JPH0449972A - 生体硬組織代替体および複合成形体の製造方法 - Google Patents

生体硬組織代替体および複合成形体の製造方法

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JPH0449972A
JPH0449972A JP2155666A JP15566690A JPH0449972A JP H0449972 A JPH0449972 A JP H0449972A JP 2155666 A JP2155666 A JP 2155666A JP 15566690 A JP15566690 A JP 15566690A JP H0449972 A JPH0449972 A JP H0449972A
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JP
Japan
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calcium phosphate
ceramic
ceramics
sintered body
core material
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JP2155666A
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Tooru Nonami
亨 野浪
Nobuo Yasui
安井 信夫
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、生体硬組織代替体と、この代替体に好適な複
合成形体との製造方法に関する。
〈従来の技術〉 生体の欠損部分の機能および形態を修復するために、種
々の補填・修復材が用いられている。
生体用の補填・修復材としては、人工歯根、歯冠、人工
骨、人工関節等の人工骨に類するものや、人工歯冠等が
代表的に挙げられ、これらは生体硬組織代替体と総称さ
れている。
これらの生体硬組織代替体には、機械的強度、靭性、生
体内での安定性などが要求され、また、生体との親和性
が高いことが好ましい。
さらに、人工骨類はそれぞれの患者に合わせてオーダー
メートされる必要があるため、成形が容易であることも
重要である。
このような場合、生体親和性とは、生体硬組織代替体を
埋込・留置した周囲の生体組織との馴染み・折り合いの
良さを意味し、例えば、生体親和性が高い材料は、周囲
の組織から異物と判定されることが少なく、特に人工骨
類に用いられた場合は、周辺の遺骨を促進して自身と骨
組織とを強固に結合することができる。
現在用いられている人工骨類材料のうち、機械的強度、
生体内安定性が高いものとしては、Ti、Zr等の金属
、これらを含む合金、あるいはアルミナ、窒化ケイ素、
ジルコニア等のセラミックスが挙げられる。
ところが、機械的強度、生体内安定性が高いこれらの材
料は、生体親和性が低く、すなわち、生体組織と同化す
る性質をもたないため、治癒期間が長くなり、また、生
体との接着性も不十分である。 また、役割が終了した
のちは、除去するための手術を行なう必要がある。
一方、生体親和性が高い材料としては、バイオガラス、
アパタイト(特に水酸アパタイト)、第3リン酸カルシ
ウム、リン酸カルシウム結晶化ガラスなどが知られてお
り、骨は有機成分を除くとほぼアパタイトから構成され
ているため、アパタイトの生体親和性は特に良好である
ところが、生体親和性が高いこれらの材料は、機械的強
度および靭性が低い。 例えば人工歯根では、咀噌時に
通常30 kg/cm”程度、最大300 kg/cm
”にも達する圧力が加わるため、アパタイト製の人工歯
根は耐久性に不安がある。
一方、本発明者らは特願平1−142058号にて、C
aOおよびSiO□を必須成分とし、所望に応じMgO
を含有するセラミックスのうち、ディオプサイドやウォ
ルストナイト等が、体液と接触するとその接触部分にリ
ン酸カルシウム系化合物を生成し、非リン酸カルシウム
系セラミックスであるにもかかわらず、良好な生体親和
性、特に生体活性を示すことを見い出した。
上g己セラミックスは、リン酸カルシウム系セラミック
スの特性である生体親和性を損なわずに、リン酸カルシ
ウム系セラミックスの弱点である機械的強度、靭性の低
さを補完し得るので生体硬組織代替体材料として好まし
い。
ところで、この提案によれば、上記セラミックスは、1
100〜1550℃の範囲の温度で焼成して焼結体とす
るか、これを粉砕し、異種材料表面に、溶射法、溶着法
、溶解法およびスパッタ法などにより、基材上に接合さ
れる。
従って、複雑な形状の生体硬組織代替体な得るだめには
、焼結体を研削加工しなければならず、加工性が悪いと
いう欠点がある。
また、このセラミックスを基材上に接合するときには、
接合力が十分ではなく、繰り返し使用に際して、境界面
での剥離現象が起こるだけでなく、被膜厚にバラツキを
生じて不安定であり、複雑な形状の成形が困難であるな
どの欠点を有している。
従来、セラミックスの成形は、焼結によるしかないと考
えられてきた。  しかし、セラミックスでも、金属同
様、鍛造、押し比し、圧延などの塑性加工を行なう試み
がなされてきている。
しかし、セラミックスの塑性加工には融点の60%程度
以上の高温が必要であり、材料によっては2000℃に
も達する。
ところが、超塑性を示すセラミックスは、Journa
l of the JSTP vol、29 No、3
26(1988−3)、セラミックス24 (1989
)No、 2、鉄と鋼第75巻(1989)第3号等に
記載されているように、焼結温度あるいは鍛造温度より
もはるかに低い温度、例えば500℃程度低い温度にお
いて、低応力で10倍にも及ぶ巨大な延性を示す。
従来、超塑性を示すセラミックスとして知られている代
表的な材料は、Y −T Z P (Yttria−s
tabilized Tetragonal Zr0a
 Po1ycrystals)、ZrO*−Aβ、0.
系であり、その塑性変形を利用して、押し出し加工、薄
板成形などが試みられている。 また、超塑性により同
材質同士を拡散接合する提案もなされている。
また、アパタイト等のリン酸カルシウム系セラミックス
においても超塑性加工が可能である旨の提案がなされて
いる。
しかしながら、ディオプサイド等においては、超塑性に
関する検討は行なわれていない。
本発明者らは、ディオプサイド等の非リン酸カルシウム
系セラミックスでも、超塑性現象が発現することを見い
出した。
他方、本発明者らは、アパタイト等の生体活性セラミッ
クスに、高強度の無機質フィラー等を分散させ、機会的
強度を高めた複合焼結体を得た場合、このものも超塑性
加工可能である旨を見出している。
そして、特願平1−168373号にて、リン酸カルシ
ウム系セラミックスのマトリックス中に無機質フィラー
を含有する複合焼結体を、例えば異種材料に超塑性接合
する旨を提案している。
しかし、超塑性加工による接合方法として、通常の押し
出し、型押し等を行なうときには、基材−セラミックス
間に空隙が生じたりして接着性が低下して、接着力が十
分でなかったり、被覆厚にバラツキを生じたりして、複
合成形体間の品質のバラツキが生じたりする。
また、複雑な形状の成形が難しく、特に複雑な形状では
、上記の品質のバラツキは倍加する。
そして、複雑な形状のときには、工程数も増加する。
そして、型やパンチの摩耗も生じる。
また、一つ一つ成形を行なうので、大量生産には不向き
である。
本発明では、生体活性セラミックス、殊にリン酸カルシ
ウム系セラミックス生体硬組織代替体の機械的強度およ
び靭性の低さを改善・向上し得る材料として、第1に、
CaOおよび5iOiを必須成分として含有し体内での
リン含有水溶液との接触により、リン酸カルシウム系化
合物を生成し得るセラミックスを選択する。 また、第
2に、リン酸カルシウム系セラミックスのマトリックス
に無機質フィラーを配した複合焼結体を選択する。
そして、これらを容易、簡便に、接合加工等の成形がで
きる生体硬組織代替体や、この代替体に好適な複合成形
体の製造方法を提供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、下記(1)〜(9)の本発明によっ
て達成される。
(1)CaOおよびS i O2を必須成分として含有
し、リン酸カルシウムを実質的に含有せず、リン含有水
溶液との接触により、リン酸カルシウム系化合物を生成
し得るセラミックスに超塑性加工を施すことを特徴とす
る生体硬組織代替体の製造方法。
(2)前記セラミックスがCaOおよびSingの必須
成分に加えてMgOを含有する上記(1)に記載の生体
硬組織代替体の製造方法。
(3)前記セラミックスが、ディオプサイド領域、ウオ
ラストナイト領域、アーケルマナイト領域、そンティセ
ライト領域、エーライト領域またはペライト領域の組成
を有する上記(1)または(2)に記載の生体硬組織代
替体の製造方法。
(4)前記セラミックスがディオプサイド組成またはウ
オラストナイト組成を40vol%以上含有する上記(
3)に記載の生体硬組織代替体の製造方法。
