JPH0449603A - 非磁性酸化物基板とそれを用いた磁気ヘッド - Google Patents

非磁性酸化物基板とそれを用いた磁気ヘッド

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JPH0449603A
JPH0449603A JP2159517A JP15951790A JPH0449603A JP H0449603 A JPH0449603 A JP H0449603A JP 2159517 A JP2159517 A JP 2159517A JP 15951790 A JP15951790 A JP 15951790A JP H0449603 A JPH0449603 A JP H0449603A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
nio
substrate
magnetic head
oxide substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP2159517A
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Inventor
Hiroshi Tomijima
富島 浩
Shunichi Nishiyama
俊一 西山
Takayuki Kumasaka
登行 熊坂
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Hitachi Ltd
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、N I O−T i Oz系の非磁性酸化物
基板と、それを用いた磁気ヘッドとに関する。
[従来の技術] VTR・電子スチールカメラ・ディジタルオーディオ(
DAT)等に組込まれる磁気ヘッドとして、基板材料(
コア材料)の表面に磁気薄膜を形成した薄膜磁気ヘッド
が広く用いられている。
かかる薄膜磁気ヘッドにおいては、基板材料の熱膨張係
数が薄膜の熱膨張係数と近似していることが必要とされ
る。すなわち、両者の熱膨張係数の差が大きいと、温度
変化によって両材料の接合界面に応力が生じ、亀裂を発
生させたり、磁気特性を低下させたりするおそれがある
ところで、この薄膜として磁気特性に優れたコバルト(
Co)系アモルファス薄膜の利用が進められている。こ
のCo系アモルファス合金の熱膨張係数は100〜l 
20X 10−’ (deg−’ )であるので、基板
材料としても同様の熱膨張係数を有する材料が必要とな
る。
かかる特性を有した基板材料としてN1O−TiO□系
酸化物材料が公知である(特開昭62−95810号、
同60−204668号、同60−204669号、同
60−246258号、同60−246259号、同6
0−264362号、同60264363号、同62−
143857号)。
特開昭62−95810号は、NiO50〜90wt%
、残部T i Ozよりなる基板材料と、Ni01Ti
O□にさらにZ r Ozを少量添加した基板材料とを
開示している。これ以外の上記公開公報は、NiOTi
0z系において、さらにCaOlMgO,Al2z O
s 、ZrOx 、Cr2O5、Li、0、Ca M 
n Osを添加した組成系の基板材料を開示している。
しかしながら、これら公知の添加物を含む組成において
は得られた焼成体の加工性が悪(、所望の磁気ヘッドを
得るには適していない。非磁性体を基板材料とし、磁気
ヘッドとしてのギャップ相当部にCo系アモルファス薄
膜を配した例として特開昭60−231903号が挙げ
られる。該磁気ヘッドは、「磁気記録媒体対向面におけ
る断面形状が突出しているほぼ7字状の突起部を有し、
該突起部の少な(とも両側面と作動ギャップ形成面上に
前記金属磁性体が被着され、該突起部の先端部において
作動ギャップを介して該金属磁性体が相対峙した」構造
となっている。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の磁気ヘッドの製造においては、非磁性基板に
V字状の溝を複数個加工し、この後にCo系アモルファ
ス薄膜を成膜する工程を採用している。しかしながら非
磁性基板の加工性が悪いと、複数個連続的に切り込み加
工を施した際にV字状の溝寸法が変化してしまい精度良
(トラック幅を得ることが困難となる。
Co系アモルファス薄膜の熱膨張係数に合致した非磁性
基板材料としては、先に本発明者等が出願した「実質的
にN i T i Os相とNiO相より成り、NiO
60〜77wt%、T i O240〜23wt%より
成る」組成があるが、これら組成では7字状溝を複数個
加工した場合の加工性が悪く、7字状溝の寸法が変化す
るという欠点があった。
本発明は、磁気ヘッドの基板材料において、突起部作成
のため複数個の溝入れ加工を行う際に溝寸法の変化が著
しいという加工性の悪い点の解決を図り、トラック幅の
精度が良い磁気ヘッドを得られるようにすることを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に関するN i O−T i O,系基板の熱膨
