JPH0248542Y2 - - Google Patents

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JPH0248542Y2
JPH0248542Y2 JP6612887U JP6612887U JPH0248542Y2 JP H0248542 Y2 JPH0248542 Y2 JP H0248542Y2 JP 6612887 U JP6612887 U JP 6612887U JP 6612887 U JP6612887 U JP 6612887U JP H0248542 Y2 JPH0248542 Y2 JP H0248542Y2
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hanging
supporting cylindrical
hole
bottomed hole
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JP6612887U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンクリート製品、例えば排水溝の
ようなU字溝の上下位置を反転する場合に使用す
る吊下用治具に関する。
〔従来の技術〕
上記のようなU字溝は、通常、製造工場或いは
現場等においては、その開口部を下にして積み上
げられているが、敷設する際には、吊下用治具を
介してU字溝を吊下し、その上下位置を反転させ
て開口部を上に向け変えた後、所定の場所に順次
連接して設置することにより、排水溝等を形成す
るのである。
従来、このような場合に使用する吊下用治具と
して第5図に示すものがあつた。すなわち、図面
においてAはコンクリート製品で、図面では開口
部を下にしたU字溝が示されている。そして、こ
のU字溝Aの左右の側壁部Bには、それぞれ貫通
孔Cが形成されている。Dは貫通孔Cに挿通する
アンカーボルトで、その先端部にはナツトEの螺
合するオネジFが刻設されている。Gは上記のア
ンカーボルトDに回転自在に挿入される吊下環
で、この吊下環Gは吊下索Hを介して図示しない
クレーンに取り付けられている。
そこで、U字溝Aの側壁部Bの貫通孔Cに、外
側から吊下環ナツトGを具備したアンカーボルト
Dを挿入し、そのオネジFにナツトEを螺合し
て、U字溝Aの側壁部BにアンカーボルトDを装
着する。そして、クレーンによりU字溝Aを吊り
上げた後、アンカーボルトDを支点にしてU字溝
Aを回転し開口部を上に向ける。
第6図は他の従来例で、U字溝Aの左右の側壁
部Bには、その外面から所定の深さの有底穴Iを
穿設する。Jは有底穴Iの外周に設けられた補強
パイプであつた、また、アンカーボルトDの径
は、有底穴Iに気密に挿入可能な大きさに設定さ
れており、オネジは刻設されていない。その他、
上記の付記番号と同一番号のものは同一部品を示
す。
そこで、U字溝Aの有底穴Iにアンカーボルト
Dを挿入してU字溝Aを持ち上げ反転させるので
ある。
第7図は更に他の従来例の吊下用治具で、U字
溝Aの左右の側壁部Bにメネジを刻設したパイプ
Kを埋設し、このパイプKのメネジにアンカーボ
ルトDのオネジFを螺合し、上記の実施例と同様
に、U字溝Aを持ち上げて反転させるのである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記第5図に示す吊下用治具では、U
字溝Aの側壁部Bに貫通孔Cを形成するので、U
字溝Aを敷設するときには漏水防止のために該貫
通孔Cに止水処理を行わなければならず、余分な
作業が必要になる。
また、第6図の有底穴Iの場合は、単にアンカ
ーボルトDを挿入するだけでU字溝Aを吊下する
ので、該アンカーボルトDが不用意に抜け出さな
いように抜け出し防止の処理をすることが必要と
なる。
更に、第7図のネジ込み式の場合は、アンカー
ボルトDを回転して取付け、取り外しを行うので
吊下作業が面倒であり、時間がかかるという欠点
があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記の如き従来の欠点を解決するた
めに成されたもので、コンクリート製品に形成さ
れた有底穴に挿入自在な支承円柱体と、駆動軸の
回転操作により支承円柱体の前端面に接離自在な
押圧体と、支承円柱体と押圧体により押圧変形さ
れて有底穴の内周面に圧着される弾性リングと、
支承円柱体に回転自在に装着された吊下リングと
から構成することによつて、コンクリート製品に
対する着脱が容易、迅速に行えるとゝもに、吊下
時におけるコンクリート製品に対する固着が確実
な吊下用器具を提供するのが目的である。
〔実施例の構成〕
以下、本考案を図面の実施例に基づいて説明す
る。なお、第1図は本考案に係る吊下用治具の分
解斜視図で、第2図は同吊下用治具を組み立てた
状態の一部を切断した側面図、第3図は同吊下用
治具の使用状態を示す正面図で、第4図は第3図
における要部の拡大断面図を示す。
図面において、1はコンクリート製品で、図面
では開口部を下にしたU字溝が示されている。こ
のU字溝1の左右の側壁部2には、その外面から
所定の深さに有底穴3が形成されている。
4は上記U字溝1を吊り下げるためのアンカー
である。5は該アンカー4を構成する支承円柱体
で、その外径は、上記の有底穴3の内径と同一に
設定されている。また、支承円柱体5のほぼ中央
部には環状部6が形成され、該環状部6の前半部
7の外周面は、有底穴3への挿入を容易にするた
め先端部に向かつて先細りのテーパ状に形成され
ている。更に、支承円柱体5の前端面8は、円錐
面に形成されていると共に、該前端面8の中心部
には、後端部9に向かつて所定の深さの大径穴1
0と小径穴11とが連続して形成されている。ま
た、小径穴11の中央には、後端部9に向かつて
細孔12が貫通されている。
更に、支承円柱体5の後半部13の外周には、
その後端部の近傍において、ストツプリング14
が嵌合する周溝15が形成されており、16は後
半部13の外周に挿入される座金である。
17は押圧体で、この押圧体17は、上記支承
円柱体5の先端部の外径より小径な円板部18
と、該円板部18から円錐面19を介して突設さ
れた短柱部20とから構成され、この短柱部20
