JPH0452597Y2 - - Google Patents

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JPH0452597Y2
JPH0452597Y2 JP1987089278U JP8927887U JPH0452597Y2 JP H0452597 Y2 JPH0452597 Y2 JP H0452597Y2 JP 1987089278 U JP1987089278 U JP 1987089278U JP 8927887 U JP8927887 U JP 8927887U JP H0452597 Y2 JPH0452597 Y2 JP H0452597Y2
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tank
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は湿気を発生して室内の湿度を調整する
加湿器に関する。
(従来の技術) 一般に、超音波を利用したこの種の加湿器は例
えば実公昭57−1218号公報などに開示されている
ように、霧化槽の下部に貯水部を設け、この貯水
部の底部に超音波振動子を設け、貯水部内の水に
超音波を照射して霧を発生させ、この霧を霧化槽
の上方に設けた吹出口より室内に放出している。
このような加湿器は第4図に示すように、霧化槽
1の上面部2上に水タンク3を着脱可能に載置
し、この水タンク3底面に突出して取り付けた定
水位弁4から水タンク3内の水を霧化槽1の貯水
部5へ供給するようにしている。この水タンク3
は長期の使用によつてその内面に水垢が付着する
のでこの水垢を除去するために、底面に手が挿入
できる程度の開口部6を設け、この開口部6には
着脱可能に蓋体7を螺着させ、蓋体7の螺着によ
り、蓋体7に設けたパツキング8を介して密封し
ている。
この蓋体7は水タンク3の掃除等の際取り外さ
れるが、再度蓋体7を開口部6に螺着させた場
合、第4図のように蓋体7が斜めに取り付けられ
たり、あるいは螺着が緩かつたりして螺合が不完
全のままこの水タンク3を上面部2上に載置させ
ると、蓋体7のパツキング8と開口部6の下端縁
9との間に隙間が生じ、この隙間から漏れた水が
開口部6と蓋体7との螺合面を伝つて上昇し、蓋
体7の上端縁7Aから上面部2へと漏出する。こ
の漏出した水はトリチエリの原理より蓋体7の上
端縁7A面まで霧化槽1の水位を上昇させる。し
かし、超音波振動子を使用する加湿器は定水位弁
4によつて貯水部5の水位を振動子が安定に動作
する最適水位に維持させているが、このように蓋
体7から漏出した水が上面部2を伝つて貯水部5
の水位を上昇させると振動子に最適な水位が与え
られず、不安定に霧化され、故障の原因になると
共に持ち運びの際に外部に漏出したり、上面部2
に水垢が付着し易いといつた問題点があつた。
これに対して、実願昭54−12877号(実開昭55
−112618号)のマイクロフイルムにて開示される
加湿器は、水タンクの底部に開口部を設けるとと
もに、この開口部を閉塞する蓋体たるキヤツプを
設けることにより、キヤツプを取り外して開口部
より水タンク内の掃除を行い、かつ、この水タン
クとキヤツプとの接合端面を、基台の上面部を形
成する本体ケース上のシール室に臨ませて、開口
部とキヤツプ間から漏出する水をシール室に貯
め、このシール室内の水位が接合端面の下端に達
すると、水タンク内への空気侵入を遮断して漏水
を停止させることができる、というものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、こうした構成の加湿器は、キヤ
ツプの外周に形成された周縁の外周面が、開口部
の内周面に螺合するように形成されており、キヤ
ツプが装着された状態ではキヤツプの周縁外周面
が開口部の内周面に覆われるため、開口部より水
タンク内の掃除を行う際キヤツプに手を掛ける部
分がなく、その取外しが極めて困難になる。さら
に、開口部とキヤツプ間から漏出する水を貯水部
と別のシール室に貯めるために、本体ケース上に
は凹状の環状溝により形成されたシール室が形成
されるため、水タンクが載置される本体ケースの
掃除が煩わしいといつた欠点を有する。
本考案は前記問題点に基づいて成されたもので
あり、蓋体の取外し及び基台の上面部の掃除を簡
単に行うことが可能であり、かつ、水タンクの掃
除用蓋体の取り付けが不完全であつても、貯水部
の水位の上昇をある程度に抑え、安定して湿気を
発生できると共に、外部への漏水を防止できる加
