JPH0452306B2 - - Google Patents

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JPH0452306B2
JPH0452306B2 JP58188653A JP18865383A JPH0452306B2 JP H0452306 B2 JPH0452306 B2 JP H0452306B2 JP 58188653 A JP58188653 A JP 58188653A JP 18865383 A JP18865383 A JP 18865383A JP H0452306 B2 JPH0452306 B2 JP H0452306B2
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JP
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lower alkyl
liquid
alkyl group
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JP58188653A
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Norya Oota
Masatsune Kobayashi
Konoe Miura
Hiroshi Takimoto
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Mitsubishi Kasei Corp
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Canon Inc
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Priority to US06/656,730 priority patent/US4626284A/en
Priority to DE19843436891 priority patent/DE3436891A1/de
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Publication of JPH0452306B2 publication Critical patent/JPH0452306B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規なジスアズ系染料及び特に記録ヘ
ツドに設けられた微細な吐出口(吐出オリフイ
ス)から吐出させ、液滴として飛翔させて記録を
行なう記録方式に適した記録液に関する。 従来から紙等の被記録材に記録を行なう筆記具
(万年筆・フエルトペン等)には、インクとして
各種の染料を水またはその他の有機溶剤に溶解せ
しめたものが使用されている。 またピエゾ振動子による振動或いは高電圧印加
による静電引力等により、記録ヘツド内の液体
(インクと称される液(droplet))を吐出オリフ
イスから吐出飛翔させて記録を行なう所謂インク
ジエツト記録方法が知られているが、これにも、
各種染料を水又は有機溶剤等に溶解した記録液が
使用されている。しかし一般の万年筆、フエルト
ペン等の文具用インクに比べるとインクジエツト
用記録液は、多くの特性で一層厳密な条件が要求
される。 斯かる記録液は、記録剤(染料又は顔料が用い
られる)及びこれを溶解又は分散する液媒体(水
又は各種有機溶剤或いはこれらの混合物が用いら
れる)を基本的成分として、又必要に応じて各種
添加剤が添加されている。 この様なインクジエツト記録法には、液滴の発
生方法及び液滴の飛翔方向の制御方法によつて、
種々の方式がある。その一例を第1図に示す。 即ち第1図の装置はピエゾ振動子を有する記録
ヘツド部に記録信号を与え、該信号に応じて記録
液の液滴を発生させて記録を行なうものである。
第1図において、1は記録ヘツドで、ピエゾ振動
子2a、振動板2b、記録液の流入口3、ヘツド
内の液室4及び吐出口(吐出オリフイス)5を有
している。液室4内には貯蔵タンク6に貯えられ
た記録液7が、供給管8によつて導入されてい
る。尚、供給管8の途中には場合によつて、ポン
プ或いはフイルター等の中間処理手段9が設けら
れることもある。そしてピエゾ振動子2aには、
信号処理手段(例えばパルス変換器)10によつ
て記録信号sからパルスに変換された信号が印加
