JPH04507028A - 走査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 走査装置 本発明は、２つの支持装置を備えた走査装置に関する。この支持装置の一方の端 部は、走査装置または走査装置の一部の互いに対向する２つの側面に取り付けら れており、さらに前記支持装置の他方の端部は固定されたホルダに取り付けられ ている。

この形式の走査装置は例えば、光ビームを用いてＣＤディスクのデータを読み取 る目的で、ＣＤプレーヤ内に組み込まれる。

光学式走査装置いわゆるオプティカルピックアップの構造および機能は、１９８ ４年刊行のＥｌｅｃｔｒｏｎｉｃＣｏｍｐｏｒ＋ｅｎｔｓ　＆　Ａｐｐｌｉｃａ ｔｉｏｎｓ　Ｖｏｌ、６．Ｎｏ、４の第２０９頁〜２１５頁に記載されている。

レーザダイオードから放射された光ビームは、対物レンズによりＣＤディスク上 へ集束され、そこから光検出器へ反射される。この光検出器の出力信号から、Ｃ Ｄディスク上に記憶されたデータと、フォーカシング調整回路ならびにトラッキ ング調整回路のための実際値とが得られる。上述の文献では、フォーカシング調 整回路のための目標値からの実際値の偏差をフォーカシングエラーと称しており 、他方、トラッキング調整回路の目標値からの実際値の偏差に対しては、半径方 向トラッキングエラーという表現を用いている。

フォーカシング調整回路のための調整部材としてコイルが用いられており、この コイルの磁界を介して対物レンズを光軸に沿って移動可能である。このフォーカ シング調整回路は対物レンズを変位させることによって、レーザダイオードから 放射された光ビームを常にＣＤディスク上へ集束させる。半径方向駆動部と称さ れることも多いトラッキング調整回路を用いることにより、光学式走査装置をＣ Ｄディスクの半径方向に移動可能である。これにより光ビームはＣＤディスクの 螺旋状のデータトラックを追従できる。

い（っかの機器では、半径方向駆動部はいわゆる粗調整駆動部と微調整駆動部と により構成されている。

粗調！駆動部は例えばスピンドルとして構成されており、これを用いることによ って、レーザダイオード、レンズ、プリズムビームスプリッタ、ならびに光検出 器から成る光学式走査装置全体を変位させることができる。調整部材としてコイ ルが設けられている微調整駆動部によって、光ビームを付加的に半径方向に変位 させることができる。したがってこの微調整駆動部を用いることにより、光ビー ムをＣＤディスクの半径に沿って僅かに一約１ｍｍ程度−移動させることができ る。

データを申し分なく再生するために、つまり例えばビデオディスクプレーヤの場 合には映像と音声を、あるいはＣＤディスクプレーヤの場合には音声だけを、ま たは光磁気ディスクのデータを、問題なく再生する目的で、ディスクに対する光 ビームの正確なフォーカシングのほかに、ディスクのデータトラックに沿った精 密な案内が必要とされる。

したがって調整部材として用いられるコイルが対物レンズまたは光学式走査装置 を両方向へ変位可能にするためには、対物レンズあるいは光学式走査装置全体は 、ディスク表面に対して垂直にも半径方向にも移動可能でなければならない。光 軸に沿った運動はフォーカシングに用いられるのに対し、ディスク表面に対して 平行な運動はトラックの追従に用いられる。

対物レンズまたは光学式走査装置の取り付けは、一方では容易に動かせるように すべきであって、これによって対物レンズないし光学式走査装置を移動させるた めに僅かな力さえあれば十分である。しかし他方、当該装置は振動しにくくなけ ればならない、しかも対物レンズないし光学式走査装置は、垂直方向に対してで きるかぎり正確に平行に、かつディスク面に対してできるかぎり正確に平行に案 内できるようにすべきである。

