JPH0121542B2 - - Google Patents

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JPH0121542B2
JPH0121542B2 JP12202583A JP12202583A JPH0121542B2 JP H0121542 B2 JPH0121542 B2 JP H0121542B2 JP 12202583 A JP12202583 A JP 12202583A JP 12202583 A JP12202583 A JP 12202583A JP H0121542 B2 JPH0121542 B2 JP H0121542B2
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leaf springs
optical system
leaf spring
fixed
leaf
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JP12202583A
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Takashi Ushita
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0121542B2 publication Critical patent/JPH0121542B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0925Electromechanical actuators for lens positioning
    • G11B7/0932Details of sprung supports

Landscapes

  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はCD(コンパクトデイスク)プレーヤに
装備される光学式ピツクアツプなどにおいて、対
物レンズなどの光学系部材を微駆動自在に支持す
るための光学系の支持装置に関する。
〔光学式ピツクアツプの原理〕
最近、CDプレーヤなどに光学式ピツクアツプ
が設けられている。第1図はこの種の光学式ピツ
クアツプの構造の一例を模式的に示したものであ
る。CDプレーヤなどに装填されるデイスク1は、
透過層1aの内方に反射可能な記録面1bが形成
されており、この記録面1bのトラツク上に情報
をデイジタルによつて記録するためのピツトpが
形成されている。一方、光学式ピツクアツプの発
光源であるレーザーダイオード2から発せられる
ビームは、ビームスプリツター3、コリメートレ
ンズ4、1/4波長板6を通過し、プリズム7に反
射されて対物レンズ8に至る。そして、この対物
レンズ8によつて前記デイスク1内の記録面1b
にビームスポツトが形成される。そして記録面1
bあるいはピツトpによつて反射されたビーム
が、対物レンズ8、プリズム7、1/4波長板6な
どを経てビームスプリツター3に戻るが、このと
き反射ビームは偏波面が90度変化させられている
ため、ビームスプリツター3内にて90度方向へ反
射され、シリンドリカルレンズ9を経て受光素子
であるホトダイオード10によつて受光されるよ
うになつている。そして、ビームスポツトがピツ
トpに当たる際の強度変調によつて、ピツトpの
有無を検知できるようになつているものである。
また、この種の光学式ピツクアツプではビーム
のピントを記録面1bに合わせるためのフオーカ
シングサーボ機構11と、ビームスポツトを記録
面1b上のトラツクに追従させるためのトラツキ
ングサーボ機構12が設けられている。フオーカ
シングサーボ機構11は、対物レンズ8と一体化
されているボイスコイル11aと、これを駆動す
るためのマグネツト11bとヨーク11cとから
成る磁気回路によつて構成されている。また、ト
ラツキングサーボ機構12は、対物レンズ8とフ
オーカシングサーボ機構11などから成る光学系
被駆動部材全体(第1図に符号13で示すもの)
に対して取付けられているボイスコイル12a
と、これを駆動するためのマグネツト12bとヨ
ーク12cとから成る磁気回路によつて構成され
ている。フオーカシングサーボ機構11では、ボ
イスコイル11aに対する電流を変化させること
により、13の部材内において対物レンズ8が図
の上下方向へ微動し、またトラツキングサーボ機
