JPH0452153Y2 - - Google Patents

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JPH0452153Y2
JPH0452153Y2 JP17626086U JP17626086U JPH0452153Y2 JP H0452153 Y2 JPH0452153 Y2 JP H0452153Y2 JP 17626086 U JP17626086 U JP 17626086U JP 17626086 U JP17626086 U JP 17626086U JP H0452153 Y2 JPH0452153 Y2 JP H0452153Y2
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JP
Japan
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hatch
hatch cover
tip
swing lever
dustproof sheet
Prior art date
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JP17626086U
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JPS6380296U (ja
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  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鉱石や石炭などの運搬船において荷
役作業中にハツチコーミングを保護する防塵装置
の改良に関する。
(従来の技術) 鉱石や石炭等を船艙にばら積みして運搬する運
搬船では、船艙開口部を構成するハツチコーミン
グの上に荷役中の鉱石や石炭の粉粒がこぼれ落ち
て甲板上を汚したり、ハツチコーミングとハツチ
カバーとの間のシール機能を損なうことがある。
したがつて、荷役作業に当たつては船艙開口部の
周囲をシートなどで覆うか、荷役の終了後ハツチ
カバーを閉じる前にハツチコーミング上を十分に
清掃する必要があるが、いずれの場合も作業が面
倒である。
これに対して、第4図及び第5図に示すように
両開き式のハツチカバー1の先端部に防塵シート
21を取り付けた防塵装置が知られている。防塵
シート21はハツチカバー1が閉じた状態では第
4図のように先端の錘22により相対して船艙2
内に吊り下げられているが、ハツチカバー1が第
5図のようにハツチコーミング3の後方へスライ
ドして船艙2を開口すると、この防塵シート21
がハツチコーミング3を覆つて荷役中にこぼれ落
ちる鉱石や石炭の粉粒からハツチコーミング3を
保護する。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、ハツチカバー1は閉鎖時の水密性を
確保するために先端部に第4図に示すようなタイ
トニングバー13とパツキン14とを相対して備
え、またハツチカバー1の上端から滴り落ちる雨
水や海水をハツチコーミング3の側方へ排水する
ウオータガツタ15を同じく先端部に備えてい
る。ところが、これらの部材はハツチカバー1を
開いた時にいずれも防塵シート21の上方に露出
するので荷役中にこぼれ落ちた粉粒が付着しやす
く、付着した粉粒がウオータガツタ15の排水に
混入して甲板を汚染したり、ハツチカバー1の閉
動時にタイトニングバー13とパツキン14との
間に噛み込まれてパツキン14を損傷する恐れが
あつた。このような不都合を回避するには防塵シ
ート21をハツチカバー1の上端に取り付けてこ
れらの部材をハツチコーミング3と一体に保護す
れば良いが、そうするとハツチカバー1を閉じた
時に防塵シート21がタイトニングバー13やパ
ツキン14と干渉してしまう。
本考案は以上の問題点に鑑みて、労力を必要と
せずかつ必要箇所をより有効に保護できるハツチ
コーミングの防塵装置を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、船艙開口部の周縁に設けたハツチコ
ーミング上を水平に移動して船艙を開閉するハツ
チカバーにおいて、ハツチカバーの先端に近い側
面に揺動レバーの基端部を前後方向に回転自由に
取り付け、この揺動レバーの先端に長孔を形成す
るとともに、ハツチカバーの上面に防塵シートを
先端を前方に向けて載置し、この防塵シートの基
端を前記長孔内に回転及び移動自由に挿入したピ
ンで支持する一方、ハツチカバーの移動に伴い揺
動レバーに当接して揺動レバーを逆方向へ回動さ
せる回動部材を閉鎖位置のハツチカバーの先端部
及び基端部の近傍のハツチコーミングに固設して
いる。
(作用) ハツチカバーの開動時にはハツチカバーととも
に後退する揺動レバーが基端側の回動部材に当接
して前方へ回動し、長孔内のピンをハツチカバー
に沿つて前方へ移動させる。これにより、ピンに
基端部を係止した防塵シートがハツチカバーの前
方へ送り出され、ハツチカバーの先端とハツチコ
ーミングとを覆う。また、ハツチカバーの閉動時
には前傾していた揺動レバーが先端側の回動部材
に当接して後方へ回動し、後退するピンを介して
防塵シートをハツチカバーの上に引き上げる。
(実施例) 第1図〜第3図に本考案の第1実施例を示す。
第1図において、1は両開き式のハツチカバ
ー、2は船艙、3は甲板4に立設したハツチコー
ミングである。ハツチカバー1は図のように相対
するもう一方のハツチカバー1と突き合わされて
船艙2を閉ざす一方、基端側のハツチコーミング
3の後方へ移動することにより船艙2を開口す
る。
ハツチカバー1の先端に近い側面には支点5を
中心に前後方向に回転する揺動レバー6が取り付
けられる。揺動レバー6はハツチカバー1の上方
に突出する長さを備え、その先端には第2図に示
すように長手方向に長孔7が形成される。また、
ハツチカバー1の上面には先端を前方に向けた防
塵シート9が載置される。この、防塵シート9は
ハツチカバー1の高さを上回る長さとハツチカバ
ー1の幅にほぼ等しい幅とを備え、その基端部は