(5)前記セラミックスと異種材料とを超塑性加工によ
り接合する上記(1)ないしく4)のいずれかに記載の
生体硬組織代替体の製造方法。
(6)CaOJよびSi Ozを必須成分として含有し
、リン酸カルシウムを実質的に含有せず、リン含有水溶
液との接触により、リン酸カルシウム系化合物を生成し
得るセラミックスまたは リン酸カルシウム系セラミックスのマトリックスに無機
質フィラーを分散した複合焼結体と、 異種材料とを。
熱間静水圧プレス法を用いた超塑性加工を施して、接合
することを特徴とする複合成形体の製造方法。
(7)前記異種材料を加工して、前記複合成形体とほぼ
同一の形状の芯材を得、 この芯材に、前記セラミックスまたは前記複合焼結体を
被嵌して、熱間静水圧プレスする上記(6)に記載の複
合成形体の製造方法。
(8)CaOおよびSiO□を必須成分として含有し、
リン酸カルシウムを実質的に含有せず、リン含有水溶液
との接触により、リン酸カルシウム系化合物を生成し得
るセラミックスまたは リン酸カルシウム系セラミックスのマトリックスに無機
質フィラーを分散した複合焼結体と、 前記異種材料とを、 超塑性加工により接合して生体硬組織代替体を得るにあ
たり、 前記異種材料を加工して、前記複合成形体とほぼ同一の
形状の芯材を得、 この芯材に前記セラミックスを被嵌して、これを熱間プ
レスして接合することを特徴とする複合成形体の製造方
法。
(9)前記芯材に被嵌した前記セラミックスまたは複合
焼結体を、セラミックス粉を介して熱間静水圧プレスま
たは熱間プレスする上記(7)または(8)に記載の複
合成形体の製造方法。
〈発明の具体的構成〉 以下本発明の具体的構成を詳細に説明する。
本発明の第一の態様では、CaOおよび5iO=を必須
成分として含有し、リン含有水溶液との接触によりリン
酸カルシウム系化合物を生成し得る非リン酸カルシウム
系組成のセラミックスを用いる。
従来、これらCaOおよび5iO−を必須成分として含
有するセラミックスが超塑性加工を示すという報告はな
されていない。
このようなCaOおよび5iO−を必須成分とし、リン
酸カルシウムを実質的に含有しないセラミックス中にお
けるCaOとSiO□の割合は、重量比で1:4ないし
6:1、好ましくは1:3ないし2:1の範囲内である
この範囲を逸脱すると、強度や生体親和性が低下してく
る。
このようなセラミックスは、全重量に基づき35重量%
以下の範囲で、MgOを含有することができる。 この
MgOを含有させることにより、一般に焼成温度を低く
しつつ骨との癒着性を向上させることができる。
CaOおよび510gを必須成分とするセラミックスの
組成としては、CaO10〜90wt%、特に7〜77
wt%、 S i Ox 10〜80wt%、特に23
〜70wt%およびMg00〜35%のものを用い得る
が、 好ましくはCaO7〜65wt%、Si0g40〜70
wt%およびMgO0〜35wt%とすることが好まし
い。
そして、CaO7〜40wt%、5iOa45〜70w
t%およびMg08〜35wt%の領域とすれば、さら
に好ましい結果を得る。
このようなセラミックスは、リン含有水溶液、例えば擬
似体液または体液と接触した場合、その接触面に8いて
リン酸カルシウム系化合物、例えばヒドロキシアパタイ
トを生成するという点で特徴づけられる。
このような特徴を有することにより、これを生体内に嵌
植した場合、生体骨との接触面に、生体親和性の良好な
アモルファスなリン酸カルシウム系化合物が均一かつ迅
速に析出し、新生骨の生成を促進する。
しかも、このようにして形成された生体骨との結合部は
、組成中の成分が傾斜構造を形成し、結晶的にもインブ
ラントと生体骨の間で連続したものとなっているので、
非常に強固な結合を生じる。
本発明で用いるセラミックスの組成としては、例えばデ
ィオプサイドCa0・2 S i Ot・MgO,ウオ
ラストナイトCaO・5iOt、エーライト3CaO・
Sin、  ペライト2 Ca O・S i Om、ア
ーケルマナイト2CaO2S i O*  ・MgO、
モンティセライトCaO1Stow  ・MgO、ホル
ステライト、プロトエンスタタイト、トリジマイトなど
の領域を挙げることができる。
このうち、好ましいのはディオプサイド、ウオラストナ
イト、エーライト、ペライト、アーケルマナイト、モン
ティセライトの各領域内のものである。
そして、中でも、特に1200〜1350℃という比較
的低温で焼成しつるディオプサイド領域のもの、ウオラ
ストナイト領域のものを主体とするセラミックスは生体
親和性が高く有利であり、セラミックス中にディオプサ
イド組成を含み、特にディオプサイド領域の組成のもの
は、生体親和性と曲げ強度が高い。
第7図の状態図には、Ca O−M g O−310g
系セラミックスにおけるディオプサイド領域、ウオラス
トナイト領域等諸領域が示される。
本発明におけるCa0Jよび5iOaを必須成分とする
セラミックスは、上記ディオプサイドおよびウオラスト
ナイトの組成の相、特にディオプサイドの相を40 v
oL%以上、特に50vol%以上、さらには70〜1
00 vol%含有していることが好ましい。
これらの相の含有量は粉末X線回折法により測定するこ
とができる。
このようなセラミックスは、酸化カルシウム、酸化ケイ
素、酸化マグネシウムを所定の割合で混合し、仮焼した
のち、この仮焼物を粉砕し、再度焼成することによって
得られる。
この場合、これらの酸化物の代わりに焼成条件下でこれ
らの酸化物を生成しつる物質、例えばカルシウム、マグ
ネシウムの炭酸塩、重炭酸塩、水酸化物やケイ酸などを
用いてもよい。
これらの原料は、粉末状、顆粒状のほか、スラリーまた
は溶液として用いることができる。
これら個々の成分に対応する原料を用いる代わりに、あ
らかじめ形成されたディオプサイドCaO・2SiOi
 ・MgOないしその領域の組成物を粉砕して用いるこ
ともできる。
また、例えばディオプサイド領域の組成をもつセラミッ
クスを製造する際、酸化カルシウム、酸化マグネシウム
および酸化ケイ素の供給原料のいずれかを過剰に用いる
と、ディオプサイド以外のもの、例えばウオラストナイ
ト、ホルステライト、アーケルマナイト、プロトエンス
タタイト、トリジマイト、ペライトなどが副生ずるが、
このような混合物もそのまま用いることができる。
なお、上記セラミックスには、添加剤を配合して、Px
 Os 、T i Ox 、 AR,* Os、Naa
 O,Km OおよびB、0.を5wt%以下含有させ
ることもできる。
このようなセラミックス用原料を粉末とし、ボールミル
、振動ミル、自動乳鉢、ミキサージュウサー、サンドミ
ル、泡立て器などの混合機等によりよ(混合したのち、
50〜300℃で10分ないし100時間乾燥し、次い
で500〜1600℃、好ましくは800〜1600℃
で10分ないし200時間仮焼きする。 このようにし
て得た仮焼物を粉砕し、必要に応じポリビニルアルコー
ルのようなバイングーを加えてプレス法、スリップキャ
スティング法などで所望の形状に成形したのち、乾燥し
、これを800〜1600℃、好ましくは1100〜1
550℃の範囲の温度で焼成する。
この際の原料粉末の粒度はBETで通常は0.5謹嵩/
g以上、好ましくはl ra”7g以上、より好ましく
は3m″7g以上にする。
また、成形圧としては、1〜3000 kg/cm”が
用いられる。
焼成時間は通常10分ないし20時間である。 また、
焼成は常圧で行なわれるが、必要ならば加圧下で行なう
こともできる。 この際の圧力は通常10〜3000 
kg/cm”の範囲で選ばれる。
このようにして得られたセラミックスの平均グレインサ
イズは、10−以下、より好ましくは0.005〜1−
以下であることが好ましい。
また、相対密度は70%程度、好ましくは90%以上、
特に99.5%以上の緻密なものとすることが好ましい
これにより、800℃以上1600℃程度以下の温度範
囲で超塑性現象が発現する。
なお、平均グレインサイズは、走査型電子顕微鏡によっ
て測定すればよく、具体的には平均グレイン面積から、
これを円と仮定してその平均直径を求め、これを平均グ
レインサイズとする。
焼成に際しては、材料を緻密化するためホットプレスあ
るいは熱間静水圧プレス(HIP)を行なうことが好ま
しい。
また、雰囲気は不活性ガス中、エア中、水素中、真空中
などいずれであってもよい。 また、焼成に際し、50
〜300℃で0.05〜30時間程度の仮焼を行なって
もよい。
また、機械的強度を向上させるために超塑性を損なわな
い範囲内で焼結体内にウィスカーを含有させることがで
きる。
このような焼結体は、また独立気孔および連続気孔を有
する多孔質体として形成することもできる。
多孔質体を形成する場合は、従来のリン酸カルシウム系
材料と比べ、強度が高いために、気孔径、気孔率範囲を
比較的自由に選択でき、高い生体親和性を得ることがで
きる。 この多孔質体は、通常、気孔径5〜2000p
、好ましくは10〜1000μ、気孔率10〜80%、
好ましくは20〜70%、さらに好ましくは25〜60
%を有するものとして形成される。
このものは多孔質セラミックスを製造する際の常法に従
い、原料中に熱分解性物質または有機質繊維などを混入
