JPH044994B2 - - Google Patents
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- JPH044994B2 JPH044994B2 JP58092166A JP9216683A JPH044994B2 JP H044994 B2 JPH044994 B2 JP H044994B2 JP 58092166 A JP58092166 A JP 58092166A JP 9216683 A JP9216683 A JP 9216683A JP H044994 B2 JPH044994 B2 JP H044994B2
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- Ceramic Products (AREA)
Description
本発明は、高密度の窒化珪素反応焼結体の製法
に関する。 窒化珪素Si3N4の製品のうち、反応焼結体とよ
ばれるものは、ふつう、Si粉末の成形体または
(Si+Si3N4)粉末混合物の成形体に窒素ガスを
作用させて窒化しつつ焼結することにより製造さ
れている。この種の製品は、耐熱衝撃性、硬度、
高温での電気絶縁性およ化学的安定性にすぐれて
いるうえ、反応焼結時の収縮がほとんどなく、寸
法精度が高く得られるという利点があるため、耐
火材料、耐摩耗材料、耐食材料、絶縁材料などの
用途に広く使用されている。 従来の窒化珪素反応焼結体の欠点は機械的に弱
いことであつて、曲げ強度は20Kgf/mm2程度、高
くても30Kgf/mm2止まりであり、耐熱構造用材料
としては不満足なことである。これは、珪素を完
全に窒化して得た製品でも、20〜30%の気孔率を
もつ比較的低密度の焼結体でしかないことが原因
である。より高密度の反応焼結体を製造できれ
ば、常温から高温にわたつて強度をはじめとする
諸特性を改善できるから、高温でも強度が低下し
ないという特徴を生かして、耐熱構造用材料とし
てきわめて有用なものとなる。 反応焼結体の密度を向上させるためにこれまで
とられた対策は、Siまたは(Si+Si3N4)成形体
の密度を高めることである。具体的には、まず粉
末成形圧力の増大であるが、実用できる限度で高
い圧力を加えても、窒化後の製品の密度は、せい
ぜい2.39g/cm3(理論密度の75%)でしかない。
粉末の粒度を調節して種種の粒径のものを配合す
ることも試みられたが、それでも反応焼結体の密
度は2.54g/cm3が限界とされていた。 さらに高密度の反応焼結体を得る目的で、Si成
形体の予備焼結、すなわち窒化に先立つ不活性雰
囲気中での焼結を導入して、Si成形体の高密度の
焼結体をつくることが提案された(特開昭52−
121613号)。 しかし、上記開示の方法は、予備焼結によるSi
成形体の高密度を実効あるものとするために、平
均粒径0.2μ以下というきわめて微細なSi粉末を使
用することを必須条件とする。そのような微粉末
の製造が容易でないという問題は別にしても、得
られる反応焼結体の密度は、なお、2.39g/cm3
(理論密度の92%)が限度であつた。 本発明者は、予備焼結を利用するSi成形体の高
密度化をさらにおし進めることを意図して協働者
とともに研究を重ね、最高3.05g/cm3(理論密度
の96%)に達するきわめて高密度の反応焼結体を
得ることに成功し、すでに開示した(特開昭57−
188465号および57−188466号)。その方法は、Si
粉末に特定量のホウ素を加えて焼結性を向上させ
るか、または特定の元素、すなわちFe、Co、
Ni、Cr、Mo、Mn、W、Ti、Zr、Ta、Nb、V、
Mg、Ca、Cu、ZnおよびSnからえらんだ1種ま
たは2種以上の元素またはその化合物を一定量加
えて、窒化を促進することを要旨とする。その後
の研究により、Feなどの窒化促進剤は焼結性向
上の効果もあり、広い添加量範囲で有用であるこ
とがわかつた。上記BおよびFeなどの添加剤は、
もちろん併用してもよく、それが好ましい。 さらに本発明者は、窒化珪素反応焼結体の強度
を高めることを企てて、原料Si粉末が製品反応焼
結体の密度に与える影響を詳細に検討したとこ
ろ、Si粉末の平均粒径および粒度分布、粒子の形
状、不純物含有量など多くの因子があり、かつそ
れらと成形性との関連も重要であることが判明し
