JPH0451745Y2 - - Google Patents

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JPH0451745Y2
JPH0451745Y2 JP1986003820U JP382086U JPH0451745Y2 JP H0451745 Y2 JPH0451745 Y2 JP H0451745Y2 JP 1986003820 U JP1986003820 U JP 1986003820U JP 382086 U JP382086 U JP 382086U JP H0451745 Y2 JPH0451745 Y2 JP H0451745Y2
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JP
Japan
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lid
liquid container
locking
spring means
container body
Prior art date
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JP1986003820U
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JPS62115842U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、まほうびん等の液体容器における蓋
の構造に関するものである。
従来の技術 従来のまほうびん等の液体容器の蓋として、蓋
を液体容器本体に対してヒンジにより回動自在に
取付けたものが知られている。この種のヒンジ式
の蓋は、一般に広く使用されているねじ式の蓋に
比べて開閉操作が容易である点において優れてい
る。
従来公知のヒンジ式の蓋としては、例えば、実
公昭56−53796号公報に示されたものがある。ま
た出願人が先に出願した実願昭60−174592号出願
に記載されたものも、その一例である。
而してこれらの蓋においては、蓋と液体容器本
体とを係止する係止手段を有しており、その係止
手段の係止を蓋に設けられた解除手段を操作して
解除することにより、蓋を開くことができるよう
になつている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながらこれらのものにおいては、解除手
段が蓋に設けられているので、蓋を開く操作が困
難である。
一般に液体容器の蓋を開く場合には片手で操作
しようとすることが多いが、前記実公昭56−
53796号公報に示されているように蓋の上面に操
作ボタンが設けられているような場合において
は、その操作ボタンを押し下げながら蓋全体を持
上げるという矛盾した操作を必要とし、操作が困
難である。
また前記実願昭60−174592号出願の考案の場合
には、蓋の前面に開栓ボタンが設けられており、
これを後方に押しながら蓋を持上げるので、操作
が困難であると共に操作の途中で手が滑つて液体
容器を倒す危険がある。
さらにまほうびんなどの蓋は、一般に相当大型
であり、重量もある。従つてこの蓋が回動して開
いたときの反動も大きく、液体容器が空のときに
は転倒することもあり、片手で操作して開蓋する
のは危険であつた。
本考案はかかる事情に鑑みなされたものであつ
て、前述のようなヒンジ式の蓋において開閉操作
を極めて容易にし、片手でも簡単に操作すること
ができると共に、不用意に液体容器が転倒するこ
とのない、液体容器の蓋を提供することを目的と
するものである。
問題点を解決する手段 而して本考案は、液体容器本体の上部開口部を
閉塞する蓋において、該蓋を液体容器本体に対し
て回動自在に軸支すると共に、ばね手段により常
時蓋を開く方向に付勢し、蓋の外周の一部と液体
容器本体との間を係止爪により係止して蓋を閉じ
た状態に保持すると共に、該係止爪をばね手段に
より常時係止する方向に付勢し、液体容器本体の
上部外周に内容液の注出経路を内包する突出部を
突設し、当該突出部又はその近傍の上面に押しボ
タンを設け、当該押しボタンを下方に押圧するこ
とにより前記係止爪を係止解除方向に移動せしめ
る係止解除機構を設けたことを特徴とするもので
ある。
以下本考案を図面に従つて説明する。第3図は
本考案の蓋を適用した液体容器としてのまほうび
んを示すものである。液体容器本体1は外装体2
が形体3と胴体4と底体5とよりなり、該外装体
2内に真空二重びん6が収容されている。肩体3
の上部には開口部7が形成され、その前部には注
出経路としての流出路8′を内包する突出部3′が
形成されており、流出路8′の先端は注出口8が
開口している。また外装体2の後部には、把手9
が取付けられている。
10は蓋であつて、該蓋10はその後部におい
てヒンジ11により肩体3に対して回動自在に軸
支されており、前記液体容器本体1の開口部7を
閉塞している。
第1図及び第2図は前記蓋10を肩体3に取付
けた状態を示すものであつて、蓋10の内部には
液体容器本体1の内部から前記流出路8′に通じ
る液通路12が形成されており、該液通路12の
下部には該液通路12を開閉する弁13が取付け
られ、該弁13は蓋10の上面に設けられた押し
ボタン14により開閉操作されるようになつてい
る。そしてこの弁13は、制御機構15によつて
制御され、前記押しボタン14を一度押すことに
よつて開き、再度押すことによつて閉じるように
なつている。
蓋10の前部には透孔16が形成され、蓋10
内に設けられた係止爪17の先端がこの透孔16
から前方に出没可能に設けられ、且つ該係止爪1
7はばね手段18により常時突出する方向に付勢
されている。また係止爪17の先端部の下面に
は、傾斜面19が形成されている。
而してこの蓋10は、前述のようにヒンジ11
により肩体3に対して回動自在に取付けられ、且
つばね手段20により、常時開く方向に付勢され
ている。そして蓋10を閉じた状態においては、
前記係止爪17が液体容器本体1に形成された係
止部21に係止して、閉蓋状態を維持するように
なつている。
一方液体容器本体1には、肩体3における流出
路8′の上部に、流出路8′から隔離された操作室
22が形成され、該操作室22の底部中央部には
突条23が突設され、該突条23の後部には後方
に低い斜面24が形成されている。そしてその操
作室22内には摺動片25が前後に摺動自在に収
容され、且つばね手段26により常時前方に付勢
されている。而してこの摺動片25の後方に前記
係止部21が形成されており、摺動片25が後方
に摺動することにより、係止部21に係止してい
る係止爪17を後方に押すことができるようにな
つている。
