JPH0453683Y2 - - Google Patents

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JPH0453683Y2
JPH0453683Y2 JP1989051931U JP5193189U JPH0453683Y2 JP H0453683 Y2 JPH0453683 Y2 JP H0453683Y2 JP 1989051931 U JP1989051931 U JP 1989051931U JP 5193189 U JP5193189 U JP 5193189U JP H0453683 Y2 JPH0453683 Y2 JP H0453683Y2
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JP
Japan
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air
bulge
shoe
center
insole
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は靴の中敷きに係り、その目的とすると
ころは、簡単且つ合理的な構成により、歩行運動
を利用して靴内の空気流通を図る靴の中敷きに関
する。
ロ 従来の技術 長時間靴を覆いたままでいると、脂症の足でな
くとも汗やほこり、それに体温が加わつて足むれ
特有の悪臭を放ち、他人に嫌悪感を与えたり、水
虫の症状があると、患部が悪化してかゆみを訴え
たりする。そこで履物内の空気循環を目的とし
て、実開昭50−46342号公報に開示の如く、中空
袋状の靴底敷の先端部分には空気噴出孔、踵部分
には弾力性支柱、更に土踏まずの部分には空気吸
入孔とその裏側には弁片を夫々設けたものが、又
特開昭53−27845号公報には靴の踵部分に設けた
ポンプで靴内に外気を取り入れるものが、更に実
開昭63−85106号公報には、踵部分に設けた弾力
性ゴムを収縮させることによつて土踏まずの部分
に設けた吸気口から空気を吸入し、つま先部分の
排気口から空気を排出する靴の中敷きが夫々知ら
れている。
ハ 考案が解決しようとする課題 上記従来の靴の中敷きにおいて、最初のものは
先端部分に設けた空気噴出孔は不規則に多数個穿
設されており、穿設位置の配慮が全くないから、
空気吸入時につま先部分で空気噴出孔を全部閉塞
することができず、吸入作用とそれに緊がる空気
循環が充分行えない。この点は3番目のものにつ
いても同様のことが言える。更に上記3者は何れ
も空気圧縮部、空気吸入部、空気噴出部が夫々別
構成で一枚の中敷きに納められるから、構成が複
雑で製作も面倒になる。特に空気圧縮部を踵部位
に配置するものであるから、その分厚みが大きく
なり、歩行に伴う違和感や履き心地の悪さが常に
付き纒う。更に3者とも空気の循環は踵を跨み付
けたときにのみ作用するから、階段昇降時等には
踵を浮かした状態が続いて殆ど換気作用は行われ
ない。
ニ 課題を解決するための手段 そこで本考案は、使用感が良く、簡単且つ合理
的な構造で効果的に靴内の換気を行なう中敷きで
あつて、その構成は、通気性を有しない素材で靴
の内底面形状に合致する薄板袋状に形成し、該薄
板袋状先端側において指の付け根に当接する部分
には空気吹き出し口を設け、中央より後方には、
上側の素材の一部を外方へ膨出させた椀状の膨出
部と、該膨出部中心に設けた陥没部の中央に穿設
した空気孔を設け、更に前記膨出部の内部には、
その基端を前記膨出部の内壁に取着し、他端は自
由端で、中間部には前記空気孔に対して接離作動
を行う弁体を備えた腕体を設けたことを特徴とす
るものである。
ヘ 作用 靴の内底面へ密着するよう装着すれば、歩行運
動により、先ず踵部で膨出部を押圧し、そして踵
部が浮いて足の裏面との接触部位が前方へ移動す
ると、膨出部の弾力性により空気孔から空気が取
り入れられる。この時空気吹き出し口は指の付け
根部分で完全に密閉されるから充分空気は充填さ
れる。その後再び踵部へ体重がかけられると、空
気は後方から前方へ移動し絞り出されるようにし
て空気吹き出し口から噴出し、靴内の換気が行わ
れる。
ト 実施例 本考案に係る靴の中敷きを、図面に基いて説明
する。
第1図において、1は靴の内底面形状をした上
下二枚の通気性を有しない合成樹脂製シートを、
その周囲を貼り合わせて薄板袋状に形成した中敷
き本体であり、親指の付け根と土踏まずの間に相
当する部分は略全面が貼り合わせられ、その表面
には滑り止め用の細かい突起2,2……が設けら
れている。そのようにして本体1の中央に形成さ
れる空洞部は、指の付け根に当たる部分(以下指
の付け根部分という)3から前記突起2,2……
が形成された貼り合わせ部を避けてその脇を通り
後部全域にまで及ぶ連続した空気室4が形成され
ている。空気室4の指の付け根部分3における上
シートには、空気吹き出し口となる小透孔5,5
が二箇所穿設され、又同じく上シートの土踏まず
に相当する部分の後方には、空気導入口となる空
気孔6が形成されている。空気孔6は、第3図示
の如く、空気孔6の周囲が椀状の膨出部7になつ
ていて、その膨出部7の中央が陥没し、その陥没
した部分の中央に前記空気孔6が開口している。
そしてその空気孔6の下側には、基端が前記膨出
部7内方の内壁に枢着された帯状の腕体8を介し
て弁体9が設けられ、その弁体9からは前記腕体
8の延長上に支持枝10が延設されている。それ
によつて前記弁体9は、踵部の内圧によつて腕体
8及び支持枝10が膨出部7の内壁で支持されな
がら空気孔6に圧接し(第4図a)、又負圧によ
り空気孔6から離反(第4図b)する逆止弁の作
用を有したものとなつている。
このように形成された靴の中敷きを、靴11の
内底面に密着するようセツトし、その靴11を覆
いて歩行すると、最初第5図aの如く中敷きの空
気室4全体が押し潰されていて、次に足12の踵
部12aが浮くと、本体1の弾力性により内部が
負圧になり、弁体9が空気孔6から離れてその隙
間から空気が導入される(第5図b)。このとき
空気室4の中央部よりやや前方の部分は指の付け
根部分で押し潰され、小透孔5,5は閉塞されて
いるので、空気室4は空気孔6を除いて密閉状態
となり、小透孔5,5からの逆流は起こらない。
従つて体重が爪先部12bへ完全に移動してそこ