湿器を提供することを目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案は平面状に形成された基台12の上面部
15と、この上面部15に載置され貯水部16へ
水を供給する水タンク14と、この水タンク14
の底部に開口された開口部25と、前記開口部2
5に着脱可能に設けられ、かつその外周に形成さ
れた周縁29が前記開口部25の外周面26を覆
うようにして形成された蓋体27と、前記蓋体2
7の周縁29下部の少なくとも一部に形成され前
記蓋体27の装着が不完全なとき前記水タンク1
4の内部と外部とを連通する通孔30とを具備し
たものである。
(作用) 蓋体27と開口部25との取り付けが不完全で
あると、開口部25の下端縁25Aと蓋体27に
設けたパツキング31との間に隙間が生じ、この
隙間から水が漏れるが、この漏れた水は周縁29
の下部に形成された通孔30から貯水部16へ流
れ、トリチエリの原理によつてこの漏れた水の水
位は開口部25の下端縁25Aの位置を越えるこ
とはなく、貯水部16の水位が開口部25の下端
縁25Aの高さに抑制される。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を詳述
する。
第1図〜第3図において、11は水を霧化して
室内へ放出する加湿器であり、下部に基台12を
設け、上部に前記基台12の上方を被うようにカ
バー13が装着される。前記基台12の上面一側
には水タンク14が着脱可能に載置される平面状
の上面部15を形成し、他側には水タンク14か
ら供給される水を前記上面部15より低く貯溜す
る貯水部16を下方に有する霧化槽17を形成し
ている。18は貯水部16底部に形成した透孔1
9に液密に止着される超音波振動子であり、基台
12裏面に装着された発振回路20により振動し
て貯水部16内の水に超音波を照射し霧を発生さ
せる。21はカバー13に設けられた吹出口であ
り、発生した霧を送風フアン22から送られてく
る風に乗じて室内の空気中に放出させる。
前記水タンク14底部の一側には給水口部23
を設け、この給水口部23は貯水部16に貯溜さ
れる水位を超音波振動子18の動作に最適な水位
を保つように水タンク14内の水を給水する定水
位弁24を螺着して閉蓋されている。また、水タ
ンク14底部の他側には水タンク内の掃除や補修
などのときに手を挿入できる程度の大きさの開口
部25を設け、この開口部25の外周面に外周面
たる雄螺子26を形成している。27は開口部2
5を閉塞する蓋体であり、その内周面に開口部2
5の雄螺子26と螺合する雌螺子28を形成し、
その周縁29の下部に水タンク14の内部と外部
を連通する4個の通孔30を連通形成すると共
に、螺着した際、開口部25の下端縁25Aと密
着する位置の底面にパツキング31が設けられて
いる。
以上のように構成される本考案の作用を次に説
明する。
先ず、蓋体27を開口部25か取り出して水タ
ンク14内を掃除し、内部に水を収納して蓋体2
7を開口部25に螺着した後、この水タンク14
を基台12の上面部15にセツトする。すると、
給水口部23に設けられている定水位弁24が開
いて水タンク14内の水を貯水部16へ給水し、
所定の水位の水が貯水部16に貯溜される。ここ
で、蓋体27が開口部25に斜めに取り付けられ
たり、あるいは螺合が緩く螺合結合が不完全な場
合、第3図に示すように開口部25の下端縁25
Aとパツキング31との間に隙間が生じ、水タン
ク14内の水がこの隙間を通つて蓋体27に形成
された通孔30から外部へ漏出する。しかし、こ
の水タンク14はその給水口部23を貯水部16
の水で塞ぎ、この通孔30を水タンク14内の水
が流入して開口部25の下端縁25Aを塞ぐと水
タンク14は気密状態となつて空気が遮断されて
しまうので水タンク14内の水面上の空気が減圧
されて負圧状態となりトリチエリの原理によつて
釣り合つた状態で通孔30からの漏水を抑制する
ことになる。このように漏れた水は多少上面部1
5を伝つて霧化槽17へ流れるが、この漏水量に
よる貯水部16における水位の上昇は高くても開
口部25の下端縁25Aの高さにまで抑えること
ができ、従来のように蓋体27の雌螺子28を伝
つて蓋体27の上端縁から漏れ水位がこの上端縁
に達することを防止できる。したがつて、蓋体2
7の螺合状態が緩んだり、傾斜して嵌め込まれる
など不充分だとしても貯水部16の水位が超音波
振動子18の最適な霧化水位を大幅に越えること
はなく、適正な霧化が成され、水位の過上昇によ
る加湿器本体の機能上の障害を引き起すおそれが
なくなる。尚、蓋体27の装着が完全であれば開