構12では、ボイスコイル12aに対する電流を
変化させることによつて対物レンズ8など(13
の部材全体)が図の左右方向へ微動するようにな
つている。この各微動作によつて、ビームスポツ
トが記録面1bに対してピントが合い、またビー
ムスポツトがトラツクに追従するように調整され
る。上記の原理にて動作する対物レンズ8は、板
ばねなどの支持装置により13の部材内にて支持
されており、また、対物レンズ8とフオーカシン
グサーボ機構11とプリズム7などが一体となつ
ている光学系被駆動部材(13全体)も板ばねな
どの支持装置によつて支持されているものであ
り、板ばねなどの弾性変形によつて上記の微動作
が生じるようになつている。
〔光学系の支持装置の従来例ならびに問題点〕
第2図〜第4図はこの支持装置の従来例を原理
図によつて示したものである。なお、これらの図
は、被駆動部材である対物レンズ8をフオーカシ
ングサーボ動作させる場合の支持動作を示したも
のである。光学系の被駆動部材である対物レンズ
8を板ばねによつて支持する場合には、まず第2
図に示すように、1枚の板ばね14によつて片持
ちにて支持する方法があるが、この場合には、サ
ーボ機構によつて対物レンズ8を下方へ引いた際
に、板ばね14の変形によつてたわみδが生じる
ばかりでなく、光軸に傾きθが生じる欠点があ
る。
また、第3図に示すように、2枚の板ばね15
によつて対物レンズ8を片持支持すれば、第2図
の場合のような光軸の傾きθは生じなくなるが、
たわみδは依然として生じることになる。このた
わみδが生じると、この値δに相当する距離だけ
対物レンズ8が位置ずれを起こすことになり、そ
の分のトラツキングサーボ動作が新たに必要にな
り、動作の無駄が生じることになる。また、安定
したサーボもかかりにくくなる。
さらに、第4図に示すように、対物レンズ8を
左右2枚ずつの板ばね16によつて支持する方法
も考えられるが、この場合には、対物レンズ8の
上下方向への動きを許容させるために、弱い板ば
ねを使用しなくてはならない。そのため、板ばね
16による支持力が弱くなり、対物レンズ8が紙
面に対し直交する方向などへ動きやすくなり、無
駄な動きが多くなる欠点がある。
また、第1図にて13で示す被駆動部材全体を
トラツキングサーボさせるための機構において
も、板ばねを使用した支持装置を用いるが、その
支持手段においても上記と同じ問題点がある。
〔本発明の目的〕
本発明は上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、簡単な支持構造でありながら、光学
系部材の傾斜を無くし、且つ光学系部材が光軸に
沿う方向へ確実に動作できるようにした光学系の
支持装置を提供することを目的としている。
〔本発明の構成〕
本発明による光学系の支持装置は、第一の組の
2枚の板ばねの一端を固定して、この第一の組の
板ばねの自由端に、第二の組の2枚の板ばねの一
端を固定し、この第二の組の2枚の板ばねの自由
端に光学系部材を支持し、且つ、第一の組の板ば
ねのばね定数と第二の組の板ばねのばね定数との
比が、第一の組の板ばねの長さと第二の組の板ば
ねの長さとの比の平方根に、反比例するように設
定したことを特徴とするものである。
〔本発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を第5図以下の図面によ
つて説明する。
第5図はCDプレーヤにおける光学式ピツクア
ツプの一部分を示す平面図、第6図は本発明によ
る光学系の支持装置を実施したアクチユエータの
側面図、第7図はアクチユエータの分解斜視図、
第8図はアクチユエータの組立図、第9図はアク
チユエータの動作原理図である。
第5図において、符号21はターンテーブルで
ある。このターンテーブル21は、コンパクトデ
イスク1の中央部をクランプしてモータ動力によ
りコンパクトデイスク1を回転駆動するためのも
のである。また、コンパクトデイスク1内の記録
面1b(第1図参照)上のビツト情報を読むため
の光学式ピツクアツプ30は、対物レンズ8のサ
ーボ駆動を行なうためのアクチユエータ31と、
光学式検知部32とから成り、これらがスライダ
33上に搭載されて構成されている。この光学式
検知部32は、レーザーダイオード2、ビームス
プリツター3、コリメートレンズ4、1/4波長板
6、シリンドリカルレンズ9ならびにホトダイオ
ード10(いずれも第1図に示したものと同じも
の)などの発光・受光系の各部材から成つてい
る。このスライダ33は2本の平行なガイド軸3