され、該信号に応じて液室4内の記録液に圧力変
化が生ずる。その結果、記録液7は吐出オリフイ
ス5から液滴11となつて吐出飛翔し、被記録材
12の表面に記録が行なわれる。 又、上記の装置以外にも種々のタイプの装置が
知られており、例えば、第2図に示す様に、第1
図の変形例とて液室4をノズル状にし、その外周
部に円筒状のピエゾ振動子を設置した装置がある
(この装置に於ける液滴の発生の機構は、本質的
に第1図に示した装置と同じである)。又、帯電
した液滴を連続的に発生させ該液滴の一部を記録
に使用する装置、或いは又、記録ヘツドの室内の
記録液に記録信号に対応した熱エネルギーを与
え、該エネルギーにより液滴を発生させる装置等
も知られている。 その1例を第3−a図、第3−b図、第4図に
示す。 ヘツド13はインクを通す溝14を有するガラ
ス、セラミツク、又はプラスチツク板等と、感熱
記録に用いられる発熱ヘツド15(図では、薄膜
ヘツドが示されているが、これに限定されるもの
ではない)とを接着して得られる。発熱ヘツド1
5は酸化シリコン等で形成される保護膜16、ア
ルミニウム電極17−1,17−2、ニクロム等
で形成される発熱抵抗体層18、蓄熱層19、ア
ルミナ等の放熱性の良い基板20より成つてい
る。 インク21は吐出オリフイス22まで来てお
り、圧力Pによりメニスカス23を形成してい
る。 今、電極17−1,17−2に電気信号が加わ
ると、発熱ヘツド15のnで示される領域が急激
に発熱し、ここに接しているインク21に気泡が
発生し、その圧力でメニスカス23が突出し、イ
ンク21が吐出しオリフイス22より記録小滴2
4となり、被記録材25に向つて飛翔する。第4
図には第3−a図に示すヘツドを多数並べたマル
チヘツドの外観図を示す。該マルチヘツドはマル
チ溝26を有するガラス板27と、第3−a図に
説明したものと同様な発熱ヘツド28を接着して
つくられている。 なお、第3−a図は、インク流路に沿つたヘツ
ド13の断面図であり、第3−b図は第3−a図
のA−B線での切断面である。 従来、この種の記録液として例えば特公昭50−
8361号、特公昭51−40484号、特公昭52−13126
号、特公昭52−13127号、特開昭50−95008号の各
公報に示される様に各種染料、顔料を水系または
非水系溶媒に溶解或いは分散させたものが知られ
ている。この種の記録液の好ましい条件としては (1) 吐出条件(圧電素子の駆動電圧、駆動周波
数、オリフイスの形状と材質、オリフイス径
等)にマツチングした液物性(粘度、表面張
力、電導度等)を有していること、 (2) 長期保存に対して安定で目詰まりを起さない
こと、 (3) 被記録材(紙、フイルム等)に対して定着が
速くドツトの周辺が滑らかでにじみの小さいこ
と、 (4) 印字された画像の色調が鮮明で濃度が高いこ
と、 (5) 印字された画像の耐水性・耐光性が優れてい
ること、 (6) 記録液は周辺材料(容器、連結チユーブ、シ
ール材等)を侵さないこと、 (7) 臭気、毒性、引火性等の安全性に優れたもの
であること 等が挙げられる。 上記の様な諸特性を同時に満足させることは相
当に困難である。前記した従来技術は、この点で
不満足なものであつた。 斯かる目的の記録に適用する記録液は基本的に
染料とその溶媒のから組成されるものであるの
で、上記の記録液特性は染料固有の性質に左右さ
れるところが大きい。従つて、記録液が上記特性
を具備するように染料を選択することは斯かる技
術分野に於てきわめて重要な技術である。 本発明は、上記(1)〜(5)の特性を満足するような
記録液及び該記録液に用いるのに好適な染料の
提供を目的とするものである。 即ち本発明は下記一般式〔〕 (式中、Qは−SO3Mの基で置換されたフエニ
レン基又はナフチレン基を表わし、Rは水素原
子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級ア
シルアミノ基、ニトロ基又はハロゲン原子を表わ
し、R1は−SO3Mの基又は−COOMの基で置換
されたフエニル基、−COOMの基で置換された低
級アルキル基又は低級アルキルアミノカルボニル
低級アルキル基を表わし、R2は水素原子、−
COOMの基で置換された低級アルキル基又は低
級アルキルアミノカルボニル基を表わし、Mはア
ルカリ金属、アンモニウム又はアミン類を表わ
し、nは0又は1を表わす)で示される染料及び
