JPH0448069Y2 - - Google Patents

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JPH0448069Y2
JPH0448069Y2 JP1986142810U JP14281086U JPH0448069Y2 JP H0448069 Y2 JPH0448069 Y2 JP H0448069Y2 JP 1986142810 U JP1986142810 U JP 1986142810U JP 14281086 U JP14281086 U JP 14281086U JP H0448069 Y2 JPH0448069 Y2 JP H0448069Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、空気調和機を遠隔制御するリモー
トコントローラ(以下、単に「リモコン」とい
う)の操作部に使用される空気調和機のリモート
コントローラのメンブレンスイツチに関するもの
である。
[従来の技術] 第4図は、例えば、日本メクトロン株式会社製
メンブレンスイツチのカタログ(Cat.No.610−
3−84)に示された従来のメンブレンスイツチを
示す概略構成図である。この第4図において、1
は化粧板で、操作部2が他と区別できるように色
分けされている。3aは第1のスペーサ、3bは
第2のスペーサで、操作部2と上部接点シート
4、下部接点シート5が指等で押されたとき接点
部6で接触できるように穴7a,7bが形成され
ている。
また、上部接点シート4と下部接点シート5
は、第5図に示すようなパターン8が印刷され、
折り曲げ部9で連結され、折り曲げ可能となつて
いる。
10はリード部で、補強保護シート11によつ
てパターン8が保護及び補強されている。
さらに、この補強保護シート11は、スペーサ
3bの斜線部12に接着されている。
端子接合部13はコネクタなどに接続されるも
ので、補強板14で補強されている。各構成要素
間は、粘着剤により接着され、補強板15と接着
される。
次に、この従来のメンブレンスイツチの動作に
ついて説明する。
化粧板1の操作部2が押されると、操作部2が
第1のスペーサ3aの穴7aを通して上部接点シ
ート4を押し、さらに、第2のスペーサ3bの穴
7bを通して下部接点シート5上の接点部6に接
触し、電気的に導通状態となる。結果的に、端子
接合部13からの信号をスイツチングすることに
なる。
[考案が解決しようとする問題点] 従来のメンブレンスイツチはこのように構成さ
れているので、第6図に示すような上部接点シー
ト4と下部接点シート5との間に、空気層(隙
間)16a,16bを形成する。
ここで、このメンブレンスイツチを第7図に示
すような空気調和機のリモートコントローラの操
作パネルとして使用する場合がある。
第7図において、19aはリモコンボツクスの
上箱、19bはその下箱であり、リード部10を
穴19cより挿入して、リード部10の端子接合
部13をリモコンボツクス内のプリント基板17
上のコネクタ18に差し込んで、リモコンボツク
スの貼り合わせ部19dと接着している。
この場合、リモコンボツクスとメンブレンスイ
ツチの隙間から上記空気層16a,16bに静電
気が放電され、その放電がパターン8を経由して
リモコンボツクス内の制御回路を破壊する危険性
があるという問題点があつた。
この考案は、かかる問題を解決するためになさ
れたもので、静電気による放電が発生し難くした
空気調和機のリモートコントローラのメンブレン
スイツチを得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この考案に係る空気調和機のリモートコントロ
ーラのメンブレンスイツチは、上部接点シートと
下部接点シートのパターンを導出する両リード部
の側部に形成した折り曲げ部と、前記第1のスペ
ーサにおける前記上部接点シート及び下部接点シ
ートのパターンを導出する両リード部側に介在さ
れるように突出させて形成した張出部とを有し、
前記両リード部をリモコンボツクスの上箱から内
部に挿通させたとき、前記折り曲げ部及び張出部
がリモコンボツクスの内部に収納されるようにし
たものである。
[作用] この考案においては、折り曲げ部を折り曲げて
両リード部間に保護シートを介在させるとともに
両接点シート間にスペーサを介在させて、リード
部とスペーサと上部接点シート間の隙間、及びス
