JPH0452228A - 長軸材の熱処理方法と装置 - Google Patents
長軸材の熱処理方法と装置Info
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- JPH0452228A JPH0452228A JP2160821A JP16082190A JPH0452228A JP H0452228 A JPH0452228 A JP H0452228A JP 2160821 A JP2160821 A JP 2160821A JP 16082190 A JP16082190 A JP 16082190A JP H0452228 A JPH0452228 A JP H0452228A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
- General Induction Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A、産業上の利用分野
本発明は、被処理物である円管、丸棒、ねじ軸等の長軸
材の熱処理方法とその装置に関する。
材の熱処理方法とその装置に関する。
B1発明の概要
本発明は被処理物である長軸材を誘導加熱して熱処理す
る方法と装置において、 長軸材に張力と回転を与えながらほぼ全長にわたって、
又は熱処理を施すべき部位の全長にわたって、同時に熱
処理する方法と、この方法を実行する回転および張力付
加手段及び誘導加熱装置部とを具備する熱処理装置で熱
処理することにより、長軸材を良好に、かつ真直度を保
って熱処理できるようにしたしのである。
る方法と装置において、 長軸材に張力と回転を与えながらほぼ全長にわたって、
又は熱処理を施すべき部位の全長にわたって、同時に熱
処理する方法と、この方法を実行する回転および張力付
加手段及び誘導加熱装置部とを具備する熱処理装置で熱
処理することにより、長軸材を良好に、かつ真直度を保
って熱処理できるようにしたしのである。
C1従来の技術
一般に、長軸材を加熱して熱処理を行うと、長軸材に曲
りが発生してしまう。
りが発生してしまう。
従来、熱処理した長軸材の曲りを矯正したり防止して、
曲りのない処理材を得るために、以下のような手段をと
っていた。
曲りのない処理材を得るために、以下のような手段をと
っていた。
第1の手段は、熱処理装置で長軸材を熱処理後、この長
軸材を別工程で曲りを矯正する。
軸材を別工程で曲りを矯正する。
第2の手段は、第7図及び第8図に例示する如きもので
ある。この手段には一対の送りローラ1゜2の中間に電
源3に接続した誘導加熱コイル4を設置したワーク移動
式の装置を使用する。被処理物である長軸材5は、第8
図に示す如く一方の送りローラlの一対のローラ間に挾
まれ、誘導加熱コイル4を通し、他方の送りローラ2の
一対のローラ間に挾まれた状態で、強制搬送されながら
熱処理を受ける。
ある。この手段には一対の送りローラ1゜2の中間に電
源3に接続した誘導加熱コイル4を設置したワーク移動
式の装置を使用する。被処理物である長軸材5は、第8
図に示す如く一方の送りローラlの一対のローラ間に挾
まれ、誘導加熱コイル4を通し、他方の送りローラ2の
一対のローラ間に挾まれた状態で、強制搬送されながら
熱処理を受ける。
熱処理は、誘導加熱コイル4でコイル内を通加する長軸
材5を誘導加熱し、その直後冷却機6て急冷して焼入処
理を行うものである。
材5を誘導加熱し、その直後冷却機6て急冷して焼入処
理を行うものである。
長軸材5は、誘導加熱コイル4部分を強制搬送される際
に、その2つの送りローラ1.2によって軸方向の引張
力が付与され、熱処理中に長軸材5に曲りが発生するの
を防止するものである。
に、その2つの送りローラ1.2によって軸方向の引張
力が付与され、熱処理中に長軸材5に曲りが発生するの
を防止するものである。
D1発明が解決しようとする課題
前述のような従来の長軸材熱処理時の曲げを防止する第
1手段では、長軸材熱処理工程と、曲げ矯正工程が別工
程となっているので、製造コストが高くなるという問題
があった。
1手段では、長軸材熱処理工程と、曲げ矯正工程が別工
程となっているので、製造コストが高くなるという問題
があった。