記録像を形成する成分である記録剤及びこの記録
剤を溶解又は分散する為の液媒体を含む記録液に
於いて、記録剤として上記一般式〔〕で示され
る染料を含有することを特徴とするジスアゾ系染
料含有記録液をその要旨とするものである。 以下、本発明についてさらに詳しく説明する。 上記一般式〔〕において低級アルキル基とし
てはメチル基、エチル基、プロピル基等が挙げら
れる。 低級アルコキシ基としてはメトキシ基、エトキ
シ基等が挙げられる。 低級アシルアミノ基としてはアセチルアミノ
基、プロピオニルアミノ基等が挙げられる。 ハロゲン原子としては塩素原子、臭素原子等が
挙げられる。 アルカリ金属としてはLi,Na,Kが挙げられ
る。 アミン類としてはトリエタノールアミン等が挙
げられる。 本発明に係る染料の具体例としては以下のよう
なもの(第1表)を挙げることができる。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 本発明の染料は例えば技報堂発行の細田豊著
「理論製造染料化学」(昭和43年7月15日発行)第
585頁第28行〜第586頁第15行あるいは技報堂発行
の細田豊著「新染料化学」(昭和48年12月21日発
行)第397頁第27行〜第398頁第19行等の記載に準
じて以下の方法で製造することができる。 下記一般式〔〕 〔式中Rは前記内容を表わす〕 で表わされるアミン類を塩酸、硫酸等の鉱酸中で
亜硝酸ソーダ等を用いてジアゾ化した後、下記一
般式〔〕 〔式中Q1はフエニレン基又はナフチレン基を
示す〕 で表わされるアミン類とカツプリングさせて下記
一般式〔〕 〔式中Q1及びRは前記内容を表わす〕 で表わされるモノアゾ化合物を得る。 このモノアゾ化合物を同様に塩酸、硫酸等の鉱
酸中で亜硝酸ソーダを用いてジアゾ化した後、下
記一般式〔〕 〔式中R1,R2及びnは前記内容を表わす〕 で表わされるナフトール類とカツプリングする事
によつて容易に得られる。 従来知られている染料のうち、本発明に係わる
染料と化学構造式が類似している染料として、下
記(1)〜(5)の染料が挙げられるが、本発明に係わる
染料を用いた記録液は下記(1)〜(5)の染料を用いた
記録液に較べ、前記要求諸特性のうち、特に長期
保存に対して安定であり、目詰まりを起こさない
点において著しく優れており、明確な優位性が認
められる。 (フードブラツク−2) 本発明によれば、粘度、表面張力等の物性値が
適正範囲内にあり、微細な吐出オリフイスを目づ
まりさせず、充分に高い濃度の記録画像を与え、
保存中に物性値変化あるいは固形物の析出を生じ
ることなく、被記録材の種類を制限せずに種々の
部材に記録が行え、定着速度が大きく、耐水性、
耐光性、耐摩耗性および解像度のすぐれた画像を
与える記録液が得られる。 上述の色成分、つまり染料の含有量は、液媒体
成分の種類、記録液に要求される特性等に依存し
て決定されるが、一般には記録液全重量に対し
て、重量パーセントで0.1〜20%、好ましくは0.5
〜15%、より好ましくは1〜10%の範囲とされ
る。該染料はもちろん単独で若しくは2種以上を
組合わせて、あるいは該染料を必須成分としてこ
の他に他の直接染料、酸性染料などの各種染料を
併用して使用することができる。 本発明の記録液を組成するための液媒体成分と
しては、水あるいは水と水溶性の各種有機溶剤と
の混合物が使用される。水溶性の有機溶剤として
は、例えば、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、n−プロピルアルコール、イソプロピルアル
コール、n−プチルアルコール、sec−ブチルア
ルコール、tert−ブチルアルコール、イソブチル
アルコール等の炭素数1〜4のアルキルアルコー
ル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド等のアミド類;アセトン、ジアセトンアルコ
ール等のケトン又はケトンアルコール類;テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;N−
メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2
−イミダゾリジノン等の含窒素複素環式ケトン
類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール等のポリアルキレングリコール類;エチ