ペーサと上部接点シートと下部接点シート間の折
り曲げ部間の隙間をリモコン操作面から離して、
前記両リード部をリモコンボツクスの上箱から内
部に挿通させ、前記折り曲げ部及び張出部がリモ
コンボツクスの内部に収容されるようにし、リモ
コンボツクスとメンブレンスイツチの隙間から静
電気が放電され難くする。
[実施例] 以下、この考案の空気調和機のリモートコント
ローラのメンブレンスイツチの実施例を図を用い
て説明する。
第1図はその一実施例の構成を示す分解斜視図
である。なお、図において、従来と同一部分は同
一符号を付して説明を省略する。
第1図の上部接点シート20aと下部接点シー
ト20bには第2図に示すようなパターン21が
印刷され、それぞれ接点部6と接続している。こ
の上部接点シート20aのパターン21は端子接
合部13に導出され、下部接点シート20bのパ
ターンは折り曲げ部22で折り曲げられている。
この折り曲げ部分22が、リード部10にくるよ
うにパターン21が設計されている。
また、第2のスペーサ23は下部接点シート2
0bのリード部24と同じ幅で、従来のスペーサ
3bを伸ばした張出部23aを有するものであ
る。
保護シート25は、リード部10,24と折り
曲げ部22のパターン21を保護するものであ
り、リード部10,24内で貼り合わせるような
形状になつている。この保護シート25によつ
て、第2のスペーサ23の張出部23aを挟み込
むように接着させ、上部接点シート20a、下部
接点シート20bと貼り合わせる。
なお、第1図の化粧板1、操作部2、第1のス
ペーサ3a及び第2のスペーサ23、その穴7
a,7b、補強板14,15は従来と同様であ
る。
メンブレンスイツチの全体パターンを第2図の
ように構成することにより、上部接点シート20
a及び下部接点シート20bをリモコンボツクス
の上箱19aと下箱19b内に組み込むと、上部
接点シート20aと下部接点シート20bの折り
曲げ部22との間に生じる隙間が上箱19a及び
下箱19bからなるリモコンボツクスの内部に入
ることになる。第3図の19cは穴である。
また、従来スペーサ3aとリード部10,24
の補強板11と上部接点シート20a間にできて
外部に出ていた隙間16bも同様に内部に入るこ
とになる。
なお、メンブレンスイツチとしての動作は、従
来のものと同じである。
また、従来例における上部接点シート4と下部
接点シート5の折り曲げ部9とスペーサ3bの間
に生じる隙間16aを、上記実施例では第2図に
示すように、パターンを改良し、リード部10,
24に折り曲げ部22を作ることで、リモコンボ
ツクス内に、隙間16a,16bを入れ、メンブ
レンスイツチとリモコンボツクスの隙間から静電
気が放電しない構成にしたものである。
このように、上記実施例のリモートコントロー
ラのメンブレンスイツチにおいては、各接点部6
及び前記各接点部6に接続されるパターン21を
有し、一体に形成された上部接点シート20a及
び下部接点シート20bと、前記上部接点シート
20aと下部接点シート20b間に介在させ、前
記接点部6に対応する位置に穴7aを設けた第1
のスペーサ3aと、前記上部接点シート20a及
び下部接点シート20bのパターン21を導出す
る両リード部10,24間に介在させた両リード
部10,24を保護する保護シート25と、前記
上部接点シート20a上に配設した前記上部接点
シート20aの接点部6に対応する位置に穴7b
を設けた第2のスペーサ23と、前記第2のスペ
ーサ23の穴7bに対応する位置に形成した操作
部2を有する化粧板1と、前記化粧板1をその上
箱19aから露出するように装着した上箱19a
及び下箱19bからなるリモコンボツクスとを具
備し、前記上部接点シート20a及び下部接点シ
ート20bのパターン21を導出する両リード部
10,24は、前記両リード部10,24の側部
に形成した折り曲げ部22と、前記第1のスペー
サ3aは前記上部接点シート20a及び下部接点
シート20bのパターン21を導出する両リード
部10,24側に介在されるように突出させて形
成した張出部23aとを有し、前記両リード部1
0,24をリモコンボツクスの上箱19aから内
部に挿通させたとき、前記折り曲げ部22及び張
出部23aがリモコンボツクスの内部に収容され
るようにしてなる。
リモコンボツクスの内部にコネクタ18及びリ
ード部10,24の折り曲げ部22を収納したの
