JPH04502159A - マガイニンペプチドの欠失アナログ - Google Patents
マガイニンペプチドの欠失アナログInfo
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- JPH04502159A JPH04502159A JP2501857A JP50185790A JPH04502159A JP H04502159 A JPH04502159 A JP H04502159A JP 2501857 A JP2501857 A JP 2501857A JP 50185790 A JP50185790 A JP 50185790A JP H04502159 A JPH04502159 A JP H04502159A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
マガイニンペプチドの欠失アナログ
本発明はマガイニンとして知られている生物学的活性ペプチド群に関する。特に
本出願は該ペプチド中の少なくとも1残基がそのペプチド鎖から欠失したマガイ
ニンペプチドのアナログに関する。このようなアナログは一般に′欠失アナログ
と呼ばれる。
本発明の特徴に従がい、以下の一文字アミノ酸コードおよびペプチド中の各アミ
ノ酸の位置を示す数字を用いた構造式で表わされるマガイニンIで:
GIGKFLHSAG K F G K A F V G E I M K S
l 234567 g 910 If 121314151617181920
212223かつ15から23のアミノ酸のうちの少なくとも1つを欠失するア
ミドまたはカルボキシ末端を有するマガイニンIのペプチド欠失アナログを含む
化合物が提供される。好ましい態様ではアミノ酸残基15.16.18.19.
21.22および23のうちの少なくとも1つが欠失している。ある態様におい
ては少なくともアミノ酸残基18が欠失している一方、他の態様では少なくとも
アミノ酸残基19が欠失してふり、また別の態様においては少なくともアミノ酸
残基21を欠失している。好ましい態様ではアミノ酸残基18.19および21
のうちのどれか1つのみが欠失している。また別の好ましい態様にはアミノ酸残
基21,22および23が欠失しているもの、アミノ酸残基19乃至23が欠失
しているもの、アミノ酸残基I8乃至23が欠失しているもの、およびアミノ酸
残基17乃至23が欠失しているものがある。これらの化合物はアミドまたはカ
ルボキシ末端を有するマガイニンIの欠失アナログといい得る。
これらの欠失アナログを以後マイナス記号(−)、アミノ酸残基の1文字コード
および配列中の残基位置を示す下付きの数字で表わす。またマガイニンIまたは
■も参照する。
本発明の別の特徴に従がい、1文字アミノ酸コードとペプチド中の残基位置を示
す各アミノ酸残基の下の数字を用いた以下の構造式:
%式%
であられされるマガイニン■で、かつアミノ酸残基15乃至22の少なくとも1
つの残基を欠失するアミドまたはカルボキシ末端を有するマガイニン■の欠失ア
ナログも提供される。好ましい態様ではアミノ酸残基15.18.19.20.
21、及び22の少なくとも1つが欠失している。ある態様では少なくともアミ
ノ酸残基18が欠失している。別の態様では少なくともアミノ酸残基19が欠失
している。また別の態様では少なくともアミノ酸残基21が欠失しているか、ま
たは少なくともアミノ酸残基22が欠失している。好ましい態様においてはアミ
ノ酸残基18.19.21および22のうちの各々1つのみが欠失している。こ
れらの化合物はアミド末端を有するマガイニン■の欠失アナログということがで
きる。
先に述べたように7ガイニンIおよびマガイニン■の欠失アナログはグラム陽性
およびグラム陽性のバクテリアに対し有効であるがヒトの赤血球細胞に対する溶
血作用はわずかであることが分っている。
本発明に従かいマガイニンIまたはマガイニン■ペプチドの欠失アナログを含む
化合物は抗生物質として有効であり、バクテリア、菌類、ウィルスなどの微生物
の増殖を阻害または阻止するのに使用し得る。同様にこれらの化合物はウィルス
の増殖を阻害または阻止する抗ウィルス剤として使用し得る。
このような化合物は精子の運動を阻害または阻止する殺精子剤としても使用し得
る。
またこれらの化合物は腫瘍の増殖を阻害または阻止する抗腫瘍剤としても使用し
得る。
この化合物はグラム陽性およびグラム陰性細菌、菌類、プロトシア、などを含む