は上記大径穴10と同一径に形成されている。ま
た、押圧体17の中央には、ネジ穴21が形成さ
れている。
22は支承円柱体5の円錐面と押圧体17の円
錐面19との間に介装される弾性リングで、平常
時には、その周面には支承円柱体5の先端部の外
径と同一のものが使用される。
23は上記支承円柱体5の細孔12に回転自在
に挿入される駆動軸で、その先端部には押圧体1
7のネジ穴21に螺合するオネジ部24が刻設さ
れており、また、駆動軸23の先端から所定の後
方位置にはナツト25が固定され、駆動軸23の
後端には操作ハンドル26が固定されている。
27は支承円柱体5の後半部13に回転自在に
挿入される吊下リングで、該吊下リング27には
二枚の吊下プレート28が平行に立設されてお
り、両吊下プレート28には係止用穴29が形成
されている。
30は吊下リング27の左右側面から突設して
把手であり、31は支承円柱体5と吊下リング2
7との間に介装されるベアリングブツシユであ
る。
次に、上記アンカー4の組み立てについて説明
するには、まず、支承円柱体5の後半部13にベ
アリングブツシユ31を挿入し、その先端部を環
状部6に当接させる。次いで、ベアリングブツシ
ユ31に吊下リング27を挿入すると共に、この
吊下リング27の後部において、支承円柱体5の
後半部13に座金16を嵌挿した後、支承円柱体
5の周溝15にストツプリング14を嵌合固定し
て、支承円柱体5の後半部13に吊下リング27
を回転自在に装着する。
更に、支承円柱体5の後半部9から細孔12に
駆動軸23を挿入し、その先端部のオネジ部24
にナツト25を小径部11まで螺合する。これに
よつて、駆動軸23は前後動しないで回転する。
次いで、支承円柱体5の前端面8の円錐面に弾
性リング22を介して押圧体17の円錐面19を
対応させ、そのネジ穴21に駆動軸23のオネジ
部24を螺合すると、押圧体17の短柱部20は
支承円柱体5の大径部10内に侵入する。そし
て、押圧体17の円錐面19に弾性リング22が
当接したところで螺合回転を停止させる。また、
吊下プレート27の係止用穴29にUリンク32
及び吊下索33を介して図示しないクレーンに連
結する。
〔実施例の作用〕
開口部を下にして載置されているU字溝1の有
底穴3に、支承円柱体5の押圧体17側から吊下
リング27の前面が側壁部2の外面に当接するま
で支承円柱体5の前半部7を挿入する。次いで、
操作ハンドル26を圧着方向に回転すると、駆動
軸23は前後動せずに回転するので、押圧体17
は支承円柱体5の円錐面に向かつて移動する。こ
のため、弾性リング22は押圧され、その外周面
が外側に膨出して有底穴3の内周面に強固に圧着
されるので、支承円柱体5は有底穴3に抜出不能
に固定される。
そこで、図示しないクレーンにより吊下索33
を介してU字溝1を所定の高さまで持ち上げた
後、該U字溝1を反転させると、U字溝1は支承
円柱体5を支点に回転し、その開口部を上に向け
ることができる。しかる後、U字溝1を所定の敷
設場所に降下させ、操作ハンドル26を解除方向
に回転すると、押圧体17は支承円柱体5の円錐
面から離反し、弾性リング22は元の状態に復帰
し、その外周径が有底穴3の内径より小さくなつ
て離反するので、支承円柱体5は簡単に有底穴3
から抜き出すことができる。
〔考案の効果〕
本考案は叙上のように、コンクリート製品1に
形成された有底穴3と、該有底穴3に挿入自在な
支承円柱体5と、駆動軸23の回転操作により支
承円柱体5の前端面8に接離自在な押圧体17
と、支承円柱体5と押圧体17により押圧変形さ
れて有底穴3の内周面に圧着される弾性リング2
2と、支承円柱体5に回転自在に装着した吊下用
リング27とから構成したものである。
従つて、駆動軸23の回転操作により簡単、迅
速且つ確実にコンクリート製品1に対して固着、
離脱させることができるとゝもに、コンクリート
製品1に接するところが弾性リング22なので、
損傷することがないといつた諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る吊下用治具の分解斜視
図、第2図は同吊下用器具を組み立てた状態の一
部を切断した側面図、第3図は同吊下用器具の使
用状態を示す正面図、第4図は第3図における要
部の拡大断面図、第5図は従来の吊下用器具の使
用状態を示す一部を切除した正面図、第6図及び
第7図は夫々他の従来例の吊下用器具の使用状態
を示す要部の断面図である。 1……コンクリート製品、3……有底穴、5…
…支承円柱体、8……前端面、17……押圧体、
22……弾性リング、23……駆動軸、27……
吊下リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリート製品に形成された有底穴に挿入自
    在な支承円柱体と、駆動軸の回転操作により支承
    円柱体の前端面に接離自在な押圧体と、支承円柱
    体と押圧体により押圧変形されて有底穴の内周面
    に圧着される弾性リングと、支承円柱体に回転自
    在に装着された吊下リングとから構成したことを
    特徴とする吊下用器具。
JP6612887U 1987-04-30 1987-04-30 Expired JPH0248542Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6612887U JPH0248542Y2 (ja) 1987-04-30 1987-04-30

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JP6612887U JPH0248542Y2 (ja) 1987-04-30 1987-04-30

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Publication Number Publication Date
JPS63176185U JPS63176185U (ja) 1988-11-15
JPH0248542Y2 true JPH0248542Y2 (ja) 1990-12-19

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