JPH0452007A - ステンレス冷延鋼帯の製造方法 - Google Patents
ステンレス冷延鋼帯の製造方法Info
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- JPH0452007A JPH0452007A JP15544790A JP15544790A JPH0452007A JP H0452007 A JPH0452007 A JP H0452007A JP 15544790 A JP15544790 A JP 15544790A JP 15544790 A JP15544790 A JP 15544790A JP H0452007 A JPH0452007 A JP H0452007A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B3/00—Rolling materials of special alloys so far as the composition of the alloy requires or permits special rolling methods or sequences ; Rolling of aluminium, copper, zinc or other non-ferrous metals
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- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/22—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length
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- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
- B21B27/06—Lubricating, cooling or heating rolls
- B21B27/10—Lubricating, cooling or heating rolls externally
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、優れた表面光沢を有するステンレス冷延鋼帯
を有利に生産し得る製造方法に関する。
を有利に生産し得る製造方法に関する。
(従来の技術)
従来、ステンレス冷延銅帯は、熱延鋼帯を焼鈍酸洗し、
ワークロール径150mmφ以下のゼンジミアミル等に
おいて冷間圧延を施した後、仕上焼鈍酸洗又は仕上光輝
焼鈍して圧下率1.2%以下の仕上調質圧延を施し製造
していた。
ワークロール径150mmφ以下のゼンジミアミル等に
おいて冷間圧延を施した後、仕上焼鈍酸洗又は仕上光輝
焼鈍して圧下率1.2%以下の仕上調質圧延を施し製造
していた。
これら工程を経て製造されたステンレス冷延鋼帯は、例
えば、303430に代表されるフェライト系の場合、
製造後の表面のまま使用されることが多く、仕上調質圧
延後の製品に優れた表面光沢が要求される。又、5US
304に代表されるオーステナイト系の場合、仕上調質
圧延後にパフ研磨を施すことか多く、この八ツ研磨後に
優れた表面光沢を呈することか重要である。
えば、303430に代表されるフェライト系の場合、
製造後の表面のまま使用されることが多く、仕上調質圧
延後の製品に優れた表面光沢が要求される。又、5US
304に代表されるオーステナイト系の場合、仕上調質
圧延後にパフ研磨を施すことか多く、この八ツ研磨後に
優れた表面光沢を呈することか重要である。
そこて、従来、ゼンジミアミル等の小径ワークロールを
用いる冷間圧延において、例えは特開昭57−1336
2に示されるロール粗さを工夫する方法等か採られてい
た。然しなから、この方法を用いても、冷間圧延前の熱
延後に焼鈍酸洗した銅帯表面の著しく大きい粗さか、冷
間圧延後まで残留する結果、表面光沢は満足できるもの
てはなかった。
用いる冷間圧延において、例えは特開昭57−1336
2に示されるロール粗さを工夫する方法等か採られてい
