JPH0452714B2 - - Google Patents

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JPH0452714B2
JPH0452714B2 JP60145076A JP14507685A JPH0452714B2 JP H0452714 B2 JPH0452714 B2 JP H0452714B2 JP 60145076 A JP60145076 A JP 60145076A JP 14507685 A JP14507685 A JP 14507685A JP H0452714 B2 JPH0452714 B2 JP H0452714B2
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JP
Japan
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signal
level
triangular wave
drive
circuit
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JP60145076A
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Yoshihiko Watanabe
Tsuneyoshi Nagashita
Susumu Niinuma
Isamu Nomura
Kimito Kobayashi
Akio Namiki
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Priority to US06/881,540 priority patent/US4823056A/en
Priority to EP86305141A priority patent/EP0208508B1/en
Priority to DE86305141T priority patent/DE3689210T2/de
Priority to EP91200593A priority patent/EP0441459A1/en
Publication of JPS627395A publication Critical patent/JPS627395A/ja
Publication of JPH0452714B2 publication Critical patent/JPH0452714B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はモータのPWM(パルス幅変調)駆動
回路に関し、特に駆動信号の信号レベルに応じた
パルス幅のパルス信号を生成し、このパルス信号
に基づいてモータをスイツチング駆動するPWM
駆動回路に関する。
背景技術 モータを駆動する1方式といて、PWM双方向
スイツチング駆動方式が知られている。当該駆動
方式は、損失が少なくかつ消費電力を低減できる
という優れた特徴を有しており、特にバツテリを
電源とする車載用機器や携帯用機器等におけるモ
ータの駆動に有用である。
ところで、モータは駆動電流がある一定レベル
に達しないと起動しないいわゆる不感帯を有して
いる。従つて、例えば駆動信号ラインにノイズが
のつた場合、このノイズのレベネが零レベル付近
であれば、このノイズに対してモータは起動しな
いことになる。しかし、モータは起動しなくて
も、そのノイズにレベルに相当する電流がモータ
に流れることになり、その電流によつて消費され
る電力は全く無駄なものとなつてしまう。
また、駆動回路を片電源で動作させる場合、回
路の基準レベルが基準電源電圧の例えば抵抗分割
によつて設定されるのであるが、素子のバラツキ
等によつて設定基準レベルが目標レベルからずれ
ることにより、駆動信号の信号レベルにオフセツ
トが生じ、信号レベルが零であつても常時モータ
にそのオフセツト電圧に応じた電流が流れること
になり、上記の場合と同様に、電力の余分な損失
となる。
このような電力の損失分は電源装置の大型化を
招来することになるので、当該電力損失は全く無
いのが好ましい。また、PWM駆動回路を特に車
載用機器や携帯用機器等におけるモータの駆動に
用いる場合、これらの電源としてバツテリが用い
られるので、消費電力は出来るだけ少ない方が良
く、更に機器の小型化、軽量化のためにも省電力