ブラケツト8に係止される。ブラケツト8には側
方へ向けてピン10が突設され、このピン10が
揺動レバー6の長孔7に回転及び長手方向への移
動自由に挿入される。
一方、ハツチコーミング3には閉じた状態のハ
ツチカバー1の先端及び基端に近い位置に回動部
材11と12が立設される。この回動部材11と
12はそれぞれハツチカバー1とともに移動する
揺動レバー6に当接してこれを逆方向に回動する
ように、揺動レバー6の移動経路上に臨んで設け
られる。
次に作用を説明する。
第1図のようにハツチカバー1が閉じた状態で
は揺動レバー6は第2図のように後傾し、防塵シ
ート9はハツチカバー1の上面に載置されてい
る。また、ブラケツト8のピン10は長孔7の上
端に位置している。ハツチカバー1が矢示の方向
に開動し、やがてハツチカバー1の先端が基端側
のハツチコーミング3の上方にさしかかると、第
3図のように回動部材12が揺動レバー6に当接
し、これを前方へと回動する。この時、円孤状を
描いて移動する揺動レバー6の先端部に対し、ピ
ン10は長孔7内を移動しながらハツチカバー1
上を前進し、ブラケツト8を介して防塵シート9
を前方へと送り出す。こうして、ハツチカバー1
の開動が完了した時点では防塵シート9は図の実
線に示すようにハツチカバー1の先端からハツチ
コーミング3の内側へ吊り下げられた状態とな
る。
荷役作業はこの状態で行なわれるが、ハツチコ
ーミング3はハツチカバー1の先端に取り付けた
パツキン14やウオータガツタ15などの部材と
ともに防塵シート9に覆われているため、荷役中
にこぼれ落ちた積み荷の粉粒などの異物がこれら
の上に堆積する恐れはない。そのため、荷役作業
の終了後は清掃を行なうことなく直ちにハツチカ
バー1を閉鎖することができる。
一方、閉動時のハツチカバー1は防塵シート9
を前方に吊り下げたまま前進するが、閉動の完了
間際に先端側の回動部材11が前傾している揺動
レバー6に当接してこれを後方へ回動する。これ
により、ピン10は長孔7内を移動しつつ後退
し、ブラケツト8を介して防塵シート9をハツチ
カバー1の上に引き上げる。したがつて、防塵シ
ート9がハツチカバー1の閉動の邪魔になること
はなく、ハツチカバー1はパツキン14と相対す
るタイトニングバー13とを密着させて船艙2を
完全に閉鎖する。
(考案の効果) 以上のように、本考案はハツチカバーの側面に
前後方向に回転する揺動レバーを設け、ハツチコ
ーミングにこれを回動する回動部材を固設すると
ともに、揺動レバーの先端に長孔を形成し、ハツ
チカバーの上面に載置した防塵シートの基端部を
この長孔に挿入したピンに係止したため、ハツチ
カバーの開動時には揺動レバーが基端側の回動部
材に当接して前傾し、前進するピンに支持された
防塵シートを前方へ送り出してハツチコーミング
とハツチカバーの先端部とを保護する一方、ハツ
チカバーの閉動時にはこの揺動レバーが先端側の
回動部材に当接して後傾し、ピンを後方に移動さ
せて防塵シートをハツチカバー上に引き上げる。
このため、荷役時に必要なハツチコーミング及び
ハツチカバー先端部の防塵処置を自動的かつ効果
的に行なうことができ、荷役に付帯する作業の負
担が著しく軽減される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すハツチカバーの
側面図、第2図は同じく閉鎖状態のハツチカバー
先端部の側面図、第3図は開いた状態のハツチカ
バー先端部の側面図である。また、第4図は従来
例を示す閉鎖状態のハツチカバー先端部の断面
図、第5図は同じく開いた状態のハツチカンバー
先端部の断面図である。 1……ハツチカバー、2……船艙、3……ハツ
チコーミング、6……揺動レバー、7……長孔、
9……防塵シート、10……ピン、11,12…
…回動部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 船艙開口部の周縁に設けたハツチコーミング上
    を水平に移動して船艙を開閉するハツチカバーに
    おいて、ハツチカバーの先端に近い側面に揺動レ
    バーの基端部を前後方向に回転自由に取り付け、
    この揺動レバーの先端に長孔を形成するととも
    に、ハツチカバーの上面に防塵シートを先端を前
    方に向けて載置し、この防塵シートの基端を前記
    長孔内に回転及び移動自由に挿入したピンで支持
    する一方、ハツチカバーの移動に伴い揺動レバー
    に当接して揺動レバーを逆方向へ回動させる回動
    部材を閉鎖位置のハツチカバーの先端部及び基端
    部の近傍のハツチコーミングに固設したことを特
    徴とするハツチコーミングの防塵装置。
JP17626086U 1986-11-17 1986-11-17 Expired JPH0452153Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17626086U JPH0452153Y2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17626086U JPH0452153Y2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6380296U JPS6380296U (ja) 1988-05-27
JPH0452153Y2 true JPH0452153Y2 (ja) 1992-12-08

Family

ID=31116336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17626086U Expired JPH0452153Y2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17

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JPS6380296U (ja) 1988-05-27

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