JPH0450004A - 高速走行に適した空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
高速走行に適した空気入りラジアルタイヤInfo
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- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/0041—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers
- B60C11/005—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
kmとなる超高速での安定走行が可能になり、それに
伴いこの超高速での走行に対しても十分な性能を有する
、例えばアスペクトしジオ(タイヤの最大幅に対する断
面高さの比)が0.30〜0.65程度のへん平ラジア
ルタイヤか開発されている。
も高速走行に供されるへん平ラジアルタイヤにおけるト
レッドの改良に関する。
水性及び操縦安定性を重視したものが多く、代表的なト
レッドパターンとしては、タイヤの赤道の両側で対をな
ず周溝間にてリブを区画する一方、トレッド端からこれ
ら周溝へ向がってタイヤの赤道に収れんする向きに傾斜
して延びる横溝とをそなえ、負荷転勤中における同一横
溝の接地をトレッド中央寄りから外側へ順に行われるよ
うにした、いわゆる方向性パターンが知られている。
画される陵部では厚くなり、したかって周溝と陵部との
質量差は大きいため、高速、中でも超高速走行時に発生
する遠心力によるタイヤ外方への突出量も大きく異なる
ことになる。すなわち周溝での突出量はわずかであるの
に対して陵部での突出量は大きく、特にトレッド中央の
リブでの突出量か大きくなるため、ブロックの接地圧が
不均等になる。すると超高速走行における操縦安定性を
損ない、また偏摩耗の発生をまねくほか、超高速走行が
連続すると、接地圧過大に起因した熱か、特にトレッド
中央のリブて発生し、この熱かトレッドゴムの耐熱限界
をこえるとブローアウトをまねき、タイヤの高速耐久性
は低下する。
することなしに高速耐久性を向上し、よって超高速走行
での使用にも耐えつる十分な性能を有する空気入りラジ
アルタイヤを提供しようとするものである。
アルカーカスのクラウン部にベルト層及びトレッドをタ
イヤの径方向外側へ順次に配置し、該トレッドは、タイ
ヤの赤道に沿って延びかつタイヤの赤道の両側で対をな
す少なくとも1対の周溝と、これら周溝間にて区画され
タイヤの赤道上を連続して延びる中央陸部及び周溝とト
レッド端との間に区画された側方陸部をそなえる空気入
りラジアルタイヤであって、 トレッドは、接地側に配したキャップゴム層と、このキ
ャップゴム層の径方向内側に配したキャップゴム層より
も損失正接の小さいベースゴム層との複合になり、ベー
スゴム層の上記中央陸部に対応する区域は側方陸部に対
応する区域よりも肉厚でかつ、中央陸部内に突出する凸
部を有することを特徴とする高速走行に適した空気入り
ラジアルタイヤ及び、 トレッドは、接地側に配したキャップゴム層と、このキ
ャップゴム層の径方向内側に配したベースゴム層との複
合になり、ベースゴム層の上記中央陸部に対応する区域
は側方陸部に対応する区域よりも肉厚でかつ、中央陸部
内に突出する凸部を有し、さらにトレッドの300%伸
張モジュラスをベースゴム層、凸部及びキャップゴム層
の順に小さくしてなる高速走行に適した空気入りラジア
ルタイヤである。
イヤのトレッドの要部を示し、このトレッドを、実質的
にタイヤの赤道(トレッドの幅中央における円周)0に
沿ってこの赤道0の両側で対をなす周溝1a、 lb及
び2a、 2bと、トレッド端T及び各周溝間を完全に
つなぐか、又は一部を残してつなぎ且つ赤道0に収れん
する向きに延びる多数の横溝3a、 3b、 4a、
4b及び5a、 5bとによって、トレッド端T寄りに
両側各2列の縦列ブロック群6a。
ブ8とを区画してなる。このような方向性パターンのタ
イヤは、横溝の収れんする方向とタイヤの回転方向とを
一致させて車両に装着して使用する。
とか、タイヤのパターンノイズ抑制と直進性を高める上
で肝要である。しかしながらこの発明の目的を損なわな
い限り必要に応じて、リブの中央に細溝又は浅溝を形成
したり、両側の周溝から切り込みを導入し、さらに排水
性等の向上をはかることは可能である。
は片側に2〜4本の範囲で配置することかできる。また
周溝2a、 2bはストレートの周溝1a。
て漸増(減)させ、高速コーナリング走行時におけるブ
ロック7a、 7bの耐摩耗性の向上をはかっている。
75〜85°及び横溝4a、 4bと5a、 5bとて
は60〜70゜かつ前者の区域よりも小さい角度で収れ
んさせることか好ましい。また溝幅は赤道0からトレッ
ド端Tへ向かい漸増させたり、溝深さは主溝と同等かそ
れ未満とすることか可能である。なお横溝は、第1図(
a)に周溝1a、 lb側に開口しないタイプとして
横溝5a、 5bを示したように、全ての溝を周溝1a
。
した。
渡したカーカス、10はカーカス9上に配したベルト層
、11はベルト層10上に配したトレッドである。
で代表される有機繊維コードをタイヤの赤道面と実質的
に直交する方向(ラジアル方向)に配列した層の少なく
とも1枚(通常1〜2枚)からなり、このカーカス層(
プライ)の両端部は、ビードコアのまわりをタイヤの内
側から外側へ巻返しターンナツプブライを形成する。
ド繊維コードなどの非伸長性コードをタイヤの赤道面に