多くの微生物に対して巾広い強力な抗生活性を有する。これらの化合物はこれら
の化合物に対して感受性の生物によって引き起こされる微生物感染を治療または
コントロールするのにも使用し得る。
またこれらの化合物は微生物で汚染した物質の保存剤または滅菌剤としても使用
し得る。
本発明はいかなる理論によっても制限されることはないけれども予備的なNMR
実験から、マガイニン■の構造は溶媒依存であり、水中でのランダムコイルから
トリフルオロエタノールなどのより疎水的溶媒におけるα−ヘリックスへと変化
することが示されている。これらの結果はマガイニンが種々の微生物の脂質膜に
接する時α−へリックス構造が誘導され得ることを示している。
一般に、マガイニンIまたはマガイニン■ペプチドの欠失アナログは全身投与さ
れる場合体重キログラム当り約1mg乃至約500mgか投与される。局所的に
投与される場合このペプチドは約0.5%乃至約5%の濃度のものが使用される
。
本発明に従かうマガイニンIまたはマガイニン■の欠失アナログを含む化合物は
広範囲の宿主の治療に使用し得る。好ましい態様における宿主は動物であり、そ
の動物はヒトでもヒト以外の動物でもよい。
マガイニンIまたはマガイニン■の欠失アナログを含む化合物は賦形剤、無毒性
バッファ、または生理食塩水などの無毒性医薬キャリヤーまたはベヒクルととも
に広範囲な医薬組成物に使用し得る。これらの医薬組成物は局部的または全身的
に使用され、かつ液体、固体、半固体、注射液、錠剤、軟こう、ローション、ベ
ースト、カプセルなど適当な形状で用いられる。またマガイニンIまたはマガイ
ニン■の欠失アナログを含む化合物は、プロトシア、ウィルスなどを含む有害微
生物によって引き起こされる感染をコントロールするのに有利と思われる場合は
アジュバント、プロテアーゼインヒビター、または適合する薬剤と組合せて使用
し得る。
本発明のマガイニンIまたは■の欠失アナログを含む化合物はその抗生有効量、
および、または抗腫瘍有効量、および、または抗ウイルス有効量および、または
抗微生物有効量、および、または殺精子有効量を宿主、特に動物に投与し得る。
マガイニンIおよびマガイニン■ならびに本発明のマガイニン■およびマガイニ
ン■ペプチドの欠失アナログ(マガイニンエおよびマガイニン■各々のアミド末
端型およびカルボキシ末端型の両型)は当業者によく知られているペプチド合成
の従来法合成し得る。特に固相法が好ましい。
ここで述べるペプチドは同時多重ペプチド合成法(SMPS)で合成した。この
方法は、ホーテン(Horghten)、R,A、、 ”多数のペプチドの迅速
固相合成の一般的方法・各アミノ酸レベルでの抗原−抗体相互作用の特異性”
、Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 U、S、A。
82、 pp 5131−5135 (1985)、およびホーテン(Horg
hten)、R,A、。
等“同時多重ペプチド合成:生物学的、免疫学的および方法論的研究を目的とし
た多種ペプチドの迅速な大量合成”Peptide Chem−istry、
pp、 295−298(1987) に詳しく報告されている。この方法によ
り、完全な一連の欠失アナログを合成し得る。
以下に示す例を実施するための欠失アナログシリーズは23種のペプチドからな
る。最初のペプチドはアミノ酸残基1を欠失しており、第2ペプチドはアミノ酸
残基2を欠失しており、以下同様にして23番目のペプチドはアミノ酸残基23
を欠失しているものである。このように一連の欠失アナログはマガイニンlおよ
びマガイニンHの両方について合成し得る。
比較のためにアミド末端またはカルボキシ末端の完全なマガイニンIおよびマガ
イニン■もSMPS法で合成する。また本発明の範囲にはマガイニン■またはマ
ガイニン■構造から1つ以上のアミノ酸残基が欠失したものも合成し得ることが
含まれる。このようなペプチドについては例5で述べる。
ここで本発明の図式について述べる。
第1a図はマガイニンIまたはそのアナログおよび大腸菌を含むサンプルに関す
る1/(光学密度変化)とペプチドのマイクログラム数/−のグラフである。
第1b図はマガイニン■またはそのアナログおよび大腸菌を含むサンプルに関す
る1/(光学密度変化)とペプチドのマイクログラム数/rn1のグラフである
。
第2a図はマガイニンIまたはそのアナログおよびS、エビデルミス(epid
ermis)を含むサンプルに関する1/(光学密度変化)とペプチドのマイク
ログラム数/dのグラフである。