化が望まれる。
発明の概要 本発明は、上述した点に鑑みなされたもので、
モータの不感帯における電力損失を無くすことに
より、消費電力の低減を可能としたモータの
PWM駆動回路を提供することを目的とする。
本発明によるモータのPWM駆動回路は、回路
的に不感帯を設け、モータの不感帯範囲内ではモ
ータに電流が供給されないようにした構成となつ
ている。
実施例 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説
明する。
第1図において、第1の定電流源1は、トラン
ジスタQ1,Q2及び抵抗R1,R2からなる電流ミラ
ー回路によつて構成されている。この第1の定電
流源1と直列接続された第2の定電流源2は、互
いに並列接続されたトランジスタQ3,Q4と、こ
れらトランジスタQ3,Q4と抵抗R3を介してベー
スが共通接続されたトランジスタQ5及び各トラ
ンジスタのエミツタ抵抗R4,R5からなる電流ミ
ラー回路によつて構成されており、第1の定電流
源1の定電流値I0の2倍の電流値2I0を吸い込む
ようになつている。第1及び第2の定電流源1,
2の共通接続点、即ちトランジスタQ2及びトラ
ンジスタQ3,Q4のコレクタ共通接続点と基準電
位点であるアースとの間には、蓄電手段であるコ
ンデンサC1が接続されている。
コンデンサC1の両端電圧は、コンパレータ
COMP1,COMP2からなり当該電圧レベルを監視
する比較回路3の比較入力、即ちコンパレータ
COMP1,COMP2の各反転入力となる。比較回路
3の上限及び下限の比較基準レベルVU及びVLは、
互いに直列接続された4つの抵抗R5〜R8による
基準電源電圧Vrefの分圧によつて設定されてい
る。抵抗R5〜R8は更に、基準電源電圧Vrefを略
1/2に分圧し、電圧ホロア回路構成のオペアンプ
OP1を介して1/2Vrefとする。比較回路3の2
つの比較出力、即ちコンパレータCOMP1
COMP2の各出力はRS−フリツプフロツプ4のセ
ツトS及びリセツトR入力となる。フリツプフロ
ツプ(以下単にFFの記す)4の出力は、トラ
ンジスタQ6及び抵抗R9,R10からなり第2の定電
流源2の活性化・非活性化の制御をなす制御回路
5に供給される。この制御回路5は、トランジス
タQ6がFF4の出力に応答してオン状態となつ
てトランジスタQ3,Q4をオフ状態とすることに
より、第2の定電流源2を非活性化状態とする。
第2の定電流源2におけるエミツタ抵抗R5
両端電圧は電圧ホロア回路構成のオペアンプOP2
の反転入力となつている。オペアンプOP2は抵抗
R11,R12による基準電源電圧Vrefの分圧によつ
て比較基準レベルが設定されており、その比較出
力によつて第1及び第2の定電流源1,2の定電
流値を設定する電流値設定回路6を構成してい
る。
コンデンサC1の両端電圧は電圧ホロア回路構
成のオペアンプOP3を介して第1相の三角波信号
φaになると共に、オペアンプOP4及び抵抗R13
R14からなるインバータ7で位相反転されて第1
相の三角波信号φaとは逆相の第2相の三角波信
号φbとなる。これら三角波信号φa,φbには、
1/2Vrefの直流バイアスが与えられる。
以上により、ピーク値がほぼ等しく互いに逆相
の2相の三角波信号φa,φbを発生する三角波生
成回路8が構成されている。
2相の三角波信号φa,φbは第1及び第2の比
較回路9A,9Bに供給される。第1の比較回路
9Aは、2相の三角波信号φa,φbをそれぞれ非
反転入力とする一対のコンパレータCOMP3
COMP4からなつている。一方、第2の比較回路
9Bは、2相の三角波信号φa,φbをそれぞれ反
転入力とする一対のコンパレータCOMP5
COMP6からなつている。コンパレータCOMP3
COMP4の各反転入力及びコンパレータCOMP5
COMP6の各非反転入力としては、入力端子P1
基準電源(Vref)端子P2との間に直列接続され
た抵抗R15〜R18によつて信号基準レベルがシフ
トされたモータMの駆動信号が供給される。
抵抗R15とR18、抵抗R16とR17はそれぞれ同じ
抵抗値となるように設定され、また抵抗R15
R18の抵抗値は抵抗R16,R17に比して比較的大き
く設定されている。これにより、コンパレータ
COMP3,COMP4の各反転入力となる駆動信号
は、三角波信号の中心レベル(1/2Vref)よりも