た。然しなから、この方法を用いても、冷間圧延前の熱
延後に焼鈍酸洗した銅帯表面の著しく大きい粗さか、冷
間圧延後まで残留する結果、表面光沢は満足できるもの
てはなかった。
又、一方、圧延時間を大幅に短縮して高能率にステンレ
ス冷延鋼帯を製造するものとして、150mmφ以上の
大径ワークロールで冷間圧延する方法か採られている。
ス冷延鋼帯を製造するものとして、150mmφ以上の
大径ワークロールで冷間圧延する方法か採られている。
然しなから、大径ワークロールて冷間圧延した銅帯の表
面粗さは、前述の通り、熱延鋼帯を焼鈍酸洗した表面の
著しく大きな粗さが冷間圧延後に残留し、然も、小径ワ
ークロールを用いる冷間圧延に比べて更に大きい粗さど
して残留するため、その製品は、表面光沢を要求される
用途には全く適用できなかった。そこて、この種の表面
光沢低下問題を解決する方法として、従来、例えば特開
昭61−49701等のワークロール径の組合わせを工
夫する方法が開示されている。これは、ゴールドダスト
と称する疵を防止する方法であり、表面光沢そのものを
向上する本発明とは目的を異にするものであるか、この
方法を採用した場合、前述の特開昭57−13362と
同様に、熱延後に焼鈍酸洗した銅帯の表面の著しく大き
い粗さが冷間圧延後に残留し、製品の表面光沢は不充分
てあって、更に改良を必要としていた。
面粗さは、前述の通り、熱延鋼帯を焼鈍酸洗した表面の
著しく大きな粗さが冷間圧延後に残留し、然も、小径ワ
ークロールを用いる冷間圧延に比べて更に大きい粗さど
して残留するため、その製品は、表面光沢を要求される
用途には全く適用できなかった。そこて、この種の表面
光沢低下問題を解決する方法として、従来、例えば特開
昭61−49701等のワークロール径の組合わせを工
夫する方法が開示されている。これは、ゴールドダスト
と称する疵を防止する方法であり、表面光沢そのものを
向上する本発明とは目的を異にするものであるか、この
方法を採用した場合、前述の特開昭57−13362と
同様に、熱延後に焼鈍酸洗した銅帯の表面の著しく大き
い粗さが冷間圧延後に残留し、製品の表面光沢は不充分
てあって、更に改良を必要としていた。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は、冷間タンデムミル等の大径ワークロールを用
いて圧延する場合、又は、タンデムミル圧延後にゼンジ
ミアミル等の小径ワークロールで圧延する場合において
、従来からかかえていた表面光沢低下問題を解決するこ
とを目的とする。
いて圧延する場合、又は、タンデムミル圧延後にゼンジ
ミアミル等の小径ワークロールで圧延する場合において
、従来からかかえていた表面光沢低下問題を解決するこ
とを目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
1、本発明は、複数のスタンドを有するタンデム圧延機
によりステンレス鋼帯を冷間圧延するにあたり、第1ス
タンドにおいて、ワークロール表面に液体潤滑剤を厚み
1μm以下にして塗布したまま圧延した後、最終スタン
ドにおいて平均粗さRa0.15μm以下の粗さを有す
るワークロールを用いて冷間圧延するようにしたもので
ある。
によりステンレス鋼帯を冷間圧延するにあたり、第1ス
タンドにおいて、ワークロール表面に液体潤滑剤を厚み
1μm以下にして塗布したまま圧延した後、最終スタン
ドにおいて平均粗さRa0.15μm以下の粗さを有す
るワークロールを用いて冷間圧延するようにしたもので
ある。
2、本発明は、上記1において、冷間タンデム圧延機の
少なくとも最終の1つ手前のスタンド以前で平均粗さ
0.2μ■以下の粗さを有するワークロールを用いて冷
間圧延するようにしたものである。
少なくとも最終の1つ手前のスタンド以前で平均粗さ
0.2μ■以下の粗さを有するワークロールを用いて冷
間圧延するようにしたものである。
3、本発明は、上記1又は2において、冷間タンデム圧
延機で圧延後に、更に、ワークロール径150φam以
下の小径ロールで圧延するようにしたものである。
延機で圧延後に、更に、ワークロール径150φam以
下の小径ロールで圧延するようにしたものである。
