JPH0452303B2 - - Google Patents

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JPH0452303B2
JPH0452303B2 JP8617484A JP8617484A JPH0452303B2 JP H0452303 B2 JPH0452303 B2 JP H0452303B2 JP 8617484 A JP8617484 A JP 8617484A JP 8617484 A JP8617484 A JP 8617484A JP H0452303 B2 JPH0452303 B2 JP H0452303B2
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JP
Japan
Prior art keywords
roll
printing plate
molding
inorganic filler
resin composition
Prior art date
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Application number
JP8617484A
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English (en)
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JPS60231763A (ja
Inventor
Soichi Shindo
Makio Kanazawa
Toshiaki Shii
Hideo Ookawa
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Calp Kogyo KK
Original Assignee
Calp Kogyo KK
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は印字盤ロールに関し、詳しくは耐熱
性、耐摩耗性に優れ、吸音性、寸法精度の高い二
層成形印字盤ロールに関する。 タイプライター、プリンター、フアツクス等に
使用される印字盤用ロールの素材としてはその特
性上、耐熱性を有すること、キーによる打撃
音の吸音性が良いこと、耐摩耗性を有するこ
と、寸法精度が高いこと、帯電しにくいこと
などが要求される。従来、これらの性能を満足す
る素材として、加硫ゴムが使用されている。 しかしながら、加硫ゴム製ロールはその製造に
際して加硫工程を必要とし、生産性が低いうえ
に、価格が極めて高いという欠点を有している。
そのため、加硫ゴムの代わりに樹脂成形品を用い
ることが提案されている。しかし、樹脂成形品は
ロールが10〜40mm程度の肉厚品であるため、成形
品にヒケ、ボイド等が発生し、また寸法精度、特
に芯円度に対する精度の低いものであつた。さら
に、使用時にはキーの打撃音の吸収性が小さいと
いう欠点があつた。一方成形品のヒケ、ボイドの
発生を防止するために発泡成形することが提案さ
れたが、この場合はロール表面が荒れ、芯円度に
対する精度が低く、かつ転写性が不良であつた。 このように、高価な加硫ゴムに代わる印字盤ロ
ールの製造に好適な素材は未だ知られていない。 そこで、本発明者らは印字盤ロール用の素材と
して上記要求性能を有し、かつ価格も低廉である
素材を用いた印字盤ロールを開発するために鋭意
研究した結果、特定の樹脂と充填材を特定割合で
配合した組成物を2層成形したものが、上記目的
に適合する素材であることを見い出し、この知見
に基づいて本発明を完成した。 すなわち本発明は、ポリプロピレン、ポリエチ
レン、ポリアミドおよびポリエチレンテレフタレ
ートからなる群より選ばれた少なくとも1の熱可
塑性樹脂40〜85重量%および粒径が0.5〜20μであ
つて、かつタルク、マイカ、炭酸カルシウム、硫
酸バリウムおよび亜鉛末からなる群より選ばれた
少なくとも1の無機充填材60〜15重量%からなる
複合樹脂組成物を二層成形してなる印字盤ロール
を提供するものである。 本発明において熱可塑性樹脂としてはポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリアミドおよびポリエ
チレンテレフタレートからなる群より選ばれた少
なくとも1のものが用いられる。 次に本発明に使用する無機充填材としてはタル
ク、マイカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウムおよ
び亜鉛末からなる群より選ばれた少なくとも1の
ものを用いる。 無機充填材の粒径は、通常は粒径0.5〜20μ、好
ましくは1〜15μ程度のものである。粒径が0.5μ
未満であると、樹脂中の分散性が悪くなり、成形
外観が不良となる。また、粒径が20μを超える
と、無機充填材が表面に露出し、脱離することが
あり、成形外観が極めて不良となり、好ましくな
い。 熱可塑性樹脂および無機充填材の組合せは任意
であつて、特に制限はないが、寸法精度、成形品
表面外観、耐摩耗性などの点よりポリプロピレン
およびタルク、ポリエチレンおよびタルク、ポリ
プロピレンおよびマイカ、ポリプロピレンおよび
タルクと炭酸カルシウムの混合物等が好適であ
る。熱可塑性樹脂40〜85重量%、無機充填材15〜
60重量%である。無機充填材が15重量%未満であ
ると、成形品にヒケ、静電気発生しやすく吸音性
に劣り、60重量%を超えると、成形品の外観が不
良となり、研摩にしても不十分であり、実用的で
ない。 本発明における複合樹脂組成物は原則的には上
記二成分からなるが、必要により酸化防止剤、帯
電防止剤、難燃剤、滑剤、着色剤などの種々の添
加剤を添加することができる。ここで酸化防止剤
としてはフエノール系のものが用いられ、帯電防
止剤としては各種の界面活性剤などが使用され
