JPH0452056A - 薄鋼板用スラブの連続鋳造方法 - Google Patents
薄鋼板用スラブの連続鋳造方法Info
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- JPH0452056A JPH0452056A JP15775890A JP15775890A JPH0452056A JP H0452056 A JPH0452056 A JP H0452056A JP 15775890 A JP15775890 A JP 15775890A JP 15775890 A JP15775890 A JP 15775890A JP H0452056 A JPH0452056 A JP H0452056A
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- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、連続鋳造による介在物系表面欠陥の極めて少
ない薄鋼板用スラブの製造方法に関する。
ない薄鋼板用スラブの製造方法に関する。
連続鋳造方法による薄鋼板用スラブの製造においては、
タンデイツシュ等の中間容器から浸漬ノズルを介してモ
ールド内へ溶鋼を注入している。
タンデイツシュ等の中間容器から浸漬ノズルを介してモ
ールド内へ溶鋼を注入している。
この場合溶鋼中のアルミナがノズル内面へ付着堆積し、
ノズルを詰まらせ、その結果甚だしい場合には鋳造を中
断せざるを得なくなる。
ノズルを詰まらせ、その結果甚だしい場合には鋳造を中
断せざるを得なくなる。
かかる問題に対し従来は、特開昭５９−２１８２１＋５
号公報に開示されているように、浸漬ノズル本体内に不
活性ガス吹込み用のスリットを設け、かつ該スリットの
内側に多孔質耐火物を設け、スリットと多孔質耐火物を
介してノズルの内面よりＡｒガス等の不活性ガスを吹込
み、浸漬ノズル内面と溶鋼との間にガス膜を形成するこ
とによって、内面のへアルミナの何着を防止している。
号公報に開示されているように、浸漬ノズル本体内に不
活性ガス吹込み用のスリットを設け、かつ該スリットの
内側に多孔質耐火物を設け、スリットと多孔質耐火物を
介してノズルの内面よりＡｒガス等の不活性ガスを吹込
み、浸漬ノズル内面と溶鋼との間にガス膜を形成するこ
とによって、内面のへアルミナの何着を防止している。
さらに近年の介在物系欠陥に対する要求の厳しい鋼種に
対しては、この内面からの不活性ガスの吹込みの有無の
みではなく、吹込んでいる流量を鋳造条件に依って、最
適範囲に設定・制御する必要があることが特開昭６１−
２５５７５１号公報に開示されている。
対しては、この内面からの不活性ガスの吹込みの有無の
みではなく、吹込んでいる流量を鋳造条件に依って、最
適範囲に設定・制御する必要があることが特開昭６１−
２５５７５１号公報に開示されている。
しかし最近の自動車用外板材等に使用されるＣ ：０．
０１９６以下に制限した薄板用スラブを鋳造する際には
、上記技術を適用してもスラブ表層付近に存在する介在
物が原因となる欠陥が多発するため、スラブの段階で表
層数ｍｍの鉄分を溶剤除去する必要があり、歩留低下９
品質異常、物流の乱れおよび製造工期の延長など多大の
問題を有していた。
０１９６以下に制限した薄板用スラブを鋳造する際には
、上記技術を適用してもスラブ表層付近に存在する介在
物が原因となる欠陥が多発するため、スラブの段階で表
層数ｍｍの鉄分を溶剤除去する必要があり、歩留低下９
品質異常、物流の乱れおよび製造工期の延長など多大の
問題を有していた。
本発明は」−記問題点を解決し、鋳造中のノズルへのア
ルミナ付着によるノズル閉塞を防止しつ一つ、表層介在
物欠陥のない薄鋼板用スラブを、歩留よく且つ安定に鋳
造することを目的とする。
ルミナ付着によるノズル閉塞を防止しつ一つ、表層介在
物欠陥のない薄鋼板用スラブを、歩留よく且つ安定に鋳
造することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、炭素含有量０．０１％以
下の薄鋼板用スラブの連続鋳造に際し、ガス吹込み用多
孔質部の冷間通気量が圧力ＩＫｇ／ｃｍ２において２０
０〜５５０Ｎ ！！ ／ｍｉｎ −ｍ２である浸漬ノズ
ルを使用して鋳造することを特徴とする薄鋼板用スラブ
の連続鋳造方法である。
