JPH04491Y2 - - Google Patents

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JPH04491Y2
JPH04491Y2 JP17200985U JP17200985U JPH04491Y2 JP H04491 Y2 JPH04491 Y2 JP H04491Y2 JP 17200985 U JP17200985 U JP 17200985U JP 17200985 U JP17200985 U JP 17200985U JP H04491 Y2 JPH04491 Y2 JP H04491Y2
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JP
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tape
shaped dielectric
porous fluororesin
flat
dielectric material
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、同軸ケーブル、フラツトケーブル
などの電線や、各種電子機器などに用いられるテ
ープ状誘電体に関する。
〔従来の技術〕
近年、コンピユータの著しい進歩に伴ない、高
速の計算処理が要請されており、コンピユータの
各素子をつなぐ配線も、より速い伝搬速度の電線
が要求されている。また、通信機器、航空用電子
機器などにおいても、伝搬速度が速く、しかも伝
送波形変形や減衰の少ない電線が要求されてい
る。
そこで、誘電率の低い多孔質なポリテトラフル
オロエチレン(PTFE)で絶縁した電線が開発さ
れており、この多孔質ポリテトラフルオロエチレ
ンは、耐熱・耐寒性に優れ、化学的にも安定した
誘電体として使用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の多孔質ポリテ
トラフルオロエチレンにあつては、さらに誘電率
を低くするため空隙率を上げ過ぎると、絶縁性や
機械的強度が低下する問題点がある。
この考案は、このような問題点に着目して案出
されたものであつて、誘電率がより低く、且つ機
械的強度を有するテープ状誘電体を得んとするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、平面状の多孔質弗素樹脂テープの
面上に、波形状に折り曲げた多孔質弗素樹脂テー
プを設けて、多数の空隙を形成させたことを、そ
の構成としている。
〔作用〕
相対向する2枚の多孔質弗素樹脂テープは、長
手方向の引張り強度を具備しており、例えば、こ
の考案に係るテープ状誘電体を電線に被覆した場
合、電線の引張り強度を向上させる。
また、介在された多孔質弗素樹脂テープは、前
記相対向する多孔質弗素樹脂テープどうしの間隔
を保ち、略一定の空隙体積を保持し、全体として
の空隙率を高めて複合誘電率を低下させている。
そのため、電線の絶縁体として用いれば、電線の
伝搬速度の高速化を図ることが出来る。
〔実施例〕
以下、この考案の詳細を図面に示す一実施例に
ついて説明する。
図中、1はテープ状誘電体であり、多孔質ポリ
テトラフルオロエチレン(以下、PTFEという。)
で形成された2枚の平面テープ2を、所定間隔を
介して面するように配置させ、これら平面テープ
2,2間に、多孔質PTFEで形成された波形テー
プ3を介在させて構成されている。この波形テー
プ3は、平面テープ2に接着剤をもつて接着さ
れ、両平面テープ2,2の間隙を、多数の空隙4
に区切つている。
なお、多孔質PTFEの比誘電率は、1.3である
が、前記テープ状誘電体1とすれば、空隙4内に
誘電率の低い空気を多く含んでいるため、より低
い誘電率を得ることが出来る。
第2図は、前記テープ状誘電体1の製造方法の
説明図である。
図中、5a,5bは多孔質PTFEテープ6を略
波形状に折り曲げて、波形テープ3にする一対の
噛み合う歯車であり、この歯車5a,5bで形成
された波形テープ3には、波形の上端面及び下端
面に接着剤が塗付され、次いで、2本の平面テー
プ2,2が上下から貼付けられて、一対のロール
7,7で押えられて、平面テープ2,2と波形テ
ープ3とが確実に接着される。
第3図は、前記テープ状誘電体1を同軸ケーブ
ル8の絶縁体として用いた例を示す部分断面図で
ある。この同軸ケーブル8におけるテープ状誘電
体1は、内部導体9及び外部導体10に夫々、長
手方向がケーブルの長手方向と一致するように巻
き付けたものである。なお、かゝるテープ状誘電
体1を縦添えに配して設けた同軸ケーブル8を製
造する場合は、第4図に示すように、テープ状誘
電体1における一方の平面テープ2を幅広にし、
他方の平面テープ2aは、前記内部導体又は外部
導体の周長と同一幅のものとして、内部導体又は
外部導体に他方の平面テープ2aが当接するよう
に巻くものとなし、一方の平面テープ2の幅方向
の側縁部を接着代とした構成とすると、容易に巻
つけることが出来る。
以上、実施例について説明したが、この他に第
5図に示すように1本の平面テープ2に波形テー
プ3を設けた構成としてもよく、上記した実施例
のテープ状誘電体1と略同等の低誘電率を得るこ
とが可能である。
また、上記した実施例では、平面テープ2及び
波形テープ3が多孔質PTFEで形成されたもので
あるが、その他誘電率の低いテトラフルオロエチ
レン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重
合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサ
フルオロプロピレン共重合体(PFEP)等の弗素
樹脂を多孔質にしたものを用いてもよい。
さらに、波形テープ3は、平面テープ2に部分
的に止着してもよく、さらには、平面テープ2,
2間に波形テープ3を介在するだけで、接着しな
い構成とすることも可能である。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかのように、この考案に係る
テープ状誘電体にあつては、空隙率が高いため、
複合誘電率が低くなる効果があり、このテープ状
誘電体を、電線に、絶縁体として用いた場合、伝
搬速度を速くし、しかも伝送波形変形や減衰を防
止する効果がある。
また、テープ状誘電体は、平面テープと波形テ
ープとで構成されるため、機械強度が高く、耐久
性に優れる効果がある。
さらに、空隙率を高めたことにより、材料コス
トを下げる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係るテープ状誘電体の一
実施例を示す断面図、第2図は、テープ状誘電体
の製造方法を示す説明図、第3図は、同テープ状
誘電体を同軸ケーブルに用いた例を示す部分断面
図、第4図は、テープ状誘電体の他の一実施例を
示す平面図、第5図は、同他の一実施例を示す断
面図である。 1……テープ状誘電体、2……平面テープ、3
……波形テープ、4……空隙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 平面状の多孔質弗素樹脂テープの面上に、波
    形状に折り曲げた多孔質弗素樹脂テープを設け
    て、多数の空隙を形成させたことを特徴とする
    テープ状誘電体。 (2) 前記平面状の多孔質弗素樹脂テープは、2枚
    で構成され、夫々の面どうしが相対向したもの
    であり、前記波形状に折り曲げた多孔質弗素樹
    脂テープは、前記平面状の2枚の多孔質弗素樹
    脂テープ間に介在させた実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のテープ状誘電体。
JP17200985U 1985-11-08 1985-11-08 Expired JPH04491Y2 (ja)

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JP17200985U JPH04491Y2 (ja) 1985-11-08 1985-11-08

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JP17200985U JPH04491Y2 (ja) 1985-11-08 1985-11-08

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JPS6279320U JPS6279320U (ja) 1987-05-21
JPH04491Y2 true JPH04491Y2 (ja) 1992-01-09

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