第2b図はマガイニン■またはそのアナログおよびS、エビデルミス(epid
ermis)を含むサンプルに関する1/(光学密度変化)とペプチドのマイク
ログラム数/dのグラフである。
第3図は】Og(大腸菌1゜OXl 0’ CFU/−の10−2.10−3お
よび10−4希釈物由来のバクテリア数)と大腸菌をマガイニンHの一61@欠
失アナログ(0)、マガイニンHの−E19欠失アナログ(−−−) 、アミド
末端マガイニンII (D)またはコントロール(ロ)とインキュベーションし
た時間のグラフである。
ここで本発明の例を示すが、これによって本発明の範囲が限定されることはない
。
例1−ペプチド合成
マガイニン11マガイニン■およびその欠失アナログのペプチド合成は同時多重
ペプチド合成法を用いて行った。全ての溶媒および試薬は分析用のもので精製せ
ずに使用した。標準的N−t−Boc−保護アミノ酸を合成に用いた。側鎖の保
護にはベンジル(Ser、G I! n)、2Cj’−Z(Lys) (Z=ベ
ンジルオキシカルボニル基) 、N”−DNP (旧S)およびスルホキシド(
Net)を用いた。
ペプチド合成はレジンパケット当り100mgのBoc−アミノ酸−Pamレジ
ンを用いてC末端カルボキシルペプチド(アブライドバイオシステムズからPA
Mとして市販されている、置換能0.56meq/gmのアミノポリスチレンの
アミノアシル−4−〔オキシメチル〕フェニル酢酸誘導体)を作るかまたは10
0mgのメチルベンズヒドリルアミンレジン(置換能0.65 meq/n+4
りを用いてC−末端アミドペプチドを作った。
合成後完全に保護されたペプチドレジンを0.5MチオフェーノールのDMF溶
液で3回処理しヒスチジンからN”−ジニトロフェニル基を除去した。最後のB
oc基はTFAで除去し最終的HF処理の際のメチオニル残基のt−ブチル化を
回避した。高低HF操作を用いて切断した。タム(Tam)等J、 Am、 C
hem、 Soc、 105. pp6442 (1983)。Pam レジン
上で合成したペプチドに対してパケットにレジンを入れたまま、多重HF装置中
0℃、2時間かけて低HF処理を行った。MBHAレジンを用いて合成したペプ
チドに対しては一般的反応容器中0℃、2時間かけて低HF処理を行った。Pa
mレジンペプチドについては24個の反応容器中の低HF混合物を水流ポンプ、
ついで真空ポンプを用いて乾燥させた。ジメチルスルフィド(低ステップ由来)
およびHFを除去してから、このペプチドを一5℃〜0℃で30分間〜1時間、
高HF(10%アニソール)処理した。HFは高流量の窒素ガスで蒸発させた。
MBHAレジンの入ったバッグを含む低HF反応容器は廃液容器中に低HF混合
物中の液体を注ぎ出すことで空にした。そのバッグを直ちに冷エーテル、つづい
てCH,CA、 、DMF、CH,CI2゜、IPA%CH2Cl、の順で洗浄
した。このパケットを乾燥し、スキャベンジャ−として0.7−のアニソールを
用い24連HF装置の各チューブに入れた。−70℃で乾燥フッ化水素を凝縮さ
せて高HF処理を行った。反応は一10℃で1時間行ない、つづいて−5℃〜0
℃で30分間行った。つぎに高流量の窒素ガスでHFを除去した。最後に乾燥エ
ーテルで洗浄することにより残存するカルボニウムイオンスキャベンジャ−を除
去した。
つづいて10%の酢酸で粗ペプチドを抽出した後ベックマン−アルチクモデル4
21HPLCシステムおよび2つのモデルll0Aポンプを用いた分析用逆相力
ラム(ヴイダツクOD325cmx4、6mm>によるRP−HPLCで分画し
た。溶媒系には流速1.〇−/minで、バッフyA0.05%TFA/H20
、および)くツファB、0.05%TFA/CH,CNを用いた。ペプチドは日
立100−20スペクトロフオトメーターを用い215nmで検出した。
このペプチドの精製はCH3CNと0.05%TFAで作った溶出勾配を用いた
ヴイダックC+s (22mmX25cm) 10ttrtrノ’? −7キン
グカラムの逆相HPLCで行った。アミノ酸分析は定常的(沸騰)6NHCA中
での110℃、24時間のペプチドの加水分解につづくベックフッ6300分析
機で行った。これらの分析値は理論値の±10%の範囲にあった。
例2−抗微生物検定
抗微生物検定は96穴組織培養プレートで行った。LB培地(大腸菌(Esch
erichia coli)およびスタフィロコッカス エビデルミス(Sta
phylococcus epidermis))またはYTB培地(カンタイ