下の薄鋼板用スラブの連続鋳造に際し、ガス吹込み用多
孔質部の冷間通気量が圧力ＩＫｇ／ｃｍ２において２０
０〜５５０Ｎ ！！ ／ｍｉｎ −ｍ２である浸漬ノズ
ルを使用して鋳造することを特徴とする薄鋼板用スラブ
の連続鋳造方法である。
以下作用とともに、図面に基づき本発明を説明する。
第１図は本発明における連続鋳造方法の適性シンを説明
する図面、第２図（ａ） 、 （ｂ）、 （ｃ）は連続
鋳造方法における鋳型内の状況を説明する略側断面図で
ある。 １は浸漬ノズル、２は溶融パウダ、３は水冷鋳
型（以下単に鋳型と称する）、４は溶鋼吐出噴流、５は
吐出口、 ６ａは過大な気泡。
する図面、第２図（ａ） 、 （ｂ）、 （ｃ）は連続
鋳造方法における鋳型内の状況を説明する略側断面図で
ある。 １は浸漬ノズル、２は溶融パウダ、３は水冷鋳
型（以下単に鋳型と称する）、４は溶鋼吐出噴流、５は
吐出口、 ６ａは過大な気泡。
６ｂは適性な大きさの気泡、 ６Ｃは過小な気泡である
。
。
第２図に示すように、連続鋳造工程においては溶鋼が浸
漬ノズル１を介して鋳型３内へ導かれるが浸漬ノズノ１
１の内面にアルミナや地金が付着堆積するので、ノズル
が閉塞するのを防ぎ、かつ鋳型３内での溶鋼中の介在物
を浮上除去するため、浸漬ノズル１の内部に設けられた
スリットを介して、浸漬ノズル１の内面より不活性ガス
を均一に吹込むことがよく行われている。
漬ノズル１を介して鋳型３内へ導かれるが浸漬ノズノ１
１の内面にアルミナや地金が付着堆積するので、ノズル
が閉塞するのを防ぎ、かつ鋳型３内での溶鋼中の介在物
を浮上除去するため、浸漬ノズル１の内部に設けられた
スリットを介して、浸漬ノズル１の内面より不活性ガス
を均一に吹込むことがよく行われている。
この場合不活性ガス流量が多すぎると、ノズルの吐出口
５の近傍で粗大気泡として急浮上し、溶鋼湯面上に存在
する溶融パウダー２を撹乱せしめる。また不活性ガス流
量が少なすぎると、浸漬ノズル１の閉塞防止効果が不充
分である。従って鋳造条件によって適度の流量の不活性
ガスを吹込むことが肝要である。
５の近傍で粗大気泡として急浮上し、溶鋼湯面上に存在
する溶融パウダー２を撹乱せしめる。また不活性ガス流
量が少なすぎると、浸漬ノズル１の閉塞防止効果が不充
分である。従って鋳造条件によって適度の流量の不活性
ガスを吹込むことが肝要である。
どころか本発明者等は、この適性流量の不活性ガスを吹
込んでいる条件下でも、使用している浸漬ノズルの内面
耐火物の通気特性の違いによって鋳型３内での気泡の径
が大きく異なり、ひいては気泡の挙動および気泡の介在
物捕捉除去効果が著しく異なるため、得られるスラブの
表面品位が大きく変動することを知見した。
込んでいる条件下でも、使用している浸漬ノズルの内面
耐火物の通気特性の違いによって鋳型３内での気泡の径
が大きく異なり、ひいては気泡の挙動および気泡の介在
物捕捉除去効果が著しく異なるため、得られるスラブの
表面品位が大きく変動することを知見した。
すなわち第１図は、スラブ厚２１１５ｍｍ、スラブ幅１
５５０ ｍｍ、鋳造速度１．３ｍ／ｍｉｎ、鋳造量３．
９ｔ／ｍｉｎの条件でノズル内径９０ｍｍ、ノズル吐出
口径７０ｍｍ、スリット長さ２７０ｍｍの浸漬ノズルを
用い、なお該浸漬ノズルの冷間通気量（Ｎ ｌ！／ｍｉ
ｎ −ｍ２）を種々変えたノズルを用い、Ａｒガス供給
量を一定とし、Ｃ５０，０１％の溶鋼を鋳造してスラブ
を得、このスラブの表層２＋＋ｎ＋＋を溶剤したのち圧
延して、薄鋼板成品段階での介在物系表面疵発生率を調
べたものであるが、ここで圧力ＩＫｇ／ｃｍ２での冷間
通気量が２００〜５５０Ｎ Ｉ！ ／ｍｉｎ −ｒｎ’
の浸漬ノズルを使用する。二とによって、成品での表面
疵発生率を、管理限界である１０％以下に抑えることが
できることが判る。
５５０ ｍｍ、鋳造速度１．３ｍ／ｍｉｎ、鋳造量３．
９ｔ／ｍｉｎの条件でノズル内径９０ｍｍ、ノズル吐出
口径７０ｍｍ、スリット長さ２７０ｍｍの浸漬ノズルを
用い、なお該浸漬ノズルの冷間通気量（Ｎ ｌ！／ｍｉ
ｎ −ｍ２）を種々変えたノズルを用い、Ａｒガス供給
量を一定とし、Ｃ５０，０１％の溶鋼を鋳造してスラブ
を得、このスラブの表層２＋＋ｎ＋＋を溶剤したのち圧
延して、薄鋼板成品段階での介在物系表面疵発生率を調
べたものであるが、ここで圧力ＩＫｇ／ｃｍ２での冷間
通気量が２００〜５５０Ｎ Ｉ！ ／ｍｉｎ −ｒｎ’
