JPH0451350Y2 - - Google Patents

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JPH0451350Y2
JPH0451350Y2 JP5167486U JP5167486U JPH0451350Y2 JP H0451350 Y2 JPH0451350 Y2 JP H0451350Y2 JP 5167486 U JP5167486 U JP 5167486U JP 5167486 U JP5167486 U JP 5167486U JP H0451350 Y2 JPH0451350 Y2 JP H0451350Y2
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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、冷凍機におけるドレンパイプヒータ
の運転制御装置、詳しくは、圧縮機と、水冷凝縮
器及びフアンを付設する空冷凝縮器を備え、前記
空冷凝縮器を使用する空冷運転時における外気温
度の低下時、前記フアンによる風量を減少させる
如くした海上コンテナ冷凍機におけるドレンパイ
プヒータの運転制御装置に関する。
(従来の技術) 従来この種の運転制御装置としては、例えば実
開昭55−130176号公報に記載され、また第4図に
示すように、外気温検出器J1を備えた運転制御器
J2により、外気温が低下した場合、接点J3を開い
て、凝縮器用フアンJ5,J6の運転台数を削減して
風量を減少させる如く成すと共に、接点J4を閉じ
て、ドレンパイプヒータJ7への通電回路を閉じそ
の運転が行なえるように成している。
さらに前記ドレンパイプヒータJ7の運転は、上
記した外気温度により作動される接点J4の他に、
デフロスト時に電磁開閉器J8により作動されるス
イツチ接点J9により制御されるのであり、すなわ
ち前記ヒータJ7は、低外気温でかつデフロストが
行なわれる時にのみ通電され、ドレンパイプでの
ドレンの凍結を防止する如くしている。
尚、第4図中、J10はデフロスト用ヒータ、J11
は圧縮機モータである。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、前記従来装置は、前記ドレンパイプ
ヒータJ7を、低外気温でかつデフロストが行なわ
れる時にのみ通電するものであり、デフロストが
完了すると直ちにその通電を絶つてしまうため、
デフロストにより多量に発生されるドレンの残留
分が、デフロスト完了後に再び凍結してしまう問
題があつた。
また、前記ドレンパイプヒータJ7の運転制御の
ために、前記した如く外気温度により作動される
接点J4の他、デフロスト時に電磁開閉器J8により
作動されるスイツチ接点J9を設けているので、全
体に構成が複雑となる問題があつた。
本考案の目的は、上記問題点を解決し、簡単な
構成でありながら、ドレンパイプヒータの運転制
御を外気温度に見合つて効率的に行なえ、ドレン
の凍結を確実に防止できると共に、低外気条件下
で使用されない水冷運転時、並びに、冷却運転し
ない運転停止時には、前記ヒータへの無駄な通電
を確実に防止できるようにした海上コンテナ冷凍
機におけるドレンパイプヒータの運転制御装置を
提供する点にある。
(問題点を解決するための手段) そこで本考案は、圧縮機1と、水冷凝縮器20
及びフアンF1……を付設する空冷凝縮器2を備
え、前記空冷凝縮器2を使用する空冷運転時にお
ける外気温度の低下時、前記フアンF1……によ
る風量を減少させる如くした海上コンテナ冷凍機
におけるドレンパイプヒータの運転制御装置であ
つて、前記ドレンパイプヒータ3を、前記フアン
F1……の風量を制御する風量制御器4からの低
風量出力で閉じ、高風量出力で開く接点5と、前
記水冷凝縮器20を使用する水冷運転の検出手段
SWで水冷運転が検出されたとき開き、水冷運転
が検出されない空冷運転時閉じる接点M2−aと、
庫内温度を検出するサーモスタツトSHの作動で