タ・アルビカンス(Candida albicans))に懸濁した所定の微
生物を各ウェル中でインキュベートした。ペプチドまたはそれらの欠失アナログ
(1xPBS、pH7,0に溶解した)を加えて各ウェルの最終的細胞密度を1
.0X10”コロニー形成単位(CFU)/Wdlとした。使用した最終的ペプ
チド濃度は各々100μg/me、75、0 μg/ml、 50 μg/d、
25μg/m1、および10μg/mi!であった。しかしC,アルビカンス(
albicans)に対しては500μgodまでの濃度を用いた。
ウェルへのペプチドの添加を時間ゼロとする。6時間後にプレートをタイターチ
ク・マルチスキャン装置に入れOD s t。を測定した。このプレートおよび
最初の接種物を37℃でインキュベートした。
プレート当り5個のウェルには培地のみを入れた。一方別の5個のウェルには培
地と細胞を入れた。これらのコントロールは培地汚染の可能性の除外および微生
物の非阻害増殖の尺度に用いた。
大腸菌またはS、エビデルミス(epidermis)に関する上述の種々の濃
度のペプチドまたはその欠失アナログを含むウェルの1/(光学密度変化)の値
を第1図および第2図に示した。第1図はマガイニンIまたはその欠失アナログ
、またはマガイニン■またはその欠失アナログと大腸菌を含むウェルに関する1
/(光学密度変化)の測定値のグラフである。第1a図はマガイニンI (Xで
示されている)およびその欠失アナログに関するグラフであり(アミノ酸残基2
3を欠失する欠失アナログはテストしなかった)、第1b図は、マガイニンII
(Xで示されている)およびその欠失アナログに関するグラフである。両グラフ
ともZは培地子細胞のコントロールである。
第2図はマガイニンlまたはマガイニン■またはそれらの欠失アナログとS、エ
ビデルミス(epidermis)を含むウェルに関する1/(光学密度変化)
の測定値のグラフである。第2a図はマガイニン1 (Xで示されている)およ
びその欠失アナログに関するグラフであり(アミノ酸残基23を欠失する欠失ア
ナログはテストしていない)、第2b図はマガイニンIt(Xで示されている)
およびその欠失アナログに関するグラフである。両グラフともZは培地+細胞の
コントロールである。マガイニンエおよびマガイニン■およびそれらの欠失アナ
ログに関して測定した1/(光学密度変化)の測定値は大腸菌およびS、エビデ
ルミス(epidermis)に対するそれらの効果の測定値と相関関係がある
。
ペプチドの活性度は欠失アナログの阻害的増殖をコントロール細胞の非阻害的増
殖と6時間以上に渡って比較することにより決定した。それらのペプチドおよび
それらの欠失アナログ各々の増殖阻害効果を以下の第1表に示した。第1表にリ
ストしであるMICはC末端カルボキシル型(カルボキシル末端)マガイニンI
であり、一方、M2AはC末端アミド型(アミド末端)マガイニン■である。各
MICまたはM2Aの後の文字および数字コードはマガイニンI(カルボキシル
末端)またはマガイニン■(アミド末端)の特定の欠失アナログから欠失したア
ミノ酸残基を示している。
また粗マガイニンIおよびマガイニン■ならびに粗欠失アナログ調製物の抗微生
物活性は実験誤差の範囲で精製したマガイニン!およびマガイニン■ならびにそ
れらの欠失アナログの活性と同じであった。
先の第1表ならびに第1図および第2図に示されているようにN末端領域(アミ
ノ酸1〜14)にペプチド欠失を有するアナログは大腸菌およびS、エビデルミ
ス(epidern+is)に対するペプチドの活性が減少している。マガイニ
ンIまたはマガイニン■からのグリシン(アミノ酸18)またはグルタミン酸(
アミノ酸19)の欠失はそれらの相対的阻害濃度で比較したときマガイニンIお
よびマガイニン■の両方に関して最も活性の高い欠失アナログを与えた。C,7
71,ビカンス(albicans)に関し100μg/ml!ではどの欠失ア
ナログも活性を示さなかったが、400μg/−でテストした場合、アラニン(
アミノ酸15)が欠失したマガイニン■の欠失アナログは低いが有意な活性を示
した。
全配列をもつマガイニンIとマガイニン■を比較するとC末端アミドを有するペ
プチドはC末端カルボキシ型のものより活性が高いことが分った。ペプチド濃度
25μg/dのマガイニンIアミド型に関する大腸菌の増殖阻害は100%であ
った。しかし、25μg7mI!の対応するカルボキシ型の増殖阻害はわずか7
0%であった。マガイニン■のアミドおよびカルボキシ型に関する大腸菌に対す