た。 いずれにせよ、第一の関門は高密度の予備焼結
体を得ることであり、予備焼結体の密度が高まら
なければ、製品である反応焼結体の密度も高めら
れない。しかし、たとえ平均粒径1μ以下の微細Si
粉末を用いてもなお、常に高密度の予備焼結体が
得られるとは限らないことも経験した。 高密度の反応焼結体を得るために高密度の予備
焼結体を安定して得る手段を求めて試み、成功を
おさめたのは、通常使用するSi粉末に超微細な粉
末を若干配合することである。 本発明の、高密度の窒化珪素反応焼結体の製造
方法は、ホウ素またはその化合物をBとして0.15
〜5.0重量%、ならびに(または)Fe、Co、Ni、
Cr、Mo、Mn、W、Ti、Zr、Ta、Nb、V、
Mg、Ca、Cu、ZnおよびSnの1種または2種以
上の元素またはその化合物を上記元素として(2
種以上の場合は合計量で)0.05〜2.0重量%含有
する珪素粉末を成形し、成形体を不活性ガス雰囲
気中で1100℃以上であるがSiの融点よりは低い温
度に加熱して予備焼結し、得られた予備焼結体を
1100〜1500℃の温度に加熱してN2を作用させ窒
化することからなる高密度の窒化珪素反応焼結体
の製法において、珪素粉末として、平均粒径0.1
〜10μの粉末と比表面積35m2/g以上の超微粉末
とを配合使用することを特徴とする。 主体となる通常のSi粉末は、一般に細かいほど
焼結性がよく、高密度の予備焼結体を与える。平
均粒径が10μを超えると、高密度の焼結体を得る
のが困難になる。一方、0.1μより微細なものは成
形性がよくないため、かえつて好ましくない。 これに配合するSi超微粉末は、35m2/g以上の
比表面積を有するものをえらぶ。これより比表面
積の小さい粉末では、配合の効果が乏しい。この
ような超微粉末は、たとえばケイ素化合物を気相
において分解または還元することによつて得られ
る。電子顕微鏡で観察すると、広い比表面積をも
つたSi超微粉末も、ほぼ球形であつて特異な形状
ではなく、一方で完全な球形と仮定して比表面積
から逆算した粒径にくらべれば、オーダーがひと
つ上の実測粒径を示すことが多い。このことか
ら、広い比表面積をもつたSi超微粉末の表面は、
通常のSi粉末のそれとは異なる様相のものであ
り、それが超微粉末の配合による焼結性の顕著な
向上と関連があるものと考えられる。 通常のSi粉末に対して超微粉末を配合すべき割
合は、前記したように後者が配合物中の0.5重量
%以上を占めるようにする。超微粉末の割合が高
くなるほど焼結性は向上し、低い焼結温度と短い
加熱時間でも、高密度の予備焼結体を得ることが
容易になる。ただし、超微粉末は成形性がよくな
いので、焼結性向上の効果がそれによつて相殺さ
れ、かえつて良好な予備焼結体が得られなくなる
ことと、超微粉末は当然に高価であるから、あま
り多量に用いることは得策ではない。粉末配合物
中60%が限界である。 焼結促進または窒化促進の効果をもつ前記諸物
質の含有量の限界とその理由は、さきに開示の発
明と同じである。すなわち、ホウ素の効果を期待
するためには、少なくとも0.15重量%の含有を必
要とする。しかしホウ素は窒化工程において窒化
硼素BNを生成し、これが多量になると反応焼結
を阻害する。そのため、5.0重量%以内に止めな
ければならない。 Feその他の物質の含有量は、Si粉末に対し0.05
重量%以上ないと効果が得られない。この下限未
満では予備焼結体の密度が高くなることもあつ
て、Siを高度に窒化するのに要する時間が、実用
的といえないほど長くなる。一方、2.0%を超え
る含有は、著しい粒成長を招き、予備焼結におけ
る高密度化を妨げるので、避けなければならな
い。好ましい範囲は使用元素により異なるが、ふ
つう0.1〜0.6重量%である。 存在形態は、ホウ素の場合、金属ホウ素、非晶
質物、または金属ホウ化物などのいずれであつて
もよく、Feその他は、元素状態であつても、ま
た酸化物などの化合物であつてもよく、それら同
士の化合物は、もちろん好ましいものである。両
者を併用する場合は、ホウ素とこれら元素との化
合物をえらべば、両者を一挙に存在させることが
できて好ましい。 焼結促進剤および窒化促進剤の諸物質も、Si粉
末の粒度と同等またはそれ以下の微粒子であるこ
とが望ましい。 粉末成形および予備焼結に関する技術は、さき
