JPH04503508A - 薬物送達組成物 - Google Patents

薬物送達組成物

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JPH04503508A JP2-503637A JP50363790A JPH04503508A JP H04503508 A JPH04503508 A JP H04503508A JP 50363790 A JP50363790 A JP 50363790A JP H04503508 A JPH04503508 A JP H04503508A
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

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【発明の詳細な説明】 薬物送達組成物 本発明は、薬物送達組成物(drug delivery compositi ons)に関し、より詳細には、たとえば腟、結腸、または鼻腔などの粘膜表面 から、活性物質を吸収させるための組成物に関する。
薬物送達における主なる問題点は、生物学的膜から、たとえば、プロティンおよ びペプチドなどの高分子量物質を、如何に効果的に吸収するかということである 。通常、このような分子は、胃腸器官、口腔粘膜、直腸粘膜、膣粘膜、または鼻 腔粘膜に投与されると、体内には吸収されない。したがって、近年のインシュリ ンに関する研究においては、このような化合物が、いわゆる吸収促進剤とともに 投与されると、その吸収量が増加することが論証されている。これらの吸収促進 物質は、種々の胆汁酸塩誘導体と同様、非イオンタイプの界面活性剤を含有する 。これらのタイプの界面活性物質が存在すると、膜の浸透性が増加するものであ り、胃腸病学の分野の文献には、このような吸収促進剤が、種々発表されている 。(デービスら(Davis)による、ペプチドドラッグの送達システム(De livery Systems for Peptide Drugs)、プレ ナム出版(Plenum Press) 、ニューヨーク、1987年)。
しかしながら、このような物質は、膜に対する刺激効果を有するため、薬物を慢 性的に投与する場合には使用できない。これは、非イオンタイプの界面活性剤ば かりでなく、胆汁酸塩およびその誘導体(たとえば、フシジン酸)に対してもい えることである。
欧州特許第023.359号(EP−A−023,359)および欧州特許第1 22.023号(EP−A−122,023)には、鼻の粘膜に投与する粉状薬 物矧成物、およびその投与方法が記載されている。この薬物組成物は、ポリペプ チドおよびその誘導体を、鼻の粘膜から効果的に吸収させることを可能とする。
同様に、米国特許第4,226.848号(US−A−4,226,848)に は、粉状薬物を、組成物が粘膜接着特性を有するような鼻の粘膜に、投与する方 法が開示されている。
欧州特許第230,264号(EP−A−230,264)には、高分子量薬物 、ゲル化剤(たとえば、ヒドロキシエチルセルロース)、および必要に応じて、 他の付加物(たとえば、界面活性剤、グリセロール、またはポリエチレングリコ ール)を含有する、ワクチン用水溶性鼻薬送達システムが開示されているが、前 記組成物は、粉末として投与されるものである。
ミクロ球体含有製剤が、国際特許第88109163号(WO88109163 )に記載されており、この製剤には、薬物が粘膜から効果的に浸透する目的で、 ある促進剤が含有されている。また、国際特許出願第89103207号(Wo  89103207)には、促進剤を必要としない製剤が記載されおり、この製 剤は、薬物を含有する、DEAE−デキストランにより被覆されたマイクロカプ セルからなるものである。
DEAE−デキストランの、経口薬物送達製剤への使用が提案されている。
これは、胃粘素ムチンと相互作用するとされており (アンダーソン、M、T、 ら(An d e r s o n、 M、T、) 、実験生物協会会議(tb e 5ocietyfor Experimental Biology)、1 988年7月24−29日、マンチェスタ、英国、参照)、また、異なったサイ ズのペプチド吸収を研究する目的で、モデル化合物として、ラビットの鼻腔に投 与されている(マイタニら(Maitani、Y、) 、I n t、 J、  ph、 a rm、、1989.49.23−27、参照)。