る抗微生物活性の差はより有意でっだ。第1表に示すようにマガイニンのC末端
カルボキシ型は50μg/−の濃度で100%阻害を示したがマガイニン■のア
ミド型が100%阻害を示す濃度は25μg/−であった。
(例3)微生物死滅の速度論
アミド末端マガイニン■、グリシン(アミノ酸18)欠失アミド末端マガイニン
■およびグルタミン酸(アミノ酸19)欠失アミド末端マガイニン■の溶解ペプ
チド調製物を大腸菌(1,OXl 0’ CFU/ml’)の入った試験管に最
終ペプチド濃度25μg/dとなるように加えた。第3図に示したように添加後
15.30.45および60分の時点で各チューブから10.0μlを採取し、
LB培地で14倍に希釈した。各時点でのバクテリア数は104.10−3およ
び10−4希釈物10.0μlをブレーティングして測定した。各時点の各希釈
物のバクテリア数の対数値を計算し、第3図のグラフにプロットした。培地のみ
およびペプチドなしの2つのコントロールをインキュペプチドおよび細胞を含む
チューブとともにインキュベートした。使用したチューブおよび寒天プレートの
インキュベーションは37℃で行った。
第3図に示されているように、マガイニン■の−G”またはE +s欠失アナロ
グとインキュベートした場合、大腸菌の増殖は速やかに停止した。各々の場合、
ペプチド調製物添加後15分以内に全ての大腸菌は死滅した。大腸菌を完全に死
滅させることに関し、完全な配列のアミド末端型マガイニン■は−G11j;よ
び−E”欠失アナログよりも非常に時間がかかった。このようにアミド末端型マ
ガイニン■の−Gl″および−E’″欠失アナログは大腸菌について非常に高い
細胞溶解を行ない得る。
(例4)ヒト赤血球の溶血
マガイニンおよびそれらの欠失アナログの溶血活性をヒトの赤血球を用いて調べ
た。10μlの血液をPBS等張バッファ(pt17)に懸濁し、ついでペプチ
ドを添加して全容量をll117!とじた。
このサスペンションを緩やかに混合し37℃で30分間インキュベートした。つ
いでこのサンプルを1000gで5分間遠心し、その上清をペレットから分離し
て414%mの光学密度を測定した。
100%の溶血は純水中でヒト赤血球を破壊することにより測定した。この結果
を以下の第2表に示す。
MIC/M2A 2 4 2 2 1 2 0 0 0 0MIC−5”/M2
A−S” ND I ND I ND I ND OND OMIC−K”/M
2A−N!20 2 0 0 0 0 0 0 0 0MIC−M”/M2A−
M” 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0MIC−1”/M2A−1”°
10000100O000000”/M2A−E” 1 0 0 0 0 0
0 0 0 0MIC−G”/M2A−G” 1 4 0 4 0 4 0
3 0 0MIC−V”/M2A−V171 0 1 0 1 0 0 0 0
0MIC−F”/M2A−F” 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0M
IC−A”/M2A−A” 1 4 1 3 1 3 0 3 0 0MIC−
K”/M2A−KI40 1 0 1 0 0 0 0 0 0MIC−G”
/M2A−G’! 0302020100MIC−F”/M2A−F” 0 1
0 1 0 1 0 0 0 0MIC−に目/M2A−K” 1 1 1
0 0 0 0 0 1 0MIC−G”/M2A−に101 1 1 0 0
0 0 0 1 0MIC−A’/M2A−A’ 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0MIC−5”/M2A−S” 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0MIC−H’/M2A−H2O000000000MIC−L’/M2
A−L” 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0MIC−F’/M2A−F
2O101000000MIC−に’/M2A−に’ 0 2 0 1 0 0
0 0 0 0MIC−G’/M2A−G’ 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0MIC−1”/M2A−1” ND OND OND OND ON
D OMIC−G’/M2A−G’ ND OND OND OND OND
O’MIC=C末端カルボキシ型マガイニンIM2A=C末端アミド型マガイニ