し、焼成することによって製造される。 このようにし
て得られる多孔質の材料は、通常10MPa以上、多(
の場合15MPa以上の圧縮強度を有する。
このようなセラミックスは、所要の形状のブロック等で
あってもよく、また骨欠損部に充填する等のための顆粒
であってもよい。
次に、第2の態様においては、リン酸カルシウム系セラ
ミックスのマトリックスに無機質フィラーを配した複合
焼結体を用いる。
複合焼結体におけるセラミックスマトリックスを構成す
る材料は、生体活性が高く、生体インブラント用材料と
して好適な、リン酸カルシウム系化合物である。
リン酸カルシウム系化合物としては、例えばリン酸三カ
ルシウムCa −(P O、)=、Ca、0(PO4)
fl Xx  [xは、OH、ハロゲン、CO8等]の
ヒドロキシアパタイト、フッ化アパタイト、塩化アパタ
イト、炭酸アパタイト等のアパタイト系などが挙げられ
、このものは単独で用いてもよいし、また2種以上の混
合物として用いてもよい。
これらの中で、アパタイト系、特にヒドロキシアパタイ
ト、フッ化アパタイトが好ましく、これらアパタイトと
しては、乾式法または湿式法による合成アパタイトでも
よいし、各種を推動物の骨、歯から回収された生体アパ
タイトでもよい。 例えば、乾式法としては、900〜
1300℃の高温下の水蒸気気流中でリン酸カルシウム
と過剰のCaOを反応させる方法等が挙げられる。
本発明で用いるリン酸カルシウム系化合物は、カルシウ
ム対リンの原子比(Ca / P )が1.6以上、特
に1.65以上、1.75以下の範囲のアパタイト、特
にヒドロキシアパタイト、フッ化アパタイトであること
が特に好ましい。
このうち、ヒドロキシアパタイトは、特に生体活性が高
い。
これらリン酸カルシウム系化合物等のマトリックスを形
成する物質は、一般にO,1〜1000Mの粉末または
0.1〜3mm程度の顆粒状で用いられる。 また、B
ET値は0.01〜300 m”/g程度とする。
本発明の前記リン酸カルシウム系材料を焼成して得られ
たリン酸カルシウム系のセラミックスのマトリックスは
、0.05〜30−5特に0.05〜10μ、好ましく
は0.05〜l〇−1より好ましくは0.05〜2−の
粒径を有することが必要である。
粒径がこれよりも小さいものは製造上困難であり、また
これよりも大きすぎると強度が著しく低下する。 さら
には超塑性加工が困難となる。
次に無機質フィラーについては特に制限はないが、特に
ウィスカー状であることが好ましい。 これにより靭性
が向上する。
無機質フィラーとしては、酸化物フィラー特に酸化ケイ
素、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、酸化マグネシ
ウム、酸化ジルコニウムの1種以上を含む酸化物、例え
ばアルミナ、ジルコニア、カルシウムシリケート系、ア
ルミニウムシリケート系、アルミニウムシリケートカル
シウム系、カルシウムシリケートマグネシウム系、カル
シウムアルミネート系、マグネシウムシリケート系など
、 窒化ケイ素フィラー 炭化物フィラー、例えば炭化ケイ素ウィスカー、炭化ホ
ウ素ウィスカーの1種以上を含むもの、 カーボンフィラー 金属フィラー、例えばチタン、チタン合金等が挙げられ
る。
特に好ましいものとしては、生体適合性ないし生体親和
性の点で、アルミナ、ジルコニア、アルミニウムシリケ
ートカルシウム系、例えばアノーサイトCaO2SfO
s A Q t O*  カルシウムシリケートマグネシウ
ム系、例えばディオプサイドCa0・2 S i Os
  ・MgO,カルシウムシリケート、例えばウオラス
トナイト(CaO・SiO□)である。
これらのうちでは、酸化ケイ素(シリカ)、酸化カルシ
ウム(カルシア)、酸化アルミニウム(アルミナ)、酸
化マグネシウム(マグネシア)の1種以上を含む酸化物
、より好ましくはシリカ、カルシア、アルミナの2種以
上、あるいはこれに加えマグネシアを含むもの、特にシ
リカとカルシアとアルミナおよび/またはマグネシアを
含むものが生体活性および親和性の点で好ましい。
特に、S i Ox 10〜80wt%、CaO10〜
90wt%、MgO0〜35wt%、Aj2□0,0〜
35wt%を含むアノーサイト領域、ディオプサイド領
域あるいはウオラストナイト領域のものは最適である。
なお、フィラーないしウィスカー材質は、上記の化学量
論組成から多少偏倚したものであってもよい。
この無機質のフィラーないしウィスカーは、複合セラミ
ックス中、通常0.5〜95重量%、好ましくは5〜7
0重量%、さらに好ましくは10〜60重量%、さらに
は10〜50重量%、最も好ましくはlO〜40重置%
の範囲で使用される。
これよりもフィラーの使用量が多くなると、超塑性加工
の加工性が低下し、マトリックス、例えばリン酸カルシ
ウムの望ましい性質、例えばアパタイトの人工骨材とし
ての生体親和性などが低下し、あるいは損なわれる。 
またこれよりも少なくなると圧縮強度等の機械的強度や
靭性が劣化し、加工性や作業性が低下するのを免れない
なお、予め形成したフィラーないしウィスカーを用いる
ときには、そのサイズは、後述の焼結体中のフィラーな
いしウィスカーサイズとほぼ同等のものとする。
また、フィラーないしウィスカー原料、すなわち焼成条
件下でフィラーないしウィスカーに変換し、フィラーな
いしウィスカーを形成しつるもの、例えばシリカ、酸化
カルシウム、酸化マグネシウム、アルミナなどのほか、
焼成条件下でこれらの化合物に変換しうるもの例えば炭
酸塩、重炭酸塩、水酸化物なども用いられる。
これらの成分は、粉末状、か粒状の他、スラリー状、水
溶液状で用いてもよい。 この際、粉末状、か粒状では
、一般に、BET値0.01〜300m″/g程度とす
る。
これらのものの使用割合としては、所定のフィラー組成
に相当するものであればいずれでもよい。
例えば、マトリックス材料100重量部に対しStow
換算0.05〜800重量部のシリカ供給成分とCaO
換算0,05〜600重量部の酸化カルシウム供給成分
と共に、Aρgoz換算0.05〜600重量部のアル
ミナ供給成分およびMgO換算0.05〜600重量部
のマグネシア供給成分の中から選ばれた少なくとも1種
を用いるのが好ましい。
これらの成分間の使用割合としては、好ましくは酸化カ
ルシウムを1モルとしたとき、シリカ0.5〜20モル
、アルミナ0.1〜20モル、マグネシア0.1〜20
モルの範囲になるように選択される。
この他、Z r Ox換算20重量%以下のジルコニア
供給成分およびSrOまたはBaO換算20重量%以下
の酸化ストロンチウムまたは酸化バリウム供給成分の中
の少な(とも1種を併用してもよい。
例えばディオプサイドのフィラーないしウィスカーを生
成させる場合には、酸化カルシウムを1モルとしたとき
、酸化マグネシウム0.15〜14モル、より好ましく
は0.5〜5モル、特に0.8〜2.5モル、さらには
0.8〜1.2モル、シリカ0.5〜lOモル、より好
ましくは2〜5モル、特に2〜3モル、さらには2〜2
.5モルの範囲になるように選択される。
また、アノーサイトのフィラーないしウィスカーを生成
させる場合には、酸化カルシウム1モルに対し、アルミ
ナ0.1〜20モル、特に0.2〜1.5モル、より好
ましくは0.8〜1.2モル、シリカ1〜10モル、よ
り好ましくは2〜5モル、特に2〜3モル、さらには2
〜2.5モルとすればよい。
これらの場合、それぞれ個別に加える代りに、フィラー
ないしウィスカー自体を構成する組成物、例えば組成式
Ca0・2SiOzMgOに相当するディオプサイド成
分や組成式CaO’ 2sio!  −Ag20mに相
当するアノーサイト成分などとして加えることもできる
。 これらの成分も、リン酸カルシウム系化合物等のマ
トリックス材料と同じように粉末状、か粒状等で用いら
れる。 BET値は0.01〜300 m”/g程度で
ある。
このような原料を用いて、複合焼結体、例えばリン酸カ
ルシウム系結晶等のマトリックス材料5〜95重量%と
ディオプサイドやアノーサイト等5〜95重量%とから
なるもの等が得られるが、焼成に際し副生ずるマトリッ
クスやフィラーないしウィスカーも所期の効果を損なわ
ない限り許容される。 例えば上記例示の場合、副生ず
るα−リン酸三カルシウムや、他の酸化物、例えばディ
オプサイドの場合においてはフォルステライト、ウオラ
ストナイト、またアノーサイトの場合においては、他に
アケルマナイトやムライトなどを少量含有していてもよ
い。 これらは、通常マトリックス中に混在する。
なお、ウィスカーを生成させる場合、ウィスカー形成原
材料は、リン酸カルシウム系材料の焼結温度よりも50
〜400℃高い焼結温度を有することが好ましい。 そ
して、上記の各材料では、容易にこのような焼結温度と
することができる。
各材料の焼結温度は熱膨張収縮針で収縮率の上昇を観察
することによって容易に測定することができる。
この複合焼結体においてマトリックスを形成するリン酸
カルシウム系のセラミックスは結晶として存在し、フィ
ラーないしウィスカーは、このマトリックス中に分散状
態で存在する。
このフィラーないしウィスカーは、長径0.05〜30
μ、好ましくは0.05〜15−1より好ましくは0.
