリデンアミノ)−フエニル〕−アセトア
ミド、 N−〔3−ブロモ−5−クロロ−4−(2−イミ
ダゾリジニリデンアミノ)−フエニル〕−N−メチ
ル−アセトアミド、 3−ブロモ−5−クロロ−4−(2−イミダゾ
リジニリデンアミノ)−フエノールおよびそのフ
エノールエステル、 3,5−ジブロモ−4−(2−イミダゾリジニ
リデンアミノ)−ベンゼンカルボキシアミド、 3,5−ジクロロ−4−(2−イミダゾリジニ
リデンアミノ)−ベンゼン−N,N−ジメチル−
カルボキシアミド、 3,5−ジブロモ−4−(2−イミダゾリジニ
リデンアミノ)−安息香酸およびそのアルコール
エステル。 表に示すいくつかの2−(三置換アニリノ)−
1,3−ジアザシクロペンテン−(2)化合物の、中
枢神経系に影響を及ぼさないでIOPを低下すると
きの、効能を、対照としてクロニジンを用いて、
次の生物学的手順により試験した。(A〜E) 以後記載する試験からのデータを表に示す。 A アカゲザル−レーザーモデル 眼の中の柱状網状構造のアルゴンレーザー光
凝固により、成体のアカゲザル(4)において高眼
圧症を起こさせた。処置した眼(1回だけのレ
ーザー処理)を治ゆさせ、そしてIOPは約6週
間後安定化した。試験は、試験物質の0.5%の
溶液の1滴を、ケタミン(Ketamine)麻酔し
たアカゲザルの眼に投与することによつて実施
した。IOPの変化をアルコン・アブラネイシヨ
ン・ニユーマトノグラフ(Alcon
Applanation Phneuma−tonograph)により
記録した。高眼圧処理した眼のIOP値に対し
て、翌日の同時刻に同じ眼で測定したIOP値を
百分率の変化としてピーク効果を記録した。 B 正常のウサギのモデル 正常の白ウサギにおいて本発明の抗眼内圧の
IOP減少を測定するために、次の試験を実施し
た。 ニユージーランドの白ウサギ(12)を、拘束
箱内で30分間馴化した。アルカイン/塩類溶液
(1:5)をウサギの眼に適用し、基準線の
IOP(mmHgの圧力)を、アルコン研究所のアブ
ラネイシヨン・ニユーマトノグラフを用いて測
定した。次いで30分後、符号をつけた試験物質
対符号をつけた塩類溶液の対照を、各グループ
6匹の動物の1つの眼に50μの滴として投与
した。処置の効果を時間の関数として測定し
た。1時間ごとの読みにおけるIOPの平均の変
化を記録した。記載した効果は、外部の対照試
験グループに対するピークの百分率効果であ
る。 C “ステロイド”ウサギのモデル “ステロイド”ウサギのモデルにおける薬物
のIOP効果を測定する生物学的手順は、B.L.
BonomiおよびL.Tomayzol、Invest.
Ophthal.15781784(1976)およびL.Bonomi et
al.、Albrect Graefes Arch.Ophthal.、209、
7389中に記載されている。Luciano Bonomi
et al.、Albrect Graefes Arch.Ophthal.、
219、18、(1979)は、既知の抗眼内圧薬のモデ
ルの研究を示している。表に示す実験におい
て、薬物の1滴を実験用ウサギの1つの眼に投
与し、そして処置した眼におけるIOPを時間の
関数として監視した。 D ラツトにおける20%の血圧の低下 6匹のスプレイク−ダウレイ(Spraque−
Dawley)ラツト(6匹/グループ、200〜400
g)を麻酔し(65mg/Kgのナトリウムペントバ
ルビタール)そして加熱パツド上に置いた。大
腿部の動脈にカニユーレをそう入し、圧力トラ
ンスデユーサとグラス・モデル(Grass
Model)7レコーダーにハドロカリー
(hydrolically)に接続した。15分の血圧の読
みを記録した。緩衝した試験薬を小体積(すな
わち、0.1ml)で静脈内に投与した。次いで血
圧への試験薬の効果を記録した。ラツトにおい
て血圧を20%低下するために計算した平均の投
与量(μg/Kg)を記載する。 E ヘキソバルビタール誘発麻酔法の相乗作用 試験薬とヘキソバルビタールをマウスへ同時
に腹腔内投与すると、試験化合物が鍮静活性を
もつ場合、ヘキソバルビタール単独に比べて麻
酔期間を増加するであろう。この相乗作用を、
試験化合物の比較のために、中枢神経系の相対
的測度(鎮散活性)として使用できる。麻酔の
終点を、“正向反射”の回復として記録した。
【表】
【表】 ンカルボキシアミド遊
離塩基
【表】 対照値からのIOPの低下百分率として表わした
表の欄A、BおよびCのデータ、ならびに表
