JPH04503939A - 金属酸化物緻密誘導体およびその製法 - Google Patents

金属酸化物緻密誘導体およびその製法

Info

Publication number
JPH04503939A
JPH04503939A JP51128989A JP51128989A JPH04503939A JP H04503939 A JPH04503939 A JP H04503939A JP 51128989 A JP51128989 A JP 51128989A JP 51128989 A JP51128989 A JP 51128989A JP H04503939 A JPH04503939 A JP H04503939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide
bismuth
aluminum
silica
boron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP51128989A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3009693B2 (ja
Inventor
デュポン、ライアン・ダブリュー
トンプソン、マーク・エス
ワイズマン、ゲーリー・エイチ
マゾルフ、ダグラス・ジェイ
テイナス、アダム・エス
Original Assignee
レイケム・コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by レイケム・コーポレイション filed Critical レイケム・コーポレイション
Publication of JPH04503939A publication Critical patent/JPH04503939A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3009693B2 publication Critical patent/JP3009693B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/01Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics
    • C04B35/16Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on silicates other than clay
    • C04B35/18Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on silicates other than clay rich in aluminium oxide
    • C04B35/195Alkaline earth aluminosilicates, e.g. cordierite or anorthite
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/01Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics
    • C04B35/14Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on silica
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/01Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics
    • C04B35/16Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on silicates other than clay
    • C04B35/18Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on silicates other than clay rich in aluminium oxide

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 金属酸化物緻密誘電体、その前駆体粉末およびその製法発明の背景 本発明は、金属酸化物緻密誘電体、その前駆体粉末および製法、ならびにそれか らできている多層半導体基板に関する。
電子工業における多層パッケージングは、半導体チップ、接続リード線、コンデ ンサ、抵抗体および他の電子要素を取り付ける緻密絶縁性(または誘電性)基板 を形成するために焼結(または焼成)されるセラミック粉末を使用している。基 板は、まず初めに・未焼結(または「生の」)シートとして製造され、このシー トの上に電気導体(またはその前駆体組成物)の所望パターンが、噴霧、ディッ ピング、スクリーニングなどによって形成される。種々の層の間の相互接続は、 それに形成されたブアイアズ(vias)または貫通孔によって達成され得る。
ブアイアズは金属ペーストで充填することによって金属化され、金属ペーストは 、焼結工程時に、銅などの導体の焼結緻密金属相互接続部分に移動する。従って 、複数の生のシートを重ね、ブアイアズで相互接続し、焼結することによって、 所望の導体パターンを有する多層誘電体構造が形成される。
通常の基板はアルミナ(AlzOs)であり、これは多くの好ましい特性を有し ており、高い抵抗率、高い熱伝導性および良好な機械的性質が挙げられる。しか し、アルミナにも幾らかの限界がある。
アルミナの誘電率は、熱膨張係数と同様に、望ましくない程度に高い。アルミナ 粉末を緻密体に焼結するために必要な高温、約1500℃は、銅(融点:108 3℃)などの高度に導電性で安価な導体の使用に適合しない。従って、より高い 融点を有する、より低い導電性および/またはより高価な導体、例えば、モリブ デンまたはタングステンを使用しなければならない。
アルミナに代わる好ましい材料は、その低い誘電率および熱膨張係数に部分的に 依存して、キン青石(2Mg0・2A1203・5Si02)である。緻密なキ ン青石の従来技術の製法において、成分MgO1AI203およびSiO2の混 合物を1300℃以上の温度で焼結する。この方法には、アルミナと同様に、銅 導体との適合性に関して限界があるという問題点がある。キン青石は、より低い 温度、例えば約1000℃でガラス・セラミック法により理論値に近い密度に焼 結でき、これは、低い融点を有する導体、例えば、銅、金または銀を使用するこ とに適合する。この方法において、2段階法を用いる。第1の段階において、適 切な組成物(例えば、13.78重量%のMgo、34.86重量%(りAlt Osおよび51.36重量%の5iO2)を高温(約1500℃)に予備加熱し て、次いで急冷してガラスを形成する。ガラスは、核剤、例えば、酸化チタン、 酸化ジルコニウム、五酸化リンまたは酸化スズを含有していてよい。゛第2の段 階において、適切な形状を有する生の材料体を形成した後に、“ガラスを約10 00℃に加熱し、緻密体を形成し、核剤はガラスの結晶化を促進する働きを有す る。得られる緻密体は典型的にはガラス状マトリックスに分散した微細粒結晶か ら成る。銅導体は第1の高温加熱サイクルの後に適用されるので、この方法は銅 の使用に適合する。種々のガラス・セラミック技術に関する説明は、アメリカ合 衆国特許第3.275,493号(マクドウウェル(MacDowell)、1 966年)、アメリカ合衆国特許第3.926.648号(ミラー(Mille r) 、1975年)、アメリカ合衆国特許第4,301.324号(り7−  (Kumar)ら、1981年)およびアメリカ合衆国特許第4.234.36 7号(ヘロン(Herron)ら、1980年)に記載されている。アメリカ合 衆国特許第4,745.092号(プルニア(Prunier) 、1988年 )は、合成原材料、例えば、マグネシウムおよびアルミニウムの塩ならびにコロ イドシリカから少量のカルシア(calcia)を含有するキン青石の別の製法 を開示している。しかし、焼結温度は1380〜1440℃であり、この方法は 銅導体に適合しない。
アルミナに代わる別の材料は、その低い誘電率および熱膨張係数に部分的に依存 して、ムライト(3AhOx・2SiOz)である。
しかし、成分Al2O,およびSiO2の混合物を焼結することによるムライト の従来の製法は、1350℃を越える加熱温度を必要とし、アルミナと同様に適 切な導体に関して限定があるという問題点を有する。アメリカ合衆国特許第3, 826,813号(ガードナー(Gardner) 、1974年)は2段階法 によって集積回路基板として使用するムライトの製法を開示しており、ここで、 前駆体材料は1300〜1400℃で予備反応され、次いで1500〜1600 ℃で焼結される。
アルミナに代わるさらに別の材料は、効果的な熱分散を生じさせる高い熱伝導性 に部分的に依存して、酸化マグネシウム(MgO)である。しかし、酸化マグネ シウム粉末を焼結することによる酸化マグネシウム緻密体の従来の製法は、13 50℃を越える高い加熱温度を必要とし、従って、アルミナと同様に適切な導体 に関して限定があるという問題点を有する。デ・ジョン(De Jonghe) らは、ジェイ・アム・セラム・ツク(J 、 Am、 Ceram、 Soc、  ) 、71巻、C−356(1988年)において、酸化マグネシウム−酸化 ビスマス系の液相焼結による酸化マグネシウムの別の製法を開示している。酸化 ビスマスが酸化マグネシウムのアルコール性懸濁液に添加され、撹拌乾燥の後、 粉末混合物が乳鉢および乳棒を用いて粉砕され、約1000℃で焼結され、緻密 体が得られる。しかし、得られる緻密さは、かなり低く、たったの理論密度の約 70〜80%である。
本発明は、その低い製造温度のために銅または他の低い融点を有する導体の使用 に適合する、キン青石、ムライト、酸化マグネシウム、または他の金属酸化物を 含んで成る緻密誘電体の新規な製法を提供する。本発明は、本発明の方法により 製造された新規な金属酸化物誘電性組成物も提供する。