レングリコール、プロピレングリコール、ブチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、1,
2,6−ヘキサントリオール、チオジグリコー
ル、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコー
ル等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含む
アルキレングリコール類;グリセリン;エチレン
グリコールメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルメチル(又はエチル)エーテル、トリエチレン
グリコールモノメチル(又はエチル)エーテル等
の多価アルコールの低級アルキルエーテル類等が
あげられる。 記録液中の上記水溶性有機溶剤の含有量は、一
般には記録液全重量に対して重量パーセントで5
〜95%、好ましくは10〜80%、より好ましくは20
〜50%の範囲とされる。 この時の水の含有量は、上記溶剤成分の種類、
その組成或いは所望される記録液の特性に依存し
て広い範囲で決定されるが、記録液全重量に対し
て一般に10〜90%、好ましくは10〜70%、より好
ましくは20〜70%の範囲内とされる。 本発明の記録液の製造法としては、特に困難な
処理を必要とせず、必要成分を通常の方法により
混合すればよい。 本発明の記録液は、それ自体で記録特性(信号
応答性、液滴形成の安定性、吐出安定性、長時間
の連続記録性、長期間の記録休止後の吐出安定
性)保存安定性、被記録材への定着性、或いは記
録画像の耐光性、耐候性、耐水性等いずれもバラ
ンスのとれた優れたものである。そしてこの様な
特性を更に改良する為に、従来から知られている
各種添加剤を更に添加含有せしめても良い。 例えば、ポリビニルアルコール、セルロース
類、水溶性樹脂等の粘度調整剤;カチオン、アニ
オン或いはノニオン系の各種界面活性剤、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン等の表面張
力調整剤;緩衝液によるPH調整剤、防カビ剤等を
挙げることができる。 又、記録液を帯電するタイプのインクジエツト
記録方法に使用される記録液を調合する為には塩
化リチウム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム
等の無機塩類等の比抵抗調整剤が添加される。 尚、熱エネルギーの作用によつて記録液を吐出
させるタイプのインクジエツト方式に適用する場
合には、熱的な物性値(例えば比熱、熱膨張係
数、熱伝導率等)が調整されることもある。 以下、本発明を実施例で更に詳細に説明する
が、本発明は、以下の実施例に限定されるもので
はない。 実施例 1 イオン交換水(以後水と略す) 71重量部 ジエチレングリコール 25重量部 No.1の染料 4重量部 計 100重量部 上記の各成分を容器の中で充分混合溶解し、孔
径1μのテフロンフイルターで加圧ロ過したのち、
真空ポンプを用いて脱気処理し記録液とした。得
られた記録液を用いて、ピエゾ振動子によつて記
録液を吐出させるオンデマンド型記録ヘツド(吐
出オリフイス径50μ、ピエゾ振動子駆動電圧60V、
周波数4KHz)を有する記録装置により、下記の
(T1)〜(T5)の検討を行なつたところ、いずれ
も良好な結果を得た。 (T1) 記録液の長期保存性:記録液をガラス
容器に密閉し、−30℃と60℃で6カ月間保存し
たのちでも不溶分の析出は認められず、液の物
性や色調にも変化がなかつた。 (T2) 吐出安定性:室温、5℃、40℃の雰囲
気中でそれぞれ24時間の連続吐出を行なつた
が、いずれの条件でも終始安定した高品質の記
録が行なえた。 (T3) 吐出応答:2秒毎の間欠吐出と2カ月
間放置後の吐出について調べたが、いずれの場
合もオリフイス先端での目詰まりがなく安定で
均一に記録されあ。 (T4) 記録画像の品質:記録された画像は濃
度が高く鮮明であつた。室内光に3カ月さらし
たのちの濃度の低下率は1%以下であり、ま
た、水中に1分間浸した場合、画像のにじみは
きわめてわずかであつた。 (T5) 各種被記録材に対する定着性:下表に
記載の被記録材で印字15秒後印字部を指でこす
り画像のずれ及びニジミの有無を判定した、い
ずれも画像及びニジミ等がなく優れた定着性を
示した。
