JPH0450200B2 - - Google Patents

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JPH0450200B2
JPH0450200B2 JP59098097A JP9809784A JPH0450200B2 JP H0450200 B2 JPH0450200 B2 JP H0450200B2 JP 59098097 A JP59098097 A JP 59098097A JP 9809784 A JP9809784 A JP 9809784A JP H0450200 B2 JPH0450200 B2 JP H0450200B2
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JP
Japan
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transfer
fibers
fluorine
transfer printing
fabric
Prior art date
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JP59098097A
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JPS60240496A (ja
Inventor
Atsushi Kitamura
Midori Kawamura
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Individual
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Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/40Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
    • B41M5/41Base layers supports or substrates

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、昇華性インクを用いて布地等の基材
に捺染を施すことにより、転写捺染物を得る方法
に関するものである。 従来の技術 転写捺染法とは、昇華性インクを用いて布地を
捺染する方法であり、加工が簡便であること、パ
ターンの再現性が良いこと、染料を含んだ排水に
よる環境汚染の問題がないことなどの点から、近
年急速に普及している。 しかしながら、この転写捺染法は、事実上、ポ
リエステル繊維またはポリエステルの高率混紡品
にしか適用できず、ポリエステル以外の繊維、た
とえば綿、羊毛、絹、麻等には、転写捺染法によ
る染色自体が不可能であつた。 そして、このポリエステル繊維またはポリエス
テルの高率混紡品を対象とした場合も、昇華性イ
ンクの布地内部への浸透が不十分なため、転写さ
れたパターンに深みがなく高級感を欠き、また旗
など転写捺染を施した面だけでなくその裏側から
も転写パターンを見ることが要求される用途にお
いては、裏側からもう一度同じ模様を印刷しなけ
ればならないという不利があつた。 また上記のように、綿、羊毛、絹、麻などには
転写捺染法による染色自体が不可能であることか
ら、これらに転写捺染法を適用するためには、
これらの繊維でできた布地にポリエステルをコー
テイングして、そのポリエステルコーテイング面
に転写捺染を行うか、これらの繊維に複雑な前
処理(たとえば綿にあつては、メチロール化、ア
セチル化、プロピオニル化、ブチリル化、p−ト
ルエンスルホニル化、アニリノ・トリアジニル化
等、絹にあつては、スチレンモノマーによるグラ
フト化、メタクリル酸メチルによるグラフト化
等)を行つて、繊維自身の化学構造を変えてから
転写捺染を行うかしなければならなかつた。 しかし、の方法は、布地の風合や通気性・吸
汗性を著しく損なうものであり、の方法は、前
処理に複雑な工程を要する上、やはりその繊維本
来の持つ風合を損なうものであつた。 発明が解決しようとする問題点 本発明は、このような従来の転写捺染法の持つ
問題点を、布地に簡単な処理を施すことにより、
一挙に解決しようとするものである。 問題点を解決するための手段 本発明は、予めフツ素系化合物を吸着させてあ
る基材に、昇華性インクを印刷した転写シートを
重ね合せて熱転写することを特徴とする転写捺染
物の製造法、をその要旨とするものであり、これ
により上記のような従来の問題点を完全に解決す
るに至つた。フツ素系化合物は撥水・撥油性を有
するものとして知られており、このようなフツ素
系化合物で基材を処理することによつて昇華性イ
ンクによる転写捺染性が著しく向上することは、
意外な事実であるということができいる。 本発明における基材としては、ポリエステル系
繊維、ナイロン系繊維、アクリル系繊維、ポリエ
チレン系繊維、ポリプロピレン系繊維、ポリ塩化
ビニル系繊維、ポリ塩化ビリリデン系繊維、ポリ
ビニルアルコール系繊維、ポリウレタン系繊維、