口部25の下端縁25Aがパツキング31に密着
するため、通孔30からの漏水はない。そして、
電源を投入し超音波振動子18の発振回路20と
送風フアン22に通電すると、超音波振動子18
が貯水部16内の水に超音波を照射し、水柱が生
成され、この水柱の周囲から発生する微細な霧が
送風フアン22によつて吹出口21から室内へ送
風され、室内の空気を加湿する。
このようにして、蓋体27が開口部25に不完
全に装着され、水タンク14内の水が上面部15
へ漏水してもトリチエリの原理により、漏れた水
は開口部25の下端縁25Aの位置以下に抑止さ
れると共に、漏水による貯水部16の水位の上昇
をある程度に抑えることができ、安定な霧化が可
能となると共に、加湿器11外部への漏水を防止
できる。
また、蓋体27の周縁29は開口部14の雄螺
子26を覆うようにして形成されるものであり、
蓋体27が装着された状態では周縁29が開口部
25より外方に露出するために、この周縁29に
手を掛けて容易に蓋体27を水タンク14から取
り外すことができる。
さらに、水タンク14が載置される基台12の
上面部15は平面状に形成されるため、この上面
部15の掃除を極めて簡単に行うことができる。
以下、本考案の一実施例について詳述したが、
本考案の要旨の範囲内で適宜変形できる。例え
ば、前記実施例では蓋体27に4個の通孔30を
設けたが、この通孔30は1個以上であればその
数に限定されず、蓋体27を開口部25に斜めに
取り付けた際、水タンクの内部と外部が連通され
るように構成すれば同様の作用効果が得られる。
さらに、前記実施例は水を霧化する超音波加湿器
について詳述したが、他に蒸発器により水を蒸気
化させる蒸発式加湿器や電極式加湿器等他の種類
の加湿器にも適用できる。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案は平面状に形成さ
れた基台の上面部と、この上面部に載置され貯水
部へ水を供給する水タンクと、この水タンクの底
部に開口された開口部と、前記開口部に着脱可能
に設けられ、かつその外周に形成された周縁が前
記開口部の外周面を覆うようにして形成された蓋
体と、前記蓋体の周縁下部の少なくとも一部に形
成され前記蓋体の装着が不完全なとき前記水タン
クの内部と外部とを連通する通孔とを具備したも
のであり、蓋体の取外し及び基台の上面部の掃除
を簡単に行うことが可能であり、かつ、水タンク
の掃除用蓋体の取り付けが不完全であつても、貯
水部の水位の上昇をある程度に抑え、安定して湿
気を発生できると共に、外部への漏水を防止でき
る加湿器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は要部の分解斜視図、第3図は要部の断面図、
第4図は従来例を示す断面図である。 12……基台、14……水タンク、15……上
面部、16……貯水部、25……開口部、26…
…外周面(雄螺子部)、27……蓋体、29……
周縁、30……通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平面状に形成された基台の上面部と、この上面
    部に載置され貯水部へ水を供給する水タンクと、
    この水タンクの底部に開口された開口部と、前記
    開口部に着脱可能に設けられ、かつその外周に形
    成された周縁が前記開口部の外周面を覆うように
    して形成された蓋体と、前記蓋体の周縁下部の少
    なくとも一部に形成され前記蓋体の装着が不完全
    なとき前記水タンクの内部と外部とを連通する通
    孔とを具備したことを特徴とする加湿器。
JP1987089278U 1987-06-09 1987-06-09 Expired JPH0452597Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987089278U JPH0452597Y2 (ja) 1987-06-09 1987-06-09

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JP1987089278U JPH0452597Y2 (ja) 1987-06-09 1987-06-09

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JPS63198932U JPS63198932U (ja) 1988-12-21
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