る。また、難燃剤としては無機系の酸化アンチモ
ン、酸化ジルコンなどや有機系のリン酸エステ
ル、トリクレジルホスフエートなどが挙げられ
る。滑剤としては炭化水素系の流動パラフイン、
天然パラフイン、ワツクス等、脂肪酸系の高級脂
肪酸、オキシ脂肪酸等、エステル系の脂肪酸低級
アルコールエステル等、アルコール系の脂肪族ア
ルコール、ポリグリコール等、金属セツケンであ
るステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリウ
ム等あるいはシリコンとしてシリコーンオイル、
変性シリコーン等が挙げられる。着色剤としては
難溶性アゾ染料、赤色着色剤、カドミウムイエロ
ー、クロムイエロー、チタン白などが挙げられ
る。これらの添加剤の添加量は本発明における複
合樹脂組成物の物性に著しい影響を与えない程度
の範囲で決定すれば良い。 本発明の印字盤ロールの素材である複合樹脂組
成物は、上記成分を配合、混練することにより得
られる。混練は、バンバリーミキサー、押出機ま
たはこれらの組合せにより温度180〜300℃程度で
樹脂が可塑化するまで行なえば良い。 このようにして得られた複合樹脂組成物は、ペ
レツト化し、押出成形、射出成形、吹込成形など
によりロール状に成形される。ロール状に成形す
る場合、金属シヤフトと一体的に成形することも
でき、この際には、押出成形法では樹脂組成物と
金属シヤフトを同時押出成形、あるいは押出成形
後金属シヤフトを圧入するアウトサート成形を行
なうことができ、また射出成形および吹込み成形
では各々、樹脂と金属シヤフトをインサート成形
あるいはアウトサート成形等を行なうことができ
る。いずれにしても本願発明の印字盤ロールの成
型は、まず中芯を成形し、次いで外側層を成形す
る二層成形を行なうことにより良好な品質のもの
を得ることができる。 また、特に表面精度が要求される場合は、成形
された成形品表面を切削研摩、バフ仕上げなどに
より表面仕上げを行なうこともできる。 このようにして得られる本発明の印字盤ロール
は表面が美麗であり、耐熱性、耐摩耗性が良好で
あり、寸法精度、特に芯円精度が極めて優れてい
る。また、使用時のキー打撃音の吸収性が高いた
め、衝撃音が低下し、オフイス等において好適に
使用し得るものである。さらに、該ロールを装着
した機械内部から発生する熱による変形もなく、
静電防止性にも優れており、紙粉などの付着が少
なく、価格も安価である。 したがつて本発明の印字盤ロールは、オフイス
コンピユーター、ワードプロセツサー、パーソナ
ルコンピユーターなどのプリンターやタイプライ
ター、フアクシミリ、テレツクス、レジスター等
に極めて有用に用いられるものである。 次に本発明を実施例により詳しく説明する。 参考例1〜2および比較例1〜12および比較例14
〜17 第1表に掲げた各成分を所定量配合し、一軸押
出機(ナカタニ機械(株)製、50mmφ)を用いて温度
180〜300℃で混練して複合樹脂組成物を得た。次
いで、ペレツト化し、150トン射出成形機(住友
重機械工業(株)製)にて8mmφステンレスシヤフト
とともに第1表に示す温度でインサート成形を行
ない、外径34mm、長さ250mmの棒状ロール成形品
を得た。 得られた成形品について、成形品外観、耐熱
性、吸音性、摩耗・傷付き性および耐帯電性につ
いての結果を第1表に示す。 実施例 1〜10 第1表に掲げた成分を所定量配合して参考例1
と同様にして複合樹脂組成物を得た。次いで、ペ
レツト化し、8mm径ステンレスシヤフトと樹脂で
インサート成形にて13mm径、長さ250mmの成形品
を作つた。次いで、これを別の金型に移し、再度
射出成形を行ない34mm2層成形の棒状ロールを得
た。このロールについての測定結果を第1表に示
す。 参考例 22〜23 第1表に掲げた成分を所定量配合して参考例1
と同様にして複合樹脂組成物を得た。次いで、ペ
レツト化して50mm径中空成形機(日本製鋼所(株)
製、VE−3)で8mm径のステンレスシヤフトを
インサートし、外径34mm、長さ250mmの筒状ロー
ルを得た。このロールについての測定結果を第1
表に示す。 比較例 13 第1表に掲げた成分を所定量配合して実施例1
と同様にして複合樹脂組成物を得た。次いで、ペ
レツト化し、一軸押出機(ナカタニ機械(株)製、50
mmφ)を用いて内径7.8mm、外径34mmの異型押出
成形品(筒状品)を成形後、長さ250mmにカツト
した。このものに8mm径のステンレスシヤフトを
圧入して棒状ロールを作製した。このロールにつ
いての測定結果を第1表に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド
    およびポリエチレンテレフタレートからなる群よ
    り選ばれた少なくとも1の熱可塑性樹脂40〜85重
    量%および粒径が0.5〜20μであつて、かつタル
    ク、マイカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウムおよ
    び亜鉛末からなる群より選ばれた少なくとも1の
    無機充填材60〜15重量%からなる複合樹脂組成物
    を二層成形してなる印字盤ロール。 2 熱可塑性樹脂がポリプロピレンおよび無機充
    填材がタルクである特許請求の範囲第1項記載の
    印字盤ロール。
JP8617484A 1984-05-01 1984-05-01 印字盤ロ−ル用複合樹脂組成物 Granted JPS60231763A (ja)

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JPS60231763A JPS60231763A (ja) 1985-11-18
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