対して15〜35°の角度で配列したベルトの少なくと
も2層を互いに交差させて配置してなる主ベルト層10
aと、この主ベルト層10aの全幅にわたり1本または
複数本のゴム付き熱収縮性コード(例えばナイロンコー
ド)をらせん状に巻回して実質上タイヤの赤道面と平行
に配した補助ベルト層10bとからなる。そしてこのベ
ルト層10上にトレッド11を配置する。
ーンを形成する一方、トレッドを構成するゴムを、接地
する表面側に配したキャップゴム層12とその内側に配
したベースゴム層13との2層構造からなる。
いブリッジ12a(トレッドの各溝底に対応)で連ねて
なる。
0との間を占め、トレッドの中央に対応させてリブ7内
に突出する凸部14を有し、この凸部I4からトレッド
端Tへ向けこの実施例において陵部に対応する区域では
わずかに隆起する一方各陸部間の溝に対応する区域で浅
い谷となる、緩やかな起伏をもって延びるゴム層になる
。凸部14のリブ7への突出量は、第1図(b)に示す
タイヤの子午線断面における、リブ8の輪郭線、この輪
郭線の延長線及びベルト層10で囲まれる区域でのベー
スゴム層13の占める比率か10〜45%、好ましくは
15〜35%となるように調節するとよい。また同様に
区画したリブ8を除く各陵部における区域でのベースゴ
ム層13を占める比率は10〜25%と、リブ8ての占
有率に比べて低くすることか好ましい。
13はキャップゴム112に比して損失正接の小さいゴ
ムとし、好ましくはギャップゴム層12の損失正接の6
0%以下、具体的には0.1〜0.3のものが有利に適
合する。なお対するキャップゴム層12には損失正接が
0.5〜0.7のものを用いることが望ましい。
ータを用いて、試料温度150°C1静的歪5%、動的
歪2%及び周波数50Hzの条件下で測定した値とした
。
14をベースゴム層13とは異なるゴム層とすることで
リブ8を3層構造にしたもので、すなわちリブ8におい
てはベースゴム層、凸部及びキャップゴム層の順に30
0%伸張モジュラスが小さくなるゴムをそれぞれに用い
る。
3て150 kgf/cm”以上、その凸部14で10
0〜150 kgf/cm2及びキャップゴム層12で
lookgf/cm2以下とするとよい。
、ベースゴム層13及び凸部14のゴム層の耐熱性をキ
ャップゴム層12に比し高くすることか好ましい。
ツメーターを用いて、周囲の温度を120°Cに保った
上で、ioooCに予熱した直径17.8mm及び高さ
25.4mmの試料に、初期荷重28.1kg(歪み2
2.5%)を与えた後、さらに最大22.5%の歪みと
なる圧縮運動を1800r、 p、 m、のサイクル数
で与えてブローしたときの温度にて評価した。
に突出する凸部を設け、中央陸部におけるベースゴム層
のタイヤ径方向の厚み及び質量を増すこと、そしてベー
スゴム層にキャップゴム層よりも損失正接の小さいゴム
を用いることによって、中央陸部での発熱を抑制し得る
。すなわち高速時にせり上かりか最も大きくなって、接
地面圧が高くなり、しかも横方向溝かない事により放熱
性の低い中央陸部において、その内部に損失正接の小さ
いゴムを配置する事により内部ロスからの発熱をおさえ
る事か出来る。
率か上記したように10〜45%であることか好ましい
か、これは10%未満であると中央陸部の剛性が低下し
トレッドの剛性不足をまねくと同時に耐熱効果か不足し
、一方45%をこえるとベースゴム層か容易にトレッド
表面に露出しウェット性能を劣化するうれいかあるため
である。
底にベースゴム層か露出することに起因したクラックの
発生はなく、ベースゴム層の占有率を上記のように高め
ることか可能である。
としかつ、ベースゴム層、凸部及びキャップゴム層の順
に300%伸張モジュラスを小さくすることによって、
中央陸部のベルト層から踏面に向かい徐々に剛性を落と
し、ウェット路面のような摩擦係数の低い路面での操縦
性を維持しつつ、隆部の変形が大きくなる摩擦係数の高
い路面で操縦性を確保する。
13で高くすることによって、最も内部発熱の高くなる
ベルト層上での発熱をおさえ中央陸部の耐熱性を上げる
事が出来る。
)又は第2図に示した構造に従って、タイヤサイズ25
5/40 ZR17の空気入りラジアルタイヤを2種類
(供試タイヤA及びB)試作した。
mm及び深さ:8.5mm、周溝2a、 2bは最大幅
・10匪、最小幅:8mn及び深さ:8mmて、横溝は
幅S50及び深さニアmmでタイヤの赤道に30°の角
度で収れんし、トレッド端寄りの周溝2a、 2bと横
溝との角度は100、トレッド中央の周溝1a、 lb
と横溝との角度は30°とした。
接地幅は200又は210mmとした。また各供試タイ
ヤのトレッドを構成するゴム層の仕様は、表1に示すと
おりである。
をタイヤの赤道に対して20°の角度で配した2層を互
いに交差させて配置した主ベルト層と、主ベルト層の全
幅をナイロンコード(1260d/2)て覆った補助ベ
ルト層とを配置した。
に従うか、ベースゴム層に凸部のないタイヤについても
同サイズで試作した。
耐久性試験及び耐偏摩耗性試験にて評価した結果を表2
に示す。
2でドライバー力N8搭乗状態で行い、その評価は比較
タイヤの各試験結果を100としたときの指数であられ
した。
行したときの直進性及びレーンチェンジ性をドライバー
かフィーリング評価、 高速耐久性試験は、直径2mのドラム上に内圧2、5k
g/cm”としたタイヤを500kgの荷重で押しつけ
た状態で、150km/hから10km/h毎の速度上
昇を故障に到るまで続け、故障時の速度にて評価、耐偏
摩耗性試験は、半径40mの円形テストコースを70k
m/hて旋回走行し、10km走行後の摩耗形態にて評