の浸漬ノズルを使用する。二とによって、成品での表面
疵発生率を、管理限界である１０％以下に抑えることが
できることが判る。
つまり浸漬ノズルの内面耐火物が非常に粗粒で多孔質の
場合には、吹き込んだ不活性ガスは比較的粗大な気泡径
を形成するため、第２図（ａ）に示すように、気泡６ａ
はその合計表面積が小さいために溶鋼中の微細なアルミ
ナを吸着し、浮」二除去する効果が小さい。
場合には、吹き込んだ不活性ガスは比較的粗大な気泡径
を形成するため、第２図（ａ）に示すように、気泡６ａ
はその合計表面積が小さいために溶鋼中の微細なアルミ
ナを吸着し、浮」二除去する効果が小さい。
反対に浸漬ノズル１の内面耐火物が非常に緻密な場合に
は、第２図（Ｃ）に示すように吹き込んだ不活性ガスの
気泡径は非常に小さいために、その気泡６Ｃの浮上速度
が鋳造速度よりも小さくなり、浮上不可能となり、この
場合も微細なアルミナの吸着・浮−Ｆ除去効果が小さい
。
は、第２図（Ｃ）に示すように吹き込んだ不活性ガスの
気泡径は非常に小さいために、その気泡６Ｃの浮上速度
が鋳造速度よりも小さくなり、浮上不可能となり、この
場合も微細なアルミナの吸着・浮−Ｆ除去効果が小さい
。
浸漬ノズル１の内面耐火物が適宜のｊｌｌ時特性有する
多孔質の場合、第２図（ｂ）に示すように気泡径も適度
の大きさを有するために、溶鋼と気泡６ｂとの界面積お
よび気泡６ｂの浮上速度も適性のため、気泡６ｂは溶鋼
の吐出流４によってスラブの輻方向にほぼ全体に亘り広
がり、微細アルミナの捕捉・浮、ヒ除去効果は大きくな
る。従って、此の場合メニスカス近傍での介在物の量が
非常にすくない清浄な状態を形成・維持できるため、歩
留よく表面介在物品位の優れたスラブを製造できる。
多孔質の場合、第２図（ｂ）に示すように気泡径も適度
の大きさを有するために、溶鋼と気泡６ｂとの界面積お
よび気泡６ｂの浮上速度も適性のため、気泡６ｂは溶鋼
の吐出流４によってスラブの輻方向にほぼ全体に亘り広
がり、微細アルミナの捕捉・浮、ヒ除去効果は大きくな
る。従って、此の場合メニスカス近傍での介在物の量が
非常にすくない清浄な状態を形成・維持できるため、歩
留よく表面介在物品位の優れたスラブを製造できる。
スラブ幅＋５５０ｍｍ、スラブ厚２１１５ｍｍの自動車
外板用薄板向のＣ：０．００４％の溶鋼を鋳造速度Ｌ３
ｍ／ｍｉｎで鋳造する上で、供給圧力ＩＫｇ／ｃｍ２で
の冷間通気流量が３０ＯＮ １ ／ｍｉｎ −ｍ２の浸
漬ノズルを使用し、不活性ガス流量を３Ｎ ｌ ／１ｎ
ｉｎで鋳造した結果、従来スラブ表層数ｍｍを溶剤して
ら平にＩＬ、−（２０ｏ６も成品で発生していた表面疵
を、表層２ｍｌ７１を溶剤するのみて１０％以下に抑え
ることができた。
外板用薄板向のＣ：０．００４％の溶鋼を鋳造速度Ｌ３
ｍ／ｍｉｎで鋳造する上で、供給圧力ＩＫｇ／ｃｍ２で
の冷間通気流量が３０ＯＮ １ ／ｍｉｎ −ｍ２の浸
漬ノズルを使用し、不活性ガス流量を３Ｎ ｌ ／１ｎ
ｉｎで鋳造した結果、従来スラブ表層数ｍｍを溶剤して
ら平にＩＬ、−（２０ｏ６も成品で発生していた表面疵
を、表層２ｍｌ７１を溶剤するのみて１０％以下に抑え
ることができた。
以上説明したごとく本発明の連続鋳造方法によれば、供
給圧力ＩＫｇ／ｃｍ２での冷間通気流量を２００〜５５
０Ｎ ｌ ／ｍｉｎ −ｍ２とした浸漬ノズルを使用す
ることにより、微細介在物の捕捉・浮上除去効果が大幅
に向上し、その結果、歩留り低下はなく、表面介在物品
位の良好な薄鋼板用スラブを極めて能率的に製造するこ
とが可能である。
給圧力ＩＫｇ／ｃｍ２での冷間通気流量を２００〜５５
０Ｎ ｌ ／ｍｉｎ −ｍ２とした浸漬ノズルを使用す
ることにより、微細介在物の捕捉・浮上除去効果が大幅
に向上し、その結果、歩留り低下はなく、表面介在物品
位の良好な薄鋼板用スラブを極めて能率的に製造するこ
とが可能である。
第１図は本発明における連続鋳造方法の適性ゾーンを説
明する図面、第２図（ａ） 、 （ｂ） 、 （Ｃ）は
連続鋳造方法における鋳型内の状況を説明する略側断面
図である。 １・・・浸漬ノズル、２・・・溶融パウダー、３・・水
冷鋳型、ＩＪ・・・溶鋼吐出噴流、５・・・吐出口、
６ａ・・・過大な気泡、 ６ｂ・・・適性な大きさの気
泡、 ６ｃ・・・過小な気泡 代理２人 弁理士 秋 沢 政 光 （ほか１名） 第１図
明する図面、第２図（ａ） 、 （ｂ） 、 （Ｃ）は