05〜5−1さらに好ましくは0.05〜3μ、最も好
ましくは0.05〜2μであることが好ましい。
また、アスペクト比(長径/短径) 1〜100、特に
1.2〜100、好ましくは1.5〜100、より好ま
しくは2〜20、さらに好ましくは3〜15であること
が好ましい。
長径がこれよりも小さいとフィラーないしウィスカーと
しての機能が不十分となり、またこれよりも大きいとひ
ずみを生じやすい、 また、アスペクト比が小さくなる
とフィラーとしての機能が小さくなり、また上記よりも
大きすぎるとひずみを生じやすい。
またマトリックス粒径とフィラー長径との比は、10〜
0.1、好ましくは1.4〜0.2、より好ましくは1
.0〜0.2とする必要がある。
この比がこれよりも大きすぎるとフィラーとしての機能
が不十分となり、高強度化の作用をなさないし、またこ
れよりも小さすぎると焼結時等にひずみを生じやすく、
強度が低下する。
そして、フィラーないしウィスカーは、焼結体断面中に
0.5〜95面積%、好ましくは5〜75面積%、より
好ましくは10〜60面積%、さらには10〜50面積
%、最も好ましくはlO〜40面積%含有されることが
好ましい。 これよりもフィラー量が減少すると、特に
靭性が低下する。 また、ウィスカー量が多すぎると、
生体親和性が低下し、超塑性が発現しに(くなる。
なお、フィラーないしウィスカーの面積%は、電子顕微
鏡写真から求めればよい。
より具体的には試料断面を鏡面研磨し、これを例えば1
〜5%HCA水溶液にてケミカルエツチングする。 あ
るいは、800℃以上、ウィスカー生成温度以下でサー
マルエツチングする。 次いで、これを走斎型電子顕微
鏡にて観察し、その写真を方眼紙に写しとり、フィラー
ないしウィスカーの面積%を求める。 これを、例えば
5回くり返してフィラーないしウィスカー量とすればよ
い。
次に、このような複合焼結体は以下のように製造される
まず、原料としてリン酸カルシウム系材料等のセラミッ
クス粉末を用い、これに所定量のフィラー材を加えるか
、フィラーないしウィスカー あるいはフィラーないし
ウィスカー原料すなわち焼成条件下でフィラーないしウ
ィスカーに変換し、フィラーないしウィスカーを形成し
つるもの、例えばシリカ、酸化カルシウム、酸化マグネ
シウム、アルミナなどを粉末状で分散剤とともに加える
この場合、上記フィラー原料の代りに、焼成条件下でこ
のフィラー原料に変換しつるものを用いてもよいし、フ
ィラー構成組成物、例えばアノーサイトやディオプサイ
ド焼成物を用いてもよい。
また、分散剤はウィスカーやウィスカー原料をリン酸カ
ルシウム系化合物等のマトリックス中に均一に分散させ
るのに役立ち、このような分散剤としては、例えばカル
ボン酸塩型やスルホン酸塩型等のアニオン界面活性剤な
どが挙げられる。
このようにして調製された粉末状混合物を常法例えばプ
レス成形法、スリップキャスティング法などにより所望
の形状に成形し、乾燥後、焼成する。 なお、成形は1
〜10000kg/c■3程度にて行えばよい。
焼成条件は、通常の条件とすればよい。
この場合、特にアノーサイトのフィラーないしウィスカ
ーをリン酸カルシウム系に生成させるときには、焼成は
800〜1500℃で行うことが好ましい。
また、ディオプサイドおよびリン酸カルシウム系の場合
には、900−1500℃で焼成する。
さらに、予め作製したフィラーないしウィスカーを用い
てリン酸カルシウム系を焼成するときには800〜16
00℃程度で焼成すればよい。
焼成時間は、通常0.1〜15時間程度とする。
焼成は50〜5000ats程度の圧力でホットプレス
や熱間静水圧プレスを行ってもよい。
また焼成に先立って、仮焼を行ってもよい。
この焼成によりリン酸カルシウム系結晶等のセラミック
スマトリックスが生成するか、またはこのものとフィラ
ーないしウィスカーが同時に生成し、リン酸カルシウム
系結晶等のマトリックス中にフィラーないしウィスカー
が分散して含有された複合型焼結体からなり、マトリッ
クスやフィラーないしウィスカーについて所定の適正値
を有する材料が得られる。
このような場合、あらかじめ調製したフィラーないしウ
ィスカーを添加するのではなく、マトリックスの粒状結
晶リン酸カルシウム等と同時にフィラーないしウィスカ
ーを生成させるときには、焼結体中でのフィラーないし
ウィスカーとマトリックスとの結合を強固にすることが
でき、靭性、強度が向上する。
リン酸カルシウム系に、アルミナを含まないディオプサ
イドのフィラーないしウィスカー等を生成させるときに
は、900〜1500℃という広範な焼成温度下で形成
しつるため、アルミナに起因する水酸アパタイトのリン
酸三カルシウム化やβ−リン酸三カルシウムのα−リン
酸カルシウム化のおそれはない。
また、アノーサイトのフィラーないしウィスカーも13
00℃以下で生成させられるので、このようなおそれが
ない。
しかも、これらでは焼成温度を上記の広範な温度域中1
300℃以下とすることにより、湿式法で得たヒドロキ
シアパタイトを用いても異常粒成長を伴うことなく、生
体活性や親和性が良好で、機械的強度、靭性に優れたも
のとなる。
フィラーないしウィスカーを生成させるときについてさ
らに詳述すれば、焼成により、上言己のとおりフィラー
ないしウィスカー形成原材料ノ焼結温度を、リン駿カル
シウム系材料等のマトリックス材料のそれより50〜4
00”C高いものとしておくことが好ましい。
この際、リン酸カルシウム等が先に焼結しはじめるが、
その段階ではフィラーないしウィスカー成分が活性状態
になっていないため、フィラーないしウィスカー成分の
マトリックス中への拡散が起こりにくい、 そのため、
一般にこのような拡散によりそれぞれの組成が変わりや
すくなり、フィラーないしウィスカーが生成しなかった
り、ガラスが生じたりすることがあるが、上記のように
すればこのようなおそれがほとんどなくなる。 すなわ
ち、リン酸カルシウムがある程度焼結してから、次いで
適度の時期にフィラーないしウィスカーが析出し始める
ことになる。
このため、フィラーないしウィスカーがマトリックス成
分を包んで析出してしまうことがない、 また、フィラ
ーないしウィスカーが生成しても、マトリックスが焼結
生成せず十分な密度が得られないなどのトラブルがなく
、十分に実用的な密度が得られる。 また、マトリック
スが必要以上に早く焼結生成することがなく、早期のマ
トリックス形成のためにフィラーないしウィスカーが析
出できなかったり、析出しても大きく歪んでしまうおそ
れがほとんどない。
さらに、本発明においては、リン酸カルシウム系結晶等
のマトリックスのグレインと、無機質フィラーないしウ
ィスカーとの間の一部または全体に、両者に共通してい
るか、あるいは−方に含まれる元素を含有し、好ましく
はその元素が厚み方向に連続的または段階的に濃度勾配
を有する中間層を介在させる場合には、さらに好ましい
結果かえられる。
この中間層の厚さは、3−以下、通常 o、oos〜3μ、好ましくは0.005〜1.5−1
より好ましくは0.01〜1.0μ、最も好ましくは0
.01〜0.2μの範囲内で選ばれる。
また、中間層はガラス相であるか、あるいはガラス相を
含むものであることが好ましい。
このように中間層を形成するには、焼成温度から長時間
にわたって徐冷する、すなわち時間をかけてゆっくりと
冷却することが好ましい。
この際、冷却操作は通常0.2〜b 分、好ましくは0.5〜b した滑らかな冷却速度で行われることが好ましい。
フィラーないしウィスカーとグレイン間に中間層が設け
られることにより、フィラーないしウィスカーとグレイ
ンとの反応が直接生じなくなるために、フィラーないし
ウィスカーが変化して十分な強度が得られなくなること
がないばかりか、フィラーないしウィスカーとグレイン
との密着性が良好になり十分な強度が得られやすくなる
さらに、中間層があるために、フィラーないしウィスカ
ーとグレインとの界面のコントロールが容易になり、こ
れらの結果として緻密に強化されて曲げ強度や靭性等の
機械的強度を向上させることができる。
そして、中間層がガラス相を含むことにより、超塑性加
工の加工性が向上する。
さらに、フィラーがウィスカーの場合は、マトリックス
中にて配向度60%以上、好ましくは75%以上、より
好ましくは85%以上にウィスカーが配向したものとす
ることもできる。 配向度が60%以上となると、材料
の強度が向上する。
配向を行うには、まず、リン酸カルシウム系材料等とウ
ィスカーの混合物にバインダーを配合して、混練する。
 バインダーとしては、通常生体材料の製造に用いられ
ているものであればよく、例えばゴムや熱可塑性樹脂な
どが挙げられる。
バインダーの前記混合物に対する配合割合は通常セラミ
ックス材料の製造に用いられている範囲であればよ(、
通常10〜50重量%、好ましくは20〜45重量%の
範囲である。 バインダーの割合がこれよりも少なくな
ると配向かしにくくなるし、またこれよりも多くなると
焼成後気孔が多くなるため、生体親和性、ち密度が悪く
なるのを免れない。
次に、このようにして得た配合物や混線物を配向度を6
