JPH0452027A - 金属ストリップの張力制御方法 - Google Patents

金属ストリップの張力制御方法

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JPH0452027A
JPH0452027A JP15668990A JP15668990A JPH0452027A JP H0452027 A JPH0452027 A JP H0452027A JP 15668990 A JP15668990 A JP 15668990A JP 15668990 A JP15668990 A JP 15668990A JP H0452027 A JPH0452027 A JP H0452027A
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tension
liquid
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tank
metallic strip
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Toshihiko Chino
千野 俊彦
Yasuo Ichii
市井 康雄
Saburo Ikeda
池田 三郎
Hironobu Ono
浩伸 大野
Mitsuru Sakuta
満 佐久田
Yuji Shimoyama
下山 雄二
Norio Takahashi
憲男 高橋
Takahiro Yamazaki
孝博 山崎
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、液中に金属ストリップを連続的に浸漬させて
通板し、洗浄、冷W、メツキ等の処理を施す設備を備え
たプロセスラインにおける金属ストリップの張力制御方
法に係り、特に、ラインの速度変化に拘わらず、タンク
入側の張力を実に一定に保つことが可能な金属ストリッ
プの張力制御方法に関する。
【従来の技術】
鋼帯等の金属ストリップを液中に連続的に通板し、該金
属ストリップに熱処理やメツキ、洗浄等の処理を施ず設
備を備えたプロセスラインにおいては、金属ストリップ
を安定して通板するために、所定の張力を金属ストリッ
プに付与している。 この張力付与は、プライドルロール、ピンチロール等の
駆動ロールを介して行われ、又、その際の張力制御は、
必要である場合には張力計を設置し、その検出値に基づ
く実張力制御を行うことが考えられるが、通常は電流制
御により行われている。しかし、その場合でも、例えば
第6図に示すような設備で、金属ストリップSがタンク
1内の薬液、水等の液2中を浸漬通板する場合の張力制
御に対しても特別な処置を講じていないのが普通である
。なお、図中3.4はプライドルロール、5.5はジン
クロール、6はリンガロール、7はデフレクタロールで
ある。
【発明が解決しようとする問題点1 しかし、液中に金属ストリップを通板する、例えば前記
第6図に示す設備をもつプロセスラインでは、金属スト
リップSを処理(通板)するに当り、タンク1内の液2
中を通板する金属ストリップには液中抵抗が生じ、その
分だけタンク1の入口の金属ストリップSに作用する張
力が変動することになるため、例えば、処理速度を上げ
た場合には、張力は緩み(低下し)、金属ストリップS
が蛇行したり、弛んだりするトラブルを発生し、又、金
属ストリップSをある一定速度で通板し、安定した張力
を維持している時に通板速度を下げた場合には、張力は
張り(増大し)、金属ストリップSを絞ってしまうトラ
ブルを生じることもあろう この問題点を解決する方法として、タンク1内に設置し
た駆動ロールにより、液中抵抗に起因する張力の変動分
を補償することが考えられるが、液中であるために摩擦
係数が小さく、金属ストリップSがスリップして逆に蛇
行したり、その表面にすり疵を発生させたりする等のト
ラブルを生じる。又、もう一つの方法としては、前述の
如く、タンク1の入口に張力計(図示せず)を設置して
、その入口側における金属ストリップの張力を一定にす
るようにタンク出側のプライドルロール4により実張力
制御することも考えられる。しかし、プライドルロール
4と張力計の間には、タンク1内のジンクロール5やそ
の他デフレクタロール7等があり、それらが干渉するた
めに(張力の伝播がロールを介して行われるために)張
力伝播の応答速度を上げることができず、それゆえに速
度の2乗に比例して変化する液中抵抗による張力変動を
抑えることが困難であるという問題があった。 本発明は、前記問題点を解決するために、タンク内の液
中を通板する金属ストリップの通板速度が変化する場合
ひあっても、液中抵抗に起因する張力変動を確実に抑え
、タンク入側の金属ストリップに作用する張力を常に一
定に保つことが可能な、金属ストリップの張力制御方法