摺動片25の前部には回動片27が設けられて
いる。該回動片27の下端部は前記摺動片25と
突条23との間に挾まれており、また上端部は押
しボタン28に嵌合しており、該押しボタン28
は操作室22から上方に突出している。そしてこ
の押しボタン28、回動片27および摺動片25
で、係止解除機構を構成している。
作 用 次に本考案の液体容器の蓋の作動を説明する。
第1図における実線は、本考案の蓋10で液体容
器を閉じた状態を示している。蓋10はばね手段
20の弾力に抗して前方に回動しており、係止爪
17はばね手段18の弾力により透孔16から突
出し、係止部21に係止して閉蓋状態を維持して
いる。また摺動片25はばね手段26の弾力によ
つて前方に摺動し、さらに該摺動片25に押され
て回動片27は起立して押しボタン28を押し上
げている。
第1図の実線で示される状態においては、弁1
3が開口部7を閉じて液体容器は閉栓状態にあ
る。そして押しボタン14を操作することによつ
て弁13を下動させて開口部7を開くことがで
き、その状態で液体容器を傾けることにより、内
容液を流通路12から流出路8′を経て、注出口
8から注出することができる。また再度押しボタ
ン14を操作することにより、弁13を上動させ
て開口部7を閉じることができ、通常の液体容器
として使用される。
次に内容液を注入するために蓋10を開くに
は、先ず押しボタン28を押すと回動片27が下
方に押されるが、その下端が操作室22の底面の
斜面24に当接するため、回動片27の下端は斜
面24に沿つて後方に滑り、第1図に鎖線で示す
ように回動しながら摺動する。これによつて摺動
片25は押され、ばね手段26の弾力に抗して後
方に摺動し、係止爪17の先端を押して鎖線で示
すようにばね手段18の弾力に抗して後退させ、
係止爪17の先端部と係止部21との係止状態を
解除させる。
係止爪17と係止部21との係止が解除される
と、ばね手段20の弾力により蓋10は鎖線で示
すように上方に回動し、液体容器の蓋は開くので
ある。
蓋10が開いた後は、係止爪17はばね手段1
8の弾力により、再び透孔16から突出する。ま
た押しボタン28を押す力を解除すれば、ばね手
段26の弾力により摺動片25は再び前方に摺動
し、回動片27は起立して押しボタン28を押し
上げる。
再び蓋10を閉じるには、蓋10の上面を押し
てばね手段20の弾力に抗して前方に回動させる
と、係止爪17の先端部が肩体3の上縁に当接
し、傾斜面19の作用で係止爪17はばね手段1
8の弾力に抗して後退する。蓋10を完全に締ま
るまで回動して係止爪17が係止部21の位置に
来ると、ばね手段18の弾力により係止爪17は
再び突出して係止部21に係止し、再度第1図に
おける実線の状態に復帰する。
考案の効果 本考案によれば、蓋10の回動及び押しボタン
28を押すという極めて単純な操作によつて蓋1
0を開閉することができるものであつて、内容液
の注入の操作が極めて容易である。
また蓋10の係止手段を解除するための手段
が、液体容器本体1から突出した突出部3′又は
その近傍の上面に設けられているので、蓋10を
開くときには、手で突出部3′を把持して液体容
器を支えながら、その手の指で上面に設けられた
押しボタン28を下方に押圧操作することがで
き、極めて操作し易い。
しかもその操作に際して蓋10に手を触れる必
要がないので、操作した手が蓋10が開くときの
回動動作の邪魔になることがなく、ばね手段20
の作用により蓋10は簡単に開くことができると
共に、突出部3′を把持して操作すれば、蓋10
が勢いよく開いたときの反動で液体容器が転倒す
るようなこともない。
従つて本願考案は片手でも開蓋操作をすること
ができ、また開蓋操作に際して液体容器本体1は
安定しており、手が滑つたり蓋10が開いたとき
の反動で液体容器を転倒させるといつた危険も生
じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の蓋を取付けた液体容器の主要
部の中央縦断面図であり、第2図は第1図におけ
る−断面図である。第3図は本考案の蓋を適
用した液体容器としてのまほうびんの一部を切欠
いて示した側面図である。 1……液体容器本体、3′……突出部、7……
開口部、8……注出口、8′……注出経路、10
……蓋、11……ヒンジ、12……液通路、13
……弁、17……係止爪、18……ばね手段、2
0……ばね手段、21……係止部、25……摺動
片、27……回動片、28……押しボタン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液体容器本体1の上部開口部7を閉塞する蓋1
    0において、該蓋10を液体容器本体1に対して
    回動自在に軸支すると共に、ばね手段20により
    常時蓋10を開く方向に付勢し、蓋10の外周の
    一部と液体容器本体1との間を係止爪17により
    係止して蓋10を閉じた状態に保持すると共に、
    該係止爪17をばね手段18により常時係止する
    方向に付勢し、液体容器本体1の上部外周に内容
    液の注出経路8′を内包する突出部3′を突設し、
    当該突出部3′又はその近傍の上面に押しボタン
    28を設け、当該押しボタン28を下方に押圧す
    ることにより前記係止爪17を係止解除方向に移
    動せしめる係止解除機構27,25を設けたこと
    を特徴とする、液体容器の蓋。
JP1986003820U 1986-01-14 1986-01-14 Expired JPH0451745Y2 (ja)

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JP1986003820U JPH0451745Y2 (ja) 1986-01-14 1986-01-14

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JPS62115842U JPS62115842U (ja) 1987-07-23
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR100933665B1 (ko) * 2007-11-30 2009-12-23 이재웅 내용물의 안전 보관이 가능한 음료 용기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5227412Y2 (ja) * 1972-02-09 1977-06-22
JPS5227410Y2 (ja) * 1972-02-09 1977-06-22

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