また、曲げ矯正の工程で、長軸材の表面にロールマーク
等の疵が付くという問題があった。
等の疵が付くという問題があった。
前述の第2手段では、長軸材の先端部、又は後端部にお
ける前後の2つの送りローラ1,2に同時に噛み込まれ
ない部分においては、長軸材の熱処理時の曲げ防止をで
きないという問題があった。
ける前後の2つの送りローラ1,2に同時に噛み込まれ
ない部分においては、長軸材の熱処理時の曲げ防止をで
きないという問題があった。
また、熱処理のため、長軸材5が誘導加熱コイル4内を
通過する際、長軸材5が回転していないと、円周方向に
均等な熱処理を施すことが難しい。
通過する際、長軸材5が回転していないと、円周方向に
均等な熱処理を施すことが難しい。
しかし、この第2手段では、長軸材5を軸心の回りに回
転(1rps程度)させながら移送することが困難であ
る。このため、熱処理した長軸材に、円周方向の焼きむ
らが、うず巻線状に出やすくなるという問題があった。
転(1rps程度)させながら移送することが困難であ
る。このため、熱処理した長軸材に、円周方向の焼きむ
らが、うず巻線状に出やすくなるという問題があった。
本発明は上述の点に鑑み、熱処理した長軸材の製品に、
ロールマーク等の疵が付かないようにするとともに、長
軸材の全長にわたり熱処理による曲げを防止し、真直度
の良好な製品を廉価に提供できるようにする熱処理方法
と装置を新たに提供することを目的とする。
ロールマーク等の疵が付かないようにするとともに、長
軸材の全長にわたり熱処理による曲げを防止し、真直度
の良好な製品を廉価に提供できるようにする熱処理方法
と装置を新たに提供することを目的とする。
81課題を解決するための手段
本発明の長軸材の熱処理方法は、被処理物である長軸材
に張力と回転を与えながら長軸材のほぼ全長にわたって
、又は熱処理を施すべき部位の全長にわたって同時に熱
処理を施すようにしたことを特徴とする。本発明の長軸
材の熱処理装置は、長軸材に対する回転および張力付加
手段と、誘導加熱装置部とを具備することを特徴とする
。
に張力と回転を与えながら長軸材のほぼ全長にわたって
、又は熱処理を施すべき部位の全長にわたって同時に熱
処理を施すようにしたことを特徴とする。本発明の長軸
材の熱処理装置は、長軸材に対する回転および張力付加
手段と、誘導加熱装置部とを具備することを特徴とする
。
F8作用
上述の方法及びその装置によれば、誘導加熱用導体に対
向する長軸材のほぼ全長又は熱処理すべき部分の全長に
わたり同時に加熱する。従って長軸材の回転に伴ってそ
の全周を良好に加熱するものである。
向する長軸材のほぼ全長又は熱処理すべき部分の全長に
わたり同時に加熱する。従って長軸材の回転に伴ってそ
の全周を良好に加熱するものである。
また、熱処理中長軸材は、その軸線に沿ってその両端側
に引張られるので、真直度を保証できる。
に引張られるので、真直度を保証できる。
G、実施例
以下、本発明の長軸材の熱処理方法と装置の実施例を第
1図乃至第6図によって説明する。なおこの第1図乃至
第6図において、前述した第7図及び第8図に対応する
部分には同一符号を附すことにより説明の便に供する。
1図乃至第6図によって説明する。なおこの第1図乃至
第6図において、前述した第7図及び第8図に対応する
部分には同一符号を附すことにより説明の便に供する。
第】図は熱処理工程の概略説明線図てあり、図で5は、
被処理物(ワーク)である長軸材である。
被処理物(ワーク)である長軸材である。
熱処理をすべき長軸材5は、ワーク供給WI7に整列し
て載置しである。
て載置しである。
本例では長軸材5を2本づつ処理するため、供給工程で
、図示しないハンドリング装置により、2本の長軸材5
をそれぞれチェーンコンベヤ8上の各載置台9上に置く
。そして、チェーンコンベヤ8を1ストローク送るよう
駆動して、各長軸材5を横送り姿勢で焼入れ工程部所に
搬入する。
、図示しないハンドリング装置により、2本の長軸材5
をそれぞれチェーンコンベヤ8上の各載置台9上に置く
。そして、チェーンコンベヤ8を1ストローク送るよう
駆動して、各長軸材5を横送り姿勢で焼入れ工程部所に
搬入する。
次に、焼入れ工程では、各長軸材5の両端部をチャック
で把持し、上昇させて、上部に設置した各誘導子lOと
