JPH0453638Y2 - - Google Patents

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JPH0453638Y2
JPH0453638Y2 JP12791186U JP12791186U JPH0453638Y2 JP H0453638 Y2 JPH0453638 Y2 JP H0453638Y2 JP 12791186 U JP12791186 U JP 12791186U JP 12791186 U JP12791186 U JP 12791186U JP H0453638 Y2 JPH0453638 Y2 JP H0453638Y2
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pulleys
pulley
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same
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、複写機において両側駆動方式を採用
した光学系駆動装置に関するものである。
(従来の技術およびその問題点) 従来、複写機のスキヤナや走行ミラーなど光学
部材の駆動装置として、複数のプーリにワイヤを
掛け渡した駆動系を前記光学部材の両側(奥側と
手前側)に対向配置するとともに、これらを同期
して駆動することによりスキヤン動作させる、い
わゆる両側駆動方式のものがある。
そして、この種の駆動装置では、例えば第4図
に示すように、フレーム50に回転自在に取り付
けた連結シヤフト51の両端に、同一形状のプー
リ52,52を、互いに逆方向に向けて対称に固
設し、これらプーリ52,52にそれぞれワイヤ
53,53を掛け渡している。
ところで、前記対向するプーリ52,52は、
生産性、経済性などの観点からすれば、合成樹脂
や焼結金属などを素材として、同一金型で同一形
状に大量生産されたものを使用するのが望まし
い。
しかしながら、金型の製作精度が悪く、第5図
に示すように、プーリ52,52の軸受孔の中心
O′が正規の中心O位置よりも左右にδ偏心して
いると、これらプーリ52,52は逆方向に向け
て対称に配置されていることから、第6図に示す
ように、両プーリ52,52の間には前記偏心δ
が奥側と手前側で加算され、2δの相対誤差を生
じる。
そして、ワイヤ52,52を送るスピードが奥
側と手前側で周期的に変化する結果、スキヤナな
どの走行部材は、両端が抜きつ抜かれつ進行する
かのごとく走行するため、反射ミラーの反射角度
が周期的に変化し、スキヤン方向の直線画像が周
期的に蛇行して複写画像の再現性、品質の低下を
招く。
このため、プーリ52,52を合成樹脂や焼結
金属などを用いて金型で成形加工するためには、
金型の製作精度を厳重に管理しなければならず、
金型製作に要する手間が多くなり、結果的にコス
トアツプを招来するという問題点を有していた。
なお、この問題を解決するために、プーリ5
2,52の一方を180°回転した状態に取り付けれ
ば、両者の相対的なずれ2δは相殺されることに
なるが、この場合、連結シヤフト51とプーリ5
2とのトルクを伝達する例えばキー溝等の連結機
構を、連結シヤフト51の両端に180°位置をずら
して形成しなければならず、その製作が一層面倒
になるという問題が発生する。
(問題点を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解決するためになされた
もので、両側駆動方式を採用した複写機の光学系
走査装置において、光学部材の両側に左右対称に
配置されているプーリを、同一の金型で成形加工
するとともに、これらを同一方向に向け、回転方
向に対して同一の位置関係になるように取り付け
たものである。
即ち、プーリに製作誤差があつたとしても、両
プーリの間には相対的な位置ずれがなく、光学部
材は奥側と手前側で同一速度で走行する。
(実施例) 以下、本考案を添付図面に従つて説明する。
第1図は複写機の光学部を示し、第1光学部材
のスキヤナ1は露光ランプ2及び図示しない第1
ミラーを備え、側部に位置する第2可動部材3は
第2ミラー4、第3ミラー5を備え、これらスキ
ヤナ1および第2可動部材3は共に奥側と手前側
に対称に配置されているガイドレール8,8に沿
つて矢印a,a′方向に移動可能としてある。
スキヤナ1及び第2可動部材3を動作する駆動
装置10は、駆動モータ11、駆動ギヤ12、連
結シヤフト13と、奥側と手前側にそれぞれ対向
配置された駆動プーリ14,14、アイドルプー
リ15,15、スキヤンプーリ16,16、固定
プーリ17,17、固定部材18,18(奥側は
図示せず)と19,19、ワイヤ20,20で構
成されている。
駆動プーリ14,14は、合成樹脂または焼結
金属などを素材として、同一の金型で成形加工さ
れたもので同一形状をしている。
そして、第2図に示すように、連結シヤフト1
3の両端に、結合部材21,21およびピン2
2,23を介して、同一方向に向け、回転方向に
対して同一の位置関係に固定されている。また、
駆動ギヤ12は連結シヤフト13の奥側端部に、
ピン24を介して結合部材21に固設されてお
り、該駆動ギヤ32は正逆回転可能な駆動モータ
31に駆動連結されている。
したがつて、第3図に示すように、駆動プーリ
14,14の製作に誤差があり、これらの中心O
と、軸受孔の中心O′との位置がδ偏心していて
も、両駆動プーリ14,14は共に同一方向に偏
心しているため、これらの間に相対的な位置ずれ
はない。
アイドルプーリ15,15と固定プーリ17,
17は図示しない複写機の本体に回転可能に取り
付けてあり、スキヤンプーリ16,16は第2可
動部材3の両側に回転可能に固定されている。
ワイヤ20,20は、それぞれ固定部材18か
らのスキヤンプーリ16、およびアイドルプーリ