ン■
先の第2表に示したようにアミド末端型マガイニン■は50μg/−で2%の溶
血を起したが、カルボキシ末端型マガイニンIは50μg/dの濃度で1%の溶
血を示した。マガイニン■およびマガイニン■とも25μg/rnIの濃度では
ヒトの赤血球の溶解は起こさなかった。マガイニンIおよびマガイニン■両方の
−61および−E”欠失アナログは例2の抗微生物検定で示された最小阻害濃度
である10μg/rnIで溶血活性を示さなかった。
また第2表に示されているようにマガイニンIの欠失アナログ中アミノ酸15乃
至22のいずれか1つが欠失しているものは100および75μg/−の濃度で
溶血活性の減少が見られた。
50μg/−ではマガイニンエの欠失アナログ中アミノ酸16.18.19.2
0.2Iまたは22のいずれか1つが欠失しているものに溶血活性の減少が見ら
れた。マガイニン■の欠失アナログについても100.75および50μg/−
の濃度でアミノ酸16.17.19.20.21または22のいずれか1つが欠
失しているものに溶血活性の減少が見られた。
したがってマガイニンIおよび■のこれらの欠失アナログはマガイニンIおよび
マガイニン■よりもヒトの赤血球の溶血を起こさないことが分った。つまりマガ
イニンIまたはマガイニン■よりも大きい抗微生物活性を示すが、赤血球の溶血
活性は小さい特定の欠失アナログを用いることが望ましい。
(例5)多重ペプチド欠失を有するマガイニン■のアミド末端型欠失アナログに
関する大腸菌の有効な増殖阻害光に述べた同時多重ペプチド合成法を用いてアミ
ド末端型マガイニン■の欠失アナログを合成した。この例で使用するために合成
したペプチドはアミノ酸残基23を欠失しているもの、アミノ酸残基22および
23を欠失しているもの、アミノ酸残基21.22および23を欠失しているも
の、および同様にしてアミノ酸残基17乃至23を欠失しているものまでのペプ
チドである。
つぎに各ペプチドを組織培養ペプチドのウェル中、LB培地に懸濁した大腸菌と
インキュベートした。欠失アナログを添加する際(IXPBS%pH7,0に溶
解したもの)、各ウェルには最終細胞密度1.0X10’コロニ一形成単位/d
のものが入っている。
ウェルへのペプチドの添加時を時間ゼロとする。採用した最終ペプチド1度は1
00μg/rnl、 ?5.Oug/mf、 50.0μg/mlおよび25μ
g/mlである。このペプチドを大腸菌と37℃で6時間インキュベートした。
6時間後にこのプレートをタイターチク・マルチスキャン装置に入れ0D62゜
を測定した。
ペプチドの活性度は6時間に渡り大腸菌の増殖を阻害する相対能力に関し本来の
配列のものと欠失アナログを比較することにより測定した。各ペプチドの効果的
増殖阻害を以下の第3表にリストした。°第3表において各ペプチドの末端にあ
る”B”マガイニンI欠失アナログのアミド末端を示している。
第3表
ペプチド(アミド末端型 欠失アミノ 大腸菌100%阻害のマガイニンI欠失
アナログ) 酸残基 最小ペプチド濃度GIGKFL)ISAGKFGKAFV
GEIMKB 23 25 mg/m/GIGKFLH3AGKFGKAFVG
EIMB 22および23 75 mg/JGIGKFLH3AGKFGKAF
VGEIB 21 〜23 50 mg/rnIGIGKFLH3AGKFGK
AFVGEB 20 〜23 100 mg/+JGIGKFLHSAGKFG
KAFVGB 19 〜23 25 mg/+JGIGKFLHSAGKFGK
AFVB 18 〜23 50 mg/mjG4GKFLH3AGKFGKAF
B 17 〜23 50 mg/mj「
先に述べたようにマガイニンIおよびマガイニン■の両方ともα−へリックス構
造をとっていると推定される。ペプチドの構造と生物学的活性の関係を決定する
のにい(っがの方法が使われている。本発明はいかなる理論によっても制限を受
けることはないが、構造−活性の関係を研究するより一般的な基礎を提供する1
つの方法はこのペプチド鎖中の単一アミノ酸残基の欠失によるものである。ペプ
チド鎖に沿ったアミノ酸残基の欠失はこのペプチド鎖のバックボーンを短縮し、
したがって側鎖を新しい空間的配向へと導くことから、α−へリックスが誘導さ
れる場合そのようなアナログは新しい構造をとらざるを得ない。したがってより
安定な両親媒性構造を取りやすくするようにバックボーンを短縮する欠失は生物
学的に活性なペプチドを設計する上で重要な因子となり得る。ペプチドの構造と