イガワら(Igawa)(ケミカルファーマシュウテイカルプリテン(Cbem 、Pharm、Bull、)36(8) 3055−3059.1988、参照 )は、ヒトインターフェロン−βを、DEAE−デキストランぶ形削を用いて、 ラビットに、鼻腔的に投与したところ、このデキストラン部は、9000の平均 分子量を有しており、薬物の吸収は促進されなかった。したがってここでは、低 分子量ぶ形削は、高分子量成分よりも好ましいと結論づけられている。
これに対して我々は、キト−サンのような他のポリカチオン物質、または、比較 的高分子量のDEAE−デキストランの分散または溶液が、たとえ他の促進剤に より組成物の効用がさらに改善されるとしても、それらの促進剤を必要としない 、改善された製剤の基礎を形成することを見いだした。
独国特許第2.092.002号(GB−A−2,092,002)には、消化 器官から薬物を吸収することを促進する、マグネシウム−キレート化合物および カルシウム−キレート化合物が開示されている。このような化合物は、ポリアミ ノ酸を含有する。サワナギら(Sawanagi)は、ケミカルファーマシュウ ティ力ルブリテン(Chem、Pharm、Bull、)、30 (11)、4 216−4218,1982において、口内で保持する錠剤の成分を結合させる ための、キト−サンの使用方法を開示している。ここには、非経口の粘膜表面へ の送達は、開示されていない。
本発明は、薬理学的に活性な化合物と、複数のカチオン基を有する高分子物質( 以後、”ポリカチオン物質“と称す)とからなる、粘膜に投与される組成物にお いて、(1)前記高分子物質は、マグネシウムイオンまたはカルシウムイオンと キレートするポリアミノ酸ではなく、(2)前記組成物が、DEAE−デキスト ランにより被覆されたマイクロカプセルからなるものではなく、(3)消化器官 に投与される場合、前記組成物は、DEAE−デキストランの溶液および前記活 性化合物からなるものではなく、しかも(4)口内で保持する錠剤形状の場合、 前記組成物がキト−サンからなるものではないことを特徴とする、粘膜に投与さ れる組成物を提供する。
前記ポリカチオン物質は、水性媒体における溶液として、水性システムにおける 分散として、粉状として、またはミクロ球体として、存在してもよい。好ましく は、このようなミクロ球体は、たとえば(ヒト)血清アルブミンおよびその誘導 体およびその類似化合物などの、他の適当なミクロ球体形状物質とともに、また は、他の適当なミクロ球体形状物質なしで、(通常は、薬理学的に活性な物質と ともに)ポリカチオン物質自体から、形成される。
好ましくは、このような溶液におけるポリカチオン物質の濃度は、0.O1%w /vから50%w/v、より好ましくは、0.1%w/vから50%w/v。
さらに好ましくは、0.2%w/vから30%w/v、および、最も好ましくは 、0.5%w/vから15%w/vである。
ジエチルアミノエチル−デキストラン(DEAE−デキストラン)は、エーテル 結合により、グルコース残基と連結したジエチルアミノエチル基を含有するデキ ストランのポリカチオン誘導体である。デキストランは、約5.000から40 .000.000の平均分子量を有することが可能であるが、典型的には、約5 00.000の平均分子量を有するものである。本発明においては、デキストラ ンは、分子量10.000以上のものに限定する。窒素含有量は、通常、3つの グルコース単位に対して1つのチャージされた基に対応して、約3.2%である 。副反応の結果として得られた”タンデム”基は、概ね等しい比率の、3つの異 なった塩基性基の存在下において、生じるものである。
キト−サンは、脱アセチル化されたキチン、またはポリ−N−アセチル−D−グ ルコサミンである。これは、プロタンラボラトリーズインコーポレーション(P rotan Laboratories Inc)、レツドモンド(Redmo nd)、ワシントン 98052、米国から入手可能であり、グレードに応じて 、pH6,0にまで、水で溶解することが可能である。非水溶性キト−サン(S ea Cure)の1%溶液は、水でスラリー(たとえば、2g/100m1) とし、同量の有機酸くたとえば、2%酢酸100m1)を添加して、1時間激し く攪拌することにより、得られる。水溶性キト−サン(Sea Cure+)は 、有機酸または無機酸がなくても、溶解する可能性がある。