正側に所定レベル(ΔV)だけシフトされ、また
コンパレータCOMP5,COMP6の各反転入力とな
る駆動信号は、三角波信号の中心レベル(1/2
Vref)よりも負側に所定レベル(ΔV)だけシフ
トされることになる。
コンパレータCOMP3,COMP4の各出力AND
ゲート10の2入力となり、コンパレータ
COMP5,COMP6の各出力はANDゲート11の
2入力となる。これにより、ANDゲート10,
11の各出力端には、モータMの駆動方向に対応
した第1及び第2のパルス信号が導出されること
になる。
先述した駆動信号は抵抗R15〜抵抗R18によつ
て1/2Vrefなる信号基準レベルが付与されてコン
パレータCOMP7の非反転入力ともなつている。
コンパレータCOMP7は1/2Vrefを反転入力とす
ることで、駆動信号の信号基準レベルに対する極
性の判別行なう。コンパレータCOMP7の判別出
力はD−FF12のデータD入力となる。D−FF12
は三角波生成回路8におけるRS−FF4のQ出力
をトリガT入力とし、その,Q出力はANDゲ
ート13,14の各−入力となる。ANDゲート
13,14はANDゲート10,11の各出力,
即ち第1及び第2のパルス信号をそれぞれ他入力
としており、D−FF12の,Q出力に基づいて
第1及び第2のパルス信号のうちのいずれか一方
のみを出力する。ANDゲート13,14の各出
力パルスは、後述するモータドライブ回路18に
おける逆起電力吸収用ダイオードD1,D2の逆起
電力によるエネルギー損失分を補償する補償回路
15,16に供給される。補償回路15,16か
らはANDゲート13,14の出力パルスに対し
ほぼ一定のパルス幅のパルスが追加されたパルス
信号が出力されることになる。補償回路15,1
6の各出力パルスは、プリドライブ回路17を介
してモータドライブ回路18に供給される。
このモータドライブ回路18において、モータ
MはPNP形トランジスタQ9とNPN形トランジス
タQ10及びPNP形トランジスタQ11とNPN形トラ
ンジスタQ12の各コレクタ共通接続点間に接続さ
れている。トランジスタQ9,Q10,Q11,Q12はパ
ワートランジスタである。トランジスタQ9,Q11
の各エミツタは直接電源Vccに接続され、各ベー
スはそれぞれ抵抗R19,R20を介して電源Vccに接
続されている。一方、トランジスタQ10,Q12
エミツタは共に接地され、各ベースはそれぞれ抵
抗R21,R22を介して接地されると共にツエナー
ダイオードZD1,ZD2を介して各コレクタに接続
されている。モータMの両端は逆起電力吸収用ダ
イオードD1,D2を介して電源Vccに接続されて
いる。
プリドライブ回路17において、補償回路16
から供給されるパルス信号は抵抗R23,R24及び
トランジスタQ13からなるプリドライブ段を介し
てパワートランジスタQ9を駆動すると共に、イ
ンバータ19で反転された後抵抗R25〜R27及び
トランジスタQ14からなるプリドライブ段を介し
てパワートランジスタQ12を駆動する。これによ
り、モータMには図に実線で示す矢印方向の電流
が流れ、モータMは正方向に回転駆動されること
になる。また、補償回路16からのパルス信号は
インバータ20を介してトランジスタQ15にも供
給され、モータMの正方向駆動の停止時に当該ト
ランジスタQ15をオンせしめる。これにより、パ
ワートランジスタQ12のベース・エミツタ間がト
ランジスタQ15によつて短絡されるので、パワー
トランジスタQ12は瞬時にオフ状態となる。トラ
ンジスタQ15のベースは抵抗R28を介して電源Vcc
に接続されている。
一方、補償回路15から供給されるパルス信号
は抵抗R29,R30及びトランジスタQ16からなるプ
リドライブ段を介してパワートランジスタQ11
駆動すると共に、インバータ21で反転された後
抵抗R31〜R33及びトランジスタQ17からなるプリ
ドライブ段を介してパワートランジスタQ10を駆
動する。これにより、モータMには図に破線で示
す矢印方向の電流が流れ、モータMは逆方向に回
転駆動されることになる。また、補償回路15か
らの定電流源はインバータ22を介してトランジ
スタQ18にも供給され、モータMの逆方向駆動の
停止時に当該トランジスタQ18をオンせしめる。
これにより、パワートランジスタQ10のベース・
エミツタ間がトランジスタQ18によつて短絡され