(作用)
以下、本発明について詳細に説明する。
従来、ステンレス冷延鋼帯の表面光沢を良好にするには
、その製品の表面粗さを左右する冷間圧延後の銅帯の表
面粗さを低減すると良いことが知られていた。
、その製品の表面粗さを左右する冷間圧延後の銅帯の表
面粗さを低減すると良いことが知られていた。
然しなから、本発明者らの検討において、上述の冷間圧
延後の銅帯の表面粗さは、冷間圧延前の銅帯、即ち、熱
延後に焼鈍酸洗した銅帯の表面粗さの一部が冷間圧延後
に残存するものであることを見出した。
延後の銅帯の表面粗さは、冷間圧延前の銅帯、即ち、熱
延後に焼鈍酸洗した銅帯の表面粗さの一部が冷間圧延後
に残存するものであることを見出した。
そこで、熱延後に焼鈍酸洗した銅帯の表面粗さについて
、以下に示す。
、以下に示す。
即ち、最終仕上製品で平均粗さRaO,1μm以下の表
面粗さを目標とするステンレス冷延鋼帯の製造において
、熱延鋼帯を焼鈍酸洗した直後の銅帯表面粗さは、酸洗
時のショツトブラスト等の機械的脱スケール処理及び硫
酸等の酸により、平均粗さRa2〜4μmと著しく大き
な粗さを有している。
面粗さを目標とするステンレス冷延鋼帯の製造において
、熱延鋼帯を焼鈍酸洗した直後の銅帯表面粗さは、酸洗
時のショツトブラスト等の機械的脱スケール処理及び硫
酸等の酸により、平均粗さRa2〜4μmと著しく大き
な粗さを有している。
ところで、一般に、冷間圧延時には圧延機の入側より大
量の圧延油がロールと銅帯に供給される。これは、圧延
油による潤滑と冷却とを・同時に実施し、ヒートストリ
ーク等の焼付き疵の発生を防止して、安定して鋼帯を製
造するために行われる。
量の圧延油がロールと銅帯に供給される。これは、圧延
油による潤滑と冷却とを・同時に実施し、ヒートストリ
ーク等の焼付き疵の発生を防止して、安定して鋼帯を製
造するために行われる。
従って、冷間圧延機の入側において、ロール及び銅帯表
面に数μm以上の厚みの圧延油か付着し、熱延後に焼鈍
酸洗した銅帯表面の著しく大きい凹みに圧延油か溜って
ロールバイトに噛み込まれる。この凹みに溜った油は、
ロールバイトの中でロールと銅帯が接触している間逃げ
場がなくなり、封じ込められたまま圧延される。
面に数μm以上の厚みの圧延油か付着し、熱延後に焼鈍
酸洗した銅帯表面の著しく大きい凹みに圧延油か溜って
ロールバイトに噛み込まれる。この凹みに溜った油は、
ロールバイトの中でロールと銅帯が接触している間逃げ
場がなくなり、封じ込められたまま圧延される。
一般に、圧延油を含めた液体は、空気等の気体に比較し
て著しく圧縮され難いのて、圧延中に油を封じ込めた凹
みは、圧延前よりいくらか小さくなるが、大部分か圧延
後も残留する。
て著しく圧縮され難いのて、圧延中に油を封じ込めた凹
みは、圧延前よりいくらか小さくなるが、大部分か圧延
後も残留する。
以上のように、冷間圧延前の銅帯の表面粗さか、冷間圧
延後も残留し製品の表面光沢を著しく損なうわけである
。
延後も残留し製品の表面光沢を著しく損なうわけである
。
そこで、表面光沢の良好な銅帯を得るためには、冷間圧
延開始時の銅帯の表面粗さを小さくすると良い。
延開始時の銅帯の表面粗さを小さくすると良い。
即ち、上述の知見より、圧延油等の液体潤滑剤を用いな
い無潤滑圧延を、冷間タンデムミルの第1スタンドにて
施すと良いのである。
い無潤滑圧延を、冷間タンデムミルの第1スタンドにて
施すと良いのである。
ところか、無潤滑圧延を施すと、ロールと帽帯が焼付い
て摩擦係数か著しく大きくなり、圧延荷重が著しく大き
くなる結果、銅帯表面の凹凸を充分低減させるのに必要
な圧下率が採れない場合か生じた。
て摩擦係数か著しく大きくなり、圧延荷重が著しく大き
くなる結果、銅帯表面の凹凸を充分低減させるのに必要
な圧下率が採れない場合か生じた。
そこで、本発明者らは、以下の2点を同時に満足するス
テンレス冷延鋼帯の製造方法を検討した。
テンレス冷延鋼帯の製造方法を検討した。
(1)冷間圧延機第1スタンドでの圧延時に、ロールと
銅帯か焼付かないこと。
銅帯か焼付かないこと。
(2)熱延鋼帯を焼鈍酸洗した後の銅帯表面の凹凸を、
冷間圧延に残留させない程度に処理可能なこと。
冷間圧延に残留させない程度に処理可能なこと。
