JPH04506085A - ジメチル―2,6―ナフタレンジカルボキシレート及び2,6―ナフタレンジカルボン酸水素メチルからのポリ(エチレン―2,6―ナフタレンジカルボキシレート)の製造 - Google Patents

ジメチル―2,6―ナフタレンジカルボキシレート及び2,6―ナフタレンジカルボン酸水素メチルからのポリ(エチレン―2,6―ナフタレンジカルボキシレート)の製造

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ジメチル−2,6−ナツタレンジカルボキシレー)及ヒ2 、6−ナフタレンジ カルボン酸水素メチルからのポリ(エチレン−2゜6−ナフタレンジカルボキシ レート)の製造発里■!量 1ユ立盆見 本発明は、ポリ(エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート)の製造に 関する。
豊見皇に所 ポリ(エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート)は、重縮合及びポリ エステル化触媒系の存在下におけるジメチル−2,6−ナフタレンジカルボキシ レート及びエチレングリコールのポリエステル化によって製造される。
ジメチル−2,6−ナフタレンジカルボキシレートの製造においては、かなりの 量の2.6−ナフタレンジカルボン酸水素メチルも製造される。その結果、ジメ チル−2,6−ナフタレンジカルボキシレートから′のポリ(エチレン−2,6 −ナフタレンジカルボキシレート)の典型的遍製造の間、2゜6−ナフタレンジ カルボン酸水素メチルの存在が重縮合反応を阻害する。この阻害のため、望まし いインヘレント粘度より低いインヘレント粘度を有する最終生成物が製造される 。
従って、2,6−ナフタレンジカルボン酸水素メチルが混入したジメチル−2, 6−ナフタレンジカルボキシレート出発原料から高品質のポリ(エチレン−2, 6−ナフタレンジカルボキシレート)製品の製造することが必要とされている。
光ユ見!n 従って、本発明の目的は、2,6−ナフタレンジカルボン酸水素メチルが混入し たジメチル−2,6−ナフタレンジカルボキシレート出発原料から高品質のポリ (エチレン−2゜6−ナフタレンジカルボキシレート)製品を製造する方法を提 供することにある。
本発明者らは、本発明の目的及び以下に示す発明の説明から明白になるであろう 他の目的を満足させる方法を発見した。
この方法においては、最初に、アミンまたはアンモニウム触媒の存在下において 10重量%以下の2.6−ナフタレンジカルボン酸水素メチルを含むジメチル− 2,6−ナフタレンジカルボキシレート生成物を炭酸エチレンでエステル化する 。
次いで、このエステル化された物質を、ポリエステル化/重縮合触媒系の存在下 においてエチレングリコールと反応させて、高品質のポリ(エチレン−2,6− ナフタレンジカルボキシレート)製品を得る。エチレングリコール以外のグリコ ール、たとえば、炭素数3〜8のグリコールも存在できることを理解されたい。
しい ′″旨 の−なU 本発明者らは、最初にアミンまたはアンモニウム触媒の存在下において2,6− ナフタレンジカルボン酸水素メチル末端基を炭酸エチレンでエステル化すること によってジメチル−2,6−ナフタレンジカルボキシレート中の2.6−ナフタ レンジカルボン酸水素メチル部分をポリマー鎖中□に取り入れることができるこ とを見い出した。2,6−ナフタレンジカルボン酸水素メチルを充分にエステル 化した後、通常のポに製造できる。得られるポリ(エチレン−2,6−ナフタレ ンジカルボキシレート)は優れた性質及び色を有する。それは包装、フィルム及 び繊維用に使用できる。
2.6−ナフタレンジカルボン酸水素メチルは、繰り返し結晶化または蒸留のよ うないくつかの精製方法によってジメチル−2,6−ナフタレンジカルボキシレ ートから除去できる。これらの方法は両者とも費用がかかる。
明らかに、ポリ(エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート)の製造方 法はできるだけ費用がかからないべきである。本発明は、2.6−ナフタレンジ カルボン酸水素メチルを含むジメチル2.6−ナフタレンジカルボキシレートか らの高品質のポリ(エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート)の低コ ストの製造を可能にした。
