JPH04504231A - 紙通路内に配置された小片トラップを備えた高速プリント装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 紙通路内に配置された小片トラップ を備えた高速プリント装置 本発明は、請求の範囲第１項の上位概念に記載の形式の高速プリント装置に関す る。

最新の高速プリント装置として一般に非機械的なプリント機械、例えばレーザー プリンタ、ＬＥＤ・コームによって作業するプリンタ、磁気式のプリンタ又はイ ンキ圧によって作業するプリンタが使用される。このようなプリント機械は一般 に公知でありかつ有利に使用されている。

電子写真式の原理で作業するプリンタのばあい、キャラクタに関連して制御され る光源を介して光導電性ドラムに潜像が生ぜしめられ、この潜像は現像ステーシ ョンでトナーを塗布することによって着色され、次いで後続の転写ステーション で記録担体に転写される。

次いで、定着されずに記録担体に転写されたトナーから成る像は定着装置によっ て定着される。

電子写真式のプリンタの、中間担体として使用される光導電性ドラムは、無機材 料又は有機材料から形成されるにせよ、傷付けられ易い敏感な表面を有している 。場合によって記録担体によって連行される金属小片、例えばベーパクリップに よって、光導電性ドラムの表面が損傷されることがあり、これによって最早修正 不能にプリント像に欠陥が生ずるようになる。

インキ圧によって作業する非機械的なプリント装置のばあいにも、行形式で移動 するヘッド又はインキコームを使用するにせよ、インキ流出ノズルと記録担体と の間の所要の密な間隔に基づいて記録担体によって連行される小片によって記録 作業が妨げられるか、又は、インキヘッド又はインキコームが損傷するようにな る。

それ故、小片の進入を阻止するために従来では、あらゆる形式の高速プリント装 置において紙供給部がカバーされているかもしくはカプセルに収容されているし かしながら高速プリント装置は一般にＥＤＰ・システムと共に運転されかつ同じ 作業員によって操作される。この理由からプリント装置は、はぼ連続的なプリン ト運転が保証されるように構成されねばならない。

従って紙スタックを消費した後で著しい中断時間なしに極めて迅速に新たなスタ ックが挿入されねばならない。この理由からプリント装置は人間工学的に最適に 構成する必要があり、このことは特に紙の挿入及び取出し並びにシステム全体； 保守のために重要である。

この理由から記録担体を挿入するためにプリント装置は大きく開放されねばなら ない。これによって、挿入する際にベーパクリップ等のような小片が記録担体の 範囲に達して、そこで例えば静電気的な力によって固着するという危険が生ずる 。

本発明の課題は、冒頭に述べた形式のプリント装置のために、記録担体によって 連行される小片を捕捉でき、従ってプリント装置の損傷を回避できる装置を提供 し、更に、プリント装置を簡単かつ安価に構成できしかも特に紙案内が妨げられ ないようにすることにある。

前記課題は、請求の範囲第１項の特徴部分に記載の構成の本発明による高速プリ ント装置によって解決された。

本発明の有利な構成はその他の請求項に記載されている。

紙搬送方向で見て固有のプリントステーションの手前でプリント装置の紙通路内 に、連行された小片を捕捉する小片トラップが設けられていることによって、記 録担体によって連行されたベーパクリップ又は別の金属小片によってプリントス テーションが損傷されることはない。

捕捉すべき小片の大きさに相応して設計された通過スリットは記録担体の支障の ない通過を可能にするが、連行された小片を通過スリット内で固持しかつ紙の引 き裂きもしくは紙搬送の中断を生せしめる。

このような紙搬送の中断はオプトエレクトロニックな検出装置によって検出され て、プリント装置における紙搬送が中断されかつ例えば操作ディスプレイの警報 装置が作動させられる。

本発明の有利な構成では、小片トラップは、転写ステーションの偏向成形体に向 かい合って配置された小片ビームとしてのロッドを有している。記録担体によっ て連行される小片は小片ビームと偏向成形体との間で固持される。

小片を除くために偏向成形体は転写ステーションと共に操作揺動体を介して小片 ビームから離反旋回させられひいては通過スリットを開放する。

これによってプリント中断のばあいプリント装置を迅速に再運転することができ る。

次に図示の実施例につき本発明を説明する。

このばあい第１図は電子写真式のプリント装置の概略図、第２図は小片トラップ の概略的な正面図、第３図は紙案内通路の入口範囲での小片トラップの概略的な 側面図、第４図は小片トラップを配置された電子写真式のプリント装置の転写ス テーションを種々の運転状態で概略的に示した断面図、第５図は小片トラップを 開放した離反旋回状態で示した第４図の転写ステーションの概略的な断面図であ る。

電子写真式の原理で作業するプリント装置は、予め折り畳まれたエンドレス紙１ ２から成る供給スタック１１を受容するための供給テーブルｌＯを有している。

エンドレス紙１２は紙分配装置１３及び操作揺動体ｌ４を介して本来の電子写真 式のプリントユニット１５に供給される。操作揺動体１４は紙案内部材を備えて いて、かつ係止装置を有する操作グリップ８１を介して離反旋回させられる。プ リントユニット１５は光導電性ドラム１６に対して接近及び離反旋回可能な転写 ステーション１７、並びに、光導電性ドラム１６の周囲に配置された、電子写真 式のプロセスのために必要な装置を有している。