運転を停止するとき開き、運転中は閉じる接点
MC−aとの直列回路に対して直列に接続したの
である。
(作用) 冷凍機が船舶の甲板に野積み等されて空冷凝縮
器2を使用する空冷運転時であつて、外気温度の
低下時、前記フアンF1……による風量を制御す
る前記風量制御器4からの低風量出力により、前
記接点5が閉じて、前記ドレンパイプヒータ3が
運転され、ドレンの凍結を防止できるのであり、
また一方、高外気温時には、前記接点5が開い
て、前記ヒータ3の運転が停止され、無駄な電力
消費を防止できるのである。
しかも、冷凍機が船倉内に収納されて水冷凝縮
器20を使用する水冷運転時は、低外気条件下で
の使用はなされないため、前記接点M2−aが開
いて前記ドレンパイプヒータ3への通電が断た
れ、このヒータ3への無駄な通電を確実に防止で
きるのであり、又、庫内温度が設定値になつてサ
ーモスタツトSHが作動し、冷却運転しない運転
停止時にも、前記接点MC−aが開いて前記ヒー
タ3への無駄な通電を確実に防止できるのであ
る。
(実施例) 以下本考案運転制御装置を、海上コンテナ用冷
凍機に適用した実施例について説明する。
第2図および第3図において、10は冷凍機本
体であつて、コンテナ100の長さ方向一側外方
に装着し、前記コンテナ100の庫内101を冷
却する如く成すのであり、前記本体10の内部上
方位置で、かつ、前記庫内101と空気通路11
0を介して連通する庫内側冷却室10aには、複
数のフアンFF1,FF2,FF3およびデフロストヒ
ータ13を付設した蒸発器7を介装すると共に、
前記本体10の内部下方位置で、かつ、前記庫内
101と断熱壁11で隔離する庫外側機械室10
bには、圧縮機1と、前記蒸発器7に対応した水
冷凝縮器20および空冷凝縮器2、そして膨張機
構6とを介装するのである。
前記水冷凝縮器20は、冷凍機が船倉内に収納
される場合に使用するもので、該水冷凝縮器20
内に、船倉内に備え付ける水タンク(図示せず)
からの水を、取水弁12,12により取入れ、ポ
ンプ循環する如く成すのである。
前記空冷凝縮器2は、例えば冷凍機が甲板に野
積みされる場合に使用するもので、該空冷凝縮器
2には複数のフアンF1,F2を付設し、外気温度
の低下で前記フアンF1,F2の運転台数を削減し、
冷凍能力の調整が行なえるように成すのである。
また、前記蒸発器7の下方には、該蒸発器7か
らしたたり落ちるドレンを受け止める漏斗形のド
レンパン8を設け、該ドレンパン8の下方には、
前記庫外側機械室10bに配設され、前記ドレン
パン8で受け止め集めたドレンを排出するドレン
パイプ9を取付けるのである。
そして前記ドレンパイプ9の内部には、概略T
字形を呈すると共に、ゴムなどの軟質材料から形
成され、また、その本体全域にわたつて加熱放出
するドレンパイプヒータ3を配設するのである。
しかして以上のように構成する冷凍機における
前記ドレンパイプヒータ3の運転制御装置とし
て、第1図に示す如く、前記ドレンパイプヒータ
3を、前記フアンF1……による風量減少を制御
する風量制御器4の出力で閉じる接点5と直列に
接続したのである。
第1図の運転制御装置は、前記ドレンパイプヒ
ータ3と前記接点5との直列回路を介装する主回
路C1と、前記風量制御器4を介装する二次回路
C2とをトランスTrにて結合したものである。
前記風量制御器4は、前記空冷凝縮器2のフア
ンF1,F2の運転台数を外気温度により変更する
もので、例えば20℃以下の低外気温になると、一
方側のフアンF1の運転を停止して他方側のフア
ンF2のみの運転とすることによりその風量を減
少し、外気温度に対応した運転が行なえるように
成すものであつて、該風量制御器4は、前記一方
側フアンF1のマグネツトスイツチM1と、低外気
温時開くフアンカツト用高圧スイツチSFとの直
列回路により構成し、この直列回路を前記他方側
フアンF2のマグネツトスイツチM2と並列に介装
するのである。
尚、風量制御器としては、上記した運転台数変
更の他、前記空冷凝縮器2のフアンモータを極数
