JPH044810B2 - - Google Patents

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JPH044810B2
JPH044810B2 JP60152787A JP15278785A JPH044810B2 JP H044810 B2 JPH044810 B2 JP H044810B2 JP 60152787 A JP60152787 A JP 60152787A JP 15278785 A JP15278785 A JP 15278785A JP H044810 B2 JPH044810 B2 JP H044810B2
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JP
Japan
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cable
piece
present
fireproof
sheet
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JP60152787A
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はケーブルの防火構造に関し、特にケー
ブル就中予め所定位置に設置された電力ケーブル
の延焼防止に極めて好適な防火構造に関する。
〔従来の技術〕
ケーブル就中電力ケーブルは通常所謂はしご状
のケーブル支持装置を用いて所定の箇所に設置さ
れるのが普通である。そしてケーブル就中電力ケ
ーブルは、これが所定の配置で施設された後に、
火災が生じた場合のためにこのケーブルの延焼を
防止する対策が採られる。このための代表的な方
法の一つに延焼防止テープを予め設置されたケー
ブルの表面に捲回する方法がある。この方法に於
いては巻きあげられた長尺物の延焼防止テープを
用いて順次連続的にケーブルに巻きつける手段が
採用されている。
而してこのような状態で延焼防止テープをケー
ブルに巻きつけるに際しては、ケーブルを下から
支えている受け台からケーブルをもち上げてその
下を予めリング状に巻かれているテープを通しつ
つ巻きつける必要があり、かなりの高さまでケー
ブルを持ち上げざるを得ず、極めて手数と時間が
かかり、その作業性は極めて悪い。
またこの種ケーブルの防火対策にはこの作業性
の他に、防災性能が優れていること、並びに電流
容量を出来るだけ低下せしめないことという2つ
の要件を具備することが必要である。
現在上記2つの要件を満足し、且つ作業性に優
れた防火手段がなく、この開発が強く要望されて
いる。
〔発明の目的並びに概要〕
本発明は従来のケーブル就中電力ケーブルの防
火対策に於ける難点を解消し、防災性能に優れ、
電流容量を出来るだけ低下せしめずに、しかもな
お極めて作業性の優れたケーブル就中電力ケーブ
ルの防火構造を開発すべく、研究を続けて来た
が、遂に所期の目的を達成出来る優れた手段の開
発に成功し、ここに本発明を完成するに至つた。
即ち本発明は、 (イ) ケーブル表面が、少なくとも2個以上の発泡
防火性ピースで、非オーバーラツプ部分の厚み
が1.8〜4mmとなるように被覆されており、 (ロ) 上記ピースの夫々は、ケーブル表面に縦沿え
で形成されていると共に、 (ハ) ピースのケーブルの長手方向の両端はお互い
にオーバーラツプした状態で縦続して形成さ
れ、 (ニ) 上記(ハ)のオーバーラツプ部分は固締用締具で
固締されており、且つ (ホ) 上記(ロ)のピースは発泡防火性組成物から調製
された、その固有熱抵抗値が600℃cm/W以下
のシートの1枚または2枚以上から成ることを
特徴とする防火構造 に係わるものである。
〔発明の構成並びに作用〕
本発明の防火構造は基本的には次の構成を有す
る。即ち (i) 発泡防火性組成物から調製されたシートから
成る発泡防火性ピースを使用すること。
(ii) 上記シートは固有熱抵抗値が特に600℃・
cm/W以下のものであること。但しこの際の固
有熱抵抗値は次の方法で測定した値である。即
ち先ずJIS−A−1412で熱伝導率を測定し、こ
の値から通常の換算方法に従つて固有熱抵抗値
を算出したものである。
(iii) 上記ピースがその非オーバーラツプ部分の厚
みが1.8〜4mmとなるようにでケーブルの表面
に次の様な状態で積層されていること。
(A) 各ピースは第2図に示されるように縦沿え
で形成されていること、及び (B) 第1図に示す通り、上記縦沿えで形成され
た各ピースはピースのケーブルの長手方向の
両端がお互いにオーバーラツプした状態で縦
続して形成され、 (iv) そのオーバーラツプ部分が固定用締具4,
4′………で固締されていることである。
尚本発明に於いてピースをケーブル上に縦沿え
で形成するとは、第2図に示す様にケーブルの長
さ方向6に沿つて、ピース7を矢印の方向8に巻
き、次いでケーブルの長さ方向に順次これを繰返
し行つていく方法である。
本発明に於いてピースを構成する上記(ii)で示す