セルロース系再生繊維、セルロース系半合成繊
維、木綿、絹、羊毛など各種の合成、再生、半合
成、天然繊維から作られた織布、不織布、編物、
紙などがあげられ、これらは2種以上の繊維の混
紡品または交織・交編品であつてもよい。 これらの基材には、予めフツ素系化合物が吸着
される。フツ素系化合物としては、テトラフルオ
ロエチレンのホモポリマーまたはコポリマー、フ
ツ化ビニリデンのホモポリマーまたはコポリマ
ー、クロロトリフルオロエチレンのホモポリマー
またはコポリマーなどのフツ素系樹脂あるいはこ
れらの樹脂の誘導体が用いられ、フツ素系界面活
性剤も用いられる。特にテトラフルオロエチレン
のホモポリマーとそのコポリマーまたは誘導体と
を適当な比率、たとえば重量比で95:5〜5:95
の割合で混合して用いることが好ましい。ここで
コモノマーとしては、オレフイン、含フツ素オレ
フイン、パーフルオロオレフイン、フルオロアル
キルビニルエーテルなどが例示される。また、テ
トラフルオロエチレンのホモポリマーとフツ素系
界面活性剤とを適当な比率、たとえば、重量比で
95:5〜5:95の割合で混合して用いることも同
様に好ましい。 これらのフツ素系化合物は、通常溶液または分
散液の状態で上記の基材の吸着処理に使用される
が、作業性、環境非汚染性の点から特に水性分散
液として用いることが好ましい。この水性分散液
にはさらにケイ素系樹脂、たとえばシリコーンオ
イル、シリコーングリス、オイルコンパウンド、
シリコーンワニス等を含有させておくことが好ま
しく、そのほか各種のアニオン系、ノニオン系、
カチオン系または両性界面活性剤、PH調節剤、溶
剤、多価アルコール、柔軟剤、粘度調節剤、光沢
剤、ワツクス、安定剤などが含有されていてもよ
い。 フツ素系化合物による基材の処理は、含浸によ
り行うのが通常であるが、塗布、噴霧、カーテン
フローコートなどの方法により行つてもよい。処
理後は、プレスロール間を通すなどして過剰の液
をできるだけ分離除去してから、自然乾燥または
加熱乾燥する。 このような処理を行つた基材に、昇華性染料を
含むインク(昇華性インク)で任意のパターンを
印刷した転写シートを重ね合せ、加熱、加圧する
ことにより、熱転写が行われる。加熱温度は、使
用した昇華性インクの種類によつても異なるが、
たとえば150〜250℃程度の範囲から選ぶことが多
く、また加熱時間は、数秒ないし数分の範囲から
選ぶことが多い。 発明の効果 本発明の方法により、次に列挙するようなすぐ
れた効果が奏される。 1 ポリエステル系繊維にあつては、転写を施し
た方の側に鮮明でしかも深みのあるパターンが
印刷されるだけでなく、同様にその裏面側にも
転写を施した側とほとんど違わない鮮明なパタ
ーンが発現する。従つて、従来のように、その
裏面側からも表面側と同じ印刷を行うというよ
うな手間が不要となる。 2 綿、麻、絹、羊毛、ポリエステル繊維以外の
合成繊維など従来法によつては転写捺染が不可
能か、不可能ではないにしろ鮮明度の著しく劣
つていた布地にも、良好な転写捺染ができるよ
うになり、またその裏面への浸透性も比較的良
好である。 3 混紡品や交織品への転写捺染も、その繊維の
組合せの如何を問わずできるようになる。 4 しかも、この転写捺染によつても、布地等の
基材の持つ風合をほとんど損なわず、また基材
に良好な防汚性を付与することができる。 5 従つて、加工の簡易性、パターンの再現性、
無公害性などの点で特長のある転写捺染法の適
用が、繊維の種類を選ばず可能になる。 実施例 次に実施例をあげて、本発明の方法をさらに詳
細に説明する。 実施例 1 フツ素系化合物水性分散液組成 テトラフルオロエチレンのポリマー 3% テトラフルオロエチレンーヘキサフルオロプロピ
レンコポリマー 3% シリコーンオイル 1% パラフイン系中沸点溶剤 10% 光沢剤、界面活性剤、粘度調節剤、安定剤 5% 水 78% 上記組成を有するフツ素系化合物水性分散液中
にポリエステル繊維製の織布を常温で約10秒間浸
漬し、ついで取出してゴム製のプレスロール間を
通過させて十分に絞り、そのまま自然乾燥した。 次に、連続式の昇華転写捺染機を用い、昇華性
分散染料を含む昇華性インクでパターンを印刷し
た転写紙を上記で得た処理布にあてた後、温度
200℃の加熱ロール群間を約30秒間かけて通過さ
せ、熱転写を行つた。 結果を第1表に示す。 比較例 1 上記処理を行わないポリエステル繊維製の織布
を用いたほかは実施例1と同様にして転写捺染を
行つた。結果を第1表に合せて示す。
【表】 後の布を置いて判定した。
実施例 2 対象布として綿布を用いたほかは実施例1と同
様にしてフツ素系化合物水性分散液による処理を
行つた。 次に、昇華性反応性染料を含む昇華性インクで
パターンを印刷した転写紙を上記で得た処理布に
あてた後、温度190℃の加熱ロール群間を通過さ
せることにより、熱転写を行つた。 結果を第2表に示す。 比較例 2 上記処理を行わない綿布を用いたほかは実施例
2と同様にして転写捺染を行つた。結果を第2表
に合せて示す。
【表】 透も全くない。
実施例 3 対象布として、羊毛製の織布を用いたほかは実