に開示したところと変らない。すなわち、原料粉
末または粉末混合物の成形は、常用のダイス成形
をはじめとして、等方圧成形、スリツプキヤス
ト、射出成形など任意の手段によることができる
のはもちろんである。 予備焼結する成形体の密度は、その取り扱いや
加工を容易にするとともに、予備焼結における焼
結性を確保するために、0.82g/cm3(理論密度の
35%)以上にすべきである。これより低い密度で
は、予備焼結により高密度化できても、均一な組
織を有する焼結体を得ることが困難となる。 予備焼結の方法は、自由焼結のほか、一軸加圧
焼結(いわゆるホツトプレス)、熱間等方圧焼結
などの通常の方法をとることができる。 予備焼結は、1100℃以上の温度において行な
う。これより低い温度では、微細な粉末を使用し
ても高密度化が期待できない。上限の温度は、も
ちろんSiの融点である。雰囲気はアルゴンのよう
な不活性ガスが好適であるが、真空であつてもよ
い。 予備焼結の段階での高密度化の程度は、焼結に
伴う収縮量であらわされる。これは焼結する成形
体の密度によつても同じではないが、本発明で実
現しようとする高密度反応焼結製品を与えるに
は、体積収縮率にして、少なくとも10%必要であ
り、20%以上あることが好ましい。 Si予備焼結体の窒化は、本発明においても、従
来の窒化珪素反応焼結体の製造に際して行なわれ
ていたところと同じようにして実施できる。すな
わち、一般的には大気圧の窒素ガス雰囲気下で、
1100〜1500℃の温度に加熱する。温度は1100〜
1350℃の低温側から段階的に昇温してゆくことも
できる。反応速度を調節するためには、窒素の圧
力を減圧(最大100分の1気圧程度まで)から加
圧(最高2000気圧)までの範囲で選択すればよ
い。なお、純窒素ガスのほかにも、水素混合窒素
ガスやアンモニアも使用できる。窒化に要する時
間は、予備焼結体の密度、平均粒径、窒化温度お
よび雰囲気条件により、また許容できる残留Si量
により大きく異なるが、数時間から200時間程度
である。 実施例および比較例 純度99.999%のSi塊を粉砕して、種々の平均粒
径のSi粉末を用意した。 別に、SiCl4ガスをプラズマ熱源を用いてH2還
元して、比表面積が32、40および60m2/gの3種
のSi超微粉末を得た。 両者を種々の割合で配合し、B1.0%および
TaN1.0%を添加してポリエチレン製ボールミル
を用いて、n−ヘキサン媒体で湿式混合し、n−
ヘキサンを揮発させて乾燥したのちラバープレス
で成形し(圧力2ton/cm2)、直径10mm×高さ10mm
の円柱状体とした。Ar気流中、(A)1360℃×2時
間または(B)1320℃×2時間、のいずれかの加熱条
件で予備焼結し、続いてN2気流中で、1370℃×
48時間→1385℃×96時間→1420℃×24時間の窒化
処理を行なつた。 得られた窒化珪素反応焼結体の密度を測定し
た。使用原料、配合率および反応焼結体密度を、
まとめて次の表に示す。比較例は本発明の範囲外
のものである。
に関する。 窒化珪素Si3N4の製品のうち、反応焼結体とよ
ばれるものは、ふつう、Si粉末の成形体または
(Si+Si3N4)粉末混合物の成形体に窒素ガスを
作用させて窒化しつつ焼結することにより製造さ
れている。この種の製品は、耐熱衝撃性、硬度、
高温での電気絶縁性およ化学的安定性にすぐれて
いるうえ、反応焼結時の収縮がほとんどなく、寸
法精度が高く得られるという利点があるため、耐
火材料、耐摩耗材料、耐食材料、絶縁材料などの
用途に広く使用されている。 従来の窒化珪素反応焼結体の欠点は機械的に弱
いことであつて、曲げ強度は20Kgf/mm2程度、高
くても30Kgf/mm2止まりであり、耐熱構造用材料
としては不満足なことである。これは、珪素を完
全に窒化して得た製品でも、20〜30%の気孔率を
もつ比較的低密度の焼結体でしかないことが原因
である。より高密度の反応焼結体を製造できれ
ば、常温から高温にわたつて強度をはじめとする
諸特性を改善できるから、高温でも強度が低下し
ないという特徴を生かして、耐熱構造用材料とし
てきわめて有用なものとなる。 反応焼結体の密度を向上させるためにこれまで
とられた対策は、Siまたは(Si+Si3N4)成形体
の密度を高めることである。具体的には、まず粉
末成形圧力の増大であるが、実用できる限度で高