その結果以下の方法があることがわかった。
(A)ロール表面にごく薄い液体潤滑剤の膜を形成させ
潤滑する方法。
潤滑する方法。
(B)表面処理したロールで無潤滑圧延する方法。
ここで、(B)ロールの表面処理活用方法は、従来知ら
れている表面処理を種々試みたが、無垢ロールに比べて
焼付き防止効果を有するものの未だ不充分である。
れている表面処理を種々試みたが、無垢ロールに比べて
焼付き防止効果を有するものの未だ不充分である。
これに比べて、(A)薄膜潤滑方法は、液体の膜が薄い
にもかかわらず、焼付防止効果か著しく大きい。又、液
体の膜を薄くするほど、熱延後に焼鈍酸洗した銅帯の表
面凹凸を充分低減できる。本発明者らの・検討では、ロ
ール表面の膜厚を1μ薦以下にすると、大部分の前記表
面凹凸を消去できて、然も、膜厚0.5μ園以下にする
と更に良いこと、又反面、膜厚が1μ曹を超えると凹凸
か多量に残留し、その後の冷間圧延においても消去でき
ないことを把握した。
にもかかわらず、焼付防止効果か著しく大きい。又、液
体の膜を薄くするほど、熱延後に焼鈍酸洗した銅帯の表
面凹凸を充分低減できる。本発明者らの・検討では、ロ
ール表面の膜厚を1μ薦以下にすると、大部分の前記表
面凹凸を消去できて、然も、膜厚0.5μ園以下にする
と更に良いこと、又反面、膜厚が1μ曹を超えると凹凸
か多量に残留し、その後の冷間圧延においても消去でき
ないことを把握した。
尚、液体潤滑剤として、水、圧延油、圧延油エマルショ
ン、スキンパス油等いずれも焼付防止効果、表面凹凸低
減効果を有するが、望ましくは、1〜15cSt程度の
粘度を有する液体潤滑剤が良い。
ン、スキンパス油等いずれも焼付防止効果、表面凹凸低
減効果を有するが、望ましくは、1〜15cSt程度の
粘度を有する液体潤滑剤が良い。
次に、圧延時に用いるワークロールの表面粗さによって
は、圧延後に仕上げた製品の表面光沢が低下する新たな
問題か生じた。そこで、本発明者らは、この問題につい
て検討したところ、冷間圧延の最終スタンドにおいてワ
ークロール粗さを平均粗さRaO,15μm以下にすれ
ば表面光沢が良好になることを見出した。
は、圧延後に仕上げた製品の表面光沢が低下する新たな
問題か生じた。そこで、本発明者らは、この問題につい
て検討したところ、冷間圧延の最終スタンドにおいてワ
ークロール粗さを平均粗さRaO,15μm以下にすれ
ば表面光沢が良好になることを見出した。
即ち、冷間圧延後の銅帯の表面粗さに最も影響するスタ
ンドは、冷間圧延の最終スタンドてあり、然も、普通鋼
の冷間圧延の場合、ロール粗さの銅帯表面への転写率が
70〜80%であるのに対し、ステンレス鋼帯の場合は
、転写率が90%以上と著しく効率良いことを見出した
わけである。ここて、最終スタンドのワークロール粗さ
か平均粗さRaO,15μ■を超えると、冷間圧延後に
仕上げたステンレス冷延鋼帯の表面光沢は低下するため
、0.15μ謳以下に限定する必要があるが、望ましく
は0.1μm以下にすると、表面光沢が更に良好となる
。
ンドは、冷間圧延の最終スタンドてあり、然も、普通鋼
の冷間圧延の場合、ロール粗さの銅帯表面への転写率が
70〜80%であるのに対し、ステンレス鋼帯の場合は
、転写率が90%以上と著しく効率良いことを見出した
わけである。ここて、最終スタンドのワークロール粗さ
か平均粗さRaO,15μ■を超えると、冷間圧延後に
仕上げたステンレス冷延鋼帯の表面光沢は低下するため
、0.15μ謳以下に限定する必要があるが、望ましく
は0.1μm以下にすると、表面光沢が更に良好となる
。
然しながら、上記方法では未だ不充分てあって、更に表
面光沢を向上する方法を検討し、上記に加えて、以下の
方法を採用すると良いことを見出した。
面光沢を向上する方法を検討し、上記に加えて、以下の
方法を採用すると良いことを見出した。
即ち、少なくとも、最終の1つ手間のスタンド以前にお
いて、平均粗さRaO,2μm以下の粗さを有するワー
クロールを用いて冷間圧延する方法である。上述したと
おり、最終スタンドのワークロール粗さの鋼帯表面への
転写率は90%と効率良いわけであるか、残りの10%
以下は、最終スタンドより前のワークロール粗さか銅帯