4a,34bにガイドされている。この両軸34
a,34bの一方がスクリユー軸になつており、
このスクリユー軸の回転による送り力を受けてス
ライダ33が第5図の左右方向(特に読取り動作
では右方向)へ駆動され、コンパクトデイスク1
の記録面1bに対してトラツクを横切る方向へい
わゆる荒送りされるようになつている。
次に、本発明による支持装置を実施しているア
クチユエータ31の構成を説明する。
コンパクトデイスク1に対向する対物レンズ8
(第1図において説明したものと同じ)は、鏡筒
35内に保持されている。また、鏡筒35の下端
にはフランジ36が形成されており、このフラン
ジ36の下面にボイスコイル37が固着されてい
る。この鏡筒35は板ばね38によつて支持され
ている。この板ばね38は1枚のばね性材料から
プレス成形したものであり、全体がコの字形状に
成形され、その上側が上部長片38aと上部短片
38bとに分割されており、下側が下部長片38
cと下部短片38dとに分割されている。前記鏡
筒35の側部には支持突起35aが設けられてお
り、板ばね38の上部短片38bと下部短片38
dの各自由端が、この支持突起35aの上下面に
対してねじなどにより固定されている。また、板
ばね38の上部長片38aと下部長片38cの非
連続側各端部(第7図の左側端部)の間には固定
側補強部材39が介装されている。そして、この
固定側補強部材39が中間ベース40の固定面4
0aに対しねじなどによつて固定されている。す
なわち、下部長片38cの端部は固定側補強部材
39と固定面40aとの間に挟持されることにな
る。また、上部長片38aの端部の上には押え板
41が添装され、上部長片38aの端部が固定側
補強部材39上に確実に固定されている。一方、
板ばね38の自由端側(コの字に折曲げた側)に
は、内側に自由端側補強部材42が入り、板ばね
38を挟んで、下側から押え板43が、上側から
押え板44が添装され、ねじなどによつて固定さ
れて、板ばね38の自由端の補強がなされてい
る。一方、中間ベース40の中央には上下に貫通
するビーム通過穴40bが穿設されている。ま
た、このビーム通過穴40bの周囲にはマグネツ
ト45とヨーク46とから成る磁気回路が装備さ
れており、板ばね38を固定面40a上に固定し
た状態にて、鏡筒35の下端のボイスコイル37
が磁気回路のスリツト内に入るようになつている
(第6図参照)。このボイスコイル37と、マグネ
ツト45とヨーク46によつてフオーカシングサ
ーボ機構が構成されている。なお、中間ベース4
0のビーム通過穴40bの真下には、レーザービ
ームを反射させるためのプリズム47が固定され
ている。
また、中間ベース40は板ばね50によつて支
持されている。この板ばね50も一枚のばね性材
料によつてコの字状にプレス成形したものであ
る。この板ばね50の一方の折曲面は長片50a
と短片50bとに分割されており、他の折曲面も
これと対称に長片50cと短片50dとに分割さ
れている。各長片50aと50cの非連続側端部
は固定ブロツク51の両側面に支持され、さらに
その両側が押え板52と53とによつて挟まれて
おり、ねじなどによつて固定されている。そし
て、この固定ブロツク51の取付面51aが、前
記スライダ33の固定面33aに当接して4本の
ねじなどにより固定されるようになつている(第
5図参照)。また、板ばね50の自由端(コの字
状折曲側端部)の内部には補強部材54が挿入さ
れ、その両側には板ばね50を挟んで一対の押え
板55(片側のみ図示する)が添装され、ねじな
どによつて固定されている。板ばね50の自由端
側はこの補強部材54によつて補強されている。
一方、前記中間ベース40の両側面には支持突起
40cと40dが形成されており、この部分が板
ばね50の両短片50bと50dの各自由端に固
定されている。この固定手段はねじのみによつて
行なつてもよいし、第8図に示す押え板56を介
してねじ止め固定してもよい。
また、中間ベース40の一方の側には支持突起
40dと連続するコイル支持突起40eが一体に
形成されている。中間ベース40が板ばね50に
固定された状態では、このコイル支持突起40e
が板ばね50の切欠き50e(第7図参照)から
外側に突出する。そして、このコイル支持突起4
0eに円板57が固定され、この円板57にボイ
スコイル58が固定される。一方、第5図に示す
ように、スライダ33には、マグネツト61とヨ
ーク62から成る磁気回路が設けられており、ア