い圧力を加えても、窒化後の製品の密度は、せい
ぜい2.39g/cm3(理論密度の75%)でしかない。
粉末の粒度を調節して種種の粒径のものを配合す
ることも試みられたが、それでも反応焼結体の密
度は2.54g/cm3が限界とされていた。 さらに高密度の反応焼結体を得る目的で、Si成
形体の予備焼結、すなわち窒化に先立つ不活性雰
囲気中での焼結を導入して、Si成形体の高密度の
焼結体をつくることが提案された(特開昭52−
121613号)。 しかし、上記開示の方法は、予備焼結によるSi
成形体の高密度を実効あるものとするために、平
均粒径0.2μ以下というきわめて微細なSi粉末を使
用することを必須条件とする。そのような微粉末
の製造が容易でないという問題は別にしても、得
られる反応焼結体の密度は、なお、2.39g/cm3
(理論密度の92%)が限度であつた。 本発明者は、予備焼結を利用するSi成形体の高
密度化をさらにおし進めることを意図して協働者
とともに研究を重ね、最高3.05g/cm3(理論密度
の96%)に達するきわめて高密度の反応焼結体を
得ることに成功し、すでに開示した(特開昭57−
188465号および57−188466号)。その方法は、Si
粉末に特定量のホウ素を加えて焼結性を向上させ
るか、または特定の元素、すなわちFe、Co、
Ni、Cr、Mo、Mn、W、Ti、Zr、Ta、Nb、V、
Mg、Ca、Cu、ZnおよびSnからえらんだ1種ま
たは2種以上の元素またはその化合物を一定量加
えて、窒化を促進することを要旨とする。その後
の研究により、Feなどの窒化促進剤は焼結性向
上の効果もあり、広い添加量範囲で有用であるこ
とがわかつた。上記BおよびFeなどの添加剤は、
もちろん併用してもよく、それが好ましい。 さらに本発明者は、窒化珪素反応焼結体の強度
を高めることを企てて、原料Si粉末が製品反応焼
結体の密度に与える影響を詳細に検討したとこ
ろ、Si粉末の平均粒径および粒度分布、粒子の形
状、不純物含有量など多くの因子があり、かつそ
れらと成形性との関連も重要であることが判明し
た。 いずれにせよ、第一の関門は高密度の予備焼結
体を得ることであり、予備焼結体の密度が高まら
なければ、製品である反応焼結体の密度も高めら
れない。しかし、たとえ平均粒径1μ以下の微細Si
粉末を用いてもなお、常に高密度の予備焼結体が
得られるとは限らないことも経験した。 高密度の反応焼結体を得るために高密度の予備
焼結体を安定して得る手段を求めて試み、成功を
おさめたのは、通常使用するSi粉末に超微細な粉
末を若干配合することである。 本発明の、高密度の窒化珪素反応焼結体の製造
方法は、ホウ素またはその化合物をBとして0.15
〜5.0重量%、ならびに(または)Fe、Co、Ni、
Cr、Mo、Mn、W、Ti、Zr、Ta、Nb、V、
Mg、Ca、Cu、ZnおよびSnの1種または2種以
上の元素またはその化合物を上記元素として(2
種以上の場合は合計量で)0.05〜2.0重量%含有
する珪素粉末を成形し、成形体を不活性ガス雰囲
気中で1100℃以上であるがSiの融点よりは低い温
度に加熱して予備焼結し、得られた予備焼結体を
1100〜1500℃の温度に加熱してN2を作用させ窒
化することからなる高密度の窒化珪素反応焼結体
の製法において、珪素粉末として、平均粒径0.1
〜10μの粉末と比表面積35m2/g以上の超微粉末
とを配合使用することを特徴とする。 主体となる通常のSi粉末は、一般に細かいほど
焼結性がよく、高密度の予備焼結体を与える。平
均粒径が10μを超えると、高密度の焼結体を得る
のが困難になる。一方、0.1μより微細なものは成
形性がよくないため、かえつて好ましくない。 これに配合するSi超微粉末は、35m2/g以上の
比表面積を有するものをえらぶ。これより比表面
積の小さい粉末では、配合の効果が乏しい。この
ような超微粉末は、たとえばケイ素化合物を気相
において分解または還元することによつて得られ
る。電子顕微鏡で観察すると、広い比表面積をも
つたSi超微粉末も、ほぼ球形であつて特異な形状
ではなく、一方で完全な球形と仮定して比表面積
から逆算した粒径にくらべれば、オーダーがひと
つ上の実測粒径を示すことが多い。このことか
ら、広い比表面積をもつたSi超微粉末の表面は、
通常のSi粉末のそれとは異なる様相のものであ