平行した誘導加熱熱処理対応位置にセットする。各長軸
材5は、回転及び張力付加手段によって、長軸材5の軸
方向に両端から引張るようにして所定の大きさの張力を
付加するとともに、軸芯を中心として回転せしめる。こ
の状態で長軸材の全長とほぼ同じ長さの誘導子10に電
源から交番電力を供給して長軸材5を、その誘導子10
に対向する部分をほぼ全長にわたって同時に誘導加熱す
る。このとき、長軸材5は、その軸芯を中心に回転され
るので、長軸材5の全長が、その全周にわたり誘導加熱
される。
で把持し、上昇させて、上部に設置した各誘導子lOと
平行した誘導加熱熱処理対応位置にセットする。各長軸
材5は、回転及び張力付加手段によって、長軸材5の軸
方向に両端から引張るようにして所定の大きさの張力を
付加するとともに、軸芯を中心として回転せしめる。こ
の状態で長軸材の全長とほぼ同じ長さの誘導子10に電
源から交番電力を供給して長軸材5を、その誘導子10
に対向する部分をほぼ全長にわたって同時に誘導加熱す
る。このとき、長軸材5は、その軸芯を中心に回転され
るので、長軸材5の全長が、その全周にわたり誘導加熱
される。
本焼入れ工程では、長軸材5の全長に沿って冷却液の噴
出ノズルを設けておき、長軸材5の全体が所定の温度に
昇温したら誘導子IOの通電加熱を停止するとともに、
噴射ノズルから冷却液を長軸材5に向けて噴出せしめて
、急冷焼入れ処理を行う。長軸材5は、その加熱及び焼
入れ処理中、その両端部をチャックで把持されて引張ら
れ、所定の張力が加わっているので、熱処理に伴う曲り
の発生を防止して真直な処理品を得ることかできるもの
である。
出ノズルを設けておき、長軸材5の全体が所定の温度に
昇温したら誘導子IOの通電加熱を停止するとともに、
噴射ノズルから冷却液を長軸材5に向けて噴出せしめて
、急冷焼入れ処理を行う。長軸材5は、その加熱及び焼
入れ処理中、その両端部をチャックで把持されて引張ら
れ、所定の張力が加わっているので、熱処理に伴う曲り
の発生を防止して真直な処理品を得ることかできるもの
である。
焼入れ処理を完了した各長軸材5は、その両端部をチャ
ックで把持したまま下降し、チェーンコンベヤ8の各載
置台9上に置く。そして、チェーンコンベヤ8を1スト
ローク送り動作させ、2つの長軸材5を焼戻し工程に搬
入する。
ックで把持したまま下降し、チェーンコンベヤ8の各載
置台9上に置く。そして、チェーンコンベヤ8を1スト
ローク送り動作させ、2つの長軸材5を焼戻し工程に搬
入する。
焼戻し工程は、上述した焼入れ処理と同様の装置を用い
て行うもので、まずチャックで各長軸材5の両端部を把
持し、上昇させて、上部に設置した各誘導子11の誘導
加熱対応位置にセットする。
て行うもので、まずチャックで各長軸材5の両端部を把
持し、上昇させて、上部に設置した各誘導子11の誘導
加熱対応位置にセットする。
各長軸材5は、回転及び張力付加手段によって、長軸材
5の軸方向に引き延ばす方向の張力を付加すると同時に
軸芯の回りに回転させる。この状態て各長軸材5のほぼ
全長にわたる誘導子11に電源から交番電力を供給して
、所定時間誘導加熱することにより、最終的に長軸材5
の全体が所定温度に昇温したら誘導子11の通電加熱を
停止する。
5の軸方向に引き延ばす方向の張力を付加すると同時に
軸芯の回りに回転させる。この状態て各長軸材5のほぼ
全長にわたる誘導子11に電源から交番電力を供給して
、所定時間誘導加熱することにより、最終的に長軸材5
の全体が所定温度に昇温したら誘導子11の通電加熱を
停止する。
この後、徐々に放熱させ、焼戻し処理をする。上述の加
熱焼戻し処理中、長軸材5は軸方向に張力を受けている
ので、熱処理に伴う曲りの発生を防止でき、真直な処理
品を得ることができるものである。
熱焼戻し処理中、長軸材5は軸方向に張力を受けている
ので、熱処理に伴う曲りの発生を防止でき、真直な処理
品を得ることができるものである。
焼戻し処理を完了した各長軸材5は、下降し、チェーン
コンベヤ8の各載置台9上に置かれる。
コンベヤ8の各載置台9上に置かれる。
そして、チェーンコンベヤ8を1ストローク送り動作さ
せ、2つの長軸材5を仕上工程に搬入する。
せ、2つの長軸材5を仕上工程に搬入する。
仕上工程では、各長軸材5の水切り、あるいはスケール