シートは、特に発泡防火性組成物から調製された
ものを使用する。この際の発泡防火性組成物とし
ては火災発生時の熱により発泡して防火する性質
を有する発泡性物質を含有した組成物が好まし
い。具体例としてたとえばベンタエリスリトール
の如き多価アルコール、メラミン好ましくは100
メツシユ通過の微細なメラミンの如き発泡剤、ポ
リリン酸アンモンの如き難燃性脱水剤及びハロゲ
ンを25〜50%程度含有するハロゲン含有ポリマー
を主成分として成る組成物や膨張性無機物質たと
えば黒鉛、ひる石等を高分子物質に配合した組成
物等を例示出来る。
本発明に於いてはこのような発泡防火性組成物
から調製されたシートを防火性ピースの構成要素
として用いるので、防災性能が優れ、特に自己融
着性のシートを使用した場合にはその自己融着性
により強固にケーブル上に防火層が形成されるた
めに益々防災性能が向上する作用を有する。
またシートを上記特定の固有熱抵抗値とするこ
とにより、電流容量低下を最少限度に抑えること
が出来、実質上全く問題とならない程度の低下と
することが出来る。元来ケーブルに防火テープを
捲回すると電流容量は低下する傾向がある。これ
はケーブルとテープとのあいだに空気層が形成さ
れることがその要因の一つとなつていると言われ
ているが、本発明に於いては特に上記の如きシー
トを用いること、及びこのシートから調製され
て、ピースを上記(iii)の如き方法により処理するこ
とと相俟つて、たとえ若干空気層が存在していて
も電流容量の低下を実質的に支障の無い範囲内で
とどめることが出来る。
本発明に於いては、上記シートから成る防火性
ピースを、非オーバーラツプ部分の厚みが1.8〜
4mmになる様に、ケーブル表面に縦沿えで順次積
層する。このように積層することにより、優れた
防災性能を賦与出来ると共に、電流容量の低下を
実質的に支障の無い程度の低下におさえることが
出来る。この際特に本発明に於いては該ピースと
しては、シートを1枚または2枚以上重ねて上記
の厚さとしても良いが、1枚により形成するのが
好ましい。また本発明に於いてはこの際のピース
として第3図に示す様なピースもまた好ましいも
のである。この第3図のピースに於いては発泡防
火性組成物から調製されたシート9並びに10が
2層予め積層され、その上面に粘着層11通常塩
化ビニル製粘着テープが一部余白を残して形成さ
れた構造となつている。そしてこれ等シート9及
び10は自己融着性を有するものが使用されその
表面並びに裏面に融着防止用のセパレーター1
2,12通常ポリエチレンやポリプロピレンフイ
ルムが積層されている。
次いで、本発明に於いてはこのピースは第1図
に示す通り、ケーブルの長手方向の両端部がオー
バーラツプした状態で縦続して形成されている。
この際第1図に示す通りピースの端部が順次たが
い違いに下面と上面に来るように形成されるのが
好ましいが、これに限定されるものではない。
次いで本発明に於いては第1図に示した如くそ
のオーバーラツプ部分を固定用締具で固締する。
この際使用する固定用締具としては、シートを締
めつけて固定出来るものであれば広く各種のもの
が使用出来るが、特に好ましいものとして、バ
ネ、ハリガネ、ナイロンその他合成樹脂製ベルト
またはひも、各種織布または不織布等を例示する
ことが出来る。この締具での締めつけはオーバー
ラツプ部ばかりでなく、その中間に於いて1箇所
乃至数箇所、特に好ましくは1乃至2箇所程度行
つても良い。
このようにオーバーラツプさせ、且つ締具で締
めつけることにより、優れた防災性能を賦与出来
ると共に、従来のテープ巻き方法に比して極めて
簡単な方法で作業が出来るに至るものである。
上記で示した通り、極めて簡単且つ容易な作業
によつて、優れた防災性能を有し、且つ電流容量
の実質的に低下の殆んど無い防火対策を、ケーブ
ル就中予め施設された電力ケーブルに賦与出来る
のである。
本発明に於いては、特に上記防火構造に於いて
第3図で示す様な構造のピースを用いることが極
めて好ましい。この第3図のピースは上記で若干
説明した通り発泡防火組成物より調製された防火
シート9,10を2層予め積層し、その上に更に
一部余白を残して粘着層11が積層されているも
のである。そして特に防火シート9,10として
は自己融着性を有するシートを使用することが好
ましく、たとえば前記で示したペンタエリスリト
ール等を主成分とする組成物から調製したものが
好ましい。また粘着層11としてはたとえばポリ
塩化ビニール製の粘着製テープが好ましい。これ
等9,10は自己融着性を有するので、セパレー
ター12,12をその表裏両面に設けることが好
ましい。
この第3図に示すピースを用いて本発明の防火
構造を形成するに際しては、第4図に示す様にピ
ースを縦沿えでケーブル15に巻き、シート10
上の粘着層11が予め積層されていない余白部分
13が、粘着層11部分と重なり合うように積層
する。そしてその端部を14上を、更に粘着性テ
ープを貼りつけることが好ましい。かくしてケー