エンドレス紙１２上にトナー像を形成するために通常の形式で荷電装置１８によ って荷電される光導電性ドラム１６はキャラクタに関連してＬＥＤ・キャラクタ ジェネレータ１９を介して放電され、かつ、このようにして形成された電荷像が 現像ステーション２０においてトナー及びキャリヤ粒子から成る現像混合物によ って着色される。次いでトナー像は転写ステーション１７においてエンドレス紙 １２に転写される。転写後光導電性ドラム１６は放電ステーション２１を介して 放電されかつクリーニングステーション２２においてクリーニングされかつ荷電 装置１８を介して新たに荷電される。

しかしながら記述の電子写真式のプロセスの代りにエンドレス紙１２上にトナー 像を形成するために、例えば静電式のプロセス又は磁気式のプロセス又は、直接 エンドレス紙にインキを塗布するインキコームを使用することもできる。

次いでトナー像を備えたエンドレス紙１２は定着ステーション２３において化学 的に又は熱によって定着されかつ紙受は台２４上に置かれる０図示の実施例のプ リント装置においては紙受は台２４はプリントされた紙スタック２６の取出しを 容易にするために旋回レバー２５を介して旋回可能に構成されている。

例えば前面又は背面プリントできるようにするために、プリント装置が別のプリ ント装置に連結されるばあいには、エンドレス紙１２を外部の紙供給通路２７を 介して紙分配装室１３に直接供給することもできる。

更に供給スタックとして外部のエンドレス供給スタック２８を使用することもで きる。このばあいエンドレス紙を供給するために紙ローラ２９を有する別個の紙 供給部材が必要である。

光導電性ドラム１６に損傷を与えるベーパクリップ又は別の金属小片のような小 片がプリントユニット１５内に進入することを阻止するために、転写ステーショ ン１７への入口範囲で又は転写範囲の直前に小片トラップ３０／１．３０／２を 配置することができる。

更にプリント装置は所属の紙ブレーキ３１を備えた、操作揺動体１４を介して作 動可能な紙挿入装置、並びに、紙搬送部材として転写範囲の前後に配置された紙 牽引部材４４を有している。

第２図及び第３図の実施例による小片トラップは、偏向範囲の直前で操作揺動体 １４上に配置された紙サドル８３、及び、記録担体１２の幅に相応して紙サドル ８３に亘ってのびる円形の金属ロッド８４を有していて、この金属ロッドは側方 の保持体８６のスリット８５内で案内されている。保持体８６は横棒（横方向成 形体）８７を介してプリント装置のケーシングに固定されている。更に金属ロッ ド８４は大きな直径を有する２つの側方の円形の案内範囲８８、及び、エンドレ ス紙１２に亘って横方向にのびる小径の捕捉範囲８９を有している。これによっ て紙サドル８３と金属ロッド８４の間で捕捉範囲８９でエンドレス紙１２用の通 過スリットが形成される。

紙スリット内に進入する金属小片、例えばペーパクリップは通過スリット内で固 持されかつエンドレス紙１２を引き裂（ようになる、エンドレス紙１２の引き裂 きは例えば偏向範囲に配置された光電ボックス９０としての適当な検出器を介し て確認されかつ紙搬送が停止される。小片を除くために金属ロッド８４が側方の 保持体８６のスリット８５内で上向きに移動させられる。横棒８７を介してスリ ット８５を有する保持体８６はエンドレス紙１２に対して、金属小片が進入した ばあい固持作用を助成するような角度を成して配置されている。このことは、捕 捉すべき金属小片が固持されて紙が引き裂かれることを意味する。

第４図及び第５図による小片トラップの有利な実施例では小片トラップは、紙搬 送方向で見て転写個所４９の手前で入口便及び出口側の紙牽引部材４４の間で転 写ステーション１７に配置されている。これによって、前進方向並びに後退方向 でエンドレス紙１２が移動したばあい、エンドレス紙１２が小片トラップの通過 スリット内で不動に締付けられることはない。それというのもエンドレス紙１２ は常に紙牽引部材４４の間で緊張されるからである。

小片トラップ自体は転写ステーション１７の紙経路内に配置された偏向成形体９ １を有していて、この偏向成形体９１は転写ステーション１７の幅に亘ってのび ていてかつエンドレス紙１２のトナーを塗布されない背面に沿って摺動する。偏 向成形体の側方端部にはスペーサ薄板９２が固定されている。これによって、第 ２図実施例の案内範囲８８を含む金属ロッド８４に相応する偏向成形体９１の構 成が得られる。

偏向成形体９１にはレバー９３を介して、金属から成るロッドとしての小片ビー ム９４が接近旋回可能であり、このばあい接近旋回状態で小片ビーム９４はスペ ーサ薄板９２に接触しかつこのようにして偏向成形体９１との間で偏向成形体に 沿って案内されたエンドレス紙１２と共に小片を捕捉するための通過スリット（ キャリブレーションスリット）９５を形成する。