連続鋳造方法における鋳型内の状況を説明する略側断面
図である。 １・・・浸漬ノズル、２・・・溶融パウダー、３・・水
冷鋳型、ＩＪ・・・溶鋼吐出噴流、５・・・吐出口、
６ａ・・・過大な気泡、 ６ｂ・・・適性な大きさの気
泡、 ６ｃ・・・過小な気泡 代理２人 弁理士 秋 沢 政 光 （ほか１名） 第１図
Claims (1)
- 炭素含有量０．０１％以下の薄鋼板用スラブの連続鋳造
に際し、ガス吹込み用多孔質部の冷間通気量が圧力１Ｋ
ｇ／ｃｍ＾２において２００〜５５０Ｎｌ／ｍｉｎ・ｍ
＾２である浸漬ノズルを使用して鋳造することを特徴と
する薄鋼板用スラブの連続鋳造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2157758A JPH0763820B2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 薄鋼板用スラブの連続鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2157758A JPH0763820B2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 薄鋼板用スラブの連続鋳造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0452056A true JPH0452056A (ja) | 1992-02-20 |
| JPH0763820B2 JPH0763820B2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=15656691
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2157758A Expired - Lifetime JPH0763820B2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 薄鋼板用スラブの連続鋳造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0763820B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10179463B2 (en) | 2015-03-27 | 2019-01-15 | Kyocera Corporation | Thermal head and thermal printer |
| JP2020171937A (ja) * | 2019-04-10 | 2020-10-22 | 日本製鉄株式会社 | 連続鋳造ノズルの予熱方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02121756A (ja) * | 1988-11-01 | 1990-05-09 | Nkk Corp | 連続鋳造用浸漬ノズル |
-
1990
- 1990-06-18 JP JP2157758A patent/JPH0763820B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02121756A (ja) * | 1988-11-01 | 1990-05-09 | Nkk Corp | 連続鋳造用浸漬ノズル |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10179463B2 (en) | 2015-03-27 | 2019-01-15 | Kyocera Corporation | Thermal head and thermal printer |
| JP2020171937A (ja) * | 2019-04-10 | 2020-10-22 | 日本製鉄株式会社 | 連続鋳造ノズルの予熱方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0763820B2 (ja) | 1995-07-12 |
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Legal Events
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