JPH035797Y2 - - Google Patents

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JPH035797Y2
JPH035797Y2 JP9204985U JP9204985U JPH035797Y2 JP H035797 Y2 JPH035797 Y2 JP H035797Y2 JP 9204985 U JP9204985 U JP 9204985U JP 9204985 U JP9204985 U JP 9204985U JP H035797 Y2 JPH035797 Y2 JP H035797Y2
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water
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drought
tank
water passage
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JP9204985U
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【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は超音波による霧化作用を利用して加湿
する加湿器、特に超音波振動子を底部に有し、給
水タンクの水が通水路を経て供給される貯水槽
と、この貯水槽とフアン送風筒を覆い霧発生部と
送風部を分離する案内壁を内側に設けたカバー部
とを備えた加湿器における貯水槽の改良に関す
る。
[考案の技術的背景とその問題点] この種の加湿器には通常動作している時の通常
水位と、給水タンクの水が無くなり水位が低下し
てきた時に超音波振動子の破損を防ぐため一定水
位に達した時点で安全装置が作動して発振を停止
する渇水位とがあり、その通常水位と渇水位の
間、特に渇水位に達する直前において霧発生部内
の霧が通水路から給水部側に漏れ加湿効率が低下
し易いという面を有していた。
従来、この様な霧漏れを解消するために、外槽
部と霧化槽カバーを嵌合して外槽体を形成し、こ
の外槽体の内周に前記嵌合部を覆う如く外槽部と
一体に側壁を設け、この側壁の内面を超音波振動
子を装着する霧化槽とし、外面と外槽体間を水溜
部とすると共に、この水溜部に霧化槽へ還流する
開口を穿設したものが実公昭59−28256号公報で
知られており、さらに実公昭59−28257号公報等
が提案されている。しかし、これらのものは何れ
も第5図に示すように超音波振動子1を底部に有
し、給水タンク2の水が通水路3を経て供給され
る貯水槽4と、この貯水槽4と送風筒5を覆い霧
発生部6と送風部7を分離する案内壁8を内側に
設けたカバー部9とを備えており、加湿時の霧漏
れ特に渇水直前における霧漏れを防止するため
に、前記通水路3に通水口10を形成するための
仕切壁11を渇水位Aより低い位置まで延出して
形成し、この様にして渇水位Aより低部に形成さ
れる通水口10が渇水位で安全装置が作動するま
で常に水でシールされるように構成されていた。
しかし、これは仕切壁11が渇水位Aより低い
位置まで延設しているため、仕切壁11が着脱可
能なカバー部9側に設けられている場合にはこの
仕切壁11が邪魔になりカバー部9の組付けが面
倒で、かつ、不完全な状態になり易く、不完全な
状態では霧漏れを生じ易いという不都合を有して
いた。さらに、通水路3の底面を渇水位Aより低
くしなければならないため貯水槽4と通水路3と
給水部側の水溜部12の容積が大きくなり、した
がつて渇水時の残水量が多く給水タンク2の水の
利用率が悪いという欠点を有していた。
[考案の目的] 本考案の目的とするところは通水路を渇水位よ
り高く形成しても渇水直前における通水路から霧
漏れを防止することが可能な加湿器の貯水槽を提
供することにある。
[考案の概要] 本考案の加湿器の貯水槽は、凹部を有する通水
路の底面を渇水位より高く形成し、霧発生部と送
風部を分離する案内壁またはカバー部の一部を前
記通水路の前記凹部に対応して通水路の底面とほ
ぼ同一高さ又はそれより下方位置まで延設し、こ
の延設端と凹部とにより渇水直前等において通水
路より水位がさがつても凹部に溜まつた水により
シールされ霧漏れが防止される。なお、渇水位と
は超音波振動子の破損を防ぐために必要とする水
位をいう。
[考案の実施例] 第1図〜第4図において、21は発振作用によ
つて水を霧化する超音波振動子22を底部に有す
る貯水槽であり、霧発生部23を形成している。
24は給水タンク25から弁26を経て送られる
水を溜める水溜部である。27は前記貯水槽21
と水溜部24とを連通し水溜部24内の水を貯水
槽21へ供給するための通水路であり、超音波振
動子22の破損を防ぐためにフロート、スイツチ
等から形成される安全装置(図示せず)が作動し
て発振を停止する水位である渇水位Aより高く、
通常の加湿動作が可能な通常水位Bより低い高さ
で貯水槽21側に少し傾斜して形成されている。
28は前記霧発生部23に並設された送風部であ
り、フアン(図示せず)による送風が送風筒29
の吹出口30から供給されるように形成してい
る。31は前記貯水槽21と送風筒29を覆うカ
バー部であり、着脱可能で段部32に載置してい
る。33はカバー部31内に挿込部により着脱可
能に設けられた案内壁であり、霧発生部23と送