15を介して駆動プーリ14に巻回され、さら
に、固定プーリ17を介して再びスキヤンプーリ
16を回り、固定部材19に固定されている。な
お、途中、スキヤンプーリ16からアイドルプー
リ15の間で、スキヤナ1の両側腕部9,9(図
中奥側は図示しない)がワイヤ4,4に固定され
ている。
なお、6はレンズ、7は第4ミラーである。
前記構成からなる複写機の光学部は、図示しな
いプリントスイツチがオンされると、駆動モータ
11が正回転し、これに駆動連結されている駆動
ギヤ12を介して連結シヤフト13、及び駆動プ
ーリ14,14の矢印b方向に回転する。
そして、ワイヤ20,20を介してスキヤナ1
が矢印a方向に速度Vで走行するとともに、第2
可動部材3はスキヤナ1に同期して同方向(矢印
a方向)に速度(V/2)で走行する。
また、スキヤナ1の露光ランプ2から照射され
た光は、光学部の上方に位置する図示しない原稿
台ガラスに静置されている原稿に照射され、その
反射光が第1ミラー、第2ミラー4、第3ミラー
5、レンズ6、および第4ミラー7を介して、下
方に設けた図示しない感光体ドラムの表面に照射
される。
スキヤナ1および第2光学部材3が所定量移動
すると、駆動モータ11は逆回転し、スキヤナ1
および第2光学部材3は矢印a′方向に移動する。
なお、前記スキヤナ1などの走行中、前述した
ように、駆動プーリ14,14の軸受孔が左右方
向にずれていても、その位置ずれは奥側と手前側
のプーリ14,14で同じように生じているた
め、ワイヤ4,4の送り速度、スキヤナ1、第2
可動部材3などの速度は周期的に若干変動するも
のの、奥側と手前側とで相対的な速度差は生じ
ず、スキヤナ1、第2可動部材3が蛇行しつつ走
行することはない。
したがつて、スキヤン方向(矢印a,a′方向)
の直線画像は蛇行することなく、直線としてその
まま忠実に再現される。
なお、前記実施例では、駆動プーリ14,14
だけ同一方向で、かつ、回転方向に対して同一の
位置関係になるように配置するものとしたが、こ
れに限らず、アイドルプーリ15、スキヤンプー
リ16、固定プーリ17も同様に配置するように
すれば、スキヤン方向の直線の再現性はさらに向
上する。なお、このとき、各プーリ15,16,
17は、それぞれ同一の位置にマークMを設けて
おけば、回転方向の位置設定を容易に行うことが
できる。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案にかかる
複写機の光学系駆動装置は、光学部材の両側に対
向配置した複数組のプーリのうち、少なくとも1
組は、同一金型で成形加工するとともに、同一方
向に、かつ、回転方向に対して同一の位置関係に
に配置している。
したがつて、プーリの中心と軸受中心が偏心し
ていても、その偏心は奥側と手前側で対称に同じ
ように生じており、両プーリに相対的な位置ずれ
は生じないため、スキヤン方向の直線画像は蛇行
することなくそのまま直線として忠実に再現され
る。
このため、プーリの金型に若干製作誤差があつ
ても、それが複写画像に大きく影響することがな
いため、金型の製作が簡単、容易になり、安価な
プーリを大量に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は複写機の光学部を示す斜視図、第2図
は駆動プーリの支持状態を示す断面図、第3図、
は奥側と手前側の駆動プーリの正面図、第4図は
従来の光学系駆動装置の一部断面図、第5図は駆
動プーリの偏心状態を示す正面図、第6図は第4
図に示す奥側と手前側の駆動プーリの偏心状態示
す正面図である。 1……第1光学部材(スキヤナ)、2……第2
光学部材、8……ガイドレール、10……駆動装
置、11……駆動モータ、12……駆動ギヤ、1
3……連結シヤフト、14……駆動プーリ、15
……アイドルプーリ、16……スキヤンプーリ、
17……固定プーリ、18,19……固定部材、
20……ワイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数のプーリにワイヤを掛け渡した駆動系を光
    学部材の奥側と手前側に対向配置するとともに、
    これらを同期して駆動することにより前記光学部
    材をスキヤン動作させる複写機の光学系駆動装置
    において、前記プーリのうち、少なくとも1組の
    対向するプーリを、共に同一の金型で成形加工す
    るとともに、これらを同一方向に向け、回転方向
    に対して同一の位置関係になるように配置したこ
    とを特徴とする複写機の光学系駆動装置。
JP12791186U 1986-08-21 1986-08-21 Expired JPH0453638Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12791186U JPH0453638Y2 (ja) 1986-08-21 1986-08-21

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12791186U JPH0453638Y2 (ja) 1986-08-21 1986-08-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6335037U JPS6335037U (ja) 1988-03-07
JPH0453638Y2 true JPH0453638Y2 (ja) 1992-12-16

Family

ID=31023110

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JP12791186U Expired JPH0453638Y2 (ja) 1986-08-21 1986-08-21

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