キト−サンは、以前は、外科的縫合および免疫刺激剤として、タンパク質の物質 を沈殿させるために使用されていた。また、キト−サンは、はぼ不溶な薬物の溶 解性を改善するため、経口薬物製剤に使用され(サワヤナギら(Sawayan agi)、ケミカルファーマシュウテイ力ルプリテン(Chem、Pharm、 Bul 1.) 、31.2062−2068.1983)、または、薬物をゆ っくり遊離させる(ナガイら(Naga i)% Proc、J t、tys− Jpn、Sem1n、Adv、chitin、ChitosanlRelat、 Enzymes121−39、Zikakis J、P、(ed)、Acade mic Press、0rlando (1984))ために使用されてきた。
DEAE−デキストランおよびキト−サンが好ましいが、さらに、本発明の組成 物に使用されることの可能なポリカチオン物質は、キト−サンの無機塩または有 機塩およびキト−サンの変性形(特に、より正にチャージされたもの)、ポリリ ジンなどのポリアミノ酸、ポリクオータナリー化合物、プロタミン、ポリイミン 、DEAE−イミン、ポリビニルピリジン、ポリチオジエチルアミノメチルエチ レン(P (TDAE)) 、ポリヒスチジン、DEAE−メタクリレート、D EAE−アクリルアミド、ポリ−p−アミノスチレン、ポリオキシエタン(p。
1yoxethane) 、ポリメタクリレート共重合体(たとえば、N−(2 −ヒドロキシプロピル)−メタクリルアミド、HPMAの共重合体) 、GAF QUAT(米国特許第3.910.862号)、および、ポリアミドアミンなど に限定されないような、他のポリカチオンカーボハイドレートを含有する。
本発明で使用されるポリカチオン物質は、1O1000以上の分子量を有し、好 ましくは、少なくとも100.000または200.000の分子量を有し、最 も好ましくは、約500.000の分子量を有する。キト−サン(またはその塩 )は、好ましくは、少なくとも400m1/gの固有粘度、より好ましくは、少 なくとも500m1/g、750m1/g、または10100O/Hの固有粘度 を有する。
所望の場合には、他の促進剤が、本発明の組成物に含有されてもよく、たとえば 、リゾホスファチジルコリン、および、一般的には国際特許第88109.16 3号(Wo 8g109163)に記載されているものを含有することが可能で ある。粘膜において製剤を持続させるために、ゲル化剤または粘度増加物質を、 添加することも可能である。キト−サンは、特に、アルブミンとともに、または アルブミンなしで、ミクロ球体として、製剤することができる。
前記組成物は、たとえば標準リン酸エステル緩衝液を用いて、中性のpHで、す なわち、pH6,5−7,5、好ましくはpH約7.3に、調整されるか、また は、塩酸を添加するまたは他の緩衝液システムを用いることにより、低pHで、 たとえばpH4に、調整されることが可能である。しかしながら、少なくともあ る薬物とDEAE−デキストランまたはキト−サンとを混合した場合には、コン プレックスを形成する。より低いまたはより高いpHを有するもの、すなわち、 薬物およびポリカチオンの等電点から離れているものにおいては、このコンプレ ックスは、分散にかわって、溶液として存在可能である。これは、非常に低いp Hのものは、粘膜を刺激しやすく、また傷つけやすいが、有益である。このよう にして、当業者は、pHを、1.0および11.0の間、好ましくは4.0およ び7.5の間、たとえば、4.0から6.0、または9.0から11.0に特定 することが可能である。
前記コンプレックスは、単離することが可能であり、このコンプレックスおよび その治療用途は、本発明の範囲内である。
本発明で使用する”薬理学的活性化合物”は、薬物、ワクチン、およびその成分 くたとえば単離された抗原またはその部分)、およびモノクロナル抗体を含有す る。
前記組成物は、たとえば、インシュリン、カルシトニン(たとえば、ブタ、ヒト 、サケ、ニワトリまたはウナギ)およびこれらの合成変性物、エンカファリン、 LHRHおよびその類似物(ナファゾリン(Nafarelin)、プセレリン (Buserelin)、ゾリデツクス(Zo I i dex)) 、GHR H(成長ホルモン遊離ホルモン)、ニフェジピン、THF(胸腺体液性ファクタ )、CGRP (カルシトニン ゲン リレイテツド ペプチド)、心房性のナ トリウム排泄増加ペプチド、抗生物質、メトクロプラミド、エルゴタミン、ビゾ チジン(Pizotizin)、鼻ワクチン(特にAIDSワクチン、麻疹、ラ イノウィルスタイプ13、および、RSウィルス)、ペンタミジン、および、C CK(cholecystykinin)から選択された薬物とともに使用可能 である。