0%以上に調整することが必要である。 この調整は圧
延処理を繰り返すことにより行うことができる。 この
圧延処理により、針状結晶体であるウィスカーが異方性
化される。 この異方性化を十分なものとするには、圧
延処理を繰り返し、例えば3〜10回程度行うのが好ま
しい。
圧延方法は、常用のカレンダーロール加工などのロール
圧延加工、プレス加工、押出加工などが用いられ、特に
ロール圧延加工が好ましい、 圧延時の成形圧は20〜
300 kg/ca”、好ましくは50〜150 kg
/cm”である、成形圧がこれよりも低くなると十分な
強度が得られないし、またこれより高くしてもより以上
の効果の向上は得られにくい。
このように圧延した板状材料は、そのまままたはさらに
熱間プレスなどの後加工後、上記と同様に焼成すること
によって焼結体を得ることができる。
本発明では、上記のセラミックスあるいは複合焼結体を
超塑性加工により成形する。
この際の加工温度は、500℃以上で、焼結温度より5
0℃低い温度までの範囲の温度で行なうが、一般に60
0〜1600℃程度とすることが好ましい。
超塑性加工は、目的とする生体硬組織代替体ないしイン
ブラントの形状および寸法に応じた型を用い、前記のセ
ラミックス焼結体や複合焼結体を押出加工や型押し加工
などに付すことにより行なわれる。
この際に焼結体および型は焼結体が超塑性を示す温度に
加熱されていることが必要である。
このような成形に用いるセラミックス焼結体、あるいは
複合焼結体は、薄板状、粒状、粉状であることが好まし
い、 この場合、複数の薄板や粒子などを用いた時には
、薄板同士や粒子同士は超塑性加工により接合して界面
では結晶構造が連続するため、接合は極めて強固である
前記成形時の圧縮速度、加圧力、変形量は加工方法によ
っても異なるが、通常、圧縮速度0.01〜50口/分
程度で、加圧力1〜2000MPa、特に1〜500M
Pa、より好ましくは1〜100 MPaとし、変形量
は真ひずみで0.1−1.5程度となる。
また、型押し法では、所定形状例えば歯冠形状などに近
似的に成形されたセラミックス焼結体を用い、これを型
押しすることもできる。
この場合、超塑性による変形量は極めて少なくてすみ、
成形が容易となる。
この他、成形法としては、圧延、引き抜き、製管や曲げ
、せん断、深絞り等のプレス加工を用いてもよい。
このような超塑性加工は、必要に応じ何回か繰り返すこ
ともできる。
このようにして得られた成形体を構成する前記セラミッ
クスや複合焼結体のグレインサイズには、100%程度
以下の変化しか認められない、 ただし、グレインは、
粒界に沿ってすべり、またグレインの変形を伴ない、グ
レインの配向が観察されることがある。
この他、同種ないし異種材料と、圧接により拡散ないし
固相接合して、複合成形体とすることもできる。
圧接を行なうには、材料を積層して、型およびパンチを
用いて圧接したり、基材材料をパンチとして型中にてセ
ラミックスを押し$し、逆押し出し等によって圧接した
りすればよい。
あるいは、圧延、引張を、押し出し等と複合して圧接を
行なうこともできる。
これらの超塑性加工も、必要に応じ何回がくり返すこと
もできる。
また、用いる異種材料としては、各種セラミックス、金
属ガラス、あるいはこれらの複合体等が使用可能である この場合、異種材料は、圧接に際して、組成変形を示す
ものでも示さないものであってもよい。 また、超塑性
変形を示すものであってもよい。 超塑性変形を示すも
のでは、3種以上の接合も可能である。
この場合、接合する材料は通常、例えば機械的強度が高
く、基材として機能するものであることが好ましい。
このような超塑性加工により、セラミックス焼結体は成
形加工ないし接合される。
接合の場合、接合強度は、接合する材料の材質によって
も異なるが、100−10000MPa程度が得られる
このような場合、HIP法を用いて、所定の温度および
圧力で圧接し、拡散ないし、固相接合することが好まし
い。
この際、コート材としての前記非リン酸カルシウム系セ
ラミックスおよび複合焼結体は、超塑性変形する。
HIP工程時の加熱および加圧時間は0. 1〜150
0minの広い範囲で適宜選定し得る。
第1図〜第3図に、本発明の複合成形体の製造方法の概
略図を示す。
本発明の製造方法では、図示のように、芯材11、コー
ト材12としての超塑性セラミックス、型出し固定およ
び加圧媒体としてのセラミックス粉23、上記3要素を
被包・固定する封入ガラス24を構成要素として用いる
芯材11の材質としては繰り返し応力に耐え得る、曲げ
強度150 MPa以上で、700’C以上の高融点を
有するものを用いることが好ましい。
また、超塑性HIP接合に際して、はとんど変形しない
ものが好ましい。
この場合、変形量は10%以下であることが好ましい。
このような芯材としては、金属またはセラミックスであ
って、生体に無害なものであることが好ましい。
このような金属としては、T1、W%MO1Au、Pt
等の金属単体、あるいは、Ni−Cr%Fe−Cr−A
(1、Ti−Zr%Ni−Ti、Fe−Ni−Cr%T
i−An−V。
Co−Cr%Co−Cr−Mo、T i −Mo等の合
金が好適に用いられる。
この場合、金属芯材は予め表面処理を行なうのが好まし
い、 すなわち、例えば#2o〜#400のスチールシ
璽ットによるブラスト処理や、エツチング処理等により
表面をあらして粗面とする。
このような処理のほかに、プラズマやガスによる溶射法
で、芯材と同種の金属を表面に吹きつけても同様な効果
が得られる。
さらに、塩酸、硫酸、硝酸、シュウ酸等の腐食性の無機
酸および有機酸を、上記処理により得た芯材粗面に塗布
あるいは浸漬して酸処理を行ない、然るのちに、温度3
00〜1000℃、時間1〜2時間で加工処理を行なう
と金属表面に酸化物が形成される。
このような処理を行なうことによりHIP法等による接
合の際に、芯材とコート材の境界面が微視的に噛み合う
状態となり、密接度が上がるのでより強い接合力が得ら
れる。
一方、芯材11をセラミックスから選定するならば、ジ
ルコニア、SiC,SiN、BN。
Aβ霊01等の高強度セラミックスが好ましい。
本発明では、まず、所定のグレインサイズの前記セラミ
ックスの焼結体ないし複合焼結体を作製してコート材1
2とする。
コート材工2の形状および寸法は、芯材11の形状、寸
法に応じて決定すればよく特に制限はない、 また、コ
ート材12の焼結体の平均グレインサイズは、目的とす
る成形体の1〜10倍程度のものとする。
なお、芯材1工と、コート材12は、熱膨張率の差が1
0%以内、特に5%以内であることが好ましい。
用いるセラミックス粉23としては、ジルコニア、アル
ミナ、BN%SiC,SiN、WC1部分安定化ジルコ
ニア等を用い得るが、HIP法で行なう超塑性加工温度
以上、好ましくは700℃以上で溶融しない高温セラミ
ックスが好ましい。
このような場合、セラミックス粉23の粒子径を選択す
ることにより、超塑性接合された被覆15の表面粗さは
、粒子径に応じたものとなる。 従って、セラミックス
粉の粒子径は10〜500−程度とすればよい。
また、セラミックス粉23の層厚は0.5〜50111
1程度とすればよい。
用いる封入用ガラス24としては、シリカガラス、酸化
ホウ素ガラス、ケイ酸塩ガラスホウ珪酸塩ガラス、ゲル
マン酸塩ガラス、リン酸塩ガ、ラス等が使用できる。
封入用ガラス24の厚さは100〜5000P程度とす
ればよい。
このような各要素を用い、まず、芯材11を目的用途に
応じて所定の形状・寸法に仕上げ、第1図に示されるよ
うに、これをコート材12としての円筒形状のセラミッ
クス焼結体あるいは複合焼結体の中に嵌入収納する。
この際に、コート材12の膜厚は、一般に10mm以下
、特に10−〜3m−とすることが好ましい。
そして、芯材11と、円筒形状のコート材12の空隙は
、0.3mm以下と、できるだけ狭小なものとすること
が好ましい。
ここで、芯材11は最終製品形状と同一の形状とする。
 例えば、芯材11の表面には、用途に応じ、凹凸形状
等が形成されていたりするものであり、図示例では、円
柱体のほぼ中央部に溝が形成されている。
この場合、芯材11の加工は、焼結、鋳造、研削等によ
ればよい。
一方、コート材12は、最終製品とほぼ同一の外形形状
であるが、図示のように、その表面凹凸形状を省略した
外径輪郭形状の簡易な形状とされている。
このようにすることにより、芯材11を加工するのみで
、コート材は簡単な形状とすることができるので、生産
性が向上する。 また、簡易な形状とすると肉厚が均一
にできるので、得られる被覆厚も一定となる。
なお、コート材を造る工程を省略して、コート材材質の
セラミックス焼結体や複合焼結体の粉末を溶媒に溶かし
、直接芯材に塗布乾燥したり、これを溶射したり、ある
いはペーストを塗布焼成したり、さらにはスパッタ等し
たりして被覆し形成した後、超塑性加工を施してもよい
被覆法として用いる溶射法は、通常プラズマやガスが用
いられ、溶射する被覆層材料は粒度#50〜500のも
のが好ましい、 粒度が#50未満では溶射時の流動性