クチユエータ31の固定ブロツク51がスライダ
33に固定された状態にて、ボイスコイル58が
マグネツト61とヨーク62の間のスリツト内に
介入するようになつている。このボイスコイル5
8とマグネツト61とヨーク62とによつてトラ
ツキングサーボ機構が構成されているものであ
る。
〔本発明による支持動作原理〕
次に本発明による光学系の支持装置の支持動作
について説明する。
前記において説明した光学式ピツクアツプ30
のアクチユエータ31内には本発明による支持装
置が2箇所実施されている。その1つは中間ベー
ス40に対する鏡筒35の支持部分であり、他の
1つはスライダ33(第5図参照)に対する中間
ベース40の支持部分である。
この両部分における支持装置の支持動作原理は
第9図に示す。この図において、固定部Aからは
片持の2枚の板ばねBa,Bbが延びて、その自由
端Cからさらに2枚の板ばねDa,Dbが延びてお
り、この板ばねDa,Dbの先端に光学系部材Eが
支持されている。この支持装置において、光学系
部材Eを図の下方へ引くと、各板ばねBa,Bb,
Da,Dbが図のように変形する。このとき、板ば
ねBa,Bbの自由端Cに着目すると、この自由端
Cは板ばねBa,Bbの変形により図の左方向へδa
だけたわむ。また、自由端Cに対する光学系部材
Eの位置に着目すると、光学系部材Eは板ばね
Da,Dbの変形によつて、δbだけ図の右方向へた
わむ。すなわち、板ばねをこのように組合わせる
ことによつて、各板ばねの変形による逆方向への
たわみδaとδbとが互いに打ち消し合い、光学系
部材Eは移動体とほぼ同じ軸線上に位置させるこ
とが可能になる。もちろん、板ばねBa,Bb,
Da,Dbを2枚ずつ組にしているので光学系部材
Eの軸の傾きも生じないことになる。
この原理を本発明の実施例にあてはめてみる
と、まず、対物レンズ8の支持系では、第9図の
Aが固定側補強部材39に相当し、自由端Cが自
由端側補強部材42に相当し、さらに光学系部材
Eが鏡筒35に相当する。そして、板ばねBaが
上部長片38aに、板ばねBbが下部長片38c
に相当する。また、板ばねDaが上部短片38b
に相当し、板ばねDbが下部短片38dに各々相
当する。
次に、中間ベース40の支持系においては、第
9図のAがスライダ33ならびに固定ブロツク5
1に相当し、自由端Cが補強部材54に相当、さ
らに光学系部材Eが中間ベース40に相当する。
そして、板ばねBaとBbが板ばね50の長片50
aと50cに相当し、板ばねDaとDbが短片50
bと50dに相当することになる。
上記の第9図に示した動作原理によれば、2組
の板ばねの変形の組合せにより、互いに逆向きと
なるδaとδbが互いに打ち消し合う関係にある。
よつて、このδaとδbが同一になれば、光学系部
材Eが常に同一軸上を上下動作するようになる。
ここで、このようになるための条件を求める。第
10図、第11図はこの条件を求めるための説明
図である。第11図は片持ちの板ばねの弾性変形
を略図によつて示したものである。変形前の自由
端は(イ)点にあり、変形後の自由端は(ロ)点にある。
変形後の図の上下方向のたわみをxとすると、こ
のxが微小である範囲内においては図の角度αは
約90度である。
α≒90゜ したがつて図に示す角度βaとβbは等しくなる。
βa≒βb また、 tanβa≒x/(l−δ) tanβb=δ/x であるから、 x/(l−δ)≒δ/x であり、 x2=δ(l−δ) となる。
ここでδはlに比較して十分に小さい値である
から、 x2≒δ×l であり、よつて δ≒x2/l ………(1) となる。
ここで、第10図に示すように、本発明による
支持装置の第一の組の板ばねBa,Bbのばね定数
をka、長さをlaとし、この板ばねの第10図に
おける上下方向へのたわみをxaとし、位置ずれ
(xaと直交する方向のたわみ)をδa(第9図参照)
とする。また、第二の組の板ばねDa,Dbのそれ
ぞれの値をkb、lb、xb、δbとすると、前記(1)式
より、 δa≒xa2/la、δb≒xb2/lb となる。求める条件であるδa=δbを満足するた
めには、 xa/xb=√ となる必要がある。ここで各組の板ばねに作用す
る荷重は同じであるから、 xa×ka=xb×kb、 xa×xb=kb/ka となる。よつて、 kb/ka≒√ ………(2) となる。この(2)式を満足する板ばねの組合わせに
より、すなわち、第一の組の板ばねのばね定数と
第二の組の板ばねのばね定数との比が、第一の組
の板ばねの長さと第二の組の板ばねの長さとの比