変換形モータにより回転数変更可能に構成し、こ
のモータの回転数を外気温度の低下により減少す
る如くしてもよい。またこの実施例では前記凝縮
器用フアンを2台としたが、台数はこれに限定さ
れるものでないのは云うまでもない。
一方、前記接点5は、前記風量制御器4により
風量減少される場合に閉じるもので、前記の如く
低外気温時に運転を停止される一方側フアンF1
のマグネツトスイツチM1の補助接点(常閉接点)
M1−bを利用するのであつて、この接点M1−b
は、低外気時前記マグネツトスイツチM1への非
通電により閉動作するのである。
また、前記マグネツトスイツチM1とフアンカ
ツト用高圧スイツチSFとの直列回路と、前記マ
グネツトスイツチM2との並列回路を、冷凍機が
船倉内に収納され、前記水冷凝縮器20を用いて
水冷運転を行なう時に、循環水の水圧を検出する
ことにより開いて、その水冷運転が行われている
ことを検出する水冷運転の検出手段を構成する水
用圧力スイツチSWと直列に接続するのであり、
前記水冷運転時、前記マグネツトスイツチM2
M1への通電を絶ち、前記フアンF2,F1を強制停
止する如く成すのである。そして、前記水冷凝縮
器20を用いる水冷運転時には開操作し、また、
少なくとも前記フアンF2を用いる空冷運転時に
は閉操作する前記フアンF2のマグネツトスイツ
チM2の補助接点(常開接点M2−a)を、前記し
た風量減少に連動して作動する接点5と共に、前
記ドレンパイプヒータ3に直列に介装するのであ
る。
さらにまた、前記各スイツチM1,M2,SF,
SWから成る直並列回路を、前記圧縮機1のマグ
ネツトスイツチMCと並列に接続し、さらに、こ
の並列回路を前記庫内101の温度が設定温度に
なると開き、前記圧縮機1及び前記フアンF1
F2の運転を停止させるサーモスタツトSHと直列
に接続するのである。そしてまた、前記圧縮機1
のマグネツトスイツチMCの補助接点(常開接
点)MC−aを利用し、この接点MC−aをも、
前記ドレンパイプヒータ3に直列に介装するので
ある。
一方、以上の回路構成とは独立に、前記蒸発器
7のデフロストを行なうデフロスト制御部を前記
二次回路C2に設けるのであつて、前記デフロス
ト制御部は、デフロスト指令スイツチSDと、そ
の自己保持回路MD,MD−a及び加熱防止サー
モスタツトSPとを備え、前記スイツチSDのオン
指令により、前記蒸発器7に付設するデフロスト
ヒータ13の通電をしてデフロストを行なう如く
成すのである。
かくして、前記ドレンパイプヒータ3を、前記
フアンF1……による風量減少を制御する風量制
御器4の出力で閉じる接点5と直列に接続したか
ら、特別な制御部品を用いることなく、前記ドレ
ンパイプヒータ3の運転制御を外気温度に見合つ
て効率的に行なえるのであつて、すなわち、例え
ば20℃以下の低外気温時には、前記接点5が閉じ
て前記ドレンパイプヒータ3への通電を行ない、
前記ドレンパイプ9の凍結を防止できるのであ
り、また一方20℃以上の高外気温時には、前記接
点5が開いて前記ドレンパイプヒータ3への通電
を絶ち、無駄な電力消費を防止できるのである。
特に、前記ドレンパイプヒータ3の運転を、外
気温度に基づいてのみ制御する如く成したから、
換言すると、前記ドレンパイプヒータ3の運転を
デフロストと連動させて制御を行ない、デフロス
ト終了後直ちに前記ヒータ3をオフしてしまうも
のでないから、外気が低い場合でもデフロスト終
了後の残留ドレンの凍結を確実に防止できるので
ある。
また、凝縮器を水冷と空冷の2台構成と成し、
前記接点5の他に、水冷運転時に開く接点M2
aをも、前記ドレンパイプヒータ3に直列に接続
したから、船倉内に収納され、ドレンが凍結する
条件での使用、すなわち低外気温での使用が成さ
れない水冷運転時には、前記ヒータ3への無駄な
通電を確実に防止できるのである。
さらに、前記圧縮機1のマグネツトスイツチ
MCの補助接点MC−aをも、前記ドレンパイプ
ヒータ3に直列に接続したから、冷凍機が運転を
停止した場合には、前記ヒータ3への通電を絶