発明の要旨 本発明は、 (I)(a)酸化けい素および酸化マグネシウムから成る群から選択された第1 の金属酸化物、および(b)酸化アルミニウムおよび酸化亜鉛から成る群から選 択された存在することがある第2の金属酸化物を含有して成る主要な結晶性相を 有する粒子、ならびに (n)ビスマス、バナジウム、はう素、けい素、マグネシウム、アルミニウムお よび亜鉛の合計原子に基づいて約1〜20原子%の量で存在し、結晶性粒子の境 界に不連続的に位置するかまたは結晶性粒子における包含物として含まれる酸化 ビスマス、酸化バナジウム、酸化はう素またはこれらの組み合わせ を含んで成り、理論密度の少なくとも95%である密度を有する金属酸化物緻密 誘電体を提供する。
本発明は、第1の酸化物として酸化けい素および/または酸化マグネシウム、お よび存在することがある第2の酸化物として酸化アルミニウムまたは酸化亜鉛を 含有する緻密誘電体を製造する方法でルミニウムの混合酸化物:マグネシウムの 塩、酸化物および水酸化物;ならびにマグネシウムおよびアルミニウムの混合酸 化物から成る群から選択された第1の酸化物の供給源、 (ti)アルミニウムの塩、酸化物および水酸化物ならびに亜鉛の塩、酸化物お よび水酸化物から成る群から選択された存在することがある第2の酸化物の供給 源、 (iii)ビスマスの塩、酸化物および水酸化物;バナジウムの塩、酸化物およ び水酸化物;はう酸、はう酸塩および酸化はう素;ならびにこれらの組み合わせ から成る群から選択され、Mg5Si、AI、Zn、Bi、VおよびBの合計原 子に基づいて1゜0〜約20原子%のBi+V+Bを有する焼結助剤供給源、お よび (fv)緻密誘電体の前駆体粉末を沈澱させるのに充分な量の沈澱剤 を含有する水性混合物を形成する工程、(b)前駆体粉末を集めて乾燥する工程 、(C)乾燥前駆体粉末から、所望の形状を有する生の材料体を形成する工程、 および (d)少なくとも850℃の温度で生の材料体を焼結し、緻密体を形成する工程 を含んで成る方法をも提供する。
別の要旨によれば、本発明は、酸化けい素および/または酸化マグネシウムを第 1の酸化物として、および酸化アルミニウムおよび/または酸化亜鉛を存在する ことがある第2の酸化物として含有する緻密誘電体の前駆体粉末の製法であって 、前記工程(a)および(b)を含んで成る方法を提供する。
さらに別の要旨によれば、本発明は、少なくとも2つの層−b5導体パターンを 有し、金属化ブアイアズによって相互に電気接続されており、基板が本発明の緻 密誘電体からできている半導体デバイス用多層基板を提供する。
好ましい態様の説明 本発明によれば、かなり低い温度で焼結により緻密誘電体を製造することが可能 であり、銅導体を組み合わせて使用することができる。しかし、ガラス・セラミ ック法と異なって、より簡単な本発明の方法は1つのみの加熱サイクルを必要と する。所望の化学量論値で第1の金属酸化物および要すれば存在する第2の金属 酸化物の組み合わせを含有し、分散した焼結助剤をさらに含有する前駆体粉末を 焼結する。
焼結助剤は、酸化ビスマス(B i2o l)、酸化バナジウム(V z Os  )または酸化はう素(820g)あるいはこれらの組み合わせであることが好 ましい。対応水酸化物も適切である。水酸化物は、本発明の焼結条件下でまたは 焼結の前の工程時、例えば乾煽工程時に酸化物に転化するからである。包晶組成 物も用いてもよい。包晶組成物の例は、55Bit’3” 45B20sおよび 81Bit’s” 19B203である。はう素焼結助剤は、ビスマス焼結助剤 とともに使用し、包晶組成物の形態であることが好ましい。
焼結助剤を含有する前駆体粉末は、沈澱法によって製造することができる。「沈 澱jとは、従来の意味の沈澱のみならず、関連方法、例えば、吸蔵、エントレイ ンメント、複分解なども包含する。
1つの態様において、均一溶液、コロイド混合物または他の不均一混合物であっ てよ(、所望量比で第1の金属酸化物の供給源、(要すれば存在する)第2の金 属酸化物の供給源および焼結助剤供給源を含有する酸性水性混合物を調製する。
焼結助剤が粒子の中にまたは粒子の上に分散した第1の金属酸化物および(要す れば存在する)第2の金属酸化物の粒子を形成するように、塩基性沈澱剤を添加 する。(あるいは、焼結助剤を、沈澱剤をすでに含有する水性混合物に添加して もよい。)粒子は、実質的な緻密化が焼結時に生じるのを可能にする寸法を有し ているべきであり、平均でサブミクロンの寸法を有していることが好ましい。
他の態様において、焼結助剤は、他の金属酸化物を初めに使用しないことによっ て、金属酸化物(通常、第1の金属酸化物)の上に選択的に被覆されている。焼 結助剤は、初めに第1の酸化物の上に沈澱し、その後にのみ、他の金属酸化物供 給源が添加され、前駆体粉末の調製が完了する。例えば、ムライト(3AlzO n・2SiOz)緻密誘電体の調製において、初めには水性混合物において酸化 アルミニウム供給源を使用しない。焼結助剤が酸化けい素の上に沈澱し、次いで 、酸化アルミニウム供給源を添加し、前駆体粉末を調製する。
前駆体粉末において、焼結助剤は酸化けい素上に選択的に被覆されている。
沈澱の後、前駆体粉末を集め、要すれば洗浄し、乾燥する。洗浄は、沈澱時に形 成した同時沈澱したまたは連行した異物塩を除去する働きを有する点において有 用である。しかし、以下で説明するように、そのような塩が熱揮発性である場合 に、洗浄は省略することができる。
焼結助剤として酸化はう素または水酸化はう素を使用する場合、はう素化字種( 例えば、ボレート)は上澄み液に溶解性であってよ0゜その場合、前駆体粉末は 、ロータリーエバポレーターなどを用いて上澄み液を留去することによって集め ることが好ましい。そのような場合、揮発性塩の使用は特に好ましい。
要すれば、前駆体粉末は所望の寸法メツシュに粉砕してよい。次いで、粉末を生 のシートまたは材料体に形成する。この時点で、所望の電気導体パターンを付着 させてよい。また、ブアイアズまたは貫通孔を形成してよく、後の金属化のため に金属ペーストで充填してよい。次いで、焼結により、所望導体パターンおよび いずれかの金属化ブアイアズを有する緻密誘電体基板材料が得られる。
添加剤、例えば、可塑剤、バインダー、溶媒、分散剤および界面活性剤などが、 生の材料体の製造において通常、使用される。好適な可塑剤の例は、グリコール (例えば、ポリプロピレングリコール)、フタル酸エステル(例えば、フタル酸 ジオクチルおよびフタル酸ベンジルブチル)、長鎖カルボン酸(例えば、オレイ ン酸およびステアリン酸)、ならびにこれらの混合物を包含する。バインダーの 例は、セルロースエステル、長鎖熱可塑性ポリマー、例えば、ポリ(ビニルブチ ラール)、ポリ(酢酸ビニル)およびポリ(メチルメタクリレート)を包含する 。界面活性剤の例は、アルキルアリールスルホネートのアミン塩、ポリ(エチレ ングリコール)のアルキルエーテル[例えば、ポリ(エチレングリコール)のエ チルエーテル]、アルキルアリールポリエーテルアルコール(例えば、エチルフ ェニルグリコール)、およびポリオキシエチレンアセテートなどを包含する。そ のような添加剤の量および使用方法は当該技術においてよ(知られている。例え ば、アメリカ合衆国特許第4.540.621号および第4,235,855号 を参照でき、これらの開示を本明細書において参照として含める。好ましい添加 剤は、焼結工程時に揮発する添加剤である。あるいは、添加剤は、溶媒抽出また は浸出工程によって除去してもよい。
生の材料体の調製において、揮発性溶媒、例えば、メタノールを一般に使用する 。溶媒は、(要すれば存在する)バインダーを溶解し、前駆体粉末が個々にかつ 均一に被覆されることが確実になり、所望の形状に好都合にキャストされ得るよ うに混合物のレオロジーを調節するのを助ける。生の材料体は、ドクターブレー ドを用いるような従来の技術によって薄いシートにキャストされる。シートは所 望の形状に切断され、適切な形状の通過孔がシートにバンチされる。金、銀また は銅の金属化ペーストがスクリーンプリントによって通過孔に押し出される。ま た、いずれかの所望導体パターンをそれぞれのシートにスクリーンプリントして よい。次いで、シート・をシートの上に重ね、適切に位置合わせし、積層する。
次いで、焼結することによって、金属化ブアイアズによって相互接続した種々の 層およびそれぞれの層の上の導体パターンを有する多層緻密誘電体が得られる。
加えて、本発明の誘電体は、他の用途の絶縁体として、および構造的セラミック として使用してよい。
いずれかの理論を確定しようとするものではないが、その融点を越える温度に加 熱した場合に、焼結助剤は、溶融して、反応性液相焼結助剤として働く。それは 、粒子境界で前駆体粉末成分を溶解し、結晶性緻密体材料として該成分を再沈澱 させ、粉末粒子の凝集を生じさせる。本発明の沈澱法によれば、粉末粒子の表面 に焼結助剤が均一に分散し、より効果的な焼結が可能になる。
本発明の利点は、前駆体粉末の焼結または焼成がかなり低い温度で行えることに ある。温度は、少なくとも925℃、好ましくは約925〜1050℃、より好 ましくは約950〜1000℃である。
そのような温度は、かなり低い融点を有する導体、例えば、銅、金または銀の使 用に適合する。焼結時間は、充分な時間である限り、特に限定されない。典型的 には、約2〜12時間の時間で充分である。当然、より長い時間を用いてよいが 、必要ではない。必要時間は、焼結温度、前駆体粉末粒子寸法、第1および第2 の金属酸化物供給源の性質、存在焼結剤の量などに応じて、幾分変化するが、実 験的に容易にめることができる。当該技術においてよく知られているように、焼 結工程は、複合加熱スケジュールに従って行ってよく、例えば、焼結工程におい て、生の材料体を初めにA時間にわたってB℃で加熱し、次いでC時間にわたっ てD℃で加熱し、要すればさらに加熱する。生の材料体が1種またはそれ以上の 揮発性添加剤を含有する場合、最終の緻密化の前にそれらを除去することが好ま しい。そのような場合、添加剤を揮発させるために、低温(例えば、200〜7 00℃)で1〜60時間初めに加熱する段階を有する複合加熱スケジュールが推 奨される。減圧を適用してよい。