の欄D、EおよびFのデータから明らかなよう
に、開示した化合物は、全身の血圧に影響を及ぼ
さないであるいは鎮静のような明白な中枢神経系
の副作用を示さない治療的レベルにおいてIOPを
低下することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 [式中R1、R2、R3およびR4は次のまたはの
    いずれかに従つて定義され、 R1=R2=メチル、エチル、トリフルオロメ
    チル、クロロまたはブロモ、 R1≠R2かつ各々は、メチル、エチル、トリ
    フルオロメチル、フルオロ、クロロまたはブロ
    モ、 R3およびR4の一方はHであり、そして他方
    は次の(a)または(b)から選ばれる、 (a) 【式】【式】 【式】 または【式】 R5=R6=Hまたは低級アルキル、 R5≠R6かつ各々は、Hまたは低級アルキ
    ル、 R7=H、低級アルキル、2−ヒドロキシ
    エチル、2−ヒドロキシプロピルまたは3−
    ヒドロキシプロピル、 R5およびR6またはR5およびR7中の炭素原
    子の数の合計は4以下である、または (b) −CH2OH、−CN、−OH、【式】 【式】【式】 または【式】 R8=低級アルキル、 R1=メチル、エチル、トリフルオロメチル、
    クロロまたはブロモ、 R2=H、 R3は 【式】 または【式】 から選ばれ、 R4=メチル、クロロまたはブロモ、 R9=Hまたは低級アルキル、 R10=H、低級アルキル、2−ヒドロキシメ
    チル、2−ヒドロキシプロピルまたは3−ヒド
    ロキシプロピル、 R9およびR10中の炭素原子の合計は4以下で
    ある。] を有する2−(三置換フエニルイミノ)−イミダゾ
    リン、またはその製薬学的に許容されうる塩から
    なる、眼への局所適用により眼内圧を低下するた
    めの眼科用組成物。 2 2−(三置換フエニルイミノ)−イミダゾリン
    が製薬学的に許容されうるビヒクル中の組成物の
    形態で眼に局所適用される、特許請求の範囲第1
    項記載の組成物。 3 2−(三置換フエニルイミノ)−イミダゾリン
    の濃度を、中枢神経系に有意に影響を及ぼさない
    で眼内圧を減少するように選択する、特許請求の
    範囲第2項記載の組成物。 4 2−(三置換フエニルイミノ)−イミダゾリン
    が当量の遊離塩基化合物の重量を基準にして0.01
    %W/V〜1.5%W/Vの量で含有されている、
    特許請求の範囲第1項記載の組成。 5 2−(三置換フエニルイミノ)−イミダゾリン
    が2,6−ジクロロ−N1−(2−イミダゾリジニ
    リデン)−1,4−ベンゼンジアミンである、特
    許請求の範囲第3項記載の組成物。 6 2−(三置換フエニルイミノ)−イミダゾリン
    が2,6−ジクロロ−N1−(2−イミダゾリジニ
    リデン)−1,3−ベンゼンジアミンである、特
    許請求の範囲第3項記載の組成物。 7 2−(三置換フエニルイミノ)−イミダゾリン
    がN−[3,5−ジクロロ−4−(2−イミダゾリ
    ジニリデンアミノ)−フエニル]−アセトアミドで
    ある、特許請求の範囲第3項記載の組成物。 8 2−(三置換フエニルイミノ)−イミダゾリン
    が2,6−ジエチル−N1−(2−イミダゾリジニ
    リデン)−1,4−ベンゼンジアミンである、特
    許請求の範囲第3項記載の組成物。 9 2−(三置換フエニルイミノ)−イミダゾリン
    が2,6−ジエチル−N1−(2−イミダゾリジニ
    リデンアミノ)−フエニル]−アセトアミドであ
    る、特許請求の範囲第3項記載の組成物。 10 2−(三置換フエニルイミノ)−イミダゾリ
    ンがN−[3,5−ジエチル−4−(2−イミダゾ
    リジニリデンアミノ)−フエニル]−アセトアミド
    である、特許請求の範囲第3項記載の組成物。 11 2−(三置換フエニルイミノ)−イミダゾリ
    ンが3,5−ジクロロ−4−(2−イミダゾリジ
    ニリデンアミノ)−フエノールおよびそのエステ
    ルである、特許請求の範囲第3項記載の組成物。
JP57204428A 1981-11-20 1982-11-20 眼内圧を低下する方法 Granted JPS58116417A (ja)

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