ヨーロッパ特許出願５１０１７８０７７号の第７図には、対物レンズが互いに平 行な４つの板バネによってフレームに取り付けられている形式の光学式走査装置 が示されている。これらの板バネは光軸の方向に一ディスク表面に対して垂直に 一旋回可能であって、フォーカシングバネと呼ばれている。上記のフレームは、 さらに別の互いに平行な４つの板バネを介して固定されたケーシング部分と接続 されているが、これらの板バネの振動面は、上記の４つのフォーカシングバネの 振動面に対して垂直である。トラッキングバネと呼ばれているこれらの板バネの 振動面は、ディスク表面に対して平行である。

しかし上述のヨーロッパ特許出願第０１７８０７７号の第７図に示されている光 学式走査装置は幾つかの欠点を有する。対物レンズは板バネによってケーシング に取り付けられているので、この装置は容易に振動しやすい。しかもそれらの板 バネは、対物レンズの正確な平行な案内を保証するものではない。

奉賀的な欠点は、装置全体が種々異なる材料から成る多数の部材から組み立てら れていることである。板バネを用いて対物レンズを固定するには、製造時に綿密 な機械的精密作業が必要とされ、このような作業は時間を要するだけでなく製造 コストも高める。

したがって本発明の課題は、構成が簡単で製造コストが著しく僅かであるにもか かわらず、光軸とディスク面とに対して極めて正確に平行に案内可能でありかつ 振動しにくい光学式走査装置を提供することにある。

本発明によればこの課題は、各支持装置は、リンクによりそれぞれ互いに接続さ れている２つの端部と２つの中間部と少なくとも１つの中央部とから構成されて おり、さらに前記端部を中間部と接続する外側の両方のリンクの互いに平行な旋 回軸は、前記中央部を中間部と接続する内側の両方のリンクの互いに平行な旋回 軸に対して垂直であるようにしたことによって解決される。

第１図は支持装置の１つの実施例の平面図であり、第２図は支持装置の側面図で あり、！！３図は本発明の１つの実施例の平面図であり、′！Ｊ４図はこの実施 例の側面図である。

次に、まず第１図と第２図を用いて支持装置につし）で記載して説明する。

第２図には支持装置の側面図が示されており、この装置は対称的に構成されてい る。一方の端部Ｅには中間部Ｚが続いており、この中間部には互ｂ１に平行な２ つの中央部Ｍが続いている。さらにこの中央部には再び１つの中間部Ｚと他方の 端部Ｅとが続いて０る０個々の部分は次のようにしてリンクによって互１１１に 接続されている。

両方の端部Ｅは、それぞれ２つのリンクに１を介して両方の中間部Ｚと接続され てし＼る。両方の中間部Ｚの間には互いに平行に延在する２つの中央部Ｍが設け られており、これらの中央部はそれぞれ１つのリンクに２によって中間部２と接 続されている。互し〜に平行なリンクに１の旋回軸は、互いに平行なリンクに２ の特表平４−５０７０２８　（３’） 旋回軸に対して垂直である。この支持装置はプラスチックから成る１つの部品に より製造されている。各ヒンジ点には切れ込みが設けられており、これによりリ ンクに１およびに２として用いられる折曲個所が形成される。端部Ｅには孔Ｂが 設けられており、これによって一方の側に光学式走査装置全体を、あるいは走査 装置の複数個の部材のうちの１つを、例えば対物レンズを取り付け、他方の側に おいて装置全体をホルダＨに取り付けることができる。

第２図にはこの支持装置の平面図が示されている。

第３図には本発明の１つの実施例が示されており、この場合、対物レンズＯのた めの保持部材りの互いに対向する２つの側に、２つの支持装置の各々の一方の端 部Ｅが取り付けられている。上記の両方の支持装置のそれぞれ他方の端部Ｅは、 固定されたホルダＨに取り付けられている。

この取り付けは、例えば孔Ｂに差し込まれるネジまたはビンにより行なわれる。

双方向の矢印によって、いかにしてディスク表面に対して正確に平行に対物レン ズを変位できるかが示されている。リンクに１が折曲個所においてどのように構 成されているのかも、同様に第３図に示されている。