価した。
することなしに、高速耐久性を向上するとかでき、超高
速域の走行にも耐え得る高性能タイヤの提供が可能とな
る。
図、 同図(b)はトレッドの構造を示す断面図、第2図は別
のトレッドの構造を示す断面図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、1対のビード間でトロイド状に延びるラジアルカー
カスのクラウン部にベルト層及びトレッドをタイヤの径
方向外側へ順次に配置し、該トレッドは、タイヤの赤道
に沿って延びかつタイヤの赤道の両側で対をなす少なく
とも1対の周溝と、これら周溝間にて区画されタイヤの
赤道上を連続して延びる中央陸部及び周溝とトレッド端
との間に区画された側方陸部をそなえる空気入りラジア
ルタイヤであって、 トレッドは、接地側に配したキャップゴム層と、このキ
ャップゴム層の径方向内側に配したキャップゴム層より
も損失正接の小さいベースゴム層との複合になり、ベー
スゴム層の上記中央陸部に対応する区域は側方陸部に対
応する区域よりも肉厚でかつ、中央陸部内に突出する凸
部を有することを特徴とする高速走行に適した空気入り
ラジアルタイヤ。 2、1対のビード間でトロイド状に延びるラジアルカー
カスのクラウン部にベルト層及びトレッドをタイヤの径
方向外側へ順次に配置し、該トレッドは、タイヤの赤道
に沿って延びかつタイヤの赤道の両側で対をなす少なく
とも1対の周溝と、これら周溝間にて区画されタイヤの
赤道上を連続して延びる中央陸部及び周溝とトレッド端
との間に区画された側方陸部をそなえる空気入りラジア
ルタイヤであって、 トレッドは、接地側に配したキャップゴム層と、このキ
ャップゴム層の径方向内側に配したベースゴム層との複
合になり、ベースゴム層の上記中央陸部に対応する区域
は側方陸部に対応する区域よりも肉厚でかつ、中央陸部
内に突出する凸部を有し、さらにトレッドの300%伸
張モジュラスをベースゴム層、凸部及びキャップゴム層
の順に小さくしてなる高速走行に適した空気入りラジア
ルタイヤ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2158770A JP2874965B2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 高速走行に適した空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2158770A JP2874965B2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 高速走行に適した空気入りラジアルタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0450004A true JPH0450004A (ja) | 1992-02-19 |
JP2874965B2 JP2874965B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=15678963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2158770A Expired - Lifetime JP2874965B2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 高速走行に適した空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2874965B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002079808A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-03-19 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JP2008213660A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
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US9751366B2 (en) | 2012-12-03 | 2017-09-05 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire |
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JP2021075221A (ja) * | 2019-11-12 | 2021-05-20 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
-
1990
- 1990-06-19 JP JP2158770A patent/JP2874965B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021075221A (ja) * | 2019-11-12 | 2021-05-20 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
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JP2874965B2 (ja) | 1999-03-24 |
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