2.6−ナフタレンジカルボン酸水素メチルの末端基が炭酸エチレンで充分には エステル化されていない場合には、未反応の2.6−ナフタレンジカルボン酸水 素メチルが重縮合反応を阻害する。この阻害によって所望のインヘレント粘度よ り低いインヘレント粘度を有する最終生成物が生じる。従って、出発混合物中に 存在する2、6−ナフタレンジカルボン酸水素メチルは、この夾雑物が10重量 %存在する場合には少な(とも98%までエステル化しなければならない。出発 混合物中の夾雑物の含量がこれより少ない場合には対応する少量のエステル化を 使用すればよい。
米国特許第4.521.585号は、プレポリマー(オリゴマー)からポリ(エ チレンテレフタレート)、ポリ(エチレン1゜4−シクロヘキサンジカルボキシ レート)、ポリ(エチレンイソフタレート)、ポリ(エチレンナフタレート)、 それら相互のコポリマー及び改質用脂肪族ジカルボン酸とのそれらのコポリマー 、並びにそれらの置換されたグリコール反復単位態種が製造できることを開示し ている。プレポリマーは、1種または複数のアミン混合物の存在下における炭酸 エチレンまたは置換された炭酸エチレンによる1種または複数の対応する酸のエ ステル化によって得られる。
使用するアミン化合物としては、トリアルキルアミン、テトラアルキルジアミン 、N−アルキル化複素環式アミン及びいくつかの第4アンモニウム塩が挙げられ る;しかしながら、この文献には、本発明に従って炭酸エチレンを用いて、ジメ チル−2,6−ナフタレンジカルボキシレートのポリエステル化から得られた高 品質のポリ(エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート)・製品中への 2.6−ナフタレンジカルボン酸水素メチルの取り込みを可能にできることは何 ら示唆さ雇・ない。
即ち、本発明は、エチレングリコールと、夾雑物としてがなりの量の2.6−ナ フタレンジカルボン酸水素メチルを含むジメチル−2,6−ナフタレンジカルボ キシレート製品との重縮合反応によるポリ(エチレン−2,6−ナフタレンジカ ルボキシレート)の製造に関する。本発明は、最初にアミンまたはアンモニウム 触媒の存在下において2,6−ナフタレンジカルボン酸水素メチルの末端基を炭 酸エチレンでエステル化することによってジメチル−2,6−ナフタレンジカル ボキシレート中の2,6−ナフタレンジカルボン酸水素メチル部分をポリマー鎖 中に取り込ませることができる。
2.6−ナフタレンジカルボン酸水素メチル部分を充分にエステル化した後、反 応混合物にポリエステル化/重舎縮合触媒系を加えて、ポリエステル化及び重縮 合反応を行う。たとえば、重縮合段階において、反応混合物は溶融液中において 、たとえば、270℃〜300℃において、たとえば、約285°Cにおいてイ ンヘレント粘度(1,V、) 0.5〜0. 6まで重縮合させることができる 。
得られたポリ(エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート)は色が美し く、ジエチレングリコール含量が低い。
2.6−ナフタレンジカルボン酸水素メチル酸の末端基をエステル化する他の方 法はかなりの量のジエチレングリコールを発生するので、ジエチレングリコール レベルが低いことは特に有利である。
本発明の方法に使用するジメチル−2,6−ナフタレンジカルボキシレート出発 原料は10重量%以下の2.6−ナフタレンジカルボン酸水素メチルを含む、こ の方法は、得られるポリ(エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート) 製品の性質に不所望な影響を与える量の、すなわち、0. 5重量%までの夾雑 量の2.6−ナフタレンジカルボン酸水素メチルを有する出発原料の場合に有利 に使用できる。
2.6−ナフタレンジカルボン酸水素メチル含有ジメチル−2,6−ナフタレン 出発原料を炭酸エチレンでエステル化する方法の第1段階において、炭酸エチレ ン(et4wylenecarbonate)は存在する2、6−ナフタレンジ カルボン酸水素メチルの量に関して、2:l〜5:lのモル比で用いる。このエ ステル化反応はアミンまたはアンモニウム触媒の存在下において行う。使用する 炭酸エチレンは、米国特許第4.117,250号に記載されたようにして酸化 エチレン及びCO□から得ることができる。