【表】 実施例 2 水 62重量部 N−メチル−2−ピロリドン 15重量部 ジエチレングリコール 19重量部 No.2の染料 4重量部 計 100重量部 実施例1と同様にして上記の組成の記録液を調
製し、記録ヘツド内の記録液に熱エネルギーを与
えて液滴を発生させ記録を行なうオンデマンドタ
イプのマルチヘツド(吐出オリフイス径35μ、発
熱抵抗体抵抗値15Ω、駆動電圧30V、周波数2K
Hz)を有する記録装置を用いて実施例1と同様に
(T1)〜(T5)の検討を行なつたが、全ての検討
実験に於て優れた結果を得た。 実施例 3 水 45重量部 1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン
30重量部 No.9の染料 5重量部 計 100重量部 実施例1と同様にして上記の組成の記録液を調
製し、記録ヘツド内の記録液に熱エネルギーを与
えて液滴を発生させ記録を行なうオンデマンドタ
イプのマルチヘツド(吐出オリフイス径35μ、発
熱抵抗体抵抗値150Ω、駆動電圧30V、周波数2K
Hz)を有する記録装置を用いて実施例1と同様に
(T1)〜(T5)の検討を行なつたが、全ての検討
実験に於て優れた結果を得た。 実施例 4 水 60重量部 ジエチレングリコール 36重量部 No.13の染料 4重量部 計 100重量部 実施例1と同様にして上記の組成の記録液を調
製し、記録ヘツド内の記録液に熱エネルギーを与
えて液滴を発生させ記録を行なうオンデマンドタ
イプのマルチヘツド(吐出オリフイス径35μ、発
熱抵抗体抵抗値15Ω、駆動電圧30V、周波数2K
Hz)を有する記録装置を用いて実施例1と同様に
(T1)〜(T5)の検討を行なつたが、全ての検討
実験に於て優れた結果を得た。 実施例 5 水 66重量部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル
30重量部 No.17の染料 4重量部 計 100重量部 実施例1と同様にして上記の組成の記録液を調
製し、記録ヘツド内の記録液に熱エネルギーを与
えて液滴を発生させ記録を行なうオンデマンドタ
イプのマルチヘツド(吐出オリフイス径35μ、発
熱抵抗体抵抗値15Ω、駆動電圧30V、周波数2K
Hz)を有する記録装置を用いて実施例1と同様に
(T1)〜(T5)の検討を行なつたが、全ての検討
実験に於て優れた結果を得た。 実施例 6〜10 下記第2表の実施例6〜10に示す組成の記録液
を実施例1と同様な方法で調合した。これ等の組
成物をフエルトペンに充填し、中質紙(白牡丹:
本州製紙)に筆記して耐水性及びキヤツプをはず
して24時間放置後の筆記性を調べた。 本実施例の記録液は耐水性及び放置後の筆記性
共に優れていた。
〔No.1の染料の合成〕
(1) 第1ジアゾ液の製造 スルフアニル酸17.3gを3%塩酸346c.c.に加え
3時間攪拌して均一なスラリーとした。これに氷
200gを加えて3℃に冷却した。このスラリー中
に、水73c.c.に亜硝酸ソーダ7.3gを溶解した水溶
液を加えた。次いで3℃に保持しつつ1時間攪拌
してジアゾ化した後、スルフアミン酸3gを加え
て残存する亜硝酸ソーダを消去し第1ジアゾ液を
得た。 (2) 第2ジアゾ液の製造 1,7クレーブ酸22.3gを水450c.c.に加え2時
間攪拌して均一なスラリーとした後これに氷300
gを加えて3℃に冷却した。このスラリー中に前
記(1)で得られた第1ジアゾ液を加え、25%カ性ソ
ーダ10c.c.を加えてPHを2に調整し、温度3℃、PH
2にて15時間攪拌してカツプリングを行つた後、
食塩200gを加えて塩析を行つた。析出したモノ
アゾ化合物を過した後10%食塩水500c.c.で洗浄
し、乾燥してモノアゾ化合物34.6gを得た。得ら
れたモノアゾ化合物20.4gを5%塩酸410c.c.に加
え5時間攪拌して均一なスラリーとした後氷300
gを加えて3℃に冷却した。このスラリー中に、
水38c.c.に亜硝酸ソーダ3.8gを溶解した水溶液を
加えた。次いで3℃にて4時間攪拌してジアゾ化
した後スルフアミン酸1gを加えて残存する亜硝
酸ソーダを消去し第2ジアゾ液を得た。 (3) カツプリング N−β−カルボキシエチル ガンマ酸15.6gを
水460c.c.に加えた後25%カ性ソーダ水溶液20c.c.を
加えてPHを9に調整した。これに氷600gを加え
3℃とした後PH8〜10、温度2〜5℃に保ちつ
つ、前記(2)で得られた第2ジアゾ液、氷200g及