り、それが超微粉末の配合による焼結性の顕著な
向上と関連があるものと考えられる。 通常のSi粉末に対して超微粉末を配合すべき割
合は、前記したように後者が配合物中の0.5重量
%以上を占めるようにする。超微粉末の割合が高
くなるほど焼結性は向上し、低い焼結温度と短い
加熱時間でも、高密度の予備焼結体を得ることが
容易になる。ただし、超微粉末は成形性がよくな
いので、焼結性向上の効果がそれによつて相殺さ
れ、かえつて良好な予備焼結体が得られなくなる
ことと、超微粉末は当然に高価であるから、あま
り多量に用いることは得策ではない。粉末配合物
中60%が限界である。 焼結促進または窒化促進の効果をもつ前記諸物
質の含有量の限界とその理由は、さきに開示の発
明と同じである。すなわち、ホウ素の効果を期待
するためには、少なくとも0.15重量%の含有を必
要とする。しかしホウ素は窒化工程において窒化
硼素BNを生成し、これが多量になると反応焼結
を阻害する。そのため、5.0重量%以内に止めな
ければならない。 Feその他の物質の含有量は、Si粉末に対し0.05
重量%以上ないと効果が得られない。この下限未
満では予備焼結体の密度が高くなることもあつ
て、Siを高度に窒化するのに要する時間が、実用
的といえないほど長くなる。一方、2.0%を超え
る含有は、著しい粒成長を招き、予備焼結におけ
る高密度化を妨げるので、避けなければならな
い。好ましい範囲は使用元素により異なるが、ふ
つう0.1〜0.6重量%である。 存在形態は、ホウ素の場合、金属ホウ素、非晶
質物、または金属ホウ化物などのいずれであつて
もよく、Feその他は、元素状態であつても、ま
た酸化物などの化合物であつてもよく、それら同
士の化合物は、もちろん好ましいものである。両
者を併用する場合は、ホウ素とこれら元素との化
合物をえらべば、両者を一挙に存在させることが
できて好ましい。 焼結促進剤および窒化促進剤の諸物質も、Si粉
末の粒度と同等またはそれ以下の微粒子であるこ
とが望ましい。 粉末成形および予備焼結に関する技術は、さき
に開示したところと変らない。すなわち、原料粉
末または粉末混合物の成形は、常用のダイス成形
をはじめとして、等方圧成形、スリツプキヤス
ト、射出成形など任意の手段によることができる
のはもちろんである。 予備焼結する成形体の密度は、その取り扱いや
加工を容易にするとともに、予備焼結における焼
結性を確保するために、0.82g/cm3(理論密度の
35%)以上にすべきである。これより低い密度で
は、予備焼結により高密度化できても、均一な組
織を有する焼結体を得ることが困難となる。 予備焼結の方法は、自由焼結のほか、一軸加圧
焼結(いわゆるホツトプレス)、熱間等方圧焼結
などの通常の方法をとることができる。 予備焼結は、1100℃以上の温度において行な
う。これより低い温度では、微細な粉末を使用し
ても高密度化が期待できない。上限の温度は、も
ちろんSiの融点である。雰囲気はアルゴンのよう
な不活性ガスが好適であるが、真空であつてもよ
い。 予備焼結の段階での高密度化の程度は、焼結に
伴う収縮量であらわされる。これは焼結する成形
体の密度によつても同じではないが、本発明で実
現しようとする高密度反応焼結製品を与えるに
は、体積収縮率にして、少なくとも10%必要であ
り、20%以上あることが好ましい。 Si予備焼結体の窒化は、本発明においても、従
来の窒化珪素反応焼結体の製造に際して行なわれ
ていたところと同じようにして実施できる。すな
わち、一般的には大気圧の窒素ガス雰囲気下で、
1100〜1500℃の温度に加熱する。温度は1100〜
1350℃の低温側から段階的に昇温してゆくことも
できる。反応速度を調節するためには、窒素の圧
力を減圧(最大100分の1気圧程度まで)から加
圧(最高2000気圧)までの範囲で選択すればよ
い。なお、純窒素ガスのほかにも、水素混合窒素
ガスやアンモニアも使用できる。窒化に要する時
間は、予備焼結体の密度、平均粒径、窒化温度お
よび雰囲気条件により、また許容できる残留Si量
により大きく異なるが、数時間から200時間程度
である。 実施例および比較例 純度99.999%のSi塊を粉砕して、種々の平均粒
径のSi粉末を用意した。 別に、SiCl4ガスをプラズマ熱源を用いてH2還
元して、比表面積が32、40および60m2/gの3種