るので、パワートランジスタQ10は瞬時にオフ状
態となる。トランジスタQ18のベースは抵抗R34
を介して電源Vccに接続されている。
次に、本発明によるモータのPWM駆動回路の
回路動作について説明する。
まず、三角波生成回路8の回路動作を第2図の
波形図を参照しつつ説明する。三角波生成回路8
において、第2の定電流源2が非活性化状態にあ
るとき、即ちトランジスタQ6のオンによりトラ
ンジスタQ3,Q4がオフ状態にあるとき、コンデ
ンサC1は第1の定電流源1から供給される定電
流により、第2図aに示すように、一定の傾斜角
をもつて充電される。コンデンサC1の両端電圧
が比較回路3の上限基準レベルVUに達するとコ
ンパレータCOMP1が低レベルのパルスbを発生
し、このパルスbに応答してRS−FF4の出力
dが低レベルに遷移する。これにより、トランジ
スタQ6がオフ状態となるので、第2の定電流源
2が活性化状態、即ちトランジスタQ3,Q4がオ
ン状態となり、第1の定電流源1の定電流の2倍
の電流の吸い込みを行なう。
その結果、それまで充電状態にあつたコンデン
サC1は放電状態に移行し、第2図aに示すよう
に、充電時と同じ傾斜角をもつて放電が行なわれ
る。続いて、コンデンサC1の両端電圧が比較回
路3の下限基準レベルVLに達するとコンパレー
タCOMP2が低レベルのパルスcを発生し、この
パルスcに応答してRS−FF4の出力dが高レ
ベルに遷移する。これにより、トランジスタQ6
がオン状態となり、第2の定電流源2が非活性化
状態となるので、再びコンデンサC1は第1の定
電流源1から供給される定電流により一定の傾斜
角をもつて充電されることになる。
このように、第1及び第2の定電流源1,2に
よる定電流にてコンデンサC1の充放電動作が繰
り返されることにより、コンデンサC1の両端電
圧は、第2図aに実線で示す如く三角波状に変化
し、オペアンプOP3を介して第1相の三角波信号
φaとして出力され、又インバータ7で位相反転
されることにより、第2図aに破線で示す如く第
1相の三角波信号φaとピーク値が等しくかつ逆
相の第2相の三角波信号φbとして出力されるこ
とになる。この2相の三角波信号φa,φbは第1
および第2の比較回路9A,9Bの基準入力とな
る。
第1及び第2の比較回路9A,9Bの比較入力
としては、1/2Vref+ΔV及び1/2Vref−ΔVの信
号基準レベルを有するモータMの駆動信号が供給
される。ここで、モータMが例えばコンパクトデ
イスクを回転駆動するスピンドルモータである場
合には、デイスクからの再生同期信号と基準同期
信号との比較によつて得られるエラー信号が上記
駆動信号となり、このエラー信号に基づいてスピ
ンドルモータの駆動制御が行なわれることにな
る。これがいわゆるスピンドルサーボである。
ここで、駆動信号のレベルシフト前の信号レベ
ルが零レベル、所定レベル+ΔV以上及び−ΔV
以下の場合のPWM動作について、第3図乃至第
5図の波形図を参照しつつ説明する。第3図乃至
第5図は第1図のPWM回路の動作波形図であ
り、a〜fは第1図の各部信号a〜fの各波形を
それぞれ対応して示している。
まず、駆動信号レベルが零レベルの場合(第3
図参照)、第1の比較回路9Aに入力される駆動
信号の信号レベルは図に一点鎖線で示す如く1/2
Vref+ΔVにレベルシフトされており、コンパレ
ータCOMP3の出力aは、当該信号レベルに対し
第1相の三角波信号φaの信号レベルが低くなつ
た時点t1で高レベルから低レベルに遷移し、三角
波信号φaの信号レベルが駆動信号の信号レベル
を越える時点t4まで低レベルを維持する。また、
コンパレータCOMP4の出力bは、第2相の三角
波信号φbの信号レベルが駆動信号の信号レベル
を越えた時点t2で低レベルから高レベルに遷移
し、駆動信号の信号レベルより低くなつた時点t3
で再び低レベルに遷移する。しかし、これら出力
a及びbを2入力とするANDゲート10の出力
cはどの時点においても低レベルにあり、AND
ゲート10からパルス信号は出力されない。
一方、第2の比較回路9Bに入力される駆動信
号の信号レベルは図に二点鎖線で示す如く1/2
Vref−ΔVにレベルシフトされており、コンパレ
ータCOMP5の出力dは、当該信号レベルに対し
第2相の三角波信号φbの信号レベルが高くなつ
た時点t1で高レベルから低レベルに遷移し、三角