を提供することを課題とする。 【課題を解決するための手段】 本発明は、タンク内の液の中に金属ストリップを通板す
る設備を備えたプロセスラインにおいて、通板時の金属
ストリップに生じる液中抵抗値を算出し、この液中抵抗
値をタンク出側における金属ストリップの張力設定値に
反映させて該金属ストリップの張力を制御することによ
り、上記課題を達成したものである。 [作用1 本発明においては、金属ストリップの通板速度に対応し
た液中抵抗値を算出し、その液中抵抗値を金属ストリッ
プに対する張力設定に反映させることにより、例えば、
金属ストリップの幅及び通板速度から該ストリップの液
中抵抗値を計算し、それに相当する張力弁をタンク出側
の張力設定値に加算することにより、常に安定した張力
の下で金属ストリップの通板を可能とする。 この関係を以下に具体的、且つ、詳細に説明する。 金属ストリップの液中抵抗値Ds <i、g)は次式で
算出される。 Ds=  f<W、V)     −(1)W:金属ス
トリップの幅(m ) V二通板速度(m /min ) (1)式で算出される液中抵抗値Dsをタンク出側の従
来の張力設定値Tref(kg)に加算することにより
、液中抵抗値を考慮した張力設定値TDrefが算出さ
れる。 ’丁 D ref=  丁 ref+Ds    ・−
(2)即ち、(2)式で算出される張力設定値T□re
fになるようにタンク出側に設置された張力発生装置(
プライドルロール等)の駆動力を制御することにより、
タンク入側の張力を常に一定にすることができ、他セク
ションに張力変動を与えることなく安定した通板が可能
となる。 次に、上記(1)、(2)式を具体的に算出する。 金属ストリップに沿う境界層内の流れは乱流と考えてよ
いから、金属ストリップと液の摩擦係数crは次式で与
えられる。 又、レイノズル数Reは次式で算出される。 Re = (V/60)Xj2/ν   ・ (4)℃
ニストリップの浸漬長さ(m) シ:液体の動粘性係数(TII2/5eC)ストリップ
の表裏両面が液から受ける液中抵抗値Dsは次式で算出
される。 Ds=2・Ct・(γ/20 >−(V/60) 2×
β・W          ・・・(5)γ:液比重(
i、g / tn’ ) g二重力加速度(=9.8m /sec 2)(3)〜
(5)式より次式を得る。 Ds= [(1,29・1O−5) /(10g1o(V−p)/(60・ν))]×γ・z
−w−v2     ・・・(6)一方、従来の張力設
定値Tref(kg)は次式で算出される Tref =Tu −t −W−1000・ (7)T
u :ユニット張力(kg/mv2)t:板厚(n) 従って、本発明による張力設定値TOrefは、例えば
、次式のようになる。 T□ref =TLI −t ・W・103+[(1,
29・1O−5) /(10g1o(v−iQ) /(60・ν))] ・T−℃・W X V 2         ・・・(8)
【実施例】
次に、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。 第1図は、本発明の第1実施例における制御フローを示
すブロック図である。 本実施例は、前記第6図に示したものと同構成の設備に
適用する金属ストリップの張力制御方法に係り、第1図
において、3Mは入側プライドルロール3を駆動するた
めのモータ、4Mは出側プライドルロール4用駆動モー
タ、5Mはジンクロール5用駆動モータであり、9.1
0及び11はそれぞれ上記各モータ3M、5M及び4M
の制御装置である。 図面では入側プライドルロール3が速度マスク−であり
、そのモータ制御装置9には速度指令5rerのみが入
力される。そして、張力制御は出側プライドルロール4
で行うようになっており、張力制御器(ATR)12に
は、従来の張力指令値Trefが入力されると共に、液
中抵抗値Dsが加算される。その結果、液中抵抗値Ds
が加算された後の張力指令値く設定値) T□ ref
が前記速度指令3 refと共にモータ制御装置11に
入力され、駆動モータ4Mにより上記プライドルロール
4が適正な駆動力で回転する。なお、タンク1内のジン
クロール5についてはロールがぬれているためスリップ
が発生する恐れがあるので、ATR12からの出力は入
れず、速度指令Sre[のみとしている。 本実施例では、タンクの前後にそれぞれプライドルロー
ル3及び4を設けた場合を示したが、本発明はタンクの
出側のみにプライドルロール4を有する設備にも適用で
きる。又、タンク及びタンク内の構成、ロール本数、プ
ライドルロールの本数、タンクと出側ブライドロール間
の設備についても特に制限はない。 第2図は、本発明の第2実施例を示す概要図であり、第
3図は本実施例が適用されるプロセスラインである連続
焼鈍設備入側の全体構成図である。 第3図において、10は金属ストリップSを払い出すペ