張係数はその組成比により異なる。発明者がNiOTx
Oz基板(BizO−の添加なし)の試料を作成しその
熱膨張係数を測定したところ、第2図に示した結果とな
った。100〜400℃における平均熱膨張係数はT 
102量が多い程小さくなるが、Co系アモルファス薄
膜の熱膨張係数である1 00〜120X 10−7d
eg−’に合致させるためには、Ti0−量として23
〜40wt%残部NiOとする必要がある。しかしこれ
らいずれの組成比でも試料を強制破壊しその破壊モード
を調べたところ、全て粒内破壊モードを示していた。
本発明者らが鋭意研究を重ねたところBtz03を少量
添加することにより、破壊モードが粒界破壊モードに転
することを見出した。かかるNi0T i Oを系基板
においてはBizO−を少量添加することにより、粒界
破壊モードに転するという事実は未だ知られていなかっ
た点である。
本発明は、前記目的を達成したものであり、N1O−T
iO□系の組成に少量のBizO3を添加して焼成する
ことにより、基板材料の破壊モードを粒界モードにして
、加工性を改善したものである。
すなわちNiO62〜91wt%、T i Oz9〜3
8wt%の母組成に、Bi2O3を0.2〜5wt%添
加して成る非磁性酸化物基板を提供する。Bi2’sの
添加量を前記範囲としたのは、0.2wt%に満たない
と粒界破壊モードとするだけの効果がなく、5wt%を
越えるとB t zO5を主成分とする異相が急激に多
(なり、研摩時に結晶粒脱落を生じるためである。T 
i O2を9〜38 w t%にしたのは、熱膨張係数
を100〜120 X 10−7deg−’にするため
である。
また本発明は、前記非磁性酸化物基板により一対のコア
を作成し、両コアの間に磁気ギャップを形成し、そのギ
ャップ部を含むコア合せ面に磁性薄膜を形成した磁気ヘ
ッドを提供する。
[作用] 上記の非磁性酸化物基板では、■溝などを加工する場合
、粒界破壊をするので加工性が良い。このため磁気ヘッ
ドとして基板に溝を切削してトラックを作成する場合、
トラック幅は精度の良いものとなる。
[実施例] 通常の粉末冶金的手段により作製したBi*Os粉末と
、試薬特級のNiO及びTiO□とを第1表に示す種々
の割合となるように秤量及び混合(湿式ボールミルによ
る。)し、乾燥後ポリビニルアルコール水溶液を10 
w t%加えて造粒し、加圧成形した。
第1表 この成形体を1100〜1300℃で2時間空気中にて
焼結した。さらに、焼結体を1500atm、1300
℃、1時間、熱間静水圧加圧(HIP)処理した。焼結
温度はなるべく密度が高くなるように添加したBit’
sの量に合わ−せて選定すれば良く、この様な調製は当
該業者には自明である。
この様にして得られた各焼結体よりなる基板材料につい
てアルキメデス法により密度を測定した結果、いずれも
99.5%以上の相対密度を有することが認められた。
各焼結体から試料を切り出し、熱膨張計により室温から
500℃まで加熱し、100〜400℃の間の平均熱膨
張係数を測定し、結果を第1表に示した。
基板に対するV字状の溝入れ加工試験は、得られた焼結
体基板を鏡面仕上げにした後、ダイシング機を用い、第
3図に示すように基板lに砥石2で複数個のV溝3を次
々と切削することによりなされる。加工条件としては砥
石SD1500M(52ψ)、回転数30,000rp
圃、切込み量0.25+am、切込み速度0 、2 m
va/ seeを採用した。この加工条件は磁気ヘッド
として加工する際の標準的条件である。加工性の評価は
前記第3図に示すように、加工された7字状溝の深さの
変化で行われる。加工性が悪いと砥石が摩耗して溝深さ
が浅くなる。
第1図は、本発明によるN iO80T I O220
w t%の組成にBi2O3を3 w t%添加したも
の、及び添加しないものについて16本のV溝加工を施
した時のV溝深さの変化量を測定した結果である。明ら
かにBi2O5を添加した方がV溝深さの変化が少ない
ことがわかる。第1表は、Ni01T i O2の比率
を変え、さらにB i tO8の添加量を変化させて作
製した試料について溝深さの変化量を測定した結果であ
る。なお第1表の溝深さの変化量は、16本口のV溝加
工での値である。いずれの組成比においてもBi2’s
を添加しないものでは、溝深さ変化量16μm以上であ
り、Bi2O3を添加したものが9μm以下に比べ格段
に大きな値である。
これらの試料の破壊モードをみると、溝深さ変化量の小
さいものは全て粒界破壊モードを呈しており、加工性の
向上は、粒界破壊モードとなったためであることが明確
である。このN i O−T iO□系基板基板界破壊
モードとするためにB 1 t03を添加すれば良いこ
とは、今迄に知られておらず本発明に到る研究の結果間
らかになったことである。なおりi20.の添加量とし
て0.2wt%に満たないと粒界破壊モードとするだけ
の効果がなく、また5wt%を超えるとBi*O−を主
成分とする異相が急激に数多く存在する様になることに
よると考えられる研摩時の結晶粒脱落がみられるため試
験は行わなかった。
