JPH0448260Y2 - - Google Patents

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JPH0448260Y2
JPH0448260Y2 JP1987099665U JP9966587U JPH0448260Y2 JP H0448260 Y2 JPH0448260 Y2 JP H0448260Y2 JP 1987099665 U JP1987099665 U JP 1987099665U JP 9966587 U JP9966587 U JP 9966587U JP H0448260 Y2 JPH0448260 Y2 JP H0448260Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、出隅の目地構造に関し、詳しくは施
工性を高めながら外観も高めようとする技術に関
する。
[背景技術] 従来、出隅の目地構造は第5図に示すように、
柱5のような基材4の略直角となつたコーナ部の
両辺に外装板1,1を張設し、両外装板1,1の
端面1a,1a間にコーキング剤bを充填し、こ
のコーキング剤bの乾燥を待つて施工が完了され
るのであるが、このような湿式施工では手数を要
するとともに仕上がり精度にばらつきが生じ、加
えて外装板1の端面1aは外装板1の表面に対し
て直角に形成され、このように端面1aが直角に
なされたものにおいては、第5図のように、その
端面1a,1a間の開き角度も直角になつてい
て、このように直角に開く端面1a,1a間にコ
ーキング剤bを充填するのに、目地の巾が大きく
なり、つまり湿式にて仕上がり精度を出し難い目
地巾が増し、この点においても外観が低下しやす
いという問題があつた。
[考案の目的] 本考案はこのような問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、施工性を向上
させながら外観を大巾に高めることができる出隅
の目地構造を提供することにある。
[考案の開示] 本考案の出隅の目地構造は、略直角となつた出
隅のコーナ部の両辺に張設される外装板1,1の
コーナ部側の端面1aに外装板1の表面側程外側
方に突出する傾斜面2を形成し、両外装板1,1
の傾斜面2,2をコーナ部において略平行に対向
させるとともにこれら傾斜面2,2間に目地材1
5を挿合し、目地材15を覆うとともに傾斜面
2,2間の隙間を閉塞するように目地材15に目
地カバー16を取着し、目地材15より突設され
た連結用突条12を目地カバー16に凹設された
連結用凹溝24に連結固定して成ることを特徴と
するものであり、このように構成することによつ
て、上記目的を達成したものである。つまり、外
装板1のコーナ部側の端面1aに表面側程外側方
に突出する傾斜面2を形成し、両外装板1,1の
傾斜面2,2をコーナ部において略平行に対向さ
せるとともにこれら傾斜面2,2間に乾式目地材
3を挿合することによつて、平行となつた傾斜面
2,2間に乾式目地材3を挿合することで、乾式
施工にでき、しかも略平行となる傾斜面2,2間
に乾式目地材3を挿合する故、その挿合作業も用
意に行え、施工性を大巾に高めることができ、加
えて外装板1のコーナ部側の端面に表面側程外側
方に突出する傾斜面2を形成し、両外装板1,1
の傾斜面2,2をコーナ部において略平行に対向
させる故、目地の巾を従来のものに比べて小に抑
えることができ、乾式にて仕上がり精度を向上さ
せることができる目地の巾を小として外観を大巾
に向上するようにしたものである。
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
家屋の外壁コーナ部としての出隅に立設された
基材4としての柱5の略直角となつたコーナ部の
両辺に外装板1,1を例えば金属板のような裏打
材6を介して釘のような取付具7で取付けてあ
る。例えばコンクリート系の外装板1のコーナ部
側の端面に外装板1の表面側程外側方に突出する
傾斜面2を略45°に形成してある。これらコーナ
部において使用されるコーナ用の外装板1,1は
略直角に配設されて、その裏面に金属板のような
裏打材6が取付けられている。しかして両外装板
1,1の両傾斜面2,2はコーナ部において略平
行に対向させられている。このような裏打材6を
柱5に当接させて取付けて、家屋の出隅の外装施
工を行い、そして傾斜面2,2間に乾式目地材3
を挿合するのである。
乾式目地材3は目地材15と目地カバー16と
から構成されている。目地材15は断面U字状を
した目地材本体13の両側面に弾性発泡体14を
設けたものである。目地材本体13は軟質合成樹
脂により形成されており、前面中央には嵌合溝1
1が形成されており、嵌合溝11の中央には連結
用突条12が突設されている。嵌合溝11の両側
壁を構成する軟質側片22は比較的薄い均一な厚
みに形成されていて容易に変形するものであり、
両軟質側片22の外側面には弾性発泡体14が設
けられている。弾性発泡体14としては独立気泡
の発泡プラスチツクなどでよいが、合成ゴム
EDPMの混和物を発泡させたもの[例えば、ニ
ツトーエプトシーラー(日東電気工業株式会社)]
が最適である。なお、この合成ゴムEDPMの混
和物を発泡させたものは、耐候性、耐寒耐熱及び
耐薬品性に優れ、容易に圧縮されて水密性が良好
であるという特徴を有している。更に、弾性発泡
体14の両外側面には粘着剤23が塗布されてい
る(粘着剤23の上には使用されるまでは離型紙
が貼られている。)一方、ひれ状をした軟質の目
地カバー16の裏面中央には両側面が膨らんだ断
面ナス状の嵌合体17が一体に設けられている。
嵌合体17は軟質合成樹脂製であり、その巾は嵌
合溝11の(自然状態の)溝巾よりも大きくなつ
ており、嵌合体17の背面には前記連結用突条1
2とかみ合う連結用凹溝24が形成されている。
しかして、柱5に裏打材6を当接して外装板