取り(エアバッジ)等の仕上作業を行う。
取り(エアバッジ)等の仕上作業を行う。
作業後、チェーンコンベヤ8を1ストローク送り動作さ
せ、2つの長軸材5を排出工程に搬入する。
せ、2つの長軸材5を排出工程に搬入する。
次に、排出工程では、図示しない排出機構を作動してチ
ェーンコンベヤ8より長軸材5を取り出して、製品置場
に載置し、一連の作業を完了する。
ェーンコンベヤ8より長軸材5を取り出して、製品置場
に載置し、一連の作業を完了する。
なお、本実施例では、長軸材5の焼入れ、および焼戻し
工程を有する熱処理方法について説明したが、本発明方
法はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱することなく、その他、焼鈍、規準等の各熱処理に対
応して作業工程を変更しても良い。例えば、焼鈍や規準
処理の場合には、加熱、熱処理工程は一工程のみとなり
、冷却液ノズルも不要とされる。
工程を有する熱処理方法について説明したが、本発明方
法はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱することなく、その他、焼鈍、規準等の各熱処理に対
応して作業工程を変更しても良い。例えば、焼鈍や規準
処理の場合には、加熱、熱処理工程は一工程のみとなり
、冷却液ノズルも不要とされる。
また、被熱処理物の全体を熱処理するケースばかつてな
く、表面焼入れ等表層部だけの熱処理を施すようにもで
きるものである。
く、表面焼入れ等表層部だけの熱処理を施すようにもで
きるものである。
上述の実施例では、各工程ごとに説明したが、各工程は
、同時に並行処理されるもので、処理能率を向上できる
ものである。
、同時に並行処理されるもので、処理能率を向上できる
ものである。
次に、本発明方法における焼入れ、焼戻し工程に用いる
誘導加熱による熱処理装置の実施例について説明する。
誘導加熱による熱処理装置の実施例について説明する。
第2図は、熱処理装置の一例を示す概略説明線図であり
、図で5は被処理物である長軸材、8はチェーンコンベ
ヤ、9は載置台、12は回転および張力付加手段、13
は誘導加熱装置部である。
、図で5は被処理物である長軸材、8はチェーンコンベ
ヤ、9は載置台、12は回転および張力付加手段、13
は誘導加熱装置部である。
回転および張力付加手段12は、その詳細を第3図に示
す如く、チャック14を設けたワーク回転用ブレーキモ
ータ15と、張力付加機構16と、昇降機構17とを具
備する。
す如く、チャック14を設けたワーク回転用ブレーキモ
ータ15と、張力付加機構16と、昇降機構17とを具
備する。
昇降機構17は、床上に設置し、その昇降ロッド18の
先端部には、張力付加機構16を設置する。
先端部には、張力付加機構16を設置する。
張力付加機構16は、パルスモータ19.送りねじ軸2
0.及びばね21とを有し、爪台22を矢印へ方向に引
張る張力を付加するように構成する。
0.及びばね21とを有し、爪台22を矢印へ方向に引
張る張力を付加するように構成する。
爪台22には、案内軌条23を設ける。この案内軌条2
3上には、ワーク回転用ブレーキモータ15を、爪台前
後進シリンダ24によって摺動されるように装着する。
3上には、ワーク回転用ブレーキモータ15を、爪台前
後進シリンダ24によって摺動されるように装着する。
ブレーキモータ15には、その主軸に連動して回動され
るチャック14を装着する。チャック14は、その爪1
4aを爪開閉シリンダ25て駆動操作され、長軸材5の
端部外周を把持可能なように構成する。
るチャック14を装着する。チャック14は、その爪1
4aを爪開閉シリンダ25て駆動操作され、長軸材5の
端部外周を把持可能なように構成する。
次に、誘導加熱装置部I3について、第2図。
第4図及び第5図を参照しながら説明する。
誘導加熱装置部13は、長軸材5の長さ方向のほぼ全長
に平行して延在するよう対応した長尺の導体26を有す
る。
に平行して延在するよう対応した長尺の導体26を有す
る。
導体26は、その誘導加熱すべき長軸材5と対向する部
分の背後に、磁束の漏洩を防止して電気効率を高めるた
めの鉄心27(硅素鋼板を積層したもの等)を設置しで
ある。鉄心を設置した導体26は、その両端部でそれぞ