動力学を測定するための物理学的方向はたくさんあるが、明らかに、これらの分
子に行ない得る最も重要なテストはそれらの生物学的活性に関するものである。
マガイニンIとマガイニン■と欠失アナログとの比較はマガイニンIとマガイニ
ン■のN末端がそれらの抗微生物活性に重要であることを示している。例2およ
び第1表に示されているように残基1〜14の欠失はどれもが抗生作用に関しネ
ガティブな効果を有していることが分った。もしマガイニンペプチドが微生物の
脂質膜と接触して両親媒的構造をとるならそれらのペプチドか本来のバックボー
ンを維持する必要性および、または構造的配置を示す必要性があると考えられる
。しかし、マガイニンエおよびマガイニン■アミド型の一連の欠失アナログによ
って示される抗微生物性はわずかに異なっている。このことはマガイニン■のよ
り大きい活性を示した以前の報告と一致しているようである。ザスロフ(Zas
loff)、 M、、 Proc、 Notl、 Acad、 Sci、 84
、 pp 5449−5453 (+987)。ここで示されているデータに
よって証明されているようにマガイニンIおよび1#不二瘉■中のセリン(アミ
ノ酸残基8)、アラニン(アミノ酸残基9)、グリシン(アミノ酸残基13)ま
たは効果は小さいがグリシン(アミノ酸残基3)の欠失は第1表に示されている
ように大腸菌に対して異なった活性を示した。S、エビデルミス(epider
mis)についてはマガイニンIおよびマガイニン■のN末端欠失アナログ(残
基1−14)間に抗微生物活性に関する実質的差はなかった。
重要なアミノ酸残基の欠失によるN末端マガイニンIアナログのへリックス性の
破壊はそれらの微生物膜との相互作用能の減少から予測し得る。一般にマガイニ
ン■のN末端欠失アナログはマガイニンIアナログのN末端欠失に見られる活性
の減少は起こさずこれを保持し得る。N末端領域における唯一の差はマガイニン
■におけるグリシンのリジンによる置換なので、強いα−へリックス誘導残基で
あるリジンはマガイニン■の安定化に関する重要なアミノ酸であると考えられる
。
両タイプのアナログのC末端領域についてはアミノ酸残基欠失後の活性を維持す
る傾向はより大きい。しかしC末端アナログは大腸菌およびS、エビデルミス(
epidermis)に対して活性の失なわせるN末端とは反対にいくらかの種
選択性を示す。マガイニンエおよびマガイニン■の両C末端における欠失アナロ
グで処理した場合大腸菌はS、エビデルミス(epidermis)より感受性
が高い。
マガイニン■中の疎水性残基であるフェニルアラニン(アミノ酸残基16)また
はバリン(アミノ酸残基17)は大腸菌およびS、エビデルミス(epider
mis)の両種に対する抗微生物活性を減少させる最も重要な修正であると考え
る。合成マガイニン■のイソロイシン20欠失アナログをテストしたときS エ
ビデルミス(epidermis)に対する活性は見られなかったが大腸菌の増
殖の完全な阻害には75μg/ynlのイソロイシン20欠失アナログが必要で
あった。マガイニンIおよびマガイニン■の両方においてそれらの位置に疎水性
残基が保存される必要がある。フェニルアラニン16、バリンまたはイソロイシ
ン20の欠失に関するより低いまたは完全な抗微生物活性のロスはマガイニンベ
ブチドがバクテリア膜のリボ多糖と相互作用する上でこれらのアミノ酸から提供
される疎水性を必要とすることを示している。もっともこの理論が本発明の範囲
を制限することはない。カルボキシ末端領域におけるマガイニンIとマガイニン
■のわずかな差は部位22のより疎水臼N(アスパラギン)に対するK(リジン
)残基の置換である。先の結論はマガイニン■かマガイニンIより活性が高い理
由を説明している。この結論を支持する他の観測はC末端アミドを有するマガイ
ニンの実質的により高い活性である。
マガイニンIおよびマガイニン■そのものと比べて低い赤血球の溶血作用を示す
欠失アナロググリシン18およびグルタミン酸19の高い抗微生物活性はこれら
2つのアナログを臨床的応用への良い候補者としている。両マガイニンのグリシ
ン18欠失アナログによって示される強い抗微生物活性はへリックス形成に関し
て能力の低いグリシンの欠失で説明し得る。一方、はとんとポジティブに帯電し
ているペプチドからネガティブに帯電しているアミノ酸残基グルタミン酸19の
欠失が問題となる。おそらくこのネガティブに帯電したアミノ酸残基の除去はバ
クテリアのネガティブに帯電しているリボ多糖層との相互作用を容易にしている