熱膨張係数は第1表およびBi*Oa無添加の場合を表
わす第2図かられかるように、無添加に比べBizO3
を0.2〜0.5wt%添加すると約3x 10−7d
eg−’ 、  1 wt%添加で約5XlO−7de
g−’ 、 3 w t%添加で約10 X 10−7
deg−’5wt%添加で約15 X I O−7de
g−’それぞれ小さくなる。従って熱膨張係数としてC
o系アモルファス薄膜の100〜120xlO−7de
g−’に合致させるには、Bi2O5の添加量に応じて
この範囲の熱膨張係数となる様にN 10  T t 
O2の比率を多少変えれば良い。Bi、O−添加量に対
する熱膨張係数の変化を考えると、熱膨張係数として1
00〜120x 10−7deg−’の得られるN i
 OT i 02の比率は、Ti0−量で9〜38 w
 t%となる。
本発明の磁気ヘッドは、上記のようにして製造された基
板材料にて1対のコアを作成し、その−対のコアをガラ
ス接合(ガラスボンディング)することにより製造され
る。これらのコアには、それらの合せ面に磁気ギャップ
が形成され、その磁気ギャップを含むコア合わせ面に高
透磁率の磁性薄膜がスパッタリング・蒸着・CVD・め
っき等の手法により形成される。
この磁性薄膜としては100〜120X10−7deg
−’の熱膨張係数を有する合金の薄膜が好適であり、特
にCo系アモルファス合金の薄膜が好適である。好適な
Co系アモルファス合金の組成としてはC083〜86
、Nb1O〜12、Z工・2〜7at%が例示される。
実施例に従って製造された基板材料からC形コア及び工
形コアを切り出し、これらの接合される側の面にCo系
アモルファス合金(組成: Co84、Nb12、Zr
4at%、熱膨張係数110X 10−7deg−’ 
)を厚さ30μmにスパッタリングした。スパッタリン
グ前には第3図に示すV溝をC形及び工形コアに加工(
各々のブロックについて25本)した。なおスパッタリ
ング後にCO系アモルファス膜の■溝を削って作成した
突起部をトラック幅とした。これら1対のC形及び工形
コアをガラスボンディング(ガラス組成は■20゜60
、P20.20、Tl220 15、SbzOs5wt
%、ボンディング温度450℃)した。かくして得られ
た磁気ヘッドのトラック幅の誤差は±2μmの範囲内に
あり、ButO−無添加の従来材を使用した場合が±5
μmの範囲内であったのに対し、誤差が半分以下であっ
て精度の良いものであった。
[発明の効果] 以上詳述した様に、本発明の非磁性酸化物基板材料はT
i0z−NiO母材にB120sを少量添加して焼結さ
れることにより、基板が粒界破壊するようにしたので、
加工性が良く■溝加工を施した時の溝深さ変化量が小さ
い。よって、その基板材料を用いた磁気ヘッドは、トラ
ック幅精度が優れるので工業的利用価値大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は基板材料のV溝加工における溝深さの変化量を
表わすグラフ、第2図は従来の無添加NiOTi1t系
基板におけるT i 02量と熱膨張係数の関係を示す
グラフ、第3図は基板への■溝加工法を示す説明図であ
る。 l;基板   2:砥石  3. V溝部願人  日 
立 金 属 株式会社 株式会社 日 立 製 作 所 代理人  弁理士  牧  克  次 第1 図 第3図 第2 図 T+C)2量(wt%)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)TiO_29〜38wt%残部NiOからなる組
    成に、Bi_2O_3をTiO_2とNiO全量に対し
    て0.2〜5wt%添加して焼成したことを特徴とする
    非磁性酸化物基板。
  2. (2)熱膨張係数が100〜120×10^−^7de
    g^−^1であることを特徴とする請求項1に記載の非
    磁性酸化物基板。
  3. (3)1対のコアの間に磁気ギャップが形成され、その
    磁気ギャップ部を含むコアの合せ面に磁性薄膜を形成し
    た磁気ヘッドにおいて、TiO_29〜38wt%残部
    NiOからなる組成に、Bi_2O_3をTiO_2と
    NiO全量に対して0.2〜5wt%添加して焼成して
    なる非磁性酸化物基板からコアが形成されていることを
    特徴とする磁気ヘツド。
JP2159517A 1990-06-18 1990-06-18 非磁性酸化物基板とそれを用いた磁気ヘッド Pending JPH0449603A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5904883A (en) * 1996-11-06 1999-05-18 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Method for producing optical fiber ribbon

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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