のSi超微粉末を得た。 両者を種々の割合で配合し、B1.0%および
TaN1.0%を添加してポリエチレン製ボールミル
を用いて、n−ヘキサン媒体で湿式混合し、n−
ヘキサンを揮発させて乾燥したのちラバープレス
で成形し(圧力2ton/cm2)、直径10mm×高さ10mm
の円柱状体とした。Ar気流中、(A)1360℃×2時
間または(B)1320℃×2時間、のいずれかの加熱条
件で予備焼結し、続いてN2気流中で、1370℃×
48時間→1385℃×96時間→1420℃×24時間の窒化
処理を行なつた。 得られた窒化珪素反応焼結体の密度を測定し
た。使用原料、配合率および反応焼結体密度を、
まとめて次の表に示す。比較例は本発明の範囲外
のものである。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ホウ素またはその化合物をBとして0.15〜
5.0重量%、ならびに(または)Fe、Co、Ni、
Cr、Mo、Mn、W、Ti、Zr、Ta、Nb、V、
Mg、Ca、Cu、ZnおよびSnの1種または2種以
上の元素またはその化合物を上記元素として(2
種以上の場合は合計量で)0.05〜2.0重量%含有
する珪素粉末を成形し、成形体を不活性ガス雰囲
気中で1100℃以上であるがSiの融点よりは低い温
度に加熱して予備焼結し、得られた予備焼結体を
1100〜1500℃の温度に加熱してN2を作用させ窒
化することからなる高密度の窒化珪素反応焼結体
の製法において、珪素粉末として、平均粒径0.1
〜10μの粉末と比表面積35m2/g以上の超微粉末
とを配合使用することを特徴とする製造方法。 2 珪素粉末配合物中の超微粉末が少なくとも
0.5重量を占める特許請求の範囲第1項の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58092166A JPS59217673A (ja) | 1983-05-25 | 1983-05-25 | 高密度の窒化珪素反応焼結体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58092166A JPS59217673A (ja) | 1983-05-25 | 1983-05-25 | 高密度の窒化珪素反応焼結体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59217673A JPS59217673A (ja) | 1984-12-07 |
| JPH044994B2 true JPH044994B2 (ja) | 1992-01-30 |
Family
ID=14046842
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58092166A Granted JPS59217673A (ja) | 1983-05-25 | 1983-05-25 | 高密度の窒化珪素反応焼結体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59217673A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4432182A1 (de) * | 1993-09-13 | 1995-03-16 | Isuzu Motors Ltd | Verbundkeramik und Verfahren zu deren Herstellung |
| US6384415B1 (en) | 2000-06-20 | 2002-05-07 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) | Method of evaluating quality of silicon wafer and method of reclaiming the water |
-
1983
- 1983-05-25 JP JP58092166A patent/JPS59217673A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59217673A (ja) | 1984-12-07 |
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