纂1の金属酸化物が酸化けい素(即ち、シリカ)である場合、その供給源は、コ ロイドシリカ、大表面積シリカ、アルミニウムおよびけい素の混合酸化物、マグ ネシウムおよびけい素の混合酸化物、ならびにこれらの組み合わせから成る群か ら選択される。当然、最終組成物が他の金属の酸化物を含有することが好ましい 場合にのみ、混合酸化物を用いる。コロイドシリカまたは酸化けい素は、デュポ ン(Du Pont)からルドックス(L udox)なる商標で入手でき、等 級ASが特に好ましい。コロイドシリカは、キャボット(Cabot)からCa b−0−8ilなる商標でも入手できる。大表面積シリカは少な(とも10m2 /gの表面積を有する。表面積は少なくとも30m27gであることが好ましい 。好適な混合アルミニウム/け、い葉酸化物はクレー(Al□σ12sxo12 )および他のアルミノシリケートであり、好適な混合マグネシウム/けい葉酸化 物はタルク(3Mg0・4SiO2)および他のマグネシウムシリケートである 。
第1の酸化物の酸化マグネシウムおよび第2の酸化物の酸化アルミニウム(即ち 、アルミナ)および酸化亜鉛の供給源は、それぞれの塩、酸化物および水酸化物 、ならびに混合酸化物[例えば、スピネル(MgO−Al2O5または他のマグ ネシウムアルミネート);’:’L’−(Al2O2・2Si02)コ、ならび にこれらの組み合わせである。当然、最終組成物が他の金属の酸化物を含有する ことが好ましい場合にのみ、混合酸化物を用いる。好適な塩の例は、クロライド 、ブロマイド、オキサレート、硝酸塩、硫酸塩およびこれらの混合物を包含する 。硝酸アニオンが、加熱(例えば、焼結工程時における加熱)により容易に除去 できる揮発性塩反応副生物を形成し得るので、硝酸塩が好ましい。揮発性カチオ ン(例えば、アンモニウム)を沈澱剤が有し、揮発性塩(この場合には、硝酸ア ンモニウム)が沈澱工程時に形成する場合に、特にそうである。非揮発性塩が形 成する場合、焼結前にこれを除去するように有効な洗浄が行えるならば、これを 用いてもよい。
第1のおよび第2の金属酸化物供給源は、最終の所望組成物を反映した割合で使 用される。例えば、けい酸亜鉛鉱(2ZnO−8iCh)緻密体を製造する場合 、第1の金属酸化物供給源と第2の金属酸化物供給源は約1:2のモル比で使用 する。
焼結助剤供給源は、ビスマス、バナジウムおよびほう素の塩、酸化物および水酸 化物、ならびにこれらの組み合わせから成る群から選択される。好適な塩の例は 、クロライド、ブロマイド、オキサレート、硝酸塩、硫酸塩およびこれらの混合 物を包含する。はう素は、はう酸、はう酸塩または酸化はう素として添加するこ とが好ましい。
硝酸塩が、前記理由から好ましい。沈殿剤と接触した時に、ビスマスおよび/ま たはバナジウム焼結助剤は対応酸化物または水酸化物として沈殿する。
使用する焼結助剤供給源(および従って焼結助剤)の量は、ビスマス+バナジウ ム+はう素が好ましくは約1〜20原子%、より好ましくは約2〜20原子%に なる量である。酸化バナジウムが唯一”の焼結助剤である場合、量は少なくとも 5原子%であることが好ましい。さらに以下に説明されているようにまたは実験 的に容易にめられるように、上記好ましい範囲内において、特定の第1のおよび 第2の酸化物について特に好ましい範囲が存在することがある。
本明細書において、元素X(ここでXはSi、Mg%AI、Zn。
Bi、VまたはBである。)の原子%は、Si、Mg、AI、Zn。
Bi、、VおよびBの合計原子に基づく。
混合酸化物を使用する場合、混合酸化物は二重供給源として働く、即ち、1種よ りも多い元素を供給する。例えば、スピネル(MgO・A1□Os)は、それぞ れのMg原子に対して2つのA1原子を供給する。同様に、タルク(3MgO・ 4SiO□)は、マグネシウム(3原子)およびけい素(4原子)の二重供給源 である。例えば、1モルのスピネルと1モルのタルクの混合物はA0原子%のM g、20原子%のA1およびA0原子%のSiを含有する。
好適な沈殿剤は、塩基、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ア ンモニウムおよび有機アミン(例えば、メチルアミン、エチルアミン、エタノー ルアミン)である。硝酸イオンなどのアニオンと組み合わせて揮発性塩を形成し 得るので、水酸化アンモニウムおよび有機アミンが好ましい。水酸化アンモニウ ムが特に好ましい。初めに酸性の混合物を少なくとも中和するかまたは好ましく はアルカリ性にするのに充分である限り、沈殿剤の量は限定されない。A1また はMg供給源が混合酸化物、例えば、スピネルである場合、中和で充分である。
A1またはMg供給源が硝酸塩などの塩である場合、混合物をアルカリ性にする ことが好ましく、最大pHは約9〜lOである。
本発明の金属酸化物緻密誘電体は、第1の金属酸化物および要すれば存在する第 2の金属酸化物を含有する主要結晶性相を宵する粒子を含んで成る。第1の酸化 物および第2の酸化物の両方が存在する場合、両者は複合酸化物、例えば、キン 青石、ムライトまたはけい酸亜鉛鉱を形成する。緻密体は、粒子内の包含物とし てまたは粒子の間の境界に不連続的に位置する、酸化ビスマス、酸化バナジウム 、酸化はう素またはこれらの混合物をさらに含有して成る。粒子は、好ましくは 約0.1〜100ミクロン、より好ましくは約10〜100ミクロンの平均粒子 寸法を有する。緻密体の密度は、理論密度の好ましくは少なくとも95%、より 好ましくは少な(とも98%であり、これは、存在する純粋な第1および第2の 酸化物結晶性相およびいずれかの焼結助剤の密度の秤量平均に基づく。例えば、 2原子%のB1を酸化ビスマス(密度:8.9g/cc)として、残部のアルミ ニウム、マグネシウムおよびけい素の酸化物をキン青石(密度+2.5g/cc )として含有する緻密体は、8.206重量%の酸化ビスマスおよび91.79 4重量%のキン青石を含有する。この緻密体の理論密度(TD)は、結晶性粒子 内において、特定無機物(例えば、キン青石、ムライトなど)の理論的化学量論 からの実質的なずれは許容できる。例えば、キン青石は実験式2Mg0・2A1 20!・5Si02を有するが、結晶性相粒子は、マグネシウム、アルミニウム およびけい素の酸化物を2:2:5の正確なモル比で含有する必要はない。第工 表は、本発明によって製造され得る結晶性金属酸化物緻密体の例、ならびに第1 酸化物および第2酸化物の好適なおよびより好適なモル比を示す。第工表は、そ れぞれの組成物の製造において使用される、ビスマス、バナノウム、はう素の酸 化物またはそれらの組み合わせの好適なおよびより好適な量をさらに示す。酸化 ビスマスい酸化バナジウムまたは酸化はう素の焼結助剤のいくらがの損失が焼結 工程時に生じるが、緻密体におけるこれら物質の最終量は、焼結前の量と実質的 に異なっていない。
粒子における結晶性相は、第1表に示した結晶性形態、(即ち、キン青石、酸化 マグネシウム、ムライト、ムライト/シリカ、けい酸亜鉛鉱またはシリカ)の1 つを主として有して成ることが好ましい。
(X線結晶学によりめて)唯一の検知可能な結晶性相が前記の1つであることが より好ましい。
本発明の緻密誘電体は付加的な物質を含んでよいが、前記成分、即ち、第1の金 属酸化物、(要すれば存在する)第2の金属酸化物および焼結助剤から本質的に 成ることが好ましい。さらに、当業者によれば、不可避な不純物、例えば、偶発 的量の遷移金属を含んでいてもよいことがわかる。アルカリ金属の存在は避ける ことが好ましい。
本発明を以下の実施例を用いてより具体的に説明するが、本発明は、これら実施 例によって限定されるものではない。
実施例1 本実施例は、本発明の方法によるキン青石緻密体の製造を示すが、ビスマス焼結 助剤を用い、MgおよびAIの混合酸化物供給源としてスピネルを用い、酸化ビ スマス焼結助剤を酸化けい素上に選択的に被覆した。
硝酸ビスマス5水和物(Bi(NOx)s・5H20)582gを濃硝酸384 m1に溶解し、次いで、水で希釈し、最終体積を4リツトルにすることによって ビスマス原料溶液を調製した。
容器に、コロイドシリカ[ルドックス(L udox) (商標)3375゜5  g(44,5原子%Si)、脱イオン水2000m1および濃水酸化アンモニ ウム93m1を仕込んだ。ジャンプ・アンド・クンケル・ウルトラーチュラック ス(Janke & Kunkel Ultra−Turrax)混合装置を用 いて、得られた混合物を5分間均質化した。この混合物に前記ビスマス原料溶液 373.7ml (2,0原子%Bj)を加えると、シリカ上へビスマス化字種 の沈殿が形成した。懸濁液を5分間均質化した。最後に、スピネル[パイコラス キー(B aikowski)S50CRコi42.3g (35,6原子%A 1および17.8原子%Mg)を添加し、混合物を20分間均質化した。
こうして得られた前駆体材料を吸引濾過により集め、水洗し、140℃で乾燥し た。その後、乾燥粉末を、30−300℃で4.5時間、次いで300℃で1時 間加熱することによって焼成し、残存硝酸アンモニウムを除去した。
焼成粉末から生の形状体をより容易に形成するために、ポリマーバインダーを使 用した。従って、焼成前駆体粉末25gをイソプロピルアルコール150m1お よび脱イオン水150m1と混合した。
混合物を20分間均質化した。これに、エルパノール(E 1vano1.)5 1−05 PVA [デュポン(DuPont)コ1.128gおよびカーボ’ 7−yり7. (Carbowax) 8000 PEG [ユニオン・カーバ イド(IJnion Carbide)コ0.188gを含有する水溶液37. 6 gを添加した。得られたスラリーを蒸発させ、乾燥させ、粉砕し、ふるい( 106ミクロンメツシュ)にかけ、約6000psiで一軸的に加圧し、直径2 インチのディスクを形成し、これを50−700℃で43,5時間、700−1 000℃で0.5時間および1000℃で12時間焼成した。
焼成ディスクのX線回折分析パターンは、唯一の結晶性化字種としてキン青石の 存在を示した。密度を測定すると、2.7g/ccであり、理論密度の100% であった。