れ上方に立ち上り、さらに折曲して連続するよう導体2
6と平行に延在して一対の端子部28を形成する。
分の背後に、磁束の漏洩を防止して電気効率を高めるた
めの鉄心27(硅素鋼板を積層したもの等)を設置しで
ある。鉄心を設置した導体26は、その両端部でそれぞ
れ上方に立ち上り、さらに折曲して連続するよう導体2
6と平行に延在して一対の端子部28を形成する。
一対の端子部28は、電源3に接続する。なお、導体2
6及び端子部28は、一連中空矩形管状に構成し、その
内部に冷却水を通して冷却するように構成する。
6及び端子部28は、一連中空矩形管状に構成し、その
内部に冷却水を通して冷却するように構成する。
第4図に示す如く、焼入れ装置の場合等には、誘導加熱
される長軸材5に対応して、冷却液ノズル29を設け、
加熱した長軸材5に向けて冷却液を噴射し、冷却可能に
構成する。
される長軸材5に対応して、冷却液ノズル29を設け、
加熱した長軸材5に向けて冷却液を噴射し、冷却可能に
構成する。
なお、−本の長軸材5に対応して、複数の誘導加熱装置
部13を設置して構成しても良いことは勿論である。
部13を設置して構成しても良いことは勿論である。
上述した、第2図に例示する誘導加熱装置部13は、長
軸材5のほぼ全長に対応して構成したものであるが、こ
れは、被加熱物の所定加熱部分に対応して構成しても良
い。例えば第6図に示す如く、ねじ軸30におけるねじ
部31の表面焼入れ等のように、被加熱処理物の熱処理
を施すべき部位が、必ずしも被加熱処理物の全長にわた
るものではないが、かなりの長い範囲にわたる場合があ
る。
軸材5のほぼ全長に対応して構成したものであるが、こ
れは、被加熱物の所定加熱部分に対応して構成しても良
い。例えば第6図に示す如く、ねじ軸30におけるねじ
部31の表面焼入れ等のように、被加熱処理物の熱処理
を施すべき部位が、必ずしも被加熱処理物の全長にわた
るものではないが、かなりの長い範囲にわたる場合があ
る。
この場合には、被加熱処理物の、熱処理を施すべき部分
に対応する長さを有する誘導加熱装置部13にて、熱処
理を施すべき部位の全長を同時に、加熱し、熱処理をす
るように構成することは勿論である。
に対応する長さを有する誘導加熱装置部13にて、熱処
理を施すべき部位の全長を同時に、加熱し、熱処理をす
るように構成することは勿論である。
次に、上述のように構成した本例装置の作動を説明する
。
。
まず、長軸材5を、チェーンコンベヤ8の載置台9上に
のせて、第2図及び第4図に示すように本例装置を設置
した焼入れ、又は焼戻し部所へ搬入する。
のせて、第2図及び第4図に示すように本例装置を設置
した焼入れ、又は焼戻し部所へ搬入する。
次に、時期位置にある回転および張力付加手段12は、
その爪台前後進シリンダ24を作動して、爪台22を矢
印B方向に移動し、チャック14内に長軸材5の端部を
挿入して停止する。次に、この状態で爪開閉シリンダ2
5を駆動し、爪14aで長軸材5の外周端部を把持する
。
その爪台前後進シリンダ24を作動して、爪台22を矢
印B方向に移動し、チャック14内に長軸材5の端部を
挿入して停止する。次に、この状態で爪開閉シリンダ2
5を駆動し、爪14aで長軸材5の外周端部を把持する
。
次に、昇降機構17を作動し、長軸材5を、誘導加熱装
置部13の平行直下となる対応位置に上昇させ位置決め
する。次に、ワーク回転用ブレーキモータ15を駆動し
、長軸材5を、その軸心を中心として所定回転数で回転
する。
置部13の平行直下となる対応位置に上昇させ位置決め
する。次に、ワーク回転用ブレーキモータ15を駆動し
、長軸材5を、その軸心を中心として所定回転数で回転
する。
これと同時に、張力付加機構16を作動して、爪台22
上のブレーキモータ15及びチャック14を介して長軸
材5に矢印六方向の張力を与え、長軸材の真直度を高く
保つようにする。
上のブレーキモータ15及びチャック14を介して長軸
材5に矢印六方向の張力を与え、長軸材の真直度を高く
保つようにする。
この状態で、誘導加熱装置部13は、その導体26に、
電源3から交番電力を供給し、長軸材5のほぼ全長にわ
たる周部対応部位を同時に誘導加熱する。
電源3から交番電力を供給し、長軸材5のほぼ全長にわ