ブル上に積層されたシートの表面はすべて粘着層
11で被覆された状態となる。そして各ピースは
その両端部がまたオーバーラツプした状態で継続
して形成され、このオーバーラツプ部分が固締用
締具で固締される。
〔発明の効果〕
本発明の防火構造を採用することにより、大量
の洞道内ケーブル就中電力ケーブルの防災を初め
て実現可能となすことが出来、その効果ははかり
知れない程大きなものである。
そしてこの優れた防火構造を形成する際に第3
図に示す様な特定のピースを用いることにより、
極めて容易且つ簡単にこれを行うことが出来る大
きな効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明防火構造を形成する際の工法の
一例を示す図面であり、第2図は本発明で採用す
る縦沿え工法を説明するための図面である。また
第3図は本発明に於いて使用するピースの一例を
示す図面を、第4図はこの第3図のピースを用い
た工法を示す図面である。 1,1′……ピース、2……ケーブル、3……
ピースの端部、4……固定用締具、5……ケーブ
ル、6……その長さ方向、7……ピース、8……
長さ方向、9……シート、10……シート、11
……粘着層、12,12……セパレーター、13
……余白部分、14……その端部、15……ケー
ブル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ) ケーブル表面が、少なくとも2個以上の
    発泡防火性ピースで、非オーバーラツプ部分の
    厚みが1.8〜4mmとなるように被覆されており、 (ロ) 上記ピースの夫々は、ケーブル表面に縦沿え
    で形成されていると共に、 (ハ) ピースのケーブルの長手方向の両端はお互い
    にオーバーラツプした状態で継続して形成さ
    れ、 (ニ) 上記(ハ)のオーバーラツプ部分は固締用締具で
    固締されており、且つ (ホ) 上記(ロ)のピースは発泡防火性組成物から調製
    された、その固有熱抵抗値が600℃cm/W以下
    のシートの1枚または2枚以上から成ることを
    特徴とする防火構造。
JP60152787A 1985-07-10 1985-07-10 防火構造 Granted JPS6216010A (ja)

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JP60152787A JPS6216010A (ja) 1985-07-10 1985-07-10 防火構造

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JP60152787A JPS6216010A (ja) 1985-07-10 1985-07-10 防火構造

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Publication Number Publication Date
JPS6216010A JPS6216010A (ja) 1987-01-24
JPH044810B2 true JPH044810B2 (ja) 1992-01-29

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ID=15548136

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JP60152787A Granted JPS6216010A (ja) 1985-07-10 1985-07-10 防火構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS631316A (ja) * 1986-06-18 1988-01-06 三菱電線工業株式会社 ケ−ブルの延焼防止方法並びにこれに使用する防火シ−ト

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5932179U (ja) * 1982-08-25 1984-02-28 財団法人施設農業生産技術協会 風車用翼体
JPS6032204A (ja) * 1983-07-30 1985-02-19 タツタ電線株式会社 塩化ビニル被覆可撓電線管の補強方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5932179U (ja) * 1982-08-25 1984-02-28 財団法人施設農業生産技術協会 風車用翼体
JPS6032204A (ja) * 1983-07-30 1985-02-19 タツタ電線株式会社 塩化ビニル被覆可撓電線管の補強方法

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JPS6216010A (ja) 1987-01-24

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