び25%カ性ソーダ35c.c.を交互に加えてカツプリン
グを行つた。 同温度、同PHにて5時間攪拌した後食塩250g
を加えて色素を塩析した。析出した色素を過し
た後10%食塩水300c.c.で洗浄しウエツトケーキ210
gを得た。このウエツトケーキを脱塩処理した後
乾燥して目的の染料28.6gを得た。収率は78.5%
であつた。 元素分析の結果は次のとおりであつた。
〔No.2の染料の合成〕
(1) 第1ジアゾ液の製造 スルフアニル酸17.3gを3%塩酸346c.c.に加え
3時間攪拌して均一なスラリーとした。これに氷
200gを加えて3℃に冷却した。このスラリー中
に水73c.c.に亜硝酸ソーダ7.3gを溶解した水溶液
を加えた。次いで3℃に保持しつつ1時間攪拌し
てジアゾ化した後、スルフアミン酸3gを加えて
残存する亜硝酸ソーダを消去し第1ジアゾ液を得
た。 (2) 第2ジアゾ液の製造 1,7クレーブ酸22.3gを水450c.c.に加え2時
間攪拌して均一なスラリーとした後これに氷300
gを加えて3℃に冷却した。このスラリー中に前
記(1)で得られた第1ジアゾ液を加え、25%カ性ソ
ーダ10c.c.を加えてPHを2に調整し、温度3℃、PH
2にて15時間攪拌してカツプリングを行つた後、
食塩200gを加えて塩析を行つた。析出したモノ
アゾ化合物を過した後10%食塩水500c.c.で洗浄
し、乾燥してモノアゾ化合物34.6gを得た。得ら
れたモノアゾ化合物20.4gを5%塩酸410c.c.に加
え5時間攪拌して均一なスラリーとした後、氷
300gを加えて3℃に冷却した。亜硝酸ソーダ3.8
gを水38c.c.に溶解し、これをモノアゾ化合物のス
ラリー中に加えた。3℃にて4時間攪拌してジア
ゾ化した後スルフアミン酸1gを加えて残存する
亜硝酸ソーダを消去し第2ジアゾ液を得た。 (3) カツプリング メタスルホフエニル ガンマ酸19.8gを水600
c.c.に加えた後25%カ性ソーダ水溶液20c.c.を加えて
PHを9に調整した。これに氷800gを加え3℃と
した後PH8〜10、温度2〜5℃に保ちつつ、前記
(2)で得られた第2ジアゾ液、氷200g及び25%カ
性ソーダ35c.c.を交互に加えてカツプリングを行つ
た。 同温度、同PHにて5時間攪拌した後食塩300g
を加えて色素を塩析した。析出した色素を過し
た後10%食塩水300c.c.で洗浄しウエツトケーキ280
gを得た。このウエツトケーキを脱塩処理した後
乾燥して目的の染料36.1gを得た。収率は80.2%
であつた。 元素分析の結果は次のとおりであつた。
〔No.15の染料の合成〕
(1) 第1ジアゾ液の製造 オルタニル酸17.3gを3%塩酸346c.c.に加え3
時間攪拌して均一なスラリーとした。これに氷
200gを加えて3℃に冷却した。このスラリー中
に、水73c.c.に亜硝酸ソーダ7.3gを溶解した水溶
液を加えた。次いで3℃にて1時間攪拌してジア
ゾ化した後、スルフアミン酸3gを加えて残存す
る亜硝酸ソーダを消去し第1ジアゾ液を得た。 (2) 第2ジアゾ液の製造 1−アミノ−ナフタリン−2−スルホン酸22.3
gを水450c.c.に加え2時間攪拌して均一なスラリ
ーとした後これに氷300gを加えて3℃に冷却し
た。このスラリー中に前記(1)で得られた第1ジア
ゾ液を加え、25%カ性ソーダ10c.c.を加えてPHを2
に調整し、温度3℃、PH2にて15時間攪拌してカ
ツプリングを行つた後食塩200gを加えて、塩析
を行つた。析出したモノアゾ化合物を過した後
10%食塩水500c.c.で洗浄し、乾燥してモノアゾ化
合物34.6gを得た。得られたモノアゾ化合物20.4
gを5%塩酸410c.c.に加え5時間攪拌して均一な
スラリーとした後氷300gを加えて3℃に冷却し
た。このスラリーの中に、水38c.c.に亜硝酸ソーダ
3.8gを溶解した水溶液を加えた。3℃にて4時
間攪拌してジアゾ化した後スルフアミン酸1gを
加えて残存する亜硝酸ソーダを消去し第2ジアゾ
液を得た。 (3) カツプリング N−β−カルボキシエチル ガンマ酸15.6gを
水460c.c.に加えた後25%カ性ソーダ水溶液20c.c.を
加えてPHを9に調整した。これに氷600gを加え
3℃とした後PH8〜10、温度2〜5℃に保ちつ
つ、前記(2)で得られた第2ジアゾ液、氷200g及
び25%カ性ソーダ35c.c.を交互に加えてカツプリン
グを行つた。 同温度、同PHにて5時間攪拌した後食塩250g