実施例2 本実施例は、本発明の方法によるキン青石緻密体の製造を示すが、ビスマス焼結 助剤を用い、MgおよびA1の供給源としてA1およびMgの塩を用い、逐次沈 殿法によって酸化ビスマス焼結助剤を酸化げい素上に選択的に被覆した。
硝酸ビスマス5水和物582gを濃硝酸384m1に溶解し、次いで、水で希釈 し、最終体積を4リツトルにすることによってビスマス原料溶液を調製した。
硝酸アルミニウム9水和物112.54g (35,3原子%A+)および硝酸 マグネシウム6水和物38.4g (17,6原子%Mg)を脱イオン水150 m1に溶解した。
別の容器に、コロイドシリカ(ルドックス) 56.3 g(44,1原子%S i)、脱イオン水150m1および濃水酸化アンモニウム143.6mlを仕込 んだ。ジャンプ・アンド・クンケル・ウルトラーチュラックス(Janke &  Kunkel IJltra−Turrax)混合装置を用いて、得られた混 合物を5分間均質化した。この混合物に前記ビスマス原料溶液85.0ml ( 3,0原子%Bi)を加えると、ビスマス化学種の沈殿が形成した。懸濁液を5 分間均質化した。最後に、前記の硝酸アルミニウムおよび硝酸マグネシウムの水 溶液を添加し、溶液からアルミニウムおよびマグネシウムを沈殿させ:、混合物 を5分間均質化した。
こうして得られた前駆体材料を吸引濾過により集め、水洗し、140℃で乾燥し た。その後、乾燥粉末を、30−300℃で4.5時間、次いで300℃で1時 間焼成し、残存硝酸アンモニウムを除去した。
焼成した粉末を粉砕し、ふるい(106ミクロンメツシュ)にかけ、25000 psiで一軸的に加圧し、ペレットを形成し、これを30−1000℃で1.5 時間、次いで1000℃で12時間焼成した。
焼成したペレットのX線回折分析パターンは、唯一の結晶性化字種としてキン青 石の存在を示した。線収縮を測定すると、23.7%であった。密度を測定する と、2.7g/ccであり、理論密度の100%であった。
実施例3 本実施例は、本発明に従わない比較例を示す。焼結助剤を用いないで、キン青石 緻密体の製造を試みた。
硝酸アルミニウム9水和物112.54g (36,4原子%Al)および硝酸 マグネシウム6水和物38.4g (18,2原子%Mg)を脱イオン水150 m1に溶解した。
別の容器に、コロイドシリカ(ルドックス)56.3 g(45,4原子%St )、脱イオン水150m1および濃水酸化アンモニウム122.4mlを仕込ん だ。ジャンプ・アンド・クンケル・ウルトラーチュラックス混合装置を用いて、 得られた混合物を5分間均質化した。前記の硝酸アルミニウムおよび硝酸マグネ シウムの水溶液を添加し、溶液からアルミニウムおよびマグネシウムを沈殿させ 、混合物を5分間均質化した。
こうして得られた前駆体材料を吸引濾過により集め、水洗し、140℃で乾燥し た。その後、乾燥粉末を、30−300℃で4.5時間、次いで300℃で1時 間焼成し、残存硝酸アンモニウムを除去した。
焼成した粉末を粉砕し、ふるい(106ミクロンメツシュ)にかけ、25000 psiで一軸的に加圧し、ペレットを形成し、これを30−1000℃で1.5 時間、次いで1000℃で100時間焼焼成ペレットのX線分析によれば、キン 青石は形成していなかった。
実施例4 本実施例は、本発明の方法によるキン青石緻密体の製造を示すが、ビスマス焼結 助剤を用い、アルミニウム、マグネシウムおよびけい素の酸化物が同時に沈殿し た。
硝酸ビスマス5水和物196gを濃硝酸128m1に溶解し、次いで、水で希釈 し、最終体積を4リツトルにすることによってビスマス原料溶液を調製した。
硝酸アルミニウム9水和物35.3g (35原子%Al)および硝酸マグネシ ウム6水和物17.6g(18原子%Mg)を0.16N硝酸120m1に溶解 した。この溶液に、コロイドシリカ(ルドックス、AS等級)9g(44原子% Si)およびビスマス原料溶液40.8ml (3原子%Bi)を添加した。濃 水酸化アンモニウム水溶液20m1を添加することによって、前駆体材料を沈殿 させた。
得られた前駆体材料を吸引濾過により集め、充分に水洗し、140℃で乾燥した 。乾燥粉末を粉砕し、ふるい(106ミクロンメツシュ)にかけ、−軸的に加圧 し、ペレットを形成し、これを1000℃で2時間焼成した。
焼成ペレットのX線回折分析パターンは、唯一の結晶性化字種としてキン青石の 存在を示した。膨張分析により線収縮を測定すると、22%であった。
実施例5 本実施例は、本発明の方法によるキン青石緻密体の製造を示すが、ビスマス焼結 助剤を用い、原材料としてスピネルを用い、アルミニウム、マグネシウムおよび けい素の酸化物が同時に沈殿した。
スピネル[パイコラスキー(B aikowski) S 50 CRコ3,4 g(35原子%A1および18原子%Mg)およびコロイドシリカ(ルドックス )9.0 g(44原子%Si)を0.16N硝酸120m1+=添加した。こ れに、実施例4と同様のビスマス原料溶液40.f3.ml (3原子%Bi) を添加した。濃水酸化アンモニウム水溶液20m1を添加することによつて、前 駆体材料を沈殿させた。得られた前駆体材料を吸引濾過により集め、充分に水洗 し、140℃で乾燥した。乾燥粉末を粉砕し、ふるい(106ミクロンメッシニ )にかけ、−軸的に加圧し、ペレットを形成し、これを1000℃で2時間焼成 した。
焼成ペレットのX線回折分析パターンは、唯一の結晶性化学種としてキン青石の 存在を示した。膨張分析により線収縮を測定すると、22%であった。
実施例6 本実施例は、本発明の方法によるキン貴石緻密体の製造を示すが、バナジウム焼 結助剤を用い、アルミニウム、マグネシウムおよびけい素の酸化物が同時に沈殿 した。
硝酸マグネシウム6水和物4.43g (16,5原子%Mg)、、硝酸アルミ ニウム9水和物12.9g (32,9原子%Al)およびコロイドシリカ(ル ドックスAS)6.45g(41,0原子%Si)を0.17N硝酸400m1 に添加した。この溶液に酸化バナジウム(V2O3) 0.91 g (9,5 原子%V)を添加した。濃水酸化アンモニウム水溶液15m1を添加することに よって、前駆体材料を沈殿させた。得られた前駆体材料を吸引濾過により集め、 300℃で1時間焼成した。得られた粉末を粉砕し、−軸的に加圧し、べLノッ トを形成し、これを1000℃で12時間焼結した。
焼結ベレットのX線回折分析は、唯一の結晶性化学種としてキン青石および酸化 バナジウムの存在を示した。
実施例7 本実施例は、本発明の方法によるムライト緻密体の製造を示すが、ビスマス焼結 助剤を用い、焼結助剤が、逐次沈殿によりシリカ上に選択的に付着した。
硝酸ビスマス5水和物(B i (N Ox)s・5H20)582gを濃硝酸 384m1に溶解し、次いで、脱イオン水で希釈し、最終体積を4リツトルにす ることによってビスマス原料溶液を調製した。
硝酸アルミニウム9水和物(Al(NOs)s・9 t−i、o) 56.27 g(71,25原子%Al)を脱イオン水100m1に溶解した。
“ 別の容器に、コロイドシリカ(ルドックス)7.51g(23,75原子% Si)、脱イオン水100m1および濃水酸化アンモニウム水溶液54.64m 1を仕込んだ。ジャンプ・アンド・クンケル・ウルトラーチュラックス混合装置 を用いて、得られた混合物を5分間均質化した。これに、前記ビスマス原料溶液 35.09m1 (5゜0原子%Bi)を添加すると、ビスマス化学種がシリカ 上に沈殿した。懸濁液を5分間均質化した。次いで、前記の硝酸アルミニウムの 水溶液を添加し、溶液からアルミニウムを沈殿させて、混合物をさらに5分間均 質化した。
こうして得られた前駆体材料を吸引濾過により集め、水洗し、140℃で乾燥し た。その後、乾燥粉末を30−300℃で4.5時間、次いで300℃で1時間 焼成して、残存硝酸アンモニウムを除去した。
焼成粉末を粉砕し、ふるい(106ミクロンメツシュ)にかけ、25000ps  iで一軸的に加圧し、ベレットを形成し、これを、30−1000℃で1.5 時間、次いで1000℃で12時間焼成した。
焼成ベレットのX線回折分析は、唯一の結晶性化学種としてムライトの存在を示 した。線収縮は22%であった。密度を測定すると2.8g/ccであり、理論 密度の78%であった。
実施例8 本実施例は、本発明に従わない比較例である。焼結助剤を使用せずに、ムライト 緻密体の製造を試みた。
硝酸アルミニウム9水和物(Al(NOs)s・9H20)56.27g(75 ,0原子%Al)を脱イオン水100m1に溶解した。
別の容器に、コロイドシリカ(ルドックス)7.51 g(25,0原子%Si )、脱イオン水100m1および濃水酸化アンモニウム水溶液45.92m l を仕込んだ。ジャンプ・アンド・クンケル・ウルトラーチュラックス混合装置を 用いて、得られた混合物を5分間均質化した。前記の硝酸アルミニウムの水溶液 を添加し、溶液からアルミニウムを沈殿させて、混合物をさらに5分間均質化し ・な。
こうして得られた前駆体材料を吸引濾過により集め、水洗し、140℃で乾燥し た。その後、乾燥粉末を30−300℃で4.5時間、次いで300℃で1時間 焼成し、残存硝酸アンモニウムを除去した。
焼成粉末を粉砕し、ふるい(106ミクロンメツシュ)にかけ、25000ps  iで一軸的に加圧し、ベレットを形成し、これを、30−1000℃で1.5 時間、次いで1000℃で12時間焼成した。
焼成ペレットのX線回折分析によれば、ムライトは形成していなかった。
実施例9 本実施例は、本発明の方法によるムライト緻密体の製造を示すが、ビスマス焼結 助剤および同時沈殿法を用いた。
硝酸ビスマス5水和物196gを濃硝酸128m1に溶解し、次いで、水で希釈 し、最終体積を4リツトルにすることによってビスマス原料溶液を調製した。
硝酸アルミニウム9水和物11.04g (67,5原子%A+)を0.2N硝 酸100m1に溶解した。この溶液に、コロイドシリカ(ルドックス)1.47  g(22,5原子%Si)および前記ビスマス原料溶液43.6ml (10 原子%Bi)を添加した。濃水酸化アンモニウム水溶液200m1を添加し、前 駆体材料を沈殿させた。
前駆体材料を吸引濾過により集め、充分に水洗し、140℃で乾燥した。乾燥粉 末を粉砕し、ふるい(106ミクロンメツシュ)にかけ、25000ps iで 一軸的に加圧し、ペレットを形成し、これを1000℃で2時間焼成した。