さらに、薬物は、テトラサイクリン塩酸塩、ロイコマイシン、ペニシリン、ペニ シリン誘導体、エリスロマイシン、サウファチアゾール、および、ニトロメタシ ンなどの、抗生物質および抗菌剤;ベンゾサインなどの局所麻酔剤;フェニルエ フリン塩酸塩、テトラヒドラゾリン塩酸塩、ナファゾリン硝酸塩、オキシメタゾ リン塩酸塩、およびドラマゾリン塩酸塩などの血管収縮薬;ジギタリス、および ジゴキシンなどの強心剤;ニトロ−グリセリン、およびパパベリン塩酸塩などの 血管拡張薬;クロルヘキシジン塩酸塩、ヘキシルレゾルシノール、デクアリニウ ムクロライド、およびエタクリジンなどの防腐剤;リゾジウムクロライド、デキ ストラナーゼなどの工ンザイム;ビタミンD1および活性ビタミンD3などの骨 代謝制御剤;性ホルモン;血圧降下剤;鎮静剤;抗腫瘍剤;ヒドロ−コーチシン 、プレドニソン、フルチカゾン、プレドニソロン、トリアミジノロン、トリアミ ジノロン アセトナイド、デキサメタシン、ベータメタシン、ベクロメタゾン、 およびベクロメタゾン ジブロピオネイトなどのステロイド系抗炎症剤;アセタ ミノフエン、アスピリン、アミノビリン、フェニルブタシン、メツアナミック酸 、イブプロフェン、ジクロフェナックナトリウム、インドメタシン、コルチゾン 、およびプロペノシドなどの非ステロイド系抗炎症剤;チモトリプシン、および プロメレインセラチオベプチダーゼなどのエンザイム系抗炎症剤;ジフェンヒド ラミン塩酸塩、クロロフエニラミン マリアート、およびフレマスチンなどの抗 ヒスタミン剤;および、ナトリウムクロモグリケート、コディンホスフェイト、 およびイソプロテレノール塩酸塩などの抗せき去えん抗喘息剤および抗アレルギ ー剤を、含有する。
前記組成物は、鼻孔スプレー、圧縮エアゾールキャニスタ、または点滴手段を用 いて、鼻孔から投与することが可能である。前記組成物は、粘膜に対して、少な くともある部分でゲル化することが可能であり、これにより、組成物が粘膜にお いて持続されやすくなる。
腸に対して送達可能な製剤は、薬理製剤分野の当業者に公知な技術カテゴリの多 くに、細分化して利用されることが可能である。これらは、たとえば、錠剤、ペ レット、小錠剤、硬ゼラチンカプセルなどの、被覆固体投与製剤、または、柔軟 ゼラチンカプセルなどの被覆半固体投与製剤として、使用可能である。たとえば 、ユードラギットL (Eudragi t L) (ポリ (メタクリル酸、 メチルメタクリレート))などのようなメタクリレート共重合体をベースとした 、腸用被覆システムは、pH6以上でのみ可溶であり、したがって、前記ポリマ ーのみが小腸の入口において解は始める。製剤が分解する位置は、存在するポリ マーの量および腸の通過速度に依存する。すなわち、比較的厚みのあるポリマー 被覆においては、腸の近傍まで製剤が運搬されることが、報告されている()蔦 −ディら(Ha rdy) 、Al imen t、Pha rmaco 1. The rap、、1. 273−280.(1987))。位置選択的に腸ま で運搬可能なポリマーを使用することができ、これらのポリマーは、典型的には 、大腸の細菌性フローラに依存し、ポリマー被覆が酵素的に分解されて薬物を遊 離する。多数の候補物質が有望であり、たとえば、アゾポリマー類(サフランら (Saffran)、米国特許第4.663.308号)、グリコサイド類(フ レンドら(Friend)、ジャーナルオブメディカルケミストリ (J、Me d、Chem、)、27,261−266、(1984))、および種々の天然 から入手可能な変性ポリサッカライド類(アーチャアンドリング(Archer  and Ring) 、国際特許出願GB89100581)が有望である。
新規な急激遊離技術(pulsed release technology) (Yグループら(Magruder)、米国特許第4,777.049号)など 、あらかじめ定められた時間で薬物を運搬することが可能な技術が、現在、有用 である。このようなシステムは、薬物とポリカチオン物質との双方を、他の付加 物とともに送達させるために使用することができる。なお、この付加物は、薬物 を、安定にしかも直接的に腸に運搬することを促進するため、微小環境を変える ことが可能であり、また、水があるだけでインビボ(in vivo)で遊離さ れるため、外部環境には依存しないものである。
本発明の目的はさらに、上記の組成物を、ヒトまたはその他の哺乳類の粘膜表面 、たとえば腟、目、腸、または鼻孔に投与することにより、ヒトまたはその他の 哺乳類を治療する方法を提供することである。
以下、本発明による実施態様を、実施例を挙げて説明する。