に転写されて残存したものである。そこて、最終の1つ
手間のスタンド以前におけるワークロールの平均粗さR
aを種々変更して圧延したところ、表面光沢を更に良好
とするには、RaO,2μm以下にする必要かあること
を見出したわけである。
いて、平均粗さRaO,2μm以下の粗さを有するワー
クロールを用いて冷間圧延する方法である。上述したと
おり、最終スタンドのワークロール粗さの鋼帯表面への
転写率は90%と効率良いわけであるか、残りの10%
以下は、最終スタンドより前のワークロール粗さか銅帯
に転写されて残存したものである。そこて、最終の1つ
手間のスタンド以前におけるワークロールの平均粗さR
aを種々変更して圧延したところ、表面光沢を更に良好
とするには、RaO,2μm以下にする必要かあること
を見出したわけである。
尚、これらワークロール粗さを所定の値以下にする上記
方法は、冷間タンデム圧延機の第1スタンドにおいて、
ワークロール表面に厚み1μm以下の液体潤滑剤を塗布
して圧延することにより焼鈍酸洗後の著しく大きい表面
粗さを低減した後、初めて効果を示すものであって、大
量の圧延油を第1スタンドから供給する従来の方法にお
いては効果か著しく小さい。
方法は、冷間タンデム圧延機の第1スタンドにおいて、
ワークロール表面に厚み1μm以下の液体潤滑剤を塗布
して圧延することにより焼鈍酸洗後の著しく大きい表面
粗さを低減した後、初めて効果を示すものであって、大
量の圧延油を第1スタンドから供給する従来の方法にお
いては効果か著しく小さい。
又、本発明方法により、オイルピットと称する表面欠陥
をも抑制することかてき、圧延後に仕上げたステンレス
冷延鋼帯の表面光沢を良好にする要因の1つになってい
る。
をも抑制することかてき、圧延後に仕上げたステンレス
冷延鋼帯の表面光沢を良好にする要因の1つになってい
る。
(実施例)
以下、本発明方法に従って、熱延後に焼鈍酸洗したフェ
ライト系の例として303430g帯、及び、オーステ
ナイト系の例として503304g帯を用いて、冷間タ
ンデムミル第1スタンドにおいて、ワークロール表面に
厚み1μm以下の液体潤滑剤を塗布して圧延し、第2ス
タンド以降で圧延油エマルションを供給して冷間圧延し
た後、仕上焼鈍酸洗及び仕上調質圧延を施した。
ライト系の例として303430g帯、及び、オーステ
ナイト系の例として503304g帯を用いて、冷間タ
ンデムミル第1スタンドにおいて、ワークロール表面に
厚み1μm以下の液体潤滑剤を塗布して圧延し、第2ス
タンド以降で圧延油エマルションを供給して冷間圧延し
た後、仕上焼鈍酸洗及び仕上調質圧延を施した。
尚、5US304の仕上焼鈍酸洗した鋼帯は、仕上調質
圧延後にパフ研磨を同一条件で施した。
圧延後にパフ研磨を同一条件で施した。
又、上記タンデムミルて圧延した銅帯の一部に、更に、
ゼンジミアミルによる小径ワークロールを用いた圧延を
施し、その後、仕上光輝焼鈍及び仕上調質圧延を施した
。
ゼンジミアミルによる小径ワークロールを用いた圧延を
施し、その後、仕上光輝焼鈍及び仕上調質圧延を施した
。
これらステンレス冷延鋼帯の表面光沢について、JIS
−28741光沢度測定方法5(GS20°)に従って
測定し、光沢度950以上を特A、光沢度800〜95
0をA、光沢度600〜800をB、光沢度400〜6
00をC1光沢度400以下なりとして、特A−Dの5
段階で評価し、結果を第1表及び第2表に示した。
−28741光沢度測定方法5(GS20°)に従って
測定し、光沢度950以上を特A、光沢度800〜95
0をA、光沢度600〜800をB、光沢度400〜6
00をC1光沢度400以下なりとして、特A−Dの5
段階で評価し、結果を第1表及び第2表に示した。
又、従来の方法で得られたステンレス冷延鋼帯の表面光
沢の目視判定結果も合わせて示した。
沢の目視判定結果も合わせて示した。
フェライト系5O3430及びオーステナイト系S[l
531114ともに、第1表と第2表にそれぞれ示す冷
間タンデムミル等の大径ワークロールを用いる圧延、及
び、タンデムミル圧延後にゼンジミアミル等の小径ワー
クロールを用いる圧延いずれにおいても、本発明方法で
製造したステンレス冷延鋼帯は、従来の方法で製造した