焼成ペレットのX線回折分析パターンは、唯一の結晶性化字種としてムライトの 存在を示した。膨張分析により線収縮を測定すると17%であった。
実施例10 本実施例は、本発明の方法によるムライト緻密体の製造を示すが、バナジウム焼 結助剤および同時沈殿法を用いた。
硝酸アルミニウム9水和物25.5g (67,5原子%Al)およびコロイド シリカ(ルドックスAS)3.3g(22,5原子%St)を0.17N硝酸4 00m1に添加した。この溶液に酸化バナジウム(V2O5)0.91g (1 0原子%V)を添加した。濃水酸化アンモニウム水溶液を添加し、前駆体材料を 沈殿させた。前駆体材料を吸引濾過により集め、300℃で1時間焼成した。得 られた粉末を粉砕し、25000ps iで一軸的に加圧し、ペレットを形成し 、これを1000℃で12時間焼結した。
焼成ペレットのX線回折分析は、唯一の結晶性化字種としてムライトおよび酸化 バナジウムの存在を示した。
実施例11 本実施例は、本発明の方法による酸化マグネシウム緻密体の製造を示すが、ビス マス焼結助剤を用い、焼結助剤が、逐次沈殿により酸化マグネシウム前駆体上に 選択的に付着した。
硝酸ビスマス5水和物(Bi(NOs)s ・5H20)582gをa硝酸38 4m lに溶解し、次いで、脱イオン水で希釈し、最終体積を4リツトルにする ことによってビスマス原料溶液を調製した。
硝酸マグネシウム6水和物(Mg(NOs)2・6 H2O) 25.1 g( 98原子%Mg)を0.15N硝酸水溶液30Qmlに溶解した。
この溶液に、濃水酸化アンモニウム水溶液13.4mlを添加すると、マグネシ ウム化字種が沈殿した。これに、前記ビスマス原料溶液6.6ml (2,0原 子%Bi)を添加すると、ビスマス化字種がマグネシウム化字種上に沈殿した。
こうして得られた前駆体材料を吸引濾過により集め、300℃で1時間乾燥した 。乾燥粉末を粉砕し、25000ps iで一軸的に加圧して、ペレットを形成 し、これを1000℃で12時間焼結した。
焼成ペレットのX線回折分析は唯一の結晶性化学種として酸化マグネシウムの存 在を示した。線収縮は22%であった。密度を測定すると、理論密度の少なくと も99%であった(3.828/cc)。
実施例12 本実施例は、本発明の方法による酸化マグネシウム緻密体の製造を示すが、バナ ジウム焼結助剤および同時沈殿法を用いた。
硝酸マグネシウム6水和物23.0g(90原子%Mg)を0.17N硝酸水溶 液400m1に溶解した。この溶液に、酸化バナジウム(V2O3) 0.91  g (10原子%V)を添加した。次いで、濃水酸化アンモニウム水溶液を添 加すると、前駆体材料が沈殿した。
得られた前駆体材料を吸引濾過により集め、300℃で1時間焼成した。得られ た粉末を粉砕し、25000ps iで一軸的に加圧し、ペレットを形成し、こ れを1000℃で12時間焼結した。線収縮は14%であった。
実施例】、3 本実施例は、本発明に従うキン青石緻密体の製造を示すが、焼結助剤として酸化 ビスマス/酸化はう素の包晶組成物(酸化ビスマス・酸化はう素のモル比81: 19)を用い、MgおよびAIの混合酸化物供給源としてスピネルを用い、焼結 助剤の酸化ビスマス部分を酸化けい素上に選択的に被覆した。
硝酸ビスマス5水和物(Bi(NOx)s・5H20)582gを濃硝酸384 m1に溶解し、次いで、水で希釈し、最終体積を4リツトルにすることによって ビスマス原料溶液を調製した。
はう酸(HsB Os) 30.9 gを水500m1に溶解し、次いで水で希 釈し、最終体積を1リツトルにすることによってほう素原料溶液を調製した。
ビーカーに、コロイドシリカ(ルドックス)37.55 g(44,34原子% S1)、脱イオン水100m1および濃水酸化アンモニウム水溶液40m1を仕 込んだ。ジャンプ・アンド・クンケル・ウルトラーチュラックス混合装置を用い て、得られた混合物を5分間均質化した。この混合物に、前記はう素原料溶液5 .30m1 (0,47原子%B)および前記ビスマス原料溶液37.4ml  (1,99原子%Bi)を添加すると、ビスマス化字種がシリカ上に沈殿した。
懸濁液を5分間均質化した。最後に、スピネル(パイコラスキー550CR)1 4.23g (35,46原子%A1および17.74原子%Mg)を添加し、 混合物を10分間均質化した。
こうして得られた前駆体材料から、プツチ・ロータペーパーR(Buchi R otavapor−R) ・O−ターリ−エバポレーター装置を用いて、水を除 去し、次いで、140℃で乾燥した。乾燥粉末を30−300℃で4.5時間、 次いで300℃で1時間加熱することによって焼成し、硝酸アンモニウムを除去 した。
焼成粉末を粉砕して、ふるいにかけ(106ミクロンメツシュ未満) 、100 00ps jで一軸的に加圧し、ペレットを形成し、これを、30−1000℃ で1.5時間、次いで1000℃で12時間焼成した。
焼成ペレットのX線回折分析パターンは、唯一の結晶性化学種としてキン青石の 存在を示した。密度を測定すると2.6g/ccであり、理論密度の96%であ った。
実施例14 本実施例は、本発明に従うキン青石緻密体の製造を示すが、焼結助剤として酸化 ビスマス/酸化はう素の包晶組成物(酸化ビスマス二酸化はう素のモル比55: 45)を用い、MgおよびA1の混合酸化物供給源としてスピネルを用い、酸化 けい素上に焼結助剤の酸化ビスマス部分を選択的に被覆した。
硝酸ビスマス5水和物(Bi(NOs)s ・5 H2O) 582 gを濃硝 酸384m1に溶解し、次いで、水で希釈し、最終体積を4リツトルにすること によってビスマス原料溶液を調製した。
はう酸(H3BO3)30.9gを水500m1に溶解し、次いで水で希釈し、 最終体積を1リツトルにすることによってほう素原料溶液を調製した。
ビーカーに、コロイドシリカ(ルドックス)37.55g (43゜83原子% St)、脱イオン水200m1および濃水酸化アンモニウム水溶液30m1を仕 込んだ。ンヤンケ・アンド・クンケル・ウルトラーチュラックス混合装置を用い て、得られた混合物を5分間均質化した。この混合物に、前記はう素原料溶液1 8.37m1 (1,61原子%B)および前記ビスマス原料溶液37.4ml  (1,97原子%Bi)を添加すると、ビスマス化学種がシリカ上に沈殿した 。懸濁液を5分間均質化した。最後に、スピネル(パイコラスキー550CR) 14.23g (35,06原子%A1および17.53原子%Mg)を添加し 、混合物を10分間均質化した。
こうして得られた前駆体材料から、プツチ・ロータペーパーR・ローターリ−エ バポレーター装置を用いて、水を除去し、次いで、140℃で乾燥した。乾燥粉 末を30−300℃で4.5時間、次いで300℃で1時間加熱することによっ て焼成し、硝酸アンモニウムを除去した。
焼成粉末を粉砕して、ふるいにかけ(106ミクロンメツシュ未満) 、100 00ps iで一軸的に加圧し、ペレットを形成し、これを30−940℃で1 .5時間、次いで940℃で6時間、焼成した。
焼成ペレットのX線回折分析パターンは、唯一の結晶性化字種としてキン青石の 存在を示した。密度を測定すると2.6g/ccであり、理論密度の98%であ った。
実施例15 本実施例は、本発明に従うムライト/シリカ緻密体の製造を示すが、ビスマス焼 結助剤を用い、混合酸化物供給源としてクレー(カオリナイト、A 1 x O s・2SiO2)を用い、酸化ビスマス焼結助剤がクレー上に沈澱した。
硝酸ビスマス5水和物(Bi(NOx)s・5H20)582gを濃硝酸384 m1に溶解し、次いで、水で希釈し、最終体積を4リツトルにすることによって ビスマス原料溶液を調製した。
ミルジャー[ニー・ニス・ストーンウェア・ロアロックス・ブランダム(U、  S、Stoneware Roalox burundum)強化、0.3ガロ ン]に、30のブランダムシリンダー(ニー・ニス・ストーンウェア、13/1 6X13/16) 、クレー[アール・ティー・バンダービルト・ビアレス(R ,T、 Vanderbilt Peerless) (商標)クレー3コ12 5g(46,8原子%Siおよび48.2原子%Al)および脱イオン水300 m1を仕込んだ。混合物を72時間ボールミルし、その後、クレー/水スラリー を移し、水で希釈して体積を1リツトルにし、0.125gクレー/mlスラリ ーのスラリー組成物を得た。
容器に、前記クレースラリー1リツトル、脱イオン水1リツトルおよび濃水酸化 アンモニウム水溶液200m1を仕込んだ。ジャンケ・アンド・クンケル・ウル トラーチュラックス混合装置を用いて、得られた混合物を15分間均質化した。
この混合物に、前記ビスマス原料溶液332.2ml (5,0原子%Bi)を 添加すると、ビスマス化字種がクレー上に沈殿した。得られた混合物を10分間 均質化した。
こうして得られた前駆体材料を吸引濾過により集め、140℃で乾燥した。その 後、乾燥粉末を30−300℃で4,5時間、次いで300℃で1時間加熱する ことによって焼成し、残存硝酸アンモニウムを除去した。
焼成粉末を粉砕して、ふるいにかけ(106ミクロンメツシュ未満) 、100 00ps iで一軸的に加圧し、ベレットを形成し、これを30−1100℃で 1.5時間、次いで1100℃で12時間焼成した。
焼成ペレットのX線回折分析パターンは、唯一の結晶性化字種としてムライトお よびシリカの存在を示した。密度を測定すると3゜05g/ccであり、理論密 度の97%であった。
実施例16 本実施例は、本発明に従わない比較例である。焼結助剤を使用せずに、混合酸化 物供給源としてクレーを使用してムライト/シリカ緻密体の製造を試みた。
混合酸化物供給源であるクレー[アール・ティー・バンダービルト・ピアレス・ クレー3] (51,1原子%A1および48.9原子%Si)を10000p s iで一軸的に加圧し、ペレットを形成し、これを30−1100℃で1.5 時間、次いで1100℃で100時間焼成した。
焼成ペレットのX線回折分析パターンは、結晶性化字種としてムライトおよびシ リカの存在を示した。密度を測定すると2.1 g/CCであり、理論密度の7 7%であった。