通過スリット９５内への流入部の幾何学形状はホッパ状に形成されている。これ によって、捕捉すべき金属小片が固持されて紙が引き裂かれるようになる。

レバー９３は操作揺動体１４の旋回支承体用の支承台９６に支承されていてかつ 旋回点９７を中心として旋回可能である。更に、レバー９３は係止装置９８を有 していて、この係止装置９８によってレバーは２つの位置で係止される。この係 止位置はマイクロスイッチによって検出される。

前記係止装置９８を介してレバー９３は２つの位置で係止される、つまり、小片 ビーム９４が偏向成形体９１に接近旋回させられひいては小片トラップが閉じら れる第１の位置（位置１）と、小片ビーム９４が偏向成形体９１から離反旋回さ せられる第２の位置（位置２）とで、レバー９３は係止される。この離反旋回さ せられた位置２は、プリント装置によって記録担体に解離可能に配置されたラベ ルにプリントしようとするばあいに、必要であり、このような離反旋回位置が得 られないとラベルは通過スリット９５内で固持されるようになる。レバーの種々 の位置はマイクロスイッチを介して検出されかつ機械制御機構に知らされる。

従って機械制御機構はレバー９３の位置を監視する。

第４図の両レバー位置では転写ステーション１７は運転位置を占める、即ち、係 止された操作揺動体によって光導電性ドラム１６に接近旋回させられた位置を占 める。

この運転位置で通過スリット９５内で金属小片が固持されたばあい、エンドレス 紙１２が引き裂かれる。

このような引き裂きは光電ボックス９ｏによって検出されかつ紙搬送が停止され る。小片を除くために第５図に相応して操作揺動体１４を介して転写ステーショ ン１７が離反旋回させられる。これによって紙案内部材５８が紙搬送通路内に旋 回させられかつ光導電性ドラム１６が防護される。従って開放時に通過スリット ９５から落下する小片によって光導電性ドラム１６が損傷されることはない。

光電ボックス９０を介した紙搬送の監視は、プリント装置の図示されてない固有 の機械制御機構（例えばアメリカ合衆国特許第４５９３４０７号明細書参照）を 介して行われる０紙搬送が中断されひいては光電ボックス９０を介して適当な中 断信号が機械制御機構に引き渡されたばあいには、機械制御機構によって、本発 明の記述の実施例において紙牽引部材として構成された紙搬送部材４４の引き続 く駆動が停止される。このような中断は適当な制御ディスプレイに表示され、か つ、作業員は操作グリップ８１を介して操作揺動体１４を簡単に離反旋回させる ことによって捕捉された金属小片を除きかつ操作揺動体１４の離反旋回によって 生じた押入通路を介してエンドレス紙を新たに挿入することができる。

ＩＧ　２ 国際調査報告

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．記録担体（１２）が紙通路を介してプリントステーション（１５）に供給さ れる高速プリント装置において、紙搬送方向で見てプリント範囲（４９）の手前 で紙通路内に、記録担体（１２）によって連行される小片を捕捉する小片トラッ プ（３０／１，３０／２）が設けられていて、この小片トラップが記録担体（１ ２）用の、捕捉すべき小片の大きさに相応して設計された通過スリット（９５） を有していることを特徴とする、高速プリント装置。
2. ２．小片トラップ（３０／１，３０／２）が記録担体（１２）用の紙サドル（８ ３，９１）と、紙サドル（８３，９１）に対して通過スリット（９５）に相応す る間隔をおいて配置された、記録担体（１２）の幅に亘ってのびる捕捉ロッド（ ８４，９４）とを有している、請求項１記載の高速プリント装置。
3. ３．祇サドル（８３，９１）及び／又は捕捉ロッド（８４，９４）が離反旋回可 能に構成されている、請求項２記載の高速プリント装置。
4. ４．通過スリット（９５）がくさび状横所面の形状を有していて、これにより連 行された小片が捕捉ロッド（８４，９４）と紙サドル（８３，９１）の間に固持 されるようになっている、請求項２又は３記載の高速プリント装置。
5. ５．紙通路内に記録担体（１２）用の検出装置（９０）が設げられていて、この 検出装置が小片トラップ（３０／１，３０／２）内に捕捉された小片に基づく記 録担体搬送障害を検出した後で引き続く記録担体搬送を中断するようになってい る、請求項１から４までのいずれか１項記載の高速プリント装置。
6. ６．検出装置（９０）がオプトエレクトロニックな検出装置として構成されてい る、請求項５記載の高速プリント装置。
7. ７．小片トラップ（３０／１，３０／２）が転写範囲（４９）の手前で入口側及 び出口側に配置された紙牢引部材（４４）の間で電子写真式のプリント装置の転 写ステーション（１７）に配置されている、請求項１から６までのいずれか１項 記載の高速プリント装置。
8. ８．捕捉ロッド（８４，９４）が係止部材（９８）を介して休止される旋回可能 なレバー（９３）に配置されている、請求項２又は３記載の高速プリント装置。