たる周部対応部位を同時に誘導加熱する。
すなわち、第4図の斜視図に示す如く、誘導子である導
体26に交番電流Iか流れると、長軸材5の導体26に
対向する部分に誘導電流iが誘起されて流れ、長軸材5
の導体26に対向する部分がほぼ全長にわたり同時に加
熱される。また、長軸材5には、回転が付与されている
ので、長軸材5はその全周にわたって誘導加熱される。
体26に交番電流Iか流れると、長軸材5の導体26に
対向する部分に誘導電流iが誘起されて流れ、長軸材5
の導体26に対向する部分がほぼ全長にわたり同時に加
熱される。また、長軸材5には、回転が付与されている
ので、長軸材5はその全周にわたって誘導加熱される。
さらに、長軸材5には、その軸線に沿って互いに両端側
に向けて引張る張力が付与されているので、熱処理由に
長軸材5が曲がろうとする力を押えて、長軸材5を真直
度を高く保つことができる。
に向けて引張る張力が付与されているので、熱処理由に
長軸材5が曲がろうとする力を押えて、長軸材5を真直
度を高く保つことができる。
また、焼入れ等の場合には、冷却液ノズル29から、加
熱された長軸材5の全体に冷却液をかけて冷却する。
熱された長軸材5の全体に冷却液をかけて冷却する。
なお、長軸材5の外径が大きく、その全周に同時に冷却
液をかけて冷却できない場合には、いわゆる移動焼入れ
の場合と同様に、誘導子である導体26の直下で所定温
度まで加熱昇温した部分を、小角度回動した位置で冷却
液ノズル29から噴出させた冷却液によって順次焼入れ
を施すようにしてもよい。
液をかけて冷却できない場合には、いわゆる移動焼入れ
の場合と同様に、誘導子である導体26の直下で所定温
度まで加熱昇温した部分を、小角度回動した位置で冷却
液ノズル29から噴出させた冷却液によって順次焼入れ
を施すようにしてもよい。
上述の如くして熱処理を完了した長軸材5は、回転およ
び張力付加手段12を停止して、回動と張力の付与を解
除する。次に、長軸材5は、昇降機構を下降動作させ、
チェーンコンベヤ8上の載置台9上に置かれ、その両端
部を把持していたチャック14を解除して搬送可能に載
置され、次の工程に搬送できる状態となる。
び張力付加手段12を停止して、回動と張力の付与を解
除する。次に、長軸材5は、昇降機構を下降動作させ、
チェーンコンベヤ8上の載置台9上に置かれ、その両端
部を把持していたチャック14を解除して搬送可能に載
置され、次の工程に搬送できる状態となる。
H、発明の効果
以上詳述したように、本発明の長軸材の熱処理方法と装
置によれば、被処理物である長軸材に張力と回転を与え
ながら、長軸材のほぼ全長にわたって、又は熱処理を施
すべき部位の全長にわたって同時に熱処理を施すように
し、この方法は、回転および張力付加手段と、誘導加熱
装置部とを有する熱処理装置で実行するようにしたので
、長軸材のほぼ全長にわたって熱処理を施すことができ
、しかも長軸材の全体にわたって真直度を保つことがで
きるものである。これは従来の手段では、長軸材の両端
部の熱処理が難しく、また、別工程でその両端部の曲り
の矯正をしても真直度が得にくかったものに比し、極め
て良好な結果が得られるものである。
置によれば、被処理物である長軸材に張力と回転を与え
ながら、長軸材のほぼ全長にわたって、又は熱処理を施
すべき部位の全長にわたって同時に熱処理を施すように
し、この方法は、回転および張力付加手段と、誘導加熱
装置部とを有する熱処理装置で実行するようにしたので
、長軸材のほぼ全長にわたって熱処理を施すことができ
、しかも長軸材の全体にわたって真直度を保つことがで
きるものである。これは従来の手段では、長軸材の両端
部の熱処理が難しく、また、別工程でその両端部の曲り
の矯正をしても真直度が得にくかったものに比し、極め
て良好な結果が得られるものである。
また、本発明によれば、真直度の高い熱処理材を曲りの
矯正工程を省略した一工程で製造でき、廉価な製品を提
供できるという効果がある。
矯正工程を省略した一工程で製造でき、廉価な製品を提
供できるという効果がある。
さらに、誘導加熱による迅速加熱による熱処理を並列処
理で実行できるので、生産性を向上できるという効果が
ある。
理で実行できるので、生産性を向上できるという効果が
ある。
第1図は本発明の長軸材の熱処理方法と装置の実施例を