実施例17 本実施例は、本発明の方法に従うけい酸亜鉛鉱緻密体の製造を示すが、ビスマス 焼結助剤を酸化けい素上に選択的に被覆した。
硝酸ビスマス5水和物(Bi(No3)s・5H20)582g豪濃硝酸384 m1に溶解し、次いで、水で希釈し、最終体積を4リツトルにすることによって ビスマス原料溶液を調製した。
容器に、コロイドシリカ(ルドックス)15.02g (32,31Jf(子% Si)、脱イオン水200m1および濃水酸化アンモニウム水溶液孔7mlを仕 込んだ。ジャンケ・アンド・クンケル・ウルトラーチュラックス混合装置を用い て、得られた混合物を5分間均質化した。この混合物に、前記ビスマス原料溶液 30.9ml (3,0原子%Bi)を添加すると、ビスマス化字種がシリカ上 に沈殿した。
得られた混合物を5分間均質化した。最後に、酸化亜鉛[ニューシャーシー・ジ ンク・カドックス(New Jersey Zinc Kadox) (商標) 930116.27g (64,7原子%Zn)を添加し、混合物を15分間均 質化した。
こうして得られた前駆体材料を吸引濾過により集め、140℃で乾燥した。その 後、乾燥粉末を30−300℃で4.5時間、次いで300℃で1時間加熱する ことによって焼成し、残存硝酸アンモニウムを除去した。
焼成粉末を粉砕して、ふるいにかけ(106ミクロンメツシュ未満) 、100 00psiで一軸的に加圧し、ペレットを形成し、これを30−1000℃で1 .5時間、次いで1000℃で12時間焼成した。
焼成ベレットのX線回折分析パターンは、唯一の結晶性化学種としてけい酸亜鉛 鉱およびビスマスシリケート(B i 2 S z Ob )の存在を示した。
密度を測定すると4.25g/ccであり、理論密度の98%であった。
実施例18 本実施例は、本発明に従うけい酸亜鉛鉱緻密体の製造を示すが、焼結助剤として 酸化ビスマス/酸化はう素の包晶組成物(酸化ビスマス二酸化はう素のモル比8 1:19)を用い、焼結助剤の酸化ビスマス部分を酸化けい素上に選択的に被覆 した。
硝酸ビスマス5水和物(Bi(No3)s・5HzO)582gを濃硝酸384 m1に溶解し、次いで、水で希釈し、最終体積を4リツトルにすることによつて ビスマス原料溶液を調製した。
ビーカーに、コロイドシリカ(ルドックス)22.53g(32,3原子%Si )、脱イオン水200m lおよび濃水酸化アンモニウム水溶液15m1を仕込 んだ。ジャンプ・アンド・クンケル・ウルトラーチュラックス混合装置を用いて 、得られた混合物を5分間均質化した。この混合物に、はう酸(HsBOs)  0.172 g (0,6原子%B)および前記ビスマス原料溶液39.54m 1 (2,55原子%Bi)を添加すると、ビスマス化字種がシリカ上に沈殿し た。懸濁液を5分間均質化した。最後に、酸化亜鉛[ニューシャーシー・ジンク ・カドックス930コ24.41g (64,57原子%Zn)を添加し、混合 物を10分間均質化した。
こうして得られた前駆体材料から、プツチ・ロータペーパーR・ローターリ−エ バポレーター装置を用いて、水を除去し、次いで、140℃で乾燥した。その後 、乾燥粉末を30−300℃で4.5時間、次いで300℃で1時間加熱するこ とによって焼成し、硝酸アンモニウムを除去した。
焼成粉末を粉砕して、ふるいにかけ(106ミクロンメツシュ未満)、1000 0ps iで一軸的に加圧し、ベレットを形成し、これを、30−1000℃で 1.5時間、次いで1000℃で12時間焼成した。
焼成ベレットのX線回折分析パターンは、唯一の結晶性化学種としてけい酸亜鉛 鉱の存在を示した。密度を測定すると4.28 g/CCであり、理論密度の1 00%であった。
実施例19 本実施例は、本発明に従うけい酸亜鉛鉱緻密体の製造を示すが、焼結助剤として 酸化ビスマス/酸化はう素の包晶組成物(酸化ビスマス:酸化はう素のモル比5 5:45)を用い、焼結助剤の酸化ビスマス部分を酸化けい素上に選択的に被覆 した。
硝酸ビスマス5水和物(Bi(N○s)s ・5H20)582gをm硝酸38 4m1に溶解し、次いで、水で希釈し、最終体積を4リツトルにすることによっ てビスマス原料溶液を調製した。
ビーカーに、コロイドシリカ(ルドックス)22.53g(32゜2原子%Si )、脱イオン水200m、Jおよび濃水酸化アンモ只つム水溶液15m]を仕込 んだ。ジャンプ・アンド・クンケル・ウルトラーチュラックス混合装置を用いて 、得られた混合物を5分間均質化した。この混合物に、はう酸(HsBOs)  0.44 g (1,53原子%B)および前記ビスマス原料溶液28.96m 1 (1,87原子%Bi)を添加すると、ビスマス化学種がシリカ上に沈殿し た。
懸濁液を5分間均質化した。最後に、酸化亜鉛にニューシャーシー・ジンク・カ ドックス930)24.41g (64,4原子%Zn)を添加し、混合物を1 0分間均質化した。
こうして得られた前駆体材料から、プツチ・ロータベーパーR・ローターリ−エ バポレーター装置を用いて、水を除去し、次いで、140℃で乾燥した。その後 、乾燥粉末を30−300℃で4.5時間、次いで300℃で1時間加熱するこ とによって焼成し、硝酸アンモニウムを除去した。
焼成粉末を粉砕して、ふるいにかけ(106ミクロンメツシュ未満) 、100 00ps iで一軸的に加圧し、ペレットを形成し、これを、30−900℃で 1.5時間、次いで900℃で12時間焼成した。
焼成ペレットのX線回折分析パターンは、唯一の結晶性化字種としてけい酸亜鉛 鉱の存在を示した。密度を測定すると4.2g/cCであり、理論密度の100 %であった。
実施例20 本実施例は、本発明に従わない比較例である。焼結助剤を使用しないで、けい酸 亜鉛鉱緻密体の製造を試みた。
容器に、コロイドシリカ(ルドックス)15.02g(33,3原子%Si)、 脱イオン水200m1および酸化亜鉛にュージャージー・ジンク・カドックス9 30)16.27g (66,7原子%Zn)を仕込んだ。ジャンプ・アンド・ クンケル・ウルトラーチュラックス混合装置を用いて、得られた混合物を15分 間均質化した。
こうして得られた前駆体材料を吸引濾過により集め、次いで、140℃で乾燥し た。その後、乾燥粉末を30−300℃で4.5時間、次いで300℃で1時間 焼成した。
焼成粉末を粉砕して、ふるいにかけて(106ミクロンメツシュ未満) 、10 000りs iで一軸的に加圧し、ペレットを形成し、これを、30−1000 ℃で1.5時間、次いで1000℃で12時間焼成した。
焼成ペレットのX線回折分析パターンは、結晶性化字種として酸化亜鉛およびけ い酸亜鉛鉱の存在を示した。密度を測定すると3゜3g/ccであり、理論密度 の80%であった。
実施例21 本実施例は、本発明の方法に従うシリカ緻密体の製造を示すが、ビスマス焼結助 剤を用いた。
硝酸ビスマス5水和物(B i(N Ox)a・5H20)382gを濃硝酸3 84m1に溶解し、次いで、水で希釈し、最終体積を4リツトルにすることによ ってビスマス原料溶液を調製した。
容器に、コロイドシリカ(ルドックス) 75.21 g(95,7原子%Si )、脱イオン水200m1および濃水酸化アンモニウム水溶液50m1を仕込ん だ。ジャンプ・アンド・クンケル・ウルトラーチュラックス混合装置を用いて、 得られた混合物を5分間均質化した。この混合物に、前記ビスマス原料溶液75 .0m l (4,3原子%Bi)を添加すると、ビスマス化学種がシリカ上に 沈殿した。
混合物を10分間均質化した。
こうして得られた前駆体材料を吸引濾過により集め、140℃で乾燥した。その 後、乾燥粉末を30−300℃で4.5時間、次いで300℃で1時間加熱する ことによって焼成し、残存硝酸アンモニウムを除去した。
焼成粉末を粉砕して、ふるいにかけ(106ミクロンメツシュ未満) 、100 00ps iで一軸的に加圧し、ペレットを形成し、これを、30−1100℃ で1.5時間、次いで1100℃で12時間焼成した。
焼成ペレットのX線回折分析パターンは、唯一の結晶性化学種として鱗けい石( 結晶性シリカ)およびビスマスシリケート(Bi2SiOs)の存在を示した。
密度を測定すると2.51g/cCであり、理論密度の98%であった。
実施例22 本実施例は、本発明に従わない比較例である。焼結助剤を使用しないで、シリカ 緻密体の製造を試みた。
ビーカーに、コロイドシリカ(ルドックス)を仕込み、140℃で乾燥した。得 られた粉末を粉砕し、ふるいにかけ(106ミクロンメツシュ未満) 、100 00psiで一軸的に加圧し、ペレットを形成し、これを、30−1100℃で 1.5時間、次いで1100℃で12時間焼成した。
焼成ペレットのX線回折分析パターンは、唯一の結晶性化字種としてクリストバ ライトの存在を示した。密度を測定すると1.87g/ccであり、理論密度の 80%であった。
国際調査報告 I#mn+am+^−一″”IIPCT/US 89104613

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.第1の酸化物として酸化けい素および/または酸化マグネシウム、および存 在することがある第2の酸化物として酸化アルミニウムまたは酸化亜鉛を含有す る緻密誘電体を製造する方法であって、(a)(i)コロイドシリカ;大表面積 シリカ;けい素およびアルミニウムの混合酸化物; マグネシウムの塩、酸化 物および水酸化物;ならびにマグネシウムおよびアルミニウムの混合酸化物から 成る群から選択された第1の酸化物の供給源、 (ii)アルミニウムの塩、酸化物および水酸化物ならびに亜鉛の塩、酸化物お よび水酸化物から成る群がら選択された存在することがある第2の酸化物の供給 源、 (iii)ビスマスの塩、酸化物および水酸化物;バナジウムの塩、酸化物およ び水酸化物;ほう酸、ほう酸塩および酸化ほう素;ならびにこれらの組み合わせ から成る群から選択され、Mg、Si、Al、Zn、Bi、VおよびBの合計原 子に基づいて約1.0〜20原子%のBi+V+Bを有する焼結助剤供給源、お よび (iv)緻密誘電体の前躯体粉末を沈澱させるのに充分な量の沈澱剤 を含有する水性混合物を形成する工程、(b)前駆体粉末を集めて乾燥する工程 、(c)乾燥前駆体粉末から、所望の形状を有する生の材料体を形成する工程、 および (d)少なくとも850℃の温度で生の材料体を焼結し、緻密体を形成する工程 を含んで成る方法。