使用できるアミンまたはアンモニウム触媒としては、1種または複数のトリアル キルアミン、好ましくは、トリエチルアミン、トリプロピルアミン及びトリブチ ルアミン、テトラアルキル窒素置換ジアミン、N、N’−ジアルキルピペラジン 、N−アルキルピペリジン及び以下に定義するいくつかの第四アンモニウム塩が 挙げられる。
ここで有用なトリアルキルアミンは式R,N (式中、Rアルキル基は全て同一 であるかまたは混合しており、且つ直鎮または分枝鎖であり、且つ18個以下の 炭酸を含む〕を有する。好ましいのは、各Rがエチル、プロピル及びブチルから 選ばれるものである。トリアルキルアミンを再循環のために回収するには、望ま しい重縮合温度未満、すなわち、約280°C〜285°C未肩の沸点を有する トリアルキルアミンを使用するのが、はとんどの場合、望ましい。
テトラアルキル窒素置換ジアミンは式 R” R3N−R’ −NR’ R’ r式中、R1は炭素数1〜8の直鎖また は分岐鎖アルキレンであり、Rz、R″、R’及びR5は各々、独立して炭素数 1〜8の直鎖または分岐鎖アルキルから選ばれる〕を有する。N、N’−ジアル キルピペラジン 及びN−アルキルピペリジン のアルキル部分Rt及びR3は前に定義した通りである。
ここで有用な第四アンモニウム塩(ここで憾、用語「塩」は対応する塩基を含む )は一般式(R6)、N″X−〔式中、各R6は独立して炭素数1〜18の直鎖 または分枝鎖アルキルから選ばれ、それらのうち1つはベンジルであることがで き、対イオンX−は水酸化物陰イオンまたは酢酸、プロピオン酸、安息香酸など のようなカルボン酸からのカルボキシレート陰イオンであることができる〕を有 する。各R6基は炭素数8を超えないことが好ましく、R6基のうち3つがメチ ルで、他の1つが炭素数8以下のメチルより高級なアルキル、最も好ましくはエ チルまたはブチルであることが特に好ましい、また、各R−がエチルまたはブチ ルであること、また、3つのRh基がエチルであり且つ残りのR−がベンジルで あるのも特に好ましい。
好ましい群の具体的なアミンまたはアンモニウム成分はトリエチルアミン、トリ ーn−プロピルアミン、トリーn−ブチルアミン、エチルトリメチルアンモニウ ムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、ベンジルトリエチル アンモニウムヒドロキシド、プロピルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、ブ チルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムプロミド 、テトラエチルアンモニウムアセテート、テトラブチルアンモニウムヒドロキシ ド及びベンジルトリエチルアンモニウムヒドロキシドを含む。
エステル化反応において、トリアルキルアミン及びN−アルキルピペリジンの好 ましい範囲は0.5〜5.0モル%、好ましくは2.5モル%、アンモニウム塩 の好ましい範囲は0.25〜1.0モル%、テトラアルキルジアミン及びジアル キルピペラジンの好ましい範囲は0.25〜1.25モル%である。これらの範 囲はすべて、存在する炭酸エチレンの量に基づく。
エステル化反応は代表的には160°C〜220℃、好ましくは175°C〜2 05°Cの温度において1〜5時間実施する。
2.6−ナフタレンジカルボン酸水素メチル混入ジメチル−2,6−ナフタレン ジカルボキシレート出発原料のエステル化は二酸化炭素を発生しながら進行する 。従って、反応の第1段階は二酸化炭素の発生によって監視でき、二酸化炭素の この発生の停止がエステル化反応の終わりを示す。
2.6−ナフタレンジカルボン酸水素メチル混入ジメチル=2.6−ナフタレン ジカルボキシレート出発原料が前記の少なくとも98モル%のレベルまでエステ ル化されると直ちに、反応混合物は次にポリエステル化/重縮合触媒の存在下に おいてエチレングリコールと反応する。使用する触媒はこの反応器おいて代表的 に使用される任意のポリエステル化/重縮合触媒であることができる。触媒は、 ポリエステル化/重縮合反応において代表的に使用される濃度において使用でき る。
たとえば、ポリエステル化/重縮合反応触媒は、反応混合物に酢酸マンガン、酸 化アンチモン(または酢酸アンチモン)及び酢酸コバルトとして加えられる以下 の成分Mn、’Sb及びCoを有する触媒であることができる。使用できる他の 触媒としてはチタンアルコキシド(たとえば、チタンイソプロポキシド)酸化ゲ ルマニウム、酢酸錫、または酢酸亜鉛が挙げられる。ポリエステル化及び重縮合 反応の代表的な反応温度を使用する。
