JPH0453685A

JPH0453685A - スタッドボルトセッター

Info

Publication number: JPH0453685A
Application number: JP16325090A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Kisami; 木佐美　毅
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1990-06-21
Filing date: 1990-06-21
Publication date: 1992-02-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、スタッドボルトを規定高さまで、正確に、
且つ簡単に植え込むことができるスタッドボルトセッタ
ーに関するものである。

［従来技術］従来のこの種のものとしては、例えば第６図に示すよう
なものがある。このスタッドボルトセッター１は、イン
パクトレンチ２の先端部３に装着されるようになってい
る。すなわち、このスタッドボルトセッター１は、上端
部がインパクトレンチ先端部３にピン４を介して取り付
けられ、Ｏリング５により、ビン４が抜けないようにな
っている。また、このスタッドボルトセッターｌには、
スタッドボルト７の突出側雄ネジ部８が螺合される雌ネ
ジ部６が設けられている。

そして、このスタッドボルトセッター１の雌ネジ部６に
、スタッドボルト７の突出側雄ネジ部８を螺合させ、イ
ンパクトレンチ１を回転させることにより、スタッドボ
ルト７の植込み側雄ネジ部９を被取付体１０のネジ孔１
１に螺合させて植え込むようにしている。

この際には、規定高さＨにスタッドボルト７を植え込む
ようにひている。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、このような従来のスタッドボルトセッタ
ー１は、規定高さＨに設定しなければならないが、イン
パクトレンチ２のトルク管理によるものでは、ネジ精度
や面粗度等がバラ付き、このバラ付によりトルクが変化
することから適正な規定高さＨを出すことができない、
そのため、作業者の目視によらざるを得す、作業性が悪
いと共に、規定高さＨの値もバラ付く、という問題があ
る。

そこで、この発明は、規定高さＨの目視確認を必要とせ
ずに、簡単にしかも正確にスタッドボルトを植え込むこ
とができるスタッドボルトセンターを提供することを課
題としている。

［課題を解決するための手段］この発明は、かかる課題に着目してなされたちので、回
転駆動される駆動軸の先端部に装着され、スタッドボル
トの突出側雄ネジ部を保持して、該スタッドボルトを回
転させることにより、該スタッドボルトの植込み側雄ネ
ジ部を、被取付体の雌ネジ部に螺合させて、規定高さま
でスタッドボルトを植込むスタッドボルトセッターにお
いて、前記駆動軸に固定される外筒を設けると共に、該
外筒に、前記スタッドボルトの突出側雄ネジ部を保持す
る内筒を、前記外筒の回転駆動を伝達および非伝達とす
る伝達手段を介して連結し、更に、規定高さまでスタッ
ドボルトが植え込まれた時に、前記伝達手段を非伝達状
態とする伝達力解除手段を設けたスタッドボルトセッタ
ーとしたことを特徴としている。

［作　用］かかる手段によれば、内筒にスタッドボルトの突出側雄
ネジ部を保持した状態で、駆動軸を回転させると、伝達
手段を介して、外筒から内筒に回転力が伝達されて、こ
のスタッドボルトの植込み側雄ネジ部が、被取付体の雌
ネジ部に螺合されていく。

そして、スタッドボルトが規定高さまで植え込まれると
、伝達力解除手段により、伝達手段が非伝達状態とされ
、外筒の回転力が内筒に伝達されなくなる。

これにより、作業者の目視によることなく、自動的に規
定高さの植込みが行われることとなる。

［実施例コ以下、この発明を実施例に基づいて説明する。

第１図ないし第５図は、この発明の一実施例を示す図で
ある。

まず構成を説明すると、この実施例のスタッドボルトセ
ッター２１は、従来と同様に駆動軸としてのインパクト
レンチ２の先端部３に装着されるようになっている。

すなわち、このスタッドボルトセッター２１は、外筒と
してのスリーブ２２がピン２３を介してインパクトレン
チ先端部３に取り付けられ、このビン２３が０リング２
４により抜は止めされている。

このスリーブ２２の内側には、スタッドボルト７の突出
側雄ネジ部８が螺合されて保持される内筒としてのソケ
ット２５が配設されていると共に、スリーブ２２の外側
には、スライドカラー２６が配設されている。

具体的には、そのスリーブ２２には、所定位置に形成さ
れた計４箇所の孔２２ａにそれぞれ剛球２７が抜は出し
可能に配設されている。

また、ソケット２５は、このスリーブ２２内に上下動お
よび回転自在に挿入され、このスリーブ２２の外周には
、溝部２５ａが計４箇所形成され、この溝部２５ａに剛
球２７の一部が挿入されるようになっている。また、こ
のソケット２５の内部には、スタッドボルト７の突出側
雄ネジ部８に螺合される雌ネジ部２５ｂが形成されてい
る。

一方、スライドカラー２６は、スリーブ２２の外周に上
下動自在に配設され、スプリング３１により下方に付勢
されると共に、スリーブ２２の外周に設けられた止め輪
２８により、下方への抜は止めがなされている。また、
このスライドカラー２６の内周面には、スリーブ２２の
外周を摺動し、剛球２７が摺動する摺動面２６ａが形成
されると共に、この摺動面２６ａの下側には、剛球２７
が退避する逃げ部２６ｂが形成されている。

さらに、このスライドカラー２６の下端部２６Ｃには、
短円筒形状のストッパー２９が上下位置謂整自在に螺合
され、このストッパー２９はセットボルト３０により、
所定位置で固定されるようになっている。