  2. 2.沈澱剤の後に第2の酸化物の供給源を混合物に添加する請求項1記載の方法 。
  3. 3.第1の酸化物の供給源がコロイドシリカである請求項1記載の方法。
  4. 4.第1の酸化物の供給源が、けい素およびアルミニウムの混合酸化物またはマ グネシウムおよびアルミニウムの混合酸化物である請求項1記載の方法。
  5. 5.第1の酸化物の供給源が、スピネル、クレーおよびタルクから成る群から選 択された混合酸化物である請求項4記載の方法。
  6. 6.第1の酸化物の供給源が、マグネシウムの塩、酸化物または水酸化物である 請求項1記載の方法。
  7. 7.焼結助剤供給源の量が約2〜20原子%である請求項1記載の方法。
  8. 8.焼結助剤供給源が、ビスマスの塩、酸化物または水酸化物である請求項1記 載の方法。
  9. 9.焼結助剤供給源が、約5〜20原子%の量であるバナジウムの塩、酸化物ま たは水酸化物である請求項1記載の方法。
  10. 10.焼結助剤供給源が、ビスマスの塩、酸化物または水酸化物の形態のビスマ ス供給源、およびほう酸、ほう酸塩または酸化ほう素の形態のほう素供給源を含 んで成る請求項1記載の方法。
  11. 11.ビスマスおよびほう素供給源が包晶組成物を形成している請求項10記載 の方法。
  12. 12.第1の酸化物として酸化けい素および/または酸化マグネシウム、および 存在することがある第2の酸化物として酸化アルミニウムまたは酸化亜鉛を含有 する緻密誘電体の前駆体粉末を製造する方法であって、 (a)(i)コロイドシリカ;大表面積シリカ;けい素およびア ルミニウムの混合酸化物;マグネシウムの塩、酸化物および水酸化物;ならびに マグネシウムおよびアルミニウムの混合酸化物から成る群から選択された第1の 酸化物の供給源、 (ii)アルミニウムの塩、酸化物および水酸化物ならびに亜鉛の塩、酸化物お よび水酸化物から成る群から選択された存在することがある第2の酸化物の供給 源、 (iii)ビスマスの塩、酸化物および水酸化物;バナジウムの塩、酸化物およ び水酸化物;ほう酸、ほう酸塩および酸化ほう素;ならびにこれらの組み合わせ から成る群から選択され、Mg、Si、Al、Zn、Bi、 VおよびBの合計原子に基づいて1. O〜約20原子%のBi+V+Bを有する焼結助剤供給源、および (iv)緻密誘電体の前駆体粉末を沈澱させるのに充分な量の沈澱剤 を含有する水性混合物を形成する工程、および(b)前駆体粉末を集めて乾燥す る工程を含んで成る方法。
  13. 13.沈澱剤の後に第2の酸化物の供給源を混合物に添加する請求項12記載の 方法。
  14. 14.第1の酸化物の供給源がコロイドシリカである請求項12記載の方法。
  15. 15.第1の酸化物の供給源が、けい素およびアルミニウムの混合酸化物または マグネシウムおよびアルミニウムの混合酸化物である請求項12記載の方法。
  16. 16.第1の酸化物の供給源がスピネル、クレーおよびタルクから成る群から選 択された混合酸化物である請求項15記載の方法。
  17. 17.第1の酸化物の供給源が、マグネシウムの塩、酸化物または水酸化物であ る請求項12記載の方法。
  18. 18.焼結助剤供給源の量が約2〜20原子%である請求項12記載の方法。
  19. 19.焼結助剤供給源が、ビスマスの塩、酸化物または水酸化物である請求項1 2記載の方法。
  20. 20.焼結助剤供給源が、約5〜20原子%の量であるバナジウムの塩、酸化物 または水酸化物である請求項12記載の方法。
  21. 21.焼結助剤供給源が、ビスマスの塩、酸化物または水酸化物の形態のビスマ ス供給源、およびほう酸、ほう酸塩または酸化ほう素の形態のほう素供給源を含 んで成る請求項12記載の方法。
  22. 22.ビスマスおよびほう素供給濠が包晶組成物を形成している請求項21記載 の方法。
  23. 23. (I)(a)酸化けい素および酸化マグネシウムから成る群から選択された第1 の金属酸化物、および(b)酸化アルミニウムおよび酸化亜鉛から成る群から選 択された存在することがある第2の金属酸化物を含んで成る主要な結晶性相を有 する粒子、ならびに (II)ビスマス、バナジウム、ほう素、けい素、マグネシウム、アルミニウム および亜鉛の合計原子に基づいて約1〜20原子%の量で存在し、結晶性粒子の 境界に不連続的に位置するかまたは結晶性粒子における包含物として含まれる酸 化ビスマス、酸化バナジウム、酸化ほう素またはこれらの組み合わせ を含んで成り、理論密度の少なくとも95%である密度を有する金属酸化物緻密 誘電体。
  24. 24.理論密度の少なくとも98%である密度を有する請求項23記載の金属酸 化物緻密誘電体。
  25. 25.粒子の主要な結晶性相がキン青石、酸化マグネシウム、ムライト、ムライ ト/シリカ、けい酸亜鉛鉱またはシリカである請求項23または24記載の金属 酸化物緻密誘電体。
  26. 26.主要な結晶性相が、2/1.0〜3.0/4.0〜6.0の酸化マグネシ ウム/酸化アルミニウム/シリカモル比を有するキン青石である請求項23また は24記載の金属酸化物緻密誘電体。
  27. 27.モル比が2/1.8〜2.2/4.8〜5.2であり、酸化ビスマス、酸 化バナジウム、酸化ほう素またはこれらの組み合わせの量が約2〜20原子%で ある請求項26記載の金属酸化物緻密誘電体。
  28. 28.主要な結晶性相が酸化マグネシウムであり、酸化ビスマス、酸化バナジウ ム、酸化ほう素またはこれらの組み合わせの量が約2〜20原子%である請求項 23または24記載の金属酸化物緻密誘電体。
  29. 29.主要な結晶性相が酸化アルミニウム/シリカモル比3/1.0〜3.0の ムライトであり、酸化ビスマス、酸化バナジウム、酸化ほう素またはこれらの組 み合わせの量が約5〜20原子%である請求項23または24記載の金属酸化物 緻密誘電体。
  30. 30.モル比が3/1.8〜2.2である請求項29記載の金属酸化緻密誘電体 。
  31. 31.主要な結晶性相が、ムライトにおける酸化アルミニウム/シリカモル比が 3/1.0〜3.0であり、ムライト/シリカモル比が1:3〜5であるムライ ト/シリカである請求項23または24記載の金属酸化物緻密誘電体。
  32. 32.ムライトにおける酸化アルミニウム/シリカモル比が3/1.8〜2.2 であり、ムライト/シリカモル比カ1/3.5〜4.5であり、酸化ビスマス、 酸化バナジウム、酸化ほう素またはこれらの組み合わせの量が約2〜20原子% である請求項31記載の金属酸化物緻密誘電体。
  33. 33.主要な結晶性相が、2/0.5〜1.5の酸化亜鉛/シリカモル比を有す るけい酸亜鉛位である請求項23または24記載の金属酸化物緻密誘電体。
  34. 34.モル比が2/0.8〜1.2であり、酸化ビスマス、酸化バナジウム、酸 化ほう素またはこれらの組み合わせの量が約2〜20原子%である請求項33記 載の金属酸化物緻密誘電体。
  35. 35.主要な結晶性相がシリカである請求項23または24記載の金属酸化物緻 密誘電体。
  36. 36.少なくとも2つの層が導体パターンを有し、金属化ブァイアズによって相 互に電気接続されており、基板が、(I)(a)酸化けい素および酸化マグネシ ウムから成る群から選択された第1の金属酸化物、および(b)酸化アルミニウ ムおよび酸化亜鉛から成る群から選択された存在することがある第2の金属酸化 物を含んで成る結晶性粒子、ならびに (II)ビスマス、バナジウム、ほう素、けい素、マグネシウム、アルミニウム および亜鉛の合計原子に基づいて約1〜20原子%の量で存在し、結晶性粒子の 境界に不連続的に位置するかまたは結晶性粒子における包含物として含まれる酸 化ビスマス、酸化バナジウム、酸化ほう素またはこれらの組み合わせ を含んで成る金属酸化物緻密誘電体からできており、金属酸化物緻密誘電体が理 論密度の少なくとも95%である密度を有する、半導体デバイス用多層基板。
  37. 37.金属酸化物緻密誘電体が、理論密度の少なくとも98%である密度を有す る請求項36記載の多層基板。
  38. 38.金属酸化物緻密誘電体における粒子の主要な結晶性相がキン青石、酸化マ グネシウム、ムライト、ムライト/シリカ、けい酸亜鉛鉱またはシリカである請 求項36または37記載の多層基板。
  39. 39.金属酸化物緻密誘電体における粒子の主要な結晶性相が、2/1.0〜3 .0/4.0〜6.0の酸化マグネシウム/酸化アルミニウム/シリカモル比を 有するキン青石である請求項36または37記載の多層基板。
  40. 40.モル比が2/1.8〜2.8/4.8〜5.2であり、酸化ビスマス、酸 化バナジウム、酸化ほう素またはこれらの組み合わせの量が約2〜20原子%で ある請求項39記載の多層基板。
  41. 41.金属酸化物緻密誘電体における粒子の主要な結晶性相が酸化マグネシウム であり、酸化ビスマス、酸化バナジウム、酸化ほう素またはこれらの組み合わせ の量が約2〜20原子%である請求項36または37記載の多層基板。
  42. 42.金属酸化物緻密誘電体における粒子の主要な結晶性相が酸化アルミニウム /シリカモル比3/1.0〜3.0のムライトであり、酸化ビスマス、酸化バナ ジウム、酸化ほう素またはこれらの組み合わせの量が約5〜20原子%である請 求項36または37記載の多層基板。
  43. 43.モル比が3/1.8〜2.2である請求項42記載の多層基板。
  44. 44.金属酸化緻密誘電体における粒子の主要な結晶性相が、ムライトにおける 酸化アルミニウム/シリカモル比が3/1.0〜3.0であり、ムライト/シリ カモル比が1:3〜5であるムライト/シリカである請求項36または37記載 の多層基板。
  45. 45.ムライトにおける酸化アルミニウム/シリカモル比が3/1.8〜2.2 であり、ムライト/シリカモル比が1/3.5〜4.5であり、酸化ビスマス、 酸化バナジウム、酸化ほう素またはこれらの組み合わせの量が約2〜20原子% である請求項44記載の多層基板。
  46. 46.金属酸化物緻密誘電体における粒子の主要な結晶性相が、2/0.5〜1 .5の酸化亜鉛/シリカモル比を有するけい酸亜鉛鉱である請求項36または3 7記載の多層基板。