風部28とを分離しているとともに、その案内壁
33の下方には送風部28内の送風を霧発生部2
3側に供給する通風口34が形成されている。3
5は通水路27の一部にその幅方向に向けて形成
した凹部である。36は前記凹部35に対応して
案内壁33の一部を前記通水路27を仕切るよう
にして延設した仕切壁であり、この仕切壁36の
下端を通水路27の底面とほぼ同一高さまたはそ
れにより下方まで延設して仕切壁36の下端と凹
部35の底面との間に通水路37を形成してい
る。38はカバー部31に設けられた吹出ノズル
である。なお、仕切壁35は案内壁33に形成し
たものを示したがカバー部31に形成してもよ
い。
しかして、フアンの駆動により送り出された送
風は送風筒29の吹出口30から送風部28、通
風口34を通り、霧発生部23内において超音波
振動子22により発生された水柱に当り、これが
霧を含んだ加湿空気となつて吹出ノズル37から
送出され大気を加湿する。この場合、第2図のよ
うに貯水槽21内の水位が通常水位Bの時は仕切
壁28の下端が水没状態にあるため溜り水が通水
口37をシールして通水口37からの霧漏れを防
止する。さらに、第3図のように給水タンク25
の水が無くなり渇水位Aに近づいてくると、水位
は通水路27の底面より低くなるが、凹部35に
は水が溜つているため通水口37すなわち仕切壁
36の下端と凹部35の底面との間には通常水位
Bの場合と同様に水によりシール状態にあるため
通水口37は塞がれ霧漏れは生じない。このよう
にして通水路27が渇水位Aより高くても渇水直
前における霧漏れは防止される。
本考案は上記のとおりであるから、通水路27
が渇水位Aより高く形成出来、これにより通水口
37を形成する仕切壁36が短くなるため仕切壁
36が邪魔にならずカバー部31を簡単かつ正確
にセツト出来るとともに、凹部35の底面と仕切
壁36の下端との間に形成される通水口37は常
に水によつてシールされ、渇水直前においても霧
漏れが防止されるため簡単なカバーセツト操作に
よつて良好な加湿が確実に得られる。さらに、通
水路27の底面を渇水位Aより上部を形成するか
ら渇水時の水は貯水槽1内だけになり、通水路2
7と水溜部24内の水が削減できるため給水タン
ク25の水の利用率が高められる。
[考案の効果] 本考案の加湿器の貯水槽は、通水路の底面を渇
水位より高く形成し、その通水路の一部に凹部を
形成し、前記案内壁またはカバー部の一部を前記
凹部に対応して通水路の底面とほぼ同一高さまた
はそれより下方まで延設してなるため、渇水直前
等において通水路より水位が下がつても凹部に溜
つた水によりシールされ霧漏れが防止され、カバ
ーのセツトが簡単かつ正確に行われる。さらに、
このような簡単なカバーセツト操作によつて良好
な加湿が得られるとともに渇水時の残水が貯水槽
内だけになるから給水タンクの水の利用率も高め
られ、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示す加湿
装置を示しており、第1図は本考案の全体分解斜
視図、第2図は通常水位状態を示す断面図、第3
図は渇水直前の状態を示す断面図、第4図は通水
路と仕切壁の状態を示す要部の断面図、第5図は
従来の加湿器の断面図である。 21……貯水槽、22……超音波振動子、23
……霧発生部、27……通水路、28……送風
部、31……カバー部、33……案内壁、35…
…凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 超音波振動子を底部に有し、給水タンクの水が
    通水路を経て供給される貯水槽と、この貯水槽を
    覆い、霧発生部と送風部を分離する案内壁を内側
    に設けたカバー部とを備えた加湿器において、前
    記通水路の底面を渇水位より高く形成し、その通
    水路の一部に凹部を形成し、前記案内壁またはカ
    バー部の一部を前記凹部に対応して通水路の底面
    とほぼ同一高さまたはそれより下方まで延設した
    ことを特徴とする加湿器の貯水槽。
JP9204985U 1985-06-17 1985-06-17 Expired JPH035797Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9204985U JPH035797Y2 (ja) 1985-06-17 1985-06-17

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JP9204985U JPH035797Y2 (ja) 1985-06-17 1985-06-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS621040U JPS621040U (ja) 1987-01-07
JPH035797Y2 true JPH035797Y2 (ja) 1991-02-14

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ID=30648487

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JP9204985U Expired JPH035797Y2 (ja) 1985-06-17 1985-06-17

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