の平方根に、反比例するように設定することによ
り、両組の板ばねの変形による横方向へのたわみ
δaとδbは互いに打ち消し合う関係になり、第9
図において、光学系部材Eはほぼ同軸上を上下動
作できることになる。
本発明の実施例においては、フオーカシングサ
ーボ系で、板ばね38の長片38a,38cと短
片38b,38dのばね定数および長さを前記(2)
式の関係に設定することにより、対物レンズ8を
同一軸上にて昇降動作させることができるように
なる。同様に、トラツキングサーボ系で、板ばね
50の長片50a,50cと短片50b,50d
のばね定数および長さを前記(2)式の関係に設定す
ることにより、中間ベース40を同軸上にて動作
させることができるようになる。
〔光学式ピツクアツプによる読取り動作〕
次に、光学式ピツクアツプ30全体による読取
り動作について説明する。
コンパクトデイスク1はターンテーブル21上
にクランプされ、モータによつて駆動される。ま
た、2本のガイド軸34a,34b(第5図参照)
のうちの一方のスクリユー軸がモータ(図示せ
ず)によつて回転駆動され、スライダ33が第5
図の右方向へ移動する。そして、コンパクトデイ
スク1内の螺旋トラツク上に記録されている情報
が対物レンズ8によつて読み取られる。また、コ
ンパクトデイスク1内の記録面1b(第1図参照)
にビームスポツトのピントを合わせるためのフオ
ーカシングサーボは、鏡筒35の下端のボイスコ
イル37への電流を変えることによつて行なう。
この電流の変更によつて、マグネツト45とヨー
ク46内に介入しているボイスコイル37は第6
図において上下方向へ駆動される。このとき板ば
ね38は、固定側補強部材39を固定端、自由端
側補強部材42を自由端として、第9図に示した
のと同じ原理にて動作し、対物レンズ8ならびに
これにビームを反射するプリズム47がほぼ同軸
上にて上下動作することになる。また、ビームス
ポツトをコンパクトデイスク1内のトラツクに追
従させるためのトラツキングサーボは、中間ベー
ス40に取付けられたボイスコイル58への電流
変更によつて行なう。この電流の変更により、マ
グネツト61とヨーク62の間に介入しているボ
イスコイル58が、第5図の左右方向へ駆動され
る。このとき、板ばね50は固定ブロツク51側
と固定端とし、補強部材54側を自由端として、
第9図のものと同し原理にて図の左右方向へ動作
する。よつて、対物レンズ8は同一線上にて移動
することになる。また、鏡筒35の下端に取付け
られているプリズム47は光学式検知部32の方
向を向いているが、このプリズム47が対物レン
ズ8とともに第5図の左右方向へ同軸上にて移動
するため、対物レンズ8が光軸に対して常に軸ず
れを生じなくなり、光学式検知部32とのレーザ
ービームの授受が正確にできるようになる。
〔本発明の変形例〕
なお、本発明による支持装置の板ばねの形状は
図に示したものに限られず、第9図の原理に適応
する範囲で自由に設定できる。また、板ばね38
と50の各々の自由端に補強部材42および54
を設ければ板ばねの横振れ強度やねじり強度が向
上するが、この補強部材を特に設けなくてもよ
い。逆に、板ばね38および50の各短片、長片
を別々に成形して、これらを各補強部材42およ
び54に固定してもよい。
〔本発明の効果〕
以上のように本発明によれば以下に列記する効
果を奏するようになる。
(1) 片持の2枚の板ばねの自由端に別々の2枚の
板ばねを設け、この後者の板ばねの先端にて光
学系部材を支持したので、この光学系部材を駆
動させる際に、各組の板ばねの変形によるたわ
みが互いに打ち消し合う方向となり、よつて、
移動軸に対する軸振れがなくなる。特に光学系
部材の場合には、この動作により、光軸のずれ
が生じなくなり、各種調整動作が正確にできる
ようになる。
(2) 板ばねは2枚ずつを組にしているので、この
2枚の板ばねにて支持されている光学系部材は
軸が傾くことなく動作する。よつて光軸の傾斜
などによる光学的な不都合は生じない。
(3) 本発明の光学系の支持装置を実施することに
より、光学系ピツクアツプのフオーカシングサ
ーボ機構及びトラツキングサーボ機構が一体的
に構成できるようになり、ピツクアツプ部分の
小型化が可能となる。
(4) 第一の組の板ばねのばね定数の第二の組の板
ばねのばね定数との比が、第一の組の板ばねの
長さと第二の組の板ばねの長さとの比の平方根
に、反比例するように設定したのち、2組の板
ばねのたわみが互いに完全に打ち消し合うよう