イオフリール、20は溶接機、30はアルカリ洗浄装置
(デイツプ式)、40はスクラバー装置、50はドライ
ヤー 60はルーパー 70は焼鈍炉をそれぞれ示して
おり、ペイオフリール10から払い出された金属ストリ
ップSは、溶接機20で先行する金属ストリップSのエ
ンドと溶接された後、電解洗浄装置30で電解洗浄され
、スクラバー装置40のブラシロールで物理的に洗浄さ
れ、次いでドライヤー50で表面が乾燥された後にルー
パー60を経て焼鈍炉70内に搬入され、該金属ストリ
ップSに対する焼鈍処理が行われる。 第2図に示した本実施例に用いられる設備は、第3図に
おけるデイツプ式のアルカリ洗浄装置30に相当し、そ
の基本構成は、前記第6図に示した設備と共通である。 なお、液2としては、アルカリ洗浄液(オルソケイ酸ソ
ーダ3%液)を用いており、又、図中8は金属ストリッ
プSに作用する液中抵抗力を示している。 次に、第2図に示した第2実施例を下記条件の下で具体
的に実施し、その有効性を確認した。その際、張力制御
は、前記第1実施例の場合と同様に行ない、基本的には
前記第1図に示した制御フローに基づいて行った。 金属ストリップのアルカリ洗浄液へのトータル浸漬長さ
13I11、金属ストリップ板厚0.23mm。 板幅850mm、ライン速度O〜1.2000mpm、
金属ストリップの通板張力0.5〜1.5 (kg/−
〕とし、且つ前記(8)式において ν=0.368x 10−0−6(/sec )、7=
 1000 (kg/m’) として、液中抵抗を計算した。 計算により求めた液中抵抗の補償をプライドルロールの
駆動用モータに入れ、液中抵抗力(値)を考慮した時(
本発明)と、液中抵抗力を考慮しない時(従来)のそれ
ぞれについて、タンク出側における金属ストリップの蛇
行量を測定したところ、第4図及び第5図に示す結果が
得られた。第4図は通板張力が0.5kg/mnの場合
、第5図は1.5kg/mの場合をそれぞれ示したもの
である。 第4図及び第5図から明らかなように、液中抵抗力を考
慮して張力制御を行う本発明方法は、液中抵抗力を考慮
しない従来方法に比べて、蛇行量で約6倍の効果がある
ことがわかる。 以上詳述したM1実施例及び第2実施例の何れの場合も
、金属ストリップSに作用する液中抵抗値を計算し、そ
の液中抵抗値をタンク出側の張力設定値に加算して後方
から上記金属ストリップSを引っ張るようにしたので、
ライン速度及び金属ストリップSの幅に影響されずにタ
ンク1人側における金属ストリップSに作用する張力を
常に一定に保つことが可能である。従って、金属ストリ
ップSに作用する張力を一定に保つことができないため
に発生する該ストリップSの蛇行、たるみ、絞りといっ
たトラブルを確実に防止できる。又、タンク入側に張力
計をつけ、タンク出側等のプライドルロールで制御する
よりも、高応答で且つ高精度の制御が達成できると共に
、張力計を設置することに伴なう出費を防ぐことができ
る利点もある。
【発明の効果】
本発明の金属ストリップ張力制御方法によれば、タンク
内の液中を通板する金属ストリップの通板速度が変化す
る場合であっても、液中抵抗に起因する張力変動を確実
に抑え、タンク入側の金属ストリップに作用する張力を
常に一定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1実施例における制御フローを示すブロッ
ク図、 第2図は、第2実施例を説明するための概略構成図、 第3図は、第2実施例が適用される連続焼鈍設備入側の
全体構成図、 第4図及び第5図は、第2実施例の実施結果の例を示す
線図、 第6図は、金属ストリップの浸漬通板設備の一例を示す
概略構成図である。 1・・・(洗浄)タンク、 2・・・(アルカリ)液、 3.4・・・プライドルロール、 5・・・ジンクロール、 6・・・リンガ−ロール、 7・・・デフレクタロール、 8・・・液中抵抗力、 S・・・ストリップ、 Ds・・・液中抵抗値、 T ref 、 T □ ref −・・張力設定値。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タンク内の液の中に金属ストリップを通板する設
    備を備えたプロセスラインにおいて、通板時の金属スト
    リップに生じる液中抵抗値を算出し、 この液中抵抗値をタンク出側における金属ストリップの
    張力設定値に反映させて該金属ストリップの張力を制御
    することを特徴とする金属ストリップの張力制御方法。
JP15668990A 1990-06-15 1990-06-15 金属ストリップの張力制御方法 Expired - Fee Related JPH0735592B2 (ja)

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