1,1を取付け、外装板1,1間の傾斜面2,2
間に目地材15のみを挿入する。目地材15の挿
入を終えた後、目地材5の嵌合溝11内に嵌合体
17を圧入すると共に連結用突条12と連結用凹
溝24とを連結させて抜け止めし、目地カバー1
6が目地材15外れないようにする。こうして、
嵌合体17が嵌合溝11内に圧入されると、嵌合
体17が嵌合溝11の巾よりも広いので、軟質側
片2が外に押されて変形させられ、軟質側片22
が弾性発泡体4を圧縮する。弾性発泡体4が圧縮
されると、圧縮された弾性発泡体14が外装板
1,1の端面1a,1aに圧接されるとともに粘
着剤23が外装板1の端面1aに装着され、外装
板1,1間の目地の水密性が確保される。また、
目地材15に取付けられた目地カバー16はその
両側縁は外装板1,1の端面1a,1aに弾接
し、目地材15を覆い隠して目地を美しく仕上げ
る。
第3図は他の実施例を示していて、外装板1の
表面側に表面に対して略直角となるカツト面25
を形成したものである。
尚、実施例においては外装板1の裏面に裏打材
6を施したが、この裏打材6はなくてもよい。
又、第4図に示すように、目地カバー16側に連
結用突条12を形成し、目地材15側に連結用凹
溝24を形成してもよいものであり、このように
乾式目地材3の構成は種々設計変更可能である。
[考案の効果] 以上要するに本考案は、外装板のコーナ部側の
端面に表面側程外側方に突出する傾斜面を形成
し、両外装板の傾斜面をコーナ部において略平行
に対向させるとともにこれら傾斜面間に目地材を
挿合し、目地材を覆うとともに傾斜面間の隙間を
閉塞するように目地材に目地カバーを取着し、目
地材より突設された連結用突条を目地カバーに凹
設された連結用凹溝に連結固定するから、平行と
なつた傾斜面間に目地材と目地カバーとで構成さ
れる乾式目地材を挿合することで、乾式施工にで
き、しかも略平行となる傾斜面間に乾式目地材を
挿合する故、その挿合作業も容易に行え、施工性
を大巾に高めることができ、加えて外装板のコー
ナ部側の端面に表面側程外側方に突出する傾斜面
を形成し、両外装板の傾斜面をコーナ部において
略平行に対向させる故、目地の巾を従来のものに
比べて小に抑えることができ、乾式にて仕上がり
精度を向上させることができる目地の巾を小とし
て外観を大巾に向上させることができるという利
点がある。また、傾斜面間に挿合された目地板の
連結用突条に目地カバーの連結用凹溝を差し込む
ことで傾斜面間の隙間を閉塞する目地カバーの取
付けを行なうことができ、目地カバーを目地板に
差し込むだけの簡単な作業によつて、目地部の仕
舞いを乾式工法としながら手間取ることなく簡易
に行なうことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は
同上の分解断面図、第3図は同上の他の実施例の
部分断面図、第4図は更に他の実施例の断面図、
第5図は従来例の断面図であり、1は外装板、2
は傾斜面、12は連結用突条、15は目地材、1
6は目地カバー、24は連結用凹溝である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略直角となつた出隅のコーナ部の両辺に張設さ
    れる外装板のコーナ部側の端面に外装板の表面側
    程外側方に突出する傾斜面を形成し、両外装板の
    傾斜面をコーナ部において略平行に対向させると
    ともにこれら傾斜面間に目地材を挿合し、目地材
    を覆うとともに傾斜面間の隙間を閉塞するように
    目地材に目地カバーを取着し、目地材より突設さ
    れた連結用突条を目地カバーに凹設された連結用
    凹溝に連結固定して成る出隅の目地構造。
JP1987099665U 1987-06-29 1987-06-29 Expired JPH0448260Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987099665U JPH0448260Y2 (ja) 1987-06-29 1987-06-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987099665U JPH0448260Y2 (ja) 1987-06-29 1987-06-29

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JPS644746U JPS644746U (ja) 1989-01-12
JPH0448260Y2 true JPH0448260Y2 (ja) 1992-11-13

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ID=31327036

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JP1987099665U Expired JPH0448260Y2 (ja) 1987-06-29 1987-06-29

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6272843A (ja) * 1985-09-27 1987-04-03 昭和電工建材株式会社 突きあわせ隅角部の水密工法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6272843A (ja) * 1985-09-27 1987-04-03 昭和電工建材株式会社 突きあわせ隅角部の水密工法

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Publication number Publication date
JPS644746U (ja) 1989-01-12

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