を加えて色素を塩析した。析出した色素を過し
た後10%食塩水300c.c.で洗浄しウエツトケーキ210
gを得た。このウエツトケーキを脱塩処理した後
乾燥して目的の染料28.9gを得た。収率は79.5%
であつた。 元素分析の結果は次のとおりであつた。
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々、インクジエツト記録
装置の模式図である。第3−a図、第3−b図は
別の記録装置の要部縦断面図および同横断面図で
ある。第4図は第3−a図、第3−b図に図示し
たヘツドをマルチ化したヘツドの外観斜視図であ
る。 但し、図において、1……記録ヘツド、2a…
…ピエゾ振動子、2b……振動板、3……流入
口、4……液室、5……吐出オリフイス、6……
貯蔵タンク、7……記録液、8……供給管、9…
…中間処理手段、10……信号処理手段、11…
…液滴、12,25……被記録材、S……記録信
号、14……液室、15……発熱ヘツド、16…
…保護層、17……電極、18……発熱抵抗体
層、19……蓄熱層、20……基板、26……溝
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式〔〕 (式中、Qは−SO3Mの基で置換されたフエニ
    レン基又はナフチレン基を表わし、Rは水素原
    子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級ア
    シルアミノ基、ニトロ基又はハロゲン原子を表わ
    し、R1は−SO3Mの基又は−COOMの基で置換
    されたフエニル基、−COOMの基で置換された低
    級アルキル基又は低級アルキルアミノカルボニル
    低級アルキル基を表わし、R2は水素原子、−
    COOMの基で置換された低級アルキル基又は低
    級アルキルアミノカルボニル低級アルキル基を表
    わし、Mはアルカリ金属、アンモニウム又はアミ
    ン類を表わし、nは0又は1を表わす)で示され
    るジスアゾ系染料。 2 記録像を形成する成分である記録剤及びこの
    記録剤を溶解又は分散する為の液媒体を含む記録
    液に於いて、記録剤として下記一般式〔〕 (式中、Qは−SO3Mの基で置換されたフエニ
    レン基又はナフチレン基を表わし、Rは水素原
    子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級ア
    シルアミノ基、ニトロ基又はハロゲン原子を表わ
    し、R1は−SO3Mの基又は−COOMの基で置換
    されたフエニル基、−COOMの基で置換された低
    級アルキル基又は低級アルキルアミノカルボニル
    低級アルキル基を表わし、R2は水素原子、−
    COOMの基で置換された低級アルキル基又は低
    級アルキルアミノカルボニル低級アルキル基を表
    わし、Mはアルカリ金属、アンモニウム又はアミ
    ン類を表わし、nは0又は1を表わす)で示され
    る染料を含有することを特徴とするジスアゾ系染
    料含有記録液。 3 一般式〔〕で示されるジスアゾ系染料が記
    録液全重量に対して0.1〜20重量パーセントの範
    囲で含有されている特許請求の範囲第1項記載の
    ジスアゾ系染料含有記録液。
JP58188653A 1983-10-08 1983-10-08 ジスアゾ系染料及び該染料を含有する記録液 Granted JPS6081265A (ja)

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GB08425336A GB2151250B (en) 1983-10-08 1984-10-08 Disazo dyes for use in inks

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JPS55151072A (en) * 1979-05-15 1980-11-25 Canon Inc Recording liquid
JPS59176368A (ja) * 1983-03-28 1984-10-05 Mitsubishi Chem Ind Ltd 記録液

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