JPH045316Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH045316Y2 JPH045316Y2 JP1796283U JP1796283U JPH045316Y2 JP H045316 Y2 JPH045316 Y2 JP H045316Y2 JP 1796283 U JP1796283 U JP 1796283U JP 1796283 U JP1796283 U JP 1796283U JP H045316 Y2 JPH045316 Y2 JP H045316Y2
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- Japan
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- layer
- synthetic resin
- mica
- frp
- crushed
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- Expired
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は浴槽、化粧板等に用いられるFRP（繊
維強化プラスチツク）成形品に関する。
維強化プラスチツク）成形品に関する。
この種のFRP成形品としては、既に表面側か
ら順次透明層、マイカ層、着色層、FRP層の各
層を積層して形成するようにしたものが提案され
ており、確かに合成樹脂による表面の透明層と合
成樹脂内に微細なマイカ箔を混入した次段のマイ
カ層を上記の如く積層することにより、FRP成
形品に真珠光沢に似た光沢を持たせることができ
る利点を有するものの、深みのある質感という点
で、充分な肌合いをもたせることができなかつ
た。
ら順次透明層、マイカ層、着色層、FRP層の各
層を積層して形成するようにしたものが提案され
ており、確かに合成樹脂による表面の透明層と合
成樹脂内に微細なマイカ箔を混入した次段のマイ
カ層を上記の如く積層することにより、FRP成
形品に真珠光沢に似た光沢を持たせることができ
る利点を有するものの、深みのある質感という点
で、充分な肌合いをもたせることができなかつ
た。
そこで本考案は上記従来の難点を解消するた
め、マイカ層と着色層の間に、ガラス又は天然石
等からなる破砕片を合成樹脂内に混入してなる破
砕片層を介設することにより、光沢を有し、かつ
深みをもつた質感のあるFRP成形品を得るのが、
その目的である。
め、マイカ層と着色層の間に、ガラス又は天然石
等からなる破砕片を合成樹脂内に混入してなる破
砕片層を介設することにより、光沢を有し、かつ
深みをもつた質感のあるFRP成形品を得るのが、
その目的である。
以下本考案の一実施例を示した図面について詳
述すれば、表面側より、順次透明層１、マイカ層
２、破砕片層３、着色層４、FRP層５を積層し
て構成されたものである。
述すれば、表面側より、順次透明層１、マイカ層
２、破砕片層３、着色層４、FRP層５を積層し
て構成されたものである。
そこで、これを製作するには、先ず所定の型面
に透明不飽和ポリエステル樹脂等を用いて、スプ
レーガンなどを用いて吹き付けることにより0.2
〜0.5mm程の厚さを有する透明層１を形成する。
に透明不飽和ポリエステル樹脂等を用いて、スプ
レーガンなどを用いて吹き付けることにより0.2
〜0.5mm程の厚さを有する透明層１を形成する。
次に透明層１に吹き付けて形成するマイカ層２
は、酸化チタン処理した約10〜180μｍ程度の粒
度とした微細なマイカ箔６を、透明な合成樹脂
（ポリエステル）7100重量部内に0.5〜１重量部程
度混入し、これを0.1〜0.5mmの厚さに接着積層し
たものであり、この際合成樹脂７内へのマイカ箔
６の混入量は多きに失することなく、また厚さも
過大となれば、遮蔽性が大となり、下層の破砕片
層３に光が届き難くなるので留意すべきは当然で
ある。
は、酸化チタン処理した約10〜180μｍ程度の粒
度とした微細なマイカ箔６を、透明な合成樹脂
（ポリエステル）7100重量部内に0.5〜１重量部程
度混入し、これを0.1〜0.5mmの厚さに接着積層し
たものであり、この際合成樹脂７内へのマイカ箔
６の混入量は多きに失することなく、また厚さも
過大となれば、遮蔽性が大となり、下層の破砕片
層３に光が届き難くなるので留意すべきは当然で
ある。
次に破砕片層３を塗布するが、これは、大理
石、塞水石等の天然石あるいはガラス等を10〜
200メツシユ程度の粒度に破砕し、これにより得
た破砕片８を、透明な合成樹脂９内に150重量部
程度混入し、２〜３mmの厚さとなるよう積層する
のであり、この際上記破砕片８の粒度が10メツシ
ユより小さいと、出来上がつた製品に結晶感が不
足して所望の重量感、質感が得られず、また同粒
度が200メツシユより大きいと、塗布に際しての
作業性が悪くなると共に個々の破砕片８が明視さ
れ過ぎ、全体としての質感向上が阻害されてしま
うことになる。
石、塞水石等の天然石あるいはガラス等を10〜
200メツシユ程度の粒度に破砕し、これにより得
た破砕片８を、透明な合成樹脂９内に150重量部
程度混入し、２〜３mmの厚さとなるよう積層する
のであり、この際上記破砕片８の粒度が10メツシ
ユより小さいと、出来上がつた製品に結晶感が不
足して所望の重量感、質感が得られず、また同粒
度が200メツシユより大きいと、塗布に際しての
作業性が悪くなると共に個々の破砕片８が明視さ
れ過ぎ、全体としての質感向上が阻害されてしま
うことになる。
また着色層４は成形品に遮蔽性を持たせるため
のもので、合成樹脂１０内に所望の顔料を混入す
ることにより着色するが、FRP層５に顔料を混
入して当該FRP層５が着色層４を兼ねるように
してもよく、図示例の如く単独に設ける場合、
0.1〜0.5mm程度の厚さに形成することができる。
のもので、合成樹脂１０内に所望の顔料を混入す
ることにより着色するが、FRP層５に顔料を混
入して当該FRP層５が着色層４を兼ねるように
してもよく、図示例の如く単独に設ける場合、
0.1〜0.5mm程度の厚さに形成することができる。
さらにFRP層５は、既知の如くガラス繊維等
に合成樹脂を含浸させたものを積層してなり、厚
さはその用途によつて任意に選定される。
に合成樹脂を含浸させたものを積層してなり、厚
さはその用途によつて任意に選定される。
このようにして得られたFRP成形品は、第１
図に示す如く表面の透明層１を透過した光Ａが、
マイカ層２内に配列されている微細なマイカ箔６
により反射し、この反射光が干渉し合うことによ
り真珠光沢が得られ、上記マイカ層２を透過し
て、さらに次の破砕片層３に入射した光Ｂは、同
層３内のガラス又は天然石等からなる破砕片８に
より反射し、当該破砕片層３は結晶的な質感のあ
る光沢を呈する。
図に示す如く表面の透明層１を透過した光Ａが、
マイカ層２内に配列されている微細なマイカ箔６
により反射し、この反射光が干渉し合うことによ
り真珠光沢が得られ、上記マイカ層２を透過し
て、さらに次の破砕片層３に入射した光Ｂは、同
層３内のガラス又は天然石等からなる破砕片８に
より反射し、当該破砕片層３は結晶的な質感のあ
る光沢を呈する。
第２図及び第３図は夫々他の実施例を示すもの
で、前者では透明層１とマイカ層２の間に、後者
ではマイカ層２と破砕片層３の間に、所望の模様
形状に編成配列された糸、細紐、金属線等の線状
部材１１が挟装されたもので、上記光沢と質感だ
けでなく、さらに図柄的な装飾効果をも具備した
FRP成形品となつている。
で、前者では透明層１とマイカ層２の間に、後者
ではマイカ層２と破砕片層３の間に、所望の模様
形状に編成配列された糸、細紐、金属線等の線状
部材１１が挟装されたもので、上記光沢と質感だ
けでなく、さらに図柄的な装飾効果をも具備した
FRP成形品となつている。
以上説明したように、本考案に係るFRP成形
品は表面側から順次合成樹脂からなる透明層１、
合成樹脂７内に酸化チタン処理した微細なマイカ
箔６を混入してなるマイカ層２、合成樹脂９内に
ガラス、天然石等からなる10〜200メツシユの破
砕片８を混入してなる破砕片層３、合成樹脂１０
内に顔料を混入してなる着色層４、そしてFRP
層５を、積層したものであるから、表面の透明層
１によつてマイカ層２の真珠光沢を深みのあるも
のとすることができると共に、マイカ層２に次に
設けた破砕片層３により結晶的な質感のある重量
感をもつた光沢が得られ、上記マイカ層２の真珠
光沢との相乗効果により、極めて落着きのある視
覚的美感を呈し、このため化粧板等としての製品
価値を顕著に向上させることができる。
品は表面側から順次合成樹脂からなる透明層１、
合成樹脂７内に酸化チタン処理した微細なマイカ
箔６を混入してなるマイカ層２、合成樹脂９内に
ガラス、天然石等からなる10〜200メツシユの破
砕片８を混入してなる破砕片層３、合成樹脂１０
内に顔料を混入してなる着色層４、そしてFRP
層５を、積層したものであるから、表面の透明層
１によつてマイカ層２の真珠光沢を深みのあるも
のとすることができると共に、マイカ層２に次に
設けた破砕片層３により結晶的な質感のある重量
感をもつた光沢が得られ、上記マイカ層２の真珠
光沢との相乗効果により、極めて落着きのある視
覚的美感を呈し、このため化粧板等としての製品
価値を顕著に向上させることができる。
第１図は本考案に係るFRP成形品の一実施例
を示す断面図、第２図及び第３図は同他実施例を
示す夫々の断面図である。 １……透明層、２……マイカ層、３……破砕片
層、４……着色層、５……FRP層、６……マイ
カ箔、７，９，１０……合成樹脂、８……破砕
片。
を示す断面図、第２図及び第３図は同他実施例を
示す夫々の断面図である。 １……透明層、２……マイカ層、３……破砕片
層、４……着色層、５……FRP層、６……マイ
カ箔、７，９，１０……合成樹脂、８……破砕
片。
Claims (1)
- 表面側から順次合成樹脂からなる透明層、合成
樹脂内に酸化チタン処理した微細なマイカ箔を混
入してなるマイカ層、合成樹脂内にガラス、天然
石等からなる10〜200メツシユの破砕片を混入し
てなる破砕片層、合成樹脂内に顔料を混入してな
る着色層、そしてFRP層を、積層してなるFRP
成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1796283U JPS59124129U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | Ｆｒｐ成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1796283U JPS59124129U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | Ｆｒｐ成形品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59124129U JPS59124129U (ja) | 1984-08-21 |
| JPH045316Y2 true JPH045316Y2 (ja) | 1992-02-14 |
Family
ID=30149183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1796283U Granted JPS59124129U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | Ｆｒｐ成形品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59124129U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0716430Y2 (ja) * | 1989-11-16 | 1995-04-19 | 東リ株式会社 | 床壁材 |
| JP2006289913A (ja) * | 2005-04-14 | 2006-10-26 | Sekisui Home Techno Kk | 加飾成形体 |
-
1983
- 1983-02-09 JP JP1796283U patent/JPS59124129U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59124129U (ja) | 1984-08-21 |
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