施例1と同様にしてフツ素系化合物水性分散液に
よる処理を行つた。 次に、昇華性酸性染料を含む昇華性インクでパ
ターンを印刷した転写紙を上記で得た処理布にあ
てた後、温度190℃の加熱ロール群間を通過させ
ることにより、熱転写を行つた。 結果を第3表に示す。 比較例 3 上記処理を行わない綿製の織布を用いたほかは
実施例3と同様にして転写捺染を行つた。結果を
第3表に合せて示す。
【表】
【表】 実施例 4 フツ素系化合物水性分散液組成 テトラフルオロエチレンのホモポリマー 1% フツ素系界面活性剤 2% シリコーンオイル 1% パラフイン系低沸点溶剤 8% エチレングリコール 3% 光沢剤、界面活性剤、粘度調節剤、安定剤 6% 水 79% 上記組成を有するフツ素系化合物水性分酸液中
に麻製の織布を常温で数秒間浸漬し、ついで取出
してゴム製のプレスロール間を通過させて十分に
絞り、そのまま自然乾燥した。 次に、昇華性反応性染料を含む昇華性インクで
パターンを印刷した転写紙を上記で得た処理布に
あてた後、温度190℃の加熱ロール群間を通過さ
せることにより、熱転写を行つた。 結果を第4表に示す。 比較例 4 上記処理を行わない麻製の織布を用いたほかは
実施例4と同様にして転写捺染を行つた。結果を
第4表に合せて示す。
【表】 実施例 5 対象布として、ナイロンと羊毛の交編物を用い
たほかは実施例4と同様にしてフツ素系化合物水
性分散液による処理を行つた。 次に、昇華性酸性染料を含む昇華性インクでパ
ターンを印刷した転写紙を上記で得た処理布にあ
てた後、温度185℃の加熱ロール群間を通過させ
ることにより、熱転写を行つた。 結果を第5表に示す。 比較例 5 上記処理を行わないナイロンと羊毛との交編物
を用いたほかは実施例5と同様にして転写捺染を
行つた。結果を第5表に合せて示す。
【表】 実施例 6 対象布として、アクリル−綿混紡織布を用いた
ほかは実施例4と同様にしてフツ素系樹脂水性分
散液による処理を行つた。 次に、昇華性分散染料と直接染料とを含む昇華
性インクでパターンを印刷した転写紙を上記で得
た処理布にあてた後、温度200℃の加熱ロール群
間を通過させることにより、熱転写を行つた。 結果を第6表に示す。 比較例 6 上記処理を行わないアクリル−綿混紡織布を用
いたほかは実施例6と同様にして転写捺染を行つ
た。結果を第6表に合せて示す。
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 予めフツ素系化合物を吸着させてある基材
    に、昇華性インクを印刷した転写シートを重ね合
    せて熱転写することを特徴とする転写捺染物の製
    造法。
JP59098097A 1984-05-16 1984-05-16 転写捺染物の製造法 Granted JPS60240496A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59098097A JPS60240496A (ja) 1984-05-16 1984-05-16 転写捺染物の製造法

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JP59098097A JPS60240496A (ja) 1984-05-16 1984-05-16 転写捺染物の製造法

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Publication Number Publication Date
JPS60240496A JPS60240496A (ja) 1985-11-29
JPH0450200B2 true JPH0450200B2 (ja) 1992-08-13

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ID=14210834

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JP59098097A Granted JPS60240496A (ja) 1984-05-16 1984-05-16 転写捺染物の製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63120700A (ja) * 1986-11-11 1988-05-25 凸版印刷株式会社 シ−トへの絵付け方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5281183A (en) * 1975-12-27 1977-07-07 Toyo Boseki Transfer printing method of hydrophilic fiber products
JPS5336311A (en) * 1976-09-14 1978-04-04 Oji Paper Co Stencil paper for sublimated transfer sheet

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