が低下するし、また#500を超えると基材に被着しに
くくなる。
また、溶着法は、被覆層材料としてセラミックスとガラ
スを水等で混合したペーストを基材に塗布し、これを焼
成して溶着する。
焼成温度ガラスの軟化温度以上で、通常400〜100
0℃で行なう。
ガラスとしては、例えばシリカ系、ホウ酸塩系、ケイ酸
塩系、ホウケイ酸塩系、リン酸塩系などのものが挙げら
れ、特にホウケイ酸塩系ガラスは処理温度が適当なので
好ましい。
ガラスの配合量は被覆層材料全量に対し5〜80重量%
、好ましくは15〜60重量%の割合で配合される。 
この配合量が5重量%未満では被着性が低下するし、ま
た80重量%を超えると生体親和性が低下する。
また、溶解法は、コート材材料を塩酸、硫酸、硝酸など
の媒体に溶解、飽和させた溶液を用い、これを塗布した
り、この中に浸漬するなどして基材に被膜を施し、加熱
するものである。
加熱処理は好ましくは30℃以上の温度で不活性ガス中
で行なわれる。 加熱温度が300℃未満では被着付が
低下する。 また1000℃を超えると基材の中で劣化
するものが生じ、使用しつる基材が制約される。
またスパッタ法による場合は、ターゲットをスパッタリ
ング装置に取付け、一定時間プレスバッタを行ない、次
いで基材を加熱し、本スパッタを行なう。 プレスパツ
タ時間は通常5〜60分、本スパッタは膜厚に応じ時間
を定める。 加熱温度は20〜500℃で通常行ない、
スパッタ後、100〜1300℃で熱処理を行なう。
次に、第2図に示されるように、嵌着した芯材11とコ
ート材12の周囲を、セラミックス粉23で被い、さら
に、セラミックス粉23の周囲を封入用ガラス24で被
包する。
これを通常のHIP装置内に装填して、加温、加圧を行
なうことにより、芯材11とコート材12は強固に接合
され、芯材11上に被覆15が形成される。
成形完了後、封入用ガラス24を割り、複合成形体1を
とりだす。
この際、芯材11はほとんど変形せず、その外形形状ど
おりに、均一膜厚の被覆15が形成されている。
この際、HIP法による等方的な加圧が行なわれるので
、接着不良はきわめて少ない。
なお、複合成形体1の被覆15の厚さは、IIU〜10
1層、特に1μ〜5a+m、より好ましくは10μ〜3
mmが好ましい。
そして、このように比較的厚い膜厚としても、被覆15
の剥離は生じない。
また、表面は、セラミックス粉23の粒度を調整するこ
とにより、鏡面とすることも、粗面とすることもできる
特に、表面積を高め、生体活性を向上させるために、l
’?a+axlo〜5oou程度の粗面とすることがで
きる。
以上は、HIP法を用いた超塑性接合について述べてき
たが、本発明では、予め形状加工して、得ようとする成
形体1とほぼ同一の形状の芯材11を得、これに被嵌で
きる簡易な形状のコート材12を用いるかぎりにおいて
、ホットプレス(HP)法を用いて接合してもよい。
HP法においては、芯材11にコート材12を被嵌した
後、これを前記セラミックス粉23内に埋入し、これを
型内に収納し、パンチングすることが好ましい。
型としては、前記セラミックス粉と同材質を用いること
が好ましい。
これにより、HIP法と同等程度までの接着性が得られ
る。
このような本発明の生体硬組織代替体は、少なくとも一
部が生体内に留置されて用いられるもの、例えば、人工
歯根、歯冠等の歯科材料、人工骨、人工頭蓋骨、人工耳
小骨、人工顎骨、骨置換材料、人工関節、人工鼻軟骨、
骨折固定用材料、人工弁、人工血管などに好ましく適用
できるが、この他透析用シャント等の経皮埋火機器、ペ
ースメーカー等の生体内埋め込み機器、その他、生体内
留置機器等の医療機器にも適用できる。
以下、本発明の複合成形体を、人工歯根および歯冠に適
用する場合について説明する。
第4図に、本発明の好適実施例である人工歯根および歯
冠な示す。
第4図は、歯槽骨7に埋入された人工歯根3に、緩衝材
5を介して接着材6.7により歯冠4が接着された状態
を示す。
人工歯根3は、歯根基材31表面に歯根被覆層32を有
し、人工歯根3の外周側面には、必要に応じて突起33
が形成される。
突起33は、歯槽骨71と人工歯根3との間に間隙を形
成する作用を有する。 人工歯根3は、歯槽骨71と直
接結合するのではなく、人工歯根3の周囲に形成される
新生骨と結合する。
このため、突起33を設けることにより新生骨の成長が
促進され、人工歯根3と歯槽骨71とを強固に結合させ
ることができる。
突起33の形状に特に制限はなく、人工歯根3の周側面
にリング状あるいは螺旋状に存在してもよく、孤立した
突起を複数設けてもよい。
突起33の高さは、100−〜3■程度とすることが好
ましい。
歯根基材31の形状および寸法に特に制限はなく、前記
のとおり、目的とする人工歯根1の形状および寸法に応
じた形状とし、好ましくは、突起33に応じた突起を有
する。
歯根基材31は、前記のとおり、機械的強度や靭性が高
い無害な材質で構成されることが好ましいが、特にチタ
ン、チタン合金、ジルコニア、単結晶アルミナ(サファ
イア)が好ましい。
歯根基材31表面には、歯根被覆層35が設けられる。
歯根被覆層32は、上記のようにして製造された前記の
材質から構成され、超塑性加工により歯根基材31と接
合されたものである。
すなわち、上記超塑性材料焼結体のコート材は、一端を
封止された円筒状であって、基材31に嵌合可能なもの
であることが好ましい。
なお、用いるコート材の厚さは、特に10μ〜10s■
が好適である。
そして、上記の超塑性加工により、コート材12は、芯
材11としての基材31の外径に沿って超塑性変形する
と同時に、歯根基材31と隙間なく接合し、均一な厚さ
の歯根被覆層32が形成されることになる。
このようにして形成される歯根被覆層32は、人工歯根
3の少なくとも生体と接触する表面、例えば第3図にお
いては、歯槽骨71、歯肉上皮72および上皮下結合組
織73と接触する表面に存在していることが好ましい。
歯根被覆層32の厚さは、好ましくは1μ〜5 mm、
より好ましくは10−〜2a+mである。
このような構成を有する人工歯根3の形状に特に制限は
な(、円柱状、楕円柱状、角柱状、ブレード状等のいず
れであってもよい。
また、前記のとおり、突起33を設けることが好ましい
人工歯根3の寸法は、通常、最大径2〜2011ffl
、高さ3〜50a+a+程度であり、各種規格に基づい
て決定すればよく、また、必要に応じ適当な寸法として
もよい。
なお、本発明は、第4図に示されるような1ピース型に
限らず、ボストコアを有する2ピース型の人工歯根、あ
るいは3種以上の構成部材を有する多ピース型の人工歯
根にも適用することができる。 これらの人工歯根にお
いても、少なくとも生体と接触する表面にリン酸カルシ
ウム系セラミックスの被覆層が存在していればよい。
次に、歯冠4について説明する。
歯冠4は、歯冠基材41の表面に歯冠被覆層45を有し
て構成される。
歯冠被覆層42は、上記のようにして製造された前記の
材質から構成され、超塑性加工により歯冠基材21と接
合さたものである。
なお、用いるコート膜の厚さは、目的とする歯冠被覆層
22の厚さおよび外形形状に応じて適当に決定すればよ
い。
歯冠基材41の形状に特に制限はなく、例えば、人工歯
根が嵌入する穴部を底面に有する柱状または錐状等であ
ってよく、あるいはこれらを組合せた形状であってもよ
い。
歯冠基材41の上面は平坦であってもよいが、目的とす
る歯冠形状に相似の形状に成形されていることが好まし
い。
すなわち、歯冠の形状は、例えば切歯用であるか臼歯用
であるかによって大きく異なるため、切歯あるいは臼歯
と相似の形状に成形された歯冠基材41を用いれば、前
記超塑性材料焼結体の変形量が少なくて済み、成形が極
めて容易になる。
歯冠基材41の材質は、歯根基材の材質として上記した
ものから選択すればよい。
このようにして形成される歯冠4は天然歯に近似した外
観を有し、また、生体親和性を有するため1審美性を高
めるためおよび歯肉上皮72に悪影響を与えないために
、歯冠基材41の全面を覆っていることが好ましい。
また、歯冠被覆層45の厚さは、1mm5mm程度とす
ることが好ましい。
このような構成を有する歯冠4は、第4図に示される重
上式に限らず、二重上式の外遊に適用することもできる
人工歯根3および歯冠4は、緩衝材5を介して接着材6
.7により接着されることが好ましい。
緩衝材5は、咀喘、歯ぎしり等の際に人工歯根3に加わ
る衝撃を緩和する作用を有する。
緩衝材5を介して歯冠4を接着することにより、歯冠4
に天然歯と同程度の動揺を保証することができる。
緩衝材5は、合成ゴム等で形成され、厚さは0.01〜
4mm程度であることが好ましい。
接着材6.7には、通常の歯科セメントを用いればよい
なお、本発明の人工歯根は、第4図に示されるように歯
冠と組合せる形態で用いられる骨内インブラント等の他
、天然歯内に人工歯根を埋火する菌内骨内インブラント
にも好適である。
また、総入れ歯用、部分入れ歯用およびフリースタンデ
ィング用のいずれにも好適である。