で、コネクタ18及びリード部10,24の折り
曲げ部22に埃やごみが付着し難く、静電気が放
電し難くなる。
特に、折り曲げ部22は隙間16bの間隔を拡
げる方向に作用する。当然ながら、両リード部1
0,24を保護する保護シート25の耐電圧及び
沿面放電の生じ難い樹脂、ゴム等の材料とするこ
ともできる。
[考案の効果] 以上説明したとおり、この考案の空気調和機の
リモートコントローラのメンブレンスイツチは、
リモコンボツクスの内部にコネクタ及びリードの
折り曲げ部を収納したので、コネクタ及びリード
の折り曲げ部に埃やごみが付着し難く、静電気が
放電し難くなり、リモコン自体、静電気に対する
耐力が強くなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の空気調和機のリモートコン
トローラのメンブレンスイツチの一実施例の構成
を示す分解斜視図、第2図は同上メンブレンスイ
ツチにおけるパターン図及び保護シートの概略
図、第3図は同上メンブレンスイツチをリモコン
ボツクスに組み込んだ状態を示す断面図、第4図
は従来の空気調和機のリモートコントローラのメ
ンブレンスイツチの概略を示す斜視構成図、第5
図は従来のメンブレンスイツチのパターン図、第
6図は従来のメンブレンスイツチの断面図、第7
図は従来メンブレンスイツチを空気調和機のリモ
コンボツクスに組み込む状態を示す分解斜視図で
ある。 図において、1……化粧板、2……操作部、3
a……第1のスペーサ、6……接点部、7a,7
b……穴、10,24……リード部、14,15
……補強板、16……隙間、19a……リモコン
ボツクスの上箱、19b……リモコンボツクスの
下箱、20a……上部接点シート、20b……下
部接点シート、21……パターン、22……折り
曲げ部、23……第2のスペーサ、23a……張
出部、25……保護シート。なお、図中同一部分
は同一または相当部分を示すものである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 操作部の接点部にそれぞれ接続されるパターン
    を有する上部接点シートと下部接点シートの前記
    パターンを導出する両リード部の境界部分を折り
    曲げ、両上部接点シートと下部接点シート間に前
    記接点部に対応する位置に穴を有する第1のスペ
    ーサを介在させ、前記上部接点シート上に前記接
    点部に対応する位置に穴を有する第2のスペーサ
    を介して化粧板を当接させ、前記両接点シートと
    スペーサなどを一体にした構成を備えた空気調和
    機のリモートコントローラのメンブレンスイツチ
    において、 前記一体に構成した操作部を表面に露出させて
    組込むと共に、リード接続部を箱体の内部に挿入
    する穴部を設けたリモコンボツクスと、このリモ
    コンボツクスの内部に収納され接続されるコネク
    タの近傍に配置された前記リード接続部の前記上
    部接点シートと下部接点シートのパターンリード
    を接続する折り曲げ部と、上部パターンリード部
    間に介在し、リード部表面に隙間がないようにこ
    の両リード部表面に貼り合わせて保護する保護シ
    ートとを備えたことを特徴とする空気調和機のリ
    モートコントローラのメンブレンスイツチ。
JP1986142810U 1986-09-18 1986-09-18 Expired JPH0448069Y2 (ja)

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JP2529058Y2 (ja) * 1988-08-22 1997-03-12 株式会社 ガスター 給湯器用リモートコントローラの設置構造
JP2515307Y2 (ja) * 1990-02-05 1996-10-30 大日本印刷株式会社 ディスクカートリッジ
WO2004105065A1 (ja) 2003-05-20 2004-12-02 Fujikura Ltd. 着座検出スイッチ

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JPS6193949U (ja) * 1984-11-24 1986-06-17

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