標準ポリエステル化反応に従って、反応はまた、最初に150℃〜275°C1 好ましくは200°C〜215℃の温度において1〜5時間行うことができる。
1、V、を所望のレベルに仕立てる重縮合反応は、種々の公知の方法のいずれか によって、たとえば、180°C〜290 ”C1しかし通常は、好ましくは2 40°C〜285°Cの温度において溶融液中、真空下で、または、米国特許第 4.161,578号(参照することによって本明細書中に組み込ませるものと する)中のような固定床反応器中の固相によって、200°C〜ポリマーの粘着 点未満の温度において、適当な触媒、たとえば、理論最終ポリマー重量に基づき 、たとえば、50〜400ppII+のアンチモン(Sb)または10〜200 pmのチタン(Ti)の濃度のエチレングリコール中のスラリーとしてのチタン (テトライソプロポキシドとして)またはアンチモン(三酢酸塩として)の存在 下で実施する。
本明細書中で使用する用語[粘着点(sticking point) Jは、 ポリマー粒子がちょうど互いに粘着し易くなり始める温度から、粒子の充分な粘 着及び凝集が起こって固相反応器からのポリマーの必要な流れをひどく阻害する 温度までの温度を示す。従って、用語「未満」は実際にはある程度の粘着及び凝 集が起こるがまだ操作可能なレベルである温度を包括できる。
エステル化反応においては、重縮合に必要な温度を上昇させる前には、特にカー ボネート対二酸のモル比が〈2である場合には、反応混合物は透明になる必要は ない。しかしながら、全ての場合において、最終ポリマーにおいて比較的大きい 透明度を達成するために重縮合の開始の前の数分間、溶融液は透明になることが 望ましい。
発明の他の特徴は、代表的な実施B様の以下の説明の間に明白になるが、それら の実施態様は発明を説明するために記載するのであって、発明を限定するもので はない。
■ 以下の例は、2,6−ナフタレンジカルボン酸水素メチル10重量%以下を含む ジメチル−2,6−ナフタレンジカルボキシレートから炭酸エチレンの使用によ ってポリ(エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート)の製造する方法 を説明する。
工較■土 2.6−ナフタレンジカルボン酸水素メチル2.9%(3,64g;0.015 8モル)を含むジメチル−2,6−ナフタレンジカルボキシレート125.64 g、エチレングリコール62g (1モル)及び重縮合触媒(Mn 55 pp m 。
Sb 200 ppm及びCo 55 ppm)’を、窒素入口、攪拌機、真空 出口及び凝縮フラスコを装着した500m1丸底フラスコ中に秤取する。反応フ ラスコをベルモント(Belmont)金属浴中、窒200℃において3時間後 、明白なエステル交換反応は起こらなかった(メタノールの発生は起こらなかっ た)。
この例は、常用の触媒系を用いる場合には2.6−ナフタレンジカルボン酸水素 メチルが混入したジメチル−2,6−ナフタレンジカルボキシレートを用いてポ リ(エチレン−2゜6−ナフタレンジカルボキシレート)ポリマーが製造できな いことを証明する。
冨酢酸マンガン、酸化または酢酸アンチモン及び酢酸コバルトとして添加する。
止較■呈 2.6−ナツタレンジカルボ赤ン酸水素メチル2.9%(3,64g;0.01 58モル)を含むジメチル−2,6−ナフタレンジカルボキシレート125.6 4g、エチレングリコール62g (1モル)、炭酸エチレン1.39g(0゜ 0158モル)及びトリエチルアミン0.00798g (0゜000079モ ル)(炭酸エチレンに基づき0.5モル%)を、窒素入口、攪拌機、真空出口及 び凝縮フラスコを装着した500m1丸底フラスコ中に秤取する。二酸化炭素の 発生がな(なるまで(湿式試験針(e+et test meter)で測定し た場合に0. 013cu ft)、反応フラスコをベルモント金属浴中、攪拌 しながら200°Cで3時間加熱する。次いで、反応フラスコをベルモント金属 浴から取り出し、15分間冷却させる。
冷却後、ポリエステル触媒(Mn 55 ppm、Sb 200ppm及びC0 C055PpIを反応混合物に加える。フラスコを再び、金属浴中に入れ、窒素 雰囲気下で攪拌しながら200℃において加熱する。
200°Cにおいて35分間後、明白なエステル交換反応は起こらなかった(メ タノールの発生は起こらなかった)。反応にさらに55ppmのMn触媒を加え た後もエステル交換反応は明白には起こらなかった。