  47. 47.モル比が2/0.8〜1.2であり、酸化ビスマス、酸化バナジウム、酸 化ほう素またはこれらの組み合わせの量が約2〜20原子%である請求項46記 載の多層基板。
  48. 48.金属酸化物緻密誘電体における粒子の主要な結晶性相がシリカである請求 項36または37記載の多層基板。
JP1511289A 1988-10-14 1989-10-13 金属酸化物緻密誘導体およびその製法 Expired - Fee Related JP3009693B2 (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US25827888A 1988-10-14 1988-10-14
US25827788A 1988-10-14 1988-10-14
US25827288A 1988-10-14 1988-10-14
US258,272 1988-10-14
US258,278 1988-10-14
US258,277 1988-10-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04503939A true JPH04503939A (ja) 1992-07-16
JP3009693B2 JP3009693B2 (ja) 2000-02-14

Family

ID=27401129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1511289A Expired - Fee Related JP3009693B2 (ja) 1988-10-14 1989-10-13 金属酸化物緻密誘導体およびその製法

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0438509B1 (ja)
JP (1) JP3009693B2 (ja)
DE (2) DE68913985D1 (ja)
WO (1) WO1990003955A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009221068A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Doshisha Zn2SiO4セラミックス及びその製造方法
JP5134819B2 (ja) * 2004-10-12 2013-01-30 株式会社ヤスフクセラミックス 高周波用誘電体セラミックス

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992009540A1 (en) * 1990-12-03 1992-06-11 Manville Corporation Method of preparing ceramic materials
US5147984A (en) * 1990-12-04 1992-09-15 Raychem Corporation Cap and pin insulator
DE19621413A1 (de) * 1996-05-28 1997-12-04 Max Planck Gesellschaft Flüssigkeitsphasensinterprozess für Aluminat-Keramiken

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3514270A (en) * 1966-06-10 1970-05-26 Tomita Pharm Co Ltd Manufacture of bismuth magnesium aluminosilicate
GR66589B (ja) * 1978-06-22 1981-03-30 Snam Progetti
JPS55139709A (en) * 1979-04-18 1980-10-31 Fujitsu Ltd Method of fabricating mullite substrate
FR2585015A1 (fr) * 1985-07-16 1987-01-23 Centre Nat Rech Scient Poudre ceramique de type cordierite frittable a basse temperature, procede de preparation et composition ceramique obtenue par frittage de cette poudre
US4633366A (en) * 1985-08-07 1986-12-30 Sprague Electric Company Laminar electrical component with magnesium orthoborate
US4835298A (en) * 1986-09-24 1989-05-30 Union Carbide Corporation Method for producing liquid alkoxides of mixed metals

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5134819B2 (ja) * 2004-10-12 2013-01-30 株式会社ヤスフクセラミックス 高周波用誘電体セラミックス
JP2009221068A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Doshisha Zn2SiO4セラミックス及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE68913985T2 (de) 1994-11-03
EP0438509B1 (en) 1994-03-16
EP0438509A1 (en) 1991-07-31
JP3009693B2 (ja) 2000-02-14
DE68913985D1 (de) 1994-04-21
WO1990003955A1 (en) 1990-04-19
DE68913985T4 (de) 1995-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7704477B2 (en) Method for producing powder forsterite powder, forsterite powder, sintered forsterite, insulating ceramic composition, and multilayer ceramic electronic component
CN102875159A (zh) 低温共烧介质陶瓷制备方法及其材料和烧结助剂
JPH05504541A (ja) 改良されたセラミック誘電体組成物及び製造方法
JP3687443B2 (ja) 低温焼成セラミック組成物及びセラミック多層基板
US5188886A (en) Metal oxide dielectric dense bodies, precursor powders therefor, and methods for preparing same
US5070050A (en) Metal oxide dielectric dense bodies, precursor powders therefor, and methods for preparing same
JPH04503939A (ja) 金属酸化物緻密誘導体およびその製法
US5130280A (en) Metal oxide dielectric dense bodies, precursor powders therefor, and methods for preparing same
US7396785B2 (en) Composition for ceramic substrate, ceramic substrate, process for producing ceramic substrate and glass composition
JP2778815B2 (ja) 誘電体磁器組成物及びその製造法並びにそれを用いた配線基板
JP3735228B2 (ja) 軟磁性フェライト粉末の製造方法および積層チップインダクタの製造方法
JPWO2004076380A1 (ja) セラミックス組成物及びセラミックス配線基板
JP2942372B2 (ja) 誘電体磁器組成物
JP4580923B2 (ja) 高周波用低温焼成磁器組成物、その製造方法及び電子部品
JP4852778B2 (ja) セラミック基板用組成物およびセラミック回路部品
JP2001167631A (ja) 超微粒子導体ペーストとその製造方法、これを用いた導体膜及び積層セラミック電子部品
CA2000626C (en) Metal oxide dielectric dense bodies, precursor powders therefor, and methods for preparing same
JP3419151B2 (ja) ガラスセラミックスグリーンシートの製造方法
JP3401147B2 (ja) 低温焼成磁器組成物
TW393447B (en) High-frequency ceramic inductor formulation and process for manufacturing ceramic articles using said formulation
JP3149613B2 (ja) セラミックス基板及びその製造方法
JP2002100510A (ja) 低誘電率磁性体磁器材料及びその製造方法
TWI224086B (en) Low temperature microwave dielectric composition
JP2606155B2 (ja) 多層配線基板とその製造方法、及びそれに用いるシリカ焼結体の製造方法
CN102390991A (zh) 一种低温烧结微波介质陶瓷基板材料及其制备

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees