JPS6038273B2 - 模様付成形体 - Google Patents

模様付成形体

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JPS6038273B2
JPS6038273B2 JP4266681A JP4266681A JPS6038273B2 JP S6038273 B2 JPS6038273 B2 JP S6038273B2 JP 4266681 A JP4266681 A JP 4266681A JP 4266681 A JP4266681 A JP 4266681A JP S6038273 B2 JPS6038273 B2 JP S6038273B2
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JP
Japan
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layer
synthetic resin
transparent
patterned
glass
Prior art date
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Expired
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JP4266681A
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JPS57156251A (en
Inventor
勝文 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は模様付成形体に関する。
従来からガラス繊維を混入した合成樹脂が建材、住宅資
材の材料として使用されている。
しかしながら、従来のガラス繊維補強合成樹脂では、外
観、色調が単純かつ単調であり、高級感を有する材料と
しては物足りない面があった。その欠点を打開するため
に、ガラス繊維補強合成樹脂層に天然石などの波砕片を
埋設し、砕石模様を付すことが行なわれている。
しかしながら、天然石などの破砕片を埋設させた層及び
その上の表面層は樹脂過剰となり、曲げ衝撃や冷熱の繰
り返し応力によってクラックが生じ易くなり、特に浴槽
、防水パン等の俗用の製品としては欠陥を生じ易い。
又、か)る模様付成形体では、浴槽のように昇温が繰返
しなされる用途に使用した際に、吸水等の影響が出てガ
ラス繊維が浮き出る白化現象を生ずる欠点があった。
本発明は上記の欠点を解消することを目的としてなされ
たものであり、その要旨とするところは、透明もしくは
半透明の合成樹脂からなる表面層と、透明もしくは半透
明の合成樹脂にガラス粉末及びトリメトキシシラン系結
合剤が混入されてなる層と、透明もしくは半透明の合成
樹脂にガラス繊維及びトリメトキシシラン系結合剤が混
入されてある層と、透明もしくは半透明の合成樹脂に模
様付与細片が混入されてなる層が積層されていることを
特徴とする、模様付成形体に存する。
次に本発明模様付成形体について詳細に説明する。本発
明に於ける各層を形成する合成樹脂としては、例えば不
飽和ポリエステル樹脂、ェポキシ樹脂、ビニルヱステル
樹脂、アクリル酸樹脂、スチレン樹脂等の熱硬化性樹脂
又は熱可塑性樹脂であり、必要に応じ硬化剤、促進剤、
低収縮剤、増粘剤、チクソトロピー付与剤を添加する。
トリメトキシシラン系結合剤は、合成樹脂とガラス粉末
、ガラス繊維とを界面において結合させる性質がすぐれ
ており、ガラス粉末やガラス繊維が混入されている場合
には、これらによる白化を防ぐことができ、合成樹脂が
透明もしくは半透明の場合にはその透明度を長期に亘り
保持する性質がすぐれている。
又、成形された層の機械的強度を向上させる性質におい
てもすぐれたものになる。トリメトキシシラン系結合剤
としては、例えばy−メタクリルオキシプロピルートリ
メトキシシラン、yーグルシドキシープロピルートリメ
トキシシランが使用される。透明もしくは半透明の合成
樹脂からなる表面層1は滑らかな表面を形成するために
であって、成形に際しては成形型上に適当な厚みを有す
るように形成される。
表面層1が耐熱性、耐煮水性等の性能を必要とする場合
には、合成樹脂はポリエステル樹脂、ェポキシ樹脂等の
熱硬化性樹脂が通しており、液状組成物を吹付法(スプ
レーアップ法)によって成形するのが好適である。次い
で、透明もしくは半透明の合成樹脂にガラス粉末及びト
リメトキシシラン系結合剤が混入されてなる層2が積層
される。
ガラス粉末はガラス繊維、ガラス板等を微小に砕いた細
片、ガラス微小中空球、ガラス微小中実球等が好適であ
り、ガラス粉末の粒度は2肋以下のものが好適である。
前記層2上に、透明もしくは半透明の合成樹脂にガラス
繊維及びトリメトキシシラン系結合剤が混入されてなる
層3が積層される。層3は機械的強度を向上させるため
に形成されるものであり、ガラス繊維は最尺繊総、短尺
繊維のいずれでもよく、又織布、不織布のいずれが使用
されてもよい。表面層1に層3が直接積層されずに層2
を介して積層されるのは、層3にガラス繊維が存在する
ので、比較的吸水を生じやすい状況にあり、温熱水が侵
入して白化を生じやすくなるので、表面層1と層3とを
遠ざけるために層2を介在させるものである。
吸水を防ぐ手段としては、表面層1を厚くすることもあ
りうるが、表面層1が厚くなりすぎると衝撃によりひび
割れを生じやすくなるので好ましくない。これに対し層
2では、ガラス粉末が入っているが吸水をした場合でも
比較的白化し‘こくいし、機械的強度の向上効果もある
のでひび割れを生ずるのを防ぐこともできる。しかも層
3はガラス繊維を使用しているため、層3の両面に凹凸
を生ずるが、層2でガラス粉末が存在することにより、
凹凸の影響を少なくすることができる。
層3においてはトリメトキシシラン系結合剤は前記合成
樹脂とガラス繊維を界面で結合させる働きを有し、層2
の機械的強度を向上させると共に、層3における透明度
を長期間に亘り保持する働きを有する。次に透明もしく
は半透明の合成樹脂に模様付与細片が混入されている層
4が積層される。
模様付与細片としては天然石、ガラス、磁器、陶器、人
造石などの破砕片あるいは粒子、皮革等の細片、着色合
成樹脂粒子等が使用できる。層4が厚みの大きい場合、
模様付与細片は層4内に埋没した状態となるが、層4の
厚みが小さい場合は模様付与細片の多くは層4の表面か
ら突出した状態となるので層4を予じめ別に形成してお
き表面を削り取って凹凸をなくした後に層3に穣層し一
体化することもできる。表面層1、層2,3,4におい
てはいずれも透明もしくは、半透明の合成樹脂が使用さ
れてるので、層4の模様付与細片は表面層1側から透視
することができ、立体感のある模様が現出される。
層4に更に背面層5を形成することができる。背面層5
としては、繊維補強合成樹脂からなるものが好適であり
、特にガラス繊維補強熱硬化性樹脂を硬化させて形成し
た層から形成することによって、耐熱性、耐煮水性等の
性能がすぐれたものが得られる。又シリカ、酸化チタン
、炭酸カルシウム、酸化亜鉛その他の無機質粉末を添加
すれば不透明度を向上させることができ、又顔料を添加
することによって着色を施すこともできる。本発明模様
は成形体によれば、上記の構成になされているので、立
体感を有する模様を現出させることができる。′本発明
模様付成形体は、熱水中に長時間接触させた場合でもガ
ラス繊維が浮出る白化現象を生じないものとなり、浴室
壁、浴槽等の浴室用製品に使用して好適な成形体が得ら
れる。
実施例 液状の不飽和ポリエステル樹脂10の重量部、硬化剤2
重量部、低収縮剤6重量部からなる組成物を、離型剤を
塗布し予熱した成形型に吹付塗装し、硬化させて厚さ0
.5側の透明な表面層を形成した。
次に液状の不飽和ポリエステル樹脂100重量部、平均
粒径が1物のガラス粉末15重量部、yーメタクリルオ
キシプロピルートリメトキシシラン1.5重量部、硬化
剤2重量部の混合物を厚さ0.6職に塗布し、硬化させ
て透明な層を形成した。
次いで液状の不飽和ポリエステル100重量部及びyー
メタクリルオキシプロピルートリメトキシシラン1.5
重量部、硬化剤2重量部をガラス繊維マット(200夕
/れ)に含浸させてなる厚さ1職の繊維補強樹脂を形成
し硬化させて透明な層を形成した。更に液状の不飽和ポ
リエステル樹脂100重量部、硬化剤2重量部からなる
組成物を繊維補強樹脂層に塗布し、黒御影石の平均10
メッシュの破砕片を全面にばらまきその上に更に同じ組
成物を塗布し硬化させた。
更に背面層として着色された繊維補強不飽和ポリエステ
ル樹脂層を種層し硬化させた。かくして得られた成形体
は表面層側からみると立体感のある黒御影色調を有する
ものであり、熱水中で100凪時間煮沸を行なったが、
ガラス繊維が白く浮世す白化現象は全く生じなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明模様付成形体の一例を示す縦断面図であ
る。 符号の説明、1・・・・・・表面層、2・・・・・・ガ
ラス粉末が混入されてなる層、3・・・・・・ガラス繊
維が混入されてなる層、4・・・・・・模様付与細片が
混入されてなる層、5・・・・・・背面層。 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 透明もしくは半透明の合成樹脂からなる表面層と、
    透明もしくは半透明の合成樹脂にガラス粉末及びトリメ
    トキシシラン系結合剤が混入されてなる層と、透明もし
    くは半透明の合成樹脂にガラス繊維及びトリメトキシシ
    ラン系結合剤が混入されてなる層と、透明もしくは半透
    明の合成樹脂に模様付与細片が混入されてなる層が積層
    されていることを特徴とする、模様付成形体。 2 模様付与細片が天然石の砕片である、特許請求の範
    囲第1項記載の模様付成形体。 3 繊維補強合成樹脂からなる背面層が、模様付与細片
    が混入されてなる層に積層されている、特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載の模様付成形体。
JP4266681A 1981-03-23 1981-03-23 模様付成形体 Expired JPS6038273B2 (ja)

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JP4266681A JPS6038273B2 (ja) 1981-03-23 1981-03-23 模様付成形体

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JP4266681A JPS6038273B2 (ja) 1981-03-23 1981-03-23 模様付成形体

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JPS57156251A JPS57156251A (en) 1982-09-27
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DE19929301A1 (de) * 1999-06-25 2000-12-28 Basf Ag Aus mit Epoxypolymeren vorbehandelten glasfaserverstärkten Formteilen geschweißte Verbunde
US6385999B1 (en) * 2000-02-28 2002-05-14 Richard Lionel Silas Glass bending process
CN106515158B (zh) * 2016-11-24 2019-06-25 平湖市欧迪雅厨卫设备有限公司 一种环氧树脂再生卫浴板材
CN106626650B (zh) * 2016-11-24 2019-07-05 平湖市欧迪雅厨卫设备有限公司 一种用于卫浴制品的高分子树脂环保板材

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