1:インシュリン+DEAE−デキストランヒライら(Hirai)の文献(1 981、Int、J、Pharm、、7317−325)、および、フィッシャ ーらの文献(Fisher) (1987、J、Parm、Parmacol、 、39 357−362)に記載されたラットの変形である、インビボ(i n  v i v o)実験用モデルラットが、インシュリン水溶液の鼻孔吸収研究 に使用された。−昼夜、約20時間絶食した、約200g−250gの重量を有 するオスウイスタ(Wi s t a r)ラット()(ンテインおよびキング マン(Bant in and Kingman))が、80mg/kg ペン トバービトンナトリウム(60mg/ml Sagatal (regd、T、 M、)May and Baker)の腹腔内注射により麻酔され、さらに、麻 酔を適当な程度に保持するため、必要に応じて、0.05m1の腹腔内注射が施 される。このラットは、気管切開され、食道が封じられ、頚動脈および頚静脈に カニユーレが挿入される。
インシュリン(半合成ヒトナトリウムインシュリン)溶液が、pH7,3の17 75Mリン酸緩衝液において調整されたところ、167 IU/mlの濃度が得 られた。さらに、DEAE−デキストランが添加されて、10%w/v、5%W /V、または1%W/Vの濃度のものが得られた。これらの実験に使用されたD EAE−デキストランは、soo、oooの分子量を有する。
リン酸緩衝液における、334 IU/mlのインシュリン溶液を作成し、同量 の、20%、10%、または2%強度のリン酸緩衝液におけるDEAE−デキス トランを添加することも可能である。これにより、先と同様の溶液が調整される 。前記インシュリン溶液を前記DEAE−デキストラン溶液と混合すると、その 溶液には、インシュリンとDEAE−デキストランとの間で相互作用がおきたこ とを示す、混濁が見られる。
ローレス−9促進剤システム (Laureth−9enhancer sys tem)を含有するインシュリン溶液が、同様の方法で調整された。
前記インシュリン溶液単独、または、ローレス−9(Lau reth−9)ま たは種々の濃度のDEAE−デキストランを含有する前記インシュリン溶液が、 ハミルトン(Hami I ton)?イクロシリンジを用いて、16.7 1 U/kg体重で、ラット(n=4)の鼻孔に投与された。その投与量は、20, 1であった。
0.2mlの血液サンプルが、インシュリン投与の10分前および5分前と、投 与後、5分、15分、30分、45分、60分、90分、120分、180分、 240分、および300分後において、頚動脈からフルオライドオキサレートチ ューブ(Fluoride oxalate tubes)に収集された。これ らのサンプルは、グルコースオキシダーゼ法により、イエロースプリング(Ye llow Springs)23AMグルコースアナライザで分析されるまで、 短時間、氷で冷却されて保持された。
表1は、リン酸緩衝液中のインシュリン溶液投与、および、1%、5%、または 10%のDEAE−デキストラン溶液含有のリン酸l1il衝液(pH7,3) 投与後、120分経過した、ラットの概算グルコースレベル(mmol/I)を 示す。投与時のレベルは、約3.5mmo l/I−4,0mmo I/lであ った。こリンは、血中グルコースレベルをさげないが、DEAE−デキストラン を添加すると、血中グルコースレベルが早急にさがることがわかる。この効果は 、DEAE−デキストランの濃度が上がると、上がるものである。10%の濃度 のDEAE−デキストラン溶液を投与されたラットは、低血糖症で死亡した。リ ン酸緩衝液のみを投与した場合にも、インシュリン溶液のみを投与した場合と同 様の傾向、すなわち、約3.5mmo l/I−4,0mmo l/lから、約 5mmol/Iへと、プラズマグルコースが増加する傾向を示す。
表1 血中グルコースレベル (mmol/1) DEAE−デキストラン 1% 1.6DEAE−デキストラン 5% 1.2 インシユリンのみ 5.1 比較として、インシュリンのリン酸緩衝液が投与されたラットのグルコースレベ ルと、0.5%ローレス−9(Laureth−9>を含有した、インシュリン のリン酸緩衝液が投与されたラットのグルコースレベルとから、こf)公知ノ効 果的促進剤システムが、1%DEAE−デキストラン(120分、約1.9mm ol/l)と同様、血中グルコース濃度の減少を示すことがわかる。