そして、前記剛球２７．ソケット２５の溝部２５ａおよ
び逃げ部２６ｂ等にて、スリーブ２２からの回転駆動力
をソケット２５に対して伝達および非伝達とする伝達手
段が構成されている。また、スライドカラー２６やスト
ッパー２９等にて、スタッドボルト７が規定高さＨまで
植え込まれた時に、スリーブ２２からの回転駆動力を非
伝達状態とする伝達力解除手段が構成されている。

次に、かかる構成よりなるスタッドボルトセッター２１
の作用について説明する。

スタッドボルト７を植込む際、インパクトレンチ２を回
転させると、この回転力はスリーブ２２に伝わり、剛球
２７．溝部２５ａを介して、ソケット２５に伝達される
。これで、第１図に示す状態から、ソケット２５の雌ネ
ジ部２５ｂがスタッドボルト７の突出側雄ネジ部８に螺
合される。そして、スタッドボルト７の上端部が、ソケ
ット２５の雌ネジ部２５ｂ内の天井部に当接すると、今
度は、ソケット２５の回転力により、スタッドボルト７
の植込み側雄ネジ部９が被取付体１０のネジ孔１１に螺
合される。

この螺合により、ソケット２５がスリーブ２２に対して
上昇し、このソケット２５の上面部２５ｄが、スリーブ
２２の天井壁２２ｂに当接する。

この状態では、剛球２７が相対的にソケット溝部２５ａ
の下端部まで移動する。

そして、更に、スタッドボルト７を植え込んで行くと、
スリーブ２２と共に、スライドカラー２６が下降し、こ
のスライドカラー２６の下端部に設けられたストッパー
２９の下端が被取付体１０の上面部１２に当接する（第
３図参照）。

この状態から、さらに、インパクトレンチ２を下降させ
ると、スリーブ２２とソケット２５が下降して、このス
リーブ２２に対して、スライドカラー２６がスプリング
３１の付勢力に抗して相対的に上昇する。

そして、スタッドボルト７が規定高さＨまで植え込まれ
た時、スリーブ２２の孔２２ａとスライドカラー２６の
逃げ部２８ｂが一致すると共に、回転トルクの作用時に
、剛球２７がソケット溝部２５ａのＲ部２５ｃにより、
外へ押し出され、この剛球２７は逃げ部２８ｂに挿入さ
れる（第４図参照）、これにより、スリーブ２２からソ
ケット２５への回転力の伝達は行われなくなり、スリー
ブ２２が空回りして、スタッドボルト７の植え込みは進
行せず、規定高さＨで自動的にストップする。従って、
作業者が規定高さＨか否か確認する必要なく、スタッド
ボルト７の植込みを簡単に、且つ正確に行うことができ
る。

一方、スタッドボルト７からソケット２５を取り外すに
は、インパクトレンチ２を停止させた状態で、インパク
トレンチ２を上方に引き上げる。

すると、スリーブ２２が上方に引かれ、スプリング３１
で下方に押し付けられたスライドカラー２６とスリーブ
２２は相対的に反対方向へ移動する。

その際、スライドカラー２６の逃げ部２６ｂの８部２６
ｄにより、剛球２７は再びソケット２５の溝部２５ａへ
押し込まれる。この状態で、インパクトレンチ２を逆回
転させると、スリーブ２２゜剛球２７を介してソケット
２５が反対方向に回転されてスタッドボルト７から離脱
する。

このようにして、スタッドボルト７の植込み作業が完了
する。

［発明の効果］以上説明してきたように、この発明によれば、作業者が
規定高さを確認する必要なく、極めて簡単にスタッドボ
ルトのセツティングを行う二とができる、という実用上
有益な効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図はこの発明のスタッドボルトセッタ
ーの一実施例を示す図で、第１図は同スタッドボルトセ
ッターの半断面図、第２図は第１図の■−■線に沿う断
面図、第３図はボルト植え込み途中を示す第１図に相当
する半断面図、第４図および第５図はそれぞれ規定高さ
植え込んだ状態、インパクトレンチ逆回転時を示す第１
図に相当する半断面図、第６図は従来のスタッドボルト
セッターを示す断面図である。２・・・インパクトレンチ（駆動軸）７・・・スタッドボルト８・・・突出側雄ネジ部９・・・植込み側雄ネジ部ｌＯ・・・被取付体１１・・・雌ネジ部２１・・・スタッドボルトセッター２２・・・スリーブ（外筒）２５・・・ソケット（内筒）２２ａ・・・孔２５ａ・・・溝部２７・・・剛球２６・・・スライドカラー２６ｂ・・・逃げ部２・・・インパクトレンチ（駆動軸）７・・・スタッドボルト８・・・突出側雄ネジ部９・・・植込み側雄ネジ部１０・・・被取付体１１・・・雌ネジ部２１・・・スタッドボルトセッター２２・・・スリーブ（外筒）２５・・・ソケット（内筒）２２ａ・・・孔２５ａ・・・溝部２７・・・剛球２６・・・スライドカラー２６ｂ・・・逃げ部讃図謁図

Claims

【特許請求の範囲】

回転駆動される駆動軸の先端部に装着され、スタッドボ
ルトの突出側雄ネジ部を保持して、該スタッドボルトを
回転させることにより、該スタッドボルトの植込み側雄
ネジ部を、被取付体の雌ネジ部に螺合させて、規定高さ
までスタッドボルトを植込むスタッドボルトセッターに
おいて、前記駆動軸に固定される外筒を設けると共に、
該外筒に、前記スタッドボルトの突出側雄ネジ部を保持
する内筒を、前記外筒の回転駆動を伝達および非伝達と
する伝達手段を介して連結し、更に、規定高さまでスタ
ッドボルトが植え込まれた時に、前記伝達手段を非伝達
状態とする伝達力解除手段を設けたことを特徴とするス
タッドボルトセッタ