ち、運転停止時における電力消費の無駄も排除で
きるのである。
尚、第2図仮想線で示す如く、前記ドレンパン
8にドレンパンヒータ14を付設して、該ドレン
パンヒータ14を前記ドレンパイプヒータ3と直
列に接続するなどして、該ドレンパンヒータ14
の運転制御を、前記ドレンパイプヒータ3と同様
に行なう如くしてもよいし、また該ドレンパンヒ
ータ14を前記デフロストヒータ13と直列に接
続するなどして、該ドレンパンヒータ14を前記
デフロストヒータ13の運転制御と同様に行なう
如くしてもよい。
(考案の効果) 以上のように本考案は、圧縮機1と、水冷凝縮
器20及びフアンF1……を付設する空冷凝縮器
2を備え、前記空冷凝縮器2を使用する空冷運転
時における外気温度の低下時、前記フアンF1
…による風量を減少させる如くした海上コンテナ
冷凍機におけるドレンパイプヒータの運転制御装
置であつて、前記ドレンパイプヒータ3を、前記
フアンF1……の風量を制御する風量制御器4か
らの低風量出力で閉じ、高風量出力で開く接点5
と、前記水冷凝縮器20を使用する水冷運転の検
出手段SWで水冷運転が検出されたとき開き、水
冷運転が検出されない空冷運転時閉じる接点M2
−aと、庫内温度を検出するサーモスタツトSH
の作動で運転を停止するとき開き、運転中は閉じ
る接点MC−aとの直列回路に対して直列に接続
したことを特徴とするものであるから、特別な制
御部品を用いることなく簡単な構成でありなが
ら、冷凍機をその船舶の甲板に野積み等する場合
であつて、空冷凝縮器2を使用する空冷運転時に
は、外気温度の低下によつて空冷凝縮器2に付設
したフアンF1……を低風量とするときドレンパ
イプヒータ3を運転でき、低外気時における残留
ドレンの凍結を回避できるのであり、しかも、前
記冷凍機を船倉内に収納する場合であつて、空冷
凝縮器2は未使用で水冷凝縮器20を使用する水
冷運転時には、低外気条件下での使用はなされな
いため、前記ヒータ3への無駄な通電を確実に防
止できるのであり、その上、庫内温度が設定値に
なつてサーモスタツトSHが作動し、冷却運転し
ない運転停止時にも、前記ヒータ3への無駄な通
電を確実に防止できるのであつて、全体として省
エネが図れ、必要なときに前記ヒータ3を効率的
に運転できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案運転制御装置の回路図、第2図
は本考案運転制御装置を適用した冷凍機の平面
図、第3図は同側面図、第4図は従来装置の回路
図である。 1……圧縮機、F1,F2……フアン、2……凝
縮器、3……ドレンパイプヒータ、4……風量制
御器、5……接点、20……水冷凝縮器、SW…
…検出手段(水用圧力スイツチ)、SH……サーモ
スタツト、M2−a……接点、MC−a……接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮機1と、水冷凝縮器20及びフアンF1
    …を付設する空冷凝縮器2を備え、前記空冷凝縮
    器2を使用する空冷運転時における外気温度の低
    下時、前記フアンF1……による風量を減少させ
    る如くした海上コンテナ冷凍機におけるドレンパ
    イプヒータの運転制御装置であつて、前記ドレン
    パイプヒータ3を、前記フアンF1……の風量を
    制御する風量制御器4からの低風量出力で閉じ、
    高風量出力で開く接点5と、前記水冷凝縮器20
    を使用する水冷運転の検出手段SWで水冷運転が
    検出されたとき開き、水冷運転が検出されない空
    冷運転時閉じる接点M2−aと、庫内温度を検出
    するサーモスタツトSHの作動で運転を停止する
    とき開き、運転中は閉じる接点MC−aとの直列
    回路に対して直列に接続したことを特徴とする海
    上コンテナ冷凍機におけるドレンパイプヒータの
    運転制御装置。
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