この例は、1/1の炭酸エチレン/2,6−ナフタレンジカルボン酸水素メチル 比では完全な反応には不十分であることを示す。
L ジメチル−2,6−ナフタレンジカルボキシレート122g(0,5モル)、2 .6−ナフタレンジカルボン酸水素メチル3.81g−(純度95.7%、3. 64g;0.0158%モル)、エチレングリコール62g (1モル)、炭酸 エチレン2.78g (0,0316モル)及び炭酸エチレンに基づき2.5モ ル%のトリエチルアミンを、窒素入口、攪拌機、真空出口及び凝縮フラスコを装 着した500m1丸底フラスコ中に秤取する。二酸化炭素の発生がなくなるまで (湿式試験針によって測定した場合に0. 037 cu ft) 、ベルモン ト金属浴中で215°Cにおいて2時間、攪拌しながら加熱する。
次いで、反応フラスコをベルモント金属浴から取り出して、冷却させる。冷却後 、ポリエステル化触媒(Mn 55 ppm、 5b200 ppm、及びCo  55 ppn+)を反応混合物に加える。フラスコを再び、金属浴に入れ、窒 素雰囲気下、200 ’C〜215°Cにおいて2時間45分、攪拌しながら加 熱する。次に、ゾニル(Zonyl) A触媒(du Pont de Nem ours、 Co、から入手できる)55ppmを反応に加え、温度を285° Cまで上昇させる。
減圧下(圧力0.1M)で285°Cにおいて55分間、反応を加熱する。金属 浴からフラスコを取り出し、ポリマーが凝固するまで窒素雰囲気下において冷却 させる。ポリマーはパラクロロフェノール/テトラクロロエタン/フェノール( 重量に基づき40 : 35 : 25)(PCLOL)中で0.439の1. V。
を有する。GC分析は、ポリマーがジエチレングリコール1.7モル%及びメタ ノール0.056重量%(メチル末端基の尺度として用いる)を含むことを示す 。ポリマーは18゜59eq/10”’ gのカルボキシル数を有する。
ジメチル−2,6−ナフタレンジカルボキシレート122g(0,5モル)、2 .6−ナフタレンジカルボン酸水素メチル3.81g(純度95.7%;3.6 4g;0.0158モル)、エチレングリコール62g (1モル)、炭酸エチ レン4.87g (0,0553モル)及び炭酸エチレンに基づき0.5モル% のトリエチルアミンを、窒素入口、攪拌機、真空出口及び凝縮フラスコを装着し た500m1丸底フラスコ中に秤取する。二酸化炭素の発生がな(なるまで(湿 式試験針によって測定した場合に0. 038 cu ft) 、反応フラスコ をベルモント金属浴中で200°Cにおいて2時間、攪拌しながら加熱する。
次いで、反応フラスコをベルモント金属浴から取り出して、わずかに冷却させる 。冷却後、ポリエステル化触媒(Mn 55ppm、 Sb 200 pI)1 1.及びCo 55 ppo+)を反応混合物に加える。
フラスコを再び、金属浴に入れ、窒素雰囲気下で、200〜215°Cにおいて 3時間、攪拌しながら加熱する。次に、P触媒55ppa+を反応に加え、温度 を285°Cまで上昇させる。
減圧下(圧力0.2m)で285°Cにおいて68分間、反応を加熱する。金属 浴からフラスコを取り除き、ポリマーが凝固するまで窒素雰囲気下において冷却 させる。ポリマーはPCLOL中で0.520の1.ν、を有する。GC分析は 、ポリマーがジエチレングリコール2.9モル%及びメタノール0゜168重量 %(メチル末端基の尺度として用いる)を含むことを示す。ポリマーは13.2 0eq/1.0”’ gのカルボキシル数を有する。
貫主 ジメチル−2,6−ナフタレンジカルボキシレート122g (0,5モル)、 2.6−ナフタレンジカルボン酸水素メチル3.81g(純度95.7%;3. 64g;0.0158モル)、エチレングリコール62g(1モル)、炭酸エチ レン6.95g (0,079モル)及び炭酸エチレンに基づき0.5モル%の トリエチルアミンを、窒素入口、攪拌機、真空出口及び凝縮フラスコを装着した 500n+1丸底フラスコ中に秤取する。二酸化炭素の発生がなくなるまで(湿 式試験針によって測定した場合に0. 036 cu ft) 、反応フラスコ をベルモント金属浴中で200°Cにおいて1.3時間、攪拌しながら加熱する 。
次いで、反応フラスコをベルモント金属浴から取り出して、わずかに冷却させる 。冷却後、ポリエステル化触媒(Mn 55ppm、 Sb 200 pp16 .及びCo 55 ppm)を反応混合物に加える。