さらには、人工骨等各種インブラントにも好適である。
本発明の人工歯根および歯冠を使用するに際し、これら
と組合せて用いられる歯冠および人工歯根は、必ずしも
リン酸カルシウム系セラミックスの被覆を有している必
要はなく、通常の歯冠および人工歯根と組合せた場合で
も本発明の効果は実現する。
〈実施例〉 以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明を更に詳細
に説明する。
[人工歯根の作製] 実施例1 平均粒径1.0−のディオプサイドを、300 kg/
cm”で−軸プレスしたのち、2000kg/c@”で
CIPを行なった。
次いで、大気中、1000℃で仮焼したのち、アルゴン
ガス中、1150℃、2000kg/cm”で2時間H
IP焼成し、円柱状焼結体を得た。
得られた円柱状焼結体の寸法は径4mm、高さ8mmで
あった。 また、相対密度は99.9%、平均グレイン
サイズは1.1μであった。
なお相対□密度は、アルキメデス法により測定し、また
焼結体を粉砕して得た粉体(5m”/g)の真密度を測
定し、両者の比率として求めた。
また、グレインサイズは、走査型電子顕微鏡により測定
した結晶粒面積から、これを円と仮定してその平均直径
を求めた。
また、焼結体の曲げ強度および破壊靭性値(K i C
)はそれぞれ300 MPaおよび3.5MPam””
であった。
なお、曲げ強度は試料を3X4X40mmに切り、鏡面
研磨し、3点曲げ試験によりスパン距離36+am、ク
ロスヘツドスピード0 、 5 mm/lll1nの条
件下で測定した(n=10)。
また、破壊靭性値(KiC)は、ASTM E399−
83に基づき測定した。
この焼結体を、MO基合金(TZM)の人工歯根用金型
により、不活性ガス雰囲気中で成形した。
成形時の保持温度は1050℃、焼結体の圧縮速度は1
.0mm/分、加圧力は50 MPaとし、変形量は真
ひずみで0.5の条件とした。
このような成形により、ディオプサイド製の人工歯根が
形成された。
なお、成形後の平均グレインサイズは1.0−であり、
グレインの変形と配向が認められた。
実施例2 ディオプサイドを、30 ’Okg/cm”にて−軸プ
レスしたのち、2000 kg/cm”でCIPを行な
った。
次いで、これを大気中1000℃で2時間仮焼したのち
、Arガス中、1150℃、200MPa 、 2時間
の条件でHIP焼成し、円筒状焼結体を得てコート材1
2とした。
得られた円筒状焼結体のコート材12の肉厚は1 a+
m、内径は5.1mm、高さは8II1mであった。 
また、平均グレインサイズは1.2−であり、熱膨張率
ば12X10−’であった。
また、曲げ強度およびKiCは、それぞれ、300 M
Paおよび3 、5 MPam””であった。
上記円筒状焼結体内部に、第4図に示されるような直径
5mm、高さ10mmで外周に1mmのくびれを有する
チタン製円柱(熱膨張率8.4×10−” )の歯根基
材を嵌合した。
さらに上記構成部材の周囲に、700℃以上で溶融しな
い高融点のBNセラミックス粉末(平均粒径15−)を
充填し、その周囲をシリカガラスで被覆し、全構成部材
を封入した後、HIP法により超塑性加工を行なった。
HIP条件は、加工温度1100’C1加工時間30分
、加工圧力30MPaとした。
HIP工程終了後、封入ガラスを割除し、BN粉末を取
り除き、人工歯根を得た。 このような成形により、歯
根基材表面にディオプサイド製の被覆層が厚さ1mmに
形成された。
歯根基材と被覆層との接合強度は、歯根基材−被覆接合
体を接着固定し歯根基材を引き抜く時の剥離強度で表わ
して、100 MPaであり、きわめて高い接合強度を
示した。
また、被覆の表面粗さは12g (Ra+ax)であり
、歯根の曲げ強度およびKiCは、Ti芯材と同一の高
い値を示した。
なお、生体親和性の試験を、下記により行なった。
体重2.5〜2.8kgの雄性成熟家兎の下顎骨に、3
 X 4 x 6 amの補填穴を形成し、これに得ら
れた人工歯根を補填した。
手術後、6週間経過した後、非脱灰研磨標本を作成し、
人工歯根と新生骨の界面のSEM像を観察した。
この結果、ディオプサイドの補填穴の境界面に生体活性
被膜が形成され、新生骨が人工歯根と完全に癒着し、か
つインブラント孔内にも完全に入り込んでおり、極めて
生体親和性の高いことが証明された。
また、24週後における人工歯根と母床骨との接合部の
透過電子顕微鏡による高分解能像を観察したところ、骨
細胞の配列が人工歯根と母床骨側とで全く同一であり、
境界はほとんど識別されなかった。
なお、ディオプサイドコート材をヒドロキシアパタイト
(HAP)にかえ、HIP塑性接合温度を1000℃に
した他は上記と全(同様にして接合を行なったところ、
接合を行なうことはできたが、HAPの応力が低いため
、(り返し応力をかけると破壊した。
実施例3 実施例2と同一の芯材、コート材をSiCセラミックス
製の型に収納し、型と全構成部材の空隙をSiCセラミ
ックス粉末(平均粒径15μ)で充填し、HP法により
超塑性加工を行なった。
HP条件は、加工温度1100℃、加工時間20分、加
工圧力20MPaとした。
HP工程終了後、SiCセラミックス製の型を取り除き
、人工歯根を得た。
得られた人工歯根は実施例2と同様に、十分な強度で接
合し、十分な曲げ強度と生体親和性とを有していた。
実施例4 第1表に示す組成のディオプサイド、アーケルマナイト
、ウオラストナイト、エーライト、ペライトの各領域の
組成となるように各原料を混合し、バインダーを加えプ
レス成形した後、1200〜1360℃で2時間焼成し
た。
上記セラミックスは、表1に示されるように、結晶粒径
0.7〜1.5戸、密度99.5%以上であった。
なお1表1には、粉末Xl!回折法にて測定した、含有
されるセラミックス組成のvol%が示される。 また
、表1には、セラミックスの曲げ強度およびKiCが示
される。
これを表1に示される1100〜1170℃のHIP加
工温度で実施例2と同様に超塑性加工した。
得られた人工歯根は、十分な接合強度と曲げ強度とをも
ち生体親和性も良好であった。
実施例5 直径5fflI11、高さ10a+mのチタン製円柱芯
材の表面を100メツシユのスチールでプラストした。
さらにブラスト処理を施した芯材表面に、粒度150〜
250メツシユのチタンを、アルゴン:水素=5:1の
混合気体雰囲気中で、電圧60V、を流500Aでプラ
ズマ溶射した。
これに水に解いた#60〜#1oOのディオプサイド粉
末を塗布し、乾燥後、周囲にBNセラミックス粉末を充
填し、その周囲をシリカガラスで被覆し、HIP法によ
り超塑性加工を行なった。
HIP条件は、加工温度1000℃、加工時間30分、
加工圧力20MPaとした。
HIP工程終了後、封入ガラスを割除し、BN粉末を取
り除き、人工歯根を得た。
得られた人工歯根は実施例2〜4と同等の良好な特性を
示した。
実施例6 下記表2に示す組成のヒドロキシアパタイトとウィスカ
ー原料とを、分散剤[商品名:サンノブコ リミテッド
(SAN N0PCOLim1ted)製SN  デイ
スパーサント5045HAPとウィスカーの合計量に対
し0.05重量%]とともにボールミルで1時間混合し
、スラリーを定性ろ紙によりろ過し、120℃で5時間
乾燥し、金型(40X 50mm)で50gを成形圧3
00kg/cがで成形した。
このようにして得た成形体を下記表2に示される温度で
2時間焼成して、生体材料を得た。
なお、各表中の添加量はヒドロキシアパタイト(HAP
)とウィスカーの合計量に対するウィスカー原料の添加
量比である。
なお、前記ヒドロキシアパタイトはカルシウムとリンの
原子比(Ca/P)が1.67のものを用いた。
また、用いたウィスカー原料は下記の通りである。
アノーサイトA : CaO・ARzOs’2SiOz
焼成体アノーサイトB : Si0□ 61重量%Am
ass 17重量% CaO22重量% アノーサイトC: SiO□ 50重量%Aj、On 
30重量% Ca0  20重量% ディオブ”j イF A : CaO−MgO−2Si
O,焼成体ディオプサイドB : Si0□ 61重量
%Mg0 12重量% Ca0  27重量% ディオプサイドC: 5ins  55重量%MgO1
9重量% CaO26重量% さらに、表2には、各原料のBET値が示される。  
この場合アノーサイトB、C13よびディオプサイドB
、C0BET値は混合原料のBET値である。
このようにして得た生体材料は、表3に示されるウィス
カー含有量、マトリックス粒径、ウィスカー長径、アス
ペクト比、マトリックス粒径/ウィスカー長径、相対密
度、曲げ強度およびKiCを有していた。
本発明のサンプルNo、  1〜10の試料の走査型電
子顕微鏡写真を観察したところ、これらの焼結体は、ヒ
ドロキシアパタイトの粒状結晶中にアノーサイトあるい
はディオプサイドウィスカーを分散状態で含む組織構造
を有していることが確認された。
また、分析電子顕微鏡分析を行ない、Si、PおよびC
aのX線ピークから、Si、PおよびCaのプロフィー