示す全体概略説明線図、第2図はその熱処理装置部分の
概略構成図、第3図はその要部の構成線図、第4図は第
2図IV−IV線断面図、第5図はその要部の部分断面
斜視図、第6図は他の構成例を示す概略説明図、第7図
は従来の熱処理手段を示す説明図、第8図はその送りロ
ーラ部分を示す側面図である。 5・・・長軸材、8・・・チェーンコンベヤ、10.1
1・・・誘導子、12・・・回転及び張力付加手段、I
3・・誘導加熱装置部、14・・・チャック、15・・
・ワーク回転用ブレーキモータ、16・・・張力付加機
構、17・・・昇降機構、26・・・導体。 第4図 第8図
示す全体概略説明線図、第2図はその熱処理装置部分の
概略構成図、第3図はその要部の構成線図、第4図は第
2図IV−IV線断面図、第5図はその要部の部分断面
斜視図、第6図は他の構成例を示す概略説明図、第7図
は従来の熱処理手段を示す説明図、第8図はその送りロ
ーラ部分を示す側面図である。 5・・・長軸材、8・・・チェーンコンベヤ、10.1
1・・・誘導子、12・・・回転及び張力付加手段、I
3・・誘導加熱装置部、14・・・チャック、15・・
・ワーク回転用ブレーキモータ、16・・・張力付加機
構、17・・・昇降機構、26・・・導体。 第4図 第8図
Claims (2)
- (1)被処理物である長軸材に、軸方向の張力と、軸心
回りの回転を与えながら、上記長軸材のほぼ全長にわた
って、又は熱処理を施すべき部位の全長にわたって、同
時に熱処理を施すことを特徴とする長軸材の熱処理方法
。 - (2)被処理物である長軸材を誘導加熱により熱処理を
行う熱処理装置において、 上記長軸材の両端を把持して上記長軸材に軸方向の張力
を付与するとともに、軸心を中心として回転せしめるよ
うにした回転及び張力付加手段と、上記長軸材のほぼ全
長にわたって、又は熱処理を施すべき部位の全長にわた
って、上記長軸材の軸方向に延在して上記長軸材に対向
する導体部分を有する誘導子と、 上記誘導子に交番電力を供給する電源装置とを備えたこ
とを特徴とする長尺材の熱処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2160821A JPH0452228A (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 長軸材の熱処理方法と装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2160821A JPH0452228A (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 長軸材の熱処理方法と装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0452228A true JPH0452228A (ja) | 1992-02-20 |
Family
ID=15723146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2160821A Pending JPH0452228A (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 長軸材の熱処理方法と装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0452228A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100507342B1 (ko) * | 2002-08-07 | 2005-08-09 | 정재웅 | 체인 연결핀 열처리장치 |
-
1990
- 1990-06-19 JP JP2160821A patent/JPH0452228A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100507342B1 (ko) * | 2002-08-07 | 2005-08-09 | 정재웅 | 체인 연결핀 열처리장치 |
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