2:インシュリン DEAE−デキストラン゛ の HDEAE−デキストラン  1%W/Vを含有する溶液、および、ナトリウムインシュリン 167 IU /mlを含有する溶液が、各々調整され、リン酸緩衝液(pH7,3)において 混合されて、ガレンカンプpHスティック (Gallenkamp pHSt  1ck)を用いて、それらのpHが測定された。1M水酸化ナトリウム(Na OH)溶液、または、0.1M塩酸(HCI)溶液の添加効果が確かめられた。
前記2つの溶液は、各々透明(DEAE−D: pH6゜58、インシュリン:  pH7,38”)であったが、その混合物(pH:6.65)は、混濁した。
DEAE−デキストラン単独の0.1M塩酸溶液を添加しても、透明である溶液 の外見には、何ら効果をあたえなかった。しかしながら、そのpHが6.65に 達すると、ナトリウムインシュリン溶液は混濁したが、さらに酸を添加してpH 4,14まで下げたところ、ナトリウムインシュリン溶液は透明となった。ナト リウムインシュリン溶液が混合されたDEAE−デキストラン溶液は、酸が添加 されるとほとんど混濁しなくなり、pH4,14においては、透明になった。
前記DEAE−デキストラン単独の溶液およびナトリウムインシュリン単独の溶 液に、1.0M水酸化ナトリウム溶液を添加しても、その溶液の外見に変化はな く、相変らず透明であった。前記DEAE−デキストランの溶液およびナトリウ ムインシュリンの溶液を混合すると、しかしながら、pHが増加するにしたがっ て、はとんど混濁しなくなり、そのpHが9.32に達すると、透明な溶液とな った。pHが約4.0においては、前記DEAE−デキストランの溶液およびナ トリウムインシュリンの溶液は、上記ラットモデルにおいては、少なくとも、そ のpHが約6.6のものと同様に効果的であることが判明した。
3: による の DEAE−デキストラン5%W ■が゛、 されたインシュリン100 IUZ ユ上 ラットの鼻孔粘膜におけるDEAE−デキストラン製剤の効果(接種60分後) は、従来技術による界面活性促進剤のそれよりも、劇的ではなかった。中隔およ び鼻甲介から失われたいくつかの細胞は、見ることが可能で島り、投与された側 に粘液が排出されたので、その結果、上皮の高さが幾分低くなった。この透明な 細胞構造は、明確ではなく、細胞質空間が減少したようであった。基部膜上の核 配列が変化したが、前記上皮はl細胞の厚さよりも大きい(すなわち概要された )ように見え、連続層が形成された。線毛は、必ずしも排出された粘液において 明確ではなかった。
一般には、投与されていない側には、ゴブレット細胞(goblet ceII s)はないが、かなりの量のAB染色粘液が、投与された側の細胞に観察された 。いくらかの粘液が、投薬されていない鼻孔において観察された。
この製剤の効果は、一般的には、鼻孔の腹側半分(前方)にのみ限定されるもの であり、側鼻甲介、すなわち鼻孔の背側半分(後方)には、なんら影響を与えな かった。
DEAE−デキストラン5%W/Vと比較するために、5TDHF (ナトリウ ムトウロジヒドロキシフサイデート(sodiumtaurodihydrox yfusidate))を、ラットに対して同様の方法で投与し、60分間培養 したところ、明らかに、鼻の上皮が破壊されたことが観察された。多量の粘液が 、細胞の損失、上皮の再構成、および、投与されていない側の約半分の高さに上 皮が減少することとともに現われた。一般には、投与された隔壁および鼻甲介の 全長が影響されるものである。AB染色によれば、いくらかの粘液が多くの上皮 細胞に残っていたが、それ以外の細胞は、全粘液を放出しており、特に上皮が、 鼻道にあるような薄い1層にまで減少してしまった部分においては、全粘液が放 出されたものである。
いくらかの粘液は、投与されていない隔壁にも見られ、または、前側の管へと流 れ込んでいたが、細胞損失はなかった。投与されていない鼻甲介には、何ら影響 はみられなかった。投与された側の上皮の高さは、投与されていない゛比較9側 のそれよりも、明らかに低かった。
5:インシュ1ンとキト−サンのラットへのこの実験例では、ラット(n=4) に対するインシュリンの鼻孔内吸収において、異なった濃度、および、DH4及 びpH7,3−7,4のpH値での、低程度または中程度の粘度を有する水に可 溶な製剤(Sea cure+)、キト−サンの効果を評価した。
半合成されたナトリウムインシュリンおよびキト−サン(Sea cure+) (水に可溶な粒状物)で、プロタンラボラトリーズインコーポレーション(Pr otan Laboratories Inc、)から入手可能な、低程度の粘 度(1、v、)および中程度の粘度(m、 v、)を有するものが用いられた。