波信号φbの信号レベルが駆動信号の信号レベル
より低くなる時点t4まで低レベルを維持する。ま
た、コンパレータCOMP6の出力eは、第1相の
三角波信号φaの信号レベルが駆動信号の信号レ
ベルより低くなつた時点t2で低レベルから高レベ
ルに遷移し、駆動信号の信号レベル越える時点t3
で再び低レベルに遷移する。しかし、これら出力
d及びeを2入力とするANDゲート11の出力
fもどの時点においても低レベルにあり、AND
ゲート11からもパルス信号は出力されない。
次に、駆動信号レベルが+ΔV以上(ΔV+α)
となつた場合について、第4図の波形図を参照し
て説明する。この場合、第1の比較回路9Aに入
力される駆動信号の信号レベルは図に一点鎖線で
示す如く1/2Vref+2ΔV+αにレベルシフトされ
ており、コンパレータCOMP3の出力aは、当該
信号レベルに対し第1相の三角波信号φaの信号
レベルが低くなつた時点t1で高レベルから低レベ
ルに遷移し、三角波信号φaの信号レベルが駆動
信号の信号レベルを越える時点t8まで低レベルを
維持する。また、コンパレータCOMP4の出力b
は、第2相の三角波信号φbの信号レベルが駆動
信号の信号レベルを越えた時点t4で低レベルから
高レベルに遷移し、駆動信号の信号レベルより低
くなつた時点t5で再び低レベルに遷移する。しか
し、これら出力a及びbを2入力とするANDゲ
ート10の出力cはどの時点においても低レベル
にあり、ANDゲート10からはパルス信号は出
力されない。
一方、第2の比較回路9Bに入力される駆動信
号の信号レベルは図に二点鎖線で示す如く1/
2Vref+αにレベルシフトされており、コンパレ
ータCOMP5の出力dは、当該信号レベルに対し
第2相の三角波信号φbの信号レベルが高くなつ
た時点t3で高レベルから低レベルに遷移し、三角
波信号φbの信号レベルが駆動信号の信号レベル
より低くなる時点t6まで低レベルを維持する。ま
た、コンパレータCOMP6の出力eは、第1相の
三角波信号φaの信号レベルが駆動信号の信号レ
ベルより低くなつた時点t2で低レベルから高レベ
ルに遷移し、駆動信号の信号レベル越える時点t7
で再び低レベルに遷移する。その結果、これら出
力d及びeを2入力とすANDゲート11の出力
fは、時点t2とt3の間及び時点t6とt7の間で高レ
ベルとなり、ANDゲート11から正方向駆動パ
ルス信号が出力されることになる。
次に、駆動信号レベルが+V以下(ΔV−α)
となつた場合について、第5図の波形図に基づい
て説明する。この場合、第1の比較回路9Aに入
力される駆動信号の信号レベルは図に一点鎖線で
示す如く1/2Vref−αにレベルシフトされてお
り、コンパレータCOMP3の出力aは、当該信号
レベルに対し第1相の三角波信号φaの信号レベ
ルが低くなつた時点t1で高レベルから低レベルに
遷移し、三角波信号φaの信号レベルが駆動信号
の信号レベルを越える時点t4まで低レベルを維持
する。また、コンパレータCOMP4の出力bは、
第2相の三角波信号φbの信号レベルが駆動信号
の信号レベルより低くなつた時点t5で高レベルか
ら低レベルに遷移し、駆動信号の信号レベルを越
えた時点t8で再び高レベルに遷移する。その結
果、これら出力a及びbを2入力とするANDゲ
ート10の出力cは、時点t4とt5の間及び時点t8
とt1の間で高レベルとなり、ANDゲート10か
ら逆方向駆動パルス信号が出力されることにな
る。
一方、第2の比較回路9Bに入力される駆動信
号の信号レベルは図に二点鎖線で示す如く1/
2Vref−ΔV−αにレベルシフトされており、コ
ンパレータCOMP5の出力dは、当該信号レベル
に対し第2相の三角波信号φbの信号レベルが低
くなつた時点t6で低レベルから高レベルに遷移
し、三角波信号φbの信号レベルが駆動信号の信
号レベルより高くなる時点t7まで低レベルを維持
する。、また、コンパレータCOMP6の出力eは、
第1相の三角波信号φaの信号レベルが駆動信号
の信号レベルより低くなつた時点t2で低レベルか
ら高レベルに遷移し、駆動信号の信号レベル越え
る時点t3で再び低レベルに遷移する。しかし、こ
れら出力d及びeを2入力とするANDゲート1
1の出力fは、どの時点においても低レベルにあ
り、ANDゲート11からはパルス信号は出力さ
れない。
以上の説明から明らかなように、駆動信号のレ
ベルシフト前の信号レベルが零レベルに対して±