ルを求めたところ、粒界には、Ca、P、Siを含むガ
ラス相が形成されており、各元素の濃度が傾斜構造を示
していることが確認された。
さらに、サンプルNo、 2とNo、 3のx1回折図
を第5図および第6図に示す。 これからヒドロキシア
パタイト中にアノーサイトあるいはディオプサイドのウ
ィスカーが生成されたことがあきらかである。
さらに、サンプルN011〜10につき生体活性を調べ
た。
すなわち、各サンプルを擬似体液に浸漬し、所定時間経
過後にSEM観察および化学分析を行い、表面にHAP
層が析出するかどうかを調べた。
この結果、ディオプサイドウィスカーでは3日後、アノ
ーサイトウィスカーでは10日後にHAP層が表面に析
出し、高い生体活性を示した。
一般に骨とインブラントが結合するためには、生体内で
インブラント表面に、自然骨類似のHAP層が生成する
ことが必要であるとされている。 この点から、本発明
の複合焼結体はきわめて良好な生体活性を示すものであ
る。
次に、これら各複合焼結体を円筒状に成形しコート材を
得た。
コート材は膜厚1mm、内径5.1mm、高さ8mmと
し、歯根基材には、直径5mm、高さ10mmの外周に
1 mmのくびれを有するチタン製円柱を用いた。
上記歯根基材をコート材に被嵌し実施例2と同一の条件
でHIP法により超塑性加工を行ない、人工歯根を得た
得られた人工歯根は、実施例2〜5と同等の良好な特性
を示していた。
[歯冠の作製コ 実施例7 上記実施例2.4.5.6と同様にして、円筒状の各種
焼結体を得た。
この焼結体を、前述のチタン製歯冠基材にかぶせ、歯根
の場合と同一条件でHIP法により超塑性加工を行なっ
た。 得られた人工歯冠の特性データは、上記人工歯根
の場合と、はぼ−致した。
〈発明の効果〉 本発明によれば、Ca0j:HよびS i O2を必須
成分として含有するセラミツスフの成形を超塑性加工に
よって行なうので、複雑な形状を容易に形成することが
できる。
また、研削工程による型出し仕上げをする必要がなく、
従って、繰り返し使用の際のクラックの原因となるきず
付が防止されると共に、研削加工では不可能な外表面の
複雑な凹凸形状を容易に形成し得る。
さらに、上記セラミックスと異種材料とをHIP法によ
り接合できるので、ディオプサイド等と異種材料が強固
に接合され、しかも強度の向上した生体硬組織代替体が
実現し、しかもこのような接合を比較的低温で行なうこ
とができる。
そして、本発明のHIP法を用いる製造方法では、構成
材料に均一に圧力が加わるので、芯材・被覆界面に空隙
を生じることなく、また強固な接合力を有し、繰り返し
使用に際しても界面での剥離現象が起り難い。
さらには、コート材のセラミックス焼結体または複合焼
結体の膜厚を厚(しても剥離は生じないので膜厚を任意
に設定でき、50p程度の薄いものから2mm程度の厚
いものまで、目的用途に応じて自由に厚さを選択するこ
とが可能である。
同時に、コート材の膜厚のバラツキを抑えて一定厚のコ
ート加工が可能となり、複雑な形状のものも容易に形成
し得る。 この際、製品間の品質のバラツキも少ない。
また、HIP時ないしHP時に、生体硬組織代替体材料
周囲に充填するセラミック粉末等の粒度により製品表面
の粗さを任意に調製し得る。
また、芯材の形状を加工するのみで、それと類似する単
純な形状のコート材セラミックスをそれに嵌着するのみ
で、機械的加工を省略して成形、接合、表面処理を一工
程で行なうことができるので作業効率や生産効率が高ま
る。
さらには、多数個を同時に処理することができ、大量生
産も容易となるのでコストを低減し得る。
また、粉末状の超塑性材料を芯体に塗布する方法でもH
IP法やHP法を用い得るので、焼結によりコート材を
形成する工程を省略することができ、同様にコストを低
減し得る。
さらに、リン酸カルシウム系セラミックス単体よりなる
生体硬組織代替体と比較して、本発明の生体硬組織代替
体材料は機械的強度、靭性において、数段優るので、よ
り強固な生体硬組織代替体を与え得る。
以上、本発明の製造方法は、機械的強度、生体親和性お
よび成形性が高い人工歯根や歯冠等の生体硬組織代替体
を、低コストにて提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、それぞれ複合成形体の製造方法およ
び製造工程を説明するための斜視図であり、第4図は、
歯槽骨に埋入された人工歯根と、この人工歯根に接着さ
れた歯冠とを示す断面図である。 第5図および第6図は本発明の無機質フィラーとセラミ
ックスマトリックスとを含有する複合焼結体のX 11
回折図であり、第7図は、CaO−MgO−5in、系
セラミックスの状態図を示す。 符号の説明 1・・・複合成形体 11・・・芯材 12・・・コート材 23・・・セラミックス粉 24・・・封入用ガラス 3・・・人工歯根 31・・・歯根基材 35・・・歯根被覆層 33・・・突起 4・・・歯冠 41歯冠基材 45・・・歯冠被覆層 5・・・緩衝材 6.7・・・接着材 71歯槽骨 72・・・歯肉上皮 73・・・上皮下結合組織 FIG、1 出 願 人  ティーデイ−ケイ株式会社代  理  
人   弁理士  石  井  隔間    弁理士 
増 1)達 哉 F 工G。 e FIG、4 F 工 G。 2e (” )

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)CaOおよびSiO_2を必須成分として含有し
    、リン酸カルシウムを実質的に含有せず、リン含有水溶
    液との接触により、リン酸カルシウム系化合物を生成し
    得るセラミックスに超塑性加工を施すことを特徴とする
    生体硬組織代替体の製造方法。
  2. (2)前記セラミックスがCaOおよび SiO_2の必須成分に加えてMgOを含有する請求項
    1に記載の生体硬組織代替体の製造方法。
  3. (3)前記セラミックスが、ディオプサイド領域、ウォ
    ラストナイト領域、アーケルマナイト領域、モンティセ
    ライト領域、エーライト領域またはペライト領域の組成
    を有する請求項1または2に記載の生体硬組織代替体の
    製造方法。
  4. (4)前記セラミックスがディオプサイド組成またはウ
    ォラストナイト組成を40vol%以上含有する請求項
    3に記載の生体硬組織代替体の製造方法。
  5. (5)前記セラミックスと異種材料とを超塑性加工によ
    り接合する請求項1ないし4のいずれかに記載の生体硬
    組織代替体の製造方法。
  6. (6)CaOおよびSiO_2を必須成分として含有し
    、リン酸カルシウムを実質的に含有せず、リン含有水溶
    液との接触により、リン酸カルシウム系化合物を生成し
    得るセラミックスまたは リン酸カルシウム系セラミックスのマトリックスに無機
    質フィラーを分散した複合焼結体と、 異種材料とを、 熱間静水圧プレス法を用いた超塑性加工を施して、接合
    することを特徴とする複合成形体の製造方法。
  7. (7)前記異種材料を加工して、前記複合成形体とほぼ
    同一の形状の芯材を得、 この芯材に、前記セラミックスまたは前記複合焼結体を
    被嵌して、熱間静水圧プレスする請求項6に記載の複合
    成形体の製造方法。
  8. (8)CaOおよびSiO_2を必須成分として含有し
    、リン酸カルシウムを実質的に含有せず、リン含有水溶
    液との接触により、リン酸カルシウム系化合物を生成し
    得るセラミックスまたは リン酸カルシウム系セラミックスのマトリックスに無機
    質フィラーを分散した複合焼結体と、 前記異種材料とを、 超塑性加工により接合して生体硬組織代替体を得るにあ
    たり、 前記異種材料を加工して、前記複合成形体とほぼ同一の
    形状の芯材を得、 この芯材に前記セラミックスを被嵌して、 これを熱間プレスして接合することを特徴とする複合成
    形体の製造方法。
  9. (9)前記芯材に被嵌した前記セラミックスまたは複合
    焼結体を、セラミックス粉を介して熱間静水圧プレスま
    たは熱間プレスする請求項7または8に記載の複合成形
    体の製造方法。
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DE69027061T DE69027061T2 (de) 1989-06-30 1990-06-28 Ersatzmaterial für lebende Hartgewebe, seine Herstellung und Herstellung eines Formkörpers
EP90112367A EP0405556B1 (en) 1989-06-30 1990-06-28 Living hard tissue replacement, its preparation, and preparation of integral body
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