すべてのインシュリン溶液は、まず、1.904g/Iのリン酸ナトリウム(N a2HPO42H20)および0.616g/lの亜リン酸ナトリウム(NaH 2PO42H20)と倍の蒸留水から調整された14.65mMリン酸緩衝液を 用いて製造された。必要に応じて、溶液1mlあたり0.1M塩酸を150μm 添加することにより、pH値を4に調整した。インシュリン各1mgは、28I Uに相当すると考えられた。以下の、倍の強度のインシュリン株溶液が、新鮮に 調整された。すなわち、pH7,3−7,4における投与用の159.9 IU /ml (6,74mg/ml)、および、pH4における投与用の183.8  IU/ml (7,75mg/ml)が、0゜1M塩酸による希釈を考慮して 、調整された。
倍の強度のキト−サン溶液が、以下のように調整された。すなわち、pH7゜3 −7.4用として0.2%w/v(+、v、ン(2mg/ml); pH7,3 7,4用として1.0%w/v (1,v、)(10mg/ml):pH4用と して0.2%w/v (1,v、)(2,3mg/ml); pH4用として1 .0%w/v (1,v、)(11,5mg/ml):およびDHJ用として0 .2%w/v (m、v、) (2,3mg/ml)が、調整された。
インシュリン/キト−サン製剤は、前記適当な株インシュリンおよびキト−サン 溶液の等量を混合し、必要に応じて0.1M塩酸を150μl/m1添加するこ とにより、調整された。溶液は、ラットの鼻孔に、0.1または0.5mg/k g (1,v、)キト−サンまたは0.1mg/kg (m、v、)キト−サン とともに、8 IU/kgのインシュリン投与に応じて、100μl/kg投与 された。インシュリン(167IU/m1)100μl/kgの投与は、マイク ロシリンジ(ハミルトン(Hami l ton))および0.61mm (o 、d、)ポリプロピレンチューブ(ポルテックス(Portex))を経由して 、鼻の穴に、滴下することにより行なわれる。
150μI (8−12滴)の血のサンプルが、インシュリン投与の10分、6 分および2分前と、投与後、5分、10分、15分、20分、40分、60分、 90分、120分、180分、および240分後において、頚動脈からフルオラ イドオキサレートチューブに収集された。流体置換は、頚静脈を経由して0.9 %食塩水の形態で行なわれる。前記サンプルのグルコースレベルは、グルコース オキシダーゼ法により、イエロースプリング(Yellow Springs) 23AMグルコースアナライザで、2時間以内で分析された。
前記pH4の溶液は、緩衝システムではなく、所望ならば、適当な緩衝システム が、工夫されても良い。
すべての製剤は、即座に血中グルコースレベルとなり、前記0.5%(1,v、 )pH4,0溶液においては、60分後に、グルコースレベルが100%から約 16%に低下した。一般的には、0.5%のものが、0.1%のものよりもより 効果的であり、pH4,0が、pH7,3−7,4よりも良好であった。
ノルディスク(Nordisk)、ゲントフト(Gentofte)から得られ た半合成ヒトナトリウムインシュリンが使用され、このサンプルの水分含有量は 、分光測光法により測定したところ、約15%であった。水に可溶である、キト −サン(SEA CURE+)の、低い粘度(固有粘度:388m1/g)のも のと、中程度の粘度(固有粘度: 1010m1/g)のものが、プロタンラボ ラトリインコーポレーション(Protan Laboratories In c)から入手された。これらは、各々、’C5N LV”およびC3N MV” と称される。あらかじめ体重の測定された16の雑種羊が、使用され、これらの 羊は、インシュリンを投与する以前に、絶食しなかった。実験第18目に、万能 セカロン(secalon)フロースイッチ付きの、1.2mm1.d、のビゴ セカロン(Viggo 5ecalon)カニユーレが、約15cm、各羊の頚 静脈の1つに設置され、必要に応じて、ヘバリナイズドノーマルサライン(he parinisednormal 5aline)(25IU/ml)を用いて 、開いておかれた。
19.32mg/m+ (460IU/ml)のインシュリン溶液が、pH7, 3−7,4の14.65mMリン酸緩衝液(250ml水中、0.476gのリ ン酸ナトリウム(Na2HPO42H20)および0.154gのリン酸ナトリ ウム(Na2PO42H20))において調整され、0.2pm膜フィルター( コーニング(Co r n ing)21052−25)により、濾過された。