ΔVの範囲では正逆いずれの方向の駆動パルスも
発生されないことになる。すなわち、零レベルに
対して±ΔVの範囲の駆動信号に対しては回路的
には不感帯となるのである。従つて、±ΔVの範
囲をモータMの不感帯に対応して設定することに
より、モータMの不感帯では何ら電流が流れるこ
とはなく、無駄な電力の損失もなくなるのであ
る。
再び第1図において、ANDゲート10,11
から出力される駆動方向に対応した2つのパルス
信号は、それぞれANDゲート13,14の各一
入力となる。駆動信号はコンパレータCOMP5
比較入力ともなつて、信号基準レベル1/2Vrefに
対する極性が判別される。このコンパレータ
COMP7の比較出力をデータ入力とするD−FF1
2は、三角波生成回路8におけるRS−FF4のQ
出力をトリガ入力としており、当該Q出力を立下
がりのタイミングでQ,出力を発生する。この
Q,出力はモータMの駆動方向を決定するゲー
ト制御信号としてANDゲート14,13に供給
される。ANDゲート13,14から出力される
モータMの駆動方向に対応した第1又は第2のパ
ルス信号は補償回路15,16及びプリドライブ
回路17を介してモータドライブ回路18に供給
され、これによりモータMは正方向又は逆方向に
駆動されることになる。
なお、上記実施例では、コンパクトデイスクを
回転駆動するスピンドルモータの駆動回路に適用
した場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、ピツクアツプを駆動するキヤリツ
ジモータ、ピツクアツプにおける情報読取光のフ
オーカスやトラツキングの制御をなすフオーカス
アクチユエータやトラツキングアクチユエータの
駆動回路にも適用可能であり、又コンパクトデイ
スクプレーヤのみならず種々の機器における各種
負荷の駆動回路にも広く適用できるものである。
発明の効果 以上説明したように、本発明によるモータの
PWM駆動回路によれば、回路的に不感帯を設
け、モータの不感帯範囲内ではモータに電流が流
れないように構成したので、モータの不感帯にお
ける電力損失を無くすことができ、消費電力を低
減できることになる。従つて、本発明による
PWM駆動回路を用いることにより、電源装置の
省電力化、小型化及び軽量化が可能となり、かか
る駆動回路は特に車載用機器や携帯用機器におけ
るモータの駆動用として最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2
図は第1図における三角波生成回路の回路動作を
説明するための各部波形図、第3図、第4図及び
第5図は駆動信号のレベルシフト前の信号レベル
が零レベル、所定レベル+ΔV以上及び−ΔV以
下の場合のPWM動作によるモータの駆動方向に
対応した2つのパルス信号の生成動作を説明する
ための各部波形図である。 主要部分の符号の説明、1……第1の定電流
源、2……第2の定電流源、3,9A,9B……
比較回路、8……三角波生成回路、15,16…
…補償回路、17……プリドライブ回路、18…
…モータドライブ回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 駆動信号の信号レベルに応じたパルス幅のパ
    ルス信号を生成するパルス生成手段を有し、この
    パルス信号に基づいてモータをスイツチング駆動
    するPWM(パルス幅変調)駆動回路であつて、
    前記パルス生成手段は、ピーク値がほぼ等しく互
    いに逆相の2相の三角波信号を発生する三角波生
    成手段と、前記2相の三角波信号をそれぞれ非反
    転入力としかつ前記三角波信号の中心レベルより
    も正側に所定レベルだけシフトされた前記駆動信
    号を反転入力とする一対のコンパレータからなる
    第1の比較回路と、前記2相の三角波信号をそれ
    ぞれ反転入力としかつ前記三角波信号の中心レベ
    ルよりも負側に所定レベルだけシフトされた前記
    駆動信号を非反転入力とする一対のコンパレータ
    からなる第2の比較回路とを備え、前記第1及び
    第2の比較回路の各出力に基づいて前記パルス信
    号を生成することを特徴とするモータのPWM駆
    動回路
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