第４図には、第３図による実施例の側面図が示されている０両方向の矢印によっ て、対物レンズをその光軸に対して正確に平行に案内できることが示されている 。ざらに１１４図から、対物レンズがその先軸に対して平行に動かされたときに 、リンクに２がどのようにはたらくのかが示されている。

対物レンズＯは、例えば磁石およびコイルを用いて光軸に対して平行にかつディ スク表面に対して平行（こ移動可能である。この磁石は、例えばレンズ保持部材 り上にまたはその中に配置でき、他方、コイルはレンズ保持部材りの右左あるい は前後に設けられて塾）る。

見やすくするために、第３図および第４図にはコイルと磁石は描かれていない。

本発明の重要な利点は、支持装置をプラスチ・ソクカ１ら成る一体構成により製 造できることである。何故ならばこのことによって、複数個のバネと種々の材料 力鳥ら成る固定された部材とから組み立てられた、冒頭で述べたヨーロッパ特許 出願第０１７８０７７号による光学式走査装置のための支持装置の場合よりも、 製造コストが僅かになるからである。本発明による支持装置の場合、公知の支持 装置の場合のように接続部材としてバネが設けられていないので、本発明の場合 には対物レンズをあるいは光学式走査装置全体を、それよりも良好に平行に案内 することができる。本発明による光学式走査＃賞は、バネが設けられている光学 式走査装置のように振動しやすくない。共振周波数および可動性は、端部、中間 部、中央部、ならびにリンクの寸法を変えることにより、容易に変化させること 力（できる、したがって付加的な構成を設けることなく、共振周波数を問題のな い範囲へ移すことができる。中間部および中央部の長さを変えることにより、ア ームの長さを両方向に変化させることができる。

本発明による走査装置では、走査の形式は一機械式であるか非接触式であるかは 一重要ではない。例えばこの走査装置は、ＣＤプレーヤ、ビデオディスクプレー ヤ、ＤＲＡＷディスクプレーヤ、あるいは光磁気記録／再生装置のような光学式 走査装置に適している。

Ｆｉｇ、７ Ｆｉｇ、Δ 国際調査報告 国際調査報告 ＰＣ−ｒ／Ｅｐｑｃｌｏ＋ｃ３ｂ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．２つの支持装置を備えた走査装置であって、該支持装置の一方の端部は、走 査装置または走査装置の一部の互いに対向する２つの面に取り付けられており、 さらに前記支持装置の他方の端部は固定されたホルダ（Ｈ）に取り付けられてい る形式の走査装置において、 各支持装置は、リンク（Ｋ１，Ｋ２）によりそれぞれ互いに接続されている２つ の端部（Ｅ）と２つの中間部（Ｚ）と少なくとも１つの中央部（Ｍ）とにより構 成されており、 さらに前記端部（Ｅ）を中間部（Ｚ）と接続する外側の両方のリンク（Ｋ１）の 互いに平行な旋回軸は、前記中央部（Ｍ）を中間部（Ｚ）と接続する内側の両方 のリンク（Ｋ２）の互いに平行な旋回軸に対して垂直であるようにしたことを特 徴とする走査装置。
2. ２．端部（Ｅ）と中間部（Ｚ）は互いに平行に延在しており、各端部（Ｅ）は少 なくとも１つのリンク（Ｋ１）により中間部（Ｚ）と接続されており、さらに互 いに平行に延在する２つの中央部（Ｍ）はその端部において、それぞれ１つのリ ンク（Ｋ２）を介して中間部（Ｚ）と接続されている請求項１記載の走査装置。
3. ３．前記支持装置はプラスチック材から成る一体構成により製造されており、ヒ ンジ点には、折曲個所が形成されるようにるプラスチック材の中に設けられた切 れ込み（Ｋ１，Ｋ２）が設けられていて折曲個所を形成しており、さらに端部（ Ｅ）と中間部（Ｚ）の間の切れ込みは、中央部（Ｍ）と中間部（Ｚ）の間の切れ 込みに対して垂直であるようにした請求項１または２記載の走査装置。