キト−サン溶液は、以下のように、14.65mMリン酸緩衝液において、調整 された。すなわち、2.3mg/ml C3NLV、11.5mg/ml C5 N LV、2.3mg/ml C5N MV、もしくは、115mg/ml C 5N MVが、調整された。インシュリン/キト−サン製剤は、等量のインシュ リン株溶液と適当なキト−サン溶液を混合し、次いで、前記混合物、各1.0m lに対して、0.166M塩酸をQ、15m1添加することにより、調整された 。この塩酸添加は、前記溶液中にキト−サンが残存していることを確認するのに 、必要である。
このようにして調整された最終製剤は、以下の組成からなるものであった。
製剤1:200 1U/mlインシュリン + 0.1%C5N LV、pH3 ,6製剤2:200 IU/mlインシュリン + 0.5%C5N L、VS pH4,4製剤3:200 IU/m+インシュリン + 0.1%C5N M V、pH3,6製剤4:200 1U/mlインシュリン + 0.5%C5N  MV、pH4,4前記羊は、各3頭ずつ、4つのグループに分けられ、2.O IU/kgインシュリンが、製剤1.2.3、および4の水溶液の形状にて、対 応するグループ1から4の羊の鼻孔に投与された。
鼻孔に投与する実験のため、前記羊は、2.25mg/kgのケタミン塩酸を静 脈に投与することにより、鎮静された。これは、投与中に前記羊がくしゃみをす ることに対する、対策である。前記麻酔は、約3分間持続した。6mlの血のサ ンプルは、インシュリン投与の15分および5分前と、投与後、種々の時間にわ たり、羊の頚静脈から粉砕された氷に収集された。これらの各車のサンプルは、 2つに分けられた。インシュリン分析するために、前記収集された血(4,0m 1)は、5mlヘバリナイズドチューブ(Li Heparin)に混合された 。また、グルコース分析するために、前記収集された血(2,0m1)は、5m lフルオライドオキサレートチューブに混合された。前記プラスマは、4℃、3 、ooorpmにおいて、遠心分離により、分離され、その後、−20℃で保存 されてインシュリンおよびグルコース分析にふされな。
以下に示す結果が得られた。
表2 平均血中グルコースレベル(mmol/l)投与5分後 投与75分後 グループ4 3.8 1.8 国際調査報告 −1−一ム−m1m、PCT/GB 90100291国際調査報告 GB 9000291 S^ 34698

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、薬理学的に活性な化合物と、複数のカチオン基を有する高分子物質(以後、 これを“ポリカチオン物質”と称す)とからなる、粘膜に投与される組成物にお いて、(1)前記ポリカチオン物質は、マグネシウムイオンまたはカルシウムイ オンとキレートするポリアミノ酸ではなく、(2)前記組成物が、DEAE−デ キストランにより被覆されたマイクロカプセルからなるものではなく、(3)消 化器官に投与される場合、前記組成物は、DEAE−デキストランの溶液および 前記活性化合物からなるものではなく、しかも(4)口内で保持する錠剤形状の 場合、前記組成物がキトーサンからなるものではないことを特徴とする、粘膜に 投与される組成物。 2、前記組成物が、ポリカチオン物質のミクロ球体からなることを特徴とする、 特許請求の範囲第1項に記載の組成物。 3、前記組成物が、ポリカチオン物質の分散または溶液からなるこよを特徴とす る、特許請求の範囲第1項に記載の組成物。 4、前記ポリカチオン物質の濃度が、0.5%w/vから15%w/vであるこ とを特徴とする、特許請求の範囲第3項に記載の組成物。 5、前記薬理学的に活性な化合物が、インシュリンであることを特徴とする、特 許請求の範囲第1項ないし4項のいずれか1つに記載の組成物。 6、前記ポリカチオン物質が、ジエチルアミノエチル−デキストラン(DEAE −デキストラン)またはキトーサンまたはその塩または誘導体であることを特徴 とする、特許請求の範囲第1項ないし5項のいずれか1つに記載の組成物。 7、特許請求の範囲第1項ないし6項のいずれか1つに記載の組成物を、ヒトま たは他の哺乳類の粘膜に投与することからなる、薬理学的に活性な化合物をヒト または他の哺乳類に送達する方法。 8、薬理学的に活性な化合物、および、複数のカチオン基を有する高分子物質の 複合体。 9、治療用として使用される、特許請求の範囲第8項に記載の複合体。 10、粘膜表面に送達するための薬物の製造における、特許請求の範囲第8項に 記載の複合体の用途。
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