銅帯に比較して著しく良好な光沢を有していた。
531114ともに、第1表と第2表にそれぞれ示す冷
間タンデムミル等の大径ワークロールを用いる圧延、及
び、タンデムミル圧延後にゼンジミアミル等の小径ワー
クロールを用いる圧延いずれにおいても、本発明方法で
製造したステンレス冷延鋼帯は、従来の方法で製造した
銅帯に比較して著しく良好な光沢を有していた。
[発明の効果]
以上のとおり、本発明方法により製造したステンレス冷
延鋼帯は、従来の方法により製造した鋼帯に比較して著
しく優れた表面光沢を有する。特に、冷間タンデムミル
等の大径ワークロールのみを用いた圧延の場合、従来全
く到達不可能であったゼンジミアミル等の小径ワークロ
ールのみを用いた圧延と同等以上の優れた表面光沢を有
する。
延鋼帯は、従来の方法により製造した鋼帯に比較して著
しく優れた表面光沢を有する。特に、冷間タンデムミル
等の大径ワークロールのみを用いた圧延の場合、従来全
く到達不可能であったゼンジミアミル等の小径ワークロ
ールのみを用いた圧延と同等以上の優れた表面光沢を有
する。
代理人 弁理士 塩 川 修 治
Claims (3)
- (1)複数のスタンドを有するタンデム圧延機によりス
テンレス鋼帯を冷間圧延するにあたり、第1スタンドに
おいて、ワークロール表面に液体潤滑剤を厚み1μm以
下にして塗布したまま圧延した後、最終スタンドにおい
て平均粗さRa0.15μm以下の粗さを有するワーク
ロールを用いて冷間圧延することを特徴とするステンレ
ス冷延鋼帯の製造方法。 - (2)請求項1において、冷間タンデム圧延機の少なく
とも最終の1つ手前のスタンド以前で平均粗さ0.2μ
m以下の粗さを有するワークロールを用いて冷間圧延す
ることを特徴とするステンレス冷延鋼帯の製造方法。 - (3)請求項1又は2において、冷間タンデム圧延機で
圧延後に、更に、ワークロール径150φmm以下の小
径ロールで圧延することを特徴とするステンレス冷延鋼
帯の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15544790A JPH0452007A (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | ステンレス冷延鋼帯の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15544790A JPH0452007A (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | ステンレス冷延鋼帯の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0452007A true JPH0452007A (ja) | 1992-02-20 |
Family
ID=15606242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15544790A Pending JPH0452007A (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | ステンレス冷延鋼帯の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0452007A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017177219A (ja) * | 2016-03-28 | 2017-10-05 | Jfeスチール株式会社 | 電磁鋼板の冷間圧延方法 |
-
1990
- 1990-06-15 JP JP15544790A patent/JPH0452007A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017177219A (ja) * | 2016-03-28 | 2017-10-05 | Jfeスチール株式会社 | 電磁鋼板の冷間圧延方法 |
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