で足12を上げた時点で、空気室4内には空気が
一杯に充填される。続いて足12が地面に着く
と、先ず踵部12aに体重がかかりそこから徐々
に前方の爪先部12bまで押圧部分は拡大され
る。それによつて空気室4内の空気は後方から前
方へ絞り出されるようにして移動し小透孔5,5
から噴き出し、靴内の換気を行なう(第5図c)。
これら空気の流れは、前記空気孔6の逆止弁構造
と空気室4の中央部よりやや前方の部分が押し潰
され小透孔5,5が密閉されることにより常に一
方向のみの循環が可能となつて、小透孔5,5か
ら逆流することはなく、通常の歩行では上記作動
が繰り返され、夏でも快適である。
ここで階段の登り降りをした場合を考えると、
専ら爪先部12bが接地するだけで踵部は殆ど接
地せず(第5図dの状態が続く)円滑な換気が期
待できないばかりか、爪先部から加わる内圧が増
加して風船を踏みつけたように膨らんで履き心地
を悪くする懸念がある。
しかし本実施例の中敷きは、空気孔6が、壁の
一部を椀状に外方へ膨出させてその膨出部7の中
央の陥没した部分の真ん中に形成されているの
で、空気室4内の圧力が高くなると、膨出部7は
更に膨らんで空気孔6が外方へ離れていくが、弁
体9は腕体8と支持枝10とで支持されてそれに
追従せず、空気孔6と弁体9との間に隙間が生じ
(第4図c)、そこから空気が漏れて換気が行われ
る。更に前記作用により空気室内部圧が一定値以
下に調整され、空気室4内が過大圧力となつたり
履き心地が損なわれるといつたことは起こり得な
い。
又親指の付け根部分と土踏まずとの間に滑り止
め用の突起が設けられているので、中敷きが膨ら
んだ時にも足と中敷きとのなじみが良い。
尚本実施例において、親指の付け根に相当する
部分には空気室が形成されていないが、全体に空
気室を形成することもできる。又小透孔は指の付
け根部分で閉塞可能な範囲であればその数や形状
等適宜変更して差し支えない。更に空気孔に設け
る逆止弁の構造は上記実施例に限定するものでは
ない。
ト 考案の効果 以上本考案によれば、膨出部と弁体を備えた空
気孔等の構成により、空気孔部分で空気の圧縮と
吸入の両作動が可能となるから、不必要に厚みが
生じたり、煩雑な構造になつたりすることがな
く、簡単且つ合理的な構成で、而も空気の循環が
常に効率よく行える靴の中敷きを得ることができ
る。よつて製作の手間やコストがかからず、履き
心地にも全く支障はない。更には踵部を殆ど使用
しない階段の昇降時においても換気が可能な構成
ともなるから、一日中快適な履き心地が味わえ、
その実益は多大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る靴の中敷きを示したもの
で、第1図は中敷きの平面図、第2図はA−A線
断面図、第3図は空気孔の構造を示す説明図、第
4図a〜cは同作動説明図、第5図a〜dは歩行
動作による靴内換気作動の説明図である。 1……本体、2……突起、3……指の付け根部
分、4……空気室、5……小透孔、6……空気
孔、7……膨出部、8……腕体、9……弁体、1
0……支持枝、11……靴、12……足、12a
……踵部、12b……爪先部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 通気性を有しない素材で靴の内底面形状に合致
    する薄板袋状に形成し、該薄板袋状先端側におい
    て指の付け根に当接する部分には空気吹き出し口
    を設け、中央より後方には、上側の素材の一部を
    外方へ膨出させた椀状の膨出部と、該膨出部中心
    に設けた陥没部の中央に穿設した空気孔を設け、
    更に前記膨出部の内部には、その基端を前記膨出
    部の内壁に取着し、中間部には前記空気孔に対し
    て接離作動を行う弁体を備え、他端は自由端とな
    る腕体を設けたことを特徴とする靴の中敷き。
JP1989051931U 1989-05-01 1989-05-01 Expired JPH0453683Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989051931U JPH0453683Y2 (ja) 1989-05-01 1989-05-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989051931U JPH0453683Y2 (ja) 1989-05-01 1989-05-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02143009U JPH02143009U (ja) 1990-12-04
JPH0453683Y2 true JPH0453683Y2 (ja) 1992-12-17

Family

ID=31571802

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JP1989051931U Expired JPH0453683Y2 (ja) 1989-05-01 1989-05-01

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5327845A (en) * 1976-08-24 1978-03-15 Takeo Horiuchi Health shoes

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5046342U (ja) * 1973-08-27 1975-05-09
JPS6385106U (ja) * 1986-11-21 1988-06-03

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5327845A (en) * 1976-08-24 1978-03-15 Takeo Horiuchi Health shoes

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Publication number Publication date
JPH02143009U (ja) 1990-12-04

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