のであろう。本来のマガイニンと比べた活性の増加および赤血球溶解の減少はこ
の欠失アナログを臨床的応用において非常に重要なものとしている。またメチオ
ニンを欠失した欠失アナログでこのペプチドのよりよい安定性と保存性が得られ
た。
上述の内容から本発明の多くの修正形および変化形か可能である。つまり以下の
請求の範囲内で特に述べられている事以外でも本発明を実施し得る。
浄書(内容に変更なし)
欠失アミノ酸
欠失アミノ酸
欠失アミノ酸
欠失アミノ酸
時間 (min)
平成 年 月 日
Claims (35)
- 1.1文字アミノ酸コードを用い、かつ各アミノ酸の下の数字でペプチド中の残 基の位置を示した以下の構造式GIGKFLHSAGKFGKAFVGEIMK S12345678910111213141516171819202122 23で表わされるマガイニンIで、アミノ酸15乃至23のうちの少なくとも1 つが欠失したアミド末端型またはカルボキシ型マガイニンIの欠失アナログを含 む化合物。
- 2.アミノ酸15、16、18、19、21、22および23のうちの少なくと も1つが欠失した請求の範囲1記載の化合物。
- 3.少なくともアミノ酸18が欠失した請求の範囲2記載の化合物。
- 4.少なくともアミノ酸19が欠失した請求の範囲2記載の化合物。
- 5.少なくともアミノ酸21が欠失した請求の範囲2記載の化合物。
- 6.少なくともアミノ酸22が欠失した請求の範囲2記載の化合物。
- 7.少なくともアミノ酸23が欠失した請求の範囲2記載の化合物。
- 8.アミノ酸18のみが欠失した請求の範囲3記載の化合物。
- 9.アミノ酸19のみが欠失した請求の範囲4記載の化合物。
- 10.アミノ酸21のみが欠失した請求の範囲5記載の化合物。
- 11.前記化合物がアミノ末端型マガイニンIの欠失アナログである請求の範囲 1記載の化合物。
- 12.前記化合物がカルボキシ末端型マガイニンIの欠失アナログである請求の 範囲1記載の化合物。
- 13.アミノ酸21、22および23が欠失した請求の範囲2記載の化合物。
- 14.アミノ酸19、20、21、22および23が欠失した請求の範囲1記載 の化合物。
- 15.アミノ酸18、19、20、21、22および23が欠失した請求の範囲 1記載の化合物。
- 16.アミノ酸17、18、19、20、21、22および23が欠失した請求 の範囲1記載の化合物。
- 17.1文字アミノ酸コードを用い、かつ各アミノ酸の下の数字でペプチド中の 残基の位置を示した以下の構造式:【配列があります】 で表されるマガイニンIIで、アミノ酸15乃至22のうちの少ナくとも1つが 欠失したアミド末端型またはカルボキシ型マガイニンIIの欠失アナログを含む 化合物。
- 18.アミノ酸15、18、19、20、21および22のうちの少なくとも1 つが欠失した請求の範囲17記載の化合物。
- 19.少なくともアミノ酸18が欠失した請求の範囲18記載の化合物。
- 20.少なくともアミノ酸19が欠失した請求の範囲18記載の化合物。
- 21.少なくともアミノ酸21が欠失した請求の範囲18記載の化合物。
- 22.少なくともアミノ酸22が欠失した請求の範囲18記載の化合物。
- 23.アミノ酸18のみが欠失した請求の範囲19記載の化合物。
- 24.アミノ酸19のみが欠失した請求の範囲20記載の化合物。
- 25.アミノ酸21のみが欠失した請求の範囲21記載の化合物。
- 26.アミノ酸22のみが欠失した請求の範囲22記載の化合物。
- 27.前記化合物がアミド末端型マガイニンIIの欠失アナログである請求の範 囲17記載の化合物。
- 28.宿主に抗微生物効果量の請求の範囲1記載の化合物を投与することを含む 方法。
- 29.宿主に抗ウィルス効果量の請求の範囲1記載の化合物を投与することを含 む方法。
- 30.宿主に抗腫瘍効果量の請求の範囲1記載の化合物を投与することを含む方 法。
- 31.宿主に精子殺傷効果量の請求の範囲1記載の化合物を投与することを含む 方法。
- 32.宿主に抗微生物効果量の請求の範囲17記載の化合物を投与することを含 む方法。
- 33.宿主に抗ウィルス効果量の請求の範囲17記載の化合物を投与することを 含む方法。
- 34.宿主に抗腫瘍効果量の請求の範囲17記載の化合物を投与することを含む 方法。
- 35.宿主に精子殺傷効果量の請求の範囲17記載の化合物を投与することを含 む方法。
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