JPH04122293U - 車両艙の通風採光用開口 - Google Patents

車両艙の通風採光用開口

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JPH04122293U
JPH04122293U JP3571791U JP3571791U JPH04122293U JP H04122293 U JPH04122293 U JP H04122293U JP 3571791 U JP3571791 U JP 3571791U JP 3571791 U JP3571791 U JP 3571791U JP H04122293 U JPH04122293 U JP H04122293U
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JP
Japan
Prior art keywords
closing plate
steel
opening
vehicle hold
plate
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Pending
Application number
JP3571791U
Other languages
English (en)
Inventor
総一郎 滝田
Original Assignee
株式会社新来島どつく
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Publication date
Application filed by 株式会社新来島どつく filed Critical 株式会社新来島どつく
Priority to JP3571791U priority Critical patent/JPH04122293U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自走にて車両を積み込みもしくは積み卸しす
る、自動車運搬船または渡航船の車両艙内の排気ガスの
換気効率および採光性をよくする。 【構成】 車両艙の船体外板の外側に開く鋼製塞ぎ板、
該鋼製塞ぎ板の上端を船体外板と連結するヒンジピン、
該鋼製塞ぎ板をヒンジ開閉させるエアシリンダ、平鋼板
製のル−バ、鋼製塞ぎ板四周に貼着する合成ゴム製ガス
ケットおよび鋼製塞ぎ板の車両艙側に配設する回転式締
め付けクリップとから構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車運搬船または渡航船の車両艙における通風用および採光用 の船体外板開口に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の通風用および採光用の外板開口は、外洋を航行する長距離運航 船には設けられておらず、湾内や瀬戸内海等の平水区域を航行する短距離運航船 には閉鎖機能を有しない常時開口型のものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたもののうち前者にあっては、自走にて車両を自動車運搬船 または渡航船の車両艙に積み込みおよび積み卸しを行う場合、該車両艙には船体 外板に開口がないので、自走車両が発生する排気ガスが該車両艙内に充満し、該 車両艙用の機械式通風装置だけでは充分な換気ができず、ドライバ−の健康を損 ねるという問題点を有していた。
【0004】 また、後者にあっては、常時開口しているので、換気性および採光性は充分確 保できるものの、荒天時の航海中には、波浪によるしぶきが、この開口部から車 両艙に打ち込んで、積み付けしている車両に降り掛かり車両を傷めるという問題 点を有していた。
【0005】 この考案は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とす るところは、車両の積み込み時および積み卸し時には、車両艙の船体外板の鋼製 塞ぎ板を開放して開口を確保し、通風用および採光用に利用し、良好な換気によ りドライバ−の健康を損ねることなく、また航海中の車両艙への波浪の打ち込み が懸念されるときには、該外板開口部を鋼製塞ぎ板にて塞ぐことのできる車両艙 の通風採光用開口を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案における車両艙の通風採光用開口は、船 体外板の外側に開く鋼製塞ぎ板、該鋼製塞ぎ板の上端を船体外板と連結するヒン ジピン、該鋼製塞ぎ板をヒンジ開閉させるエアシリンダおよび該船体外板開口部 に固設する平鋼板製ル−バとから構成されており、車両艙への自走による車両の 積み込み時および積み卸し時には、船体外板の外側に開く鋼製塞ぎ板を開放して 通風および採光用に使用し、航海中は該鋼製塞ぎ板にて閉鎖して波浪の打ち込み を防いでなるもである。
【0007】 また、船体外板への鋼製塞ぎ板の締め付けは、該鋼製塞ぎ板の四周に合成ゴム 製ガスケットを貼着しておき、該鋼製塞ぎ板に配設している鋼製回転式締め付け クリップにて、艙内側から船体外板に密着させて風雨密性を確保する。
【0008】
【作用】
上端にヒンジピンを有する外開き式鋼製塞ぎ板は、エアシリンダの初期閉鎖操 作にて自己閉鎖性を持っている。外側に向かって下り勾配を有する平鋼板製ル− バは、雨天時に車両艙内に雨が降り込むのを防ぐとともに、人または物が海中へ の落下するのを防ぐ。
【0009】
【実施例】
実施例について、図面を参照して説明する。
【0010】 図1〜図3において、船体外板の外側に向かって開く鋼製塞ぎ板1は、船体外 板6と略同じ厚みを有し、その上端は船体外板6とヒンジピン2にて連結するた めにヒンジピン2の挿通孔を有し、下端部には車両甲板7上にエアシリンダ台5 に支持されるエアシリンダ4の先端のエアシリンダ止めピ−ス10と連結されて いる。
【0011】 そして、船体外板6の開口部には、平鋼板製のル−バ3が外下がり勾配を保持 して車両艙の長さ方向に水平に固設される。
【0012】 鋼製塞ぎ板1の車両艙側の四周には、合成ゴム製ガスケット8を貼着しておき 、該鋼製塞ぎ板1を、エアシリンダ4を作動させて閉鎖したときには、回転式締 め付けクリップ9で該鋼製塞ぎ板1を合成ゴム製ガスケットを介して船体外板6 に締め付けて風雨密性を確保する。
【0013】
【考案の効果】
この考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 自走荷役による車両が発生する排気ガスも、この車両艙の通風採光用開口を開放 することによって、機械式通風排気の際に外気の自然吸気口となり、短時間にて 換気が可能となる。また、該開口の鋼製塞ぎ板は、上端がヒンジの外開き式なの で、締め付けが簡単にできるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例に係る車両艙の通風採光用開
口の閉鎖時の要部略示断面図である。
【図2】この考案の実施例に係る車両艙の通風採光用開
口の開放時の要部略示断面図である。
【図3】この考案の船体外板開口部の鋼製ヒンジ開閉式
塞ぎ板の要部略示斜視図である。
【符号の説明】
1 鋼製塞ぎ板 2 ヒンジピン 3 平鋼板製ル−バ 4 エアシリンダ 5 エアシリンダ台 6 船体外板 7 車両甲板 8 合成ゴム製ガスケット 9 回転式締め付けクリップ 10 エアシリンダ止めピ−ス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走にて車両を積み込みもしくは積み卸
    しをする自動車運搬船または渡航船の車両艙にあって、
    船体外板の外側に開く鋼製塞ぎ板、該鋼製塞ぎ板の上端
    を船体外板と連結するヒンジピン、該鋼製塞ぎ板をヒン
    ジ開閉させるエアシリンダおよび該船体外板の開口部に
    固設する平鋼板製ル−バとから構成され、車両艙への積
    み込み時および車両艙からの積み卸し時に、車両艙の船
    体外板の開口部の鋼製塞ぎ板を開放し、該開口部を通風
    および採光用として使用し、航海中は該開口部を鋼製塞
    ぎ板にて閉鎖し、該車両艙への波浪の打ち込みを防い
    で、自走による車両の積み込み時もしくは積み卸し時に
    通風および採光用開口として利用することを特徴とする
    車両艙の通風採光用開口。
JP3571791U 1991-04-18 1991-04-18 車両艙の通風採光用開口 Pending JPH04122293U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100988166B1 (ko) * 2008-05-08 2010-10-19 (주)대원마린텍 선박용 채광창의 무노출 프레임 조립방법 및 그 작업공정
JP2011051399A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Nippon Yusen Kk 自動車専用船
JP2013537140A (ja) * 2010-09-16 2013-09-30 ヴォッベン プロパティーズ ゲーエムベーハー 通気装置を有する船

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