フラスコを再び、金属浴に入れ、窒素雰囲気下、200°C〜215°Cにおい て2時間攪拌しながら加熱する。次に、P触媒55ppmを反応に加え、温度を 285°Cまで上昇させる。
減圧下(圧力0.1■)で285°Cにおいて60分間、反応を加熱する。金属 浴からフラスコを取り出し、ポリマーが凝固するまで窒素雰囲気下において冷却 させる。ポリマーはPCLOL中テ0.561(7)1.V、を有する。GC分 析は、ポリマーがジエチレングリコール3.7モル%及びメタノール0゜074 重量%(メチル末端基の尺度として用いる)を含むことを示す。ポリマーは13 . 60eq/ 10’″′″6gのカルボキシル数を有する。
例1.2及び3は、比率2/1.3.5/1及び5/1の炭酸エチレン/2,6 −ナフタレンジカルボン酸水素メチルの反応が2,6−ナフタレンジカルボン酸 水素メチルの完全な反応をさせるのに充分であること、及び2,6−ナフタレン ジカルボン酸水素メチルの反応の完了後、従来の触媒を用いて材料からポリ(エ チレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート)が製造できることを証明する 。
ここで使用するインヘレント粘度(1,V、)は、フェノール60重量%及びテ トラクロロエタン40重量%からなる溶媒100o1当り0.50gのポリマー を用いて25°Cにおいて測定する。
本明細書吊に具体的に記載したのと別の方法で発明を実施できることを理解され たい。
補正書の翻訳文提出書 (特許法!184条の8) 平成3年10月11 日

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.a.少なくとも90重量%のジメチル−2,6−ナフタレンジカルボキシレ ート及び10重量%以下の2,6−ナフタレンジカルボン酸水素メチルを含む混 合物を、アミンまたはアンモニウム触媒の存在下において炭酸エチレンでエステ ル化して、エステル化混合物を形成し(該炭酸エチレンは該2,6−ナフタレン ジカルボン酸水素メチルに関して少なくとも2モル当量の量で存在する);そし てb.該エステル化混合物をポリエステル化触媒の存在下においてエチレングリ コールによってポリエステル化/重縮合させてポリ(エチレン−2,6−ナフタ レンジカルボキシレート)を得る ことを特徴とする、ジメチル2,6−ナフタレンジカルボキシレートと2,6− ナフタレンジカルボン酸水素メチルとの混合物からのポリ(エチレン−2,6− ナフタレンジカルボキシレート)生成物の製造方法。
  2. 2.前記アミン触媒がトリエチルアミン、トリプロピルアミンである請求の範囲 第1項の方法。
  3. 3.160℃〜220℃のエステル化反応温度を用いることを特徴とする請求の 範囲第1項の方法。
  4. 4.150℃〜290℃のポリエステル化/重縮合反応温度を用いることを特徴 とする請求の範囲第1項の方法。
  5. 5.a.ジメチル−2,6−ナフタレンジカルボキシレート、メチル水素−2, 6−ナフタレン、エチレングリコール及びカルボン酸エチレンの混合物を、触媒 量のアミンまたはアンモニウム触媒の存在下において反応さセ(ジメチル−2, 6−ナフタレンジカルボキシレートと2,6−ナフタレンジカルボン酸水素メチ ルとの該混合物は少なくとも9重量%のジメチル−2,6−ナフタレンジカルボ キシレート及び10重量%以下の2,6−ナフタレンジカルボン酸水素メチルを 含んでなり、且つ該力ルボン酸エチレンは該2,6−ナフタレンジカルボン酸水 素メチルに関して少なくとも2倍モル過剰で存在する);そして b.該エステル化混合物にポリエステル化/重縮合触媒を加えて反応させて、ポ リ(エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート)を得る ことを特徴とする、ジメチル2,6−ナフタレンジカルボキシレートと2,6− ナフタレンジカルボン酸水素メチルとの混合物からのポリ(エチレン−2,6− ナフタレンジカルボキシレート)生成物の製造方法。
  6. 6.前記アミン触媒がトリエチルアミン、トリプロピルアミンまたはトリブチル アミンである請求の範囲第5項の方法。
  7. 7.160℃〜220℃のエステル化反応温度を用いることを特徴とする請求の 範囲第5項の方法。
  8. 8.150℃〜290℃のポリエステル化/重縮合反応温度を用いることを特徴 とする請求の範囲第5項の方法。
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