になり、光学系部材が確実に同軸上を動作する
ようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は光学式ピツクアツプの原理を示した部
材配置図、第2図、第3図、第4図は従来の光学
系の支持装置の支持動作を示す説明図、第5図以
下は本発明の実施例を示すものであり、第5図は
コンパクトデイスクプレーヤの光学ピツクアツプ
部を示す平面図、第6図はその右側面図、第7図
は本発明による光学系の支持装置を備えたアクチ
ユエータの分解図、第8図はそのアクチユエータ
の組立状態を示す斜視図、第9図は板ばねの変形
による支持動作原理の説明図、第10図、第11
図は2組の板ばねのたわみの関係を計算するため
の説明図である。 1……コンパクトデイスク、30……光学式ピ
ツクアツプ、31……アクチユエータ、39,5
1,A……固定端、38a,38c,50a,5
0c,Ba,Bb……第一の組の板ばね、38b,
38d,50b,50d,Da,Db……第二の組
の板ばね、42,54,E……光学系部材、ka
……第一の組の板ばねのばね定数、kb……第二
の組の板ばねのばね定数、la……第一の組の板ば
ねの長さ、lb……第二の組の板ばねの長さ、δa…
…第一の組の板ばねのたわみ、δb……第二の組
の板ばねのたわみ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第一の組の2枚の板ばねの一端を固定して、
    この第一の組の2枚の板ばねの自由端に、第二の
    組の2枚の板ばねの一端を固定し、この第二の組
    の2枚の板ばねの自由端にて光学系部材を支持
    し、且つ、第一の組の板ばねのばね定数と第二の
    組の板ばねのばね定数との比が、第一の組の板ば
    ねの長さと第二の組の板ばねの長さとの比の平方
    根に、反比例するように設定したことを特徴とす
    る光学系の支持装置。
JP12202583A 1983-07-05 1983-07-05 光学系の支持装置 Granted JPS6013333A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12202583A JPS6013333A (ja) 1983-07-05 1983-07-05 光学系の支持装置
US06/627,874 US4596444A (en) 1983-07-05 1984-07-05 Double cantilever support construction for optical systems

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12202583A JPS6013333A (ja) 1983-07-05 1983-07-05 光学系の支持装置

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Publication Number Publication Date
JPS6013333A JPS6013333A (ja) 1985-01-23
JPH0121542B2 true JPH0121542B2 (ja) 1989-04-21

Family

ID=14825722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12202583A Granted JPS6013333A (ja) 1983-07-05 1983-07-05 光学系の支持装置

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JP (1) JPS6013333A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0237531A (ja) * 1988-07-28 1990-02-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光学レッド支持装置

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Publication number Publication date
JPS6013333A (ja) 1985-01-23

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